JPH06192575A - 噴射剤組成物 - Google Patents
噴射剤組成物Info
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- JPH06192575A JPH06192575A JP35965792A JP35965792A JPH06192575A JP H06192575 A JPH06192575 A JP H06192575A JP 35965792 A JP35965792 A JP 35965792A JP 35965792 A JP35965792 A JP 35965792A JP H06192575 A JPH06192575 A JP H06192575A
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- Japan
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- propellant composition
- dimethyl ether
- organopolysiloxane
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Abstract
(57)【要約】
【構成】下記式のオルガノポリシロキサン、ジメチルエ
ーテルおよび炭酸ガスを耐圧容器に充填した噴射剤組成
物（特に艶出し剤）。 （式中、Ｒ＝Ｈ，炭化水素基，有機反応基，無機反応
基，親水性基、ｎ＝１０〜１００００） 【効果】基材表面に拡がりやすく、撥水性、耐熱性、難
燃性、安全性、艶出し効果、耐久性、耐候性に優れ、離
型剤、撥水剤、艶出し剤として有用である。
ーテルおよび炭酸ガスを耐圧容器に充填した噴射剤組成
物（特に艶出し剤）。 （式中、Ｒ＝Ｈ，炭化水素基，有機反応基，無機反応
基，親水性基、ｎ＝１０〜１００００） 【効果】基材表面に拡がりやすく、撥水性、耐熱性、難
燃性、安全性、艶出し効果、耐久性、耐候性に優れ、離
型剤、撥水剤、艶出し剤として有用である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は噴射剤組成物に関し、詳
しくはオルガノポリシロキサン、ジメチルエーテルおよ
び炭酸ガスからなる、艶出し剤として特に好適な噴射剤
組成物に関する。
しくはオルガノポリシロキサン、ジメチルエーテルおよ
び炭酸ガスからなる、艶出し剤として特に好適な噴射剤
組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、非エマルジョンタイプのオルガ
ノポリシロキサンのスプレーとしては、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、アルコール等の可燃性の炭化水素系溶
剤もしくは１，１，１−トリフロロエタン、塩化メチレ
ン等のハロゲン化炭化水素系溶剤にオルガノポリシロキ
サンを希釈し、噴射成分として、フロンガス、ＬＰＧ等
が使用されてきた。しかしながらフロンガスはオゾン層
破壊などの世界規模の環境問題からその使用が限定され
ており、これまで安全性、断熱性が認められ大量に使用
してきた当業界においては大きく技術の変換が求められ
ていた。また、ＬＰＧはその可燃性から用途が限定され
ている。
ノポリシロキサンのスプレーとしては、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、アルコール等の可燃性の炭化水素系溶
剤もしくは１，１，１−トリフロロエタン、塩化メチレ
ン等のハロゲン化炭化水素系溶剤にオルガノポリシロキ
サンを希釈し、噴射成分として、フロンガス、ＬＰＧ等
が使用されてきた。しかしながらフロンガスはオゾン層
破壊などの世界規模の環境問題からその使用が限定され
ており、これまで安全性、断熱性が認められ大量に使用
してきた当業界においては大きく技術の変換が求められ
ていた。また、ＬＰＧはその可燃性から用途が限定され
ている。
【０００３】一方、エマルジョンタイプのオルガノポリ
シロキサンのスプレーとしては、水、界面活性剤、オル
ガノポリシロキサン等からなるエマルジョンを主成分と
し、ジメチルエーテルおよび／またはＬＰＧもしくはフ
ロンガス等が噴射成分として使用されてきた。この中で
ジメチルエーテルに関しては、やはり可燃性の問題があ
るもののエマルジョン中の水を溶解するため、これ自身
の引火点が高くなり危険性がかなり低くなる。また、Ｌ
ＰＧやフロンガスは上述のような問題があるが、ＬＰＧ
は水を溶解しないもののジメチルエーテルと同様に危険
性が低くなるため、近年多く使用されている。しかしな
がら、その主成分であるオルガノポリシロキサンのエマ
ルジョンを用意する場合、オルガノポリシロキサン自身
は極性が極めて低く、水とは混ざり合わないため、これ
を乳化する場合、大量の界面活性剤を必要とする。とこ
ろが、このスプレーを艶出し剤として使用した場合、成
分中の界面活性剤のために艶出し効果が不十分となった
り、水で洗い流され易いために耐久性・耐候性が劣るな
どの問題があった。
シロキサンのスプレーとしては、水、界面活性剤、オル
ガノポリシロキサン等からなるエマルジョンを主成分と
し、ジメチルエーテルおよび／またはＬＰＧもしくはフ
ロンガス等が噴射成分として使用されてきた。この中で
ジメチルエーテルに関しては、やはり可燃性の問題があ
るもののエマルジョン中の水を溶解するため、これ自身
の引火点が高くなり危険性がかなり低くなる。また、Ｌ
ＰＧやフロンガスは上述のような問題があるが、ＬＰＧ
は水を溶解しないもののジメチルエーテルと同様に危険
性が低くなるため、近年多く使用されている。しかしな
がら、その主成分であるオルガノポリシロキサンのエマ
ルジョンを用意する場合、オルガノポリシロキサン自身
は極性が極めて低く、水とは混ざり合わないため、これ
を乳化する場合、大量の界面活性剤を必要とする。とこ
ろが、このスプレーを艶出し剤として使用した場合、成
分中の界面活性剤のために艶出し効果が不十分となった
り、水で洗い流され易いために耐久性・耐候性が劣るな
どの問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来のオルガノポリシロキサンのスプレーの欠点を解決す
ることを目的とし、特に艶出し剤として用いた場合、艶
出し効果、安全性、耐久性、耐候性に優れた性能を有す
る噴射剤組成物を提供することを課題とする。
来のオルガノポリシロキサンのスプレーの欠点を解決す
ることを目的とし、特に艶出し剤として用いた場合、艶
出し効果、安全性、耐久性、耐候性に優れた性能を有す
る噴射剤組成物を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、オルガノ
ポリシロキサンの噴射剤組成物すなわちスプレーについ
て鋭意研究の結果、特定のオルガノポリシロキサンとジ
メチルエーテルおよび炭酸ガスからなる噴射剤組成物が
優れた性能を有することを見いだし、本発明を完成させ
た。
ポリシロキサンの噴射剤組成物すなわちスプレーについ
て鋭意研究の結果、特定のオルガノポリシロキサンとジ
メチルエーテルおよび炭酸ガスからなる噴射剤組成物が
優れた性能を有することを見いだし、本発明を完成させ
た。
【０００６】すなわち本発明は、一般式 （式中、Ｒは互いに独立して水素原子、１価の炭化水素
基、有機反応基、無機反応基、または親水基から選択さ
れた任意の置換基を表し、ｎは１０〜１００００であ
る）で表されるオルガノポリシロキサンとジメチルエー
テルおよび炭酸ガスを耐圧容器に充填した噴射剤組成物
に関するものである。
基、有機反応基、無機反応基、または親水基から選択さ
れた任意の置換基を表し、ｎは１０〜１００００であ
る）で表されるオルガノポリシロキサンとジメチルエー
テルおよび炭酸ガスを耐圧容器に充填した噴射剤組成物
に関するものである。
【０００７】本発明は特に上述のオルガノポリシロキサ
ンを１００重量、ジメチルエーテルを５０ないし５００
０重量部、２５℃における圧力が２．５〜７０ｋｇ／ｃ
ｍ2Ｇとなるまで炭酸ガスを圧入することにより得られ
る特に優れた性能を有する噴射剤組成物に関する。
ンを１００重量、ジメチルエーテルを５０ないし５００
０重量部、２５℃における圧力が２．５〜７０ｋｇ／ｃ
ｍ2Ｇとなるまで炭酸ガスを圧入することにより得られ
る特に優れた性能を有する噴射剤組成物に関する。
【０００８】特に、艶出し剤に使用することによって、
この噴射剤組成物は優れた性能を発揮し、良好な結果が
得られる。
この噴射剤組成物は優れた性能を発揮し、良好な結果が
得られる。
【０００９】上記式において、Ｒは互いに独立して、水
素原子、１価の炭化水素基（例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシ
ル基、オクタデシル基、エイコシル基、フェニル基、ナ
フチル基、ベンジル基、フェニルエチル基、トリル基、
キシリル基、シクロヘキシル基、デシル基、ドデシル
基、オクタデシル基、ポリカプロラクトン基、トリフロ
ロプロピル基、クロロプロピル基など）、有機反応基
（例えばエポキシ基、アミノ基、水酸基、カルボキシル
基、アシル基、メルカプト基、メタクリロ基、イソシア
ネート基、ウレイド基、ビニル基、アミド基、イミド
基、イミノ基、アルデヒド基、ニトロ基、ニトリル基、
オキシム基、アゾ基、ヒドラゾン基、およびこれらが結
合した炭化水素基など）、無機反応基（例えばトリメト
キシシリルエチル基、トリエトキシシリルエチル基、メ
チルジメトキシシリルエチル基など）、親水性基（例え
ばポリエーテル基、グルコース基、サルフェート塩基、
スルホン酸アンモニウム塩基、カルボン酸塩基など）か
ら選択された任意の置換基であるが、特に１価の炭化水
素基、とりわけメチル基が好ましい。
素原子、１価の炭化水素基（例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシ
ル基、オクタデシル基、エイコシル基、フェニル基、ナ
フチル基、ベンジル基、フェニルエチル基、トリル基、
キシリル基、シクロヘキシル基、デシル基、ドデシル
基、オクタデシル基、ポリカプロラクトン基、トリフロ
ロプロピル基、クロロプロピル基など）、有機反応基
（例えばエポキシ基、アミノ基、水酸基、カルボキシル
基、アシル基、メルカプト基、メタクリロ基、イソシア
ネート基、ウレイド基、ビニル基、アミド基、イミド
基、イミノ基、アルデヒド基、ニトロ基、ニトリル基、
オキシム基、アゾ基、ヒドラゾン基、およびこれらが結
合した炭化水素基など）、無機反応基（例えばトリメト
キシシリルエチル基、トリエトキシシリルエチル基、メ
チルジメトキシシリルエチル基など）、親水性基（例え
ばポリエーテル基、グルコース基、サルフェート塩基、
スルホン酸アンモニウム塩基、カルボン酸塩基など）か
ら選択された任意の置換基であるが、特に１価の炭化水
素基、とりわけメチル基が好ましい。
【００１０】本発明のオルガノポリシロキサンの具体例
としては、以下のものを挙げることができ、とりわけジ
メチルポリシロキサンが好ましいが、もちろんこれらに
限定されるものではない。
としては、以下のものを挙げることができ、とりわけジ
メチルポリシロキサンが好ましいが、もちろんこれらに
限定されるものではない。
【００１１】本発明のオルガノポリシロキサンとして
は、単独で、または２種以上を組み合わせたり、混合し
て使用することはなんら制約をうけない。
は、単独で、または２種以上を組み合わせたり、混合し
て使用することはなんら制約をうけない。
【００１２】シリコーンは艶出し剤として使用された場
合、光沢付与効果に加えて、表面張力が低いことから基
材表面に対し拡がりやすく、ほとんどの有機化合物に対
して非混和性であり、撥水性付与効果、基材表面保護効
果に優れ、耐久性、耐候性向上にも効果を発揮する。ま
た、耐熱性が優れ、化学的・生理的にも不活性なことか
ら、艶出し剤として使用された場合、基材の種類によら
ず非常に有効なものとなる。
合、光沢付与効果に加えて、表面張力が低いことから基
材表面に対し拡がりやすく、ほとんどの有機化合物に対
して非混和性であり、撥水性付与効果、基材表面保護効
果に優れ、耐久性、耐候性向上にも効果を発揮する。ま
た、耐熱性が優れ、化学的・生理的にも不活性なことか
ら、艶出し剤として使用された場合、基材の種類によら
ず非常に有効なものとなる。
【００１３】本発明の噴射剤組成物のジメチルエーテル
は、ジメチルポリシロキサンと完全に相溶し無色透明と
なる。従って、ジメチルポリシロキサンとジメチルエー
テルとの混合物に炭酸ガスを圧入することによって、ジ
メチルポロシロキサンとジメチルエーテルは耐圧容器中
において安定な分散状態となり、均一に噴射することが
可能となる。この噴射の際、ジメチルエーテルに溶解し
ている炭酸ガスがジメチルエーテルの揮発速度を高める
ため、艶出し剤、例えば自動車用ゴムタイヤの艶出し剤
として使用された場合、ジメチルーテルがゴムタイヤの
可塑剤などの成分等を抽出したり、基材表面を劣化させ
ることなく、非常に優れた艶出し塗膜を形成する。さら
に炭酸ガスは不燃性であるため、ジメチルエーテルの燃
焼を抑制することによって、この噴射剤組成物は難燃性
となり、艶出し剤として使用された場合、基材の種類に
よらず有効であり、特に自動車用ゴムタイヤの艶出し剤
として使用された場合、非常に有効なものとなる。これ
らのことはこれまで報告されたことはなく、本発明にお
いて初めて見出されたものである。また、ジメチルポリ
シロキサンを分散させるために、各種溶媒等の分散剤や
界面活性剤は全く不要であり、これら各種溶媒や界面活
性剤による艶出し効果、安全性、耐久性、耐候性等の低
下は完全に消滅する。
は、ジメチルポリシロキサンと完全に相溶し無色透明と
なる。従って、ジメチルポリシロキサンとジメチルエー
テルとの混合物に炭酸ガスを圧入することによって、ジ
メチルポロシロキサンとジメチルエーテルは耐圧容器中
において安定な分散状態となり、均一に噴射することが
可能となる。この噴射の際、ジメチルエーテルに溶解し
ている炭酸ガスがジメチルエーテルの揮発速度を高める
ため、艶出し剤、例えば自動車用ゴムタイヤの艶出し剤
として使用された場合、ジメチルーテルがゴムタイヤの
可塑剤などの成分等を抽出したり、基材表面を劣化させ
ることなく、非常に優れた艶出し塗膜を形成する。さら
に炭酸ガスは不燃性であるため、ジメチルエーテルの燃
焼を抑制することによって、この噴射剤組成物は難燃性
となり、艶出し剤として使用された場合、基材の種類に
よらず有効であり、特に自動車用ゴムタイヤの艶出し剤
として使用された場合、非常に有効なものとなる。これ
らのことはこれまで報告されたことはなく、本発明にお
いて初めて見出されたものである。また、ジメチルポリ
シロキサンを分散させるために、各種溶媒等の分散剤や
界面活性剤は全く不要であり、これら各種溶媒や界面活
性剤による艶出し効果、安全性、耐久性、耐候性等の低
下は完全に消滅する。
【００１４】本発明の噴射剤組成物の炭酸ガスは不燃性
で毒性が少ないため、噴射成分として優れている。炭酸
ガスを圧入する際、２５℃における圧力が２．５〜７０
ｋｇ／ｃｍ2 Ｇとなるようにするのが望ましい。２．５
ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ以下では噴射力および噴射持続力が弱
く、７０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ以上、例えば約１００ｋｇ／ｃ
ｍ2 Ｇの圧力とした場合、ジメチルポリシロキサンの分
散性が低下し、均一な噴射が困難となる。また、約８．
０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ以下とすれば、高圧ガス取締法上、特
殊な設備を必要とせずに使用が可能となる。
で毒性が少ないため、噴射成分として優れている。炭酸
ガスを圧入する際、２５℃における圧力が２．５〜７０
ｋｇ／ｃｍ2 Ｇとなるようにするのが望ましい。２．５
ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ以下では噴射力および噴射持続力が弱
く、７０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ以上、例えば約１００ｋｇ／ｃ
ｍ2 Ｇの圧力とした場合、ジメチルポリシロキサンの分
散性が低下し、均一な噴射が困難となる。また、約８．
０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ以下とすれば、高圧ガス取締法上、特
殊な設備を必要とせずに使用が可能となる。
【００１５】本発明の噴射剤組成物は、さらに必要に応
じてオルガノシラン、シリケート等の架橋剤、低重合度
の環状もしくは直鎖状オルガノポリシロキサン等の希釈
剤、触媒、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、顔料、充
填剤、有機溶媒、水等のほか、高級アルコール、液状炭
化水素、液状エステル油分等の油性物質等を配合するこ
とができる。なお、これらは本発明の目的を損なわない
質的、量的条件下で使用されなければならない。
じてオルガノシラン、シリケート等の架橋剤、低重合度
の環状もしくは直鎖状オルガノポリシロキサン等の希釈
剤、触媒、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、顔料、充
填剤、有機溶媒、水等のほか、高級アルコール、液状炭
化水素、液状エステル油分等の油性物質等を配合するこ
とができる。なお、これらは本発明の目的を損なわない
質的、量的条件下で使用されなければならない。
【００１６】本発明の噴射剤組成物は基材表面に対し拡
がりやすく、撥水性付与効果、耐熱性が優れ、化学的・
生理的にも不活性なことから離型剤、撥水剤として用い
ることもできるが、特に艶出し剤として用いた場合、艶
出し効果、安全性、耐久性、耐候性に優れた性能を有
し、良好な結果を得ることができる。
がりやすく、撥水性付与効果、耐熱性が優れ、化学的・
生理的にも不活性なことから離型剤、撥水剤として用い
ることもできるが、特に艶出し剤として用いた場合、艶
出し効果、安全性、耐久性、耐候性に優れた性能を有
し、良好な結果を得ることができる。
【００１７】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
実施例に先立ち評価法を以下に示す。 充填試験 内部容積０．３６リットルの覗き窓付きオートクレーブ
中に、試料および液化状態のジメチルエーテルをそれぞ
れ指定量入れ、よく振盪させた後、覗き窓から内部を観
察し、続いて一定内圧になるまで炭酸ガスを圧入した
後、覗き窓から内部を観察した。 噴射試験 試料を充填したオートクレーブの上部より１０ｃｍ×１
０ｃｍの自動車用タイヤゴムシートに向かって５秒間ブ
ローさせ、ブローの状態および塗膜の状態を目視で観察
して以下の基準で評価した。 ブローの状態評価 ○：均一に噴射される。 △：やや不均一に噴射される。 ×：不均一に噴射される。 塗膜の状態 ○：均一な塗膜で、優れた艶が得られる。 △：均一な塗膜だが、艶がやや劣る。 ×：塗膜がほとんどみられず、艶もほとんどない。 耐久性・耐候性試験 噴射試験で得られたゴムシートの塗膜面を常温にて３時
間風乾した後、３０℃の温水５リットル毎分をシャワー
にて１時間浴びせ、塗膜の状態を目視で観察して以下の
基準で評価した。 ○：均一で、優れた艶がみられる。 △：艶がやや劣る。 ×：ほとんど艶がみられない。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
実施例に先立ち評価法を以下に示す。 充填試験 内部容積０．３６リットルの覗き窓付きオートクレーブ
中に、試料および液化状態のジメチルエーテルをそれぞ
れ指定量入れ、よく振盪させた後、覗き窓から内部を観
察し、続いて一定内圧になるまで炭酸ガスを圧入した
後、覗き窓から内部を観察した。 噴射試験 試料を充填したオートクレーブの上部より１０ｃｍ×１
０ｃｍの自動車用タイヤゴムシートに向かって５秒間ブ
ローさせ、ブローの状態および塗膜の状態を目視で観察
して以下の基準で評価した。 ブローの状態評価 ○：均一に噴射される。 △：やや不均一に噴射される。 ×：不均一に噴射される。 塗膜の状態 ○：均一な塗膜で、優れた艶が得られる。 △：均一な塗膜だが、艶がやや劣る。 ×：塗膜がほとんどみられず、艶もほとんどない。 耐久性・耐候性試験 噴射試験で得られたゴムシートの塗膜面を常温にて３時
間風乾した後、３０℃の温水５リットル毎分をシャワー
にて１時間浴びせ、塗膜の状態を目視で観察して以下の
基準で評価した。 ○：均一で、優れた艶がみられる。 △：艶がやや劣る。 ×：ほとんど艶がみられない。
【００１８】調製例１ 内部容積０．３６リットルの覗き窓付きオートクレーブ
中に、試料としてジメチルポリシロキサン（１００ｃ
ｓ）を３ｇ、液化状態のジメチルエーテルを４７ｇ入
れ、よく振盪させた後、内圧が８．０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇに
なるまで炭酸ガスを圧入し、噴射剤組成物１を調製し
た。
中に、試料としてジメチルポリシロキサン（１００ｃ
ｓ）を３ｇ、液化状態のジメチルエーテルを４７ｇ入
れ、よく振盪させた後、内圧が８．０ｋｇ／ｃｍ2 Ｇに
なるまで炭酸ガスを圧入し、噴射剤組成物１を調製し
た。
【００１９】調製例２ ジメチルポリシロキサン（１００ｃｓ）に換えて、ジメ
チルポリシロキサン（１０００ｃｓ）を用いた以外は、
調製例１と同様にして噴射剤組成物２を調製した。
チルポリシロキサン（１０００ｃｓ）を用いた以外は、
調製例１と同様にして噴射剤組成物２を調製した。
【００２０】調製例３ ジメチルポリシロキサン（１００ｃｓ）に換えて、ジメ
チルポリシロキサン（１００００ｃｓ）１．５ｇとジメ
チルポリシロキサン（１０ｃｓ）１．５ｇとの混合物を
用いた以外は、調製例１と同様にして噴射剤組成物３を
調製した。
チルポリシロキサン（１００００ｃｓ）１．５ｇとジメ
チルポリシロキサン（１０ｃｓ）１．５ｇとの混合物を
用いた以外は、調製例１と同様にして噴射剤組成物３を
調製した。
【００２１】調製例４ ジメチルポリシロキサン（１００ｃｓ）に換えて、ジメ
チルポリシロキサン（１０００００ｃｓ）１．５ｇと環
状ジメチルポリシロキサン（４量体）１．５ｇとの混合
物を用いた以外は、調製例１と同様にして噴射剤組成物
４を調製した。
チルポリシロキサン（１０００００ｃｓ）１．５ｇと環
状ジメチルポリシロキサン（４量体）１．５ｇとの混合
物を用いた以外は、調製例１と同様にして噴射剤組成物
４を調製した。
【００２２】調製例５ ジメチルポリシロキサン（１００ｃｓ）に換えて、次式 で表されるポリエーテル変性ポリシロキサンを用いた以
外は、調製例１と同様にして噴射剤組成物５を調製し
た。
外は、調製例１と同様にして噴射剤組成物５を調製し
た。
【００２３】調製例６ ジメチルエーテルを用いない以外は、調製例１と同様に
して噴射剤組成物６を調製した。
して噴射剤組成物６を調製した。
【００２４】調製例７ 炭酸ガスを圧入する際、内圧が約１００ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ
になるまで圧入した以外は、調製例１と同様にして噴射
剤組成物７を調製した。
になるまで圧入した以外は、調製例１と同様にして噴射
剤組成物７を調製した。
【００２５】調製例８ ジメチルポリシロキサン（１００ｃｓ）に換えて、ジメ
チルポリシロキサン（１０００ｃｓ）３０重量％、アニ
オン系界面活性剤４．５重量％、水６５．５重量％を機
械攪拌で乳化したエマルジョン１０ｇ、液化状態のジメ
チルエーテル４７ｇを用いた以外は、調製例１と同様に
して噴射剤組成物８を調製した。
チルポリシロキサン（１０００ｃｓ）３０重量％、アニ
オン系界面活性剤４．５重量％、水６５．５重量％を機
械攪拌で乳化したエマルジョン１０ｇ、液化状態のジメ
チルエーテル４７ｇを用いた以外は、調製例１と同様に
して噴射剤組成物８を調製した。
【００２６】実施例１〜５、比較例１〜３ 噴射剤組成物１〜８について上記の基準に従って評価し
た結果を、下記表１に示す。表１ 表１から明らかなように本発明の組成物は、充填状態、
噴射状態に優れ、艶出し剤として用いた場合、艶出し効
果、耐久性、耐候性に優れている。
た結果を、下記表１に示す。表１ 表１から明らかなように本発明の組成物は、充填状態、
噴射状態に優れ、艶出し剤として用いた場合、艶出し効
果、耐久性、耐候性に優れている。
【００２７】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の噴
射剤組成物は、特定のオルガノポリシロキサン、ジメチ
ルエーテルおよび炭酸ガスからなり、基材表面に拡がり
やすく、撥水性付与効果、耐熱性、難燃性、安全性、艶
出し効果、耐久性、耐候性に優れたものである。従っ
て、本発明の噴射剤組成物には離型剤、撥水剤等として
有用であり、特に艶出し剤として好適である。
射剤組成物は、特定のオルガノポリシロキサン、ジメチ
ルエーテルおよび炭酸ガスからなり、基材表面に拡がり
やすく、撥水性付与効果、耐熱性、難燃性、安全性、艶
出し効果、耐久性、耐候性に優れたものである。従っ
て、本発明の噴射剤組成物には離型剤、撥水剤等として
有用であり、特に艶出し剤として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０９Ｇ 1/16 7188−4Ｈ (72)発明者 土井 昌治 神奈川県横浜市鶴見区下末吉１丁目21番29 号 (72)発明者 小倉 一元 神奈川県川崎市幸区塚越４丁目314番２号 314
Claims (3)
- 【請求項１】 一般式 （式中、Ｒは互いに独立して水素原子、１価の炭化水素
基、有機反応基、無機反応基、または親水性基から選択
された任意の置換基を表し、ｎは１０〜１００００であ
る）で表されるオルガノポリシロキサンとジメチルエー
テルおよび炭酸ガスを耐圧容器に充填した噴射剤組成
物。 - 【請求項２】 請求項１記載のオルガノポリシロキサン
を１００重量部、ジメチルエーテルを５０ないし５００
０重量部、２５℃における圧力が２．５〜７０ｋｇ／ｃ
ｍ2 Ｇとなるまで炭酸ガスを圧力したことを特徴とする
噴射剤組成物。 - 【請求項３】 艶出し剤に使用することを特徴とする請
求項１または２記載の噴射剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35965792A JPH06192575A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 噴射剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35965792A JPH06192575A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 噴射剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06192575A true JPH06192575A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18465625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35965792A Pending JPH06192575A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 噴射剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06192575A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0837101A1 (en) * | 1996-10-21 | 1998-04-22 | Klinview Corporation | Lustering and protecting agent for rubber, vinyl, and the like |
| EP0839871A1 (en) * | 1996-10-21 | 1998-05-06 | No Touch North America | Propellant - free lustering and protecting agent for rubber, vinyl and the like |
| JP2005206723A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Nkk Kk | 除塵ブロワー |
| JP2010209303A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Japan Matekkusu Kk | シール材用焼き付き防止スプレー |
| WO2011136370A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | 日産化学工業株式会社 | スプレー塗布用の被膜形成用塗布液及び被膜 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35965792A patent/JPH06192575A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0837101A1 (en) * | 1996-10-21 | 1998-04-22 | Klinview Corporation | Lustering and protecting agent for rubber, vinyl, and the like |
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| WO2011136370A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | 日産化学工業株式会社 | スプレー塗布用の被膜形成用塗布液及び被膜 |
| JP5910494B2 (ja) * | 2010-04-30 | 2016-04-27 | 日産化学工業株式会社 | スプレー塗布用の反射防止被膜形成用塗布液 |
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