JPH0619199Y2 - El素子の発光駆動回路 - Google Patents

El素子の発光駆動回路

Info

Publication number
JPH0619199Y2
JPH0619199Y2 JP1988066146U JP6614688U JPH0619199Y2 JP H0619199 Y2 JPH0619199 Y2 JP H0619199Y2 JP 1988066146 U JP1988066146 U JP 1988066146U JP 6614688 U JP6614688 U JP 6614688U JP H0619199 Y2 JPH0619199 Y2 JP H0619199Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
constant current
transformer
voltage power
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988066146U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01168996U (ja
Inventor
尚 小倉
Original Assignee
ウエスト電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウエスト電気株式会社 filed Critical ウエスト電気株式会社
Priority to JP1988066146U priority Critical patent/JPH0619199Y2/ja
Publication of JPH01168996U publication Critical patent/JPH01168996U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0619199Y2 publication Critical patent/JPH0619199Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は直流低圧電源により電場発光素子(以下、EL
素子と記す)を交流点灯するEL素子の発光駆動回路に
関するものである。
従来の技術 従来より、EL素子は液晶表示装置のバックライト等平
面光源として種々の用途に用いられており、また点灯す
るには、数百Hzから数KHzの周期で断続された数十ボル
ト以上の電圧を印加しなければならないことも周知であ
る。
従って、数ボルト〜十数ボルトの直流低圧電源しか有さ
ない機器にあってEL素子を使用するには、上記電源の
出力電圧を昇圧および交流への変換作業が必要となり、
従来、上記のような作業は、通常第3図に示したような
インバータ回路を使用していた。
上記回路は、第3図からも明らかなように、2つのスイ
ッチ素子であるトランジスタTr1,Tr2の夫々のコレクタ
に接続した飽和スイッチングトランスTの巻線Nc1,Nc2
と、上記トランジスタTr1,Tr2のエミッタの接続点間に
直流低圧電源Eを供給すると共に、トランジスタTr1,Tr
2のベースには上記トランスTの第2の巻線Nb1,Nb2と抵
抗Rにより起動電流とベース電圧とを交互に供給できる
ように接続し、さらに上記トランスTの第3の巻線N3
両端にEL素子1を接続してなり、上記巻線N3に巻線Nc
1,Nc2との巻線比に応じた矩形波高電圧を発生させ上記
EL素子1を発光させるものである。
考案が解決しようとする課題 上述したインバータ回路を使用したEL素子の発光駆動
回路は、直流電源の出力電圧を昇圧および交流交換して
EL素子に矩形波高電圧を供給することができ、従って
高圧電源を用意する必要がない効果を期待できる。
しかしながら、EL素子自体が大きな静電容量を持つた
め交流に対する負荷が大きくなり、インバータ回路自体
の効率は比較的良いもののEL素子を含めた回路全体と
しては電力損失が大きくなる問題点を有している。
この結果、実用化されている上記のようなEL発光駆動
回路は、トランスが比較的大きく、回路全体が大型化し
ていた。
また、直流低圧電源を使用する機器にあっては、この低
圧電源を他の回路の電源としても使用することが普通で
あり、たとえば上記他の回路に電力を消費されると上記
低圧電源の出力電圧が大きく変動する場合があり、かか
る場合前述したEL素子の発光駆動回路では、EL素子
の発光の明るさが上記変動に応じて変動してしまう問題
点も有している。
本考案は上記のような点を考慮してなしたもので、小型
形状で発光効率の良い、また発光の明るさが大きく変動
しないEL素子の発光駆動回路を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 本考案によるEL素子の発光駆動回路は、直流低圧電源
の両端に接続される発振回路と、上記直流低圧電源と直
列に接続され上記直流低圧電源からの出力電流を定電流
に制御し出力する定電流回路と、上記定電流回路の定電
流出力動作を上記発振回路の出力に基づき制御する制御
回路と、上記定電流が供給される一次巻線、該一次巻線
と電磁結合された二次巻線および自身のインダクタンス
を調整するインダクタンス調整手段を備えたトランス
と、上記トランスとLC共振回路を形成するように上記
二次巻線に対して接続されるEL素子とからなり、上記
EL素子に上記LC共振回路による共振作用を介して正
弦波交流高電圧を印加することを特徴としている。
作用 本考案によるEL素子の発光駆動回路は、上記のように
構成されることから、発振回路における発振周波数およ
びトランスのインダクタンス調整手段を適宜制御するこ
とによりEL素子とトランス間でLC共振回路を簡単に
形成できることになる。したがって、EL素子には従来
のインバータ回路による矩形波高電圧とは異なり正弦波
交流高電圧を印加できることになり、よって回路全体の
効率が良くなり、またトランスも小型化できることにな
る。
また、直流低圧電源の出力電圧が変動しても定電流回路
によりトランスに供給される電流は定電流に制御される
ことになり、従ってEL素子の発光の明るさは上記定電
流に応じた所定の明るさに保たれることになる。
実施例 第1図は本考案によるEL素子の発光駆動回路の一実施
例を示す電気回路図であり、図中第3図と同図番,同符
号のものは同一構成部材を示している。
第1図からも明らかなように、この実施例は直流低圧電
源Eの両端に、例えばインバータ回路3,4,5,抵抗
6,7,コンデンサ8からなる発振回路2が接続されて
いる。
また、上記直流低圧電源Eは、たとえばトランジスタ1
0,11,抵抗12,13からなり動作することにより
その出力端9aに定電流を出力する定電流回路9と直列
接続されている。
上述した発振回路2の出力端2aは、上記定電流回路9
の動作を制御するトランジスタ15,抵抗16からなる
制御回路14と接続されている。
定電流回路9の出力端9aは、一次巻線171,二次巻線1
72,コア173を有するトランス17の上記一次巻線171
二次巻線172の接続点に接続され、さらに上記一次,二
次巻線の他端は夫々直流低圧電源Eの低電圧側端と直接
あるいはEL素子1を介して接続されている。
上記のような構成からなる図示した実施例において、
今、直流低圧電源Eが供給されたとすると、発振回路2
は動作を開始し、その出力端2aに所定周期のパルス信
号を出力する。
上記出力端2aのパルス信号は、制御回路14のトラン
ジスタ15のベースに抵抗16を介して供給され、よっ
てこのトランジスタ15は上記発振回路2の発振周波数
でオン,オフ動作を繰り返すことになる。
トランジスタ15がオンすると定電流回路9のトランジ
スタ10,11もオンすることは第1図から明らかであ
り、よってかかるトランジスタ15のオン時のみ定電流
回路9はその出力端9aに所定の定電流を出力すること
になる。
上記定電流はトランス17の一次巻線171を介して流
れ、その二次巻線172には電磁誘導作用により交流電圧
が誘起され、EL素子1に供給されることになる。
この時、トランス17とEL素子1とは、後述するトラ
ンス17のインダクタンス調整手段の調整により、LC
共振回路を形成するようになされており、従って一次巻
線171への定電流の供給によって二次巻線172に誘起され
る上述の交流電圧は共振動作に基づく極めて高いピーク
電圧値を有する正弦波交流電圧となることはいうまでも
ない。
この結果、EL素子1は、上記した共振動作に基づく交
流電圧が供給されることにより発光し、平面光源として
作用することになる。
尚、上述した実施例においては、二次巻線172のEL素
子1と接続されていない他端は一次巻線171と定電流回
路9の出力端9aとの接続点に接続しているが、一次巻
線171と二次巻線172とは電磁結合されていれば良く、上
記他端は一次巻線171と直流低圧電源Eの低電位側端と
の接続点に接続しても良いことは明らかである。
さて、最後にトランス17におけるインダクタンスの調
整手段について、第2図に示したトランス17の一実施
例の略外観斜視図を参照して簡単に述べておく。
第2図からも明らかなように、本考案によるEL素子の
発光駆動回路に使用されるトランス17の一実施例は、
一次,二次巻線171,172が巻回されるボビン18とこの
ボビン18との組み合わされ磁路を形成する二分割され
たコア173との極めて一般的に構成に加え、上記二分割
されたコア173の夫々の部材173a,173b間に設けられた
絶縁部材19とから構成されている。
このため、上記絶縁部材19の厚みを適宜制御すること
により、換言すればコア173の夫々の部材173a,173b
間隔を適宜制御することによりトランス17のインダク
タンスを調整できることになる。
即ち、上記絶縁部材19が第2図に図示した実施例にお
けるインダクタンス調整手段となるわけである。
尚、上述した絶縁部材19の作用、即ちコア173の夫々
の部材173a,173bの間隔を制御する点を考えると、絶縁
部材19として単なる空間も採用できることはいうまで
もない。
考案の効果 本考案によるEL素子の発光駆動回路は、トランスに設
けたインダクタンス調整手段によって上記トランスとE
L素子との間でLC共振回路を形成していることから、
EL素子には共振作用を介して正弦波交流高電圧を供給
できることになり、トランスの小型化,エネルギーの利
用交流の向上,EL素子の長寿命化という効果を期待で
きる。
また、上述したトランスには定電流回路を介して定電流
を供給していることから、直流低圧電源の電圧が変動し
てもEL素子の発光の明るさが変動しない効果も期待で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるEL素子の発光駆動回路の一実施
例を示す電気回路図、第2図は第1図中図番17で示し
たトランスの一実施例を示す略外観斜視図である。第3
図は従来周知のインバータ回路によるEL素子の発光駆
動回路図である。 1……EL素子、2……発振回路、3,4,5……イン
バータ回路、6,7,12,13,16……抵抗、8…
…コンデンサ、9……定電流回路、10,11,15…
…トランジスタ、14……制御回路、17……トラン
ス、18……ボビン、19……絶縁部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流低圧電源の両端に接続される発振回路
    と、前記直流低圧電源と直列に接続され前記直流低圧電
    源からの出力電流を定電流に制御し出力する定電流回路
    と、前記定電流回路の定電流出力動作を前記発振回路の
    出力に基づき制御する制御回路と、前記定電流が供給さ
    れる一次巻線、該一次巻線と電磁結合された二次巻線お
    よび自身のインダクタンスを調整するインダクタンス調
    整手段を備えたトランスと、前記トランスとLC共振回
    路を形成するように前記二次巻線に対して接続されるE
    L素子とからなり、前記EL素子に前記LC共振回路に
    よる共振作用を介して正弦波交流高電圧を印加すること
    を特徴とするEL素子の発光駆動回路。
JP1988066146U 1988-05-19 1988-05-19 El素子の発光駆動回路 Expired - Lifetime JPH0619199Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988066146U JPH0619199Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 El素子の発光駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988066146U JPH0619199Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 El素子の発光駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01168996U JPH01168996U (ja) 1989-11-29
JPH0619199Y2 true JPH0619199Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31291560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988066146U Expired - Lifetime JPH0619199Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 El素子の発光駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0619199Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01168996U (ja) 1989-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3533405B2 (ja) より高い周波数の冷陰極蛍光灯電源
JP2845209B2 (ja) 圧電トランスインバータ及びその制御回路並びに駆動方法
EP0665600A1 (en) Discharge tube driving device and piezoelectric transformer therefor
US5039920A (en) Method of operating gas-filled tubes
JPH08237959A (ja) 電源回路
JPH0619199Y2 (ja) El素子の発光駆動回路
JP3138761B2 (ja) 点灯回路
JPS62108498A (ja) 放電灯点灯装置
KR200229092Y1 (ko) 엘씨디 백라이트용 인버터
JPH08168262A (ja) 電源回路
JP4629541B2 (ja) 放電灯駆動制御回路
JPH0527836Y2 (ja)
JPH08149851A (ja) 圧電トランス駆動装置
JP3540442B2 (ja) 冷陰極放電灯点灯駆動装置
JP3737453B2 (ja) 蛍光表示管駆動電源回路
JP3018240U (ja) インバーター回路
KR920004995B1 (ko) 고주파 영전압스위칭방식의 전류제어형 인버터회로를 갖춘 전자식안정기
KR920000361B1 (ko) 링깅쵸크 콘버터용 고효율 베이스 드라이버회로
KR100509478B1 (ko) 전원 회로
JP2916927B2 (ja) 発振回路のサージ電圧吸収回路
KR890003026B1 (ko) 정현파 발진회로
JPH07170760A (ja) 容量性負荷の駆動装置
KR100464964B1 (ko) 자려형 엘시디 백라이트 인버터
JP2677368B2 (ja) インバータ装置
JPH07170757A (ja) 容量性負荷の駆動回路