JPH08237959A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPH08237959A
JPH08237959A JP7040294A JP4029495A JPH08237959A JP H08237959 A JPH08237959 A JP H08237959A JP 7040294 A JP7040294 A JP 7040294A JP 4029495 A JP4029495 A JP 4029495A JP H08237959 A JPH08237959 A JP H08237959A
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JP
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terminal
power supply
circuit
drive pulse
differential amplifier
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JP7040294A
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English (en)
Inventor
Masaaki Mihara
雅昭 三原
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STMicroelectronics KK
Original Assignee
SGS Thomson Microelectronics KK
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Publication date
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Publication of JPH08237959A publication Critical patent/JPH08237959A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B44/00Circuit arrangements for operating electroluminescent light sources
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/30Semiconductor lamps, e.g. solid state lamps [SSL] light emitting diodes [LED] or organic LED [OLED]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正弦波の交流電圧を出力する小型、軽量で安
価な電源回路を提供する。 【構成】 所定の周波数の駆動パルスを発生する駆動パ
ルス発生回路(4)と、この駆動パルスによって制御さ
れるシングルドライブ回路(3)と、中間口出タップを
電源電圧(Vcc)に接続したオートトランス(2)と
を具え、オートトランス(2)とこれに接続される容量
性負荷(1)とで共振回路を構成する。或は、駆動パル
ス発生回路(4)の代りに、差動増幅(10)とオート
トランス(2)の一端を差動増幅器(10)の入力端子
に正帰還する正帰還路(12)とで構成する。このよう
に、シングルドライブ回路を用いてオートトランスを駆
動することにより、オートトランス全体を有効に活用で
き、一層小型で安価な電源回路を実現することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源回路、特にフラット
パネルディスプレイとして使用されるエレクトロルミネ
ッセントなどの容量性の負荷を駆動するための電源回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述したようにエレクトロルミネッセン
トをフラットパネルディスプレイとして使用する用途と
して、例えば腕時計がある。しかし、腕時計において
は、バッテリによってエレクトロルミネッセントパネル
を発生させるために、直流電圧を交流電圧に変換してエ
レクトロルミネッセントパネルに印加しているが、エレ
クトロルミネッセントの特性上、この交流電圧は周波数
を数百ヘルツとし、ピーク−ピーク値を数百ボルトとす
る必要がある。
【0003】上述したように数十ボルトの直流電源から
数百ボルトの交流電圧を生成するための電源回路として
は、従来からコンデンサの充放電を利用するものやイン
ダクタを利用するものが提案されており、例えば、アメ
リカ特許第4,208,869 号明細書、同第4,775,964 号明細
書および同第4,527,096 号明細書に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンデンサの充
放電を用いたエレクトロルミネッセント用電源回路やイ
ンダクタを用いたエレクトロルミネッセント用電源回路
は、矩形波を発生するものであるので、エレクトロルミ
ネッセントパネルの発光効率が低いとともに多くのノイ
ズを発生する欠点がある。
【0005】このような欠点を軽減するために、トラン
スを用いたエレクトロルミネッセント用電源回路も開発
されている。このトランスを用いた電源回路は、容量性
負荷であるエレクトロルミネッセントパネルが共振回路
を構成するため、正弦波形の交流電圧がエレクトロルミ
ネッセントパネルに印加されるため、ノイズの発生が少
ないとともに発光効率も高くなる利点がある。しかし、
1次捲線と2次捲線を有するトランスは大形となるた
め、電源回路全体の容積が大きくなり、例えば腕時計の
ベッセルの中に納めるのが困難となる。さらに、トラン
スはコストが高いので、電源回路全体のコストは上昇す
る欠点がある。また、比較的大形のエレクトロルミネッ
セントを発光させるためにはトランスの容量を大きくす
る必要があり、それだけ大形で重くなる。したがって、
実際にはトランスを用いる型式のエレクトロルミネッセ
ント用電源回路は、大形の表示パネルにした使用されて
おらず、腕時計のような小型の用途には使用することが
できない。
【0006】本発明の目的は、上述した従来のコンデン
サタイプ、インダクタタイプおよびトランスタイプの欠
点を解消し、ノイズを発生することなくエレクトロルミ
ネッセントを高い効率で発光させることができ、しかも
重量が軽く、容積も小さく、しかもコストも安い電源回
路を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段並びに作用】本発明による
電源回路は、直流電源に接続される電源端子と、第1及
び第2の端子並びにこれら第1及び第2の端子間に位置
する中間口出タップを有し、中間口出タップが前記電源
端子に接続され、第1の端子と第2の端子との間に容量
性負荷が接続されるオートトランスと、前記容量性負荷
のキャパシタンスとオートトランスのインダクタンスと
によって定まる共振周波数に等しい周波数の駆動パルス
を発生する駆動パルス発生回路と、出力端子が前記オー
トトランスの第1又は第2の端子に接続され、前記駆動
パルス発生回路から供給される駆動パルスによって交互
にオンオフ動作を行なうスイッチング素子を有するシン
グルドライブ回路とを有することを特徴とする。
【0008】このような本発明による電源回路において
は、単巻き変成器とも呼ばれるオートトランスを用いて
いるが、このオートトランスは通常の2次捲線を有する
トランスに比べて製造が非常に容易であり、コストも遙
かに安価とすることができるとともに容積も小さくでき
る。したがって、従来のトランスを用いた電源回路に比
べて小型軽量とすることができるとともに安価とするこ
とができる。さらに、オートトランスと容量性負荷とで
共振回路を構成するため、負荷を駆動する出力電圧の波
形は正弦波となり、ノイズの発生が少ないものとなり、
特に負荷としてエレクトロルミネッセントパネルを用い
る場合には発光効率を改善することができる。
【0009】本発明では、オートトランスの駆動回路と
してシングルドライブ回路を用いる。このシングルドラ
イブ回路はオン状態とオフ状態とを交互に占めるスイッ
チング素子を有し、このスイッチング素子により直流電
源からオートトランスの一部のコイル部分例えばオート
トランス全体の巻数に対して5%程度の巻数のコイル部
分に駆動電流を供給する。そして、オートトランスとエ
レクトロルミネッセントパネルの共振回路にリンギング
電流を発生させてエレクトロルミネッセントパネルに交
流電圧を印加する。この際、オートトランスに供給され
る駆動電流の周波数をオートトランスのインダクタンス
とエレクトロルミネッセントパネルのキャパシタンスと
によって決まる共振周波数に等しくなるように設定すれ
ば、エレクトロルミネッセントパネルに電力を効率よく
供給できエレクトロルミネッセントパネルの発光効率も
極めて良好になる。このように、シングルドライブ回路
によりオートトランスを駆動することにより、各駆動周
期毎にオートトランスのコイル全体が有効に用いられる
のでオートトランスの巻数が一層少なくとてすみ、オー
トトランスが一層小型になると共に一層安価になる。例
えば、プッシュプルドライブ回路を用いてオートトラン
スを駆動する場合、各駆動周期毎にそれぞれコイル半部
しか用いられないため、プッシュプルドライブ回路を用
いる場合に比べてオートトランスの巻数を約半分にする
ことができる。
【0010】オートトランスの中間口出タップと第1の
端子との間の巻数と中間口出タップから第2の端子との
間の巻数との比は、直流電圧源の電圧値、出力される交
流電圧の電圧値及びエレクトロルミネッセントパネルの
必要な発光輝度等に基いて定めることができる。エレク
トロルミネッセントパネルに印加される電圧は、シング
ルドライブ回路を駆動する駆動パルスのデュティ比によ
って調整できるので、駆動パルス発生回路にデューティ
比調整手段を設けることによりエレクトロルミネッセン
トパネルの発光輝度を容易に調整することができる。
【0011】本発明による電源回路は自励型の電源回路
とすることもできる。自励型の電源回路は、直流電源に
接続される電源端子と、第1及び第2の入力端子並びに
出力端子を有する差動増幅器と、この差動増幅器の第2
の入力端子に基準電位を印加する手段と、前記差動増幅
器の出力信号によって駆動され、交互にオンオフ動作す
るスイッチング素子を有するシングルドライブ回路と、
第1及び第2の端子並びにこれら第1の端子と第2の端
子との間に配置した中間口出タップを有し、中間口出タ
ップが前記直流電源に接続され、第1の端子が前記シン
グルドライブ回路の出力端子に接続され、第1の端子と
第2の端子との間に容量性負荷が接続されるオートトラ
ンスと、このオートトランスの第2の端子を前記差動増
幅器の第1の入力端子に結合する正帰還路とを具えるこ
とを特徴とする。
【0012】エレクトロルミネッセントパネルの容量は
経時変化とともに低下するが、この場合共振回路の共振
周波数は上昇するので、自励型の電源回路を用いる場合
パネルの経時変化が生じても発光輝度は変化せずほぼ一
定に維持することができる。
【0013】自励型の電源回路の実施例は、前記差動増
幅器とシングルドライブ回路との間に、前記オートトラ
ンスのインダクタと容量性負荷のキャパシタンスとによ
って決まる共振周波数に応じて前記シングルドライブ回
路に対する駆動信号のデューティ比を自動的に変化させ
るデューティ比変換回路を接続したことを特徴とする。
このように構成すれば、負荷の容量が変動しても、負荷
の状態に対応して負荷に対して適切なエネルギーを供給
することができる。すなわち、負荷としてエレクトロル
ミネッセントパネルを用いる場合、エレクトロルミネッ
セントパネルの経時劣化に伴いそのキャパシタンスが減
少し負荷のキャパシタンスとオートトランスのインダク
タンスとによって決まる共振周波数が上昇するが、シン
グルドライブ回路に対する駆動パルスのパルス幅を常時
一定に維持しているため駆動信号に対するデューティ比
が等価的に高くなり、この結果エレクトロルミネッセン
トパネルの経時劣化に対して自動的に輝度を補償するこ
とができる。このような構成とすることにより、負荷の
状態変化を検出することなく負荷の状態に応じて適切な
エネルギーを自動的に供給することができる。
【0014】本発明による電源回路は、直流電源に接続
される電源端子と、第1及び第2の端子を有し、第1の
端子が前記電源端子に接続され、第1の端子と第2の端
子との間にエレクトロルミネッセントパネルが接続され
るコイルと、エレクトロルミネッセントパネルのキャパ
シタンスとコイルのインダクタンスとによって定まる共
振周波数に等しい周波数の駆動パルスを発生する駆動パ
ルス発生回路と、出力端子が前記コイルの第2の端子に
接続され、前記駆動パルス発生回路から供給される駆動
パルスによって交互にオンオフ動作を行なうスイッチン
グ素子を有するシングルドライブ回路とを有することを
特徴とする。
【0015】本発明では、、エレクトロルミネッセント
パネルを駆動する駆動素子としてコイルを用い、このコ
イルを電源端子とスイングルドライブ回路との間に接続
する。駆動パルス発生回路から供給される駆動パルスの
期間中シングルドライブ回路がオン状態となり、このオ
ン期間中電源端子からコイルにエネルギーが供給され
る。そして、駆動パルスが終端するとシングルドライブ
回路がオフになり換わり、コイルに貯えられたエネルギ
ーによりエレクトロルミネッセントパネルに正弦波状の
電圧が印加されエレクトロルミネッセントパネルが発生
動作を開始する。エレクトロルミネッセントパネルの発
生輝度は主としてパルスに印加される電圧及び周波数に
より定まるが、コイルのインダクタンス値及び抵抗値並
びに駆動パルスのデューティ比を適切に設定することに
より所望の電圧をエレクトロルミネッセントパネルに印
加することができ、所望の発光輝度を得ることができ
る。この際、駆動パルス発生回路から供給される駆動パ
ルスの周波数をエレクトロルミネッセントパネルのキャ
パシタンスとコイルのインダクタンスとにより共振周波
数に一致させることによりエレクトロルミネッセントパ
ネルを効率よく発光させることができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明による電源回路の一例の構成を
示す回路図である。本例では、容量性負荷としてエレク
トロルミネッセントパネルを用いる他励型の電源回路に
ついて説明する。エレクトロルミネッセントパネル1を
オートトランス2の両端2a,2b間に接続する。オー
トトランス2の中間口出タップ2cは直流電源の正極に
接続された電源端子Vccに接続する。オートトランス
の一方の端子2aは、シングルドライブ回路3を構成す
るパワーMOSFETのドレインに接続し、そのソース
は接地する。また、パワーMOSFETのゲートは駆動
パルス発生回路4に接続する。駆動パルス発生回路4か
ら発生する駆動パルスの周波数は、オートトランス2と
エレクトロルミネッセントパネル1とによって構成され
る共振回路の共振周波数に等しくする。パワーMOSF
ETは、駆動パルス回路4から供給される駆動パルスに
よってオン状態とオフ状態とを交互に占め、この結果電
源端子Vccからオートトランスに供給される駆動電流
によりエレクトロルミネッセントパネル1には正弦波状
の交流電圧が印加される。ここで、オートトランス2の
中間口出タップ2cと第1の端子2aとの間の巻数と中
間口出タップ2cと第2の端子2bとの間の巻数比は、
エレクトロルミネッセントパネルの容量や必要な発光
量、印加電圧、直流電源の電圧値等に基いて定めること
ができ、例えば1:20に設定することができる。
【0017】図1に示す電源回路において、直流電圧V
ccの電圧を6V、エレクトロルミネッセントパネル1
の容量を4000pF、オートトランス2のインダクタ
ンスを112mH、巻数比を1:20、駆動パルスの周
波数を7.5KHzに設定した場合、エレクトロルミネ
ッセントパネルには150Vの交流電圧を印加すること
ができる。
【0018】図1に示す電源回路では、駆動パルス発生
回路4にデューティ調整回路を設け、シングルドライブ
回路3にシングルドライブ回路3に供給される駆動パル
スのデューティ比を変化させることによりエレクトロル
ミネッセントパネル1に印加される交流電圧の電圧値を
調整することができる。従って、エレクトロルミネッセ
ントパネル1に要求される発光量やエレクトロルミネッ
セントパネルの容量に応じて印加電圧値を調整すること
ができる。
【0019】図2は本発明による電源回路の自励型の実
施例の構成を示すブロック図である。本例の電源回路
は、差動増幅器10、デューティ変換回路11、シング
ルドライブ回路3、オートトランス2および正帰還路1
2とを具えている。差動増幅器10からの出力信号をデ
ューティ変換回路11に供給する。このデューティ変換
回路11は負荷の容量変化に対応したデューティ比を有
する駆動信号を発生し、この駆動信号をシングルドライ
ブ回路3に供給する。このシングルドライブ回路3の出
力端子をオートトランス2の第1の端子2aに接続す
る。このオートトランス2の中間口出タップ2cは直流
電源の正極に接続された電源正端子Vccに接続する。
オートトランス2の両端2a及び2b間に負荷であるエ
レクトロルミネッセントパネル1を接続する。オートト
ランス2の第2の端子2aを正帰還路12を経て差動増
幅器10の一方の入力端子に接続する。本例ではこの正
帰還路12中にフィルタ13を接続しているが、このフ
ィルタはオートトランス2と負荷であるエレクトロルミ
ネッセントパネル1とで構成される共振回路のQを調整
するためのものであり、本質的に必要なものではないの
で、省略しても良い。また、差動増幅器10の他方の入
力端子は、直流電源と直列に接続されたポテンショメー
タ14の口出タップに接続し、所望の基準電位を印加す
る。
【0020】上述した自励型の電源回路においては、オ
ートトランス2とエレクトロルミネッセントパネル1と
は並列共振回路を構成し、この並列共振回路の共振周波
数fはオートトランス2のインダクタンスをLとし、エ
レクトロルミネッセントパネル1の容量をCとすると、
f=1/2 π(L・C)1/2 で表わされるものとなる。こ
こで、エレクトロルミネッセントパネル1の容量Cは時
間の経過とともに減少し、したがって交流電圧のピーク
ピーク値が一定であると発光輝度が経時変化で減少して
しまうことになる。しかし、本例においては、上述した
式からわかるように、エレクトロルミネッセントパネル
1が劣化して容量Cが減少すると交流電圧の周波数fが
高くなるので、エレクトロルミネッセントパネルの発光
輝度を一定に維持するように輝度補償する作用を果た
す。
【0021】図3は図2に示す本発明による電源回路の
一実施例の詳細な構成を示す回路図である。尚、差動増
幅器10は通常のように構成されているので、その説明
は省略する。差動増幅器10の出力信号をデューティ変
換回路11に供給する。デューティ変換回路11の入力
端子はインバータと抵抗の枝路を経てトランジスタ20
のベースに接続すると共にアンドゲート21の一方の入
力端子に接続する。トランジスタ20のエミッタは接地
し、そのコレクタは定電流回路22とコンデンサCとの
間の接続点に接続し、この接続点を差動増幅器の反転入
力端子に接続する。差動増幅器23は比較器として作動
し、その非反転入力端子は共にポテンショメータ24に
接続して所定の基準電位Vref にバイアスする。従っ
て、コンデンサC両端間電圧は各入力信号に応じて線形
に増加する三角波の信号となり、差動増幅器23の基準
電位Vref と比較されることになる。差動増幅器23は
コンデンサCの両端間電圧が基準位Vref よりも低い場
合だけ信号を出力し、この出力信号をアンドゲート21
に供給する。そして、アンドゲートの出力信号をJKフ
リップフロップ回路回路25に供給する。この入力端子
に供給された信号は、さらにインバータ26を経てJK
フリップフロップ回路のP端子に供給する。JKフリッ
プフロップ回路25の出力信号は、後述するようにエレ
クトロルミネッセントパネル1の容量変化に対応してデ
ューティが制御された出力信号となり、シングルドライ
ブ回路3の入力端子に供給される。
【0022】シングルドライブ回路3はパワーMOSF
ETで構成され、そのゲートはJKフリップフロップ回
路25の信号出力端子に接続する。パワーMOSFET
のドレインをオートトランス2の第1の端子2aに接続
し、ソースを接地する。オートトランス2の中間口出タ
ップ2cは直流電源Vccに接続し、第1の端子2aと
第2の端子2bとの間にエレクトロルミネッセントパネ
ル1を接続する。
【0023】差動増幅器10及びデューティ変換回路1
1に対する5Vの駆動電圧を得るために、直流電源に3
端子レギュレータ26を接続する。また、差動増幅器1
1の負入力端子に印加する基準電圧を得るために、この
3端子レギュレータ26の5Vの出力端子にポテンショ
メータ14を接続し、その口出タップを差動増幅器10
の負入力端子に接続する。したがって、このポテンショ
メータ14の口出タップの位置を調整することによって
最適な基準電圧を得ることができる。
【0024】このようにして、本実施例においては、6
Vの直流電源からピーク−ピーク値が150Vで周波数
が7.5 KHzの正弦波交流電圧をエレクトロルミネッセ
ントパネルに印加することができる。
【0025】次に、デューティ変換回路の動作について
説明する。図4はデューティ変換回路の各部位における
信号波形を示し、図4(a)は入力端子の入力信号波形
を示し、図4(b)はコンデンサCの両端間電圧波形を
示し、図4(c)はJKフリップフロップ回路の出力信
号波形を示し、図4(d)はエレクトロルミネッセント
パネル1の容量が低下し共振周波数が高くなった状態に
おけるJKフリップフロップ回路の出力信号波形を示
す。図4(a)に示すように、デューティ変換器の入力
端子には50%のデューティ比の信号が入力する。そし
て、コンデンサCは定電流回路22から定電流が供給さ
れるので、その両端間電圧は図4(b)に示す三角波と
なる。コンデンサCの両端間電圧は差動増幅器23にお
いて基準電位Vref と比較されるので、基準電位を適切
に選択することによりデューティ比が50%以下の例え
ば40%のパルス幅の出力信号が差動増幅器から出力さ
れることになる。一方、オートトランスのインダクタン
スとエレクトロルミネッセントパネルのキャパシタンス
とによって決まる共振周波数は正帰還路12を介して帰
還されるので、共振周波数が高くなるとデューティ変換
回路11に供給される信号の周波数も高くなる。一方、
差動増幅器10からの出力信号のパルス幅はポテンショ
メータ27の基準電位Vref により決定されるので、共
振周波数が変化しても一定のパルス幅に維持されること
になる。この結果、シングルドライブ回路3に対する駆
動信号のデューティ比が等価的に高くなり、エレクトロ
ルミネッセントパネルの輝度を自動的に補償することが
できる。
【0026】図5は本発明による電源回路の別の実施例
を示す。本例ではオートトランスの代わりに中間口出し
タップを有しないオイル30を用いる。そして、コイル
30の第1の端子30aに第2の端子30bとの間にエ
レクトロルミネッセントパネル1を接続し、第1の端子
30aを直流電源VCCに接続し、第2の端子30bをシ
ングルドライブ回路3のパワーMOSFETのドレイン
接続する。駆動パルス発生回路4から供給される駆動パ
ルスの周波数はエレクトロルミネッセントパネル1のキ
ャパシタとコイル30のインダクタンスとにより定まる
共振周波数に等しく設定する。このように構成すれば、
駆動パルスがオンの期間中にコイル30に貯えられたエ
ネルギーがオフ期間中に放出され、エレクトロルミネッ
セントパネルに正弦波状の電圧が印加される。そして、
コイル30のインダクタンス値及び抵抗値並びに駆動パ
ルスのデューティ比を適切に設定することによりエレク
トロルミネッセントパネルに適な電圧を印加でき、従っ
て所望の発光輝度を得ることができる。
【0027】本発明は上述した実施例だけに限定されず
種々の変形や変更が可能である。例えば、図2及び3に
示す自励型の電源回路において、差動増幅器とシングル
ドライブ回路との間にデューティ変換回路を配置した
が、このデューティ変換回路は必ずしも必要ではなく、
省略することもできる。
【0028】また、シングルドライブ回路はパワーMO
SFETだけに限定されず、一方向に電流を流すことが
できる種々のスイッチング素子を用いることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではシング
ルドライブ回路を用いてオートトランスを駆動している
ので、常時オートトランスの巻線全体が利用され、この
結果オートトランスを一層小型にすることができ、電源
回路を一層小型化することができる。特に、プッシュプ
ルドライブ回路を用いてオートトランスを駆動する方式
に比べて、トランスの巻数を約半分にすることができ
る。
【0030】さらに、自励型の電源回路の場合、負荷で
あるエレクトロルミネッセントパネルの容量が経時変化
によって小さくなっても輝度補償を行なうことができ
る。特にデューティ変換回路を設けることにより負荷の
状態を検出することなく自動的に輝度補償することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電源回路の他励型の実施例を示す
回路図である。
【図2】本発明による電源回路の自励型の実施例を示す
ブロック図である。
【図3】図2に示す回路の詳細な構成を示す回路図であ
る。
【図4】デューティ変換回路のデューティ制御を説明す
るための波形図である。
【図5】本発明による電源回路の変形例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 エレクトロルミネッセントパネル 2 オートトランス 3 シングルドライブ回路 4 駆動パルス発生回路 10 差動増幅器 11 デューティ変換回路 12 正帰還路 13 フィルタ 14 ポテンショメータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に接続される電源端子と、第1
    及び第2の端子並びにこれら第1及び第2の端子間に位
    置する中間口出タップを有し、中間口出タップが前記電
    源端子に接続され、第1の端子と第2の端子との間に容
    量性負荷が接続されるオートトランスと、前記容量性負
    荷のキャパシタンスとオートトランスのインダクタンス
    とによって定まる共振周波数に等しい周波数の駆動パル
    スを発生する駆動パルス発生回路と、出力端子が前記オ
    ートトランスの第1又は第2の端子に接続され、前記駆
    動パルス発生回路から供給される駆動パルスによって交
    互にオンオフ動作を行なうスイッチング素子を有するシ
    ングルドライブ回路とを有することを特徴とする電源回
    路。
  2. 【請求項2】 前記駆動パルス発生回路に、出力される
    駆動パルスのデューティ比を変化させる手段を設け、前
    記容量性負荷に印加される交流電圧を調整できるように
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング素子をパワーMOSト
    ランジスタで構成したことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の電源回路。
  4. 【請求項4】 直流電源に接続される電源端子と、第1
    及び第2の入力端子並びに出力端子を有する差動増幅器
    と、この差動増幅器の第2の入力端子に基準電位を印加
    する手段と、前記差動増幅器の出力信号によって駆動さ
    れ、交互にオンオフ動作するスイッチング素子を有する
    シングルドライブ回路と、第1及び第2の端子並びにこ
    れら第1の端子と第2の端子との間に配置した中間口出
    タップを有し、中間口出タップが前記直流電源に接続さ
    れ、第1の端子が前記シングルドライブ回路の出力端子
    に接続され、第1の端子と第2の端子との間に容量性負
    荷が接続されるオートトランスと、このオートトランス
    の第2の端子を前記差動増幅器の第1の入力端子に結合
    する正帰還路とを具えることを特徴とする電源回路。
  5. 【請求項5】 前記差動増幅器とシングルドライブ回路
    との間に、前記オートトランスのインダクタンスと容量
    性負荷のキャパシタンスとによって決まる共振周波数に
    応じて前記シングルドライブ回路に対する駆動信号のデ
    ューティ比を自動的に変化させるデューティ比変換回路
    を接続したことを特徴とする請求項4に記載の電源回
    路。
  6. 【請求項6】 直流電源に接続される電源端子と、第1
    及び第2の端子を有し、第1の端子が前記電源端子に接
    続され、第1の端子と第2の端子との間にエレクトロル
    ミネッセントパネルが接続されるコイルと、エレクトロ
    ルミネッセントパネルのキャパシタンスとコイルのイン
    ダクタンスとによって定まる共振周波数に等しい周波数
    の駆動パルスを発生する駆動パルス発生回路と、出力端
    子が前記コイルの第2の端子に接続され、前記駆動パル
    ス発生回路から供給される駆動パルスによって交互にオ
    ンオフ動作を行なうスイッチング素子を有するシングル
    ドライブ回路とを有することを特徴とする電源回路。
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