JPH06191897A - 湿度感応ガラス物品およびそれの表面を補強する方法 - Google Patents

湿度感応ガラス物品およびそれの表面を補強する方法

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JPH06191897A
JPH06191897A JP5264075A JP26407593A JPH06191897A JP H06191897 A JPH06191897 A JP H06191897A JP 5264075 A JP5264075 A JP 5264075A JP 26407593 A JP26407593 A JP 26407593A JP H06191897 A JPH06191897 A JP H06191897A
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silane
glass
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acid
aqueous solution
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JP5264075A
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David Henry
アンリ ダビッド
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/34Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
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  • Glass Compositions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湿度感応ガラス物品およびそれの表面を補強
する方法を提供すること。 【構成】 上記の方法において、(A)酸と、ケイ素に
リンクされた加水分解可能な基および前記酸に感応する
官能基を同時に含んだシランの加水分解の生成物の水溶
液に補強されるべき表面を接触させ、次に、(B)ケイ
酸ナトリウムおよび/またはケイ酸カリウムのアルカリ
水溶液に補強されるべき表面を接触させ、そして前記工
程(A)および(B)の結果としてガラスの表面に添着
された被覆を乾燥させかつ硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湿度感応ガラス物品の表
面を補強する方法およびそれによって得られた物品に関
する。
【0002】
【従来の技術】湿度感応性ガラス(humidity sensitive
glasses)というのは、典型的には低いシリカ含有量(50
重量%以下)と、相対的に多量のアルカリ金属の酸化物
(Na2O3、K2O、Li2O)および/またはフッ素の酸化物を
有するガラスである。湿度感応性ガラスは通常、高い屈
折率を有する眼鏡レンズ、フォトクロミックレンズ、集
積光カプラ等を作成する場合に用いられる。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】複合レンズのような
複合物品を作成するため、あるいは光ファイバをカプラ
に固着するために、接着剤によって湿度感応性ガラス部
品を他の部品(例えばガラスまたはプラスチックで作成
された)に接着することは公知である。そのガラスは通
常、ガラスに対する接着剤の付着を改善するために、官
能性シラン型の接着促進剤で予め処理される。そのよう
にして得られた物品が例えば2週間以上にわたって60℃
および92%相対湿度での厳しい湿度耐性試験にかけられ
ると、境界面がシラン処理にもかかわらず湿度に対して
十分に不浸透性でないために、ガラスの加水分解によっ
て生ずる境界面自体の下のガラスの合着性喪失(de-cohe
sion)に基因した接着剤付着の弱化が多くの場合に観察
される。
【0004】したがって、このような湿度感応ガラスの
弱化の問題を解決でき、かつそれによりこのようなガラ
スの適用範囲の拡大を可能にする方法の必要性がある。
【0005】本発明はこの必要性を満すことを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は湿度感応ガラス
物品の表面を補強する方法であて、(A)補強されるべ
き表面を、酸の水溶液と、ケイ素にリンクした加水分解
可能な基よび前記酸に感応する官能基を同時に含んだシ
ランの加水分解による生成物とに接触させ、(B)補強
されるべき表面を、ケイ酸ナトリウムおよび/またはケ
イ酸カリウムのアルカリ水溶液に接触させ、そして
(C)前記工程(A)および(B)の結果としてガラス
の表面に添着された被覆を乾燥しかつ硬化させることよ
りなることを特徴とする方法に関する。
【0007】本発明はまた、表面の少なくとも一部分を
本発明の方法で補強された湿度感応ガラス物品にも関す
る。
【0008】処理されるべき表面は、グリ−ス状の物
質、塵埃あるいはその他の汚染物の痕跡が前記工程
(A)および(B)による接触の実現を妨害しないよう
にするために事前に注意深く清掃されなければならな
い。
【0009】工程(A)で使用されるシランはアルコキ
シまたはハロゲン基のようなシラノ−ル基、およびアク
リル、メタクリル、エポキシまたはビニル基のような工
程(A)で使用される水溶液の作成のために使用される
酸に感応する官能基を発生し得るケイ素にリンクされた
加水分解可能な基を有する任意のシランであり得る。こ
れらのシランは公知でありかつ種々のソ−スから市販さ
れている。例示すると、下記のようなものがある。
【0010】Z-6030(ダウ・コ−ニング コ−ポレイシ
ョンから)またはA-174(ユニオン・カ−バイド コ−
ポレイションから)という商品名で市販されている化1
で表わされるγ-メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン。
【化1】
【0011】Z-6040(ダウ・コ−ニング コ−ポレイシ
ョンから)またはA-187(ユニオン・カ−バイド コ−
ポレイションから)という商品名で市販されている化2
で表わされるγ-グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン。
【化2】 Z-6082(ダウ・コ−ニング コ−ポレイションから)ま
たはA-172(ユニオン・カ−バイド コ−ポレイション
から)という商品名で市販されている化3で表わされる
ビニル-トリ(メトキシエトキシ)シラン。
【化3】
【0012】工程(A)で使用される水溶液の作成は、
室温で撹拌しながら水にシランを加え、そしてこのよう
にして得られた曇った分散を酸性化することによって迅
速に行うことができる。その後で、透明な溶液が得られ
るまで加水分解を生じさせる。添加されたシランの配分
は、水+シランの全重量の0.1%〜10%、好ましくは0.5
%〜3%の範囲であり得る。上記酸性化のためにには、
酢酸のような有機酸、またはHClのような鉱酸を使用す
ることができる。シランの加水分解が透明な溶液で表わ
される十分な程度に達するのに必要な時間は数十分から
数時間の範囲でありうる。通常は、1〜2時間のオ−ダ
−の時間で十分である。
【0013】処理されるべきガラス表面は適当な技法に
よってシランの加水分解生成物の酸水溶液と接触され得
るが、最も容易な方法は処理されるべき表面をこの水溶
液の浴に浸漬することである。その浸漬の期間はそれほ
ど重要(臨界的)ではないが、30〜300秒の浸漬期間で
通常は十分である。
【0014】その後で、ガラス表面はケイ酸ナトリウム
および/またはケイ酸カリウムのアルカリ水溶液に接触
される。この接触は種々の方法で行なわれ得る。1つの
方法としては、処理されるべき物品が中に存在する工程
(A)の酸浴を、所定のアルカリpHが得られるまで、ケ
イ酸塩の溶液に添加することよりなる方法がある。その
変形としては、この接触が、上記酸浴とは別のものであ
って、ケイ酸ナトリウムおよび/またはケイ酸カリウム
のアルカリ水溶液で作成された第2の浴に浸漬すること
によって行なわれ得る。
【0015】このケイ酸塩のアルカリ水溶液のpHはそ
れほど重要(臨界的)ではないが、約7〜9のpHが好ま
しい。
【0016】ガラス表面をケイ酸塩溶液と接触した状態
に維持する期間も重要(臨界的)ではないが、約10〜18
0秒の期間が通常は満足しうるものであることが判明し
た。
【0017】その後で、物品がケイ酸塩浴から取り出さ
れ、そして工程(A)および(B)の結果として補強さ
れるべきガラス表面上に添着された被覆を乾燥させかつ
硬化させるために加熱される。乾燥されかつ硬化される
べきコ−ティングは幾分酸化に感応しやすいので、この
工程は通常の雰囲気内において例えば高々100℃程度の
適度な温度で行なわれなければならない。例えば窒素の
ような不活性雰囲気内では、例えば100℃以上の高い温
度を使用してもよい。加熱時間は作業条件によって数分
から数時間までの範囲であり得る。
【0018】本発明はいかなる理論とも関連してはいな
いが、現在では酸pHを有するシランによる処理はガラ
スの侵食によってガラス表面上にかつ加水分解の結果と
してシラン上に-SiOH基を生ずる効果を有する。アルカ
リpHを有するケイ酸塩による処理では、ガラスの表面
層のシリカ含有量を増大させることになり、したがって
湿度に対する感度を低下させることになるとともに、-S
iOH基の凝縮を生じてガラスにシランを固着させること
になる。これらすべての結果として、処理された表面が
湿度に対する感度が低下したことにより機械的に補強さ
れており、かつ使用された接着剤の重合化または網状化
に関与しうる状態にあるシランの官能基が存在している
ために、重合化可能なまたは網状化可能な接着手段によ
って他の部品に接着されるのに適したガラス物品が得ら
れる。
【0019】本発明の方法は、例えば研削されて機械的
摩耗を受け、かつ/または本発明の方法が実施された場
合に表面凹凸および/または微小割れが平滑化され、か
つ/またはある程度まで充填されるガラス表面を補強す
るために特に有用である。
【0020】特にアクリル接着剤、ポリウレタン変性ア
クリクス、エポキシ変性アクリクス、エポキシ等の接着
剤が使用できる。
【0021】本発明に従って処理されたガラス物品は、
光ファイバのためのカプラ、特に溶融塩浴中での1回以
上のイオン交換操作よりなる方法によって作成された
「プレ−ナ」型カプラを製造する場合に特に有用であ
る。光硬化性のアクリル接着剤によって光ファイバをカ
プラに接着するのが一般的であり、そのようにして得ら
れた構造の一般的な欠陥はカプラが湿った雰囲気に露呈
された後で接着剤による付着部分が弱化することであ
る。本発明の方法はこの問題の解決を可能にする。
【0022】本発明の他の潜在的な応用は、通常境界面
に欠陥が現れることになる湿った状態における2つの物
質間の接着剤付着を補強することができる複合眼鏡レン
ズ(フォトクロミック・ガラス-プラスチックス)を製
造する分野にある。
【0023】さらに他の潜在的用途は湿度感応ガラスで
作成された補強された粒状の充填材をガラスフリットで
作成することである。
【0024】
【実施例】以下本発明の実施例について説明するが、こ
れらの実施例では、ガラス物品の表面状態はガラス表面
に対して水滴のなす接触角の値で特徴づけられる。
【0025】実施例1 酸化物重量%で、47.8%SiO2、17.4%B2O3、14.6%Al2O
3、12.4%K2O、2.2%Na2O、および5.6%Fよりなる組成
を有するコ−ニング インコ−ポレイテッドからA 6365
という商品名で市販されている湿度感応ガラスで作成さ
れ、かつ光通路を形成するために溶融塩浴中でイオン交
換操作を受けたプレ−ナ・カプラを取上げる。これらの
カプラは長さ40mm、幅3mm、そして厚さ0.8mmの小さいバ
−の形状を有している。
【0026】最初に、これらのカプラは沸騰したエタノ
−ル中に30分浸漬されて清掃された。カプラは50℃で16
時間乾燥され、使用前にデシケ−タに貯蔵される。清掃
されたガラスの表面は31±4oの水に対する接触角を有す
る。基準としての第1のカプラ(先行技術の基準点)
は、重量%でエタノ−ル98%、水1%およびA187シラン
(γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)1%で
作成された加水分解されたシランの溶液中に2分間浸漬
し、そして105℃で1時間乾燥することによって処理さ
れる。
【0027】他のカプラは次のようにして作成された浴
中に2分間浸漬して処理される。すなわち、重量%で、
水98.9%およびA174シラン(γ-メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン)1.1%が混合され、酢酸によっ
てpHが4.5に調節され、そしてこのようにして得られ
た混合物が、加水分解が生ずるように2時間エ−ジング
される(最初曇っていた混合物が20分後には透明にな
る)。
【0028】2分間の処理の後で、ケイ酸ナトリウム
(26%SiO2、8%Na2O; 密度1.33、pPROLABOと
いう会社から市販されている)がカプラの入った浴に、
その浴のpHが8に達するまで、加えられる。カプラは
アルカリ・ケイ酸塩浴中に2分間放置され、その後で浴
から取り出され、カプラ上の余剰の液体が窒素ジェット
をブロ−することによって取払われ、そして最後にカプ
ラはオ−ブン内において50℃で2時間乾燥される。
【0029】カプラの処理された表面は82±4Oの水に対
する接触角を有する。
【0030】本発明に従って処理されたカプラ、先行技
術に対するカプラ基準、および何等の処理も受けていな
い基準カプラが、インペリアル・ケミカル・インダスト
リ−ズからLC050という商品名で市販されている光硬化
性のアクリル接着剤の直径約2mmの滴で覆われた。
【0031】各滴は60秒間紫外線光源(470mm)に露光
されて硬化された。
【0032】ガラス・接着剤境界面に平行に力を加えた
状態で、硬化された滴を外すのに必要な応力を、インス
トロン試験機械を用いて、測定した。この試験は乾燥し
たカプラと、60℃および92%相対湿度に2週間露呈され
たカプラに対して実施された。このようにして得られた
結果が表1にまとめられている。
【表1】
【0033】処理を伴わないまたは従来技術に従って処
理された基準サンプルの場合には、ガラス内の境界面に
非常に接近した割れ目は界面的または凝集的である。本
発明によるサンプルの場合には、ガラス内の割れ目が観
察されるが、それは境界面に対してより深いところであ
る。このことは、本発明の処理が境界面に対して補強効
果を有すること、およびこの境界面がカプラの最も強い
部分となることを示している。
【0034】実施例2 本発明に従ってサンプルを作成するための実施例1で説
明された一般的な操作方法に従えば、A 174シランの重
量%での濃度は、ガラスの表面状態を特徴づける水によ
る濡れ角度(wetting angle)の値に対するこの濃度の変
化の影響について調べるために変化される。
【0035】このようにして得られた結果は下記の通り
である。
【0036】0.5%程度の低いシラン濃度でも実質的な
効果を得るのには十分であることがわかる。大きな効果
を得るのには0.1重量%程度の低いシラン濃度でも十分
であると考えられる。
【0037】実施例3 この実施例は種々の材料に対する本発明の方法によって
生ずる補強効果を示しすとともに、本発明の処理を種々
の基準処理と比較する。
【0038】実施例1で説明されたA 6365ガラスの他
に、純粋なシリカのフォトクロミックガラスおよびファ
イバも処理された。そのフォトクロミックガラス(屈折
率:1.6)の組成は酸化物を基礎とした重量%で次のと
おりであった。48%SiO2, 5.9%BaO, 14.8%B2O3, 5%K
2O, 17.2%La2O, 1.06%Na2O, 8.05%Nb2O3, 1.8%SrO,
5.3%TiO2, 7.4%ZrO2,および通常のフォトクロミック
および着色剤。
【0039】サンプルは実施例1で説明された操作方法
で、本発明に従って(A 174 + ケイ酸塩)処理され
た。A 187シランに対する基準処理も実施例1で説明さ
れたように行なわれた。A 174だけに対する基準処理
は、A 187シランをS 174シランで置き換えるだけで、A
187シランに対する処理と同様にして行なわれた。
【0040】A 6365ガラスおよびフォトクロミックガラ
スのサンプル上の硬化された接着剤滴の乾燥した状態に
おける接着が実施例1で説明されたようにして調べられ
た。シリカファイバの場合には、Composites Sciences
and Technology, 42(1991),207に記載された技法に従っ
た。
【0041】このようにして得られた結果は表2のとお
りであった。ただし、*は本発明の範囲外である。
【表2】
【0042】本発明の補強硬化はシリカ含有量だけでは
なく、増大するとネットワ−クの付着性を弱めるアルカ
リ酸化物およびフッ素のレベルにも依存していることが
わかる。
【0043】したがって、シリカ含有量が低くかつアル
カリ酸化物およびフッ素のレベルが高いA6365のような
ガラスに対して補強の結果が優れていても、それらの結
果はシリカ含有量は同様であるが、アルカリ酸化物の含
有量が少ないフォトクロミックガラスに対してはそれほ
ど顕著ではない。純粋シリカに対する効果に関しては、
有益ではなくて有害である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿度感応ガラス物品の表面を補強する方
    法であって、(A)補強されるべき表面を酸およびシラ
    ンの水溶液に接触させ、(B)補強されるべき表面をケ
    イ酸ナトリウムおよび/またはケイ酸カリウムのアルカ
    リ水溶液に接触させ、(C)前記工程(A)および
    (B)の結果としてガラスの表面に添着された被覆を乾
    燥させかつ硬化されることよりなることを特徴とする湿
    度感応ガラス物品の表面を補強する方法。
  2. 【請求項2】 前記酸およびシランの水溶液は、酸と、
    ケイ素にリンクされた加水分解可能な基および前記酸に
    感応する官能基を同時に含んだシランの加水分解の生成
    物の水溶液よりなり、シランの加水分解可能な基はアル
    コキシおよびハロゲン基から選択され、かつシランの官
    能基はアクリリック、メタクリリックおよびビニル基か
    ら選択されることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記シランはγ-メタクリロキシプロピ
    ルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリ
    メトキシシランおよびビニル-トリ(メトキシエトキ
    シ)シランの中から選択されることを特徴とする請求項
    2の方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(A)で使用される酸水溶液が
    3〜5のpHを有していることを特徴とする請求項1の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記工程(B)で使用されるアルカリ水
    溶液が7〜9のpHを有していることを特徴とする請求項
    1の方法。
  6. 【請求項6】 シランの配分が0.1重量%〜10重量%の
    範囲であることを特徴とする請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 前記シランの配分が0.5重量%〜3重量%
    の範囲であることを特徴とする請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうちの1つに記載された
    方法で表面の少なくとも一部分を補強されていることを
    特徴とする湿度感応ガラス物品。
  9. 【請求項9】 前記物品が光ファイバ・カプラであるこ
    とを特徴とする請求項8の物品。
  10. 【請求項10】 前記物品がガラス・プラスチック複合
    レンズを作成するための眼鏡レンズであることを特徴と
    する請求項8の物品。
JP5264075A 1992-10-02 1993-09-29 湿度感応ガラス物品およびそれの表面を補強する方法 Pending JPH06191897A (ja)

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