JPH06191762A - エレベータ乗かごのテールコード吊り装置 - Google Patents

エレベータ乗かごのテールコード吊り装置

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Publication number
JPH06191762A
JPH06191762A JP34597792A JP34597792A JPH06191762A JP H06191762 A JPH06191762 A JP H06191762A JP 34597792 A JP34597792 A JP 34597792A JP 34597792 A JP34597792 A JP 34597792A JP H06191762 A JPH06191762 A JP H06191762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
tail cord
elevator
suspension device
cord hanging
Prior art date
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Pending
Application number
JP34597792A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichi Shimizu
太一 清水
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH06191762A publication Critical patent/JPH06191762A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】4は乗かご、14は乗かごベース12にボルト
13で支持されたアームであって、このレール15上に
フレーム16,モータ17,チェーン18,車輪19か
ら成る移動可能なテールコード吊り装置が備えられる。 【効果】テールコード吊り位置を、最下階と最上階で移
動することにより、乗かごの偏荷重が小さくなるので、
通常のガイド装置が使える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロープ式エレベータに
係り、特に、エレベータ乗かごのテールコード吊り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、日本国内では東京都庁を初め、超
高層ビルの建築が相次ぎ、さらには建屋軒高が500m
あるいは1000mといった超々高層ビルが目白押しに
計画されている。
【0003】このような超々高層ビルになると、当然、
エレベータも昇降行程の大きなものが要求されるが、昇
降行程が大きくなると、テールコード,コンペンチェー
ンまたはコンペンロープ等によって生じる偏荷重が大き
くなって、エレベータが従来技術ではうまく機能しなく
なる。
【0004】これら、従来技術を図4,図5によって説
明する。
【0005】図4はエレベータ昇降路の断面図で、1は
エレベータ機械室、2は巻上機、3は巻上機2に巻き掛
けられたメーンロープ、4はメーンロープ3の一方に懸
架された乗かご、5は同じくメーンロープ3の他端に懸
架されたつり合いおもり、6はガイドレール、7は乗か
ご4の上下に備えられたガイド装置である。
【0006】又、8は乗かご4に動力および信号を伝え
るために設けられるテールコードで、エレベータ昇降路
の中間階に設けられる接続箱9に固着され、塔内ケーブ
ル10によりエレベータ機械室1に備えられた制御盤1
1に接続される。
【0007】図5は従来の乗かご側のテールコード吊り
装置を示すもので(特開昭50−95941 号公報参照)乗か
ごベース12に支持されたUボルト13によりアーム1
4はべース12に取付けられている。
【0008】ここで、アーム14は、テールコード8の
吊りRがあらかじめ決められているため、乗かご4の吊
り芯よりA寸法だけ芯ずれされて取付けられる(図
4)。
【0009】このように構成された従来のテールコード
吊り装置は、今、乗かご4が最上階にあった場合、乗か
ご4の吊り芯とテールコード8の吊り芯との芯ずれAに
より生じる偏荷重は、たとえば500mの昇降行程の場
合、乗かご4に設けられたガイド装置に100kg程度
の荷重をもたらす。
【0010】このため、通常高速エレベータに使用され
るラバータイプのガイドローラが使用できなくなる不具
合がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
した超々行程エレベータに於いて、テールコード等の懸
垂物によって乗かごに生じる偏荷重によって、通常のラ
バータイプのガイドローラが使用できなくなる不具合を
なくすことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述したテールコード等
の懸垂物による偏荷重は、乗かご吊り芯と、テールコー
ド等の懸垂物の吊り芯が異なることにより生じる。
【0013】又、乗かごが最下階の場合は、乗かごにか
かる懸垂重量はかご、乗かごが最上階の場合に懸垂重量
が最大となる。
【0014】このことにより本発明は、乗かごが最下階
の場合は、正規のテールコードの吊りR位置、すなわ
ち、乗かご吊り芯とA寸法芯ずれさせて吊り、乗かごが
上昇するにつれて、この吊り位置を乗かご吊り芯側に移
動させて、偏荷重を小さくするものである。
【0015】
【作用】本発明は、乗かごのテールコード吊り装置を、
モータ等の動力駆動で水平移動可能とし、エレベータの
階床信号により、乗かごが上昇するにつれてテールコー
ド吊り装置を乗かご吊り芯に近づけて、テールコードに
よる偏荷重を小さくするものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図3によ
って説明する。
【0017】図中、14は乗かごベース12にボルト1
3で支持されたアーム、15はアーム14に支持された
レールであって、テールコード8はこのレール15上に
備えられたレール16,モータ17,チェーン18,車
輪19から成る移動可能なテールコード吊り装置に吊り
下げられる。
【0018】ここで、乗かご4が最下階の場合は、乗か
ご4とテールコード6のギャップαを確保しなければな
らないため、テールコード6は乗かご4の吊り芯よりA
寸法だけ離れた位置で吊り下げられる。
【0019】又、テールコード6は、乗かご4が上昇す
るにつれて乗かごに干渉しずらくなるため、エレベータ
の階床信号によりモータ17を駆動させて、テールコー
ド吊り装置を乗かご芯に近づける。
【0020】
【発明の効果】本発明では、モータ駆動によりテールコ
ード吊り装置を移動可能とすることにより、テールコー
ドの偏荷重を小さくできるので、通常のラバータイプの
ガイドローラが使用でき、特殊なガイド装置を開発しな
くて良いので、安価なエレベータを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテールコード吊り装置を示す説明
図。
【図2】このテールコード吊り装置を示す詳細図。
【図3】このテールコード吊り装置を示す詳細図。
【図4】従来のテールコード吊り装置を示す説明図。
【図5】このテールコード吊り装置を示す説明図。
【符号の説明】
4…乗かご、8…テールコード、14…アーム、15…
レール、16…フレーム、17…モータ、18…チェー
ン、19…車輪。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータの昇降路の頂部または側部に設
    けられたエレベータ機械室、前記エレベータ機械室に備
    えられた巻上機、前記巻上機に巻き掛けられるメーンロ
    ープ、前記メーンロープの一方に乗かごを懸架し、他方
    につり合いおもりを懸架させ、前記乗かごを昇降させる
    ようにしたロープ式エレベータにおいて、前記乗かごの
    テールコード吊り装置を、モータ等、動力駆動により水
    平移動できるようにしたことを特徴とするエレベータ乗
    かごのテールコード吊り装置。
JP34597792A 1992-12-25 1992-12-25 エレベータ乗かごのテールコード吊り装置 Pending JPH06191762A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34597792A JPH06191762A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 エレベータ乗かごのテールコード吊り装置

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JP34597792A JPH06191762A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 エレベータ乗かごのテールコード吊り装置

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JPH06191762A true JPH06191762A (ja) 1994-07-12

Family

ID=18380300

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JP34597792A Pending JPH06191762A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 エレベータ乗かごのテールコード吊り装置

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JP (1) JPH06191762A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104671031A (zh) * 2013-11-28 2015-06-03 株式会社日立制作所 电梯

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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