JPH0619170Y2 - 集魚灯用ソケット - Google Patents
集魚灯用ソケットInfo
- Publication number
- JPH0619170Y2 JPH0619170Y2 JP1988096379U JP9637988U JPH0619170Y2 JP H0619170 Y2 JPH0619170 Y2 JP H0619170Y2 JP 1988096379 U JP1988096379 U JP 1988096379U JP 9637988 U JP9637988 U JP 9637988U JP H0619170 Y2 JPH0619170 Y2 JP H0619170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- body case
- fish
- main body
- screws
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connecting Device With Holders (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、漁船上で使用される集魚灯用ソケットに関す
るものである。
るものである。
〔従来技術とその問題点〕 漁船上で使用される集魚灯用ソケットは、集魚灯の口金
に海水がかからないように、長いスカート部を有する有
底筒状の本体ケースの奥底部に碍子が固着されている。
そして、この碍子に集魚灯の口金が取り付けられ、点灯
される。
に海水がかからないように、長いスカート部を有する有
底筒状の本体ケースの奥底部に碍子が固着されている。
そして、この碍子に集魚灯の口金が取り付けられ、点灯
される。
ところで、従来の集魚灯用ソケットは、碍子を例えばア
ルミ合金からなる本体ケースに直接ビスにてねじ止めし
ていたが、集魚灯は重量が1kg以上もあり、全長も50
cmに及ぶ大きなものであるため、海上の強い風圧や漁船
のローリングなどのために集魚灯が揺れると、碍子を固
着しているビスに大きな曲げ応力と引っ張り応力がかか
る。このため、アルミ合金の本体ケースのねじ溝が潰れ
やすく、ビスが本体ケースから脱落し、集魚灯が落下し
てしまう危険性があった。このため、本体ケースを上下
の2分割型にし、下ケースを上ケースに螺着する際に、
上下両ケースに設けられた内向きのフランジで碍子の鍔
部を挟圧保持する構造も実用化されている。この構造で
は、ビスを使用しないので、集魚灯が落下する危険性は
ないが、本体ケースを2分割型にするため、構造が複雑
化し、製造コストも高くなる不具合がある。
ルミ合金からなる本体ケースに直接ビスにてねじ止めし
ていたが、集魚灯は重量が1kg以上もあり、全長も50
cmに及ぶ大きなものであるため、海上の強い風圧や漁船
のローリングなどのために集魚灯が揺れると、碍子を固
着しているビスに大きな曲げ応力と引っ張り応力がかか
る。このため、アルミ合金の本体ケースのねじ溝が潰れ
やすく、ビスが本体ケースから脱落し、集魚灯が落下し
てしまう危険性があった。このため、本体ケースを上下
の2分割型にし、下ケースを上ケースに螺着する際に、
上下両ケースに設けられた内向きのフランジで碍子の鍔
部を挟圧保持する構造も実用化されている。この構造で
は、ビスを使用しないので、集魚灯が落下する危険性は
ないが、本体ケースを2分割型にするため、構造が複雑
化し、製造コストも高くなる不具合がある。
また、集魚灯は発熱量が大きいが、端部の箔シール部が
高温になると箔が酸化されてランプ寿命が短くなるの
で、箔シール部に嵌着された口金が高温になるのを避け
なければならない。しかし、碍子が本体ケースで覆われ
ているので碍子の放熱性が悪く、集魚灯からの熱が碍子
方向に輻射して高温になると、口金も高温になる不具合
がある。
高温になると箔が酸化されてランプ寿命が短くなるの
で、箔シール部に嵌着された口金が高温になるのを避け
なければならない。しかし、碍子が本体ケースで覆われ
ているので碍子の放熱性が悪く、集魚灯からの熱が碍子
方向に輻射して高温になると、口金も高温になる不具合
がある。
そこで本考案は、簡単な構造で碍子が本体ケースに確実
に固着されて落下する危険性がなく、碍子の昇温防止効
果も大きい集魚灯用ソケットを提供することを目的とす
るものである。
に固着されて落下する危険性がなく、碍子の昇温防止効
果も大きい集魚灯用ソケットを提供することを目的とす
るものである。
本考案の構成は、有底筒状の本体ケース内に集魚灯の口
金が取り付けられる碍子が固着された集魚灯用ソケット
において、前記本体ケースの中腹部に下向きの内段が形
成されるとともに、碍子の外周に鍔部が形成され、本体
ケースの内段およびこの内段に複数個のビスでねじ止め
されてビスとビス間で弾性変形可能な円環状の押え板に
よって碍子の鍔部が挟圧保持されて碍子が本体ケース内
に固着されたことを特徴とする。
金が取り付けられる碍子が固着された集魚灯用ソケット
において、前記本体ケースの中腹部に下向きの内段が形
成されるとともに、碍子の外周に鍔部が形成され、本体
ケースの内段およびこの内段に複数個のビスでねじ止め
されてビスとビス間で弾性変形可能な円環状の押え板に
よって碍子の鍔部が挟圧保持されて碍子が本体ケース内
に固着されたことを特徴とする。
すなわち、碍子を本体ケースに直接ビスにてねじ止めす
ることなく、本体ケースの内段およびこの内段に複数個
のビスでねじ止めされてビスとビス間で弾性変形可能な
円環状の押え板によって碍子の鍔部を挟圧保持するよう
にしたので、集魚灯が強い風圧などを受けて揺れたとき
に、押え板が弾性変形して碍子も少し揺れる。つまり、
碍子が柔構造で保持されて、曲げ応力を押え板が吸収す
るので、ビスが脱落することがなく、確実に保持するこ
とができる。また、円環状の押え板は、反射板の役目も
行い、集魚灯からの熱を反射するので、碍子方向に熱が
輻射されず、口金の昇温を抑制することができる。
ることなく、本体ケースの内段およびこの内段に複数個
のビスでねじ止めされてビスとビス間で弾性変形可能な
円環状の押え板によって碍子の鍔部を挟圧保持するよう
にしたので、集魚灯が強い風圧などを受けて揺れたとき
に、押え板が弾性変形して碍子も少し揺れる。つまり、
碍子が柔構造で保持されて、曲げ応力を押え板が吸収す
るので、ビスが脱落することがなく、確実に保持するこ
とができる。また、円環状の押え板は、反射板の役目も
行い、集魚灯からの熱を反射するので、碍子方向に熱が
輻射されず、口金の昇温を抑制することができる。
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明
する。
する。
本体ケース1は、下端が開口したアルミ合金製の有底筒
状体であり、頂部に取付部13が一体に連設されている。
そして、本体ケース1の中腹部には下向きの円環状の内
段11が形成されている。この内段11の下側がスカート部
12であり、スカート部12下端の開口にはシリコンゴムか
らなるパッキン14が取付けられ、集魚灯を取り付けたと
きに海水がスカート部12内に入って集魚灯の口金にかか
らないようになっている。
状体であり、頂部に取付部13が一体に連設されている。
そして、本体ケース1の中腹部には下向きの円環状の内
段11が形成されている。この内段11の下側がスカート部
12であり、スカート部12下端の開口にはシリコンゴムか
らなるパッキン14が取付けられ、集魚灯を取り付けたと
きに海水がスカート部12内に入って集魚灯の口金にかか
らないようになっている。
本体ケース1の奥底部に配置される碍子2は、セラミッ
ク製の有底筒状体であり、第2図に示すように、内部に
導電性のねじ部22と接点23を有するねじ込みタイプであ
る。この碍子2の外周には鍔部21が形成され、この鍔部
21が本体ケース1の内段11に当接している。そして、金
属製で弾性に富んだ円環状の押え板4が3本のビス3に
よって内段11にねじ止めされており、この押え板4と内
段11により鍔部21を挟圧保持している。ビス3の本数は
3本に限られないが、ビス3とビス3の間で押え板4が
弾性変形する必要があるので、可能な限りビス3の本数
を少なくしてビス3とビス3の間隔が広くなるようにす
るのがよい。また、押え板4は、ビス3とビス3の間で
切断されて3枚の円弧状の板によって構成されても良
く、更には円弧状の板の間に大きな隙間があってもよ
い。ここで、碍子2と本体ケース1の内周面との間には
僅かな隙間24があり、押え板4が弾性変形すると碍子2
が本体ケース1に対して僅かに揺動できるようになって
いる。ねじ部22や接点23と電気的に接続された一対の導
線5が本体ケース1から引き出され、ブッシュ51とグラ
ンド52で固定されている。
ク製の有底筒状体であり、第2図に示すように、内部に
導電性のねじ部22と接点23を有するねじ込みタイプであ
る。この碍子2の外周には鍔部21が形成され、この鍔部
21が本体ケース1の内段11に当接している。そして、金
属製で弾性に富んだ円環状の押え板4が3本のビス3に
よって内段11にねじ止めされており、この押え板4と内
段11により鍔部21を挟圧保持している。ビス3の本数は
3本に限られないが、ビス3とビス3の間で押え板4が
弾性変形する必要があるので、可能な限りビス3の本数
を少なくしてビス3とビス3の間隔が広くなるようにす
るのがよい。また、押え板4は、ビス3とビス3の間で
切断されて3枚の円弧状の板によって構成されても良
く、更には円弧状の板の間に大きな隙間があってもよ
い。ここで、碍子2と本体ケース1の内周面との間には
僅かな隙間24があり、押え板4が弾性変形すると碍子2
が本体ケース1に対して僅かに揺動できるようになって
いる。ねじ部22や接点23と電気的に接続された一対の導
線5が本体ケース1から引き出され、ブッシュ51とグラ
ンド52で固定されている。
しかして、かかる構成の集魚灯用ソケットに集魚灯を取
り付け、漁船上で点灯するが、集魚灯が強い風圧などを
受けて揺れたときに、押え板4が弾性変形して碍子2も
少し揺れる。このとき、碍子2にかかる曲げ応力や引っ
張り応力を押え板4が吸収して緩衝作用を行うので、ビ
ス3に対する曲げ応力や引っ張り応力は弱くなり、本体
ケース1がアルミ合金製であってもビス3が脱落するこ
とがなく、本体ケース1が一体型であって簡単な構造で
あるにもかかわらず、碍子2を確実に保持することがで
きる。また、円環状の押え板4は、反射板の役目も行
い、集魚灯からの熱を反射するので、碍子2が高温にな
らず、口金の昇温を抑制することができる。因に、碍子
2を覆う本体ケース1の部分の温度を測定したところ、
85℃程度であり、押え板4のない従来例に比べて約2
0℃低い温度であり、押え板4の昇温抑制効果が大きい
ことが確認できた。
り付け、漁船上で点灯するが、集魚灯が強い風圧などを
受けて揺れたときに、押え板4が弾性変形して碍子2も
少し揺れる。このとき、碍子2にかかる曲げ応力や引っ
張り応力を押え板4が吸収して緩衝作用を行うので、ビ
ス3に対する曲げ応力や引っ張り応力は弱くなり、本体
ケース1がアルミ合金製であってもビス3が脱落するこ
とがなく、本体ケース1が一体型であって簡単な構造で
あるにもかかわらず、碍子2を確実に保持することがで
きる。また、円環状の押え板4は、反射板の役目も行
い、集魚灯からの熱を反射するので、碍子2が高温にな
らず、口金の昇温を抑制することができる。因に、碍子
2を覆う本体ケース1の部分の温度を測定したところ、
85℃程度であり、押え板4のない従来例に比べて約2
0℃低い温度であり、押え板4の昇温抑制効果が大きい
ことが確認できた。
以上説明したように、本考案の集魚灯用ソケットは、碍
子をビスにて直接本体ケースに固着することなく、碍子
を緩衝作用を有する押え板で本体ケースに保持するよう
にしたので、簡単な構造で碍子が本体ケースに確実に固
着されて落下する危険性がない。そして、押え板が反射
板の役目もするので、集魚灯の熱が碍子方向に輻射され
ず、口金の昇温防止効果も大きい集魚灯用ソケットとす
ることができる。
子をビスにて直接本体ケースに固着することなく、碍子
を緩衝作用を有する押え板で本体ケースに保持するよう
にしたので、簡単な構造で碍子が本体ケースに確実に固
着されて落下する危険性がない。そして、押え板が反射
板の役目もするので、集魚灯の熱が碍子方向に輻射され
ず、口金の昇温防止効果も大きい集魚灯用ソケットとす
ることができる。
第1図は本考案実施例の断面図、第2図は第1図のII−
II線での断面図である。 1……本体ケース、11……内段、2……碍子 21……鍔部、3……ビス、4……押え板
II線での断面図である。 1……本体ケース、11……内段、2……碍子 21……鍔部、3……ビス、4……押え板
Claims (1)
- 【請求項1】有底筒状の本体ケース内に集魚灯の口金が
取り付けられる碍子が固着された集魚灯用ソケットにお
いて、 前記本体ケースの中腹部に下向きの内段が形成されると
ともに、碍子の外周に鍔部が形成され、該本体ケースの
内段およびこの内段に複数個のビスでねじ止めされてビ
スとビス間で弾性変形可能な円環状の押え板によって該
鍔部が挟圧保持されて碍子が本体ケース内に固着された
ことを特徴とする集魚灯用ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988096379U JPH0619170Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 集魚灯用ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988096379U JPH0619170Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 集魚灯用ソケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218286U JPH0218286U (ja) | 1990-02-06 |
JPH0619170Y2 true JPH0619170Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31321270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988096379U Expired - Lifetime JPH0619170Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 集魚灯用ソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619170Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58165876U (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-04 | 江東電気株式会社 | 集漁灯のソケツト |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP1988096379U patent/JPH0619170Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0218286U (ja) | 1990-02-06 |
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