JPH0619156A - 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ - Google Patents

電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ

Info

Publication number
JPH0619156A
JPH0619156A JP4196138A JP19613892A JPH0619156A JP H0619156 A JPH0619156 A JP H0619156A JP 4196138 A JP4196138 A JP 4196138A JP 19613892 A JP19613892 A JP 19613892A JP H0619156 A JPH0619156 A JP H0619156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
chemical
antioxidant
same manner
prepared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4196138A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Aoki
活水 青木
Shinya Mayama
進也 間山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4196138A priority Critical patent/JPH0619156A/ja
Publication of JPH0619156A publication Critical patent/JPH0619156A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 耐久性及び耐摩耗性に優れ、ソルベントクラ
ックがなく、しかも帯電能の低下のない電子写真感光体
を提供することにある。 【構成】 感光層が下記一般式〔1〕等 【化1】 (式中、R1 ないしR8は水素原子、メチル基等)で示
される構造単位を同時に有する共重合体を含有し、かつ
ヒンダードフェノール系、芳香族アミン系酸化防止剤、
スルフィド系酸化防止剤または有機リン系酸化防止剤を
含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改良された感光層を有
する電子写真感光体に関するもので、好ましくは電荷発
生層と改良された電荷輸送層の積層構造からなる感光層
を有する有機電子写真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、有機光導電性物質としてポリ
ビニルカルバゾール、アントラセン及びオキサジアゾー
ルなどが知られている。また、これらの有機光導電性物
質の感度を効果的に高める方法として、露光により電荷
担体を発生する電荷発生層と、発生した電荷担体を輸送
する能力をもつ電荷輸送層に機能分離させた積層構造体
が提案されている。
【0003】前記一般式〔1〕、〔2〕及び〔3〕で示
される構造単位を有する共重合体を含有する電子写真感
光体は、優れた初期の潤滑性を有し、かつ永続的にその
潤滑性を維持し得る。さらに、耐摩耗性に優れているた
め、優れた機械的特性及び耐久性を有している。また、
好適な柔軟性を有し、ソルベントクラック性においても
優れている。さらに、電子写真特性においても高感度
で、残留電位が低く、優れた特性を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コロナ
帯電、露光、現像、転写及びクリーニングなどからなる
繰り返しプロセスに供されることにより、感光体表面
は、コロナ帯電の時に発生するオゾンなどの酸化雰囲気
に曝されるため、表面と内部の劣化を生じる欠点を有し
ている。感光体表面とその内部の劣化は、電気特性の劣
化、すなわち感度低下、電位低下及び残留電位増加の原
因となり、このためコピーの画像濃度低下およびカブリ
残像発生を引き起すことになる。
【0005】すなわち、本発明者等は、種々検討の結
果、従来の感光体の電位変動の原因として電子写真プロ
セスの一次コロナ帯電器や転写コロナ帯電器から発生す
るオゾンの他にNOx が感光体に対して大きな影響を与
えていることを突き止めた。また、NOx は感光体の表
面のみならず感光層内部から支持体付近にまでも浸透し
ていくことが認められ、電荷輸送材料に対しては吸着や
錯体形成を引き起し、電荷発生材料にも吸着や分解反応
を引き起し、電位変動や感度劣化を起こさせることを突
き止めた。
【0006】本発明は前記一般式〔1〕、〔2〕及び
〔3〕で示される構造単位を有する共重合体を含有する
電子写真感光体において、その優れた特性を維持しつ
つ、NOx に対する耐性を付与させることを目的として
おり、本発明の構成により著しく耐NOx 性が向上する
ことを見いだしたものである。
【0007】従って、本発明の目的は、前記一般式
〔1〕、〔2〕及び〔3〕で示される構造単位を有する
共重合体を含有させることにより得られる良好な特性を
損なうことなく、酸化雰囲気による表面劣化に対しても
優れた耐久性を有する電子写真感光体を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、導
電性支持体上に機能分離型感光層を有する電子写真感光
体において、該感光層が下記一般式〔1〕、〔2〕及び
〔3〕
【0009】
【化2】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、メ
チル基、エチル基またはフェニル基、R17は炭素数1〜
3のアルキレン基、R18ないしR21はアルキル基または
アリール基、Aは2価の基を示し、nは1以上200以
下の整数である)で示される構造単位を同時に有する共
重合体を含有し、かつヒンダードフェノール系酸化防止
剤、芳香族アミン系酸化防止剤、スルフィド系酸化防止
剤または有機リン系酸化防止剤を含有することを特徴と
する電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びフ
ァクシミリである。
【0010】機能分離型感光層の電荷輸送層は、電荷輸
送材料と酸化防止剤とバインダーとを適当な溶剤に溶解
せしめた溶液を塗布し、乾燥せしめることにより形成さ
せることが好ましい。ここに用いるバインダーは、上記
共重合体の構造を一つの式でまとめた下記一般式〔4〕
【0011】
【化3】 (式中、R1 〜R21、Aは前記したものであり、X及び
Yは共重合組成比(モル比)を示し、夫々0〜100の
実数で示され、Zは上記〔1〕、〔2〕及び〔3〕式で
示される各構造単位の重量に対して〔3〕式の構造単位
が占める重量%を示すものである。)で示される共重合
体である。
【0012】また酸化防止剤としては、前記のヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤、芳香族アミン系酸化防止
剤、スルフィド系酸化防止剤または有機リン系酸化防止
剤を用いる。
【0013】またバインダーとして上記共重合体の他
に、他のバインダーと適宜混合することができる。
【0014】混合できるバインダーとしては、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、
ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、塩化ビニ
リデン、ポリウレタンあるいはこれらの樹脂の繰り返し
単位の2つ以上を含む共重合体樹脂などを挙げることが
でき、特にポリエステル樹脂及びポリカーボネートが好
ましい。
【0015】本発明で用いる前記の共重合体に含有され
る一般式〔1〕で示される共重合成分はポリカーボネー
ト樹脂に好適な柔軟性を付与するために導入するもので
あり、フェノール基の自由回転を妨げず、かつ嵩高くな
い基を導入し柔軟性を付与しソルベントクラック性を向
上させる目的で導入される。かかる構造単位を与える化
合物としては具体的には例えば次のものが挙げられる。
【0016】
【化4】 また共重合体中に含有される一般式〔2〕で示される構
造は前記の共重合体に適正な機械的強度を与えるために
導入されるが、かかる構造単位を与える化合物としては
次のものが挙げられる。
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】 さらに前記の構造式〔3〕で示される構造単位は共重合
体の潤滑性を向上する目的により、前記した構造単位
〔1〕と同時に共重合体中に導入されるがかかる構造単
位〔3〕を与える化合物としては下記のものが挙げられ
る。
【0019】
【化7】 本発明に用いる電荷輸送材料としては、ピレン、N−エ
チルカルバゾール、N−イソプロピルカルバゾール、N
−メチル−N−フェニルヒドラジノ−3−メチリデン−
9−エチルカルバゾール、N,N−ジフェニルヒドラジ
ノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール、N,N
−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチ
ルフェノチアジン、N,N−ジフェニルヒドラジノ−3
−メチリデン−10−エチルフェノキサジン、p−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニルヒド
ラゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N−α
−ナフチル−N−フェニルヒドラゾン、p−ピロリノジ
ベンズアルデヒドN,N−ジフェニルヒドラゾン、1,
3,3−トリメチルインドレニン−ω−アルデヒド−
N,N−ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチルベンズア
ルデヒド−3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒドラ
ゾン等のヒドラゾン類、2,5−ビス(p−ジエチルア
ミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール、1−
フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−〔キ
ノリル(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1
−〔ピリジル(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−〔6−メトキシ−ピリジル(2)〕−3−(p
−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミ
ノフェニル〕ピラゾリン、1−〔ピリジル(3)〕−3
−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチ
ルアミノフェニル〕ピラゾリン、1−〔ピリジル
(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル〕ピラゾリン、1−〔ピ
リジル(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチリル〕
−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、1−〔ピリジル(2)〕−3−(α−メチル
−p−ジエチルアミノスチリル〕−5−(p−ジエチル
アミノフェニル)ピラゾリン、1−フェニル−3−(p
−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5−(p−
ジエチルアミノフェニル〕ピラゾリン、1−フェニル−
3−(α−ベンジル−p−ジエチルアミノスチリル)−
5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、スピ
ロピラゾリン等のピラゾリン類、2−(p−ジエチルア
ミノスチリル)−6−ジエチルアミノベンズオキサゾー
ル、2−(p−ジエチルアミノフェニル)−4−(p−
ジメチルアミノフェニル)−5−(2−クロロフェニ
ル)オキサゾール等のオキサゾール系化合物、2−(p
−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエチルアミノベン
ゾチアゾール等のチアゾール系化合物、ビス(4−ジエ
チルアミノ−2−メチルフェニル)フェニルメタン等の
トリアリールメタン系化合物、1,1−ビス(4−N,
N−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)ヘプタン、
1,1,2,2−テトラキス−4−N,N−ジメチルア
ミノ−2−メチルフェニル)エタン等のポリアリールア
ルカン類等が挙げられる他、トリアリールアミン誘導体
を挙げることができる。。
【0020】このバインダーと電荷輸送材料との配合割
合は、バインダー100重量部当り電荷輸送材料を10
〜500重量とすることが好ましい。この電荷輸送層の
厚さは、2〜100μm、好ましくは5〜30μmであ
る。
【0021】本発明で用いるヒンダードフェノール系酸
化防止剤としては、例えば下記構造式のものを挙げるこ
とができる。
【0022】
【化8】
【0023】
【化9】
【0024】
【化10】
【0025】
【化11】
【0026】
【化12】
【0027】
【化13】
【0028】
【化14】
【0029】
【化15】 本発明で用いる芳香族アミン系酸化防止剤としては、例
えば下記のものを挙げることができる。
【0030】
【化16】
【0031】
【化17】 また、本発明で用いるスルフィド系酸化防止剤として
は、例えば下記のものを挙げることができる。
【0032】
【化18】 本発明で用いる有機リン系酸化防止剤は例えば、下記構
造式のものを挙げることができる。
【0033】
【化19】
【0034】
【化20】
【0035】
【化21】 これらの酸化防止剤の添加量は一般に用いる化合物の種
類によって変化するが、前記の電荷輸送材料に対して
0.01〜4重量%、好ましくは0.04〜2重量%で
ある。
【0036】また上記の化合物は夫々好ましい配合比で
互いに混合して使用されてもよく、さらには他の酸化防
止剤と混合して使用しても良い。
【0037】本発明の電荷輸送層には、種々の添加剤を
含有させることができる。かかる添加剤としては、ジフ
ェニル、塩化ジフェニル、O−ターフェニル、P−ター
フェニル、ジブチルフタレート、ジメチルグリコールフ
タレート、ジオクチルフタレート、メチルナフタリン、
ベンゾフェノン、塩素化パラフィン、3,5−ジニトロ
サリチル酸及び各種フルオロカーボン類などを挙げるこ
とができる。
【0038】また、本発明の電荷発生層を形成させる際
に用いる溶剤としては、多数の有用な有機溶剤を包含し
ている。代表的なものとして、例えばベンゼン、ナフタ
リン、トルエン、キシレン、メシチレン及びクロロベン
ゼンなどの芳香族系炭化水素類、アセトン、2−ブタノ
ンなどのケトン類、塩化メチレン、クロロホルム、塩化
エチレンなどのハロゲン化脂肪族系炭化水素類、テトラ
ヒドロフラン、及びエチルエーテルなどの環状若しくは
直鎖状のエーテル類などあるいはこれらの混合溶剤を挙
げることができる。
【0039】本発明の電子写真感光体の代表的な構成
は、支持体上に電荷発生層及び電荷輸送層を形成させた
もので、支持体としてはアルミニウム、ステンレス、銅
などの金属、紙及びプラスチックなどに必要に応じて導
電処理または下引き処理を施した円筒状シリンダーまた
はフィルムが用いられる。電荷発生層は、セレン、セレ
ン−テルル化物、アモルファスシリコン及び酸化亜鉛、
硫化カドミウムなどの無機化合物、フタロシアニン、オ
キサジアゾール、ビスベンゾイミダゾール、キノシアニ
ン及びビスアゾ顔料などの有機顔料を単独若しくは組合
せて、結合剤の使用によって支持体上に塗布して形成す
るか、あるいは蒸着またはスパッタリングによって形成
することができる。電荷発生層の膜厚は、一般に数μm
以下、好ましくは0.1〜1μmである。
【0040】図1に本発明の電子写真感光体を用いた一
般的な転写式電子写真装置の概略構成例を示した。
【0041】図において、1は像担持体としての本発明
のドラム型感光体であり軸1aを中心に矢印方向に所定
の周速度で回転駆動される。該感光体1はその回転過程
で帯電手段2によりその周面に正または負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで露光部3にて不図示の像露光手
段により光像露光L(スリット露光・レーザービーム走
査露光など)を受ける。これにより感光体周面に露光像
に対応した静電潜像が順次形成されていく。
【0042】その静電潜像はついで現像手段4でトナー
現像されそのトナー現像像がが転写手段5により不図示
の給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の
回転と同期取り出されて給紙された転写材Pの面に順次
転写されていく。
【0043】像転写を受けた転写材Pは感光体面から分
離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けて複写
物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
【0044】像転写後の感光体1の表面はクリーニング
手段6にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化さ
れ、更に前露光手段7により除電処理されて繰り返して
像形成に使用される。
【0045】感光体1の均一帯電手段2としてはコロナ
帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装置5
もコロナ転写手段が一般に広く使用されている。電子写
真装置として、上述の感光体や現像手段、クリーニング
手段などの構成要素のうち、複数のものを装置ユニット
として一体に結合して構成し、このユニットを装置本体
に対して着脱自在に構成しても良い。例えば、感光体1
とクリーニング手段6とを一体化してひとつの装置ユニ
ットとし、装置本体のレールなどの案内手段を用いて着
脱自在の構成にしても良い。このとき、上記の装置ユニ
ットの方に帯電手段および/または現像手段を伴って構
成しても良い。
【0046】光像露光Lは、電子写真装置を複写機やプ
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは現像を読取り信号化し、この信号によ
りレーザビームの走査、LEDアレイの駆動、または液
晶シャッターアレイの駆動などにより行われる。
【0047】ファクシミリのプリンターとして使用する
場合には、光像露光Lは受信データをプリントするため
の露光になる。図2はこの場合の1例をブロック図で示
したものである。
【0048】コントローラ11は画像読取部10とプリ
ンター19を制御する。コントローラ11の全体はCP
U17により制御されている。画像読取部10からの読
取データは、送信回路13を通して相手局に送信され
る。相手局から受けたデータは受信回路12を通してプ
リンター19に送られる。画像メモリ16には所定の画
像データが記憶される。プリンタコントローラ18はプ
リンター19を制御している。14は電話である。
【0049】回線15から受信された画像情報(回線を
介して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受
信回路12で復調された後、CPU17で復号処理が行
われ、順次画像メモリ16に格納される。そして、少な
くとも1ページの画像情報がメモリ16に格納される
と、そのページの画像記録を行なう。CPU17は、メ
モリ16より1ページの画像情報を読み出し、プリンタ
コントローラ18に復号化された1ページの画像情報を
送出する。プリンタコントローラ18は、CPU17か
らの1ページの画像情報を受け取るとそのページの画像
情報記録を行なうべく、プリンター19を制御する。
【0050】尚、CPU17は、プリンター19による
記録中に、次のページの受信を行なっている。
【0051】以上の様にして、画像の受信と記録が行な
われる。
【0052】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
レーザー製版など電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
【0053】
【実施例】以下、本発明を実施例に従って説明する。
【0054】(実施例1)10%の酸化アンチモンを含
有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3,000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシート上にワイヤーバー塗
布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの導
電層を形成した。
【0055】次に、N−メトキシメチル化ナイロン5部
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にワイヤーバーに依って
塗布し、100℃で20分間乾燥して0.6μmの中間
層を形成した。
【0056】次いで、下記構造式
【0057】
【化22】 のジスアゾ顔料3部、ポリビニルベンザール(ベンザー
ル化率80%、重量平均分子量11,000)2部及び
シクロヘキサノン35部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で12時間分散してその後にメチルエ
チルケトン60部を加えて電荷発生層用分散液を得た。
この分散液を前記の中間層上にワイヤーバーで塗布して
80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生
層を得た。次いで、構造式
【0058】
【化23】 の酸化防止剤、0.05部をジクロルメタン20部、モ
ノクロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解した。
【0059】この溶液を前述の電荷発生層上にワイヤー
バーで塗布して120℃で60分間乾燥して膜厚23μ
mの電荷輸送層を形成した。
【0060】次いで、この感光体を用いて酸化雰囲気に
よる帯電能低下についての評価を行った。
【0061】評価方法としては、25℃、硝酸飽和蒸気
の酸化雰囲気中に前記感光体を60分放置し、その後直
ちに帯電能を測定し、初期との帯電能の差で帯電能変化
の評価とした。
【0062】この結果を表1に記載する。
【0063】(実施例2)次の組成を有する共重合体
【0064】
【化24】 (粘度平均分子量2.56×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にして感
光体を作成し測定を行なった。
【0065】得られた結果を表1に記載する。
【0066】(実施例3)次の組成を有する共重合体
【0067】
【化25】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
1と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0068】得られた結果を表1に記載する。
【0069】(実施例4)次の組成を有する共重合体
【0070】
【化26】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
1と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0071】得られた結果を表1に記載する。
【0072】(実施例5)次の組成を有する共重合体
【0073】
【化27】 (粘度平均分子量2.04×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にして感
光体を作成し測定を行なった。
【0074】得られた結果を表1に記載する。
【0075】(実施例6)次の構造を有する電荷発生材
【0076】
【化28】 を用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施例1と
全く同様にして感光体を作成し測定を行なった。
【0077】得られた結果を表1に記載する。
【0078】(実施例7)次の構造式を有する共重合体
【0079】
【化29】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
6と全く同様にして感光体を作成し、測定を行った。
【0080】得られた結果を表1に記載する。
【0081】(実施例8)次の組成を有する共重合体
【0082】
【化30】 (粘度平均分子量2.14×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例7と全く同様にして感
光体を作成し測定を行なった。
【0083】得られた結果を表1に記載する。
【0084】(実施例9)次の組成を有する共重合体
【0085】
【化31】 (粘度平均分子量4.03×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にして感
光体を作成し測定を行なった。
【0086】得られた結果を表1に記載する。
【0087】(実施例10)次の組成を有する共重合体
【0088】
【化32】 (粘度平均分子量2.92×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例1と全く同様にして感
光体を作成し測定を行なった。
【0089】得られた結果を表1に記載する。
【0090】(実施例11)下記構造式
【0091】
【化33】 の電荷発生材料を用いて実施例1と同様に感光体を作成
し評価を行った。
【0092】得られた結果を表1に記載する。
【0093】(実施例12)下記構造式
【0094】
【化34】 の電荷発生材料を用いて実施例1と同様に感光体を作成
し評価を行った。
【0095】得られた結果を表1に記載する。
【0096】(比較例1)ポリカーボネートZ(粘度平
均分子量1.92×104 )を用いて電荷輸送層を形成
し、酸化防止剤を用いずに、実施例1と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0097】得られた結果を表1に記載する。
【0098】(比較例2)下記構造式の共重合体
【0099】
【化35】 (粘度平均分子量2.53×104 )を用いて電荷輸送
層を形成し、酸化防止剤を用いずに、実施例1と全く同
様にして感光体を作成し、測定を行った。
【0100】得られた結果を表1に記載する。
【0101】
【表1】
【0102】(実施例13)10%の酸化アンチモンを
含有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3,000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシート上にワイヤーバー塗
布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの導
電層を形成した。
【0103】次に、N−メトキシメチル化ナイロン5部
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にワイヤーバーに依って
塗布し、100℃で20分間乾燥して0.6μmの中間
層を形成した。
【0104】次いで、下記構造式
【0105】
【化36】 のジスアゾ顔料3部、ポリビニルベンザール(ベンザー
ル化率80%、重量平均分子量11,000)2部及び
シクロヘキサノン35部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で12時間分散してその後にメチルエ
チルケトン60部を加えて電荷発生層用分散液を得た。
この分散液を前記の中間層上にワイヤーバーで塗布して
80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生
層を得た。次いで、構造式
【0106】
【化37】 の酸化防止剤、0.05部をジクロルメタン20部、モ
ノクロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解した。
【0107】この溶液を前述の電荷発生層上にワイヤー
バーで塗布して120℃で60分間乾燥して膜厚23μ
mの電荷輸送層を形成した。
【0108】次いで、この感光体を用いて酸化雰囲気に
よる帯電能低下についての評価を行った。
【0109】評価方法としては、25℃、硝酸飽和蒸気
の酸化雰囲気中に前記感光体を60分放置し、その後直
ちに帯電能を測定し、初期との帯電能の差で帯電能変化
の評価とした。
【0110】この結果を表2に記載する。
【0111】(実施例14)次の組成を有する共重合体
【0112】
【化38】 (粘度平均分子量2.56×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例13と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0113】得られた結果を表2に記載する。
【0114】(実施例15)次の組成を有する共重合体
【0115】
【化39】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
13と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0116】得られた結果を表2に記載する。
【0117】(実施例16)次の組成を有する共重合体
【0118】
【化40】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
13と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0119】得られた結果を表2に記載する。
【0120】(実施例17)次の組成を有する共重合体
【0121】
【化41】 (粘度平均分子量2.04×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例13と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0122】得られた結果を表2に記載する。
【0123】(実施例18)次の構造を有する電荷発生
材料
【0124】
【化42】 を用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施例13
と全く同様にして感光体を作成し、測定を行なった。
【0125】得られた結果を表2に記載する。
【0126】(実施例19)次の構造式を有する共重合
【0127】
【化43】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
18と全く同様にして感光体を作成し、測定を行った。
【0128】得られた結果を表2に記載する。
【0129】(実施例20)次の組成を有する共重合体
【0130】
【化44】 (粘度平均分子量2.14×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例19と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0131】得られた結果を表2に記載する。
【0132】(実施例21)次の組成を有する共重合体
【0133】
【化45】 (粘度平均分子量4.03×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例13と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0134】得られた結果を表2に記載する。
【0135】(実施例22)次の組成を有する共重合体
【0136】
【化46】 (粘度平均分子量2.92×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例13と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0137】得られた結果を表2に記載する。
【0138】(実施例23)下記構造式
【0139】
【化47】 の電荷発生材料を用いて実施例13と同様に感光体を作
成し評価を行った。
【0140】得られた結果を表2に記載する。
【0141】(実施例24)下記構造式
【0142】
【化48】 の電荷発生材料を用いて実施例13と同様に感光体を作
成し評価を行った。
【0143】得られた結果を表2に記載する。
【0144】(比較例3)ポリカーボネートZ(粘度平
均分子量1.92×104 )を用いて電荷輸送層を形成
し、酸化防止剤を用いずに、実施例13と全く同様にし
て感光体を作成し測定を行なった。
【0145】得られた結果を表2に記載する。
【0146】(比較例4)下記構造式の共重合体
【0147】
【化49】 (粘度平均分子量2.53×104 )を用いて、電荷輸
送層を形成し、酸化防止剤を用いずに、実施例13と全
く同様にして感光体を作成し、測定を行った。
【0148】得られた結果を表2に記載する。
【0149】
【表2】
【0150】(実施例25)10%の酸化アンチモンを
含有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3,000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシート上にワイヤーバー塗
布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの導
電層を形成した。
【0151】次に、N−メトキシメチル化ナイロン5部
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にワイヤーバーに依って
塗布し、100℃で20分間乾燥して0.6μmの中間
層を形成した。
【0152】次いで、下記構造式
【0153】
【化50】 のジスアゾ顔料3部、ポリビニルベンザール(ベンザー
ル化率80%、重量平均分子量11,000)2部及び
シクロヘキサノン35部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で12時間分散してその後にメチルエ
チルケトン60部を加えて電荷発生層用分散液を得た。
この分散液を前記の中間層上にワイヤーバーで塗布して
80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生
層を得た。次いで、構造式
【0154】
【化51】 の酸化防止剤、0.05部をジクロルメタン20部、モ
ノクロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解した。
【0155】この溶液を前述の電荷発生層上にワイヤー
バーで塗布して120℃で60分間乾燥して膜厚23μ
mの電荷輸送層を形成した。
【0156】次いで、この感光体を用いて酸化雰囲気に
よる帯電能低下についての評価を行った。
【0157】評価方法としては、25℃、硝酸飽和蒸気
の酸化雰囲気中に前記感光体を60分放置し、その後直
ちに帯電能を測定し、初期との帯電能の差で帯電能変化
の評価とした。
【0158】この結果を表3に記載する。
【0159】(実施例26)次の組成を有する共重合体
【0160】
【化52】 (粘度平均分子量2.56×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例25と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0161】得られた結果を表3に記載する。
【0162】(実施例27)次の組成を有する共重合体
【0163】
【化53】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
25と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0164】得られた結果を表3に記載する。
【0165】(実施例28)次の組成を有する共重合体
【0166】
【化54】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
25と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0167】得られた結果を表3に記載する。
【0168】(実施例29)次の組成を有する共重合体
【0169】
【化55】 (粘度平均分子量2.04×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例25と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0170】得られた結果を表3に記載する。
【0171】(実施例30)次の構造を有する電荷発生
材料
【0172】
【化56】 を用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施例25
と全く同様にして感光体を作成し、測定を行なった。
【0173】得られた結果を表3に記載する。
【0174】(実施例31)次の構造式を有する共重合
【0175】
【化57】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
30と全く同様にして感光体を作成し、測定を行った。
【0176】得られた結果を表3に記載する。
【0177】(実施例32)次の組成を有する共重合体
【0178】
【化58】 (粘度平均分子量2.14×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例31と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0179】得られた結果を表3に記載する。
【0180】(実施例33)次の組成を有する共重合体
【0181】
【化59】 (粘度平均分子量4.03×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例25と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0182】得られた結果を表3に記載する。
【0183】(実施例34)次の組成を有する共重合体
【0184】
【化60】 (粘度平均分子量2.92×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例25と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0185】得られた結果を表3に記載する。
【0186】(実施例35)下記構造式
【0187】
【化61】 の電荷発生材料を用いて実施例25と同様に感光体を作
成し評価を行った。
【0188】得られた結果を表3に記載する。
【0189】(実施例36)下記構造式
【0190】
【化62】 の電荷発生材料を用いて実施例25と同様に感光体を作
成し評価を行った。
【0191】得られた結果を表3に記載する。
【0192】(実施例37)酸化防止剤として下記構造
【0193】
【化63】 を0.025部用いたことを除き実施例25と全く同様
にして感光体を作成し測定を行った。
【0194】得られた結果を表3に記載する。
【0195】(実施例38)酸化防止剤として下記構造
【0196】
【化64】 を0.025部用いたことを除き実施例26と全く同様
にして感光体を作成し測定を行った。
【0197】得られた結果を表3に記載する。
【0198】(比較例5)ポリカーボネートZ(粘度平
均分子量1.92×104 )を用いて電荷輸送層を形成
し、酸化防止剤を用いずに、実施例25と全く同様にし
て感光体を作成し、測定を行なった。
【0199】得られた結果を表3に記載する。
【0200】(比較例6)下記構造式の共重合体
【0201】
【化65】 (粘度平均分子量2.53×104 )を用いて、電荷輸
送層を形成し、酸化防止剤を用いずに、実施例25と全
く同様にして感光体を作成し、測定を行った。
【0202】得られた結果を表3に記載する。
【0203】
【表3】
【0204】(実施例39)10%の酸化アンチモンを
含有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタン粉体50
部、フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、
メタノール5部、及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量
3,000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を得
た。この塗料をアルミニウムシート上にワイヤーバー塗
布し、140℃で30分間乾燥して、膜厚20μmの導
電層を形成した。
【0205】次に、N−メトキシメチル化ナイロン5部
をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗料を作成し
た。この塗料を前記の導電層上にワイヤーバーに依って
塗布し、100℃で20分間乾燥して0.6μmの中間
層を形成した。
【0206】次いで、下記構造式
【0207】
【化66】 のジスアゾ顔料3部、ポリビニルベンザール(ベンザー
ル化率80%、重量平均分子量11,000)2部及び
シクロヘキサノン35部をφ1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で12時間分散してその後にメチルエ
チルケトン60部を加えて電荷発生層用分散液を得た。
この分散液を前記の中間層上にワイヤーバーで塗布して
80℃で20分間乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生
層を得た。次いで、構造式
【0208】
【化67】 の酸化防止剤、0.05部をジクロルメタン20部、モ
ノクロルベンゼン40部の混合溶媒中に溶解した。
【0209】この溶液を前述の電荷発生層上にワイヤー
バーで塗布して120℃で60分間乾燥して膜厚23μ
mの電荷輸送層を形成した。
【0210】次いで、この感光体を用いて酸化雰囲気に
よる帯電能低下についての評価を行った。
【0211】評価方法としては、25℃、硝酸飽和蒸気
の酸化雰囲気中に前記感光体を60分放置し、その後直
ちに帯電能を測定し、初期との帯電能の差で帯電能変化
の評価とした。
【0212】この結果を表4に記載する。
【0213】(実施例40)次の組成を有する共重合体
【0214】
【化68】 (粘度平均分子量2.56×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例39と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0215】得られた結果を表4に記載する。
【0216】(実施例41)次の組成を有する共重合体
【0217】
【化69】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
39と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0218】得られた結果を表4に記載する。
【0219】(実施例42)次の組成を有する共重合体
【0220】
【化70】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
39と全く同様にして感光体を作成し測定を行った。
【0221】得られた結果を表4に記載する。
【0222】(実施例43)次の組成を有する共重合体
【0223】
【化71】 (粘度平均分子量2.04×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例39と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0224】得られた結果を表4に記載する。
【0225】(実施例44)次の構造を有する電荷発生
材料
【0226】
【化72】 を用いて電荷輸送層を形成したことを除き、実施例35
と全く同様にして感光体を作成し、測定を行なった。
【0227】得られた結果を表4に記載する。
【0228】(実施例45)次の構造式を有する共重合
【0229】
【化73】 のものを用い電荷輸送層を形成したことを除き、実施例
44と全く同様にして感光体を作成し、測定を行った。
【0230】得られた結果を表4に記載する。
【0231】(実施例46)次の組成を有する共重合体
【0232】
【化74】 (粘度平均分子量2.14×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例45と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0233】得られた結果を表4に記載する。
【0234】(実施例47)次の組成を有する共重合体
【0235】
【化75】 (粘度平均分子量4.03×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例39と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0236】得られた結果を表4に記載する。
【0237】(実施例48)次の組成を有する共重合体
【0238】
【化76】 (粘度平均分子量2.92×104 )を用いて電荷輸送
層を形成したことを除き、実施例39と全く同様にして
感光体を作成し測定を行なった。
【0239】得られた結果を表4に記載する。
【0240】(実施例49)下記構造式
【0241】
【化77】 の電荷発生材料を用いて実施例39と同様に感光体を作
成し評価を行った。
【0242】得られた結果を表4に記載する。
【0243】(実施例50)下記構造式
【0244】
【化78】 の電荷発生材料を用いて実施例39と同様に感光体を作
成し評価を行った。
【0245】得られた結果を表4に記載する。
【0246】(比較例7)ポリカーボネートZ(粘度平
均分子量1.92×104 )を用いて電荷輸送層を形成
し、酸化防止剤を用いずに、実施例39と全く同様にし
て感光体を作成し、測定を行なった。
【0247】得られた結果を表4に記載する。
【0248】(比較例8)下記構造式の共重合体
【0249】
【化79】 (粘度平均分子量2.53×104 )を用いて、電荷輸
送層を形成し、酸化防止剤を用いずに、実施例39と全
く同様にして感光体を作成し、測定を行った。
【0250】得られた結果を表4に記載する。
【0251】
【表4】
【0252】
【発明の効果】本発明によれば、感光層が前記一般式
〔1〕及び一般式〔2〕及び一般式〔3〕で示される構
造単位を同時に有する共重合体を含有することにより、
電子写真感光体が高潤滑性、高耐摩耗性、好適な柔軟
性、高耐ソルベントクラック性を有し、また電子写真特
性としても高感度、低残留電位等の優れた特性を有する
ことができ、かつ、前記ヒンダードフェノール系酸化防
止剤、芳香族アミン系酸化防止剤、スルフィド系酸化防
止剤または有機リン系酸化防止剤を含有することによ
り、上記の優れた特性をそこなうことなく、酸化雰囲気
による表面の劣化、詳しくは、電子写真方法の主に一次
コロナ帯電器や転写コロナ帯電器で発生するNOx に対
する電位変動の低減に効果がある。詳しくは帯電能の劣
化の防止感度の変動の防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な転写式電子写真装置の概略構成図であ
る。
【図2】電子写真装置をプリンターとして使用したファ
クシミリのブロック図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電手段 3 露光部 4 現像手段 5 転写手段 6 クリーニング手段 7 前露光手段 8 像定着手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に機能分離型感光層を有
    する電子写真感光体において、該感光層が下記一般式
    〔1〕、〔2〕及び〔3〕 【化1】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、メ
    チル基、エチル基またはフェニル基、R17は炭素数1〜
    3のアルキレン基、R18ないしR21はアルキル基または
    アリール基、Aは2価の基を示し、nは1以上200以
    下の整数である)で示される構造単位を同時に有する共
    重合体を含有し、かつヒンダードフェノール系酸化防止
    剤、芳香族アミン系酸化防止剤、スルフィド系酸化防止
    剤または有機リン系酸化防止剤を含有することを特徴と
    する電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 ヒンダードフェノール系酸化防止剤が、
    水酸基の他に2つ以上の置換基を有するフェノール系化
    合物である請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 スルフィド系酸化防止剤が、チオプロピ
    オン酸アルキルエステル、チオビスフェノールのアルキ
    ルプロピオン酸エステル、並びにメルカプトベンゾイミ
    ダゾール及びその誘導体から選ばれる1種の化合物であ
    る請求項1記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載の電子写真感光体
    を有することを特徴とする電子写真装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3記載の電子写真感光体
    を有し、かつリモート端末からの画像情報を受信する受
    信手段を有することを特徴とするファクシミリ。
JP4196138A 1992-06-30 1992-06-30 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ Pending JPH0619156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4196138A JPH0619156A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4196138A JPH0619156A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0619156A true JPH0619156A (ja) 1994-01-28

Family

ID=16352866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4196138A Pending JPH0619156A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0619156A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0540360A (ja) 電子写真感光体
JP3278016B2 (ja) 電子写真感光体及び電子写真装置
JP3397585B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH0619151A (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JP3416318B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP3039893B2 (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JP3039891B2 (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JPH0619152A (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JPH0588398A (ja) 像保持部材、それを用いた電子写真装置、装置ユニツトおよびフアクシミリ
JP3010916B2 (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JPH0619157A (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JP3039892B2 (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JP3073328B2 (ja) 電子写真感光体、それを用いた電子写真装置およびファクシミリ
JPH0619156A (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JPH05323631A (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JPH1138648A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH0540358A (ja) 電子写真感光体
JP2933435B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ
JP3219588B2 (ja) 電子写真感光体及び電子写真装置
JP3053037B2 (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JP3226239B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ
JP3559663B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2946144B2 (ja) 像保持部材
JPH05323627A (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置及びファクシミリ
JPH06295075A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ