JPH06191255A - 自動車用空調装置の空調制御方法 - Google Patents

自動車用空調装置の空調制御方法

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JPH06191255A
JPH06191255A JP34615092A JP34615092A JPH06191255A JP H06191255 A JPH06191255 A JP H06191255A JP 34615092 A JP34615092 A JP 34615092A JP 34615092 A JP34615092 A JP 34615092A JP H06191255 A JPH06191255 A JP H06191255A
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尚美 後藤
Yasufumi Kurahashi
康文 倉橋
Ryoichiro Kihara
亮一郎 木原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人間の快適感に合わせて送風温度を調整し、
内気温度を設定温度に維持できるように送風量を調整す
る。 【構成】 第1神経回路網は、内気温度,外気温度,日
射量および設定温度を入力してミックスダンパ開度を出
力する。各シナプス結合強度は、乗員の快適感により学
習させて決定する。こうして求められたミックスダンパ
開度により適切な送風温度に調整される。また、第2神
経回路網は、内気温度,外気温度,日射量,設定温度お
よび前記送風温度を入力してブロア電圧を出力する。各
シナプス結合強度は、内気温度が設定温度に維持される
ように学習させて決定する。こうして求められたブロア
電圧により適切な送風量に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用空調装置の空調
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用空調装置では、車内外の
諸条件に基づいてミックスダンパ開度およびブロア電圧
を制御することにより、車内の温度が設定温度に調整さ
れている。すなわち、外気温度に基づいて送風温度の基
準値が算出され、内気温度および日射量から求めた制御
演算値に基づいて前記基準値の補正値が算出される。ま
た、外気温度から求めた制御演算値に基づいて送風量の
基準値が算出され、日射量,内気温度等の変化に基づい
て前記基準値の補正量が算出される。そして、前記送風
温度からミックスダンパ開度を決定するとともに、前記
送風量からブロア電圧を決定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記空
調制御では、ミックスダンパ開度およびブロア電圧が別
個に車内外の環境条件に基づいて決定されるため、送風
温度と送風量との間に相関関係を持たせることが難し
い。また、前記送風温度および送風量を求めるための基
準値およびその補正値は、車内外の環境条件およびこれ
らから求めた制御演算値に基づいて一義的に決定される
が、この方法では諸条件の変化に対して常に乗員が快適
感を得られるように空調制御することは非常に困難で、
実際にはある程度のずれが生じていた。本発明は前記問
題点に鑑み、人間の快適感に合わせて送風温度を調整
し、内気温度を設定温度に維持できるように送風量を調
整する自動車用空調装置の空調制御方法を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、内気温度,外気温度,日射量および設定温
度等の車内外の環境条件に基づいてミックスダンパ開度
およびブロア電圧を決定する自動車用空調装置の空調制
御方法において、内気温度,外気温度,日射量および設
定温度を入力してミックスダンパ開度を出力する神経回
路網を乗員の快適感により学習させて、各ニューロン間
のシナプス結合強度を求めてなる第1神経回路網によ
り、前記諸条件に基づいて前記ミックスダンパ開度を決
定して送風温度を制御するとともに、内気温度,外気温
度,日射量,設定温度および前記送風温度を入力してブ
ロア電圧を出力する神経回路網を内気温度が設定温度に
維持されるように学習させて、各ニューロン間のシナプ
ス結合強度を求めてなる第2神経回路網により、前記諸
条件に基づいて前記ブロア電圧を決定し、送風量を制御
するようにしたものである。
【0005】
【実施例】次に、本発明について添付図面を参照して説
明する。図1に自動車用空調装置のブロック図を示す。
図において、ユニット1内には上流側から順次ブロア
2,エバポレータ3,ミックスダンパ4およびヒータコ
ア5が設けられている。前記ブロア2はブロアモータ6
により回転するものである。ブロア2の回転数はブロア
モータ6に印加するブロア電圧によって決定され、車内
への送風量が調整されるようになっている。
【0006】前記ミックスダンパ4はアクチュエータ7
によって回動するものである。このミックスダンパ4の
回動位置、すなわち、ミックスダンパ開度によってエバ
ポレータ3で冷却,除湿された空気がそのまま通過する
量と、ヒータコア5で加熱される量とが調整されるよう
になっている。この結果、下流側で両者が混合した際の
温度(送風温度)が決定することになる。
【0007】前記ブロアモータ6およびアクチュエータ
7には制御装置8から動作信号が発せられるようになっ
ている。この制御装置8には外気センサ9,内気センサ
10,日射センサ11および温度調整スイッチ12から
それぞれ検知信号が入力されるようになっている。前記
制御装置8では、図2および図3に示す神経回路網によ
ってミックスダンパ開度(T)およびブロア電圧(V)が
決定されるようになっている。
【0008】図2に示す第1神経回路網では、外気温度
(Ta),内気温度(Tr),日射量(SRA)および設定温
度(SET)からなる4つのニューロンが入力層となって
いる。入力層の各ニューロンは中間層の3つのニューロ
ンとそれぞれシナプス結合されており、この中間層の各
ニューロンはミックスダンパ開度(T)を出力する出力
層のニューロンとシナプス結合されている。各ニューロ
ン間のシナプス結合強度は、出力層から入力層に向かっ
て再帰的に計算を行なう、いわゆるバックプロパゲーシ
ョン法によって決定される。すなわち、入力層に取り入
れられた諸条件に基づいて求めたミックスダンパ開度
(T)によって得られる送風温度と、乗員の快適感に適
した送風温度との二乗誤差が最小値に収束するように学
習を実行する。
【0009】また、図3に示す第2神経回路網では、外
気温度(Ta),内気温度(Tr),日射量(SRA),設定
温度(SET)および前記ミックスダンパ開度(T)からな
る5つのニューロンが入力層となっており、各ニューロ
ンは第1中間層を構成する4つのニューロンにそれぞれ
シナプス結合されている。第1中間層の各ニューロン
は、第2中間層の3つのニューロンにそれぞれシナプス
結合され、さらにこの第2中間層を構成する各ニューロ
ンはブロア電圧(V)を出力する出力層のニューロンに
シナプス結合されている。各ニューロン間のシナプス結
合強度は、前記第1神経回路網同様、バックプロパゲー
ション法によって決定される。
【0010】ところで、前記内気温度(Tr)は送風温度
および送風量、言い換えれば車内に供給される総熱量に
よって変化量が決定する。また、送風温度については、
前記諸条件に基づいて第1神経回路網で人間の快適感に
適するように求めたミックスダンパ開度(T)により決
定されている。したがって、前記第2神経回路網では、
入力層に取り入れられた諸条件に基づいて求めたブロア
電圧(V)、すなわち送風量によって調整された内気温
度(Tr)と、設定温度(SET)との間の二乗誤差が最小
値に収束するように学習を実行する。
【0011】前記構成の自動車用空調装置では、制御装
置8に各センサ9,10,11から常時検出信号が入力
されている。温度調整スイッチ12を操作すれば、設定
温度(SET)が前記制御装置8に入力される。制御装置
8では、図2に示す第1神経回路網に従ってミックスダ
ンパ開度(T)を決定する。このミックスダンパ開度
(T)は、前述のように、外気温度(Ta),内気温度(T
r),日射量(SRA)および設定温度(SET)からなる諸
条件に基づいて決定する。そして、このミックスダンパ
開度(T)により、乗員の快適感に適した値の送風温度
が得られる。
【0012】また、前記制御装置8では、図3に示す第
2神経回路網に従ってブロア電圧(V)を決定する。こ
のブロア電圧(V)は、前述のように、内気温度(T
r),外気温度(Ta),日射量(SRA),設定温度(SE
T)の諸条件および前記第1神経回路網で求めたミック
スダンパ開度(T)に基づいて第2神経回路網に従って
ブロア電圧(V)が決定する。そして、このブロア電圧
(V)により、車内が設定温度(SET)に維持されるよう
な送風量が得られる。このように、前記空調制御方法に
よれば、空調制御をミックスダンパ開度(送風温度)と
ブロア電圧(送風量)との間に相関関係を持たせながら
行なうことができる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動車用空調装置の空調制御方法によれば、車内
外の環境条件に基づいて神経回路網を乗員の快適感によ
り学習させてミックスダンパ開度を決定するようにした
ので、従来の制御演算値に基づく方法に比べてより乗員
の快適感に適合した温度が得られるように送風温度を調
整することができ、その補正も必要がない。
【0014】また、前記車内外の環境条件およびミック
スダンパ開度に基づいて神経回路網を車内が設定温度に
維持されるように学習させてブロア電圧を決定するよう
にしたので、送風温度との間に相関関係を持たせながら
送風量を調整することができ、所望の空調制御を行なう
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る自動車用空調装置のブロック
図である。
【図2】 ミックスダンパ開度を決定するための神経回
路網を示す図である。
【図3】 ブロア電圧を決定するための神経回路網を示
す図である。
【符号の説明】
2…ブロア、4…ミックスダンパ、6…ブロアモータ、
7…アクチュエータ、8…制御装置、9…外気センサ、
10…内気センサ、11…日射センサ、12…温度調整
スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内気温度,外気温度,日射量および設定
    温度等の車内外の環境条件に基づいてミックスダンパ開
    度およびブロア電圧を決定する自動車用空調装置の空調
    制御方法において、内気温度,外気温度,日射量および
    設定温度を入力してミックスダンパ開度を出力する神経
    回路網を乗員の快適感により学習させて、各ニューロン
    間のシナプス結合強度を求めてなる第1神経回路網によ
    り、前記諸条件に基づいて前記ミックスダンパ開度を決
    定して送風温度を制御するとともに、内気温度,外気温
    度,日射量,設定温度および前記送風温度を入力してブ
    ロア電圧を出力する神経回路網を内気温度が設定温度に
    維持されるように学習させて、各ニューロン間のシナプ
    ス結合強度を求めてなる第2神経回路網により、前記諸
    条件に基づいて前記ブロア電圧を決定し、送風量を制御
    することを特徴とする自動車用空調装置の空調制御方
    法。
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