JPH06191159A - レーザマーキング方法 - Google Patents
レーザマーキング方法Info
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- JPH06191159A JPH06191159A JP4347804A JP34780492A JPH06191159A JP H06191159 A JPH06191159 A JP H06191159A JP 4347804 A JP4347804 A JP 4347804A JP 34780492 A JP34780492 A JP 34780492A JP H06191159 A JPH06191159 A JP H06191159A
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Abstract
マークを付与することができるレーザマーキング方法を
提供する。 【構成】 マークを付与すべきマーキング対象物1にレ
ーザ光Lを集束させてマーキング対象物1にマークを付
与するレーザマーキング方法に関する。本発明では、レ
ンズ基材3の表面に、ポリシロキサン系ハードコート膜
4及び/又は反射防止膜5で表面処理されたプラスチッ
ク光学部品を対象とする。このプラスチック光学部品1
の表面近傍Pにレーザ光Lを集束させることによりその
表面近傍を破壊(溶融、変質)してマークとして作用さ
せる。
Description
象物に所望のマークを付与するレーザマーキング方法に
関し、例えば、プラスチックレンズに所望のマークを付
与する場合に適用し得るものである。
品には、自社商品と他社商品との識別するために、ま
た、形番、規格、特定位置の指示等のその光学部品に係
る情報を表示するために、所望のマークを付与すること
が行なわれる。
眼鏡レンズにマークを付与する場合には、その商品の性
質上、マークができるだけ目立たないことが要求され、
そのため、通常は肉眼で認識することができず、必要に
応じて(例えば特定の角度から観察することによって)
認識することが可能ないわゆる隠しマークを付与するよ
うにしている。
ーキング方法としては、ダイヤモンド等の硬質材料から
なる針により彫刻する方法が最も一般的に行なわれてい
た。
は、工具を所定のマーキングパターンに沿って移動させ
ることにより行なわれるから、作業能率が悪く、マーキ
ングに著しく長時間を要するとともに、多数の対象物に
同一のパターンを付そうとする場合の再現性が悪いとい
う問題がある。さらに、針のような先の尖ったものを使
用して彫刻することに起因して、眼鏡レンズの表面のマ
ーキング部分がV溝状になるから、この部分の光線反射
状態が他の部分と異なり、従って、隠しマークとしての
性能が不十分になるという問題もあった。
願人は、特開平3−124486号公報に開示されてい
るように、マーキング対象物(例えば眼鏡レンズ)の内
部にレーザ光を集光させて、このマーキング対象物の内
部にマークを付与するレーザマーキング方法を既に提案
している。このレーザマーキング方法は、マーキング対
象物表面の表面処理膜(例えば、有機のハードコート膜
や無機の反射防止膜)に損傷を与えることがないよう
に、マーキング対象物の内部をマーク付与箇所に選定し
たものである。
6号に開示されたレーザマーキング方法は、マーキング
対象物やその表面処理膜の材質等にほぼ無関係に、従っ
て、各種の透光性部材に広く適用できるという利点を有
するものである。
に開示されたレーザマーキング方法において、均一材質
でなるマーキング対象物の内部の一部だけに溶融や変質
等の破壊を生じるさせるものであるため、レーザ光の照
射エネルギー量や集束点を適切に調整することが難しい
という課題があった。すなわち、ハードコート膜や反射
防止膜の破壊を防止しつつ、マーク部分の大きさや深さ
を所定のものとしたりマーク品質を一定のものとしたり
するように、レーザ光の照射エネルギー量や集束点を調
整することも難しいものであった。
号に開示されたレーザマーキング方法は、マーキング対
象物の基材やその表面処理膜の材質等にほぼ無関係に広
く適用できるという利点を有するが、上述した若干の欠
点も有するものであり、従って、適用対象が限定されて
も、そのような適用対象に対しては好適なレーザマーキ
ング方法が存在するならば、そのレーザマーキング方法
は技術の豊富化に寄与して好ましいということができ
る。
のであり、照射レーザ光の調整が容易な、しかも簡単に
マークを付与することができるレーザマーキング方法を
提供しようとしたものである。
め、本発明においては、マークを付与すべきマーキング
対象物にレーザ光を集束させて上記マーキング対象物に
マークを付与するレーザマーキング方法において、上記
マーキング対象物が、ポリシロキサン系ハードコート膜
及び/又は反射防止膜で表面処理されたプラスチック光
学部品であり、このプラスチック光学部品の表面近傍に
レーザ光を集束させてマークを付与することとした。
されるレーザ光が、遮光部とマーク図形と同一形状を有
する光学的窓部とでなるマスク部を通過したものである
ことが好ましい。
び/又は反射防止膜で表面処理されたプラスチック光学
部品をマーキング対象物としており、このプラスチック
光学部品の表面近傍にレーザ光を集束させることにより
その表面近傍を破壊(溶融、変質)してマークとして作
用させるものである。
膜に傷やクラックが生じさせないことを考慮すると、マ
ーキング対象物の内部にレーザ光を集光させてマークを
付与する方法は好適である。しかし、マークの深さや大
きさを意図したものとし、しかもマーク品質が一様にな
るようには均一材質の内部の一部だけを破壊するように
レーザ光を調整することは難しい。これに対して、表面
処理膜に傷やクラックが生じることがなければ、マーキ
ング対象物の表面にレーザ光を集束させた方が調整がし
易く好ましい。
その基材表面の硬度等を補うために、ポリシロキサン系
ハードコート膜及び/又は反射防止膜が設けられてい
る。これら表面処理膜が溶融や変質を起こす破壊閾値
は、プラスチック光学部品の基材の破壊閾値よりはるか
に大きく、集束されたレーザ光のエネルギーを適宜選定
した場合、プラスチック光学部品の表面近傍にレーザ光
を集束させても、プラスチック光学部品の基材だけが破
壊し、ハードコート膜や反射防止膜等の表面処理膜に破
壊(傷やクラック)が生じることはない。
光学部品がマーキング対象物である場合には、レーザ光
の調整等から見た簡便性を考慮し、このプラスチック光
学部品の表面にレーザ光を集束させてマークを付与する
こととした。
する光学的窓部とでなるマスク部を通過したレーザ光
を、プラスチック光学部品の表面近傍に集束させるよう
にすると、プラスチック光学部品や光学系を移動させる
ことなく、所望図形のマークが得られるので、本発明の
好ましい一態様である。
を参照しながら詳述する。図1は、この実施例のレーザ
マーキング方法の説明図である。
ング対象物であるプラスチックレンズ1には、レーザ照
射装置の一部を構成する焦点位置合わせレンズ2が対向
している。プラスチックレンズ1は、レンズ基材3の表
面にハードコート膜4及び反射防止膜5が積層されて構
成されているものである。
散レーザ光又は平行レーザ光Lを、焦点位置合わせ用レ
ンズ2によってレンズ基材3の表面又は表面近傍の点P
に集束させ、集束されたレーザ光Lのエネルギーによっ
てレンズ基材3の表面又は表面近傍を溶融、変質等で破
壊させることでマークとして機能させるものである。す
なわち、溶融、変質等をした部分の屈折率や透過率等が
他の部分と異なるものとなって外部から識別可能となっ
てマークとして作用する。
融、変質等の破壊を起こす破壊閾値が、ハードコート膜
4及び反射防止膜5の表面処理膜が破壊を起こす破壊閾
値より充分に小さいことを前提としており、点Pでの照
射エネルギー密度をこれら破壊閾値の中間値に選定する
ことにより、レンズ基材3が溶融、変質等の破壊を起こ
す一方、ハードコート膜4及び反射防止膜5の表面処理
膜が破壊を起こすことを防止し、レンズ基材3の表面又
は表面近傍にだけ破壊によるマークを付与するようにし
たものである。
にマークを付与するシステム構成を示すものである。レ
ーザマーキングシステムは、図2に示すように、レーザ
照射装置10と、レンズ保持装置20とから構成されて
いる。
ーザ発振部11と、このレーザ発振部11から発振され
たレーザ光Lの光路調整や光量調整を行なう反射ミラー
12と、このレーザ光Lを集光、発散するための光学系
である集光レンズ13と、この集光レンズ13によって
発散されたレーザ光Lを図形化模様として選択、透過さ
せるための図形化模様空間部を形成したステンシル(以
下、マスク部と呼ぶ)14と、このマスク部14からの
透過光の光路長等を調整する光路調整部を構成する3個
の光路長調整用ミラー15〜17と、この光路調整部か
らの透過光をマーキング対象物であるプラスチックレン
ズ1の表面近傍点Pに集光させる上述した焦点位置合わ
せ用レンズ2とが、レーザ光Lの進行方向の順に設けら
れて構成されている。
について詳述する。
0.6μm、パルス幅3μsecのパルスレーザ光Lを
発振するCO2 (炭酸ガス)レーザ装置が適用されてい
る。パルスレーザ光Lを用いるようにしたのは、パルス
数を適宜選定することにより、プラスチックレンズ1の
照射エネルギーによる変成が過不足になることを押さえ
ると共に、ハードコート膜4及び反射防止膜5の表面処
理膜に変成を生じさせることなくマークを付与すること
を考慮したものである。
が70%の共振器ミラーが設けられており、発振レーザ
光Lの通過路には反射ミラー12が設置してある。この
反射ミラー12の面を調整することを通じて、レーザ光
Lの光軸や光路長等を調整する。
ンズや平凸レンズで構成され、発振されたレーザ光Lを
一旦集光した後に発散させるものであり、発散レーザ光
Lがマスク部14に到達する。集光及び発散処理は、レ
ーザ光パワーの制御を目的とし、レーザ光パワーが強す
ぎてレンズの表面処理膜を破壊してしまう事態等を考慮
したものである。また、発散処理は、光路調整部15〜
17の機能と相俟って、集束点Pでの径を可変的に規定
するものである。
ンシル基板14aにデザインされた空間孔(光学的窓で
あれば良いが)14bが穿設されており、この空間孔1
4bの形状により、識別マークの図形模様が決定され
る。模様自体のデザインは任意であるのは勿論のことで
ある。図3に示す図形模様は、文字「H」を図形化した
ものである。ここで、ステンシル基板14aは、0.2
mm以上の肉厚を持っていることが確実に遮光できて好
ましい。眼鏡レンズ等の隠しマークに適用する場合、空
間孔14bの線幅が0.3〜0.8mm程度であること
が最も好ましい。空間孔14bの線の終端は、曲線のR
止め14cになっている。これは角止めになっているよ
りもマークが美しくなるためである。また、角止めにな
っている場合は、その角止め部分において、反射光のギ
ラツキ作用の傾向が多く見られるためである。ギラツキ
作用の原因としては、レーザ光のドットに強く依存し、
この終端部分では線の深さや幅の均一性が得られないた
めではないかと推定される。従って、眼鏡レンズ等がマ
ーキング対象物では、R止めの形態が好ましい。
に開示されているレーザマーキング方法は、光学系又は
マーキング対象物を光軸の直交方向に移動させる描画に
よってマーク(図形模様)を形成している。これに対し
て、この実施例の場合、上述したように、マスク部14
を用いることにより、光学系又はマーキング対象物を光
軸の直交方向に移動させることなくマークを付与してい
る。これは、マーキング対象物がプラスチックレンズ1
であって破壊閾値が小さいので、エネルギー密度がある
程度小さくても破壊され、焦点位置合わせ用レンズ2に
よる絞り込みが小さくて良いためである。すなわち、焦
点位置合わせ用レンズ2の焦点位置、すなわち、プラス
チックレンズ1の表面でのスポット径が多少広くてもプ
ラスチックレンズ1を破壊できてマークを付与できるた
めである。このようなマーキング方法であるので、特開
平3−124486号公報に開示されているレーザマー
キング方法に比較して、簡便かつ短時間で、1個のプラ
スチックレンズ1に対するマーキングを実行することが
できる。
射ミラー15〜17でなる光路調整部は、各反射ミラー
15、16、17の面を適宜調整することを通じてレー
ザ光Lを所望の位置に案内したり集束点Pの径を可変さ
せたりするものである。
2から所定距離だけ離間しているマーキング対象物であ
るプラスチックレンズ1の表面近傍の点Pにレーザ光L
を集光させるものである。
固定位置決めプレート22及び載置台可動機構23等か
らなる。
ラスチックレンズ1が眼鏡レンズ等に利用されるメニス
カスレンズを前提としており、レンズ載置台21は、プ
ラスチックレンズ1をその凹側が下にくるように載置す
るものである。
クレンズ1を、下方より押圧固定保持するために、レン
ズ凸面固定位置決めプレート22が設けられている。な
お、このプレート22に押圧力を付与する保持装置につ
いては図示を省略している。レンズ凸面固定位置決めプ
レート22は、図4に示すように、平板部22aに円形
の空間部22bが穿設されているものである。空間部2
2bは、当然に、プラスチックレンズ1のマーキングを
行なう部分を、焦点位置合わせ用レンズ2に向けてこの
プレート22の外部に露出させるためのものである。
される、プラスチックレンズ1のマークMを付与する面
方向の位置は、図5に示すように、プラスチックレンズ
1の光学中心Oからかなり離れた周辺部に選定されてい
る。なお、後述するジンバル機構によって、この露出部
分の接平面が、光学系の光軸と直交するように調整され
る。
なわち、プラスチックレンズ1の凸面に当接する部分に
は、弾性を有するリング体22cが装着されており、レ
ンズ凸面固定位置決めプレート22がプラスチックレン
ズ1を押圧固定しても、リング体22cの弾性によって
レンズ面に傷が付かないようにしている。
ている、上下可動機構及びジンバル機構でなる載置台可
動機構23に取り付けられている。すなわち、レンズ載
置台21は、プラスチックレンズ1の凸面固定に対応で
きるように、載置台可動機構23によって、上下方向に
可動できるだけでなく、あらゆる方向に傾斜可能になさ
れている。ジンバル機構としては、例えば、眼鏡レンズ
の光学的レイアウトを行なうレンズ加工用レイアウト装
置(ホーヤ株式会社製 センタリングマシーンCM31
0)に開示されているジンバル機構と同一のものを適用
できる(例えば、実開昭60−165141号公報に一
部開示されている)。特に、眼鏡レンズの場合には、患
者の処方により、レンズの度数(すなわち曲率半径)が
異なっている。このようなマーキング対象物毎の違いに
応じる方法としては、焦点位置合わせ用レンズ2の焦点
距離をプラスチックレンズ1の処方が変化する度に変化
させる方法がある。しかしながら、それは煩雑な作業で
あり、量産技術としてはコスト高になる。そこで、この
実施例では、焦点距離を変化させることなく、凸面固定
のレンズ載置方法のジンバル機構を利用して、マーキン
グ対象物毎の違いに応じるようにしている。
レンズ1にマーキングを行なう場合には、プラスチック
レンズ1をレーザ保持装置20によって所定位置に固定
させた状態でレーザ光Lを照射することで行なう。
のレーザ光の照射条件の一例を、レーザ光Lの作用と共
に説明する。
は、出力波長10.6μm、パルス幅3μsecのレー
ザ光であって、1パルス当りのエネルギーが2.2〜
4.0J/PULSEで、平均エネルギーが約3.2J
/PULSE程度であるレーザ光Lを発振する。なお、
発振レーザ光Lが有するエネルギーは、レーザ発振部1
1に対する駆動電圧によって変化するものである。発振
レーザ光Lは、反射ミラー12で光路が折曲されると共
に多少減衰された後、例えば、焦点距離fが100m
m、有効直径Dが50.8mm、開口半角Θが6.27
°の平凸レンズでなる集光レンズ13を介して集光、発
散される。
過する。マスク部14を通過したレーザ光Lは、この時
点である程度デザイン化されたスポット形状を持ってい
る。マスク部14を通過したレーザ光は、反射ミラー1
5〜17を使用しながら適度な光路長に調整されて焦点
位置合わせ用レンズ2に入光し、このレンズ2から13
0mmの位置P(図1参照)に焦点を結ぶ。このように
点Pまでの距離を130mmと設定した場合に、その距
離の許容誤差±1mm程度である。
ズ1の表面近傍点Pに集束させると、このレーザ光Lの
プラスチックレンズ1の表面でのビーム径は2〜4mm
となり、また、点Pではレーザ光の全エネルギーが集中
されるので、エネルギー密度は、推定で数百〜千数百
(実測値の一例は1360)mJ/cm2 となる。
3の破壊閾値(例えば、アクリル系レンズ組成では5〜
40mJ/cm2 程度、ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート系レンズでは、約35mJ/cm2 以
下、ポリウレタン系レンズではこれらより小さいエネル
ギー)よりはるかに大きい。
その反射防止膜5の膜組成及び光学的膜厚によっても異
なるが、本件出願人が別途出願した特開平3−1244
86号公報に開示されているように、YAGレーザを用
いて計測したデータでは、一般的に眼鏡レンズ等で用い
られているSiO2 膜とZrO2 膜との多層反射防止膜
(4000オングストローム)で約5000mJ/cm
2 前後であり、他の組成系の反射防止膜5や有機ハード
コート膜4においても、ほぼ近似した値が推測される。
さらに、これらのハードコート膜4及び反射防止膜5は
透明であり、レーザ光によるエネルギーを吸収し難い
(破壊を生じさせ難い)という光透過性についての特徴
を有する。
けに、幅200〜400μm、深さ100〜250μm
程度の範囲にわたって溶融、変質等の破壊が生じる(図
6参照)。これにより、この変質等した破壊部分の屈折
率や透過率等が他の部分と異なるものとなって外部から
識別可能となり、マークとして作用する。
レーザ発振部11の駆動電圧を下げ、ショット数(パル
ス数)を増やす方法である。すなわち、弱いエネルギー
で何回かマーキング対象物であるプラスチックレンズ1
にレーザ光Lを照射し、レンズ基材3だけが過不足なく
破壊するようにする方法が好ましい。
態の説明 図6は、上述した照射条件に従うレーザ光Lが照射され
てマーキングがなされた後のプラスチックレンズ1の表
面の凹凸状態を示すものであり(マーキング付与実験に
ついては後述する)、図6(A1)〜(A3)はマーク
部分の凹凸状態を示し、図6(B)はマーク部分以外の
凹凸状態を示している。
サーフにより、プラスチックレンズ1の表面を測定子で
走査し、マークの線幅及び深さを測定したものである。
図6(A1)〜(A3)において、凸部分がレーザ光に
よって溶融されて表面が変成された破壊部分であり、こ
の凸部分が光学上複屈折を起こし、マークとしての認識
作用を生じさせるものと推定する。この凸部分、すなわ
ち、マーク部分は幅約200〜400μm、深さ約10
0〜250μm程度である。なお、図6(B)に示すよ
うに、マーク部分以外では当然に凸部は生じない。
が生じても、後述するような組成のハードコート膜4及
び反射防止膜5はこの凸部を許容し、傷やクラック等が
生じることはない。
ングする場合において、レンズ基材3、ハードコート4
及び反射防止膜5が、少なくとも以下のようなものであ
れば、上述した実施例のレーザマーキング方法、すなわ
ち、レンズ基材3の表面にマークを付与する方法を適用
することができる。
チック基材)を例示できる。合成樹脂としては、メチル
メタクリレート単独重合体、メチルメタクリレートと1
種以上の他のモノマーとをモノマー成分とする共重合
体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート単独
重合体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート
と1種以上の他のモノマーとをモノマー成分とする共重
合体、イオウ含有共重合体、ハロゲン含有共重合体、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、不飽
和ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリウ
レタンなどを挙げることができる。
スチックレンズ1のハードコート膜4としては、ポリシ
ロキサン系ハードコート膜を挙げることができる。
は、下記の有機ケイ素系化合物を含む組成のものが特に
好ましい。
(OR3 )4-(a+b) ここで、R1 、R2 は、炭素数1〜10のアルキル基、
アリール基、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アリー
ル、アルケニル、又はエポキシ基、(メタ)アクリルオ
キシ基、メルカプト基、若しくはシアノ基を有する有機
基でSi−C結合によりケイ素と結合されるものであ
り、R3 は、炭素数1〜6のアルキル基、アルコキシア
ルキル基又はアシル基であり、a及びbはそれぞれ0、
1又は2であり、a+bが1又は2である。
メトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルト
リメトキシエトキシシラン、メチルトリアセトキシシラ
ン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリプトキシ
シラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリ
メトキシエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリアセト
キシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、
γ−クロロプロピルトリエトキシシラン、γ−クロロプ
ロピルトリプロポキシシラン、3,3,3−トリフロロ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
エトキシシラン、γ−(β−グリシドキシエトキシ)プ
ロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラ
ン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエ
トキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、β−シアノエチルトリエト
キシシラン等のトリアルコキシ又はトリアシルオキシシ
ラン類、及び、ジメチルジメトキシシラン、フェニルメ
チルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フ
ェニルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
フェニルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
フェニルジエトキシシラン、γ−クロロプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジエトキ
シシラン、ジメチルジアセトキシシラン、γ−メタクリ
ルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタク
リルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチル
ジエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、メ
チルビニルジエトキシシラン等のジアルコキシシラン又
はジアシルオキシシラン類を挙げることができる。
有する組成だけでなく、2種以上組合せた組成のものも
挙げることができる。
有機ケイ素化合物と併用できるものとして、各種のテト
ラアルコキシシラン類若しくはその加水分解物がある。
このようなテトラアルコキシシラン類の例としては、メ
チルシリケート、エチルシリケート、n−プロピルシリ
ケート、イソプロピルシリケート、n−ブチルシリケー
ト、sec−ブチルシリケート及びt−ブチルシリケー
ト等を挙げることができる。
が存在しなくても硬化が可能であるが、さらに硬化を促
進するために、各種の触媒を用いることが可能である。
このような触媒としては、ルイス酸、ルイス酸塩を含む
各種酸若しくは塩基、あるいは有機カルボン酸、クロム
酸、次亜塩素酸、ホウ酸、臭素酸、亜セレン酸、チオ硫
酸、オルトケイ酸、チオシアン酸、亜硝酸、アルミン
酸、炭酸等の金属塩、特に、アルカリ金属塩又はアンモ
ニウム塩、さらにはアルミニウム、ジルコニウムあるい
はチタニウムのアルコキシド又はこれらの錯化合物等を
使用することができる。
有機物との併用も可能であり、併用する他の有機物とし
ては、エポキシ樹脂、アクリル系共重合体、あるいはポ
リビニルアルコール等の水酸基含有重合体等を挙げるこ
とができる。
カアクタ(1962年7月発行、251頁)に開示され
ているような、Si、Al、Ti、Sb、Sn等の無機
酸化物のコロイドゾル、変形ソル等を使用することがで
きる。
めに保存状態を良好に保つ溶剤類、及び各種添加剤を使
用することも可能である。
材3上に塗布硬化してハードコート膜4とすることがで
きる。コーティング組成物の硬化は、熱風乾燥又は活性
エネルギー線照射によって行ない、硬化条件としては、
70〜200°Cの熱風中で行なうのが良く、特に好ま
しくは90〜150°Cが望ましい。なお、活性エネル
ギー線としては遠赤外線等があり、熱による損傷を低く
抑えることができる。
るハードコート膜4をレンズ基材3上に形成する方法と
しては、ディッピング法、スピン法、スプレー法等通常
行なわれる方法を適用できるが、面精度の面からディッ
ピング法、スピン法が特に好ましい。
ンズ基材3に塗布する前に、酸、アルカリ、各種有機溶
媒による化学的処理、プラズマ、紫外線等による物理的
処理、各種洗剤を用いる洗剤処理、更には、各種樹脂を
用いたプライマー処理を行なうことによってレンズ基材
3とハードコート膜4との密着性等を向上させることが
できる。
ート膜4(又はレンズ基材3)の上に設けられる反射防
止膜5は、特には限定されない。すなわち、従来より知
られている無機酸化物の蒸着膜からなる単層、多層の反
射防止膜5を使用できる。その反射防止膜5の例として
は、例えば特開平2−262104号公報、特開昭56
−116003号公報に開示されているものを挙げるこ
とができる。
折率膜として反射防止膜5の一部として使用でき、さら
に、防曇、フォトクロミック、防汚等の機能成分を加え
ることにより多機能膜として使用することもできる。
レンズ基材と、以下に示すタイプ1〜タイプ3の3種類
のハードコート膜と、以下に示すタイプ1及びタイプ2
の2種類の反射防止膜を組み合わせた、図7の図表に示
す6種類のレンズ(被実験レンズ(1)〜被実験レンズ
(6))を実験対象レンズとしてマーキング付与実験を
行なった。
基材を適用できるが、タイプ1〜タイプ4の4種類のい
ずれかのレンズ基材3でなるプラスチックレンズ1をマ
ーキング付与実験のマーキング対象物とした。
成分とし、紫外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−n
−オプトキシベンゾフェノンを、前者対後者の重量比が
99.97%対0.035となるように含有する、屈折
率が1.499のレンズ基材3をタイプ1とする。被実
験レンズ(1)及び(2)はこのタイプ1のレンズ基材
3を採用している。
部、ベンジルメタクリレート20重量部、ジアリルイソ
フタレート45重量部及びメチルメタクリレート5重量
部を出発原料とする、屈折率が1.549のレンズ基材
3をタイプ2とする。被実験レンズ(3)及び(4)は
このタイプ2のレンズ基材3を採用している。
とトリレンジイソシアネートとペンタエリスエリトール
(2メルカプトアセテート)からなる、屈折率が1.6
0のレンズ基材3をタイプ3とする。被実験レンズ
(5)はこのタイプ3のレンズ基材3を採用している。
と、ペンタエリスリトールテトラキスメルカプトアセテ
ートと、2,5−メルカプトメチル1,4−ジチアンと
からなる屈折率が1.60のレンズ基材3をタイプ4と
する。被実験レンズ(6)はこのタイプ4のレンズ基材
3を採用している。
キサン系の各種のものを適用できるが、タイプ1〜タイ
プ3の3種類のいずれかのハードコート液から形成され
たハードコート膜4を有するプラスチックレンズ1をマ
ーキング付与実験のマーキング対象物とした。なお、被
実験レンズ(1)はハードコート膜4がないものであ
る。
0mol%のγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ランとを含有するコーティング液から形成されたハード
コート膜4をタイプ1とする。被実験レンズ(2)〜
(4)はこのタイプ1のハードコート膜4を有する。
量部に、0.06規定塩酸水溶液54重量部を撹拌しな
がら滴下し、滴下終了後、24時間撹拌を行ない加水分
解物を得た。そして、五酸化アンチモンゾル(メタノー
ル分散状ゾル、平均粒子径10nm、固形分30%)4
24重量部と、エポキシ化合物としてデナコールEX−
521(ナガセ化成株式会社製、ポリグリセロールポリ
グリシジルエーテル)34重量部とを添加し、5時間撹
拌した後、硬化触媒としてジプチルスズラウレートを
6.8重量部添加して更に100時間熟成することによ
りコーティング液を得た。このコーティング液から形成
されたハードコート膜4をタイプ2とする。被実験レン
ズ(5)はこのタイプ2のハードコート膜4を有する。
に、γ−グリシドキシプロピルメトキシシラン142重
量部を加え、撹拌しながら、0.01規定塩酸1.4重
量部、水32重量部を滴下し、滴下終了後、24時間撹
拌を行ない、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ランの加水分解物を得た。次に酸化第二スズ−酸化ジル
コニウム複合体ゾル(メタノール分散、全金属酸化物3
1.5重量%、平均粒子径10〜15ミリミクロン)4
60重量部、エチルセロソルブ300重量部、さらに滑
剤としてシリコーン系界面活性剤0.7重量部、硬化剤
として、アルミニウムアセチルアセトネート8重量部
を、上述のγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ンの加水分解物中に加え、充分に撹拌した後、瀘過を行
なってコーティング液を作製した。このコーティング液
から形成されたハードコート膜4をタイプ3とする。被
実験レンズ(6)はこのタイプ3のハードコート膜4を
有する。
適用できるが、タイプ1又はタイプ2の反射防止膜5を
有するプラスチックレンズ1をマーキング付与実験のマ
ーキング対象物とした。なお、被実験レンズ(4)は反
射防止膜5がないものである。
ズ基材だけでなる)プラスチックレンズを蒸着機に入
れ、排気しながら85℃に加熱し、2×10-5Torr
まで排気した後、電子ビーム加熱法にて蒸着原料を蒸着
させて、SiO2からなる膜厚0.6λの下地層、この
下地層の上にTa2 O5 、ZrO2 、Y2O3 からなる
混合層(屈折率2.05、膜厚0.075λ)とSiO
2 層(屈折率1.46、膜厚0.056λ)からなる第
1の屈折率層、Ta2 O5 、ZrO2 、Y2 O3 からな
る混合層(屈折率2.05、膜厚0.46λ)とSiO
2 層とらなる第2の屈折率層を形成して反射防止膜5を
形成した(特開平2−262104号公報)。被実験レ
ンズ(3)、(5)及び(6)はこのタイプ1の反射防
止膜5を有する。
ズ基材だけでなる)プラスチックレンズを洗浄し、その
表面に、5×10-5Torr以下の圧力でSiO2 を
1.5μmの膜厚まで真空蒸着し、その上にZrO2 を
約λ/17蒸着してから、その上にSiO2 を、これら
2物質の合計膜厚が約λ/4になるまで蒸着する。そし
て、その上にZrO2 をλ/2蒸着した後、その上にS
iO2 をλ/4の膜厚になるまで蒸着して反射防止膜5
を形成した(特開昭56−116003号公報)。被実
験レンズ(1)及び(2)はこのタイプ2の反射防止膜
5を有する。
束点Pまでの距離等は上述した通りである。また、マー
クMの部分の線幅として0.20〜0.40mmを、線
の深さとして0.15〜0.20μmを設定している。
実験は、レーザ発振部11の駆動電圧及びショット数の
組み合わせ(照射条件)を、図8の図表に示すように、
変化させて行なっている。
1の表面に、傷、クラック、着色がないことを外観検査
する。また、通常の蛍光灯の照明下で、プラスチックレ
ンズ1を傾け、反射光の視点位置を適度に変化させ、プ
ラスチックレンズ1の表面の反射光からマークを検出す
る。マーク判読でき、かつ部分的及び全体においてマー
クからの反射光によるギラツキがないものを最良とする
(マーク全体の幅及び深さを均一とみなす)。
図8から次のようなことが分かる。
のエネルギーが少なすぎる状態や多すぎる状態では良好
なマークが得られず、良好なマークが得られるレーザ光
のエネルギー範囲が存在することが分かる。
においては、ショット数が多くなければ良好なマークが
得られず、逆に、エネルギー範囲の上限側においては、
ショット数が少なくなければ良好なマークが得られない
ことが分かる。
及び反射防止膜5の組み合わせに関係なく、いずれの被
実験レンズ(1)〜(6)共に、ほぼ同様な結果が得ら
れていることが分かる。すなわち、各種のプラスチック
レンズ1について同様な結果が得られると推測すること
ができる。
きる。
破壊閾値を有する表面処理膜4及び5を有するプラスチ
ックレンズ1を対象とし、その表面近傍にレーザ光を集
束させてマークを付与するようにしたので、レンズ基材
3の内部にマークを付与する場合に比べて、プラスチッ
クレンズ1を位置設定したり、レーザ光の照射条件を表
面処理膜4及び5に傷やクラックが生じないように調整
することが従来に比べて簡易になる。
表面に選定した場合、レンズ基材3や表面処理膜4、5
の材質によっては表面処理膜4、5に傷やクラックが生
じ易くなるが、上述した実施例のように材質に選定した
場合には、このような傷やクラックが生じさせることな
く、マークを付与することができる。
与箇所を選定した場合、形成されたマークの深さや大き
さを調整し難いものとなり、また、形成されたマークの
品質を一定にし難いが、この実施例のようにレンズ基材
3の表面近傍をマーキング付与箇所に選定した場合、レ
ーザ光の集束点の光軸方向の調整がないので、また、光
路調整部15〜17の調整を通じて集束径の調整がし易
いので、マークの深さや大きさを任意に選定でき、また
マーク品質の一定性を得ることができる。
レンズ1又は光学系を移動させることなく、マスク部1
4を通過したレーザ光によってマーク図形を形成するよ
うにしたので、プラスチックレンズ1の1枚当りのマー
キング時間を従来より短いものとすることができる。な
お、上述のように、レンズ基材3の表面近傍をマーキン
グ付与箇所に選定した場合、レーザ光の集束点の光軸方
向の調整がないので、また、光路調整部15〜17の調
整を通じて集束径の調整がし易いので、マスク部14を
通過したレーザ光によってマーク図形を形成するような
ことが可能となっている。
によって、マーク図形の変化に容易に対応することがで
きる。例えば、複数のステンシルを回転可能な円形ホル
ダに周方向に配置してマスク部14を構成した場合に
は、一段とマーク図形の変更を容易に行なうことがで
き、このようなマスク部14の回転制御を上位コンピュ
ータが行なうようにすると短時間でマーク図形を変更で
きるようになる。
たが、マーキング方法としてインクを用いたものがある
が、これに比較すると実施例のものは作業環境を汚さな
いという効果を奏する。また、紫外線に反応して認識で
きるマークを付与するマーキング方法もあるが、これに
比較すると実施例のものはマークの認識に特殊装置がい
らないという効果を奏する。
レンズであるものを示したが、本発明はこれに限定され
ず、基材がプラスチックである他の光学部品にも適用で
きるものである。
することにより種々の効果を得ることができるが、マス
ク部14を用いずに、マーキング対象物又は光学系を光
軸直交方向に移動させることを通じて、プラスチックレ
ンズ1の表面近傍の集束点を移動させてマーク図形を形
成するようにしても良い。
ロキサン系ハードコート膜及び/又は反射防止膜を有す
るプラスチック光学部品の表面近傍にレーザ光を集束さ
せてマークを付与するようにしたので、レーザ光の調整
を簡単にできると共に、所望マークを簡単に付与するこ
とができるレーザマーキング方法を実現できる。
ある。
を示すブロック図である。
す平面図である。
である。
象物の表面凹凸状態を示す説明図である。
象レンズの構成を示す図表である。
ーザ光の照射条件及び実験結果を示す図表である。
点位置合わせ用レンズ、3…レンズ基材、4…ハードコ
ート膜、5…反射防止膜、10…レーザ照射装置、14
…マスク部(ステンシル)、20…レンズ保持装置、L
…レーザ光、M…マーク、P…レーザ光の集束点。
Claims (2)
- 【請求項1】 マークを付与すべきマーキング対象物に
レーザ光を集束させて上記マーキング対象物にマークを
付与するレーザマーキング方法において、 上記マーキング対象物が、ポリシロキサン系ハードコー
ト膜及び/又は反射防止膜で表面処理されたプラスチッ
ク光学部品であり、このプラスチック光学部品の表面近
傍にレーザ光を集束させてマークを付与することを特徴
としたレーザマーキング方法。 - 【請求項2】 上記プラスチック光学部品に照射される
レーザ光が、遮光部とマーク図形と同一形状を有する光
学的窓部とでなるマスク部を通過したものであることを
特徴とする請求項1に記載のレーザマーキング方法。
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