JPH06191064A - 感熱式作像方法及びその装置 - Google Patents

感熱式作像方法及びその装置

Info

Publication number
JPH06191064A
JPH06191064A JP23966893A JP23966893A JPH06191064A JP H06191064 A JPH06191064 A JP H06191064A JP 23966893 A JP23966893 A JP 23966893A JP 23966893 A JP23966893 A JP 23966893A JP H06191064 A JPH06191064 A JP H06191064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinch
roller
heat
radiation
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23966893A
Other languages
English (en)
Inventor
Ranjan C Patel
ランジャン・チャハガンブヒア・パテル
Ronald G Tye
ロナルド・ジョージ・タイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH06191064A publication Critical patent/JPH06191064A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/475Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves
    • B41J2/4753Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves using thermosensitive substrates, e.g. paper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38207Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/475Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/028Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by thermal printers
    • G06K15/029Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by thermal printers using optical beams

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射光エネルギーを用いて感熱材を加熱する
ことによって作像する方法ならびにその装置を簡略化す
ることを目的とする。 【構成】 上下一対のローラ1,3により感熱材7が通
過するピンチ5を形成している。これら一対のローラの
上には露光源9およびレンズ系11が配置される。露光
源9よりの放射光はレンズ系11で平行光とされるとと
もに、第1透明ローラ1を通過することによりニップ5
のところで焦点合わせが行われる。つまり、第1ローラ
1はニップ形成状態に加えて、焦点合わせ機能を合わせ
有している。第2ローラ3は追従性を有していて、第1
ローラ1に押し付けられることにより、レンズ系11か
らのスポット幅より大きいピンチ幅が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射(又は投射)エネル
ギー源に露光することにより感熱材で作像を行うための
加熱式作像システム、すなわちその方法及び装置、に関
する。
【0002】
【従来の技術】局部加熱を行うことにより感熱材による
像を作像する加熱式作像方法は作像産業において広く受
け入れられている。ほとんどの感熱材は、一般に、以下
に示す2つの種類に分けられる。
【0003】(1) その1つの種類は直接的作像材であ
る。この場合には、感熱材を像に応じて加熱すると、感
熱材中の感熱成分が加熱範囲内において変化する。すな
わち、通常は、無地から黒色へ、色彩変化を生じるので
ある。加熱方式は、加熱という単純作業により発色像を
形成することができるので、感熱材は、書籍や書類を複
写するときのみならず、コンピュータ、ファクシミリ、
テレックスおよびその他の情報伝達装置からの出力情報
を記録するために広く用いられている。この直接的作像
材は通常1枚シートより構成されている。
【0004】(2) 第2の種類の感熱材は熱転写材であ
る。この場合は、所望の像が、ドナーシートから、加熱
により活性化した着色剤をリセプターに転写して作像が
行なわれる。この熱転写材には、物質移動型転写材と拡
散型転写材の2つが含まれる。後者の拡散型転写材は、
昇華転写材または染料転写材と呼ばれている。いずれの
場合にも、上記ドナーシートは、通常、加熱により活性
化し、かつその上面に着色材を含有する作像層(以下ド
ナー層と呼ぶことにする)を有する紙製またはポリマー
フィルム製のキャリアシートで構成される。ここで、用
語「着色剤」は最も広い意味において使用しており、変化
が裸眼で見えるかどうかは関係なく、リセプターの表面
を変化させうるあらゆる剤を含んでいる。従って、この
剤は染料、顔料、ワックスおよび樹脂等を含んでいる。
この着色剤は、通常は、1つ以上の染料または顔料(添
加剤としてバインダーを含む場合もある)よりなる。
【0005】一方、拡散型転写材は、ドナーシートとリ
セプターとの間の空間を伝わる熱の作用により移動し、
かつリセプター上で固化する着色剤に依存している。使
用時においては、ドナーシートとリセプターは面同士を
密に接触させて組み合わせられ(但し、接着はされてい
ない)、リセプターが転写されるべき着色剤を受け取る
ことができるようにドナーシートに十分接近している。
そして、加圧することにより、ドナーシートとリセプタ
ーとの間の空間が一定に保たれ、これにより、転写スポ
ットが均等な寸法になるように保証されている。転写さ
れるところの着色剤の量は吸収エネルギーの強度に比例
している。従ってこれにより連続したトーンの像が得ら
れる。
【0006】物質移動型転写材の場合は、ドナーシート
に形成された着色剤層か、又は、リセプターシートに形
成された適切なリセプター層に依存している。そして、
物質移動型転写材は加熱により瞬間的に軟化または溶融
し、固化する時に、着色剤層がリセプターに接着し、ド
ナーシートとリセプターシートとが分離する際には着色
剤層がリセプターシート側に付着したままとなる。この
場合には、前記拡散型転写材の場合と異なり、吸収エネ
ルギーが基準値を越えないかまたは越えるかに従って、
着色剤の転写が0%であるかまたは100%であるかの
いずれかになる。高感度を達成するためには、ドナーシ
ートとリセプターとを密に圧着することにより、与えら
れた熱を効率的に使用することが重要である。
【0007】前記直接的作像システムおよび熱転写型作
像システムのいずれにおいても、それらに使用されるサ
ーマルプリントヘッドは、電気的に加熱される微小なエ
レメントの列で構成される。各エレメントは時間的に連
続して作動可能であり、これにより加熱による所望の作
像パターンを得ることができる。これらの各エレメント
には上記感熱材が接触することになる。感熱材に対して
例えばローラにより圧力を加え、該感熱材をプリントヘ
ッドの加熱面に対して押し付け、次いで、プリントヘッ
ドを選択的に作動せしめて感熱材を加熱して一定の像を
作る。
【0008】熱転写方式においては、ドナーシートの作
像層はリセプターの面に対して密に接触せしめられ、ま
た、ドナーシートの背面にはサーマルプリントヘッドを
接触させる。ドナーシートおよびリセプターシートをプ
リントヘッドの加熱面に対して押し付けるために、通
常、15g/mm2より大きい圧力がドナーシートとリセプ
ターシートとの組みに対して与えられる。システムの種
類によっては、効果的な着色剤転写を得るために、50
g/mm2またはそれ以上の圧力が要求されることもある。
作像時、着色剤の転写を実行するために、ドナーシート
に対して300℃またはそれ以上の温度が短時間の間与
えられる。
【0009】一定の像品質を得るためには、プリントヘ
ッドは高密度の電気加熱エレメントを必要とする。そし
て、この電気加熱エレメントは寸法精度と抵抗の均一性
の両者が必要とされている。これを実現するためには、
多くの精度の高いマイクロリソグラフィー技術による組
立工程が必要となる。このような複雑な組立工程におい
て、すべてのエレメントの機能が十分でありかつその抵
抗が均一でなければならないという要請の下では、生産
性が低下することになる。従って、サーマルプリントヘ
ッドもまた高価なものとなる。
【0010】熱転写材で作像するためにサーマルプリン
トヘッドを使用することはあまり好ましい方法ではない
ことが分かってきた。そして、今や、熱を供給するため
に、放射エネルギー、特に赤外線放射を使用することに
対する興味が高まっている。この場合には、近赤領域の
スペクトラムを発光する、市場でより入手しやすいレー
ザを利用できるという利点がある。これは、ドナーシー
トおよびリセプターのいずれかの一方に放射アブソーバ
(放射エネルギー吸収体)を含ましめ、かつ、ドナーシー
トとリセプターの組みに対して放射像パターンを作るこ
とにより達成できる。適切な波長の放射がドナーシート
およびリセプターの組みに対して成されると、入射エネ
ルギーは放射アブソーバにより熱エネルギーに変換され
てその直近の着色剤に対して熱を与える。そしてこれに
より一定の像の着色剤の転写がリセプターに行なわれ
る。
【0011】加熱作像方式の今一つのものは、TMD方
式と呼ばれている、いわゆるサーマル・マグネテック・
デュプリケーション方式(Thermal Magnetic Dupli
cation)である。この方式によれば、例えばビデオタイ
プの磁気記録部材に記録された情報を、第2の磁気記録
部材に複写するものである。この場合、第2の磁気記録
媒体がキュリー温度以上に加熱されている間、各記録部
材の記録媒体の面と面が互いに接触したままに保持され
る。この技術は、例えば、米国特許第4,907,103
号、第4,698,701号、第4,631,602号各明
細書に開示されている。この加熱は、レーザまたはその
他の赤外線放射源を用いて行うことができる。また、そ
れらを第2の磁気記録媒体上に焦点合わせすることによ
り、該第2の磁気記録媒体が、それらの放射を吸収する
ことによって、選択的に加熱されることになる。
【0012】感熱材で作像するために放射エネルギーを
使用する場合、例えば、スキャニングレーザを用いる場
合には、媒体を走査する間中、十分な圧力を与えると同
時にレーザの焦点を精度よく維持することについて問題
が生じる。種々のタイプのレーザスキャナーが市販され
ている。例えば、フラット−ベッドスキャナー(Flat−
Bed Scanner)、インターナルドラムスキャナー(Ine
ternel Drum Scanner)およびエクスターナルドラム
スキャナー(External Drum Scanner)等がある。し
かし、それらのスキャナーは、通常、レーザの焦点合わ
せを維持するために高価な光学機器が必要となるととも
に、媒体を固定するために吸引保持装置が必要となる
(例えば、米国特許第5,053,791号、第5,01
7,547号各明細書参照)。この吸引装置によれば、理
論的には、最大圧力14.7psi(10.3gmm-2)が得ら
れるが(しかし、実際に得られる値はこれよりもかなり
低い値である)、多くの種類の熱転写媒体に対しては十
分とは言えない。
【0013】米国特許第4,470,055号公報にはイ
ンクドラムが開示されている。このインクドラムは透明
中空ローラを備えている。このローラの外周面には、透
明導伝層および光導伝層がコーティングされている。そ
して、常温では固体である半導体インクがドラム上にコ
ーティングされ、また、リセプターシートがインク層に
接触せしめられる。インク層と透明電極との間に電圧が
印加されると、ドラム内からの照射により、光導伝層の
抵抗は露光領域において低抵抗状態に切り換わり、その
結果熱が発生する。そして、この熱によりインクが溶け
てリセプターシートに転写される。
【0014】本願出願人は1990年8月15日付でヨ
ーロッパ特許出願(出願番号No.90308954.
8)を出願中であるが、この出願には加熱式作像装置を
開示している。そして、この加熱式作像装置は、中空ド
ラムとしての透明支持体を有している。この支持体の外
周面には透明導伝層、光導伝層及び第2導電層をコーテ
ィングしている。尤も、第2導電層は透明であってもあ
るいは透明でなくてもよい。インクステーションにおい
て、ドラムには、媒体例えばインキを含むペーストまた
はゼリーを含有する着色剤の層でコーティングされる。
使用時には、リセプターシートをインクの着いたドラム
に接触させて、電圧を電導層に印加する。光導伝層がド
ラムに内臓した光源に露光すると、露光領域においてそ
の抵抗状態が切り換わり、その結果熱が発生し、その熱
により着色剤がリセプターシートに転写される。
【0015】米国特許第4,959,663号明細書には
一つのサーマルプリントヘッドが開示されている。この
サーマルプリントヘッドは、光導伝層を支持する透明支
持体と、光導伝層に電圧する印加するための電極とを備
えている。光導伝層は使用されるレーザに対して上記支
持体を通じて露光する。レーザの強度は像情報に従って
調節される。露光領域における光導伝層の抵抗変化によ
り、プリントヘッドに保持される感熱材で作像するため
の熱が生ずる。一つの実施例によれば、上記支持体は円
柱状ロッドとして構成されている。そして、このロッド
は、光導伝層にレーザビームの焦点を合わせるようにな
っている。
【0016】上記各装置において、露光源の焦点は光導
伝層に合わせられ、放射領域における抵抗の低抵抗状態
への切り換えにより生ずる電流流れの結果として熱が発
生する。
【0017】米国特許第4,631,602号明細書に
は、移動する可撓性磁化記録部材上に複写するためのプ
ロセスについて記載されている。上記磁化記録部材は、
ビームエネルギーを透過する可撓性支持体上に二酸化ク
ロム粒子の微粒子層を含んでいる。上記プロセスは次の
ようなステップからなる。
【0018】(a) 第1のステップにおいては、磁性記
録部材と予め記録した可撓性のある磁性媒体とを一対の
ロール間を通す。一方のロールはビームエネルギーに対
して透過性があり、記録部材に対面している。また、少
なくとも一方のロールは圧縮性があり、二酸化クロムの
粒子は記録済磁性媒体に対面している。
【0019】(b) 第2ステップでは、連続ビームエネ
ルギーを透明ロールおよび磁性記録部材の可撓性支持体
に通し、これと同時に二酸化クロム粒子を記録部材の幅
方向に加熱する。上記記録部材が上記一対のロール間を
通過しかつ記録済磁性媒体と接している間に、二酸化ク
ロム粒子はキュリー温度以上に加熱され、記録部材上
に、磁性粒子(半導体集積回路パターン?)が0.01〜
5ミリ/秒の時間帯で複写されるのである。
【0020】(c) 第3ステップでは、上記記録部材
が、ニップにおいて0.1〜100ミリ/秒の時間帯
で、記録済媒体と密に接触している間二酸化クロム粒子
をキュリー温度以下に冷却する。
【0021】実施例のみの記載では、上記透明ロールは
中空ドラムの形態を成しており、ビームエネルギーはド
ラム内部から放射されるが、そのドラムはビームエネル
ギーに対して焦点合わせをするものではない。
【0022】上記プロセスはオーバーヘッドプロジェク
ター用第2原紙作成機(OverheadTransparency Make
rs)のアクションモードに全体的に類似している。この
第2原紙作成機においては、赤外線吸収像を有するオリ
ジナル原稿と、透明でかつ感熱性複写シートとを接触状
態に組み合わせて一対のローラ間に供給する。一方のロ
ーラは放射源を内臓している。この放射源は、通常、レ
ーザよりむしろ白熱光光源である。しかしながらここで
も、焦点合わせはドラムで行なわれない。
【0023】英国特許第1,184,820号明細書に
は、パンチカード、パンチシート、パンチテープおよび
この種のものに記録された情報を読み取るための装置が
示されている。そして、ここに示された読み取り装置に
よれば、カードやその他の記録媒体は一対のローラ間を
通過するようになっている。そして、各ローラは両端に
設けたディスクの間に延在する円筒状コアを有してい
る。これらの端部ディスクはローラのコアの部分の直径
よりも大きい直径を有していて、これにより、一対のロ
ーラの各コア部分が接触しないようになっている。少な
くとも一方のコア部分は透明材料で形成している。
【0024】使用時においては、読み取られるべきカー
ドまたはその他の記録媒体の先端は上記端部ディスクに
より駆動されて、一対のローラのコア部分の間に形成さ
れる空間を通過するとともに、フォトセル列の直上を通
過する。透明であるコア部の上方に設けた露光源からの
光は焦点合わせがされるかまたはコアを通ってカード上
に導かれる。カードにあけられている穴を通過する光の
パターンはフォトセルにより検出される。そして、この
フォトセルからはそれに対応する電気信号が送られる。
【0025】Su−1,352,439には、マイクロフ
ィルム複写装置が示されており、この装置は筒型レンズ
を備えている。そして、このレンズは、同寸法の一対の
クランプローラの作用によりドライブローラに対して付
勢されている。マイクロフィルムおよびフィルムは、レ
ンズとドライブローラ間を通過するようになっている。
上記クランプローラの上方には露光源が設けられてお
り、該露光源からの光はレンズにより焦点合わせが行わ
れて互いに接触したフィルムおよびマイクロフィルムの
シート上に導かれて露光される。
【0026】レーザスキャナにおいて、そのコリメータ
系の一部として筒型レンズを使用することが知られてい
る。例えば、レーザダイオードからの出力光線は通常の
レンズにより平行光線とされて断面楕円状のビームが作
られる。作像システムにおいて使用する形状としてはビ
ームの形状は断面円形であることが好ましいのである
が、時には、筒型レンズを用いてビームの光軸を選択的
に屈折させて、これにより円形スポットに焦点合わせが
できるようにされることがある。
【0027】
【発明の開示】本発明は、放射エネルギー源に露光する
ことにより感熱材により作像する他の方法を提供するも
のである。
【0028】本発明によれば、以下のステップよりな
る、感熱材を用いて作像する加熱式作像方法が提供され
る。すなわち、この方法は、互いに協働する一対の面に
より構成されるピンチに感光剤を通過せしめるステップ
を有する。一対の面には少なくとも10g/mm-2のピン
チ圧をかけるようになっている。また、少なくとも一方
の面が硬質ローラの面で形成される。さらに、上記ステ
ップと同時的に、感光剤を放射エネルギー源に露光する
ステップを有する。硬質ローラは露光のための放射を透
過する透過性を有し、該放射は硬質ローラ自体によりピ
ンチのところに焦点合わせされる。
【0029】また、本発明によれば、上記加熱式作像方
法を実施するための加熱式作像装置が提供される。この
装置は、放射エネルギー源と、互いに協働してピンチを
構成する一対の面と、一対の面の一方または両方を他方
に対して付勢して、少なくとも10g/mm2の最小ピンチ
圧をかける付勢手段とを有する。そして、一対の面の一
方は、露光用放射が通過できる透過性を有する硬質ロー
ラの面で形成される。放射源からの放射は硬質ローラに
よりピンチのところで焦点合わせが行なわれる。
【0030】互いに協働する2つの面はローラにより形
成することが好ましい。また、ローラは2つ使用のがよ
い。何故ならば、2つのローラを用いれば、単一ローラ
システムの場合に比較して、ピンチ圧ならびに通過速度
をより大きくすることができるのみならず、摩擦による
損傷の危険性やミスレジストレーションの大幅な増加を
もたらすこともない。各ローラの形状は、ほとんどの用
途例においては、筒型とされる。尤も、ある種の用途に
おいては、ローラの形状を他の形状にする方が有益であ
る場合もある。
【0031】本発明の方法によれば、圧力の付与と放射
エネルギーの放射とを同時的に行いながら、感熱材の移
動を調整して、該感熱材による作像を行う。また、本発
明によれば、作像のための放射ビームは、感熱材に対し
て最大の圧力がかかるその点において焦点合わせが可能
となる。本発明の加熱式作像方法は、ほとんどのタイプ
の感熱材を用いる場合に適応できるが、特に、熱転写材
を用いる場合に適しており、その中でもとりわけ物質移
動型感熱材を使用する場合に適している。物質移動型感
熱材の場合には、着色剤を有効に転写させるために、圧
力とビームの放射の組み合わせが必要となる。また、本
発明の方法はサーマル・マグネティック・デュプリケー
ション(TMD)の場合にもとりわけ好適である。感熱材
により作像する場合に必要な熱は感熱材が挾まれるとこ
ろ、すなわちピンチ、での照射により発生する。この熱
は、照射領域において、光導伝層の抵抗が低抵抗状態に
切り換わることによる電流の流れの結果発生すると言う
ものではない。
【0032】本発明にかかる、感熱材による加熱式作像
装置は、放出エネルギー源と、互いに協働してピンチを
構成する2つの面と、上記面の1つまたその両方を他方
に対して付勢する手段とを備えている。上記2つの面の
一方は、露光に対して透過性を有する硬質ローラの面で
形成される。また、上記付勢手段は少なくとも10g/m
m2の最小ピンチ圧を実現するように、上記2つの面また
は1つの面を他方に対して付勢する。この装置は、放射
源からの放射が硬質ローラによりかつピンチ部分で焦点
合わせが行われるように構成される。
【0033】本発明において、用語「ピンチ」(時には「ニ
ップ」と呼ぶこともある。)は、上記2つの面が互いに接
触する領域を意味している。また、用語「ピンチ圧」は、
感熱材がピンチを通過するときに、該感熱材に対して2
つの面によりかけられる圧力を意味している。従って、
今、互いに協働する2つの面がそれぞれローラの形態で
形成されているとすれば、用語「ピンチ圧」は、感熱材が
ピンチを通過する時に、該感熱材に対して2つのローラ
によりかけられる圧力であるということになる。
【0034】また、用語「ピンチ幅」は、透明(又は透過
性)ローラの軸に直交する方向における最大接触点にお
けるピンチ幅を意味している。さらに、用語「ピンチ長
さ」は、上記透明ローラの軸と平行な方向における最大
接触点におけるその領域の長さを意味している。ピンチ
幅は、ローラを形成する材料の特性、およびローラの回
転スピード等により決定される。
【0035】互いに協働する上記面の一方または両者は
他方に対して付勢されていて、少なくとも10g/mm2
最小ピンチ圧が加えられる。付勢手段は、好ましくは、
使用者が制御できるようにしておき、感熱材に応じて適
切なピンチ圧を選択できるようにするのがよい。一般的
には、熱転写システムにおいて着色剤を効果的に転写す
るためには、少なくとも15g/mm2のピンチ圧、好まし
くは少なくとも20g/mm2のピンチ圧が必要である。ま
た、通常のピンチ圧は40〜50g/mm2である。
【0036】上記2つの協働面の少なくとも一方は、露
光に対して透過性を有する硬質ローラの面でなければな
らない。第2の面も、また、透明材で形成することもで
き、こうすることにより、2つの面の一方または両方を
通して作像することが可能となる。第2の露光源を設け
ることにより、上記2つの面を通して同時的に作像する
ことも可能である。
【0037】放射光は平行光とされて適切な形状および
寸法のビームに調整され、公知の簡単な光学系により透
明ローラに向けられる。透明ローラ自体によりビームの
焦点合わせが行われて、ピンチのところに、小さな限定
された寸法の照射領域を形成する。この照射領域は、通
常は、円形または楕円形のスポットあるいは線状のもの
である。換言すれば、透明ローラは筒型レンズとして機
能し、感熱材中の所定の層に対して放射光の焦点合わせ
をするために用いることができる。従って、この透明ロ
ーラは、感熱媒体上に圧力領域を作り出しあるいは維持
するのみならず、その領域に放射光の焦点合わせを行う
のである。この2つの機能の兼用は奇抜なものであろ
う。
【0038】多くの場合には、露光ビームは、例えば外
部装置としてのドラムスキャナを用いることにより、透
明ローラの長手軸に沿ってスキャンされる。しかし、透
明ローラは焦点合わせを行うので、光学系は極めて単純
化され、したがってコンパクトな構成でかつ信頼のおけ
る装置を低コストで製作することが可能となる。スキャ
ニングは隣合わせに連続して行うことができ、また、必
要ならば重ね合わせて行うことができる。また、2以上
の放射光を用いて異なる領域を同時的にスキャンするこ
とも可能である。放射源の出力は作像情報に従って調節
される、用途によっては連続とされる。
【0039】透明ローラは、放射光に対して十分な透過
性を有するならば、どのような材料で形成してもよい。
その材料は、ピンチを感熱材が繰り返し通過しかつ第2
面に圧接することに耐えるだけの耐摩耗性を備えていな
ければならない。また、この材料は、作像過程において
発生する熱に対して耐熱性を有し、変形することがあっ
てはならない。好適な材料としては、例えばホウケイ酸
ガラスのような無機ガラスや、一般に商品名「PERS
PEX」と呼ばれているポリ(メチルメタクリレート)の
ような合成樹脂が含まれる。特に好ましいものは、耐熱
性ガラスであって商品名「PYREX」として市販されて
いるものである。
【0040】ピンチ幅は、照射スポットの直径、または
照射ラインの厚みよりも大きいことが好ましい。これは
第2面を工夫することにより簡単に達成することが可能
である。例えば、第2面がローラの形態である場合に
は、例えばゴムや発泡材等の追従性材料よりなる外周層
を備える。第2面は、好ましくは約1mmのピンチ幅が6
0〜80g/mm2のピンチ圧で作られるに十分な追従性を
持たせる。
【0041】熱転写方式の作像においては、加熱中ある
いは加熱後のピンチ内の滞留時間は、着色剤の転写が完
全でかつ最高の像密度が得られるように保証するもので
あることが好ましい。同様に、前記TMD方式において
も、加熱中および加熱後のピンチ内における滞留時間を
十分なものとすることにより、データの正確な複写を促
進できる。少なくとも一方の面がローラの形態である場
合は、感熱材がピンチを通過するときに成されるべき作
像のために得られる時間は、ローラの形状により形成さ
れるピンチ幅や、ローラの構成材料や、その回転速度等
により決まってくる。ピンチ幅が照射範囲の直径よりも
実質的に大きい場合には、照射領域をピンチのセンタか
ら感熱材の導入点の方向に向けなおすことにより上記滞
留時間をさらに増加させることができる。
【0042】互いに協働する2つの面がローラの形態で
ある場合には、それら2つのローラは同一寸法とするこ
ともあるいは異なる寸法とすることもできる。好ましく
は、異なる寸法とされ、かつ透明ローラの方を第2ロー
ラの直径よりも小さな直径とするのが好ましい。透明ロ
ーラは、通常は、約1.0〜3.0cmの直径である。尤
も、他の寸法構成とすることもできる。
【0043】上記第2面は感熱材をピンチ内に引き込む
ために用いることができる。例えば、第2面はコンベア
または他の供給システムにより構成できる。第2面が追
従性を有するローラの形態である場合には、その第2面
は、感熱材をピンチへの引き込みを制御しうるに十分な
面摩擦を持つ一方、透明ローラがアイドリング運動をす
るように設けられることが好ましい。また、変形例とし
て、上記2つの面から独立した別個の供給装置も採用す
ることができる。
【0044】原則として、いずれの感熱材も本発明方法
に使用できる。尤も、熱転写材が好ましい。このような
感熱材は、一般には、着色剤のドナーシートとリセプタ
ーで構成され、それらは、作像する前に、互いに密に面
接触した状態で組み合わせられる。ドナーシートは、通
常は、着色剤を含むドナー層(バインダーを含む場合又
は含まない場合がある)を支持する支持体を有する。た
だし、ドナーシートは、また、バインダーおよび着色剤
自体でフィルム状の支持体を構成することもある。これ
は1991年12月18日付で出願されたヨーロッパ特
許出願No.91311759.2号明細書に開示され
ている。上記リセプターは、紙あるいはプラスチックフ
ィルム等の適当な材料で構成される。しかし、熱により
軟化するリセプター層、通常は熱可塑性樹脂、を支持す
る支持体を有するのがよい。放射アブソーバ(通常は波
長範囲が600〜1070nm、さらに実際的に750〜
980nmの放射を吸収する)がドナーシートまたはリセ
プターシートのいずれか一方になければならない。尤
も、着色剤自体が、例えば「熱転写式作像方法」と題する
国際特許出願No.PCT/GB 92/01489号
(以下出願Aと呼ぶこととする)の明細書に記載したよう
な放射吸収機能を有するならば、さらなるアブソーバは
不要である。
【0045】放射吸収材は、放射エネルギーを吸収し、
かつそれを熱エネルギーに変換し、かつその熱エネルギ
ーを着色剤に伝えるに適した材料である。好適な放射ア
ブソーバには次のようなものがある。
【0046】・ カーボンブラック(英国特許第2,08
3,726号明細書参照)、黒色酸化アルミニウム(アル
ミニウムと酸化アルミニウムを混合して階調性を持たし
たもの)(米国特許第4,364,995号、第4,43
0,366号各明細書参照)のごとき顔料。
【0047】・ 染料、特に赤外線吸収染料。この赤外
線吸収染料には、フタロシアニン染料が含まれる。その
例としては、フタロシアニン染料(米国特許第4,54
7,444号明細書参照)、鉄錯体(米国特許第4,91
2,083号明細書参照)、スクアリリウム染料(squaryl
ium dyes)(米国特許第4,942,141号明細書参
照)、カルコゲンピリロ−アリリデン染料(chalcogenopy
rylo−arylidene dyes)(米国特許第4,948,776号
明細書参照)、ビス(カルコゲノピリロ)ポリメチン染料
(米国特許第4,948,777号明細書参照)、オキシ
インドリジン染料(米国特許第4,948,778号明細
書参照)、ビス(アミノアリル)ポリメチン染料(米国特
許第4,950,639号明細書参照)、メロシアニン染
料(米国特許第4,950,640号明細書参照)、ア
ンテラキノニスおよびナフトキノニスから抽出される染
料(米国特許第4,952,552号明細書参照)、シア
ン染料(米国特許第4,973,572号明細書参照)、
トリヌクリアシアン染料(ヨーロッパ特許第403,9
33号公開公報参照)、オクソノル染料(ヨーロッパ特
許第403,934号公開公報参照)、インデン架橋ポ
リメチン染料(ヨーロッパ特許第407,744号公開
公報参照)、ニッケル−ジチオレン染料の錯体(ヨーロ
ッパ特許第480,908号公開公報参照)、クロコニ
ウム染料(1992年4月27日付出願の英国特許出願
第9209047.0号明細書参照)。
【0048】放射アブソーバは、ヨーロッパ特許第40
3,933号公開公報に示されるように、着色剤と同じ
層内に存在するか、または、日本国特許第63−319
191号公報に示されるように、ドナー上の別の層内に
存在する。しかしながら、多くの場合には、上記出願A
に述べられているように、放射アブソーバはリセプター
中に存在するのがよい。例えば、支持体とリセプター層
との間の層内、または、受容層自体内に存するのがよ
い。
【0049】放射アブソーバを含んだリセプターシート
とともに使用される好適なドナー材は上記出願Aに述べ
られている。そして、このドナー材は、蒸着染料または
蒸着顔料の層か(好ましくは、米国特許出願第07/7
75782および07/776602号明細書に示され
るように、調整された剥離層とともにコーティングされ
る)、または、1以上の高濃度染料を含むバインダーの
薄層(<1μm)でコーティングされた基材を含んでい
る。
【0050】リセプター層内に、または、好ましくはそ
れに通常隣接して形成される下層内に放射アブソーバを
含ませれば、加熱効果がリセプター内に直接的に導入さ
れるので、高溶解性ならびに高感度性の両者の点におい
て、従来の熱転写材を凌駕する著しい利点がある。
【0051】ドナーシートは染料拡散型(染料昇華型)の
ものとすることができる。これによれば、着色剤染料ま
たは顔料は吸収された放射の強度に比例した量でリセプ
ターに転写される。しかし、ドナーシートは、好ましく
は、物質移動型のものとするのが好ましい。こうすれ
ば、所定の領域内の吸収エネルギーが基準値に達したか
否かによって着色剤の転写が0%または100%とな
る。このような感熱材はハーフトーンの作像に適してお
り、また、正の像と負の像(positive and negative im
ages)との調和を図ることができるとともに(ドナーお
よびリセプターのそれぞれにおいて)十分な色彩を表わ
すことができ、さらに均一な光学的濃度を有する大きな
領域で作像することが可能となる。物質移動型のドナー
材の場合は、着色剤はワックスバインダー内の1以上の
染料または顔料で構成することが多い。この場合、混合
体は全体的に転写可能である。
【0052】異なるタイプの物質移動型ドナー材が上記
出願Aに示されている。該出願Aにおいては、着色剤は
バインダーを含まない蒸着されたものである。蒸着着色
剤を使用すれば、着色剤がバインダー中に溶解している
かあるいは分散しているところの従来の感熱材に比較し
て、高溶解性および高感度性(速度)の点で著しい利点が
ある。この蒸着着色剤はバインダー物質による汚染がな
く、リセプター上に純粋でかつ強烈な像を作ることが可
能である。また、大きな領域の転写があった場合であっ
ても、転写される像は高度に均一な光学的密度を有して
いる。このような感熱材は、一般に、支持シート上に通
常はコーティングされる放射吸収層を有しており、この
放射吸収層の上に蒸着着色剤層がコーティングされる。
着色剤自体が放射吸収性を持っている場合には、これと
別体の放射吸収層は不要である。
【0053】熱転写型ドナーシートは、本発明にかかる
加熱式作像装置において、かつ1枚毎のシートの形態で
あるいは連続ロールまたはリボンの形態で使用される。
今、連続ロールまたはリボンを使用するとすれば、ドナ
ーエレメントはモノクロであるかまたは異なる色彩の着
色剤の変化領域を持つものである。例えば、2〜4枚の
高色彩ドナーシートは、シアン、マゼンタ、イエロー、
ブラックおよび他の着色剤の異なる領域を使用すること
により準備される。
【0054】全色像を作るために、異なるドナーシート
と一体になった一つのリセプターを用いて、作像プロセ
スを数回繰り返すことができる。必要ならば、最後の像
はオリジナルリセプターから紙あるいはカードストック
のような他の基材に転写できる。この転写は従来のサー
マルラミネーション技術により行うことができる。ある
いはリセプターの支持体は透明である場合は、放射導入
型の転写をすることが可能である。
【0055】物質移動型の作像の場合には、最終的な像
は、ドナー上に残ったものとすることができ、この残っ
たものは、必要に応じて、ヨーロッパ特許第454,0
83号公報に示されたような従来のサーマルラミネーシ
ョン技術を用いて、他の基材に転写される。
【0056】感熱材で作像するために放射光を用いると
ともに、特に、着色剤を熱転写する多くの方法が知られ
ている。まず、第1の方法によれば、レーザを、ドナー
シートおよびリセプターの組の上を直接スキャン(走
査)する。レーザの強度はディジタル信号として格納さ
れた像の情報に従って調整できる。この技術について
は、例えば、日本国特許第51−88016号公報, 米
国特許第4,973,572号明細書、英国特許第1,4
33,025号明細書及び英国特許第2,083,726
号公開明細書に見られる。
【0057】変形例として、連続的に露光を行う静止露
光装置からの露光を調整するためにマスクを用いること
ができる。この場合には、該マスクとドナーシートおよ
びリセプターシートとを接触させた状態で放射光を通過
させることになる。
【0058】本発明は前記後者の作像方法を排斥するも
のではないが、本発明においては、前者の作像方法の方
が極めて有益であることが分かった。後者の作像方法に
おいては、露光源は、互いに協働する前記2つの面によ
り形成されるところのピンチの長さ方向に沿ってスキャ
ンされることになる。
【0059】走査型連続露光源(この露光源は本発明で
有益である)を用いる接触方式の作像方法の他の例は
「熱転写式作像方法」と題する英国特許出願第9,21
7,095号(以下出願Bと呼ぶ)に述べられている。接
触式作像方法において直接式作像感熱材の使用を排斥す
るものではないが、主としては、以下に述べる熱転写材
を目的としている。この方法は以下のステップを備えて
いる。
【0060】(a) 第1ステップでは、ドナーシートと
リセプターとを組み合わせる。ドナーシートは、熱転写
可能な着色剤よりなるドナー層を有している。また、リ
セプターは熱転写された着色剤を受け取るものである。
ドナー層はリセプターと密に接触しており、ドナーシー
トおよびリセプターのいずれか一方には放射光吸収層が
形成されている。
【0061】(b) 第2ステップでは、写真用マスクを
ドナーシートとリセプターとの組に接触させる。
【0062】(c) 第3ステップでは、ドナーシートと
リセプターの組を加熱式作像装置に通過させることによ
り上記写真マスクを通して露光する。マスクの透明領域
により決められた範囲において、放射光吸収層により吸
収されかつ熱エネルギーに変換されて、着色剤の熱転写
がドナーシートよりリセプターに対して行われる。
【0063】露光源の出力、スポット領域の大きさ、ス
キャン速度および焦点位置等のパラメータを適宜調整す
ることにより、写真用マスクを損傷することなく熱転写
による作像を行うことが可能である。最適露光パラメー
タは、転写材の感度や、マスクおよび放射アブソーバの
各熱伝導率等の変数に依存している。マスクの熱伝導率
は少なくとも2×10-3Wcm-1°K-1を有することが好
ましい。ドナーシートとリセプターの組は、4J/cm2
より小さなエネルギーレベルで着色剤の転写が行われる
に十分な感度を持つ系を構成することが好ましい。
【0064】感熱材で作像するために放射光を使用する
ものであってかつ本発明が適応できるさらに他の例とし
ては、前記サーマル・マグネティック・デュプリケーシ
ョン(TMD)と言われるものである。これについてはす
でに述べたところでありかつ、例えば米国特許第4,9
07,103号、第4,698,701号、第46,63
1,602号各明細書に詳述されている。本発明におい
ては、記録済情報を持つ磁気記録部材はドナーと考える
ことができ、また、記録前の磁気記録部材はリセプター
と考えることができる。ただし、ここでは物質が実際に
移動するわけではない。この場合には、連続放射源(通
常はレーザである)は、マスク、又は出力を調整するた
めの他の手段を必要としない。何故ならば、像に関する
情報はすでにドナー内に存在するからである。この複製
方法は、通常、1.25cmの幅寸法を有するテープの形
態の磁気記録部材に適用される。そして、簡単な光学系
を用いて単一レーザの出力をこの幅寸法のビームに調節
することは極めて実現性が高い。従って、スキャニング
システムは必要ではなく、静止放射源を使用することが
できる。本発明にかかる加熱式作像装置によれば、透明
ローラにより放射光を所定のポイントに自動的に焦点合
わせすることができ、別個の焦点合わせ光学系を不要に
できるので簡単な構造となる。
【0065】本発明を実施するためには、放射光エネル
ギーまたは投射光エネルギーの多くの適切な放射源を使
用できるが、好ましい露光源はレーザである。感熱材を
露光するために用いられるレーザには種々のものがあ
る。例えば、アルゴンレーザやクリプトンレーザのよう
なガスイオンレーザ、銅レーザや金レーザやカドニウム
レーザ等の金属蒸着レーザ、ルビーレーザやYAGレー
ザ等の固体レーザ、等がある。しかし、実際的には、ひ
化ガリウムレーザのようなダイオードレーザが用いられ
る。このダイオードレーザによれば、寸法が小型であ
り、価格が低コストであり、安定性があり、信頼性があ
り、丈夫であり、さらにディジタル信号で格納された情
報に対応して容易に調整できるという意味において利点
がある。従って、このダイオードレーザが好ましい。露
光源は、600〜1070nm、最も好ましくは750〜
980nm、の波長範囲の赤外線放射光を発生することが
好ましい。尤も、この波長範囲外の光を発生する放射源
も十分利用できる。
【0066】レーザの使用されるどの方法においても、
レーザは、好ましくは、少なくとも5mWの出力を持つ
のがよい。その出力の上限は、マスクが使用される場合
にはそのマスクの特性、および熱転写材の特性、さらに
スキャン速度およびスポット寸法等により決定される。
レーザがピンチに焦点合わせされて、小さく限定された
寸法の照射スポットを形成する。そして、このスポット
は作像されるべき全体にわたってスキャンされる。ドナ
ーシートとリセプターとの組に対する露光は、ドナーを
有するドナーシートの側からまたはリセプターを有する
リセプターシートの側からのいずれか一方からなされ
る。勿論、放射光が放射アブソーバに達する前に通過し
なければならないところのすべての層は十分透明である
必要がある。
【0067】良好な溶解性と効果的な像転写を実現する
ためには、ドナーと、リセプターと、マスク(もし使用
されるならば)とを、作像作業中は互いに密に接触させ
ておく必要がある。これは、マスク、ドナーシートおよ
びリセプターシートの組を少なくとも10g/mm2のピン
チ圧、好ましくは少なくとも40g/mm2、通常は約10
0g/mm2のピンチ圧をかけることにより達成できる。
【0068】
【実施例】以下に、図1〜4に示す本発明の一実施例に
ついて詳細に説明する。
【0069】図1に本発明にかかる加熱式作像装置の好
ましい一実施例を示している。ここでは、一対の協働面
を筒型ローラ1,3の形態で構成している。これらのロ
ーラ1,3はピンチ(またはニップ)5のところで接触
できるようになっていて、これにより、ローラ1,3間
を通過する加熱剤7に対して圧力を与える。
【0070】一方のローラ1は透明(又は透過性)であ
って、感熱材7が一対のローラ1,3間に引き込まれる
時、適当な露光源9からの放射光が感熱材7上に焦点合
わせができるようにしている。上記露光源9としては、
例えばシャープコーポレーションにより市販されている
商品名「LTO15MD」のようなレーザダイオードで
ある。
【0071】一対のローラ1,3は、通常、ほぼ水平方
向にピンチ5を通過する感熱材によって平行面内で両者
間に間隔が形成される。尤も、他の有用な構成のローラ
も用いることも可能である。一対のローラ1,3は同一
寸法とすることもあるいは異なる寸法とすることもでき
る。好ましくは、第2ローラ3の直径が透明ローラ1の
直径よりも大きくなるようにするのがよい。
【0072】露光源9からのビーム13は、レンズ系1
1により平行光とされて、照射スポットをピンチ5に形
成する(このスポットは図示されていない)。またこの
スポットは、通常、楕円スポットである。
【0073】図2に示すように、透明ローラ1は筒型レ
ンズとして作用する。すなわち、ローラ1は、露光源9
からのビーム13を集めて一対のローラ1,3のピンチ
5のところに該ビームの焦点を合わせる。このように焦
点の合わされた照射スポットは、通常円形スポットであ
る。円形スポットは多くの作像システムにとってより好
ましい形状である。このようにして、露光源9からのビ
ーム13は、選択的に、感熱材内の特別の層、例えば感
熱材中の放射光アブソーバを含んだ層、の上に焦点合わ
せができる。
【0074】第2ローラ3は、適当な付勢機構(図示せ
ず)によって透明ローラ1に対して押し付けられてピン
チ5を形成する。付勢手段は、使用者が制御できること
が好ましく、所定の感熱材に合わせてピンチ圧を選択で
きるようにするのがよい。上記付勢手段は、好ましく
は、10g/mm2の最低ピンチ圧を実現することが好まし
い。
【0075】他の実施例(図示せず)においては、第2ロ
ーラ3は、ピンチを通って感熱材を通過させうるような
コンベアや他の供給システムにより置き換えることがで
きる。第2ローラを透明材料で構成して、ローラ1,3
の一方または両者のいずれかを通して作像することがで
きるようにしてもよい。第2の露光源を設けることもで
き、これにより両ローラ1,3を用いて同時的に作像す
ることも可能である。
【0076】図3に示すように、ピンチ幅Wは照射スポ
ットの直径より実質的に大きい寸法であるのがよい。ピ
ンチ幅Wは、本来、第2ローラ3の形態およびその回転
速度により決まってくるので、そのピンチ幅は第2ロー
ラ3に追従性を持たせることにより容易に大きくするこ
とができる。従って、第2ローラ3は、追従性を有する
材料によりなる外周層を形成するかあるいは備える。滞
留時間は、照射スポットをピンチ5の前側エッジの方へ
焦点合わせすることにより、さらに長くすることができ
る。
【0077】第2ローラ3は、ピンチ5内に感熱材を引
き込むために使用できる。この時、透明ローラ1はアイ
ドリング運動をするように設けられる。ネジ棒15のよ
うに横方向に延在する搬送システムにより、レーザダイ
オードおよびレンズ系11をピンチ5の長さ方向に沿っ
てスキャンさせて、感熱材7上に、従来のドラムスキャ
ナに類似した態様で一連のラインとして像17を形成す
る。
【0078】図4は本発明の他の実施例にかかる加熱式
作像装置を示している。この装置においては、第2ロー
ラ3は透明ローラ1に対して、ピボット21を介して作
用するところの重り19により付勢されている。支持体
25に設けたミラー23、および焦点合わせのためのレ
ンズ系11は、レーザダイオード9からのビーム13を
ローラ1,3を通して、第2ローラ3の周囲に位置して
いる感熱材7上に配向する。透明ローラ1はレーザダイ
オード9からのビーム13を集める筒型レンズを通して
作用するとともに、一対のローラ1,3間のピンチ5の
ところにビームを焦点合わせする筒型レンズとして作用
する。図中破線で示したフォーカスレンズを設けること
もできる。この場合には、このフォーカスレンズは、透
明ローラ1を通るミラーからの反射ビーム13の焦点合
わせを行う。リニアステップモータドライブ27はスラ
イド29に沿って支持体25を前進させる。第2ローラ
の回転は支持体25の動きと調和せしめられて、従来の
レーザスキャナーに類似する態様で一連のラインとして
像(図示せず)を形成する
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる加熱式作像方法の一般的原理
を示す斜視図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 第1ローラ1と第2ローラ3との関係を示す
側面図である。
【図4】 本発明の他の実施例にかかる加熱式作像装置
の斜視図である。
【符号の説明】
1,3 筒型ローラ 5 ピンチ,
ニップ 7 感熱材 9 露光源 11 レンズ系 13 ビーム 15 ネジ棒 17 像 19 重り 21 ピボッ
ト 23 ミラー 25 支持体 27 リニアーステップモータドライブ W ピンチ幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8305−2H B41M 5/26 Q (72)発明者 ロナルド・ジョージ・タイ イギリス、イングランド、シーエム19・5 エイイー、エセックス、ハーロウ、ピナク ルズ(番地の表示なし) ミネソタ・スリ ーエム・リサーチ・リミテッド内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに協働する一対の面(1,3)によ
    り構成されるピンチ(5)に感光剤(7)を通過せしめ
    るステップを有し、一対の面には少なくとも10g/mm
    -2のピンチ圧をかけるようになっているとともに、少な
    くとも一方の面が硬質ローラ(1)の面で形成され、さ
    らに上記ステップと同時的に、感光剤(7)を放射エネ
    ルギー源(9)に露光するステップを有し、硬質ローラ
    (1)は露光のための放射を透過する透過性を有し、該
    放射は硬質ローラ(1)自体によりピンチ(5)のとこ
    ろに焦点合わせされることを特徴とする加熱式作像方
    法。
  2. 【請求項2】 上記各面は筒型ローラ(1,3)の形態
    であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記一対の面は少なくとも20g/mm2
    ピンチ圧をかけるようにしたことを特徴とする請求項2
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記ピンチ(5)を構成する上記2つの
    面の他方(3)は追従性を有していて、ピンチ圧が60
    〜80g/mm2の場合に、上記2つの面により構成される
    ピンチ幅(W)が約1mmであることを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記露光用の放射は上記感熱材上に、楕
    円形または円形の照射スポットとして焦点合わせが行な
    われ、上記一対の面(1,3)により構成されるピンチ
    幅(W)は照射スポットの直径よりも大きいことを特徴
    とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記照射スポットの焦点合わせは、上記
    ピンチ(5)の中心から外れて、上記感光剤(7)がピ
    ンチに入り込むところでなされることを特徴とする請求
    項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記露光源は上記ピンチ(5)に沿って
    スキャンすることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記露光源(9)は一つのレーザを選択
    し、レーザダイオードは600〜1070nmの波長で発
    光することを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記露光源(9)の強度は像の情報に従
    って調整されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記感熱材(7)は、熱転写可能な着
    色剤を含むドナー層を有する熱転写ドナーシートと、熱
    転写された着色剤を受け取るリセプターとで構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記熱転写ドナーシートは物質移動型
    転写材であることを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記感熱材(7)は写真用マスクと接
    触せしめられ、該マスクと感熱材との組が写真用マスク
    を通して露光されることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 第1磁気記録媒体上に格納された情報
    が第2磁気記録媒体に複写される方法にして、第1およ
    び第2の磁気記録媒体を互いの面を接触させて配置する
    とともに、上記ピンチ内に通過させることにより第1磁
    気記録媒体に記録された情報を第2磁気記録媒体に複写
    するものであって、上記露光用放射は、第2磁気記録媒
    体をキュリー温度以上に加熱するに十分な強度を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 放射エネルギー源と、互いに協働して
    ピンチ(5)を構成する一対の面と、一対の面(1,
    3)の一方または両方を他方に対して付勢して、少なく
    とも10g/mm2の最小ピンチ圧をかける付勢手段とを有
    し、 一対の面の一方は、露光用放射が通過できる透過性を有
    する硬質ローラ(1)の面で形成され、 放射源(9)からの放射が硬質ローラ(1)によりピン
    チ(5)のところで焦点合わせが行なわれるようにした
    ことを特徴とした加熱式作像装置。
  15. 【請求項15】 上記各面は筒型ローラ(1,3)の形
    態であることを特徴とする請求項14記載の装置。
  16. 【請求項16】 さらに、上記ピンチ圧を変化される手
    段を有することを特徴とする請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 上記ピンチ(5)を構成する上記一対
    の面の他方(3)は追従性を有していて、上記一対の面
    により形成されるピンチ幅(W)が、ピンチ圧が60〜
    80g/mm2である場合には、約1mmであることを特徴と
    する請求項14記載の装置。
  18. 【請求項18】 上記露光用の放射は上記感熱材上に、
    楕円形または円形の照射スポットとして焦点合わせが行
    なわれ、上記一対の面(1,3)により形成されるピン
    チ幅(W)が照射スポットの直径より大きいことを特徴
    とする請求項14記載の装置。
  19. 【請求項19】 上記照射スポットは上記ピンチ(5)
    の中心から外れて、感光材がピンチに入り込むところで
    焦点合わせが行なわれることを特徴とする請求項18記
    載の装置。
  20. 【請求項20】 上記ピンチ(5)に沿って上記露光源
    (9)をスキャンする手段を有することを特徴とする請
    求項14記載の装置。
  21. 【請求項21】 上記露光源(9)はレーザであり、レ
    ーザダイオードは600〜1070nmの波長の放射を発
    生することを特徴とする請求項14記載の装置。
  22. 【請求項22】 像の情報に従って上記露光源(9)の
    強度を調整する手段を有することを特徴とする請求項2
    0記載の装置。
JP23966893A 1992-09-25 1993-09-27 感熱式作像方法及びその装置 Pending JPH06191064A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9220271 1992-09-25
GB929220271A GB9220271D0 (en) 1992-09-25 1992-09-25 Thermal imaging systems

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06191064A true JPH06191064A (ja) 1994-07-12

Family

ID=10722499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23966893A Pending JPH06191064A (ja) 1992-09-25 1993-09-27 感熱式作像方法及びその装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5475418A (ja)
EP (1) EP0589725B1 (ja)
JP (1) JPH06191064A (ja)
KR (1) KR940006795A (ja)
DE (1) DE69312614T2 (ja)
GB (1) GB9220271D0 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022050395A1 (ja) * 2020-09-03 2022-03-10 Dgshape株式会社 箔転写方法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5512126A (en) * 1994-03-11 1996-04-30 Polaroid Corporation Optical laminator
US5945249A (en) 1995-04-20 1999-08-31 Imation Corp. Laser absorbable photobleachable compositions
GB9617416D0 (en) * 1996-08-20 1996-10-02 Minnesota Mining & Mfg Thermal bleaching of infrared dyes
US5935758A (en) * 1995-04-20 1999-08-10 Imation Corp. Laser induced film transfer system
US5856061A (en) * 1997-08-14 1999-01-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Production of color proofs and printing plates
US6001530A (en) * 1997-09-02 1999-12-14 Imation Corp. Laser addressed black thermal transfer donors
EP1031428A1 (en) * 1999-02-22 2000-08-30 Agfa-Gevaert N.V. Method for recording on a heat mode imaging element
WO2003021215A2 (en) 2001-09-04 2003-03-13 Kodak Polychrome Graphics, Llc Hybrid proofing method
US6918982B2 (en) * 2002-12-09 2005-07-19 International Business Machines Corporation System and method of transfer printing an organic semiconductor
US6899988B2 (en) * 2003-06-13 2005-05-31 Kodak Polychrome Graphics Llc Laser thermal metallic donors
US7147902B2 (en) * 2004-02-27 2006-12-12 Eastman Kodak Company Multi-layer laser thermal image receptor sheet with internal tie layer
US6855474B1 (en) 2004-05-03 2005-02-15 Kodak Polychrome Graphics Llc Laser thermal color donors with improved aging characteristics
US7534544B2 (en) * 2007-10-19 2009-05-19 E.I. Du Pont De Nemours And Company Method of separating an exposed thermal transfer assemblage
DE102011075025A1 (de) * 2011-04-29 2012-10-31 Schmid Technology Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Aufbringen von Drucksubstanz
WO2014183797A1 (en) * 2013-05-17 2014-11-20 Hewlett-Packard Indigo B.V. Foil printing
EP3354604A1 (en) * 2017-01-27 2018-08-01 Schott AG Roller, especially for roller conveyors

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1115082A (en) * 1965-05-17 1968-05-22 Unilever Ltd Methods of copying
GB1184820A (en) * 1967-11-02 1970-03-18 Int Computers Ltd Improvements in Card Reading Apparatus
DK136503B (da) * 1974-02-01 1977-10-17 Memofax As Termokopieringsmaskine.
US4470055A (en) * 1982-03-10 1984-09-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Photo-thermal ink transferring device
US4631602A (en) * 1982-12-13 1986-12-23 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for thermoremanent duplication of magnetic tapes using transverse laser beams spanning the tape width
US4698701A (en) * 1986-04-04 1987-10-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company High speed thermomagnetic tape duplication
US4907103A (en) * 1987-01-14 1990-03-06 Otari Electric Company, Ltd. Low CnO2 loading, high coercivity thermomagnetic tape duplication
DE3906086A1 (de) * 1988-02-29 1989-08-31 Mitsubishi Electric Corp Laserdrucker
US5262800A (en) * 1989-08-15 1993-11-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company Thermal imaging system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022050395A1 (ja) * 2020-09-03 2022-03-10 Dgshape株式会社 箔転写方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0589725B1 (en) 1997-07-30
GB9220271D0 (en) 1992-11-11
EP0589725A3 (en) 1994-11-23
DE69312614T2 (de) 1998-03-19
KR940006795A (ko) 1994-04-25
EP0589725A2 (en) 1994-03-30
US5475418A (en) 1995-12-12
DE69312614D1 (de) 1997-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06191064A (ja) 感熱式作像方法及びその装置
JP3053110B2 (ja) 熱プリンタ
US5196866A (en) Focus fiber mount
US5146242A (en) Writing beam angular alignment device
US3999918A (en) Apparatus for making a printing plate from a porous substrate
US5212500A (en) Writing beam focusing utilizing light of a different wavelength
US5146241A (en) Automatic cut-out for auto-focus device
US7206096B1 (en) Recording method and apparatus
US5424759A (en) Dye rollers for laser thermal dye transfer
US3991145A (en) Method of making a printing plate from a porous substrate
US5291217A (en) Method and apparatus for producing thermal slide transparencies
US6670978B2 (en) Recording method and apparatus in which respective distances between a heating spot and a plurality of recording spots are substantially constant
US6461786B1 (en) Recording apparatus and method
JPH06191063A (ja) 熱移動画像形成方法
JPH071751A (ja) 逆方向露光を使用したレーザサーマル染料転写
JPH09309215A (ja) レーザ熱転写記録装置
US6340985B1 (en) Thermal recording apparatus
JPS6253887A (ja) 熱転写複写方法
JPH05139037A (ja) 光プリンタ
JPH03101974A (ja) 熱転写型プリンタ
JPH0462067A (ja) レーザー書き込み構造を備えた印刷機
EP0659118A1 (en) Printing method and apparatus
JPS60176782A (ja) 熱転写型印字装置を有する複写機
JPH05508123A (ja) 焦点決めファイバマウント
JPH0414480A (ja) 光熱変換型記録方法及び記録装置