JPH06190779A - 基板分割機用カッタ - Google Patents

基板分割機用カッタ

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Publication number
JPH06190779A
JPH06190779A JP35752092A JP35752092A JPH06190779A JP H06190779 A JPH06190779 A JP H06190779A JP 35752092 A JP35752092 A JP 35752092A JP 35752092 A JP35752092 A JP 35752092A JP H06190779 A JPH06190779 A JP H06190779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
cutter
board
substrate
blades
Prior art date
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Pending
Application number
JP35752092A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Watabe
晋二 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
Priority to JP35752092A priority Critical patent/JPH06190779A/ja
Publication of JPH06190779A publication Critical patent/JPH06190779A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下の刃を基板の上下面に圧接することによ
り基板を切離してから各刃を基板から離脱する際に、一
方の刃先に食い込んだ基板が該刃先に追随して一旦湾曲
してから復元する現象に起因して、基板上の実装部品の
接続部が離脱する等の事故の発生を防止できる基板分割
機用カッタを提供する。 【構成】 プリント基板の分割ラインを挟んで刃先同士
を対向配置した2つの刃の内の一方の刃先角度を他方の
刃の刃先角度よりも大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント基板を切断する
ためのカッタの改良に関し、特に上下の刃を基板の上下
面に圧接することにより基板を分断してから各刃を基板
から離間する際に、一方の刃先に食い込んだ基板が該刃
先に追随して一旦湾曲してから復元する現象に起因し
て、基板上の実装部品の接続部が離脱する等の事態の発
生を防止できる基板分割機用カッタの改良に関する。
【0002】
【従来技術】表面実装型の部品を搭載するプリント基板
の製作においては、一枚の大面積の基板上に予め複数の
区画を形成し、各区画内に同一の回路素子を実装した後
で各区画間の分割ラインに沿って基板を分断することに
より、個別のプリント基板を得る所謂多面取り方法が採
られることが多く、この方法は量産効率向上を図る上で
有効である。
【0003】ところで、基板を切断するために従来は、
例えば図4に示した如き上刃1と下刃2を、基板3を挟
んで矢印方向に接近せしめることにより両刃のすれ違い
ざまに基板3を切断するシャーリング法が多用されてき
たが、この切断方法により上記多面取りを実施すると、
切断時に基板に加わる衝撃が大きく、切離されたプリン
ト基板が鎖線で示す様に跳ねを起こし基板上の実装部品
を破損したり、脱落させる等の事故が増大するため、最
近では図5に示す様に刃先部の角度が同一の上刃4と下
刃5を用いて、固定具6により両端部を押えた基板上の
ミシン目、孔等から成る分割ライン7に沿ってミシン目
等を押し潰す如くカットする手法が自動切断機に適する
ものとして採用されている。しかし、この手法において
も同図の斜線部に示す製品たる基板3aが上下刃の何れ
かの刃先に食い付く現象が起きることがあり、食い付き
を起こした状態で上下刃を離間する方向に退避させる
と、基板が一旦湾曲してから復元する際の跳ねによって
基板上の実装部品が損傷、脱落する事態を生じ易かっ
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、上下の刃を基板の上下面に圧接することにより基板
を切離してから各刃を基板から離脱する際に、一方の刃
先に食い込んだ基板が該刃先に追随して一旦湾曲してか
ら復元する現象に起因して、基板上の実装部品の接続部
が離脱する等の事故の発生を防止できる基板分割機用カ
ッタを提供することを目的としている。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するため本発明に係る基
板分割機用カッタは以下のごとき構成をとる。即ち、プ
リント基板の分割ラインを挟んで刃先同士を対向配置し
た2つの刃の内の一方の刃先角度を他方の刃の刃先角度
よりも大きくし、或は上記2つの刃の内の一方を固定側
とし、他方の刃を可動側とし、該可動側の刃の刃先角度
を大きくし、更には上記各刃をいずれも2つの刃先から
構成し、各刃の2つの刃先間を進退するピストンによっ
て基板上の余剰部分を突き落とすよう構成した。
【0006】
【発明の実施例】以下、本発明を図面に示した実施例に
よって詳細に説明する。図1(a) 及び(b) は本発明に係
る基板分割機用カッタの上下刃の一実施例を示す説明図
及びこのカッタにより切断せんとする基板の平面図であ
る。図1(a) に示す様にナイフエッジが上下位置関係で
対面し合うように配置した上刃8(可動刃)と、下刃9
(固定刃)の各刃先の角度α、βが、α>βとなるよう
に設定した構成が特徴的である。上下の刃8、9は図1
(a) に示した位置関係で図1(b)に示した基板3の分割
ライン7を挟んで対峙し、上刃8を昇降させることによ
り、ミシン目等から成る分割ライン7を押し潰す如く切
離する。即ち、上刃8を図示しない昇降手段により支持
するとともに、下刃9を図示しない適当な固定台上に固
定し、両端或は4辺を固定具10によりクランプした基
板3の分割ライン7の下方に下刃9の刃先を当接せしめ
るとともに、上方から上刃8を降下させて両刃の刃先間
でミシン目を潰すことにより切断し、然る後上刃9を上
昇退避せしめることにより、切断を完了する。
【0007】この際固定側の下刃9の刃先角度βを小さ
く設定すると下刃の刃先の方が基板に対してより深く食
い込むので、上刃8を上昇させた際に、プリント基板が
上刃8に追随して持ち上げられることにより湾曲するこ
とが殆どなくなるから、実装パーツが脱落する事故が大
幅に減少する。この結果、製品の歩留向上、手直しが減
少し、製品コストの低減を実現できる。また、上刃に関
しては、肉厚が大きい為、強度が増大して寿命が長くな
り、また刃先角度が大きい為刃こぼれも生じにくい。
【0008】なお、3aは端部に位置する基板の端縁を
保護する為の板3bを接続する為のV溝であり、例えば
基板の切断終了後に人手等によりV溝に沿って折り曲げ
を行うことにより切断すればよい。
【0009】次に、図2(a) 及び(b) は本発明の第2実
施例の基板分割機用カッタの上下の刃の構成を示す説明
図及びこのカッタにより切断しようとする基板の平面図
である。この上刃11及び下刃12は2本の平行な分離
ライン(例えばミシン目)7a,7bを設けた基板3を
切断する為上下の刃は夫々2個の刃先11a,11b,
12a,12bを有している。各刃に設けた2個の刃先
11a,11bと,12a,12bは、基板上の2本の
分離ライン7a,7bの間隔に一致する間隔を有すると
共に、上刃11の各刃の刃先角度αを45°、下刃12
の各刃の刃先角度βを30°とする。上下両刃により分
割ライン7a,7bを押圧した後、固定側の下刃12の
刃先に対して、可動側の上刃11の刃先を上昇される際
にも、上刃11側に基板が付着して湾曲することがなく
なる為、基板上の部品の脱落もなくなる。なお、各刃先
角度α、βは、上記の値以外であっても、α>βの関係
を維持する限り、任意の値に設定可能である。第2の実
施例の効果は、上記第1実施例の効果と同様である。
【0010】ところで、上記各実施例では上刃の上昇後
に基板が上刃に付着する不具合を解消できる一方で、上
刃の上昇後も下刃は基板下面に食い込んだ状態にあるた
め、切断による基板の分離が完全には行われにくい。図
3はこのような不具合を解消する為の変形実施例であ
り、基板の2本の分割ライン7a,7bと同等な間隔を
有する2つの刃先13a,13b、14a,14bを備
えた上下の刃13、14の中央部に上下方向へ貫通し且
つ互いに連通するガイド孔15、16を夫々設け、上刃
側のガイド孔15から下刃のガイド孔16へ向けて進退
自在のピストン17を2本の分割ライン7a,7b間に
位置する余剰部分(ミシン目間のフレーム)18に突き
当て得るよう構成すれば、上下の刃13、14の刃先が
最も接近した時点でピストン17を余剰部分18上に降
下させて突き落とすことにより、基板を完全に分離する
ことが可能となる。なお、この実施例においても上刃1
3の各刃先13a,13bの角度αを、下刃14の各刃
先14a,14bの角度βよりも大きくしてあることは
云うまでもない。
【0011】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、プリント基
板の分割ラインに沿って配置したミシン目を挟んで対峙
した上刃と下刃の各刃先の角度を異ならせることによ
り、切断終了時に刃先角度の大きい方の刃先に基板が食
い付いて湾曲を起こすことがなくなる為、基板の跳ねに
起因した実装部品の脱落等の不具合の発生を防止でき
る。また、切断中の適時に2組の刃先間から基板上の2
本の分割ライン間に向けてピストンを突出させることに
より、分割ライン間の余剰部分を強制脱落させるように
したので、切断後における基板の切離を完全なものにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 及び(b) は本発明に係る基板分割機用カッ
タの上下刃の一実施例を示す説明図及びこのカッタによ
り切断せんとする基板の平面図。
【図2】(a) 及び(b) は本発明の第2実施例の基板分割
機用カッタの上下刃の構成を示す説明図及びこのカッタ
により切断せんとする基板の平面図。
【図3】本発明の第3実施例の基板分割機用カッタの上
下刃の構成を示す説明図。
【図4】第1の従来例の説明図。
【図5】第2の従来例の説明図である。
【符号の説明】
1、4 上刃、2、5 下刃、3 基板、6 固定具、
7、7a,7b 分割ライン、8 上刃(可動刃)、9
下刃(固定刃)、10 固定具、11 上刃、12
下刃、11a,11b,12a,12b,13a,13
b、14a,14b 刃先、15,16 ガイド孔、1
7 ピストン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板の分割ラインを挟んで刃先
    同士を対向配置した2つの刃の内の一方の刃先角度を他
    方の刃の刃先角度よりも大きくしたことを特徴とする基
    板分割機用カッタ。
  2. 【請求項2】 上記2つの刃の内の一方を固定側とし、
    他方の刃を可動側とし、該可動側の刃の刃先角度を大き
    くしたことを特徴とする請求項1記載の基板分割機用カ
    ッタ。
  3. 【請求項3】 上記各刃はいずれも2つの刃先から成
    り、各刃の2つの刃先間を進退するピストンによって基
    板上の余剰部分を突き落とすよう構成したことを特徴と
    する請求項1又は2記載の基板分割機用カッタ。
JP35752092A 1992-12-24 1992-12-24 基板分割機用カッタ Pending JPH06190779A (ja)

Priority Applications (1)

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JP35752092A JPH06190779A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 基板分割機用カッタ

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JP35752092A JPH06190779A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 基板分割機用カッタ

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JP35752092A Pending JPH06190779A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 基板分割機用カッタ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106003199A (zh) * 2016-07-09 2016-10-12 苏州杰力澳自动化设备有限公司 一种防止pcb板变形的多刀分板机
CN108629906A (zh) * 2017-03-17 2018-10-09 深圳市祈飞科技有限公司 吸管取用装置

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CN106003199A (zh) * 2016-07-09 2016-10-12 苏州杰力澳自动化设备有限公司 一种防止pcb板变形的多刀分板机
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