JPH06190748A - 搬送ロボット - Google Patents

搬送ロボット

Info

Publication number
JPH06190748A
JPH06190748A JP35700892A JP35700892A JPH06190748A JP H06190748 A JPH06190748 A JP H06190748A JP 35700892 A JP35700892 A JP 35700892A JP 35700892 A JP35700892 A JP 35700892A JP H06190748 A JPH06190748 A JP H06190748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer robot
carrier
guide rail
transport robot
robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35700892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Sugihara
繁 杉原
Yoshihiro Okazaki
好弘 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKIZAWA TEKKOSHO KK
Original Assignee
TAKIZAWA TEKKOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKIZAWA TEKKOSHO KK filed Critical TAKIZAWA TEKKOSHO KK
Priority to JP35700892A priority Critical patent/JPH06190748A/ja
Publication of JPH06190748A publication Critical patent/JPH06190748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 簡単に設備でき、且つ、搬送経路を自由に変
更できる高精度の搬送ロボットを提供する。 〔構成〕 搬送物を把持して移動する搬送ロボット10
であって、この搬送ロボット10が、架設されるガイド
レール14で案内されて移動するキャリア16と、キャ
リア16に吊り下げられ、同一平面内で折曲する三つの
関節を有する多関節アーム18と、多関節アーム18の
先端に取り付けられ、360°の範囲で回転するととも
に、搬送物の把持、解放機能を有する把持爪20とから
構成されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送物を把持して移動
する搬送ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の搬送ロボットは、ロボットを構
成するアームの関節が多いほど、作業性が高く、且つ、
精度が良いことが知られている。この要請に応えるもの
として、アームに三つの関節を持たせ、これにアームの
スイング軸とアームに接続される把持爪の回転軸とを合
わせて都合5軸制御のロボットが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこのタ
イプのロボットはそのスイング軸が固定された垂直軸で
あったから、アームはこの回りを水平回転しかできず、
その作業範囲は限られていた。従って、横に長く並設さ
れた工作機械群にワークを給排するような場合には使用
できないといった問題があった。本発明は、このような
問題点を解決するものであり、ロボットをガイドレール
に沿って移動できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、搬送物を把持して移動する搬送ロボットであって、
この搬送ロボットが、架設されるガイドレールで案内さ
れて移動するキャリアと、キャリアに吊り下げられ、同
一平面内で折曲する三つの関節を有する多関節アーム
と、多関節アームの先端に取り付けられ、360°の範
囲で回転するとともに、搬送物の把持、解放機能を有す
る把持爪とから構成されることを特徴とする搬送ロボッ
トを提供する。
【0005】
【作用】以上の手段をとることにより、搬送ロボットは
ガイドレールに沿って移動できることになり、その作業
範囲は大いに広がる。そして、この場合、搬送ロボット
は架設されるガイドレールに吊り下げられるものである
から、そのスペースをガイドレールと共有でき、大きな
設置スペースを要しない。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係る搬送ロボットの側面図で
あるが、この搬送ロボット10は、ポスト12によって
地上からある高さに架設されるガイドレール14に沿っ
て移動する。搬送ロボット10は、ガイドレール14に
対して走行可能に取り付けられるキャリア16から多軸
制御される多関節アーム18を吊り下げ、多関節アーム
の先端に搬送物を把持、解放する把持爪20を取り付け
たものである。
【0010】図2はガイドレール14に対するキャリア
16の案内構成を示す要部断面側面図であるが、ガイド
レール14は上下に2個設けられており、このうち上方
のガイドレール14aに対しては2対のローラ22で左
右から挟持し、下方のガイドレール14bに対しては4
対のローラ22で上下左右から挟持している。図3はキ
ャリア16の移動構成を示す要部断面側面図であるが、
キャリア16はモータ24を内蔵しており、このモータ
24を駆動してピニオン26を回転させ、このピニオン
24を下方のガイドレール14bに添着されたラック2
8に噛み合わせて走行する。そして、停止位置等はマイ
クロスイッチ等で検出する。
【0011】多関節アーム18は、ベース19に対して
同一平面内で相互に折曲する第1〜第3の三本のアーム
18a、18b、18cを有するものであり、第3アー
ム18cの先端に360°に亘って回動する把持爪20
を装着したものである。把持爪20の構造には種々のも
のがあるが、ここでは二つのエアーチャックを備えたも
のを示した。これにより、搬送ロボット10は、多関節
アーム18の4軸と移動軸との都合5軸で制御されるこ
とになる。尚、多関節アーム18の軸制御の詳細は既に
公知であるから、ここでの説明は省略する。
【0012】ところで、本実施例における多関節アーム
18の折曲平面はその搬送形態を考慮してキャリア16
の移動方向と直角に設定されているが、搬送形態如何に
よっては平行か又は任意の角度に設定されることがあ
る。又、キャリア16に対する搬送ロボット10のベー
ス19の取付けも、図示のように横から取り付けるもの
と、下から取り付けるものとが考えられる。
【0013】以上の搬送ロボット10はあらゆる分野の
搬送物の搬送に用いられるが、ここでは、工作機械群と
これに付帯する装置との間に亘ってワークを給排する給
排ロボットに適用した場合について説明する。図4はそ
の正面図であるが、本実施例では、工作機械としてマシ
ニングセンター30とNCレース32とを横に並べて設
置し、これにワーク貯蔵装置34とワーク計測装置36
とを付設した組合せを示した。マシニングセンター30
及びNCレース32とも従来構造と殆ど同じものである
が、特に強調したいのは、各々の設置スペースの前上方
一角に前記した搬送ロボット10を走行させるための空
間38が形成される点である。
【0014】図5はマシニングセンター30と搬送ロボ
ット10との関係を示す側面図であるが、マシニングセ
ンター30は、ベッド40、テーブル42、コラム4
4、主軸46及び工具マガジン48等で構成されるが、
その構成部分の前上方一角をカットし(これに伴って開
閉式のカバー50もそのように形状を変えてある)、こ
こを前記した空間38としている。図6はNCレース3
2と搬送ロボット10との関係を示す側面図であるが、
NCレース32は、ベッド52、主軸台54及び主軸に
装着されるチャック56等で構成されるが、これも同様
に、その前上方一角をカットし(58は開閉式のカバ
ー)、ここを空間38としている。尚、これらの空間3
8は横方向に連続して形成される。
【0015】以上により、搬送ロボット10は多関節ア
ーム18を折り畳んだ状態(図5、図6の実線の状態)
で走行し、マシニングセンター30のテーブル42やN
Cレース32のチャック56の部分に来ると、各アーム
18a〜18cを適宜折曲させ、且つ、把持爪20を回
転させてワークを給排する(図5、図6の鎖線の状
態)。図7はワーク貯蔵装置34の側面図であるが、ワ
ーク貯蔵装置34は、ベース60の上に多数のワークス
トッカー62を起立させたものであり、この場合も、そ
の設置スペースの前上方一角に搬送ロボット10を走行
させるための空間38が工作機械の空間38に連続して
形成される。
【0016】図8はワーク計測装置36の側面図である
が、ワーク計測装置36は、ベース64の上に計測器6
6や不合格品を排除するシュート68等が設置されたも
のであり、これにも前記と同様に空間38が形成され
る。搬送ロボット10は、ワーク貯蔵装置34やワーク
計測装置36の部分に来ると、その多関節アーム18を
適宜折曲させて所定の給排を行うのは前記と同じであ
る。一方、以上のガイドレール14の下方、即ち、ポス
ト12間には、マシニングセンター30、NCレース3
2及びワーク貯蔵装置34の各々の前方部分を覆う開閉
式のカバー70が、又、ワーク計測装置36の前方部分
を覆う非開閉式のカバー72がそれぞれ設けられている
(図6、図8参照)。これにより、搬送ロボット10が
走行する空間38と作業者側空間とはこれらカバー7
0、72で仕切られることになり、作業者の安全が確保
される。
【0017】ところで、以上は、本発明の一実施例の説
明であり、本発明は、これに限定されることなく、種々
変更された態様で実施される。例えば、工作機械へのワ
ークの給排に限られるものではなく、あらゆる搬送物の
搬送に用いられるのは前記したとおりであるし、仮に、
工作機械のワークの給排に用いられる場合でも、工作機
械の種類や数等は様々に異なる組合せで用いられ、又、
ワーク貯蔵装置やワーク計測装置等は必ずしも常設され
るものではない。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、即ち、搬送ロボットはガイドレールに沿って移動
し、多軸制御される多関節アームを有するものであるか
ら、広い作動範囲に亘って細かくて精度の良い動きをす
る。又、搬送ロボットはガイドレールに吊り下げられる
ものであるから、設置スペースを共有化でき、全体の占
有スペースは小さくて足りる。更に、搬送ロボットはガ
イドレールを敷設すれば簡単に取り付けられるから、既
存の設備に対しても容易に後付け装備できる。そして、
一旦設備した後でも、ガイドレールを継ぎ足したり、取
り除いたりすることで、その経路を容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送ロボットの側面図である。
【図2】本発明に係る搬送ロボットの一部断面側面図で
ある。
【図3】本発明に係る搬送ロボットの一部断面側面図で
ある。
【図4】本発明に係る搬送ロボットを工作機械等にワー
クを給排する場合に適用した場合の正面図である。
【図5】本発明に係る搬送ロボットとマシニングセンタ
ーとの相互関係を示す側面図である。
【図6】本発明に係る搬送ロボットとNCレースとの相
互関係を示す側面図である。
【図7】本発明に係る搬送ロボットとワーク貯蔵装置と
の関係を示す側面図である。
【図8】本発明に係る搬送ロボットとワーク計測装置と
の関係を示す側面図である。
【符号の説明】
10 搬送ロボット 14 ガイドレール 16 キャリア 18 多関節アーム 20 把持爪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物を把持して移動する搬送ロボット
    であって、この搬送ロボットが、架設されるガイドレー
    ルで案内されて移動するキャリアと、キャリアに吊り下
    げられ、同一平面内で折曲する三つの関節を有する多関
    節アームと、多関節アームの先端に取り付けられ、36
    0°の範囲で回転するとともに、搬送物の把持、解放機
    能を有する把持爪とから構成されることを特徴とする搬
    送ロボット。
JP35700892A 1992-12-22 1992-12-22 搬送ロボット Pending JPH06190748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35700892A JPH06190748A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 搬送ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35700892A JPH06190748A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 搬送ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06190748A true JPH06190748A (ja) 1994-07-12

Family

ID=18451906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35700892A Pending JPH06190748A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 搬送ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06190748A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118175A (ja) * 2005-09-27 2007-05-17 Yaskawa Electric Corp 搬送システム
JP2007536090A (ja) * 2004-05-10 2007-12-13 エス エム エス オイムコ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 棒材及び管材押出機
JP2008521608A (ja) * 2004-11-30 2008-06-26 ソシエテ フランコ ベルジュ ド ファブリカシオン ド コンビスティブル エフベーエフセ 核燃料組立体スケルトンを溶接するための装置、及び対応するプログラミング、スケルトン溶接、及び燃料組立体製造の方法
JP2010089228A (ja) * 2008-10-09 2010-04-22 Fanuc Ltd ロボットにより工作機械へワークの着脱を行うロボットシステム
JP2010099787A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Denso Wave Inc ロボット

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007536090A (ja) * 2004-05-10 2007-12-13 エス エム エス オイムコ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 棒材及び管材押出機
JP2008521608A (ja) * 2004-11-30 2008-06-26 ソシエテ フランコ ベルジュ ド ファブリカシオン ド コンビスティブル エフベーエフセ 核燃料組立体スケルトンを溶接するための装置、及び対応するプログラミング、スケルトン溶接、及び燃料組立体製造の方法
JP2007118175A (ja) * 2005-09-27 2007-05-17 Yaskawa Electric Corp 搬送システム
JP2010089228A (ja) * 2008-10-09 2010-04-22 Fanuc Ltd ロボットにより工作機械へワークの着脱を行うロボットシステム
JP4612087B2 (ja) * 2008-10-09 2011-01-12 ファナック株式会社 ロボットにより工作機械へワークの着脱を行うロボットシステム
US8282333B2 (en) 2008-10-09 2012-10-09 Fanuc Ltd Workpiece transfer robot system
JP2010099787A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Denso Wave Inc ロボット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2062687B1 (en) Machining facility using sub-pallet
JPS6232063B2 (ja)
JP2015080816A (ja) ワーク搬送装置
US4741232A (en) Apparatus for use in machining workpieces
US5299476A (en) Vertical lathe
JPH06190748A (ja) 搬送ロボット
EP0453710A2 (en) Lathe and grinder apparatus with two or more side-by-side arranged manipulator-interfaced dual-spindle units
KR101909973B1 (ko) 2층구조의 가공기 소재 투입 및 취출 로봇 시스템
CN112888533B (zh) 工件自动搬运机
JP6735354B2 (ja) 工作機械および加工機械ライン
CN107838439A (zh) 一种桌面型车床机械手
US20160023316A1 (en) Dual--spindle maching apparatus
JPH10193237A (ja) 機上ローディング装置
JPH074723B2 (ja) ワーク搬送装置
JPS6336894B2 (ja)
JPH0717447U (ja) ガントリローダ
JP4350820B2 (ja) 搬送装置
JPS5866603A (ja) Nc旋盤用ロボツト
JPH05111802A (ja) 主軸対向型工作機械
KR102370772B1 (ko) 공작기계용 피더 모듈 시스템
US11059167B2 (en) Multi-joint robot arm
JPS63207501A (ja) ワ−ク搬出入装置
JPH077045Y2 (ja) 工作機械
JP2024027359A (ja) 搬送装置
KR940003653A (ko) 용접자동 시스템