JPH06189897A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH06189897A
JPH06189897A JP5084925A JP8492593A JPH06189897A JP H06189897 A JPH06189897 A JP H06189897A JP 5084925 A JP5084925 A JP 5084925A JP 8492593 A JP8492593 A JP 8492593A JP H06189897 A JPH06189897 A JP H06189897A
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bending
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gear
shaft
potentiometer
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Hiroki Hibino
浩樹 日比野
Hitoshi Kira
仁 吉良
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Abstract

(57)【要約】 【目的】湾曲駆動を解除する湾曲解除操作が煩わしくな
く、且つ、索引手段の湾曲駆動の伝達ロスの少ない内視
鏡装置を提供すること。 【構成】 内視鏡の湾曲部を湾曲する駆動力を伝達する
湾曲用ワイヤ35が巻回されたプーリ33を取り付けた
ギヤ34と、湾曲駆動力を発生するモータ31の軸に取
り付けたギヤ32との噛合を、回動板25のレバー部2
6の操作で解除する場合、2つのギヤ34、32の噛合
の解除前に、まずモータ31に駆動信号が印加されない
状態にした後、この噛合を解除することにより、一時的
に駆動力の伝達を規制する機構を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湾曲部を湾曲する駆動力
を伝達する駆動力伝達手段の駆動力伝達機能を解除する
操作を行った場合に、一時的な規制を行った後に解除す
る解除機構を設けた内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療用分野のみならず、
工業用分野においても用いられるようになった。この内
視鏡は挿入部の先端に設けた観察手段を、観察を望む部
位に導けるように湾曲部が設けられ、手元側の湾曲操作
手段の操作により、任意の方向に湾曲できるようにした
ものがある。
【0003】手動による湾曲駆動機構では湾曲操作に力
量が必要になるため、電気的な湾曲駆動機構を設けるこ
とにより、大きな力量を必要とすることなく湾曲操作を
行え、且つ湾曲部を湾曲できる内視鏡装置が例えば、特
公昭57−22574号公報に開示されている。
【0004】また、特開平4ー210039号公報で
は、湾曲を解除するクラッチ手段を設け、且つ、クラッ
チ手段を操作して湾曲を解除することによって、湾曲部
が湾曲状態から真っ直ぐな状態となる。しかし、湾曲部
の湾曲角度が大きいとき、この湾曲部の湾曲状態を解除
すると、湾曲部の湾曲状態を急激に解除しようと動作す
るため、術者は常に湾曲角度を認識しておく必要があっ
た。また、湾曲部の湾曲確度が大きい状態で湾曲を解除
するときには一端湾曲角度を小さく戻してから湾曲状態
を解除しなければならないので操作が煩わしかった。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】上記特公昭57−2
2574号公報の従来例では、コネクタをはずしたとき
湾曲部が急激に戻る虞れがあるので、湾曲角度が大きい
場合には一端湾曲角度を小さく戻してから湾曲状態を解
除しなければならないので操作が煩わしかった。
【0006】一方、特開平4ー210039号公報に示
す湾曲解除機構では、湾曲解除を行わない通常湾曲時に
も、索引手段の動作を緩慢にする調整手段が働いてしま
い通常湾曲時の伝達ロスが大きかった。
【0007】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、湾曲駆動を解除する湾曲解除操作が煩わしくなく、
且つ、索引手段の湾曲駆動の伝達ロスの少ない内視鏡装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段及び作用】本発明の内視
鏡装置は、内視鏡の湾曲部を湾曲する駆動力を伝達する
駆動力伝達手段と、前記駆動力伝達手段に駆動力を供給
する駆動手段と、前記駆動力伝達手段の中途部に設けら
れた駆動力断絶手段と、前記断絶手段が駆動力を断絶す
る際に、前記駆動力伝達手段の動きを少なくとも所定の
湾曲角度の時に一時的に規制する規制手段とを有する。
【0009】
【作用】この構成によれば、駆動力断絶手段により駆動
力の伝達を解除する動作を行った場合、例えば、湾曲角
度が大きいとき、湾曲部が急激に復帰するのを防止する
規制動作を一時的に行う。また、通常の場合には駆動力
伝達の機能を損なわないので、駆動力伝達のロスが生じ
ない。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明する。図
1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、図1は第1
実施例の内視鏡装置を示し、図2は湾曲駆動機構を示
し、図3は湾曲駆動の動作内容を示す。
【0011】図1に示すように第1実施例の内視鏡装置
1は、電子内視鏡2と、この電子内視鏡2に照明光を供
給する光源装置3と、電子内視鏡2に対する信号処理を
行うビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4か
ら出力される映像信号を入力して被写体像を表示するモ
ニタ5と、湾曲を制御する湾曲用モータ制御装置6と、
空気、水等の送りや、先端からの汚物等の吸引、つまり
送気・送水・吸引(AWSと略記)の動作を制御するA
WS制御装置7とを備えている。
【0012】上記電子内視鏡2は、細長の挿入部8と、
この挿入部8の基端に設けられた太幅の操作部9と、こ
の操作部9の側部から延設され、途中2つに分岐された
ユニバーサルケーブル11とを備えている。このユニバ
ーサルケーブル11の一方の端部には、光源装置3に着
脱自在に接続されるコネクタ12aが、他方の端部には
湾曲用モータ制御装置6に着脱自在に接続されるコネク
タ12bが設けられている。
【0013】上記挿入部8は、硬性の先端構成部13
と、この先端構成部13の後端に連設され、上下左右の
各方向及びこれらの複合方向に湾曲可能な湾曲部14
と、この湾曲部14の後端に連設された長尺で可撓性を
有する可撓管部15とで構成され、可撓管部15の後端
は操作部9に固定されている。
【0014】上記先端構成部13には、図示しない照明
窓と観察窓とが設けられている。上記照明窓の内側に
は、図示しないライトガイドの出射端面が配置されてい
る。このライトガイドは、挿入部8、操作部9及びユニ
バーサルケーブル11内を挿通され、入射端部がコネク
タ12aに接続されている。
【0015】このコネクタ12aが接続される光源装置
3内には、図示しない光源ランプが設けられ、この光源
から出射された照明光が上記ライトガイドの入射端面に
入射され、このライトガイドを経て、照明窓から被検部
等に照射される様になっている。
【0016】照明窓から照射された照明光によって照明
された被検部等は観察窓に取り付けた図示しない対物レ
ンズによりその焦点面に像を結ぶ。この焦点面には固体
撮像素子として、例えばCCDが配設されている。この
CCDと接続された図示しない信号線は挿入部8、操作
部9、ユニバーサルケーブル11、コネクタ12a、ケ
ーブル17内を挿通され、コネクタ18に接続されてい
る。
【0017】上記コネクタ18が接続されるビデオプロ
セッサ4には、図示しない映像信号処理回路が設けら
れ、この映像信号処理回路の入力端は上記コネクタ8に
接続される図示しないレセプタクルに接続されると共
に、上記映像信号処理回路の出力端が上記モニタ5に接
続されている。
【0018】従って上記CCDは、上記映像信号処理回
路により駆動され、上記対物レンズによりCCDの光電
変換面に結像された被検部等の被写体の像が光電変換さ
れて画像信号として上記映像信号処理回路に入力される
様になっている。そして、上記画像信号は、上記映像信
号処理回路によって映像信号に変換され、この映像信号
によりモニタ5に被検部等の像が映し出される様になっ
ている。
【0019】また、上記コネクタ12bは挿入部8先端
への水、空気等を送ったり、先端からの汚物等の吸引を
制御するAWS制御装置7とチューブ19によって流体
的に接続されると共に、このAWS制御装置7は上記コ
ネクタ12bが接続される湾曲用モータ制御装置6と信
号線21によって電気的に接続される様になっている。
【0020】上記操作部9には、湾曲操作手段となるジ
ョイスティック22が設けてある。また、この操作部9
には送気送水ボタン23と吸引ボタン24とが設けら
れ、この送気送水ボタン23を操作することにより、先
端構成部13に設けられた図示しない送気送水口から送
気送水が行われ、吸引ボタン24を操作することによ
り、内視鏡2に内設された図示しない吸引チャンネルを
用いて汚物等の吸引が行われる様になっている。
【0021】上記操作部9には、湾曲部13の湾曲を解
除する、つまり湾曲駆動力の伝達を断絶する断絶機構
(クラッチ機構)を形成する回動板25(図2参照)が
設けられ、この回動板25のレバー部26を操作するこ
とによってクラッチ機構が動作するようになっている。
さらにこのクラッチ機構は後述するように湾曲部13の
湾曲解除操作の際に駆動力の伝達を一時的に規制する機
構が設けてある。
【0022】図2は湾曲駆動機構、その湾曲駆動力の伝
達機構の一部及びクラッチ機構を示す。湾曲部14を4
方向に湾曲可能であるが、簡単化のため、上下2方向の
湾曲で説明する。
【0023】操作部9には、湾曲駆動用DCモータ31
が設けられている。このモータ31の軸にはギヤ32が
固着されている。ギヤ32は、プーリ33が固着された
ギヤ34と係脱自在となるように移動可能となってい
る。ギヤ34の軸に固着されたプーリ33には、上下方
向湾曲用ワイヤ35が巻回されている。このプーリ33
の軸には、湾曲角度検出用ポテンショメータ36がその
回動軸に固着されている。
【0024】上記モータ31の軸に固着されたギヤ32
の軸は図示しない移動板に取り付けされている。この移
動板にはモータ31への回転駆動信号の供給を停止する
ための(クラッチ)スイッチ37が固定されている。こ
のスイッチ37は後述するように2つのギヤ32、34
の噛合が解除される直前にONされるようになってい
る。
【0025】操作部9の本体には固定軸38が固定さ
れ、この固定軸38には回動自在に回動板25が設けら
れている。この回動板25の一部のレバー部26は、図
1に示すように操作部9の外部に突出しており、操作部
9を握った手により、作動可能となっている。
【0026】回動板25の他端側には幅広部41が設け
られる。この幅広部41には長孔42が設けられ、この
長孔42には上記ギヤ32の軸が挿入されている。なお
回動板25は、ギヤ34と32が密着する方向に図示し
ないバネ等の付勢部材で付勢されている。
【0027】ところでギヤ32の軸が長孔42の右端に
位置している時は図2に示すようにクラッチスイッチ3
7はOFFであり、左端に位置すると、このスイッチ3
7はONする様な位置関係でギヤ32とスイッチ37
は、図示しない移動板に固定されている。
【0028】クラッチスイッチ37のON/OFF信号
は、電源端に接続された抵抗等を介して“L”/“H”
の信号になり、例えば湾曲用モータ制御装置6内の制御
回路43に入力される。上記モータ31はモータドライ
バ44により駆動される。モータドライバ44は上記制
御回路43により制御される。この制御回路43はスイ
ッチ37の状態がONになったことを(“L”レベル
を)検出すると、モータ31にモータドライバ44から
このモータ31を回転する駆動信号が供給されないよう
にする。例えば、図3のステップS3に示すようにモー
タ31の両端をオープンにする。
【0029】操作部9に設けられた湾曲操作手段として
のジョイスティック22の指示電圧はA/D変換器46
を介して、上記制御回路43に入力する。上記ポテンシ
ョメータ36の出力はA/D変換器47を介して上記制
御回路43に入力する。
【0030】なお、制御回路43、モータドライバ4
4、A/D変換器46,47は、湾曲用モータ制御装置
6内に設けられる。次にこの実施例の作用を以下に説明
する。
【0031】電源スイッチがONされると、図3のステ
ップS1に示すようにクラッチスイッチ37がONか否
かの判断が制御回路43で行われる。このスイッチ37
をOFFと判断した時は、ステップS2に示すようにジ
ョイスティック22の指示値と、ポテンショメータ36
の値が一致する様に、制御回路43は、モータドライバ
44を介して、DCモータ31の駆動を開始する。
【0032】即ち、ジョイスティック22を操作する
と、その操作値と、ポテンショメータ36の値の差が検
出され、制御回路43は、その差に応じてモータドライ
バ44に、差が縮まる方向にモータ31を湾曲する様指
示を出す。しかして、操作者の思い通りに湾曲部が湾曲
動作する。
【0033】次に、レバー部26を左側に倒すとまず、
回動板25がクラッチスイッチ37をONする。すると
制御回路43はこれを検出し、まず、DCモータ31の
両端をオープンにする様、モータドライバ44に指示す
る。
【0034】しかして、ステップS3に示すように、モ
ータ31の両端がオープンされるので、モータ31は駆
動力を失い、湾曲部14がフリーとなる方向に湾曲用ワ
イヤ35、プーリ33、ギヤ34,32、モータ31が
移動または回転する。この時、湾曲用ワイヤ35、プー
リ33は完全にフリーではなく、ギヤ32、モータ31
の回転抵抗を受けながら回転する。
【0035】つまり、駆動力伝達の機能を一時的に規制
するようになる。従って、完全にフリーな状態よりもゆ
っくり湾曲用ワイヤ35は移動する。もっと、レバー部
26を左側に倒すとギヤ32とクラッチスイッチ37は
図示しない上記移動板ごと右に回動し、ギヤ32,34
の噛合がはずれ、駆動力の伝達が断絶された状態とな
る。しかして、ワイヤ35はフリー状態となる。
【0036】レバー部26から指を離すと回動板25が
回動し、まずギヤ34とギヤ32が係合し、その後クラ
ッチスイッチ37がOFFし、制御回路43はモータド
ライバ44に対してモータ駆動開始の指令を出す。
【0037】なお、上記クラッチスイッチ37がONし
た時に、モータドライバ44に対してモータ31の両端
をオープン/ショートする様断続的に制御する様にして
もよい。この様にすると、もっとゆっくりとワイヤ35
が戻る。
【0038】DCモータ31、ギヤ34,32等は、操
作部9以外の内視鏡内のどこに設けてもよい。また、外
部装置に設けられてもよい。この実施例は以下の効果を
有する。
【0039】湾曲駆動を解除する操作を行うとまず、ク
ラッチスイッチ37がONしてモータの回転駆動を停止
させるようにした後、駆動力を伝達する機構の断絶を行
うようにしたあるので、湾曲状態の復帰動作がゆっくり
戻り安全性を確保できる。さらに通常の湾曲時、即ちワ
イヤ駆動時伝達ロスがない。
【0040】次に、前記第1実施例の第1変形例を説明
する。本実施例において構成は前記第1実施例の図1及
び図2と同様であり、湾曲駆動の動作のみ異なる。なお
本実施例においてはUP(またはRIGHT側)をプラ
スとし、DOWN(LEFT側)をマイナスとする。即
ち、UP側方向に180゜湾曲しているときは +18
0゜で示し、DOWN側方向に180゜湾曲していると
きには −180゜で示している。
【0041】電源スイッチがONされると図4のステッ
プS11に示すように所定の湾曲角度A(例えばA=3
0°)を制御回路43に記憶させる。次いで、ステップ
S12にに示すようにクラッチスイッチ37がONか否
かの判断を制御回路43で行う。このとき、前記スイッ
チ37がOFFのときにはステップS13に示すように
ジョイスティック22の傾動角度yを読み込む。さら
に、ステップS14に示すように湾曲角度xを読み込
む。そして、ステップS15に示すように湾曲角度xと
傾動角度yの大小を判断する。
【0042】ここで、湾曲角度xより傾動角度yが大き
いときにはステップS16に示すようにDCモータ31
をUP方向へ駆動させて湾曲角度xと傾動角度yとを一
致させてモータストップする。また、湾曲角度xが傾動
角度yより大きいときにはステップS17に示すように
DCモータ31をDOWN方向へ駆動させて湾曲角度x
と傾動角度yとを一致させてモータストップする。
【0043】一方、前記ステップS12でクラッチスイ
ッチ37がONのときにはまず、ステップS18に示す
ように湾曲角度xを読み込む。次に、ステップS19に
示すように湾曲角度xと前記ステップS11で記憶した
湾曲角度Aの大小を判断する。
【0044】ここで、湾曲角度xよりDOWN側設定湾
曲角度が大きいときにはステップS20に示すようにD
Cモータ31をUP方向に駆動させて湾曲角度xがDO
WN側設定湾曲角度とUP側設定湾曲角度との間になる
ようにしてモータストップする。また、湾曲角度xがU
P側設定湾曲角度より大きいときにはステップS21に
示すようにDCモータ31をDOWN方向に駆動させて
湾曲角度xがDOWN側設定湾曲角度とUP側設定湾曲
角度との間になるようにしてモータストップする。さら
に、最初から湾曲角度xがDOWN側設定湾曲角度とU
P側設定湾曲角度との間に位置するときにもモータスト
ップする。
【0045】このように、湾曲角度が大きなとき所定範
囲内になるまでDCモータで湾曲角を制御するようにな
っているので、湾曲角度が大きなときに急にクラッチが
断絶されることがなくなるので安全性が向上する。その
他の作用及び効果は前記実施例と同様である。
【0046】図5ないし図7は前記第1実施例の第2変
形例に係り、図5は内視鏡装置を示す全体構成図、図6
は湾曲駆動力伝達機構を示す図、図7は湾曲駆動の動作
内容を示すフローチャート図である。なお、同一番号に
ついての説明は省略する。図5に示すように本実施例に
おいては操作部にはストレートスイッチ201、アング
ルバイブレーション(以下AV)ON/OFFスイッチ
202、アングルバイブレーション周期(以下AV周
期)切換スイッチ203、アングルバイブレーション角
度(以下AV角度)切換スイッチ204、アングルバイ
ブレーションモード(以下AVモード)切換スイッチ2
05を設けている。なお、これらスイッチは全て同じ構
造なので説明をストレートスイッチ201で行う。
【0047】図6に示すようにクラッチスイッチ237
には二回路の接点237a及び接点237bを設け、接
点237aはいわゆるノーマルコンタクトで、接点23
7bはノーマルオープンである。すなわち、クラッチス
イッチ237は、レバー部26が右に倒されているとき
接点237aが“L”レベルを出力し、接点237bが
“H”レベルを出力する。また、レバー部26が前記と
は逆に左に倒されたときには、接点237aが“H”レ
ベルを出力し、接点237bが“L”レベルを出力す
る。一方、ストレートスイッチ201の接点201a及
び接点201bは共にノーマルオープンであり、接点2
01a及び接点201bがOFF状態のとき“H”レベ
ルを出力し、ON状態のとき“L”レベルを出力する。
【0048】また、ジョイスティック222は、常に、
ほぼ等しい電圧を発生する2組の可変抵抗222a,2
22bにより構成され、ポテンショメータ236も、常
に、ほぼ等しい電圧を発生する2組の可変抵抗236
a,236bにより構成されている。
【0049】なお、上述のクラッチスイッチ237,ス
トレートスイッチ201,AVON/OFFスイッチ2
02,AV切換スイッチ203,AV角度切換スイッチ
204,AVモード切換スイッチ205からの各出力は
制御回路43に入力されるようになっている。また、前
記ジョイスティック222及びポテンショメータ236
からの出力は、A/D変換器46a,46b,47a,
47bを介して制御回路43に入力するようになってい
る。
【0050】上記実施例の作用を以下に説明する。
【0051】電源スイッチがONされると、図7のステ
ップS31に示すようにクラッチスイッチ237,ジョ
イスティック222,ポテンショメータ236,ストレ
ートスイッチ201,AVON/OFFスイッチ20
2,AV周期スイッチ203,AV角度スイッチ20
4,AVモードスイッチ205など各スイッチ出力が所
定値か否かをチェックする。このとき、スイッチ出力が
所定の値でないときにはステップS32に示すようにシ
ステムダウンし、スイッチ出力が所定値のときには何も
しない。
【0052】また、前記クラッチスイッチ237,ジョ
イスティック222,ポテンショメータ236の一方
(例えば237a,222a,236a)ずつの出力を
制御回路43にて前記図4に示すフローチャートと同様
に制御する。
【0053】なお、前記“所定値”とは、例えば、クラ
ッチスイッチ237の出力が“H”レベルと“L”レベ
ル、或は、“L”レベルと“H”レベルであり、スイッ
チ201ないしスイッチ205の出力が“H”レベルと
“H”レベル、或は、“L”レベルと“L”レベルであ
ると共に、ジョイスティック222、及び、ポテンショ
メータ236の出力の差が0.01V以下のことを意味
する。
【0054】また、前記システムダウンとは、モータ3
1を停止させると共に、異常発生をモニタに出力したり
警告ブザーを鳴らすことである。
【0055】さらに、このフローチャートの代わり前記
図3のフローチャートを適用してもよい。
【0056】又、スイッチ201ないしスイッチ205
の正常時の出力を“H”レベルと“L”レベル、或は、
“L”レベルと“H”レベルとしても良く、クラッチス
イッチ237の正常時の出力も“H”レベルと“H”レ
ベル、或は、“L”レベルと“L”レベルとしても良
い。
【0057】このように、各種スイッチ,ジョイスティ
ック,ポテンショメータ、或は、その配線,A/D変換
器などに1ヶ所でも故障が生じると、それを速やかに検
知でき適切に対処することができる。
【0058】なお、前記ストレートスイッチ201,A
VON/OFFスイッチ202,AV周期スイッチ20
3,AV角度スイッチ204,AVモードスイッチ20
5などが二系統でなく、一系統で故障検出をすることが
できない場合は、ストレートスイッチON状態における
ストレート動作を低速に設定する一方、AVON/OF
Fスイッチ202がONされる際の初期設定値をAV周
期を最小,AV角度を最小,AVモードを上下モードに
設定し、AV速度を設定できる場合にはAV速度を最小
に設定しておけば良い。
【0059】次に、図8ないし図10を参照して第1実
施例の第3変形例に係り、図8は内視鏡装置の制御系を
示す説明図、図9は湾曲駆動の動作内容を示すフローチ
ャート図、図10は湾曲駆動の動作内容の詳細を示すフ
ローチャート図である。なお、同一番号についての説明
は省略する。図8に示すように本実施例においてはモー
タ31からプーリ33への動力の伝達、或は、断絶を行
うために電磁クラッチ210を設けており、この電磁ク
ラッチ210のクラッチドライバ211の制御を制御回
路43で行うようになっている。その他の構成は前記実
施例と同様である。
【0060】上述のように構成した内視鏡装置の作用を
説明する。図9に示すように電源スイッチがONされる
とステップS41に示すようにクラッチスイッチ237
がONか否かの判断が制御回路43で行われる。このス
イッチ237がOFFであるとき、ステップS42に示
すようにジョイスティック222の指示値と、ポテンシ
ョメータ236との値とが一致するようにモータドライ
バ44を介してDCモータ31を駆動する。
【0061】また、前記ステップS41でクラッチスイ
ッチ237がOFFであるときまず、ステップS43に
示すようにDCモータ31の両端をオープンにする。す
ると、前記モータ31の両端がオープンされることによ
って、このモータ31は駆動力を失い、ステップS44
に示すようにクラッチを断絶する。その他の作用及び効
果は前記第1実施例と同様である。
【0062】さらに、図10に示すように作用するよう
にしてもよい。本実施例においては、前記図4の第1変
形例とはクラッチスイッチ237がONの場合に、モー
タストップした後、ステップS61に示すようにクラッ
チが断絶される点のみが異なっている。その他の作用及
び効果は前記第1実施例の第1変形例と同様である。次
に本発明の第2実施例を図11及び図12を参照して以
下に説明する。なお、同一番号は説明を略す。この実施
例ではクラッチスイッチ37を設けてない。
【0063】図11に示すようにギヤ32の軸は回動板
49に回動自在に固定されている。ギヤ34は、ギヤ5
0に回動自在に噛合されている。ギヤ50の軸にはカム
51が固着されている。図12は、湾曲部がストレート
の状態を示す。なお、図12は、湾曲角が上(UP)
MAX or 下(DOWN) MAXの状態を示す。
【0064】操作部9には、摩擦板52が固設されてお
り、ギヤ50が回転されてカム51が摩擦板52に接触
する状態になると、ギヤ34の回転は規制されるように
なっている。次にこの実施例の作用を以下に説明する。
【0065】第1実施例と同様に、ジョイスティック2
2の指示に従ってモータ31を制御する。レバー部26
を左に倒すとギヤ32とギヤ34の噛合がはずれる。こ
の時湾曲角があまり大きくないと摩擦板52とカム51
が接触していないがワイヤ35の張力があまり大きくな
いので勢いよく湾曲が戻ることはない。
【0066】ここで、湾曲角がMAXに近く、摩擦板5
2とカム51が接触している時は、勢いよく湾曲が戻る
と危険だが、摩擦板52の摩擦力が働いて、ゆっくり湾
曲状態がストレート方向に戻る。レバー部26から指を
離すと、図11の状態に戻る。この実施例の効果は第1
実施例とほぼ同様である。
【0067】図13(a)及び(b)を参照して本発明
の第3実施例を説明する。ギヤ34の軸にはスプロケッ
ト61が固着される。スプロケット61にはチェーン6
2が移動自在に係合される。チェーン62には湾曲用ワ
イヤ(図示せず)が固着される。
【0068】回動板49にギヤ32の軸が回転自在に固
定される。回動板49のレバー部側にはカムピン63が
下向きに突設されている。このカムピン63は移動板6
4に穿設されたカム溝65に嵌合される。
【0069】移動板64は操作部に設けられたレール6
6,66にガイドされるガイドピン67,67,67が
下向きに突設されている(図6では、ガイドピン67の
先端お見えているため実線となっている)。移動板64
上には、ギヤ68が、ギヤ34と係脱自在に噛合する様
に、摩擦結合的に載置固定(回転自在)される。
【0070】次に作用を説明する。通常は図13(a)
の状態となる。従ってジョイスティック22の指示によ
り、モータ31が回転する。この時伝達ロスはない。
【0071】レバー部26を左側に倒すと、ギヤ34と
ギヤ32の噛合がはずれる直前にギヤ34とギヤ68が
噛合する(図13(b)参照)。従ってギヤ34は、ギ
ヤ68と移動板64の摩擦力を受けながら、ゆっくり回
転する。
【0072】さらに、レバー部26を左側に倒すと、カ
ムピン63はカム溝65の左側に位置し、ギヤ34とギ
ヤ68の噛合ははずれて、完全にフリーとなる。この実
施例は第1実施例と同様の効果を有する。
【0073】次に第4実施例を図14を参照して説明す
る。この実施例では、内視鏡のコネクタ70にギヤ71
が設けられ、外部装置のソケット72にギヤ73が設け
られる。ギヤ71の軸には、図示しないスプロケットが
固着され、チェーン(図示せず)を介して、湾曲用ワイ
ヤ35を駆動する。ギヤ73には駆動手段としてのDC
モータ31が同軸的に固設される。
【0074】なお、ギヤ71には、ポテンショメータ3
6が同軸的に固設される。コネクタ70には、着脱判別
抵抗74が、外部装置のソケット72には接続検知回路
75が設けられる。コネクタ70をソケット72から外
す操作を行った場合、2つのギヤ71と73の噛合が解
除される前に、抵抗74が外部装置のソケット72から
離脱するようにしてある。
【0075】この実施例は第1実施例における回動板2
5とスイッチ37が除かれている。また、第1実施例に
おけるプーリ33はスプロケットに置き換えられる。そ
の他は同様の構成である。次に作用を説明する。
【0076】コネクタ70が、外部装置のソケット72
に接続されると、ギヤ71と73が噛合すると共に、接
続検知回路75は、これを検出し、ジョイスティック2
2の値とポテンショメータ36の値が一致する様DCモ
ータ31を駆動する。
【0077】ここで、コネクタ70がソケット72から
はずされると、ギヤ71,73の噛合がはずれる前に、
抵抗74が回路75からオープン状態にされる。これを
接続検知回路75は検知して、第1実施例と同様の作用
をする。従って、駆動力の伝達を断絶する操作を行った
場合には、実際に駆動力の伝達が断絶される前に、駆動
力の伝達を一時的に規制するようにしてあるので、ギヤ
71は、ゆっくり回転して湾曲状態の復帰動作がゆっく
り行われることになる。
【0078】次に図15を参照して第5実施例を説明す
る。プーリ33に巻回されたワイヤ35を押圧部材80
により、押圧可能になっており、回動板のレバー部が操
作されて湾曲解除の操作が行われた場合、この解除の直
前に図示しないタイマ等で設定された時間だけ、図示し
ないプランジャ等に駆動信号が供給され、プランジャの
先端等に取り付けた押圧部材80はワイヤ35を押圧
し、設定された時間だけ湾曲状態が復帰する動作を緩慢
に行わせる。この実施例の効果も第1実施例とほぼ同様
である。
【0079】尚、湾曲駆動に用いられるモータは、AC
モータ、ステッピングモータ、超音波モータ等何でもよ
い。又、クラッチ手段とコネクタ両方に本実施例を適用
してもよい。湾曲操作を行うジョイスティック等は、操
作部以外に設けてもよい。又、本装置を自動挿入内視鏡
装置と組み合わせてもよい。
【0080】図16ないし図25は本発明の第6実施例
に係り、図16は内視鏡装置の概略構成を示す説明図、
図17はモータボックスの斜視図、図18は前記図17
のA―A′断面図、図19は前記図18のB―B′断面
図、図20は前記図18のC―C′断面図、図21は前
記図18のポテンショメータの連結部を示す説明図、図
19は図5のE―E′断面図、図7はクラッチ手段の噛
合状態を示す説明図、図8はクラッチ手段の離間状態を
示す説明図である。
【0081】図16に示すように本実施例の内視鏡装置
401は、電子内視鏡408を湾曲させる駆動部をモー
タボックス413に設け、ジョイスティック22の代わ
りにジョイパット422を配設している。その他の構成
は前記第1実施例と同様であり、AWS制御装置を省略
して説明する一方、同部材には同符号を付して説明を省
略する。
【0082】なお、モータボックス413からは湾曲用
モータ制御装置6に着脱自在に接続可能なモータ制御装
置用コネクタ414を有するモータ制御装置用コード4
15と、光源装置3に着脱自在に接続可能なライトガイ
ドコネクタ416を有する光源用コード17とを延出し
ている。
【0083】図17に示すようにモータボックス413
は、モータボックス固定板に図示しないチョウねじなど
の接続手段によって連結固定されるようになっている。
【0084】前記モータボックス413の前面には、例
えば、ベークライト板などの絶縁部材で形成したフロン
トパネル431を配設している。このフロントパネル4
31には、絶縁リング432を備えると共に、連結部付
近の曲げによる座屈を防止する折れ止め433を設けた
口金によってユニバーサルコード11が接続されてい
る。
【0085】また、フロントパネル431にはモータボ
ックス413に配設した後述する動力伝達機構部の噛合
及び離間の切り替え動作を行うクラッチ手段490の構
成要素の一つであるフリー・ロックレバー(以下F/L
レバーと略記)434が配設され、このF/Lレバー4
34の前面にクラッチ手段490の噛合、或は、離間状
態を示すF/Lシール435を貼付している。
【0086】一方、モータボックス413の上面部には
スリット436が形成され、モータボックスの内部から
前記スリット436にベークライト板などの絶縁部材で
形成したアップパネル437を配設している。前記アッ
プパネル437には湾曲用モータ制御装置用コード41
5と、光源装置用コード17とが前記ユニバーサルコー
ド11と同様に絶縁リング及び連結部付近の曲げによる
座屈を防止する折れ止めを備えた口金によって接続され
るようになっている。
【0087】図17ないし図26を参照してモータボッ
クス13の内部の構成を説明する。尚、図18において
図中左側にフロントパネルが位置する。図19に示すよ
うにモータボックス413の内部に湾曲操作駆動手段を
形成する湾曲操作駆動部440と、牽引操作手段を形成
する牽引操作部460と、湾曲操作駆動部440の駆動
力を牽引操作部460に伝達する動力伝達機構部480
と、この動力伝達機構部480の噛合、或は、離間を行
うクラッチ手段490とを設けている。
【0088】まず、湾曲操作駆動部440を説明する。
図18に示すように湾曲操作駆動部440は、湾曲操作
駆動手段として前記湾曲部10を上下方向に湾曲駆動す
る直流上下湾曲用モータ(以下UDモータと略記)44
1及び左右方向に湾曲駆動する直流左右湾曲用モータ
(以下RLモータと略記)443とを有し、例えば、モ
ータ固定板447の反フロントパネル側にUDモータ4
41を固定し、フロントパネル側にRLモータ443を
固定している。
【0089】前記UDモータ441の回転軸442及び
RLモータ443の回転軸444には後述する動力伝達
機構部480を構成するUD駆動ギア481及びRL駆
動ギア482が回転軸442及び回転軸444に対して
それぞれ上下方向に移動しないようにねじ449によっ
て固定されるようになっている。
【0090】なお、前記モータ固定板447は、モータ
ボックス413に一体的に配設された、例えば、ベーク
ライトなどで形成したモータブロック448に支持固定
されている。
【0091】次に、牽引操作部460を説明する。図1
8及び図19に示すように牽引操作部460には前記U
D駆動ギア481に噛合するUD従動ギア483の支持
軸465及びRL駆動ギア482に噛合するRL従動ギ
ア484の支持軸466が上板461a,中板461
b,下板461cの3枚の板で形成される牽引手段固定
板461の所定位置に配設されている。
【0092】前記牽引手段固定板461には前記UD従
動ギア483の回転量を検出する第1UDポテンショメ
ータ425の第1UDポテンショメータギア485及び
第2UDポテンショメータ426の第2UDポテンショ
メータギア486とRL従動ギア484の回転量を検出
する第1RLポテンショメータ427の第1RLポテン
ショメータギア487及び第2RLポテンショメータ4
28の第2RLポテンショメータギア488とが牽引手
段固定板461の上板461aに配設した第1ポテンシ
ョメータギア軸485a,第2ポテンショメータギア軸
486a,第3ポテンショメータギア軸487a,第4
ポテンショメータギア軸488aに配設されている。
【0093】なお、前記第1UDポテンショメータ42
5及び第2UDポテンショメータ426は、図示しない
スペーサなどで支持された第1ポテンションメータ支持
板429aに固定され、第1RLポテンショメータ42
7及び第2RLポテンショメータ428は図示しないス
ペーサなどで支持された第2ポテンションメータ支持板
429bに固定されている。
【0094】また、前記UD従動ギア483の回転量
は、このUD従動ギア483に噛合する第1UDポテン
ショメータ425の第1UDポテンショメータギア48
5及びこの第1UDポテンショメータギア485に噛合
する第2UDポテンショメータ426の第2UDポテン
ショメータギア486との回転量から検出されるように
なっている。同様に、前記RL従動ギア484の回転量
は、このRL従動ギア484に噛合する第1RLポテン
ショメータ427の第1RLポテンショメータギア48
7及びこの第1RLポテンショメータギア487に噛合
する第1RLポテンショメータ428の第2UDポテン
ショメータギア488との回転量から検出されるように
なっている。
【0095】さらに、図21及び図22に示すように、
例えば、前記第1UDポテンショメータ425と第1U
Dポテンショメータギア485との連結部は、第1UD
ポテンショメータ425の回転軸425aの先端に形成
したマイナス型形状の溝425bに第1UDポテンショ
メータギア485に形成した長穴485bに回転軸42
5aに対する回り止めを行う薄板501を挿通して、回
転軸425aと第1UDポテンショメータギア485と
が一体的に回転するように構成されている。図示しない
第2UDポテンショメータ426と第2UDポテンショ
メータギア486との連結部、第1RLポテンショメー
タ427と第1RLポテンショメータギア487との連
結部及び第2RLポテンショメータ428と第2RLポ
テンショメータギア488との連結部も前記第1UDポ
テンショメータ425と第1UDポテンショメータギア
485との連結部と同様に構成されている。
【0096】一方、前記UD従動ギア483の支持軸4
65及びRL従動ギア484の支持軸466の先端部に
はUDスプロケット465′及びRLスプロケット46
6′が配設されている。前記UDスプロケット465′
には牽引手段固定板461の上板461aと中板461
bとの間にスペーサ462を固定して形成した空間部に
配設されるUDチェーン463が巻回されるようになっ
ており、RLスプロケット466′には牽引手段固定板
461の中板461bと下板461cとの間にスペーサ
462を固定して形成した空間部に配設されるRLチェ
ーン464が巻回されるようになっている。
【0097】また、前記UDチェーン463の端部には
UD連結部材467が配設され、このUD連結部材46
7にUD湾曲操作ワイヤー469が連結されている。さ
らに、前記RLチェーン464の端部に配設されたRL
連結部材468にはRL湾曲操作ワイヤ470が連結さ
れている。
【0098】図20に示すように前記従動ギア483の
Dカットした中空の軸部483aにUDスプロケット4
65′に形成したD溝を嵌合して両者が空回りすること
なく回転するように構成されている。
【0099】また、中板上にはUDチェーン463のU
Dスプロケット465′からの脱落及びチェーン同士の
干渉を防ぐと共に、UD湾曲操作ワイヤ469が万一弛
んだ際にUDチェーン463を蛇行させて弛みを取り除
く空間を形成するチェーンガード465a及びチェーン
ガイド465bがねじ502...によって固定されて
いる。
【0100】さらに、前記チェーンガイド465bの図
中左側には、UD連結部材467に設けた爪部467a
が当接することによってUDチェーン463の移動量を
規制するようにしたストッパー駒467bを中板上に螺
合固定している。前記ストッパー駒467bのUD連結
部材467と当接する部位の反対側端部にはUDチェー
ン463が蛇行した際、前記UDチェーン463がスト
ッパー駒467に引っかかることがないようにR形状に
加工してある。
【0101】なお、RL従動ギア側の構成は、RL従動
ギア484を支持する支持軸466が下板461cまで
延出して設けられることから軸長がUD側の支持軸46
5より長く、図示しないチェーンガードが下板上に配設
され、前記RL側の支持軸466の固定位置がフロント
パネル側に位置することによってRLスプロケット46
6′に巻回するRLチェーン464のチェーン長さがU
Dチェーン463より短いこと以外は同様である。
【0102】次いで、動力伝達機構部80を説明する。
図18及び図19に示すように動力伝達機構部480
は、UDモータ441の回転軸442に固定されたUD
駆動ギア481とこのUD駆動ギア481の回転力を牽
引操作部460に伝達するUD従動ギア483及び前記
RLモータ443の回転軸444に固定されるRL駆動
ギア482とこのRL駆動ギア482の回転力を牽引操
作部460に伝達するRL従動ギア484とから構成さ
れている。
【0103】なお、前記図19に示すようにUD駆動ギ
ア481とUD従属ギア483及びRL駆動ギア482
とRL従動ギア484とは噛合状態である。
【0104】最後に、前記動力伝達機構部480の噛合
及び離間操作を行うクラッチ手段490について説明す
る。前記図17に示すようにモータボックス413には
動力伝達機構部の噛合、或は、離間を行うためにL方
向、或は、F方向に移動可能なF/Lレバー434が配
設されている。
【0105】図19に示すように前記F/Lレバー43
4からはF/L軸491が延出されており、このF/L
軸491の反F/Lレバー434側端部をモータブロッ
ク448に回転自在となるように支持固定するようにな
っている。すなわち、F/L軸491の回転性を維持・
向上させるためにフロントパネル431及びモータブロ
ック448に滑り性の良いテフロンパイプ492を配設
し、このテフロンパイプ492の透孔にF/L軸491
を挿通させている。
【0106】前記F/L軸491の中途にはクラッチス
イッチの押圧子302が、この押圧子302に設けた取
付けねじ部303にナット301a及び301bを螺合
して固定されている。
【0107】また、前記F/L軸491のモータブロッ
ク側にはカシメなどの固定手段によってカム493が固
定されると共に、前記カム493とモータブロック44
8との間に第1捻りコイルばね494を配設している。
前記第1捻りコイルばね494は、操作力量を変更する
ことが可能であり、巻数を少なくした長さの短い第1捻
りコイルばね494に交換して使用する場合には第1捻
りコイルばね494の全長が短くなった分だけ中空のス
ペーサをF/L軸491に挿通することによって所望の
操作力量を得ることができるようになっている。
【0108】さらに、同図に示すように下板461cに
は突出部495を形成している。そして、前記突出部4
95の上部に後述する逆T字型のカム溝部材496をね
じ497などによって固定している。さらに、モータボ
ックス413の内面部底部には、例えば、ベークライト
などで形成したレールブロック499が2箇所に設けら
れている。そして、前記レールブロック上に第1レール
支持部材500と、前記図18に示す第2レール支持部
材501とを配設する一方、この第1レール支持部材1
00及び第2レール支持部材501にレール502を支
持固定している。またさらに、下板461cには透孔を
有する第1レールガイド503と、この第1レールガイ
ド503の一辺を切り欠いた第2レールガイド504が
固定されている。
【0109】なお、前記レール502は、滑り性の良い
テフロンパイプ505などを介して前記透孔に挿通され
るようになっている。また、レール502にはそれぞれ
圧縮ばね506を挿通させると共に、これらの圧縮ばね
506を図中下側のレール支持部材500に支持するこ
とによって第1レールガイド503と第2レールガイド
504とを図中上側に向かって押圧するように構成して
いる。前記圧縮ばね506も前記第1捻りコイルばね4
94と同様にスペーサなどの付加により力量を変えるこ
とが可能になっている。
【0110】図23ないし図26を参照してクラッチ手
段490を説明する。図23及び図24に示すようにク
ラッチスイッチの押圧子302は、取付けネジ部303
に螺合するナット301a及び301bの位置を調節す
ることによってクラッチスイッチ37のON/OFFの
タイミングを任意に調整するようになっている。さら
に、クラッチスイッチ37とクラッチスイッチ37′と
の2つを配設している。そして、前記クラッチ37、或
は、クラッチ37,37′からの出力信号は、第1実施
例と同様に制御回路に入力されるようになっている。す
なわち、第1実施例と異なる点は、クラッチスイッチが
このように2つ配設されていることである。
【0111】図24に示すように動力伝達機構部480
が噛合状態である。このとき、F/Lレバー434の操
作に連動するクラッチ手段490は、下板461cに固
定されると共に、上板461aと中板461bとに突き
当てたカム溝部材496に第1の軸507と第2の軸5
08とをカシメなどの方法によって固定している。ま
た、前記第1の軸507にフック509を回転自在に挿
通した後、この第1の軸507に第2捻りコイルばね5
10を挿通している。なお、第1の軸507の手前側端
には図示しないEリングなどを配設して、手前方向への
フック509及び第2捻りコイルばね510の抜けを防
止している。
【0112】また、フック上には第3の軸511がカシ
メなどの手段により固定されており、モータブロック4
48に固定軸としての第4の軸512及び第5の軸51
3を設けている。前記第4の軸512は、この第4の軸
512と前記第3の軸511との間に第2捻りコイルば
ね510を挟む形で配置されており、前記第5の軸51
3は第1捻りコイルばね494の手前側端部を支える位
置に配置されている。
【0113】なお、カム上にはカム平面に対して手前側
に向かう丸型の突起部514を設け、この突起部514
に第1捻りコイルばね494の紙面奥側端部が支持され
るようになっている。また、カム493の紙面奥側にも
丸型の突起部515を設けてカム溝部材496のカム溝
516が滑るように構成している。
【0114】ここで、第1捻りコイルばね494は、第
2捻りコイルばね510より弾性力が強く、第1捻りコ
イルばね494が丸型の突起部514を介してフック5
09を第4の軸512に係合するように作用している。
【0115】次に、図26に示すように動力伝達機構部
480の分離状態を説明する。前記F/Lレバー434
をL側からF側に移動したことによってクラッチ手段4
90が噛合状態から分離状態となる。
【0116】すなわち、まず、前記カム493が反時計
回りに回転して、第1の捻りコイルばね494の押圧力
によって第4の軸512に係合していたフック509が
外れる。次いで、第2捻りコイルばね510の弾性力に
よってフック509を第1の軸507を中心に時計回り
に回転させて、このフック509が第2の軸508に当
接する。
【0117】上述のように構成されている湾曲装置の動
作を説明する。F/Lレバー434が噛合側(L側)に
ある状態のとき、湾曲操作スイッチ22を、例えば、U
(上)方向に押すとモータボックス413内に配設した
UDモータ441の回転軸442が回転する。前記回転
軸442の回転は、UD駆動ギア481を介してUD駆
動ギア481と噛合しているUD従動ギア483に伝達
されて、このUD従動ギア483に連結したUDスプロ
ケット465′が回転する。そして、UDスプロケット
465′に巻装されたUDチェーン463が移動を開始
して、このUDチェーン463のUD連結部材467に
連結しているUD湾曲操作ワイヤー469が牽引され湾
曲部10を上方向に湾曲させる。同様に、湾曲操作スイ
ッチ22をD(下)方向、R(右)方向、L(左)方向
に押圧することによって湾曲部を所望の方向に湾曲させ
ることができる。
【0118】次に、F/Lレバー434をL側に回転さ
せると、カム493に設けた突起部515がカム溝部材
496のカム溝516を押すことにより、下板461c
を含む湾曲系が図中左側に動く。上板461aを含む湾
曲系がレールガイド503とレールガイド504をガイ
ドにして、レール502上を紙面下側へ移動してUD駆
動ギア481とUD従動ギア483とが分離すると共
に、RL駆動ギア482とRL従動ギア484とが分離
する。
【0119】このように、前記フックと第4の軸との係
合部が外れることにより、フックと間接点に連結した下
板などの湾曲系と、第4の軸と連結しているモータブロ
ックとが分離可能状態となって、UD従動ギア及びRL
従動ギアなどを備えた牽引手段固定板が移動し、UD駆
動ギアとUD従動ギア及びRL駆動ギアとRL従動ギア
とを分離することができるのでクラッチ手段の操作力量
を大幅に低減することができる。
【0120】なお、ここで突起部がカム溝を図中左方向
に移動して固定溝に嵌入することにより分離状態で停止
し、上板を含む湾曲系が図中下方向に移動して動力伝達
機構部の駆動側ギアと従動側ギアとを分離することがで
きる。
【0121】また、この状態で圧縮ばねは圧縮されてい
るが、突起部がカム溝頂部を乗り越えるだけの力量を発
しないので駆動側ギアと従動側ギアとの分離状態を保持
することができる。
【0122】さらに、F/Lレバーを噛合状態となるよ
うに反時計回りに移動すると、突起部がカム溝頂部を乗
り越えて、前記圧縮ばねの弾性力によって上板を含む湾
曲系を図中上方向に移動すると共に、前記第1捻りコイ
ルばねによってフックが第4の軸に係合して、前記図2
5の噛合状態となるのでモータ駆動時に駆動ギア側から
従動ギア側が逃げてしまうことがない。
【0123】なお、前記湾曲装置は、図3及び図4のフ
ローチャートに示すように制御されて作用するようにな
っている。すなわち、本実施例においてもUD駆動ギア
とUD従動ギアとの噛合及びRL駆動ギアとRL従動ギ
アとの噛合が外れる十分前にクラッチスイッチがONす
るので第1実施例と同様の作用及び効果を有すると共
に、第1実施例の第3変形例と同様に故障検出すること
ができる。また、前記UDポテンショメータギアとUD
ポテンショメータギアとが回転することによって、UD
ポテンショメータとUDポテンショメータとにより湾曲
角度を検出して前記図1のモニタ、或は、湾曲用モータ
制御装置などに表示するように構成しても良い。
【0124】さらに、図を見て明らかなように第2UD
ポテンショメータギア,第1UDポテンショメータギ
ア,UD従動ギア,RL従動ギア,第1RLポテンショ
メータギア及び第2RLポテンショメータギアは、長手
方向のフロントパネルに向かって略一直線に配設されて
いる。
【0125】次に、操作部の湾曲操作部分を覆うように
して、洗浄が容易にできると共に、湾曲のために指を大
きく動かす必要のない内視鏡装置101を図27に示
す。この内視鏡装置101における電子内視鏡102は
図1における電子内視鏡2の操作部9に操作部ヘッド1
03を設けてある。この操作部ヘッド103は図28に
示すように湾曲操作手段となるジョイスティック22を
内部に収納し、このジョイスティック22と接続されて
いる。
【0126】上記操作部9には図28に示すように湾曲
用モータ31が設けられ、このモータ31の回転軸に接
続されたプーリ33に湾曲用ワイヤ35が巻回されてい
る。この湾曲用ワイヤ35は挿入部8を通り、端部が湾
曲部14の先端に固定され、この湾曲用ワイヤ35を押
し引きすることによって湾曲部14を湾曲できるように
なっている。
【0127】湾曲操作は操作部9内に設けたジョイステ
ィック22と接続された操作部ヘッド103を動かすこ
とにより可能になる。水密カバー105はゴム等の弾性
材でできており操作部9と操作部ヘッド103との間で
水密的に設けられている。
【0128】また、操作部ヘッド103には送気送水ボ
タン23と吸引ボタン24とが設けられている。また、
操作部ヘッド103の例えば頂部には、レリーズスイッ
チが設けてある。次にジョイスティック22の構成を説
明する。
【0129】図29はこの実施例に使用されるジョイス
ティック22単体を示す。ジョイスティック22は非金
属材料のケース132と同じく非金属材料の操作レバー
133より構成されている。ケース132には、操作レ
バー133の上下(UDと略記)方向及び右左(RLと
略記)方向の傾倒位置(傾き角)を検出するUD用ボリ
ューム134とRL用ボリューム135が固定されてい
る。
【0130】これらUD用ボリューム134とRL用ボ
リューム135は湾曲用モータ制御装置6と電気的に接
続され、この湾曲用モータ制御装置6内部の図示しない
抵抗値検出回路と接続され、操作レバー133の傾き角
度(傾倒角度)を、傾倒角度に応じて変化する抵抗値か
ら検出している。
【0131】そして、中立位置の抵抗値からその抵抗値
が変化した場合、その変化量に応じた量だけ、モータ3
1を回転させる。この場合、湾曲用モータ制御装置6は
モータ31に取り付けたポテンショメータ36より検出
されるモータ31の実際の回転量が操作レバー133の
操作で指示された回転量と一致する様にモータ31の回
転駆動をモータドライバ44を介して制御する。
【0132】図29において、ケース132を挟んだU
D用ボリューム134の反対面には、板材をぜんまい形
状に巻いてなる操作レバー133の中立復帰の機能を持
つUD用つる巻きばね136が設けられ、RL用ボリュ
ーム135の反対面には、同様にRL用つる巻きばね1
37が設けられている。
【0133】図30(a)は、図11のA−A′断面で
ある。操作レバー133は、図32に示す様なRLガイ
ド138の長穴138aに挿通している。操作レバー1
33は、RLガイド138と操作レバー133を貫通し
ているピン139により、RLガイド138に対し、上
記長穴138a内を傾倒可能に支持されている。次に図
12(a)に示す様に操作レバー133は、長穴138
aの挿通後に図33に示す様なUDガイド140に設け
られた長穴140aに挿通している。
【0134】ここでRLガイド138、UDガイド14
0共に両端部には非金属材料の円柱部138b,140
bが圧入等の手段により、それぞれ固定されている。こ
れらの円柱部138b,140bには、それぞれマイナ
ス型のスリット138c,140cが設けられている。
【0135】そして、これらのスリットは片側は、RL
用ボリューム135、UD用ボリューム134の図示し
ないマイナス型の突起を有する回転軸と接続している。
また、もう片側にはRL用つる巻きばね137、UD用
つる巻きばね136とそれぞれ連結している。また、こ
れらの円柱部はケース132に設けられて穴132bに
より回転自在に支持されている。
【0136】つる巻きばねは、中心側の端部は円柱部1
38b,140bにそれぞれ設けられたマイナス型のス
リット138c,140cにそれぞれ挿入固定され、外
側の端部はケース132に設けられた穴132a,13
2aにそれぞれ挿入固定されている。
【0137】このジョイスティック22の作用を説明す
る。操作部9を自然に握った時の状態を図17に示す。
この状態は、親指と人差指もしくは中指で操作部ヘッド
103を軽く包み込み薬指と小指及び手のひらで操作部
9を保持している。
【0138】この状態で親指と人差指を動かすことによ
り操作部ヘッド103が任意の方向に傾斜し(図34参
照)湾曲操作スイッチとしてのジョイスティック22に
入力を与える。
【0139】ジョイスティック22に設けられているU
D用、RL用各ロータリーエンコーダが操作部ヘッド1
03の傾斜データを検知し、その信号を湾曲用モータ制
御装置6に送り、この湾曲用モータ制御装置6は制御回
路43を介して、モータ31に信号を送る。このモータ
31は信号に応じた角度だけ回転し、プーリ33を介し
て湾曲用ワイヤ35を押し引きし、湾曲部14を湾曲さ
せる。
【0140】この内視鏡装置によれば、従来の内視鏡の
湾曲操作の様に指を大きく動かす必要もなく、少しの指
の動きで湾曲操作が可能となる。また、従来の内視鏡の
様に湾曲操作部の形状が複雑ではなく、ほぼ操作部ケー
シングのみとなるので、汚れの溜まる部位がほとんどな
く、洗浄が容易なため清潔な状態を維持できる。
【0141】図36は前記図27に示す内視鏡の他の実
施例を示す。図34(a)に示すように操作部9の内部
には、4方向に揺動可能な2軸直交構造部材110が設
けられ、それに操作部ヘッド103を連結されている。
この2軸直交構造部材110は図36(b)に示す揺動
原理図の矢印ように4方向に揺動可能になっている。操
作部ヘッド103が揺動した際、操作部9と干渉する部
分に圧電スイッチ111を少なくとも4方向に設けてあ
る。
【0142】圧電スイッチ111は押されている間はず
っと湾曲用モータ制御装置6に信号を送り続け、これを
受けて湾曲用モータ制御装置6もモータ31に信号を送
り続けることとなる。そして、その間、湾曲部14が徐
々に湾曲することとなる。停止させるには、操作部ヘッ
ド03を正位置に戻す。これにより信号が停止され、湾
曲部14も停止する。
【0143】図37,図38はユニバーサルケーブル1
1の取付位置を示したものである。図37の様に操作部
9の挿入部8寄りの位置からユニバーサルケーブル11
を挿入部8側に斜めに突出させるたり、又は、図38の
様に操作部ヘッド103からユニバーサルケーブル11
を突出させてもよい。
【0144】また、図39の様にユニバーサルケーブル
11を天井121から吊り下げるタイプでもよい。この
場合は、操作部ヘッド103をしっかりと保持すること
となり、操作部9を動かして湾曲操作を行うことにな
る。
【0145】更に、図40の様に操作部ヘッド103を
把持し、操作部ヘッド103を空間の任意の点に停止さ
せられる操作部アーム131を接続する様な内視鏡にお
いても本発明は適応できる。この場合は操作部9を握っ
て湾曲操作を行うこととなる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、湾
曲駆動を解除する湾曲解除操作が煩わしくなく、且つ、
索引手段の湾曲駆動の伝達ロスの少ない内視鏡装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内視鏡装置を示す全体構
成図
【図2】湾曲駆動力伝達機構部分を示す図
【図3】湾曲駆動の動作内容を示すフローチャート図
【図4】本発明の第1実施例の第1変形例に係る湾曲駆
動の動作内容の詳細を示すフローチャート図
【図5】図5ないし図7は前記第1実施例の第2変形例
に係り、図5は内視鏡装置を示す全体構成図
【図6】湾曲駆動力伝達機構を示す図
【図7】湾曲駆動の動作内容を示すフローチャート図
【図8】図8ないし図10は前記第1実施例の第3変形
例に係り、図8は内視鏡装置の制御系を示す説明図
【図9】湾曲駆動の動作内容を示すフローチャート図
【図10】湾曲駆動の動作内容の詳細を示すフローチャ
ート図
【図11】本発明の第2実施例における湾曲駆動力伝達
機構の主要部の概略の構成を示す図
【図12】カムが摩擦板に接触して湾曲復帰の動作が規
制されることを示す図
【図13】本発明の第3実施例における湾曲駆動力伝達
機構の主要部の概略の構成を示す図
【図14】本発明の第4実施例における湾曲駆動力伝達
機構の主要部の概略の構成を示す図
【図15】本発明の第5実施例における湾曲駆動力伝達
機構の主要部の概略の構成を示す図
【図16】図16ないし図25は本発明の第6実施例に
係り、図16は内視鏡装置を示す全体構成図
【図17】モータボックスの斜視図
【図18】前記図17のA―A′断面図
【図19】前記図18のB―B′断面図
【図20】前記図18のC―C′断面図
【図21】前記図18のポテンショメータの連結部を示
す説明図
【図22】前記図21のE―E′断面図
【図23】前記図19のH―H′断面図
【図24】クラッチスイッチを示す説明図
【図25】クラッチ手段の噛合状態を示すD矢視図
【図26】クラッチ手段の離間状態を示すD矢視図
【図27】操作部のケーシング内に湾曲操作手段を内蔵
した内視鏡装置の全体構成図
【図28】前記図9における操作部の内部構成を示す図
【図29】操作部ヘッド内部に収納したジョイスティッ
クの構成を示す斜視図
【図30】前記図11のA−A′線断面図及び操作レバ
ーを傾倒した場合の断面図
【図31】前記図11のB−B′線断面図及び操作レバ
ーを傾倒した場合の断面図
【図32】RLガイドを示す斜視図。
【図33】UDガイドを示す斜視図。
【図34】操作部ヘッドを傾けた様子を示す図。
【図35】操作部ヘッドを把持した様子を示す図。
【図36】操作部ヘッド内部にジョイスティックを収納
した内視鏡の他の実施例の主要部を示す図
【図37】ユニバーサルケーブルの取付位置の1例を示
す図。
【図38】ユニバーサルケーブルの取付位置の他の1例
を示す図。
【図39】ユニバーサルケーブルを天井から釣り下げる
ようにした1例を示す図
【図40】ユニバーサルケーブルを操作部アームを介し
て天井から釣り下げるようにした1例を示す図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…電子内視鏡 3…光源装置 4…ビデオプロセッサ 5…モニタ 6…湾曲用モータ制御装置 7…AWS制御装置 8…挿入部 9…操作部 11…ユニバーサルケーブル 12a,12b…コネクタ 14…湾曲部 22…ジョイスティック 25…回動板 26…レバー部 31…(DC)モータ 32、34…ギヤ 33…プーリ 35…湾曲用ワイヤ 36…ポテンショメータ 37…クラッチスイッチ 38…固定軸 42…長孔 43…制御回路 44…モータドライバ
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、特開平4ー210039号公報で
は、湾曲を解除するクラッチ手段を設け、且つ、クラッ
チ手段を操作して湾曲を解除することによって、湾曲部
が湾曲状態から真っ直ぐな状態となる。しかし、湾曲部
の湾曲角度が大きいとき、この湾曲部の湾曲状態を解除
すると、湾曲部の湾曲状態を急激に解除しようと動作す
るため、術者は常に湾曲角度を認識しておく必要があっ
た。また、湾曲部の湾曲角度が大きい状態で湾曲を解除
するときには一端湾曲角度を小さく戻してから湾曲状態
を解除しなければならないので操作が煩わしかった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】なお、モータボックス413からは湾曲用
モータ制御装置6に着脱自在に接続可能なモータ制御装
置用コネクタ414を有するモータ制御装置用コード4
15と、光源装置3に着脱自在に接続可能なライトガイ
ドコネクタ416を有する光源用コード17とを延出
している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】前記モータボックス413の前面には、例
えば、ベークライト板などの絶縁部材で形成したフロン
トパネル431を配設している。このフロントパネル4
31には、絶縁リング432を備えると共に、連結部付
近の曲げによる座屈を防止する折れ止め433を設けた
口金によってユニバーサルコード412が接続されてい
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正内容】
【0088】まず、湾曲操作駆動部440を説明する。
図18に示すように湾曲操作駆動部440は、湾曲操作
駆動手段として前記湾曲部1を上下方向に湾曲駆動す
る直流上下湾曲用モータ(以下UDモータと略記)44
1及び左右方向に湾曲駆動する直流左右湾曲用モータ
(以下RLモータと略記)443とを有し、例えば、モ
ータ固定板447の反フロントパネル側にUDモータ4
41を固定し、フロントパネル側にRLモータ443を
固定している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正内容】
【0102】次いで、動力伝達機構部80を説明す
る。図18及び図19に示すように動力伝達機構部48
0は、UDモータ441の回転軸442に固定されたU
D駆動ギア481とこのUD駆動ギア481の回転力を
牽引操作部460に伝達するUD従動ギア483及び前
記RLモータ443の回転軸444に固定されるRL駆
動ギア482とこのRL駆動ギア482の回転力を牽引
操作部460に伝達するRL従動ギア484とから構成
されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】変更
【補正内容】
【0106】前記F/L軸491の中途にはクラッチス
イッチの押圧子302,302aが、この押圧子30
,302aに設けた取付けねじ部303,303a
ナット301及び301b,301a及び301cを螺
合して固定されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正内容】
【0110】図23ないし図26を参照してクラッチ手
段490を説明する。図23及び図24に示すようにク
ラッチスイッチの押圧子302は、取付けネジ部303
に螺合するナット301及び301bの位置を調節する
ことによってクラッチスイッチ37のON/OFFのタ
イミングを任意に調整するようになっている。さらに、
クラッチスイッチ37、37の2つのスイッチからの出
力信号は、第1実施例と同様に制御回路に入力されるよ
うになっている。すなわち、第1実施例と異なる点は、
クラッチスイッチがこのように2つ配設されていること
である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正内容】
【0111】図2に示すように動力伝達機構部480
が噛合状態のときは、F/Lレバー434の操作に連動
するクラッチ手段490は、下板461cに固定される
と共に、上板461aと中板461bとに突き当てたカ
ム溝部材496に第1の軸507と第2の軸508とを
カシメなどの方法によって固定している。また、前記第
1の軸507にフック509を回転自在に挿通した後、
この第1の軸507に第2捻りコイルばね510を挿通
している。なお、第1の軸507の手前側端には図示し
ないEリングなどを配設して、手前方向へのフック50
9及び第2捻りコイルばね510の抜けを防止してい
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正内容】
【0115】次に、図26に示すように動力伝達機構部
480分離状態のときについて説明する。前記F/L
レバー434をL側からF側に移動したことによってク
ラッチ手段490が噛合状態から分離状態となる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正内容】
【0117】上述のように構成されている湾曲装置の動
作を説明する。F/Lレバー434が噛合側(L側)に
ある状態のとき、湾曲操作スイッチ22を、例えば、
U(上)方向に押すとモータボックス413内に配設し
たUDモータ441の回転軸442が回転する。前記回
転軸442の回転は、UD駆動ギア481を介してUD
駆動ギア481と噛合しているUD従動ギア483に伝
達されて、このUD従動ギア483に連結したUDスプ
ロケット465′が回転する。そして、UDスプロケッ
ト465′に巻装されたUDチェーン463が移動を開
始して、このUDチェーン463のUD連結部材467
に連結しているUD湾曲操作ワイヤー469が牽引され
湾曲部10を上方向に湾曲させる。同様に、湾曲操作ス
イッチ22をD(下)方向、R(右)方向、L(左)
方向に押圧することによって湾曲部を所望の方向に湾曲
させることができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正内容】
【0119】このように、前記フックと第4の軸との係
合部が外れることにより、フックと間接点に連結した下
板などの湾曲系と、第4の軸と連結しているモータブロ
ックとが分離可能状態となって、UD従動ギア及びRL
従動ギアなどを備えた牽引手段固定板が移動し、UD駆
動ギアとUD従動ギア及びRL駆動ギアとRL従動ギア
とを分離することができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0133
【補正方法】変更
【補正内容】
【0133】図30(a)は、図29のA−A′断面で
ある。操作レバー133は、図32に示す様なRLガイ
ド138の長穴138aに挿通している。操作レバー1
33は、RLガイド138と操作レバー133を貫通し
ているピン139により、RLガイド138に対し、上
記長穴138a内を傾倒可能に支持されている。次に図
30(a)に示す様に操作レバー133は、長穴138
aの挿通後に図33に示す様なUDガイド140に設け
られた長穴140aに挿通している。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0137
【補正方法】変更
【補正内容】
【0137】このジョイスティック22の作用を説明す
る。操作部9を自然に握った時の状態を図35に示す。
この状態は、親指と人差指もしくは中指で操作部ヘッド
103を軽く包み込み薬指と小指及び手のひらで操作部
9を保持している。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0141
【補正方法】変更
【補正内容】
【0141】図36は前記図27に示す内視鏡の他の実
施例を示す。図3(a)に示すように操作部9の内部
には、4方向に揺動可能な2軸直交構造部材110が設
けられ、それに操作部ヘッド103を連結されている。
この2軸直交構造部材110は図36(b)に示す揺動
原理図の矢印ように4方向に揺動可能になっている。操
作部ヘッド103が揺動した際、操作部9と干渉する部
分に圧電スイッチ111を少なくとも4方向に設けてあ
る。
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の湾曲部を湾曲する駆動力を伝達
    する駆動力伝達手段と、 前記駆動力伝達手段に駆動力を供給する駆動手段と、 前記駆動力伝達手段の中途部に設けられた駆動力断絶手
    段と、 前記断絶手段が駆動力を断絶する際に、前記駆動力伝達
    手段の動きを少なくとも所定の湾曲角度の時に一時的に
    規制する規制手段と、を有することを特徴とする内視鏡
    装置。
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Cited By (5)

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