JPH06189678A - 高水分ナチユラルスキムミルクチーズの製造法 - Google Patents

高水分ナチユラルスキムミルクチーズの製造法

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JPH06189678A
JPH06189678A JP5240106A JP24010693A JPH06189678A JP H06189678 A JPH06189678 A JP H06189678A JP 5240106 A JP5240106 A JP 5240106A JP 24010693 A JP24010693 A JP 24010693A JP H06189678 A JPH06189678 A JP H06189678A
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milk
cheese
skim milk
whey
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Gary W Trecker
ゲイリー・ウィリアム・トレッカー
James W Moran
ジェームズ・ウィリアム・モラン
Walter Weber Ley
ウィルター・ウェーバー・レイ
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Kraft General Foods Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大きなカードブロックの全体にわたって均一な
レベルの水分を有するスキムミルクチェダーチーズを得
ること。 【構成】スキムミルクを発酵させ、ミルク凝固用酵素を
加えて凝塊にし、これをカットしてホエー中にカード小
片を供給し、高温で撹拌して酸性にし、ホエーを抜き取
ってカード小片を供給し;チェダーチーズタイプの加工
装置中でカードをプレスして、さらなるホエーを除去
し;有孔プレートを容器の開口に固定し;容器の上下を
逆にし、カードのpHが約4.90〜5.35に達する
まで離液したホエーをカード小片から抜き取り、キュア
−する工程を含む、加工用の高水分ナチユラルスキムミ
ルクチーズの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にはスキムミルク
から高水分ナチユラルチーズを製造する方法に関する。
さらに詳細には本発明は、均一な水分を有し、且つ制御
された蛋白質分解度を有する加工用スキムミルクチーズ
を製造することに関する。
【0002】“加工用スキムミルクチーズ”とは、業界
においては、プロセスチーズ製品中の一成分として、脂
肪含有チーズ(例えば、チェダーチーズやスイスチー
ズ)と組み合わせて使用すべく意図されている、スキム
ミルクから造られたチーズを表している。本発明のスキ
ムミルクチーズは、プロセスチーズの加工において使用
して、脂肪を含まないチーズまたは低脂肪チーズを得る
ためのものである。
【0003】
【従来の技術】Kosikowskiによる「“Che
ese and FermentedMilk Foo
ds”,1966」において報告されているように、チ
ェダーチーズプロセスによってスキムミルクチーズを製
造できることが知られている。現在のようにダイエット
やカロリーに関心の高い時代では、スキムミルクチェダ
ーチーズは極めて望ましいチーズであろうと思われる。
しかしながら、Kosikowskiの文献に報告され
ているように、チェダーチーズプロセスにより製造され
たスキムミルクチーズは、チーズとしての風味があまり
なく、スキムミルクチェダーチーズ塊がかなり硬い。ス
キムミルクチーズにとって特徴的なのは、88°Fとい
う低い調理温度を使用した場合でも、バット中での調理
時にスキムミルクチーズが急速に乾燥するということで
ある。
【0004】チェダーチーズを製造する1つの方法で
は、ミルクを仕込んだバッチをチーズバット中に置き、
乳酸スターターを植え付ける。乳酸の発生が所望の程度
に達した後、レンネットを加えてミルクを硬化または凝
固させる。得られたカードが適切な程度の固さに達した
ら、カードナイフを使用してカードをサイコロ状にカッ
トする。次いでカットしたカードをホエー中で撹拌し、
約100〜105°Fの温度に加熱する。カードの所望
の温度への加熱は、約30分間にわたって行うのが好ま
しい。カードをこの温度に保持し、ホエーの酸性が約
0.13〜0.16(乳酸のパーセントまたはこれと同
等の値として表示)に達するまで、カードの撹拌を続け
る。ホエーが所定の酸性に達したときに加熱を停止し、
チーズバットからホエーを抜き取る。一般には、温度は
約1時間保持される。次いでカードの塊を形成させる
か、あるいは“溝を設けて”ホエーの抜き取りを容易に
する。
【0005】ホエーを抜き取ってカードを引き締めた
後、カードをブロックもしくはスラブ状にカットし、こ
れらをバットの底部にひっくり返す。約1時間後に、手
でスラブを積み重ね、カットし、そして再び積み重ねる
(この間に、カードの酸性が増大し、カードからさらな
る量のホエーが放出される)。チーズバット中のカッ
ト、ひっくり返し(turning)、および積み重ね
は、“チェダリング(cheddaring)”として
知られている。チェダリングは通常、カードの所望の引
き締まりと滑らかさが得られるまで約2時間継続され
る。次いでチーズカードを、洗浄できる小片に砕いた
後、カードの約1.65〜1.9重量%のトータル塩含
量が得られるような量の塩でカードを処理する。次いで
この塩処理したカードをフープ(hoop)中に置き、
一晩プレスする。プレスしたカードを包み、所望の風味
特性が得られるまでキュアーする。
【0006】チェダーチーズは、乾量基準で少なくとも
約50%の脂肪含量を有し、39%以下の水分を有す
る。カードの水分が約39%以下に減少すると、50%
の脂肪(乾量基準)を含有したチェダーカードは、ホエ
ーのさらなる離液やエクスパルジョン(expulsi
on)を受けることがない。
【0007】洗浄したカード(または浸漬したカード)
によるチーズは半軟質ないしは若干硬めのチーズであ
り、粉砕したカードを水で洗浄してから塩処理すること
以外は、チェダーチーズと同じ方法で造られる。“浸漬
したカード”は通常、“洗浄したカード”より長い洗浄
時間を示す。
【0008】チェダーを造るときのように、カードをマ
ットで覆って粉砕する。水を加え、カードを水中で数分
間撹拌するか、あるいは30分間撹拌して自然冷却させ
る。このプロセス中に、ホエーの一部が抽出され、水が
カードによって吸収される。次いで、カードが抜き取ら
れ、塩処理され、そしてチェダープロセスの場合と同じ
ようにプレスされる。
【0009】カードの洗浄を行うと、チーズの水分が増
大し、ラクトース含量や最終的な酸性が低下し、塊のか
たさが低下し、そして組織のオープン性(openne
ss)が増大する。洗浄カードによるチーズは、チェダ
ーチーズほどにはもちが良くない。一般には、洗浄カー
ドチーズは、わずか1〜2ケ月キュアーされるだけであ
る。洗浄カードチーズが生のミルク(raw mil
k)から造られている場合、洗浄カードチーズは、加工
において使用されないかぎり、少なくとも60日間キュ
アーしなければならない。
【0010】洗浄カードチーズの最終的な分析値は次の
とおりである:水分が40%(42%以下);ソリッド
中の脂肪が50%以上;そして塩が1.4〜1.8%。
【0011】チェダーチーズの加工操作に対しては、カ
ードからホエーを抜き取って適切なレベルの水分を得る
のにかかる時間を短くするために、多くの改良検討がな
されてきた。米国特許第3,969,995;4,04
9,838;および4,234,615号各明細書〔い
ずれもクルーガー(Krueger)らによる〕は、チ
ェダーカードのマス中に挿入されるドレーナー・ブレー
ド(drainerblade)の使用について説明し
ている。ドレーナー・ブレードはV形状をしており、ホ
エーを抜き取るための多数の孔を有している。クルーガ
ーらの特許に報告されているように、カードのマス中に
ドレーナー・ブレードを挿入し、そして圧力を加えるこ
とにより、抜き取り時間をわずか15分に短縮すること
ができた。クルーガーらの米国特許第4,234,61
5号は、約37〜42%の含水量を達成するために約1
5分プレスした後、カードブロック中に均一な水分が達
成されたと報告している。ドレーナー・ブレードを使用
したプレス工程の後、さらなる抜き取りは必要とされな
い。なぜなら、チェダーカードにはもはやホエーの離液
は起こらないからである。
【0012】しかしながら、スキムミルクチェダーチー
ズの製造においては、ドレーナー・ブレードまたは水分
を除去するための他の手段を使用してカードをプレスし
てから相当時間たつと、ホエーの離液が起こる。図3に
示すように、離液は、スキムミルクチェダーカードのp
Hが降下し続けるにつれて起こる。プラスチックバッグ
でライニングしたファイバードラム(fiber dr
um)中にスキムミルクチェダーカードを静置すると、
カードから放出されるホエーがバッグの内側に集まり、
場合によってはバッグが破れることがある。ファイバー
ドラムは水密性ではないので、ホエーがファイバードラ
ムから貯蔵室のフロアーに流れ出る。ファイバードラム
の代わりにスチールドラムを使用した場合、中央部から
端部へと、また上部から底部へと水分が実質的に変化し
たスキムミルクチェダーカードが得られる。さらに、離
液したホエーがカードと接触したまま保持され、これは
α−カゼインの過剰な蛋白質分解を引き起こす。蛋白質
分解の少なすぎるスキムミルクチーズでは、これを加工
して低脂肪または脱脂肪のプロセスチーズ製品にすると
きに生のカード(uncooked curd)ができ
てしまうし、また蛋白質分解が過剰であると、軟らかく
て苦味のあるプロセスチーズ製品ができてしまう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
主要な目的は、大きなカードブロックの全体にわたって
均一なレベルの水分を有するスキムミルクチェダーチー
ズを得ることにある。本発明の他の目的は、望ましい感
覚受容性を有するスキムミルクチェダーチーズを得るこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、スキムミルク
から高水分・低脂肪のチェダーチーズを製造する方法に
関する。すなわち、本発明は、以下の(a)−(h)の
工程からなる方法をその内容とする。
【0015】(a) 乳製品工場の発端培養菌を使用し
てスキムミルクを発酵させ、ミルク凝固用酵素を加える
ことによって凝塊にし、前記凝塊をカットしてホエー中
にカード小片を供給し、前記カード小片を高温で撹拌し
てカードに酸性を発現させ、そして前記ホエーをカード
小片から抜き取って前記カード小片を得る、というプロ
セスによってカード小片を供給する工程; (b) 前記カード小片を撹拌しているときに、前記カ
ード小片のpHを約5.30〜6.10に保持しつつ、
前記カード中に約56〜68%の水分を付与するに足る
時間にわたって、充分な水で前記カード小片を洗浄する
工程; (c) 前記カードのpHが約5.20〜6.0である
とき、前記洗浄水を抜き取った後に前記カードを塩で処
理する工程; (d) 前記カードを容器中に入れる工程; (e) 前記カードを、チェダーチーズタイプの加工装
置中で約10〜30分間プレスして、さらなるホエーを
除去する工程; (f) 有孔プレートを前記容器の開口に固定する工
程; (g) 前記容器の上下を逆にし、前記カードのpHが
約4.90〜5.35に達するまで、約10〜20時間
にわたって、離液したホエーを前記カード小片から抜き
取る工程;および (h) 前記カードをキュアーしてスキムミルクチーズ
を得る工程。
【0016】スキムミルクチェダーチーズは、約54〜
58%の水分と1%未満の脂肪を含んでいる。本発明の
方法のプロセスパラメーターは、均一な水分とpHを有
するスキムミルクチェダーチーズのバルクが得られるよ
う設定される。本発明の方法においては、特定の時間お
よびpHにて、スキムミルクを発酵させ、凝固させ、カ
ードとホエーにカットし、クックし(cooked)、
抜き取りを行い、洗浄し、そして塩処理を施す。次いで
カード小片(curd particles)(約60
%の水分を有する)を55ガロンのドラム中に入れ、チ
ェダーチーズタイプのプレス装置にてプレスして、水分
を取り除き、カードが約60%の水分を含むようにす
る。ドラム開口上に有孔プレート(foraminou
s plate)を配置する。ドラムの上下を逆にし、
離液によってカードから放出されるホエーを、カードが
約4.9〜5.4のpHに達するまで約10〜24時間
にわたって抜き取る。
【0017】一般には、本発明にしたがって、牛乳を加
工してできるだけ脂肪分の少ないスキムミルクを得る。
通常この脂肪分は約0.2%未満である。スキムミルク
からスキムミルクチェダーチーズを製造した後、このチ
ーズの脂肪分は、ホエーが除去されたことから増大はす
るものの、それでも約0.5%以下のままである。特に
明記しない限り、使用しているパーセントはすべて重量
基準である。スキムミルクに適切な時間・温度条件(例
えば、163°Fにて16〜18秒の保持時間)にて低
温殺菌を施す。低温殺菌後、スキムミルクを約85〜9
2°Fの温度でバットに供給する。
【0018】生成したカードをドレンテーブル(dra
in table)に移すときに所望のpHが得られる
よう、充分な乳酸発端培養菌(例えば、S.lacti
s)を加える。一般に、この時点でのpHは約5.9〜
6.1の範囲でなければならない。発酵は約30〜50
分間にわたって継続され、このときスキムミルクは約8
5〜92°Fの温度に保持される。カードをドレンテー
ブルにポンプ送りするときに所望のpHが得られるよ
う、熟成時間(ripening period)中の
温度と時間を調節する。必要な時間にわたってカードを
熟成した後、充分な量のミルク凝固用酵素を加えて、酵
素添加後約30分以内に堅めの固化物を得る。ミルク凝
固用酵素は、バット中の蛋白質100ポンド当たり6フ
ルイドオンスの単一濃度レンネット(single s
trength rennet)の添加量(最大約8フ
ルイドオンスオンスまで)に相当する最少のレベルにて
加えられる。蛋白質の分析値が得られていないとして
も、最少量は、バット中のミルク1000ポンド当たり
2フルイドオンス(最大約4フルイドオンスまで)の単
一濃度レンネットである。単一濃度レンネットは水で希
釈され、このとき水対レンネットの比は、容積比で少な
くとも約20:1である。希釈は、使用する直前に行わ
れる。希釈後5分以内に、レンネットをミルクに加える
ことが大切である。希釈用の水は塩素を含有していては
ならない。ミルク凝固用酵素を加えてから約2分後にバ
ット撹拌機を止める。ミルクは固化し始め、ミルク凝固
用酵素を加えてから約20〜40分以内に凝塊が得られ
る。
【0019】これに関して、スキムミルクのカゼインミ
セルは、約6.6の通常のpHにおいて極めて安定であ
る。カゼインミセルは、それらの表面上に正味の負電荷
を有し、互いに反発し、したがってミルク中に分散した
状態で存在する。pHが酸による凝固によって約4.6
の等電点にまで減少すると、カゼインミセルからリン酸
カルシウムが離れていき、カゼインミセル表面上の正味
の負電荷がゼロになる。カゼインを懸濁状態に保持する
ための電荷が存在しなければ、カゼインは最終的にはカ
ードとして沈殿する。しかしながら酸による凝固では、
粒子があらくて酸性の強い凝塊が得られ、これはほとん
どのチーズ製造操作に対して適切ではない。したがっ
て、酵素(例えばレンネット)を使用することによって
ミルクから凝塊を製造するのが通常のやり方である。レ
ンネットによるミルクの凝固は、酸によるミルクの凝固
と基本的に異なる。レンネットは、各ミセルを取り囲ん
でいる表面カゼインと反応する。こうしたミセルの安定
化フラクションはκ−カゼインとして知られている。κ
−カゼインは、α−カゼインとβ−カゼイン(これらは
ミセルの内部を構成する不溶性のミルクカゼインであ
る)の周りに水溶性の保護被膜を形成する。キモシン
(レンネット中の活性酵素)はκ−カゼイン分子を開裂
し、パラ−κ−カゼインとグリコマクロペプチドに転化
させる。パラ−κ−カゼインはミセルの最初の部分にと
どまるが、グリコマクロペプチドはカゼインからホエー
中に失われる。酵素作用による凝固相が進行するにつれ
て(約6.4〜6.5のpHにて)、酵素作用によらな
い別の相が生じ始める。ミルク中に存在する遊離のカル
シウムイオンが反応して、カゼインミセルに鎖のネット
ワークを形成させるからである。こうして得られた凝塊
は、一般には極めて滑らかである。
【0020】しかしながら、レンネットは蛋白質分解性
の非常に高い酵素である。キュアー時の貯蔵時間を長く
すると、α−カゼイン(カゼインの最も大きいフラクシ
ョン)の実質的な蛋白質分解が起こる。一般には、これ
は、通常のフルファットチーズ(full fat c
heese)製造手順に対して不利なことではない。な
ぜなら、このような蛋白質分解は、特定のチーズに付き
ものの望ましいペプチドを生成するからである。ビター
・オフ・フレーバー(bitter offflavo
r)に結び付いた望ましくないペプチドは、ミルク脂肪
(溶媒として作用する)によってマスクされていると考
えられる。
【0021】加工用スキムミルクチーズを製造する本発
明のプロセスにおいては、α−カゼインの蛋白質分解を
制御することが重要である。α−カゼインは、カゼイン
ミセルのうちで最も多いフラクション(すなわち約50
%)である。α−カゼインの蛋白質分解が少なすぎる場
合、スキムミルクチーズから造られたプロセスチーズは
組織が固くなりすぎ、クックされていない(uncoo
ked)カードの小粒が存在する。蛋白質分解が多すぎ
ると、軟らかめの組織となり、苦味を有するようにな
る。
【0022】本発明のプロセスにおいては、α−カゼイ
ンの分解量(ポリアクリルアミドゲルの電気泳動により
測定される)が、キュアーの開始におけるチーズの初期
α−カゼインレベルの約47.5%以上で且つ約72.
5%以下となるよう、蛋白質分解が制御される。例え
ば、40%のα−カゼインを含んだゼロタイムスキムチ
ーズ(zero−time skim cheese)
に対する蛋白質分解は、約19%以上で且つ約29%以
下のα−カゼインを有する加工用チーズが得られるよう
制御される。α−カゼインの蛋白質分解は、凝固用酵素
の種類、凝固用酵素の使用量、およびキュアーの時間と
温度を選択することにより制御することができる。凝固
用酵素は、少なくとも95%のキモシンレベルを有する
子牛レンネットと同等のものでなければならない。子牛
レンネットまたはその同等物は、スキムミルク蛋白質の
100ポンド当たり、約6〜8フルイドオンスの単一濃
度レンネットにてスキムミルクに加えなければならな
い。
【0023】次いで約1/4〜1/2インチのカード小
片サイズが得られるよう、従来のカードナイフ(cur
d knives)を使用して凝塊をカットする。
【0024】カード小片をホエー中で撹拌し、ホエーを
約15〜35分以内で約90〜104°Fの温度に加熱
する。カードを加熱する温度と時間は、カードとホエー
をドレンテーブルにポンプオーバー(pumpove
r)したときに所望のpHが達成されるよう調節するこ
とができる。前述したように、このpHは約5.9〜
6.1の範囲である。カードとホエーは、バット中でク
ック温度(cook temperature)にて、
所望のpHを達成するに足る時間撹拌される。クッキン
グ時間(cooking time)を短くしたり、お
よび/または撹拌時間を長くして所望のpH値にするこ
とができる。クック時間(cook time)は、9
0〜104°Fのクッキング温度(cooking t
emperature)にて15分以上でなければなら
ない。
【0025】カードが約5.9〜6.1の所望のpH範
囲に達したとき、バットからホエーを予備抜き取り(p
redraw)することなく、カードとホエーをドレン
テーブルにポンプオーバーする。ホエーを予備抜き取り
すると、バットの底部を密に覆った状態のカードが得ら
れる。ポンプオーバーは通常、カードが凝塊に固まると
きから約1.5〜2時間後に始める。上記したように、
ポンプオーバーの時間は、所望のpHが得られるように
調節することができる。
【0026】遊離のホエー(free whey)は、
抜き取りの開始から約30〜45分間で、ドレンテーブ
ル上にてカードから除去しなければならない。ドレンテ
ーブルの撹拌機速度は、カードの塊状化を最小限に抑え
るために必要に応じて調節することができる。ドレンテ
ーブル上でカードからホエーを抜き取るにつれて、カー
ドはパックされる。パッキングのときのカードのpHは
約5.55〜5.90の範囲であり、水分は約58〜6
2%の範囲である。
【0027】次いでカードを洗浄して残留ホエーを除去
し、約2〜6%のカード水分のピックアップを起こさせ
る。特に明記しない限り、本明細書で使用しているパー
セントはすべて重量基準である。カードを洗浄水中に浸
漬することによって、あるいはカードを撹拌しながら、
カードに水の微細ミストを噴霧することによって、カー
ドを洗浄する。洗浄を開始する時間は、カードのドレン
テーブルへのポンプオーバーを開始してから約30〜6
0分後である。この時間は、最終的な所望pHおよび塩
処理時のpHが得られるよう調節することができる。塩
処理時のpHは約5.5〜5.85でなければならな
い。カードは、バット中のミルク1000ポンド当た
り、約34〜68°Fの温度にて約4〜10ガロンの水
で洗浄される。洗浄水を噴霧してもよいし、あるいはカ
ードを最大約10分までの滞留時間にて浸漬してもよ
い。洗浄水パラメーターは、最終生成物の水分範囲とp
H範囲を達成するよう、また容器に詰めた後に約70〜
75°Fのカード温度に達するよう調節される。
【0028】カードは、洗浄水が充分に抜き取られるま
で塩処理を行ってはならない。洗浄水を抜き取った後の
カードの水分は約60〜68%である。塩処理を行う時
間は、洗浄水の抜き取りを開始してから約20分後であ
る。この時間は、完全な抜き取りが可能となるよう、ま
た最終生成物のpHが達成されるよう調節することがで
きる。塩処理を施すときのpHは約5.5〜5.85で
ある。一般には、バット中の蛋白質100ポンド当たり
約2〜2.7ポンドの塩が加えられる。蛋白質の分析値
が得られていない場合は、バット中のミルク1000ポ
ンド当たり約0.7〜1ポンド塩が加えられる。塩は、
ほぼ四等分にして手でカードに加えることができる。
【0029】塩の最終的に添加してから約5分後に、カ
ードを55ガロン容量のドラム中に充填する。次いで適
切なチェダーチーズ加工装置によって加工して、カード
からさらにホエーを抜き取る。クルーガーによる米国特
許第4,234,615号に1つの適切な方法が説明さ
れている。この方法は、ドラムを5〜10度というわず
かな角度だけ傾け、そして約15分間圧力を加えた後に
ドレーナーブレードを使用し、次いで約28インチの減
圧にて約1時間、真空チャンバーによる処理を行った。
【0030】55ガロンドラムは、プレス後に約550
ポンドのスキムミルクカードを収容している。次いでド
ラムの開口を有孔ステンレス鋼プレートで閉じる。この
有孔プレートは一方の側がフラットであり、周辺部の2
インチのリップを溶接することによって他方の側が組み
つけられる。有孔プレートは、フラットな側を下にして
チーズを覆うように配置され、したがってドラムの頂部
から2インチのスペースが設けられる。次いで、抜き取
り孔(drain hole)を有する蓋でドラムをカ
バーする。約33〜40°Fの温度を有するキュアー室
中に、スキムミルクカードのドラムを配置する。ドラム
の上下を逆にし、抜き取り孔をオープンの状態にして約
10〜20時間逆さのまま保持する。チーズは、重力で
その自重によりプレスされるようになり、カードの離液
によって供給されるホエーは、ドラムが反転されている
時間にわたってカードから排出される。この抜き取り工
程後のスキムミルクチーズの水分は約54〜58%であ
る。pHの変化とホエーの離液との関係が図3に示され
ている。一般には、この抜き取り時間中に約4〜50ポ
ンドのホエーが除去される。
【0031】約33〜45°Fの温度に保たれた低温室
中にドラムを約21〜70日間保持して、高水分スキム
ミルクチーズをキュアーする。約4〜7日経過すると、
スキムミルクカードマスの中央部の温度は40°Fに降
下する。キュアー後のスキムミルクチーズは硬めの弾性
組織と口当たりのよい風味を有しており、これは適切な
風味物質を加えてプロセスチーズを製造するのに適して
いる。
【0032】図1(有孔プレートを使用せずに貯蔵した
場合)と図2(有孔プレートを使用し、反転位置にてチ
ーズカードを貯蔵とた場合)を比較することによってわ
かるように、水分の均一性が実質的に改良されている。
【0033】本発明の方法は高水分のスキムミルクチー
ズを提供する。約3〜9週間キュアーした後、この高水
分スキムミルクチーズは低脂肪プロセスチーズおよび脱
脂肪プロセスチーズの製造に使用される。上記期間キュ
アーした後のチーズ組織はチェダーチーズの組織よりは
固いが、パルメザンチーズの組織ほど固くはない。高水
分のスキムミルクチーズを提供する本発明の方法は、チ
ーズ製造操作の各工程がいずれも重要な工程であり、所
望の水分とpHを有する生成物を得るためには、記載の
ガイドラインを厳格に守らなければならない。最終的に
得られる生成物の塊は、本方法のパラメーターのわずか
な変化に対して影響を受けやすい。本発明の方法の工程
は、場合によっては従来のチーズ製造法とは著しい対照
をなし、新規の生成物(すなわち、高蛋白質含量を有す
る加工用の高水分スキムミルクチーズ)を得るためのユ
ニークな方法を構成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】28日間貯蔵した後のスキムミルクチェダーカ
ードに関し、55ガロンドラム中における種々の層の場
所に対して水分をプロットしたものである。
【図2】本発明にしたがって28日間55ガロンドラム
中に貯蔵したカードのマスに関し、種々の層の場所に対
して水分をプロットしたものである。
【図3】塩処理した時間から翌朝までのpH降下に対し
て離液したホエーをプロットしたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・ウィリアム・モラン アメリカ合衆国イリノイ州60002,アンテ ィオク,ハーヴェスト・ドライブ 979 (72)発明者 ウィルター・ウェーバー・レイ アメリカ合衆国イリノイ州60070,プロス ペクト・ハイツ,ワイルドウッド・ドライ ブ・サウス 17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 乳製品工場の発端培養菌を使用
    してスキムミルクを発酵させ、ミルク凝固用酵素を加え
    ることによって凝塊にし、前記凝塊をカットしてホエー
    中にカード小片を供給し、前記カード小片を高温で撹拌
    してカードに酸性を発現させ、そして前記ホエーをカー
    ド小片から抜き取って前記カード小片を得る、というプ
    ロセスによってカード小片を供給する工程; (b) 前記カード小片を撹拌しているときに、前記カ
    ード小片のpHを約5.30〜6.10に保持しつつ、
    前記カード中に約56〜68%の水分を付与するに足る
    時間にわたって、充分な水で前記カード小片を洗浄する
    工程; (c) 前記カードのpHが約5.20〜6.0である
    とき、前記洗浄水を抜き取った後に前記カードを塩で処
    理する工程; (d) 前記カードを容器中に入れる工程; (e) 前記カードを、チェダーチーズタイプの加工装
    置中で約10〜30分間プレスして、さらなるホエーを
    除去する工程; (f) 有孔プレートを前記容器の開口に固定する工
    程; (g) 前記容器の上下を逆にし、前記カードのpHが
    約4.90〜5.35に達するまで、約10〜20時間
    にわたって、離液したホエーを前記カード小片から抜き
    取る工程;および (h) 前記カードをキュアーしてスキムミルクチーズ
    を得る工程;を含む、加工用の高水分ナチユラルスキム
    ミルクチーズの製造法。
  2. 【請求項2】 前記スキムミルクを約85〜100°F
    の温度で発酵させる、請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 前記ミルク凝固用酵素が、少なくとも9
    5%のキモシンレベルを有する子牛レンネットと同等の
    単一濃度レンネットに関し、ミルク1000ポンド当た
    り約2〜4フルイドオンスのレベルにて前記の発酵した
    スキムミルクに加えられる、請求項1記載の製造法。
  4. 【請求項4】 前記カードが、約90〜126°Fの高
    温にて約5.6〜6.10のpHを発現させるに足る時
    間にわたって前記ホエー中で撹拌される、請求項1記載
    の製造法。
  5. 【請求項5】 α−カゼインの分解量が、キュアー初期
    におけるチーズの最初のα−カゼインレベルの約47.
    5%以上および約72.5%以下となるよう、α−カゼ
    インの蛋白質分解が制御される、請求項1記載の製造
    法。
  6. 【請求項6】 α−カゼインの前記蛋白質分解が、前記
    ミルク凝固用酵素の選定、前記ミルク凝固用酵素の量、
    およびキュアーの時間と温度によって制御される、請求
    項5記載の製造法。
  7. 【請求項7】 前記ミルク凝固用酵素が、少なくとも9
    5%のキモシンレベルを有する子牛レンネットと同等の
    単一濃度レンネットに関し、ミルク1000ポンド当た
    り約2〜4フルイドオンスのレベルにて前記の発酵した
    スキムミルクに加えられ、そしてキュアーの温度が約3
    3〜48°Fである、請求項6記載の製造法。
JP5240106A 1992-09-25 1993-09-27 高水分ナチユラルスキムミルクチーズの製造法 Pending JPH06189678A (ja)

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