JPH06189562A - インバータの制御方法 - Google Patents
インバータの制御方法Info
- Publication number
- JPH06189562A JPH06189562A JP4354563A JP35456392A JPH06189562A JP H06189562 A JPH06189562 A JP H06189562A JP 4354563 A JP4354563 A JP 4354563A JP 35456392 A JP35456392 A JP 35456392A JP H06189562 A JPH06189562 A JP H06189562A
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- Japan
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- inverter
- control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チョッパの制御の開始または終了時における
直流中間電圧の跳上りを防止する。 【構成】 インバータ主回路の直流出力側に力率改善用
チョッパが接続されたインバータの制御方法に関する。
インバータ主回路８の制御を開始して出力周波数が安定
した時点以後にチョッパ３の制御を開始し、チョッパ３
の制御を停止する時点以後にインバータ主回路８の出力
周波数を低下させ、その後、インバータ主回路の制御を
停止させる。
直流中間電圧の跳上りを防止する。 【構成】 インバータ主回路の直流出力側に力率改善用
チョッパが接続されたインバータの制御方法に関する。
インバータ主回路８の制御を開始して出力周波数が安定
した時点以後にチョッパ３の制御を開始し、チョッパ３
の制御を停止する時点以後にインバータ主回路８の出力
周波数を低下させ、その後、インバータ主回路の制御を
停止させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主回路の直流側に力率
改善用チョッパを備えたインバータの制御方法に関す
る。
改善用チョッパを備えたインバータの制御方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図３は、主回路の直流側に力率改善用チ
ョッパを備えたインバータの回路図である。図におい
て、１は交流電源に接続されたダイオード整流器、３は
リアクトル４、トランジスタ５及びダイオード６を有す
る昇圧チョッパ、７は平滑コンデンサ、８はトランジス
タ９をスイッチング素子とするインバータ主回路、２は
チョッパ３のトランジスタ５を制御するＩＣからなる制
御回路、１０はインバータ主回路８及び前記制御回路２
を制御するＩＣからなる制御回路である。
ョッパを備えたインバータの回路図である。図におい
て、１は交流電源に接続されたダイオード整流器、３は
リアクトル４、トランジスタ５及びダイオード６を有す
る昇圧チョッパ、７は平滑コンデンサ、８はトランジス
タ９をスイッチング素子とするインバータ主回路、２は
チョッパ３のトランジスタ５を制御するＩＣからなる制
御回路、１０はインバータ主回路８及び前記制御回路２
を制御するＩＣからなる制御回路である。
【０００３】上記インバータにおいて、交流電圧はダイ
オード整流器１により整流され、直流電圧に変換されて
チョッパ３に入力される。周知のように、チョッパ３で
はトランジスタ５のオン、オフにより入力電圧を昇圧し
て出力し、その直流電圧は平滑コンデンサ７を介してイ
ンバータ主回路８に入力される。インバータ主回路８で
は、制御回路１０からの制御信号により例えばＰＷＭ制
御を行い、直流入力電圧を所定の大きさ及び周波数を有
する交流電圧に変換して出力する。
オード整流器１により整流され、直流電圧に変換されて
チョッパ３に入力される。周知のように、チョッパ３で
はトランジスタ５のオン、オフにより入力電圧を昇圧し
て出力し、その直流電圧は平滑コンデンサ７を介してイ
ンバータ主回路８に入力される。インバータ主回路８で
は、制御回路１０からの制御信号により例えばＰＷＭ制
御を行い、直流入力電圧を所定の大きさ及び周波数を有
する交流電圧に変換して出力する。
【０００４】このインバータでは、チョッパ３のオン、
オフにより交流入力電流波形を正弦波に近付けることが
でき、チョッパ３をダイオード整流器１と組合わせるこ
とと相まって入力側力率を改善することが可能である。
オフにより交流入力電流波形を正弦波に近付けることが
でき、チョッパ３をダイオード整流器１と組合わせるこ
とと相まって入力側力率を改善することが可能である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図２は、上記従来のイ
ンバータにおけるインバータ制御出力周波数（出力電圧
の周波数）の変化と、制御回路１０の指令を受けた制御
回路２によるチョッパ制御のタイミング、及び、インバ
ータの直流中間電圧（平滑コンデンサ７の電圧）を示し
ている。この図から明らかなように、従来では時刻ｔS
におけるインバータ（インバータ主回路８）の制御開始
と同時にチョッパの制御を開始し、時刻ｔEにおいて両
者の制御を同時に終了させている。
ンバータにおけるインバータ制御出力周波数（出力電圧
の周波数）の変化と、制御回路１０の指令を受けた制御
回路２によるチョッパ制御のタイミング、及び、インバ
ータの直流中間電圧（平滑コンデンサ７の電圧）を示し
ている。この図から明らかなように、従来では時刻ｔS
におけるインバータ（インバータ主回路８）の制御開始
と同時にチョッパの制御を開始し、時刻ｔEにおいて両
者の制御を同時に終了させている。
【０００６】このため、インバータの負荷が軽く出力周
波数が確立しない過程では、インバータの制御を開始し
た時刻ｔSの直後に、チョッパ３内のリアクトル４の起
電圧による直流中間電圧の跳上りが発生し、同様にし
て、インバータの制御を終了する時刻ｔEの直前に、同
じく直流中間電圧の跳上りが発生する。従って、回路内
のスイッチング素子や平滑コンデンサ等に高耐圧のもの
が必要とされ、コストの上昇や回路の大型化を招くとい
う問題があった。
波数が確立しない過程では、インバータの制御を開始し
た時刻ｔSの直後に、チョッパ３内のリアクトル４の起
電圧による直流中間電圧の跳上りが発生し、同様にし
て、インバータの制御を終了する時刻ｔEの直前に、同
じく直流中間電圧の跳上りが発生する。従って、回路内
のスイッチング素子や平滑コンデンサ等に高耐圧のもの
が必要とされ、コストの上昇や回路の大型化を招くとい
う問題があった。
【０００７】本発明は上記問題点を解消するべくなされ
たもので、その目的とするところは、インバータやチョ
ッパの制御開始または終了時における直流中間電圧の上
昇を防いで低耐圧部品の使用を可能にしたインバータの
制御方法を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、インバータやチョ
ッパの制御開始または終了時における直流中間電圧の上
昇を防いで低耐圧部品の使用を可能にしたインバータの
制御方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第１の発明は、インバータ主回路の直流出力側に力
率改善用チョッパが接続されたインバータの制御方法に
おいて、前記インバータ主回路の制御を開始して出力周
波数が安定した時点以後に前記チョッパの制御を開始す
るものである。
め、第１の発明は、インバータ主回路の直流出力側に力
率改善用チョッパが接続されたインバータの制御方法に
おいて、前記インバータ主回路の制御を開始して出力周
波数が安定した時点以後に前記チョッパの制御を開始す
るものである。
【０００９】また、第２の発明は、インバータ主回路の
直流出力側に力率改善用チョッパが接続されたインバー
タの制御方法において、前記チョッパの制御を停止する
時点以後にインバータ主回路の出力周波数を低下させ、
その後、インバータ主回路の制御を停止させるものであ
る。
直流出力側に力率改善用チョッパが接続されたインバー
タの制御方法において、前記チョッパの制御を停止する
時点以後にインバータ主回路の出力周波数を低下させ、
その後、インバータ主回路の制御を停止させるものであ
る。
【００１０】
【作用】本発明では、インバータ主回路の制御を開始し
た直後や制御を終了する直前のように、インバータ主回
路の出力周波数が確立せず負荷が比較的軽い期間にはチ
ョッパの制御が行われないため、リアクトルに蓄積され
たエネルギーによる平滑コンデンサへの充電が行われ
ず、直流中間電圧が上昇することがない。
た直後や制御を終了する直前のように、インバータ主回
路の出力周波数が確立せず負荷が比較的軽い期間にはチ
ョッパの制御が行われないため、リアクトルに蓄積され
たエネルギーによる平滑コンデンサへの充電が行われ
ず、直流中間電圧が上昇することがない。
【００１１】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。なお、この実施例が適用されるインバータの回路構
成は図３と同様であるため、以下では図３の参照符号を
用いることとする。図１はこの実施例におけるインバー
タ制御出力周波数の変化と、チョッパ制御のタイミン
グ、及び、インバータの直流中間電圧との関係を示した
ものである。
る。なお、この実施例が適用されるインバータの回路構
成は図３と同様であるため、以下では図３の参照符号を
用いることとする。図１はこの実施例におけるインバー
タ制御出力周波数の変化と、チョッパ制御のタイミン
グ、及び、インバータの直流中間電圧との関係を示した
ものである。
【００１２】すなわちこの実施例では、時刻ｔSにおい
てインバータ（インバータ主回路８）の制御を開始した
後、その出力周波数が安定した時刻ｔ1以後にチョッパ
３の制御を開始し、また、インバータの出力周波数を低
下させる時刻ｔ2以後にチョッパ３の制御を停止させ、
その後の時刻ｔEにおいてインバータの出力周波数が零
になるようにしてインバータの制御を終了させるように
した。
てインバータ（インバータ主回路８）の制御を開始した
後、その出力周波数が安定した時刻ｔ1以後にチョッパ
３の制御を開始し、また、インバータの出力周波数を低
下させる時刻ｔ2以後にチョッパ３の制御を停止させ、
その後の時刻ｔEにおいてインバータの出力周波数が零
になるようにしてインバータの制御を終了させるように
した。
【００１３】つまり、インバータの出力周波数が上昇ま
たは低下する過程にあって負荷が比較的軽い期間（時刻
ｔS〜ｔ1，ｔ2〜ｔE）にはチョッパ３の制御を行わず、
インバータの出力周波数が確立している期間だけチョッ
パ３の制御を行う。これにより、チョッパ３のオン、オ
フに伴ってリアクトル４に蓄積されたエネルギーによる
起電圧が発生しても、この電圧はインバータ主回路８を
介して負荷側に印加されることになり、平滑コンデンサ
７の電圧すなわち直流中間電圧が上昇することはない。
たは低下する過程にあって負荷が比較的軽い期間（時刻
ｔS〜ｔ1，ｔ2〜ｔE）にはチョッパ３の制御を行わず、
インバータの出力周波数が確立している期間だけチョッ
パ３の制御を行う。これにより、チョッパ３のオン、オ
フに伴ってリアクトル４に蓄積されたエネルギーによる
起電圧が発生しても、この電圧はインバータ主回路８を
介して負荷側に印加されることになり、平滑コンデンサ
７の電圧すなわち直流中間電圧が上昇することはない。
【００１４】なお、チョッパ３の制御を開始または終了
させるタイミング（時刻ｔ1，ｔ2）は、インバータ主回
路８を制御する制御回路１０からの指令をチョッパ３用
の制御回路２が受け取って決定すれば良い。実施例で
は、インバータ主回路８を３相のトランジスタインバー
タにより示してあるが、相数は単相でも良く、スイッチ
ング素子の種類も何ら限定されるものではない。
させるタイミング（時刻ｔ1，ｔ2）は、インバータ主回
路８を制御する制御回路１０からの指令をチョッパ３用
の制御回路２が受け取って決定すれば良い。実施例で
は、インバータ主回路８を３相のトランジスタインバー
タにより示してあるが、相数は単相でも良く、スイッチ
ング素子の種類も何ら限定されるものではない。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インバー
タ主回路の制御を開始または終了させるタイミング以内
の期間で力率改善用チョッパの制御を行うことにより、
直流中間回路の電圧の跳上りを防止することができる。
このため、回路部品に低耐圧のものを使用可能としてイ
ンバータの低コスト化、小形化を図ることができる。
タ主回路の制御を開始または終了させるタイミング以内
の期間で力率改善用チョッパの制御を行うことにより、
直流中間回路の電圧の跳上りを防止することができる。
このため、回路部品に低耐圧のものを使用可能としてイ
ンバータの低コスト化、小形化を図ることができる。
【図１】本発明の実施例におけるインバータ制御出力周
波数の変化とチョッパ制御のタイミング及び直流中間電
圧の関係を示すタイミングチャートである。
波数の変化とチョッパ制御のタイミング及び直流中間電
圧の関係を示すタイミングチャートである。
【図２】従来の技術におけるインバータ制御出力周波数
の変化とチョッパ制御のタイミング及び直流中間電圧の
関係を示すタイミングチャートである。
の変化とチョッパ制御のタイミング及び直流中間電圧の
関係を示すタイミングチャートである。
【図３】力率改善用チョッパを備えたインバータの回路
図である。
図である。
１ ダイオード整流器 ２，１０ 制御回路 ３ チョッパ ４ リアクトル ５，９ トランジスタ ６ ダイオード ７ 平滑コンデンサ ８ インバータ主回路
Claims (2)
- 【請求項１】 インバータ主回路の直流出力側に力率改
善用チョッパが接続されたインバータの制御方法におい
て、 前記インバータ主回路の制御を開始して出力周波数が安
定した時点以後に前記チョッパの制御を開始することを
特徴とするインバータの制御方法。 - 【請求項２】 インバータ主回路の直流出力側に力率改
善用チョッパが接続されたインバータの制御方法におい
て、 前記チョッパの制御を停止する時点以後にインバータ主
回路の出力周波数を低下させ、その後、インバータ主回
路の制御を停止させることを特徴とするインバータの制
御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4354563A JPH06189562A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | インバータの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4354563A JPH06189562A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | インバータの制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06189562A true JPH06189562A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18438403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4354563A Withdrawn JPH06189562A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | インバータの制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06189562A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11164562A (ja) * | 1997-09-24 | 1999-06-18 | Toshiba Corp | 電力変換装置及びこれを用いた空気調和機 |
| JP2006006053A (ja) * | 2004-06-18 | 2006-01-05 | Shihen Tech Corp | 直流電源装置 |
| WO2006135056A1 (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 誘導加熱装置 |
| JP2008166107A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Hitachi Appliances Inc | 誘導加熱調理器 |
| EP1978786A1 (en) * | 2006-02-02 | 2008-10-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Induction heating apparatus |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP4354563A patent/JPH06189562A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11164562A (ja) * | 1997-09-24 | 1999-06-18 | Toshiba Corp | 電力変換装置及びこれを用いた空気調和機 |
| JP2006006053A (ja) * | 2004-06-18 | 2006-01-05 | Shihen Tech Corp | 直流電源装置 |
| JP4526879B2 (ja) * | 2004-06-18 | 2010-08-18 | 四変テック株式会社 | 直流電源装置 |
| WO2006135056A1 (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 誘導加熱装置 |
| US8723089B2 (en) | 2005-06-17 | 2014-05-13 | Panasonic Corporation | Induction heating apparatus |
| EP1978786A1 (en) * | 2006-02-02 | 2008-10-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Induction heating apparatus |
| EP1978786A4 (en) * | 2006-02-02 | 2009-11-11 | Panasonic Corp | INDUCTION HEATING APPARATUS |
| JP4900248B2 (ja) * | 2006-02-02 | 2012-03-21 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱装置 |
| US8796602B2 (en) | 2006-02-02 | 2014-08-05 | Panasonic Corporation | Induction heating apparatus |
| JP2008166107A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Hitachi Appliances Inc | 誘導加熱調理器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |