JPH1118437A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH1118437A
JPH1118437A JP9165824A JP16582497A JPH1118437A JP H1118437 A JPH1118437 A JP H1118437A JP 9165824 A JP9165824 A JP 9165824A JP 16582497 A JP16582497 A JP 16582497A JP H1118437 A JPH1118437 A JP H1118437A
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inverter
power
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Ikuro Suga
郁朗 菅
Sei Azuma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの停止時におけるコンバータの出力電
圧上昇を抑制し、効率が良く且つコストの安い電力変換
装置を得る。 【解決手段】 インバータ8とコンバータとを同時に停
止させるための負荷停止指令信号を、インバータ制御手
段11及びコンバータ制御手段13に出力する停止信号
発生手段15を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源を整流し
電源の力率を改善しながら、所望の直流電圧を出力し、
さらに上記直流電圧が変換回路により任意の電圧に変換
される電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば特開平7−115788
号公報に開示された従来の電力変換装置を示す構成図で
ある(以下第一の従来例とする)。図において、1は交
流電源、2は交流電源を直流に変換する全波整流回路で
ある。3はリアクトル、4はダイオード、5はトランジ
スタであり、コンバータとしての昇圧チョッパ回路を構
成している。6は平滑用コンデンサ、7は電源電流を検
出する電源電流検出素子、8は直流を再び交流に逆変換
するインバータ、9はモータ、10はモータ9の磁極位
置を検出する位置検出回路、11はインバータ8を制御
するインバータ制御手段、12はインバータ制御手段1
1からのドライブ信号を受信しインバータ8に出力する
ドライバ、13はコンバータを制御するコンバータ制御
手段である。また、200は位置検出回路10、インバ
ータ制御手段11、ドライバ12、コンバータ制御手段
13で構成された制御回路である。
【0003】また図9は、インバータ制御手段11の構
成を示すブロック図である。図において、111は速度
制御部、112はPWM(パルス幅変調)信号作成部、
113はコンバータ動作制御部である。
【0004】次に、図8及び図9を参照にして動作につ
いて説明する。交流電源1は全波整流回路2によって直
流に変換され、脈動直流電圧を出力する。出力された脈
動直流電圧は、トランジスタ5のスイッチング動作及び
リアクトル3のエネルギー蓄積効果により昇圧される。
昇圧された脈動直流電圧は平滑用コンデンサ6に供給さ
れ安定した直流電圧を出力する。平滑用コンデンサ6か
ら供給される直流電圧は、インバータ8によって任意の
交流電圧に変換されモータ9を駆動する。
【0005】このとき、位置検出回路10はモータ9の
誘起電圧より磁極位置を検出し、インバータ制御手段1
1に出力している。インバータ制御手段11の速度制御
部111は、位置検出回路10からの位置検出信号をも
とにモータ9の速度を演算し、速度指令値との偏差に応
じて通流率信号及び直流電圧指令を作成して、それぞれ
PWM信号作成部112及びコンバータ制御手段13に
出力する。また、位置検出信号からモータ9が停止して
いると判断されれば、モータ停止信号をコンバータ動作
制御部113に出力する。PWM信号作成部112は通
流率信号より通流率に応じたドライブ信号を作成する。
ドライバ12はこのドライブ信号に従ってインバータ8
を駆動する。
【0006】次に、コンバータ動作制御部113の動作
について説明する。図10は、コンバータ動作制御部1
13の動作手順を示すフローチャートである。最初にス
テップ1で上記モータ9が動作中か否かを上記速度制御
部111のモータ停止信号より判定する。上記モータ9
が停止中の場合、ステップ5に進みコンバータ停止信号
を停止状態(スイッチング動作停止)で出力する。逆に
上記モータ9が動作中の場合、ステップ2に進み電源電
流検出素子7から電源電流を検出する。そして、ステッ
プ3で、検出した電源電流とあらかじめ設定されている
基準値とを比較し、電源電流が基準値より大きい場合、
ステップ4に進みコンバータ停止信号を動作状態(スイ
ッチング動作許可)にする。電源電流が基準値より小さ
い場合は、ステップ5に進みコンバータ停止信号を停止
状態(スイッチング動作停止)で出力する。
【0007】なお、比較する基準値は昇圧回路が扱える
最小入力電流値に設定してある。また、モータ電流の過
電流検出によるモータ停止など、急に上記モータ9が停
止した場合は、割り込み処理によりステップ5が実行さ
れる。
【0008】以上述べた回路動作及び処理により、モー
タ9が停止している状態及びモータ9の負荷が小さく最
低入力電力値を下回る場合、コンバータとしての昇圧チ
ョッパ回路のスイッチング動作を一時停止し、直流電圧
の上昇を抑制することができる。
【0009】図11は、例えば特開平5−184159
号公報に開示された従来の別の電力変換装置を示す図で
ある(以下第二の従来例とする)。図において、8は高
周波発生装置としてのインバータ、14は乗算回路、2
1はコンバータとしての昇圧チョッパ回路、91は放電
ランプ、200は制御回路としてのフリップフロップ回
路である。上記第一の従来例は、負荷側にモータを設け
た例であったが、この第二の従来例は、負荷側に照明装
置を設けた例である。
【0010】次に動作について説明する。まず、通常時
には、交流電源1を全波整流回路2により整流した電流
値がゼロになることを検出巻線L3により検出して、オ
ア回路OR1の一方の入力端子から入力される。オア回
路OR1からはハイレベル出力を行い、フリップフロッ
プ制御回路200のリセット端子Rに入力される。フリ
ップフロップ制御回路200の反転出力端子Q’からハ
イレベル出力を行い、電界効果トランジスタ5をオンに
する。
【0011】次に、全波整流回路2の出力端子の電圧を
分圧した抵抗R2及び抵抗R3間の電位、及びコンデン
サ6の電圧を分圧した抵抗R4及び抵抗R5間の電位と
基準電圧源との誤差電圧を乗算回路14で乗算する。こ
の乗算した電圧値Vin’と電界効果トランジスタ5の
電圧値とをコンパレータOP2で比較し、上記電圧値V
in’が高くなることにより、インダクタL2に流れる
電流が所定値である全波整流された交流電源1の電流値
に達したことを検出して、フリップフロップ制御回路2
00の反転出力端子Q’の出力を停止し、電界効果トラ
ンジスタ5をオフにする。
【0012】このように、電界効果トランジスタ5のオ
ン・オフを繰り返すことにより、コンバータとしての昇
圧チョッパ回路21は昇圧を行うと共に高調波を抑え
る。そして、インバータ8により高周波に変換して、放
電ランプ91を高周波により点灯させる。
【0013】また、インバータ8が発振を停止した場合
には、インバータ8の出力がゼロになり、オア回路OR
1の他方の反転入力端子にローレベルの入力を行い、フ
リップフロップ制御回路200のリセット端子Rに入力
される。そして、フリップフロップ制御回路200の反
転出力端子Q’から出力を行い、電界効果トランジスタ
5をオン状態にして、コンバータとしての昇圧チョッパ
回路21の出力を停止させる。
【0014】以上述べた回路動作により、フリップフロ
ップ制御回路200でスイッチング素子をオン・オフ発
振させ、誘導性素子のエネルギーの蓄積及び放出を行う
と共に、高周波発生装置としてのインバータ8の発振を
停止させてからコンバータとしての昇圧チョッパ回路2
1を停止させることにより、スイッチング素子の負担を
軽減することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記第一の従来例にお
いて、変換装置の停止作業は、まずインバータ8を停止
させ、次にインバータ8の停止によってモータ9が停止
したことを上記図10におけるステップ1で検出してか
らコンバータを停止させる。しかし、インバータ8が停
止してもモータ9は慣性で自走しているため、完全に停
止するまで時間がかかる。この間ステップ1では、モー
タ9は動作状態であると判断する。従って、コンバータ
も動作状態となり、コンバータはインバータ8が停止し
ているのにも拘わらず交流電源1から不要なエネルギー
を送り続け、その結果、コンバータの出力電圧が上昇し
て効率が悪くなるという問題点があった。
【0016】また、第二の従来例でも、インバータ8が
停止するのを検出してからコンバータとしての昇圧チョ
ッパ回路21の動作を止めるので、信号処理に時間がか
かり、その間に電源から不要なエネルギーを送り続ける
ため、コンバータの出力電圧が上昇するという、第一の
従来例と同様の問題点があった。また、高周波発生装置
としてのインバータ8内に、インバータ8が停止してい
るかどうかを検出するための回路が必要であり、コスト
が高くなるという問題点があった。
【0017】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、効率が良く且つコストの安い電力
変換装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力変換
装置は、交流電源を直流に変換する整流回路及び平滑回
路と電源の力率を改善する昇圧回路とからなるコンバー
タ、このコンバータの出力に接続された変換回路、コン
バータ回路及び変換回路を制御する制御回路を備えた電
力変換装置において、コンバータと変換回路とを同時に
停止させる信号を制御回路に出力する停止信号発生手段
を備えたものである。
【0019】また、交流電源を直流に変換する整流回路
及び平滑回路と電源の力率を改善する昇圧回路とからな
るコンバータ、このコンバータの出力に接続された変換
回路、コンバータ及び変換回路を制御する制御回路、コ
ンバータ及び変換回路を停止させるための停止信号発生
手段を備えた電力変換装置において、制御回路は、コン
バータを停止させる信号より変換回路を停止させる信号
の方を遅らせる遅延回路を備えたものである。
【0020】また、交流電源を直流に変換する整流回路
及び平滑回路と電源の力率を改善する昇圧回路とからな
るコンバータ、このコンバータの出力に接続された変換
回路、コンバータ及び変換回路を制御する制御回路を備
えた電力変換装置において、コンバータを停止してから
変換回路を停止する信号を制御回路に出力する停止信号
発生手段を備えたものである。
【0021】また、停止信号発生手段は、マイコン、デ
ジタルシグナルプロセッサ、リモコンのいずれか一つで
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明と上記二つの従来例との大きな相
違点は、従来例はモータや照明などの負荷を停止させる
場合、負荷側の停止を検出してからコンバータを停止さ
せていたのに対して、本発明では、負荷側の動作に関係
なくコンバータ及びインバータなどの変換回路の動作を
同時に停止させる点である。
【0023】図1は、この発明の実施の形態1による電
力変換装置を示す図である。基本的な構成は、上記第一
の従来例と同様である。図において、1は交流電源、2
は交流電源1を直流に変換する全波整流回路である。3
はリアクトル、4はダイオード、5はトランジスタであ
り、コンバータとしての昇圧チョッパ回路を構成してい
る。6は平滑用コンデンサ、7は電源電流を検出する電
源電流検出素子、8は直流を再び交流に逆変換する変換
回路としてのインバータ、9はモータ、10はモータ9
の磁極位置を検出する位置検出回路、11はインバータ
8を制御するインバータ制御手段、12はインバータ制
御手段11からのドライブ信号を受信しインバータ8に
出力するドライバ、13はコンバータを制御するコンバ
ータ制御手段、15はインバータ8とコンバータとを同
時に停止させるための負荷停止指令信号をインバータ制
御手段11及びコンバータ制御手段13に出力する停止
信号発生手段である。また、200は位置検出回路1
0、インバータ制御手段11、ドライバ12、コンバー
タ制御手段13で構成された制御回路である。
【0024】また図2は、インバータ制御手段11の構
成を示すブロック図である。図において、111は速度
制御部、112はPWM(パルス幅変調)信号作成部、
113はコンバータ動作制御部である。
【0025】なお、上記第一の従来例では、インバータ
制御手段11の中にコンバータ動作制御部113を設け
た構成であったが、本実施の形態では、説明を分かり易
くするために、コンバータ制御手段13の中にコンバー
タ動作制御部113を設けた構成となっている。
【0026】次に、図1及び図2を参照にして動作につ
いて説明する。基本的な動作は上記第一の従来例と同様
である。まず、交流電源1は全波整流回路2によって直
流に変換され、脈動直流電圧を出力する。出力された脈
動直流電圧は、トランジスタ5のスイッチング動作及び
リアクトル3のエネルギー蓄積効果により昇圧される。
昇圧された脈動直流電圧は平滑用コンデンサ6に供給さ
れ安定した直流電圧を出力する。平滑用コンデンサ6か
ら供給される直流電圧は、インバータ8によって任意の
交流電圧に変換されモータ9を駆動する。
【0027】このとき、位置検出回路10はモータ9の
誘起電圧より磁極位置を検出し、インバータ制御手段1
1に出力している。インバータ制御手段11の速度制御
部111は、位置検出回路10からの位置検出信号をも
とにモータ9の速度を演算し、速度指令値との偏差に応
じて通流率信号及び直流電圧指令を作成して、それぞれ
PWM信号作成部112及びコンバータ制御手段13に
出力する。PWM信号作成部112は通流率信号より通
流率に応じたドライブ信号を作成する。ドライバ12は
このドライブ信号に従ってインバータ8を駆動する。ま
た、モータ9を停止させる場合、停止信号発生手段15
から負荷停止指令信号を、PWM信号作成部112とコ
ンバータ動作制御部113とに同時に出力する。
【0028】次に、コンバータ動作制御部113の動作
について説明する。図3は、コンバータ動作制御部11
3の動作手順を示すフローチャートである。上記第一の
従来例と異なる点は、モータ9が動作中か否かを検出す
るステップが無い点である。上記第一の従来例では、モ
ータ9の停止を検出してからコンバータを停止するとい
うシーケンスであるのに対して、本実施の形態では、モ
ータ9の動作とは関係なくインバータ8とコンバータと
を同時に停止させるものであるので、モータ9が動作中
か否かを検出するステップは必要ない。
【0029】最初にステップ1で電源電流検出素子7か
ら電源電流を検出する。次にステップ2で、検出した電
源電流とあらかじめ設定されている基準値とを比較し、
電源電流が基準値より大きい場合、ステップ3に進みコ
ンバータ停止信号を動作状態(スイッチング動作許可)
にする。電源電流が基準値より小さい場合は、ステップ
4に進みコンバータ停止信号を停止状態(スイッチング
動作停止)で出力する。なお、比較する基準値は昇圧回
路が扱える最小入力電流値に設定してある。また、停止
信号発生手段15から負荷停止指令信号が出力された
ら、遅滞なくステップ4が実効され、コンバータを停止
させる。ここで、負荷停止指令信号は、PWM信号作成
部112へも出力されているので、インバータ8とコン
バータとは同時に停止することとなる。
【0030】以上のような動作により、モータ負荷が小
さく最低入力電力値を下回る場合、コンバータとしての
昇圧回路のスイッチング動作を一時停止し、直流電圧の
上昇を抑制することができる。また、モータ9を停止さ
せる場合、停止信号発生手段15からの負荷停止指令信
号により、インバータ8とコンバータとを同時に停止さ
せるので、交流電源1からの不要なエネルギー伝送を防
ぎ、コンバータの出力電圧の上昇を抑制して電力変換装
置の効率を良くすることができる。また、コンバータの
停止を速くすることができるため、トランジスタ5にお
けるスイッチング損失の低減や電磁波発生ノイズの低減
を図ることができる。
【0031】なお、上記実施の形態1では、変換回路と
して直流を交流に逆変換するインバータ8を用いた場合
について説明したが、これがDC−DCコンバータなど
であっても同様の効果を得ることができる。
【0032】また、上記実施の形態1では単相のコンバ
ータを示したが、電源系統が例えば3相のような多相か
らなる場合には多相のコンバータに置き換えて構成して
も同様の効果を得ることができる。
【0033】また、上記実施の形態1では、コンバータ
制御手段13の中にコンバータ動作制御部113を設け
た構成としたが、上記第一の従来例のように、インバー
タ制御手段11の中にコンバータ動作制御部113を設
けた構成であっても良いことは言うまでもない。
【0034】実施の形態2.上記実施の形態1では、上
記第一の従来例のように負荷としてモータを設けた装置
に本発明を適用した場合について説明したが、上記第二
の従来例のような負荷として照明を設けた装置に本発明
を適用しても良いことは言うまでもない。この場合、上
記図11において、インバータ8内に設けられたインバ
ータ8が停止しているかどうかを検出するための回路を
省略することができる。従って、上記実施の形態1で得
られる効果の他に、製作コストが安くなるという効果も
得ることができる。
【0035】実施の形態3.上記実施の形態1では、イ
ンバータ8とコンバータとを同時に停止させたが、負荷
停止指令信号が発生した後、インバータ8によりモータ
9をゆっくりと減速させたい場合などにおいては、コン
バータを先に停止してからインバータ8を停止させて
も、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができ
る。
【0036】図4は、この発明の実施の形態3による電
力変換装置の制御回路を示す構成図である。図におい
て、16はインバータ制御手段11への負荷停止指令信
号の出力を遅らせるための遅延回路である。また図5
は、遅延回路16の回路構成を示す図である。図におい
て、161は制御回路用電圧源、162は抵抗器、16
3はコンデンサ、164はダイオード、165はAND
回路でその入力は停止信号発生手段15に、出力はイン
バータ制御手段11に接続される。また図6は、遅延回
路16の動作を説明するための図である。図6(a)は
上記図5におけるA点の信号波形(負荷停止指令信号の
波形)、(b)は上記図5におけるB点の信号波形、
(c)は上記図5におけるC点の信号波形である。
【0037】次に動作について説明する。まず、停止信
号発生手段15からの負荷停止指令信号が発生していな
い状態、即ち、負荷停止指令信号がローであるとする。
上記図5におけるA点がロー状態になることから、ダイ
オード164を介してコンデンサ163の電荷を完全に
放出するため、B点の信号もロー状態であり、C点の信
号も同様にロー状態となる。
【0038】次に、上記図6に示すように、時刻t0に
て負荷停止指令信号が発生、即ち、負荷停止指令信号が
ローからハイに変わったとする。A点はハイ状態になる
ため、ダイオード164はオフとなる。このとき、制御
回路用電圧源は161は、抵抗器162を介してコンデ
ンサ163に充電を始める。
【0039】次に、時刻t1にて、AND回路165に
ハイ・ローを決定するスレッシュホールドレベルを超え
ると、AND回路165はB点がハイになったと判定
し、C点の信号も同様にハイになる。即ち、負荷停止指
令信号であるA点の信号と、インバータ制御手段11に
入力されるC点の信号との間に遅延が発生する。また、
この遅延の時間は、抵抗器162とコンデンサ163の
値により、所望の値に設定される。このようにして、遅
延回路16によりコンバータを先に停止してからインバ
ータ8を停止させることができる。
【0040】実施の形態4.上記実施の形態3では、制
御回路200に遅延回路16を設けて、コンバータを先
に停止してからインバータ8を停止させる構成とした
が、停止信号発生手段15に、コンバータ制御手段13
への負荷停止指令信号よりインバータ制御手段11への
負荷停止指令信号を遅らせるプログラムを組み込んだも
のでも良い。
【0041】図7は、この発明の実施の形態4による電
力変換装置の停止信号発生手段及び制御回路を示す構成
図である。まず最初に、コンバータを停止させるための
信号pをコンバータ制御手段13に出力し、一定時間を
おいて、インバータ8を停止させるための信号qをイン
バータ制御手段11に出力するといったプログラムを停
止信号発生手段15に入力しておけば、上記実施の形態
3と同様の効果が得られる。
【0042】実施の形態5.上記実施の形態1から3に
おいて、停止信号発生手段としてマイコン、DSP(デ
ィジタル・シグナル・プロセッサ)、リモコンなどで構
成すれば所期の目的を達成することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、コンバータと変換回路とを同時に停止させる信号を
制御回路に出力する停止信号発生手段を備えたので、効
率が良く且つコストの安い電力変換装置を得る効果があ
る。
【0044】また、請求項2記載の発明によれば、制御
回路は、コンバータを停止させる信号より変換回路を停
止させる信号の方を遅らせる遅延回路を備えたので、効
率が良く且つコストの安い電力変換装置を得る効果があ
る。
【0045】また、請求項3記載の発明によれば、コン
バータを停止してから変換回路を停止する信号を制御回
路に出力する停止信号発生手段を備えたので、効率が良
く且つコストの安い電力変換装置を得る効果がある。
【0046】また、請求項4記載の発明によれば、停止
信号発生手段は、マイコン、デジタルシグナルプロセッ
サ、リモコンのいずれか一つであるので、効率が良く且
つコストの安い電力変換装置を得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電力変換装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による電力変換装置
のインバータ制御手段を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による電力変換装置
のコンバータ動作制御部の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図4】 この発明の実施の形態3による電力変換装置
の制御回路を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による電力変換装置
の遅延回路を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による電力変換装置
の遅延回路の動作を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による電力変換装置
の遅延手段を示す構成図である。
【図8】 従来の電力変換装置を示す構成図である。
【図9】 従来の電力変換装置のインバータ制御手段を
示すブロック図である。
【図10】 従来の電力変換装置のコンバータ動作制御
部の動作手順を示すフローチャートである。
【図11】 従来の別の電力変換装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 交流電源、2 全波整流回路、3 リアクトル、4
ダイオード、5 トランジスタ、6 平滑コンデン
サ、7 電源電流検出素子、8 インバータ、9モー
タ、10 位置検出回路、11 インバータ制御手段、
12 ドライバ、13 コンバータ制御手段、14 乗
算回路、15 停止信号発生手段、16 遅延回路、1
11 速度制御部、112 PWM信号作成部、113
コンバータ動作制御部、200 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流に変換する整流回路及び
    平滑回路と上記電源の力率を改善する昇圧回路とからな
    るコンバータ、このコンバータの出力に接続された変換
    回路、上記コンバータ及び上記変換回路を制御する制御
    回路を備えた電力変換装置において、上記コンバータと
    上記変換回路とを同時に停止させる信号を上記制御回路
    に出力する停止信号発生手段を備えたことを特徴とする
    電力変換装置。
  2. 【請求項2】 交流電源を直流に変換する整流回路及び
    平滑回路と上記電源の力率を改善する昇圧回路とからな
    るコンバータ、このコンバータの出力に接続された変換
    回路、上記コンバータ及び上記変換回路を制御する制御
    回路、上記コンバータ及び上記変換回路を停止させるた
    めの停止信号発生手段を備えた電力変換装置において、
    上記制御回路は、上記コンバータを停止させる信号より
    上記変換回路を停止させる信号の方を遅らせる遅延回路
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  3. 【請求項3】 交流電源を直流に変換する整流回路及び
    平滑回路と上記電源の力率を改善する昇圧回路とからな
    るコンバータ、このコンバータの出力に接続された変換
    回路、上記コンバータ及び上記変換回路を制御する制御
    回路を備えた電力変換装置において、上記コンバータを
    停止してから上記変換回路を停止する信号を上記制御回
    路に出力する停止信号発生手段を備えたことを特徴とす
    る電力変換装置。
  4. 【請求項4】 停止信号発生手段は、マイコン、デジタ
    ルシグナルプロセッサ、リモコンのいずれか一つである
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載
    の電力変換装置。
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