JPH06189270A - 画像信号記録再生装置 - Google Patents

画像信号記録再生装置

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JPH06189270A
JPH06189270A JP43A JP34196092A JPH06189270A JP H06189270 A JPH06189270 A JP H06189270A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 34196092 A JP34196092 A JP 34196092A JP H06189270 A JPH06189270 A JP H06189270A
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JP
Japan
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signal
pilot signal
recording
frequency
circuit
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JP43A
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Makoto Fujimoto
良 藤本
Tokihiko Ogura
時彦 小倉
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子スチルカメラ等の磁気記録媒体を用いた
画像信号記録再生装置において、簡易な回路構成で、精
度の高い時間軸変動補正を行うようにする。 【構成】 レンズ101を通した撮像光を固体撮像素子
102により光電変換し、その画像信号を各信号処理回
路104,105で信号処理した後、時間軸補正用のパ
イロット信号とともに記録媒体113上に多重記録す
る。この時、パイロット信号の周波数を精度信号の周波
数の1/4に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体に対して
画像信号の記録及び再生を行う記録再生装置、特に2イ
ンチのビデオフロッピーに静止画像の記録再生を行うス
チルビデオ等の画像信号記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】SV(Still Video)システムとして、例
えば2インチのビデオフロッピーの4トラックを利用
し、ハイビジョン(HDTV:高精細度テレビ)並の画
質を得るCHSV(Compatible High Definition SV)シ
ステムというものが知られている。これは、ハイビジョ
ンの伝送方式であるMUSE(Multiple Subsampling E
ncoding)にも用いられている技術であり、所定の帯域制
限のかかったアナログ伝送路を用いてサンプル値列を正
しく伝送しようとするものである。
【0003】図13はハイバンド仕様におけるSVフォ
ーマットの周波数アロケーションを示す図である。この
フォーマットで、白/黒画素について言えば1トラック
利用のフィールド記録の場合、水平約650画素、垂直
250画素程度の画素が記録でき、2トラック利用のフ
レーム記録の場合は、水平約650画素、垂直約500
画素程度の画素が記録できる。ここで、CHSVシステ
ムの場合は、1/2画素水平,垂直方向にオフセットさ
れた2フレーム分の画像を4トラックを利用して記録す
るものであり、この様子を図14を用いてさらに詳しく
説明する。
【0004】図14はCHSVシステムの画像構成を示
したもので、図中、○の画素は約650×約500個、
×の画素は約650×約500個ある。そして、これら
の画素が各トラックについてはSVフォーマットに基づ
きそれぞれ2トラックづつ計4トラック用いて記録され
る。この時、・の画素は記録されない。また、再生側で
○と×の画素を本来その画素が存在した場合に再生し、
・の画素は○と×の画素から補間処理により作り出す。
このようにして、結果的に水平方向約1,300、垂直
方向約1,000の画素の画像を再生することができ
る。
【0005】ここで、・の画素はもともとあった画素で
はなく、本来の1,300×1,000の画素から成る
画像と、このようにして得られた画像とは物理的に同一
な画像ではないが、その差は斜め方向の高解像度成分の
有無であり、人間の視覚特性から、人間の目にはその二
つはほぼ同等である(このことはオフセットサブサンプ
リングということで有名である)。
【0006】このように、CHSVシステムでは、原稿
フォーマット(ハイバンド)と互換性を持ちながら4ト
ラックに画像信号を記録し、1,300×1,000画
素レベルの画像を実現している。この場合、再生時に記
録時と同じ位置関係に画素を再生するため、サンプル値
のアナログ記録・再生を実現する必要がある。これには
二つの条件が必要で、その条件とは、 (イ)いわゆるナイキストの基準を満足すること (ロ)記録位相と再生位相が一致していること である。
【0007】そして、上記(ロ)の条件を満足させるに
は、高精度のTBC(Time Base Correcotor) が必要と
なる。そのためCHSVシステムでは、図13に示す周
波数アロケーションの谷間である約2.5MHz付近
に、同期ブランキングの期間にバースト状に正弦波信号
を多重し、それをもとに時間軸変動補正をかけている。
【0008】また、磁気ディスクあるいは磁気テープ上
に記録された映像信号を再生する場合、特に高画質の再
生画像を得ようとする場合にも、回転メカ系で生じる時
間軸変動をできる限り抑える必要がある。そのため、多
くのシステムでは上記TBCを用いた処理が行われてい
る。
【0009】図15はこのようなSVシステムに用いら
れているTBCの一例を示すブロック図である。図中、
1はCCD等の撮像素子であり、この撮像素子1から出
力された撮像電荷信号は、撮像信号処理回路2によりサ
ンプルホールド,γ補正及びマトリクス処理等の処理が
施された後、次段の記録信号処理回路3によりプリエン
ファシス処理等が施され、色差線順次FM信号及びYF
M信号(輝度信号)に変換される。そして、SSG(シ
ステム信号発生器)4より出力された時間軸変動補正用
のパイロット信号SP と加算器5により加算され、記録
アンプ6で適切な電流値に設定された後、磁気ヘッド7
によりビデオフロッピー8上に記録される。9はこのビ
デオフロッピー8の駆動部である。
【0010】また再生時は、磁気ヘッド10より再生さ
れたRF信号から不図示のバンドパスフィルタによりパ
イロット信号SP が分離され、この分離されたパイロッ
ト信号SP はPLL(位相同期ループ)回路12に入力
される。そして、このPLL回路12でパイロット信号
と位相同期したサンプリングクロックCKを生成する。
【0011】一方、再生RF信号は、再生信号処理回路
11で復調ディエンファシス処理が施され、次段のメモ
リシステム13に入力される。このメモリシステム13
では、上記サンプリングクロックCKにより復調された
アナログ映像信号がデジタル信号にA/D変換され、メ
モリに取り込まれる。この時、サンプリングクロックC
Kと再生映像信号は同じ時間軸変動を有しているため、
メモリからの読み出し時に時間軸精度の高いクロックで
読み出せば、出力端14に出力される映像信号は時間軸
変動のないものとなる。
【0012】ここで、上記時間軸補正用のパイロット信
号の周波数は、例えば図16に示すように色差FM信号
とYFM信号の谷間とし、また図17及び図20に示す
ように水平ブランキング期間(及び垂直ブランキング期
間)のみに周波数多重し、できるだけ映像信号に影響を
与えないように記録レベルもYFM信号に対して−20
dB以下に設定されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の画像信号記録再生装置にあっては、次のよ
うな問題点があった。
【0014】すなわち、画像記録の際は画素の縦と横の
比は1:1が好ましく、結果として画素のサンプリング
周波数fS は12.27MHz程度に選択することが好
ましい。一方、先に示したように、TBC用のバースト
信号の正弦波状信号であるパイロット信号fP は2.5
MHz付近に選ばれるため、fP とfS の比は複雑であ
り、記録側,再生側共に回路が複雑になる。
【0015】また、同期信号を含めた輝度信号(Y+
S)の周波数帯域が広い場合は、プリエンファシス処理
された水平同期信号(H−SYNC)の立下り及び立上
り部分でのFM側波の高次成分がパイロット信号SP
漏れ込み、図17及び図21に示すようにパイロット信
号のH−SYNCの立下り及び立上り部分の位相が乱
れ、PLLの精度が劣化し、残留ジッタが増加してしま
う。特に、H−SYNCの立下り部分はその影響が大き
く、またパイロット信号の記録レベルが小さいほどこの
影響は大きい。したがって、パイロット信号の記録レベ
ルを大きくし、FM側波の影響を受けなくする方法が考
えられる。しかし、この場合は逆にパイロット信号が映
像信号に影響を与え、図18に示すようにH−SYNの
S/Nが劣化し、再生時に同期分離が精度良く行えな
い。特に、H−SYNCの立下り部分は、再生時に種々
の同期信号を生成するための基準となるため、H−SY
NCの立下り前後のS/Nは良くしておかなければなら
ない。
【0016】更に図19に示すように、H−SYNCの
立下り部分にはパイロット信号を多重しない方法も考え
られるが、再生系のPLL回路内でH−SYNCの立下
り部からパイロット信号の波数をカウントしてサンプル
ホールドパルス等を生成するため、S/Nは悪くてもH
−SYNCの立下り部分にパイロット信号が存在してい
た方が都合が良い。
【0017】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、簡易な回路構成で時間軸変動補正を行
うことができ、また画像の劣化を防止した画像信号記録
再生装置を得ることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の画像信号記録再
生装置は、次のように構成したものである。
【0019】(1)再生時に時間軸変動補正を行うため
のパイロット信号の周波数を、画像信号から分離した輝
度信号のサンプリング周波数の略1/4に設定した。
【0020】(2)再生時に時間軸変動補正を行うため
のパイロット信号を画像信号とともにブランキング期間
のみに多重記録し、このパイロット信号の記録レベルを
その信号期間内で一部異なるようにした。
【0021】(3)上記(2)の装置において、パイロ
ット信号の水平同期信号の立下り部分に相当する部分の
記録レベルを他の部分のレベルより低くした。
【0022】(4)再生時に時間軸変動補正を行うため
のパイロット信号を周波数変調された画像信号とともに
多重記録し、このパイロット信号を多重記録する期間の
み前記画像信号の側波の該パイロット信号の周波数に相
当する成分をトラップする回路を設けた。
【0023】
【作用】本発明によれば、時間軸補正用のパイロット信
号の周波数fP を輝度信号のサンプリング周波数fS
対してfp≒fs/4としているので、回路を簡単化で
きる。この時、fS =12.27MHzとすれば、fP
=3.09MHz程度となり、このパイロット信号は周
波数の谷間にはこない。この場合、Y+S信号に若干悪
影響を与えることが考えられる。しかし、第1に色信号
には悪影響が全くなくなること、第2には、確かにY+
S信号中の同期信号には若干その信号がのるものの、同
期分離においては一般に強めのLPFを通すので互換性
が失われる可能性が極めて小さいこと、また同期ブラン
キング期間にバースト状に付加しているので画像信号は
傷めないことなどから、実害は発生しない。特に、パイ
ロット信号の多重するレベルを管理すれば、事実上問題
は発生しない。
【0024】また本発明によれば、パイロット信号の記
録レベルをその信号期間内で変えるようにしており、例
えばH−SYNCの立下りの部分はレベルを低くして同
期分離が確実に行えるようにし、その他の部分は復調時
映像信号(ブランキング部分)に影響がない程度まで大
きくすることで、パイロット信号のS/Nを良くし、精
度の高い時間軸補正を行える。
【0025】また本発明によれば、周波数fP のパイロ
ット信号の多重期間中Y−FM信号のfP の周波数成分
をトラップする回路を設けており、H−SYNCのFM
側波信号がパイロット信号に漏れ込まないようにし、再
生時に精度の高い時間軸補正を行うことができる。
【0026】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の構成を示すブロ
ック図であり、CHSV方式の電子スチルカメラに適用
した例を示している。また、図2はそのCHSV方式の
再生器の構成を示すブロック図である。
【0027】図1において、101はカメラのレンズで
あり、このレンズ101で結像された被写体光像は固体
撮像素子102により電気信号に変換される。そして、
カメラ信号処理回路104及びCHSV記録信号処理回
路105により所定の記録処理がなされ、加算器10
9,110に入力される。
【0028】一方、センサ用クロック発生器106は、
P 〜12.27MHzのクロックで固体撮像素子10
1を駆動する。またこの周波数fP は1/4回路107
で周波数が1/4にされ、バーストゲート108で同期
ブランキング期間のみ信号が存在するようにされる。そ
して、画像(映像)信号と同様加算器109,110に
入力される。そして、このバースト状のパイロット信号
が加算された画像信号が、磁気ヘッド111,112に
より記録媒体113に記録される。
【0029】次に、図2の回路における再生動作につい
て説明する。上記記録媒体113から磁気ヘッド122
で取り出された信号のうち画像信号は、CHSV再生処
理回路128で再生処理された後、A/D変換器129
でデジタル信号にA/D変換され、HDメモリ130に
格納される。そして、DSP回路131でデータ補間等
の処理が行われ、R,G,Bの出力信号となる。一方、
バースト状のパイロット信号は、PLL回路140に入
り、A/D変換器129のクロックをコントロールして
時間軸ずれ(ジッタ)を補正する。
【0030】次に、PLL回路140の動作について詳
述する。上述のヘッド出力からBPF(バンドパスフィ
ルタ)123でパイロット信号が取り出される。このパ
イロット信号は、位相比較器124に入力され、またそ
の出力はバースト部分でサンプルホールド回路125に
よりサンプルホールドされ、VCO126に入る。この
VCO126は、サンプリングクロックであるfS ≒1
2.27MHzの信号で駆動される。またこの周波数f
S は、1/4回路127で1/4分周され、位相比較器
124に入力される。
【0031】このようにしてPLLが構成され、簡易な
構成でCHSVカメラと再生器を実現することができ
る。
【0032】すなわち、再生時に時間軸変動補正を行う
ためのパイロット信号の周波数fPを画像信号から分離
した輝度信号のサンプリング周波数fS の1/4(fP
=fS /4)に設定することにより、簡易な回路構成で
CHSVシステムを構築することができる。
【0033】図3は本発明の第2実施例の構成を示すブ
ロック図であり、SVシステムの記録系の回路構成を示
している。図中、201はYFM変調器、202は加算
器、303は記録アンプ、204はパイロット信号SP
を出力するSSG、205はパイロット信号SP の記録
レベルを切り換えるレベル切換回路で、抵抗R1,R2
及びスイッチSにより構成されている。このスイッチS
は、SSG204より出力される制御パルスPにより制
御される。206はパイロット信号SP の周波数成分、
例えば19.5fH (3.07MHz)のみ通過させる
BPF(バンドパスフィルタ)、207はパイロット信
号SP のレベルを設定するバッファアンプ、208は記
録用の磁気ヘッド、209は磁気記録媒体であるビデオ
フロッピー、210はスピンドルモータである。
【0034】次に、上記の回路における記録時の動作に
ついて説明する。なお、通常の動作については従来と同
様であるので、ここでは図4によりパイロット信号の記
録処理について説明する。
【0035】SSG204から出力されるパイロット信
号SP は、FM変調器201に入力される図4の(a)
のY+S信号のH−ブランキング期間に存在する。一
方、SSG204からは同図の(c)に示すように、ち
ょうどH−SYNCの立下り部分を挟む形のパルスPが
出力される。このパルスPの立上りはH−ブランキング
開始の位置で、立下り位置はH−SYNCの立上りと立
下りの範囲内であり、また立上り,立下りはパイロット
信号のエッジに同期している。そして、このパルスPが
High(高)レベルの時はスイッチSはb側に設定さ
れ、Low(低)レベルの時はa側に設定される。
【0036】すなわち、スイッチSの出力は図4の
(d)に示すように、パルスPの幅の部分のみ、抵抗R
1,R2で決まる比でレベルが低下する。そして、この
(d)に示す信号は次段のBPF206に入力され、こ
の出力SP 'は同図の(e)のようになる。更にこの信号
は次段のバッファアンプ207で適当なレベルに調整さ
れた後、加算器202でYFM信号と加算され、記録ア
ンプ203により適切な電流値に設定され、磁気ヘッド
208によりビデオフロッピー209上に記録される。
【0037】図5は本実施例の再生器の回路構成を示す
ブロック図である。次に、この再生系の動作について、
主にパイロット信号の処理について述べる。
【0038】図5中、211は再生用の磁気ヘッド、2
12は再生プリアンプ、213は復調器,ディエンファ
シス回路等で構成される再生信号処理回路、214は再
生パイロット信号を映像信号より分離するためのBP
F、215はAGC回路、216は復調したY+S信号
より同期信号を分離し、後述するゲートパルス及びサン
プルホールドパルス等を生成する同期分離回路、217
はゲート回路、218は位相比較器、219はサンプル
ホールド回路、220はループフィルタ、221は再生
映像信号をメモリにフリーズするためのサンプリングク
ロックCK(24.54MHz)を生成するVCO、2
22は1/8分周器であり、上記位相比較器218,サ
ンプルホールド回路219,ループフィルタ220及び
VCO221とともにPLL回路を構成している。すな
わち、入力パイロット信号SP ' 3 と位相同期したサンプ
リングクロックCKがここで生成される。223はメモ
リシステム、224は出力端子である。
【0039】上記再生プリアンプ212より出力された
RF信号から分離される再生パイロット信号SP ' 1 は、
図6の(a)に示すような形状をしている。この信号は
次段のAGC回路215で振幅が一様になるように増幅
され、同図の(b)に示すようになり、H−SYNCの
立下りの部分に相当する部分は位相変動が大きいが、そ
の他の部分のS/Nは良いものとなる。
【0040】図6の(c)は復調後のH−SYNCを示
しており、この信号の立下り部分はパイロット信号のレ
ベルが低いためS/Nは良く、したがって同期分離を誤
ることはない。また、パイロット信号のレベルが大きい
部分は若干S/Nは劣化するが、後段で新たにDC信号
に置きかえることも可能であり、特に問題はない。図6
の(b)の信号SP ' 2 は、次段のゲート回路217で同
期分離回路216から出力される同図の(d)のゲート
パルスGPによりS/Nの良い部分がゲートされ、
(e)に示すような信号SP ' 3 が位相比較器218に入
力される。
【0041】上記位相比較器18の他入力には、VCO
221から出力されたクロックCKを1/8分周器22
2で1/8分周した信号が入力され、この位相比較器2
18の出力にはそのエラー電圧が出力される。このエラ
ー電圧は、サンプルホールド回路219で1Hの期間ホ
ールドされ、ループフィルタ220により高域成分が除
去され、VCO221をフィードバック制御する。
【0042】このようにして、PLLによりパイロット
信号と位相同期したサンプリングクロックCKが生成さ
れるが、そのレファレンスとなるパイロット信号は映像
信号の影響を受けないため、S/Nが良く、精度の高い
時間軸補正が可能となる。
【0043】すなわち、映像信号のブランキング期間の
みに周波数多重記録する時間軸変動補正用のパイロット
信号の記録レベルをその信号期間内で一部異なるように
し、H−SYNCの立下りの部分だけ他の部分より低く
設定するようにしたので、映像信号のH−SYNCの立
下り部分への漏れ込みが少なくなり、再生時に同期分離
が確実に行えるようになる。更にS/Nのより再生パイ
ロット信号が得られるため、精度の高い時間軸変動補正
が可能となる。
【0044】図7は本発明の第3実施例の構成を示すブ
ロック図である。図3の実施例では、記録時のパイロッ
ト信号のレベル切り換えをBPF206の前段で行うよ
うにしているが、本実施例ではBPF206の後段でレ
ベル切り換えを行っている。このような構成であって
も、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0045】図8は本発明の第4実施例を示す構成図で
ある。本実施例は、図7の実施例において、レベル切換
回路205をオペアンプ(演算増幅器)250を用いて
構成し、このオペアンプ250のゲインを変換すること
によりレベルの切り換えを行うようにしたものである。
図中、Pはスイッチ、R3〜R5は抵抗を示し、他は図
3と同様の構成となっている。
【0046】図9は本発明の第5実施例を示す構成図で
ある。図中、301は図15に示す記録信号処理回路3
の一部である輝度信号(Y)のFM変調器、302はY
FM側波をトラップするためのトラップ回路であり、イ
ンダクタL1の一端がFM変調器301の出力側に接続
されている。また、コンデンサC1がインダクタL1の
他端に接続され、コンデンサC1のもう一端はトランジ
スタTr1のコレクタに接続されている。このトランジ
スタTr1はスイッチ用であり、ベース端子に入力され
る制御信号PがHigh(高レベル)の期間のみオン
(ON)状態になり、インダクタL1及びコンデンサC
1で決まる周波数ft の信号成分がトラップされる。こ
の周波数ft は次式で表わされる。
【0047】
【数1】
【0048】303はバッファアンプであり、その出力
は図15に示す加算器5に出力される。他は図15と同
様の構成である。
【0049】図10はV−BLK(垂直ブランキング)
近傍のパイロット信号及び制御信号Pの波形図であり、
(a)はコンポジット同期信号、(b)は周波数多重さ
れるパイロット信号SP 、(c)は制御信号Pを示す。
【0050】上記パイロット信号SP は、H−BLK
(水平ブランキング)期間と記録スイッチングポイント
(垂直同期信号前縁より7H前)からV−BLK期間の
終りまでの期間に存在し、その周波数fP は、例えば1
95fH (3.068MHz)とする。また制御信号P
は、パイロット信号SP の存在する期間のみHighの
状態となる。
【0051】すなわち、制御信号PがHighの時、ト
ランジスタTr1はオン状態となるため、
【0052】
【数2】
【0053】となるようにインダクタL1とコンデンサ
C1の値を設定すれば、同期信号部のFM下側波の高次
成分がfP の周波数と重なったとしても、その成分はト
ラップされる。このため、YFM信号と加算後もパイロ
ット信号SP に同期信号のFM側波はほとんど漏れ込ま
なくなる。図11にYFM周波数特性を示す。
【0054】このように、TBC用のパイロット信号S
P を挿入する期間のみ該パイロット信号周波数に相当す
る映像信号FM側波の成分をトラップするようにしたの
で、パイロット信号が映像信号FM側波による位相変動
等の影響を受けなくなり、精度の高い時間軸変動補正を
行うことが可能となる。
【0055】図12は本発明の第6実施例を示す構成図
である。図9の実施例ではYFM信号のみの下側波をト
ラップするようにしたが、本実施例では色差信号を変調
する色差FM変調器304の出力側にもトラップ回路3
05を設けており、同様にパイロット信号の周波数に相
当する成分をトラップするようにしている。306はバ
ッファアンプである。
【0056】なお、上述の本発明はSVシステムに限ら
ず、光磁気ディスク装置,VTR等の他の時間軸変動補
正システムに対しても適用することが可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、簡易な
回路構成で精度の高い時間軸補正を行うことができ、ま
た画像の劣化を防止することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を示すブロック図
【図2】 図1のカメラの再生器の構成を示すブロック
【図3】 本発明の第2実施例の構成を示すブロック図
【図4】 図3の回路におけるパイロット信号の記録処
理動作を示す波形図
【図5】 第2実施例の再生器の回路構成を示すブロッ
ク図
【図6】 図5の回路におけるパイロット信号の処理動
作を示す波形図
【図7】 本発明の第3実施例の構成を示すブロック図
【図8】 本発明の第4実施例を示す構成図
【図9】 本発明の第5実施例を示す構成図
【図10】 図9の回路における各部の信号波形図
【図11】 図9の回路における信号周波数特性を示す
波形図
【図12】 本発明の第6実施例を示す構成図
【図13】 ハイバンド仕様の周波数アロケーションを
示す説明図
【図14】 CHSVシステムの画素構成を示す説明図
【図15】 SVシステムにおけるTBCの一例を示す
ブロック図
【図16】 図15の回路の周波数アロケーションを示
す説明図
【図17】 従来のパイロット信号の周波数多重の様子
を示す波形図
【図18】 従来のパイロット信号の周波数多重の様子
を示す波形図
【図19】 従来のパイロット信号の周波数多重の様子
を示す波形図
【図20】 従来のパイロット信号の周波数多重の様子
を示す波形図
【図21】 従来のパイロット信号の周波数多重の様子
を示す波形図
【符号の説明】
102 固体撮像素子 107 1/4回路 113 記録媒体 127 1/4回路 201 YFM変調器 205 レベル切換回路 209 ビデオフロッピー 219 サンプルホールド回路 301 YFM変調器 302 トラップ回路 304 色差FM変調器 305 トラップ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生時に時間軸変動補正を行うためのパ
    イロット信号の周波数を、画像信号から分離した輝度信
    号のサンプリング周波数の略1/4に設定したことを特
    徴とする画像信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】 再生時に時間軸変動補正を行うためのパ
    イロット信号を画像信号とともにブランキング期間のみ
    に多重記録し、このパイロット信号の記録レベルをその
    信号期間内で一部異なるようにしたことを特徴とする画
    像信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】 パイロット信号の水平同期信号の立下り
    部分に相当する部分の記録レベルを他の部分のレベルよ
    り低くしたことを特徴とする請求項2記載の画像信号記
    録再生装置。
  4. 【請求項4】 再生時に時間軸変動補正を行うためのパ
    イロット信号を周波数変調された画像信号とともに多重
    記録し、このパイロット信号を多重記録する期間のみ前
    記画像信号の側波の該パイロット信号の周波数に相当す
    る成分をトラップする回路を設けたことを特徴とする画
    像信号記録再生装置。
JP43A 1992-12-22 1992-12-22 画像信号記録再生装置 Withdrawn JPH06189270A (ja)

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