JPH06189097A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH06189097A
JPH06189097A JP34278192A JP34278192A JPH06189097A JP H06189097 A JPH06189097 A JP H06189097A JP 34278192 A JP34278192 A JP 34278192A JP 34278192 A JP34278192 A JP 34278192A JP H06189097 A JPH06189097 A JP H06189097A
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JP
Japan
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line
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image data
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Application number
JP34278192A
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English (en)
Inventor
Masakimi Horii
正公 堀井
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原稿の送信時に、その原稿に対する最適な線密
度を自動選択し、最適な伝送時間で画データを送信する
ことができるとともに、相手方で確実に原稿を読み取る
ことができるファクシミリ装置を提供すること。 【構成】イメージセンサ1により読取られた文字が線密
度7.7ライン/mm の画データとして、第1及び第2の画像メ
モリ4a,4bに記憶される。第1の画像メモリ4a内
の画データは3.85ライン/mmの線密度に間引かれて符号化さ
れた後、第1の通信メモリ19に記憶される。また、第
2の画像メモリ4b内の画データは、線密度7.7ライン/mm
のまま符号化され、第2の通信メモリ21に記憶され
る。マルチプレクサ回路22は、変化点カウンタ11に
てバッファメモリ5内の画データの黒・白変化点が各ウ
インド毎にカウントされると、そのカウント値に基づい
て、第1又は第2の通信メモリ19,21に記憶されて
いる何方の画データを送信するかを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、副走査方向における線
密度を自動的に選択できるファクシミリ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種のファクシミリ装置では、原稿の
読み取りを行う前に、ユーザにより予め画質モード(走
査線密度のモード)が選択される。すなわち、原稿上の
文字や画像が単純である場合には、ユーザは標準モード
(ノーマルモード)を選択する。また、原稿上の文字や
画像が細かく複雑な場合には、高画質モード(ファイン
モード)を、さらに、文字や画像がより細かく複雑な場
合には、超高画質モード(スーパファインモード)をユ
ーザは選択する。
【0003】そして、ユーザがノーマルモードを選択し
た場合には、副走査方向の読み取り線密度が3.85ラ
イン/mmで設定され、その線密度で原稿の読み取りが
行われる。また、ユーザがファインモードを選択した場
合には、副走査方向の読み取り線密度がノーマルモード
の2倍の7.7ライン/mmで設定される。さらに、ス
ーパファインモードが選択された場合には、副走査方向
の読み取り線密度がファンモードの2倍の15.4ライ
ン/mmで設定される。
【0004】上記のように、ユーザにより画情報送信前
に原稿上の文字状態がその都度判定され、その文字状態
に見合った画質モードが切換選択される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ファクシミリ装置では、ユーザが主観的及び感覚的に原
稿上の文字や画像の状態を判定して、文字の読み取りモ
ードを設定することから、適切なモードが選択されない
場合が多い。そのため、例えば、ユーザがノーマルモー
ドを選択して画データを送信した際に、受信側がその画
データを読み取れない場合があった。すなわち、送信す
る原稿上の文字が細かく複雑であるにもかわらず、ユー
ザが単純な文字であると判断したことから、読み取られ
た原稿の画データが間引かれて送信されるために、上記
のような問題が生じる。
【0006】また、逆にノーマルモードで十分読み取れ
る文字であるにもかかわらず、ファインモード又はスー
パファインモードで、原稿の読み取りを行った場合には
送信時間が長くなり、経済的な面で問題がある。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は原稿の送信時に、その原
稿に対する最適な線密度を自動選択し、最適な伝送時間
で画データを送信することができるとともに、相手方で
確実に原稿を読み取ることができるファクシミリ装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、原稿上の文字を読み取った後、その読
み取った文字のラインデータを線密度変換して記憶する
第1の記憶手段と、ラインデータを線密度変換せずに記
憶する第2の記憶手段と、原稿上の文字の黒・白の変化
点をカウントするカウント手段と、カウント手段のカウ
ント値に基づいて、第1又は第2の記憶手段の何方の画
データを送信するかを選択する選択手段とを設けたこと
をその要旨とする。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、原稿上の文字が読み取ら
れると、その読み取られた文字のラインデータが線密度
変換されて第1の記憶手段に記憶される。また、これと
同時に、第2の記憶手段には線密度変換されないライン
データが記憶される。そして、カウント手段にて原稿上
の文字の黒・白の変化点がカウントされた後、選択手段
によりその黒・白の変化点のカウント値に基づいて、第
1又は第2の記憶手段に記憶されている何方のラインデ
ータを送信するかが選択される。
【0010】
【実施例】(第1実施例)以下、本発明を具体化した第
1実施例を図1及び図2に基づいて説明する。
【0011】図1は本実施例におけるファクシミリ装置
の概略回路図を示す。CCD(Charge Coupled Device
s)等からなるイメージセンサ1は、原稿上の文字を読
み取った後、その読取信号をアナログ処理回路2に出力
する。本実施例では常時読取モードがファインモード、
すなわち、副走査方向の線密度が常時7.7ライン/m
mに設定されている。前記アナログ処理回路2は、イメ
ージセンサ1から入力した読取信号(黒・白信号)をア
ナログ処理した後、その処理信号を2値化回路3に出力
する。
【0012】2値化回路3はアナログ処理回路2からの
入力信号を2値化し、それを画データとしてそれぞれ第
1の記憶手段及び第2の記憶手段としての第1の画像メ
モリ4a及び第2の画像メモリ4bに出力する。また、
2値化回路3はバッファメモリ5にも同じ画データを1
ラインずつ並行出力する(以下、1ラインずつの画デー
タを、ラインデータと呼ぶ)。前記バッファメモリ5は
所定ライン分(本実施例では4ライン分)のラインデー
タを記憶可能なメモリである。
【0013】前記第1の画像メモリ4aに記憶された画
データは、線密度変換回路17にてファインモードから
ノーマルモードに変換、すなわち、7.7ライン/mm
の線密度から3.85ライン/mmの線密度に変換され
る。そして、その画データは、第1の符号化回路18に
て符号化された後、第1の通信メモリ19に記憶され
る。一方、前記第2の画像メモリ4bに記憶された画デ
ータは、現状の7.7ライン/mmの線密度のままで第
2の符号化回路20にて符号化された後、第2の通信メ
モリ21に記憶される。
【0014】クロック発生回路6はクロックパルスを発
生し、そのクロックパルスをX進カウンタ7及び並直変
換回路8に出力する。前記X進カウンタ7は、クロック
パルスに基づいてカウントを行い、そのカウントアップ
容量が所定カウント分(本実施例では7カウント分)で
あり、7カウントした時点でリセットされる。また、X
進カウンタ7はリセットされた際に、前記並直変換回路
8及びY進カウンタ9に桁上がり信号を出力するととも
に、アドレス発生回路10にカウント値を出力する。
【0015】前記Y進カウンタ9は、そのカウントアッ
プ容量が所定カウント分(本実施例では4カウント分)
であり、X進カウンタ7から桁上がり信号を入力する毎
に、1カウントずつカウントしていくとともに、そのカ
ウント値をアドレス発生回路10に出力する。そして、
Y進カウンタ9はX進カウンタ7から出力される桁上が
り信号を4カウントするとリセットされる。Y進カウン
タ9はリセットされると、変化点カウント手段としての
変化点カウンタ11及びAND回路12に後述するウイ
ンド終了信号を出力する。つまり、X進カウンタ7は主
走査方向の画素数をカウントするためのカウンタであ
り、また、Y進カウンタは副走査方向のライン数をカウ
ントするためのカウンタである。
【0016】前記アドレス発生回路10は、X進カウン
タ7からのカウント値と、Y進カウンタ9からのカウン
ト値とに基づいて、前記バッファメモリ5にアドレス信
号を出力する。バッファメモリ5はアドレス発生回路1
0からのアドレス信号に基づいて、ラインデータを所定
のアドレスに格納し、そのラインデータを前記並直変換
回路8に出力する。
【0017】前記アドレス発生回路10からバッファメ
モリ5に出力されるアドレス信号とは、第1〜第4ライ
ンまでの各ライン毎における7ビット分のラインデータ
に対応する信号のことである。本実施例では、図2
(a)に示すように、この第1〜第4ラインまでの各ラ
イン毎における7ビット分のラインデータの領域を「ウ
インド」と呼ぶ。
【0018】図2(a)の第1ウインドは、第1ライン
のラインデータ「 L ・ H ・ H ・ L ・L ・ L ・ H 」 と、第
2ラインのラインデータ「 H ・ H ・ L ・ L ・ L ・ L ・ L
」 と、第3ラインのラインデータ「 H ・ H ・ H ・ L ・ L
・ H ・ H 」 と、第4ラインのラインデータ「 L ・ L ・ L
・ H ・ L ・ H ・ H 」 とから構成されている。
【0019】前記バッファメモリ5は、前記アドレス発
生回路10から出力されたアドレス信号に対応する7ビ
ット分のラインデータを、第1〜第4ラインまで順次並
直変換回路8に出力する。並直変換回路8は、前記クロ
ック発生回路6からのクロックパルスとX進カウンタ7
からの桁上がり信号とに基づき、前記バッファメモリ5
から第1〜第4ライン毎の7ビット分のラインデータを
パラレル入力する。すなわち、1ウインド分のラインデ
ータを各ライン毎にパラレル入力する。つまり、前述し
たY進カウンタ9から出力されるウインド終了信号と
は、各ウインド内の第4ライン目のラインデータが、並
直変換回路8から変換点カウンタ11に全て出力される
毎に出力される信号のことである。
【0020】そして、並直変換回路8は、バッファメモ
リ5からパラレル入力された1ウインド分のラインデー
タをシリアル変換(図2(b)参照)した後、そのライ
ンデータを入力した順に前記変化点カウンタ11へ出力
する。従って、第1ウインドのラインデータが変化点カ
ウンタ11に出力される際には、同図に示すように、「
L ・ H ・ H ・ L ・ L ・ L ・ H ・ H ・ H ・ L ・ L ・ L ・ L
・ L ・ H ・ H ・ H ・ L・ L ・ H ・ H ・ L ・ L ・ L ・ H ・ L
・ H ・ H 」 の順番となる。
【0021】前記変化点カウンタ11は、Y進カウンタ
9からのウインド終了信号を入力する毎、すなわち、図
2(e),(f)に示すように、前記並直変換回路8か
ら1ウインド分のラインデータを入力し終わった時点
で、1ウインド分のラインデータの変化点をカウントす
る。つまり、この変化点とは、H(黒)→L(白)又は
L(白)→H(黒)に切り換わった点であり、変化点カ
ウンタ11はその変化点がいくつあったかをカウントす
る。従って、図2(b)及び(f)に示すように、第1
ウインドの変化点カウント値INB は「11」となる。
変化点カウンタ11は1ウインド分の変化点のカウント
を完了した後、そのカウント値をデジタルコンパレータ
13に出力する。
【0022】デジタルコンパレータ13は前記変化点カ
ウンタ11から出力された変化点カウント値INB と、
判定値レジスタ14から出力される設定変化点値INA
とを比較する。そして、設定変化点値INA が前記変化
点カウント値INB 未満の場合(INB >INA )に
は、デジタルコンパレータ13の出力端子から出力する
信号を、「ハイ(H)」とする。一方、変化点カウント
値INB が前記設定変化点値INA 以下の場合(INB
≦INA )には、出力端子から出力する信号を、「ロー
(L)」とする。なお、前記判定値レジスタ14に記憶
されている設定変化点値INA は予め実験等にて求めら
れた数値である。
【0023】つまり、変化点カウント値INB が設定変
化点値INA を越えている場合(デジタルコンパレータ
13の出力信号が「H」の場合)には、変化点が多いこ
とから1ウインド内の画像文字が細かく複雑であると判
定される。
【0024】また、変化点カウント値INB が設定変化
点値INA 以下の場合(デジタルコンパレータ13の出
力信号が「L」の場合)には、変化点が少ないことか
ら、1ウインド内の画像文字が単純であると判定され
る。
【0025】ここで、例えば、前記設定変化点値INA
が「6」に設定されている場合には、前記カウント値I
B が実変化点が「11」であったことから、図2
(f)に示すように、デジタルコンパレータ13から出
力される信号は「H」信号となる。従って、第1ウイン
ド内の画像文字は細かく複雑であると判定される。
【0026】そして、前記デジタルコンパレータ13か
ら出力される判定結果信号は、フリップフロップ回路1
5に出力され、フリップフロップ回路15は「H」信号
を記憶保持する。ここで、フリップフロップ回路15
に、一旦「H」信号が記憶されると、この「H」信号が
NOT回路16で反転、すなわち「L」となってAND
回路12に加えられる。従って、フリップフロップのク
ロック信号(F/Fクロック)としてのウインド終了信
号がAND回路12を通してフリップフロップ回路15
に加わることが無くなる。その結果、例えデジタルコン
パレータ13の出力が「L」信号であっても、この
「L」信号がフリップフロップ回路15に記憶されるこ
とはない。
【0027】そして、原稿の読み取りが終了されると、
図示しないコントローラからページ終了信号がフリップ
フロップ回路15及び選択手段としてのマルチプレクサ
回路22に出力される。フリップフロップ回路15は、
ページ終了信号を入力するとリセットされ、記憶保持し
ている判定結果信号を「L」にリセットする。
【0028】また、マルチプレクサ回路22は、ページ
終了信号を入力した際に、前記フリップフロップ回路1
5から入力した判定結果信号が「H」信号の場合には、
第2の通信メモリ21とモデム23とを接続し、7.7
ライン/mmの線密度の画データを通信回線から相手方
に送信する。反対に、マルチプレクサ回路22は、フリ
ップフロップ回路15から入力した判定結果信号が
「L」信号の場合には、第1の通信メモリ19とモデム
23とを接続し、3.85ライン/mmの線密度の画デ
ータを通信回線から相手方に送信する。
【0029】次に、上記のように構成されたファクシミ
リ装置の作用を説明する。まず、イメージセンサ1にて
原稿上の文字がファインモードにて読み取られる。読み
取られた文字はアナログ処理された後、デジタル信号化
され、第1及び第2の画像メモリ4a,4bにそれぞれ
記憶されるとともに、バッファメモリ5にも並行して記
憶される。
【0030】第1の画像メモリ4aに記憶された画デー
タは線密度変換回路17にて、7.7ライン/mmの線
密度を3.85ライン/mmの線密度に変換し、符号化
回路18にて符号化される。そして、その画データは第
1の通信メモリ19に記憶保持される。なお、線密度変
換の方法には、単純に間引きする方法、前後する2ライ
ンの対応する画素のORをとる方法、さらには特開平2
−104171号公報記載の方法がある。一方、前記第
2の画像メモリ4bに記憶された画データは、7.7ラ
イン/mmの線密度のまま第2の符号化回路20にて符
号化された後、第2の通信メモリ21に記憶される。
【0031】そして、前記バッファメモリ5に4ライン
分のラインデータが記憶されると、アドレス発生回路1
0から指定されるバッファメモリ5内のラインデータ
が、ライン毎に並直変換回路8に出力される。並直変換
回路8に出力されたラインデータは同並直変換回路8に
てシリアル変換されて、変化点カウンタ11にてH
(黒)・L(白)の変化点数がカウントされる。
【0032】Y進カウンタ9から並直変換回路8にウイ
ンド終了信号が出力されると、すなわち変化点カウンタ
11にて1ウインド分の変化点数のカウントが終了され
ると、変化点カウンタ11からデジタルコンパレータ1
3にそのカウント値(変化点カウント値INB )が出力
される。これと同時に、変化点カウンタ11では、次の
ウインドの変化点数のカウントが開始される。
【0033】前記デジタルコンパレータ13では、予め
設定された変化点数を記憶した判定値レジスタ14から
の設定変化点値INA と、前記変化点カウンタ11から
出力された変化点カウント値INB とが比較される。こ
こで、変化点カウント値IN B が設定変化点値INA
下であると判別された際には、デジタルコンパレータ1
3からフリップフロップ回路15に「L」信号が出力さ
れる。
【0034】そして、フリップフロップ回路15に
「L」信号が記憶保持されている状態で、以降(ページ
終了信号を入力する間)にデジタルコンパレータ13か
ら「H」信号が出力されなければ、マルチプレクサ回路
22により、第1の通信メモリ19とモデム23とが接
続され、第1の通信メモリ19に記憶されている線密度
3.85ライン/mmの画データがモデム23を介して
通信回線から相手方に送信される。
【0035】一方、デジタルコンパレータ13から
「H」信号が出力された際には、マルチプレクサ回路2
2により、第2の通信メモリ21とモデム23とが接続
され、第2の通信メモリ21に記憶されている線密度
7.7ライン/mmの画データがモデム23を介して通
信回線から相手方に送信される。
【0036】上記のように、本実施例のファクシミリ装
置によれば、常時副走査方向の線密度が7.7ライン/
mmのファインモードにて画データが第1及び第2の画
像画像メモリ4a,4bに記憶される。そして、第1の
画像メモリ4aに記憶されたラインデータを3.85ラ
イン/mmのノーマルモードに変換し、そのラインデー
タを符号化した後、第1の通信メモリ19に記憶保持さ
れる。また、第2の画像メモリ4bに記憶されたライン
データを、現状の7.7ライン/mmのファインモード
のままで符号化した後、第2の通信メモリ21に記憶保
持される。この動作と並行して画データが1ウインド毎
に区切られ、各1ウインド毎で黒(H)・白(L)の変
化点数がカウントされる。
【0037】そして、1ページ分の全ウインドの変化点
数のカウントが完了(1ページの変化点数のカウントが
完了)した時点で、1つでも設定変化点値INA より多
い変化点カウント値INB が存在する場合には、相手方
に送信する画データを、第2の通信メモリ21に記憶さ
れている画データとする。
【0038】すなわち、読み取った原稿に複雑な文字が
存在する際には、第2の通信メモリ21に記憶されてい
る7.7ライン/mmのファインモードにて相手方に画
データを送信する。反対に全ウインドの変化点数のカウ
ント値INB が設定変化点値INA よりも少ない場合に
は、読み取った原稿には細かく複雑な文字が存在しない
ことから、第1の通信メモリ19に記憶されている3.
85ライン/mmのノーマルモードで相手方に画データ
を送信する。
【0039】つまり、本実施例では、ユーザが感覚的に
原稿上の文字状態を判定するのではなく、装置が原稿を
所定領域で区切ってウインドを形成し、そのウインド内
の変化点数に基づいて原稿上の文字状態を判定する。そ
して、その判定結果によって送信しようとしている画デ
ータの最適な線密度を選択する。その結果、本実施例で
は従来とは異なり、最適な伝送時間で画データを送信で
きるので、経済的な面で優れているとともに、受信側で
原稿の読み取りを確実に行うことができる。
【0040】さらに、本実施例では、予め読取り画デー
タを3.85ライン/mmのノーマルモードと7.7ラ
イン/mmのファインモードとに区分けしておくこと
で、そのとき送信しようとする画データの線密度をより
短時間で選択できる。
【0041】(第2実施例)次に本発明を具体化した第
2実施例を図3に基づいて説明する。なお、本実施例で
は、上記第1実施例と同部材については、同部材番号を
付して説明するとともに、説明の便宜上その詳細な構成
は省略する。
【0042】なお、本実施例でも読取りモードが常時
7.7ライン/mmのファインモードに設定されてい
る。アナログ処理回路2からの画データが2値化回路3
にてデジタル化された後、その画データは上記第1実施
例と同様に第1及び第2の画像メモリ4a,4bに出力
される。また、これと同時に各ラインデータが第1シフ
トレジスタ31a〜第Yシフトレジスタ31yに順次出
力される。
【0043】前記各シフトレジスタ31a〜31yは1
ライン分の画データ、すなわち1主走査線分のラインデ
ータをそれぞれ記憶する。つまり、2値化回路3から出
力される7.7ライン/mm幅のラインデータが、第1
のシフトレジスタ31a〜第Yのシフトレジスタ31y
に順次記憶されていく。そして、最後の第Yのシフトレ
ジスタ31yにラインデータが記憶されると、クロック
制御回路32から第1のシフトレジスタ31aを指定す
るクロック信号が第1のシフトレジスタ31aに出力さ
れる。
【0044】第1のシフトレジスタ31aは、クロック
制御回路32からクロック信号を入力すると、記憶して
いるラインデータをデータセレクタ33へ出力する。デ
ータセレクタ33はY進カウンタ9から出力されるカウ
ント値に基づいて、第1のシフトレジスタ31aから入
力したラインデータを変化点カウンタ11に出力する。
変化点カウンタ11では、その入力したラインデータに
おける黒・白の変化点数のカウントを行う。
【0045】また、クロック制御回路32はX進カウン
タ7がカウントを完了すると、X進カウンタ7の桁上が
り信号によりY進カウンタ9をインクリメントし、デー
タセレクタ33に第2のシフトレジスタ31bの出力を
選択させる。その後、クロック制御回路32は第2のシ
フトレジスタ31bをシフトするためのクロック信号を
第2のシフトレジスタ31bに出力する。また、第2の
シフトレジスタ31bも前記第1のシフトレジスタ31
aと同様に、クロック制御回路32からクロック信号を
入力すると、記憶しているラインデータをデータセレク
タ33に出力する。そして、そのラインデータはデータ
セレクタ33から変化点カウンタ11に出力され、黒・
白の変化点数がカウントされる。
【0046】以降もクロック制御回路32は前記第1及
び第2のシフトレジスタ31a,31bのときと同様
に、第Yのシフトレジスタ31yまで各シフトレジスタ
を指定するクロック信号を繰り返し出力する。クロック
制御回路32は、第Yのシフトレジスタ31yにクロッ
ク信号を出力し終わった時点でリセットされ、再度第1
のシフトレジスタ31aから上記の動作を繰り返す。
【0047】そして、データセレクタ33から変化点カ
ウンタ11に、第Yのシフトレジスタ31yのラインデ
ータが入力され、そのラインデータの変化点数がカウン
トされる。変化点カウンタ11は第Yのシフトレジスタ
31yのラインデータの変化点数をカウントした後、第
1のシフトレジスタ31a〜第Yのシフトレジスタ31
yまでの各変化点数を合計した変化点カウント値(変化
点カウント値INB )をデジタルコンパレータ13に出
力する。
【0048】そして、デジタルコンパレータ13におい
て、判定値レジスタ14に記憶されている設定変化点値
INA と、前記変化点カウント11から出力された変化
点カウント値INB とが比較され、その比較結果がフリ
ップフロップ回路15に出力される。それ以降の動作は
上記第1実施例と同様であるので、説明は省略する。
【0049】本実施例も上記第1実施例と同様に、ユー
ザが原稿上の文字状態を判別するのではなく、装置自身
により文字状態が判別され、原稿送信時における最適な
線密度が選択される。従って、上記第1実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0050】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記第1実施例では、1ウインドを、主走査方向
が7画素、副走査方向が4ラインからなる領域とした
が、この1ウインドの領域を適宜変更して具体化しても
よい。
【0051】(2)上記第1及び第2実施例では、画デ
ータをノーマルモード(3.85ライン/mm)又は、
ファインモード(7.7ライン/mm)で送信するかを
装置が変化点数のカウント値に基づいて選択するように
した。これを、例えば、判定値レジスタ14を2段階に
設定し、スーパファインモード(15.4ライン/m
m)も選択できるように構成してもよい。すなわち、イ
メージセンサ1が原稿を読み取る際の副走査方向の線密
度を、15.4ライン/mmとしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
原稿の送信時に、その原稿に対する最適な線密度を自動
選択し、最適な伝送時間で画データを送信することがで
きるとともに、相手方で確実に原稿を読み取ることがで
きるという優れた効果を奏する。また、原稿読み取り時
に、線密度変換された画データと変換していない画デー
タを符号化してメモリに蓄えているため、線密度が決定
した時点で直ちに通信が可能であり、処理速度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例におけるファク
シミリ装置の概略回路図である。
【図2】(a)はイメージセンサにて読み取られた原稿
の画データの内容を示す表であり、(b)は第1ウイン
ドの画データをシリアル変換した状態の図である。
(c)はクロック発生回路から発生されるクロックパル
スのタイミングチャートであり、(d)は1ウインド分
のライン間隔を示す図であり、(e)は第1ウインドの
領域を示す図である。(f)は変化点カウント値を示す
図である。
【図3】第2実施例におけるファクシミリ装置の概略回
路図である。
【符号の説明】
11…カウント手段としての変化点カウンタ、19…第
1の記憶手段としての第1の通信メモリ、21…第2の
記憶手段としての第2の通信メモリ、22…選択手段と
してのマルチプレクサ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿上の文字を読み取った後、その読み取
    った文字のラインデータを線密度変換して記憶する第1
    の記憶手段と、ラインデータをそのまま記憶する第2の
    記憶手段と、原稿上の文字の黒・白の変化点をカウント
    するカウント手段と、カウント手段のカウント値に基づ
    いて、第1又は第2の記憶手段の何方のラインデータを
    送信するかを選択する選択手段とを設けたファクシミリ
    装置。
JP34278192A 1992-12-22 1992-12-22 ファクシミリ装置 Pending JPH06189097A (ja)

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JP34278192A JPH06189097A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 ファクシミリ装置

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