JPH06188932A - データ復号装置 - Google Patents

データ復号装置

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Publication number
JPH06188932A
JPH06188932A JP4335718A JP33571892A JPH06188932A JP H06188932 A JPH06188932 A JP H06188932A JP 4335718 A JP4335718 A JP 4335718A JP 33571892 A JP33571892 A JP 33571892A JP H06188932 A JPH06188932 A JP H06188932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
data
deviation
quadrature
orthogonal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4335718A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Hiramatsu
勝彦 平松
Kazunori Igai
和則 猪飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4335718A priority Critical patent/JPH06188932A/ja
Publication of JPH06188932A publication Critical patent/JPH06188932A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル通信用受信機等に使用されるデー
タ復号装置において、ある時間間隔で受信信号を記憶
し、その中の既知シンボルに対する振幅のズレをもと
に、送信機の直交変調器と受信機の直交検波器の直交/
同相成分の直交性のズレを検出し、受信信号に対して直
交性のズレの補正を行い、復号の誤りをなくすデータ復
号装置を得ることを目的とする。 【構成】 送信機1で既知シンボルを含むデータ信号が
直交変調され送信される。受信機4でこの信号が直交検
波され、A/D変換器7でディジタル化され、メモリ1
0に格納される。メモリ10から既知シンボルのI信号
13とQ信号14を取り出し、I、Q直交ズレ角検出回
路15に送る。そこでは、受信されたデータと既知のシ
ンボルから直交変調器のズレ角16と直交検波器のズレ
角17を検出する。I、Qズレ角補正回路18でメモリ
10の受信データに対して検出したズレ角16と17を
もとに、ズレ角の補正を行ったのち、データ復号回路2
1で受信データの復号を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル通信用受信機
等に使用するデータ復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のデータ復号装置の構成を示
すブロック図である。図2において、23はデータを直
交変調して送信する送信機、24はその送信アンテナ、
25は受信機の受信アンテナ、26は受信信号を直交検
波し、同相成分であるI信号と、直交成分であるQ信号
に分離する受信機であり、27、28はその出力である
I信号、Q信号である。29はI信号、Q信号をディジ
タル化するA/D変換器であり、30、31はディジタ
ル化されたI信号、Q信号でる。32はディジタル化さ
れたI信号、Q信号を格納するメモリであり、33、3
4はメモリから出力されたI信号、Q信号である。35
はメモリに格納された受信信号をしきい値によって16
QAM(16 quadrature amplitude modulation:16
相直交振幅変調)信号に復号するデータ復号回路であ
り、36は復号されたデータである。
【0003】図3は多値変復調方式の信号点配置を示す
図である。図3において37、38、39はI信号のし
きい値であり、40、41、42はQ信号のしきい値で
ある。
【0004】図4は送信するデータの構成を示す図であ
る。43、45は送信データ、44は既知の信号で、こ
の例では既知の信号として同期ワードを用いている。
【0005】以上のように構成されたデータとデータ復
号装置について、以下にその動作について説明する。ま
ず、図2において、送信機23は図4に示すような形式
のデータを直交変調し、送信アンテナ24から送信す
る。受信機では、受信アンテナ25でこれを受け、受信
機26で直交検波し同相成分であるI信号と直交成分で
あるQ信号に分離する。I信号、Q信号それぞれに対し
てA/D変換器29でデジタル化しメモリ32に格納す
る。データ復号回路35ではメモリ32の受信データに
対して図3のようなしきい値との大小関係によってデー
タの復号を行う。
【0006】このように上記従来のデータ復号装置にお
いては、メモリ32に格納した受信データに対してデー
タ復号回路35において、そのしきい値によってデータ
の復号を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来のデータ復号装置では、送信機の直交変調器あるいは
受信機の直交検波器に直交性のズレがあった場合、しき
い値による復号を行ったとき誤りが生ずるという問題点
を有する。さらに、ベースバンド処理による周波数オフ
セット補償や等化器を用いる場合、誤動作をもたらす要
因となる。
【0008】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、送信機の直交変調器あるいは受信機の直交検波器に
直交性のズレがあった場合でも既知の信号を用いて送信
機の直交変調器と受信機の直交検波器の直交性のズレを
検出し補償を行うことにより、しきい値を用いた復号を
行う場合でもこれらの直交性のズレによる誤りをなくす
ようにするものである。さらに、ベースバンド処理によ
る周波数オフセット補償や等化器を用いる場合の誤動作
をもたらす要因をなくすようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、一定区間毎に既知シンボルを含むデータ信
号により直交変調された信号を受信して直交検波する手
段と、前記直交検波された信号をA/D変換する手段
と、前記A/D変換された直交信号を記憶する手段と、
前記記憶された直交信号から前記既知シンボルを検出
し、その直交成分のズレ角の変化を検出する手段と、前
記検出された直交成分のズレ角にもとずき前記記憶され
た直交信号を補正する手段と、前記補正された直交信号
を復号する手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】本発明は、上記構成により復調結果の同期ワー
ドと既知の同期ワードを用いてI、Qズレ角検出回路1
5において以下のように送信機の直交変調器に直交性の
ズレ(θ1)と受信機の直交検波器に直交性のズレ(θ
2)を検出する。そして、メモリに格納された受信デー
タに対してI、Qズレ角補正回路18において補正を行
うものである。
【0011】以下に補正処理の原理を説明する。送信機
の直交変調器における直交性のズレ(θ1)と受信機の
直交検波器における直交性のズレ(θ2)がある場合、
送信器からI信号としてI1、Q信号としてQ1を送信
し、復調データとしてI信号にI2、Q信号にQ2が受信
された場合、(数1)の関係が成り立つ。
【0012】
【数1】
【0013】ここで、同期ワードでは送信データは既知
であるので同期ワードでの受信データのI信号振幅をS
I2、Q信号振幅をSQ2とし、既知の同期ワードのI信号
振幅をSI1、Q信号振幅をSQ1としてθ1、θ2について
(数1)を解くと(数2)、(数3)のようになる。
【0014】
【数2】
【0015】
【数3】
【0016】但し、
【0017】
【数4】
【0018】である。このように同期ワードから推定し
たθ1、θ2を用いてメモリに格納されている復調データ
(I2、Q2)の補正を(数1)から求めた以下の(数
5)で行う。補正を行った結果を(I2’、Q2’)とす
る。
【0019】
【数5】
【0020】但し、(数5)では、直交変調器、直交検
波器では同相/直交成分のズレは±90゜にはならない
ものとする。
【0021】このように、既知の同期ワードを送信し、
復調結果の同期ワードと既知の同期ワードの振幅から、
(数2)、(数3)により送信機の直交変調器の直交性
のズレ(θ1)と受信機の直交検波器の直交性のズレ
(θ2)を検出し、(数5)を用いて直交性のズレを補
正することにより、送信機の直交変調器の直交性のズレ
と受信機の直交検波器の直交性のズレを取り除くことが
できる。
【0022】さらに、ベースバンド処理による周波数オ
フセット補償や等化器を用いる場合の誤動作をもたらす
要因をなくすことができる。
【0023】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例におけるデータ復
号装置の構成を示すブロック図である。図1において1
は図4に示すような既知信号(同期データ)を含むデー
タ信号を直交変調して送信する送信機、2はその送信ア
ンテナである。3は受信機の受信アンテナ、4は受信信
号を直交検波し同相成分であるI信号と直交成分である
Q信号に分離する受信機、5、6はその出力であるI信
号、Q信号である。7はI信号、Q信号をディジタル化
するA/D変換器であり、8、9はディジタル化された
I信号、Q信号である。10はI信号、Q信号を格納す
るメモリ、11、12はメモリ10から出力されたI信
号、Q信号である。13、14は受信データに含まれる
既知データのI信号、Q信号、15は受信データのI信
号、Q信号と既知のI信号、Q信号から送信機の直交変
調器の直交性のズレ(θ1)と受信機の直交検波器に直
交性のズレ(θ2)を検出するI、Qズレ角検出回路で
ある。16、17は検出された直交変調器のズレ角と直
交検波器のズレ角、18はメモリ10に格納されている
受信データの直交性のズレを補正するI、Qズレ角補正
回路である。19、20はI、Qの直交性のズレを補正
したI信号、Q信号である。21は図3に示すようなし
きい値によって16QAM信号に復号するデータ復号回
路、22は復号されたデータである。
【0025】以上のように構成されたデータとデータ復
号装置について、以下にその動作を説明する。まず、図
1において、送信機1は送信アンテナ2から直交変調さ
れた信号を送信する。受信機では、受信アンテナ3でこ
れを受け、受信機4で直交検波し同相成分であるI信号
と直交成分であるQ信号に分離する。I信号、Q信号そ
れぞれに対してA/D変換器7でデジタル化しメモリ1
0に格納する。
【0026】メモリ10に格納されている受信データか
ら既知のデータのI信号13とQ信号14を取り出し、
I、Q直交ズレ角検出回路15に送る。I、Q直交ズレ
角検出回路15では、受信された既知のデータと受信機
が持つ既知のデータから(数2)、(数3)、(数4)
を用いて直交変調器のズレ角16と直交検波器のズレ角
17を検出する。I、Qズレ角補正回路18ではメモリ
10の受信データに対して検出した直交変調器のズレ角
θ1と直交検波器のズレ角θ2を元に、(数5)を用いて
補正を行う。補正されたI、Qズレ角信号はデータ復号
回路21で復号され出力される。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は直交変調でディジ
タル信号を送信する場合においてある時間間隔で受信信
号を記憶しその中の既知のデータに対する直交性のズレ
をもとに直交変調器の同相/直交成分のズレ角と直交検
波器の同相/直交成分のズレ角を検出し、これを元に受
信データの補正を行うことにより、送信機の直交変調器
における直交性のズレや受信機の直交検波器における直
交性のズレによる誤りをなくすようにすることができ
る。さらに、ベースバンド処理による周波数オフセット
補償や等化器を用いる場合の誤動作をもたらす要因をな
くすようにすることができる優れたデータ復号装置を実
現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるデータ復号装置のブロ
ック図
【図2】従来のデータ復号装置のブロック図
【図3】16QAM多値変復調方式の信号点配置図
【図4】同期ワードを持つ送信データ構成図
【符号の説明】
1 送信機 2、3 アンテナ 4 受信機 5、6 受信機の出力信号のI、Q成分 7 A/D変換器 8、9 A/D変換器の出力信号のI、Q成分 10 メモリ 11、12 メモリからの出力信号のI、Q成分 13、14 受信した既知データのI、Q成分 15 I、Qズレ角検出回路 16 直交変調器のI、Qズレ角信号 17 直交検波器のI、Qズレ角信号 18 I、Qズレ角補正回路 19、20 補正されたI、Qズレ角出力信号 21 データ復号回路 22 データ復号回路の出力信号 37、38、39 Q信号のしきい値 40、41、42 I信号のしきい値 43、45 送信データ 44 既知信号(同期データ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定区間毎に既知シンボルを含むデータ
    信号により直交変調された信号を受信して直交検波する
    手段と、前記直交検波された信号をA/D変換する手段
    と、前記A/D変換された直交信号を記憶する手段と、
    前記記憶された直交信号から前記既知シンボルを検出
    し、その直交成分のズレ角の変化を検出する手段と、前
    記検出された直交成分のズレ角にもとずき前記記憶され
    た直交信号を補正する手段と、前記補正された直交信号
    を復号する手段とを備えたデータ復号装置。
JP4335718A 1992-12-16 1992-12-16 データ復号装置 Pending JPH06188932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4335718A JPH06188932A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 データ復号装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4335718A JPH06188932A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 データ復号装置

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Publication Number Publication Date
JPH06188932A true JPH06188932A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18291700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4335718A Pending JPH06188932A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 データ復号装置

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JP (1) JPH06188932A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6009073A (en) * 1995-09-25 1999-12-28 Victor Company Of Japan, Ltd. Method for transmitting an orthogonal frequency division multiplex signal, apparatus for transmitting the signal and apparatus for receiving the signal

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6009073A (en) * 1995-09-25 1999-12-28 Victor Company Of Japan, Ltd. Method for transmitting an orthogonal frequency division multiplex signal, apparatus for transmitting the signal and apparatus for receiving the signal

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