JPH06188439A - 広帯域反射防止コーティングを備えたアンチモン化インジウム光検出装置 - Google Patents
広帯域反射防止コーティングを備えたアンチモン化インジウム光検出装置Info
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- JPH06188439A JPH06188439A JP5208018A JP20801893A JPH06188439A JP H06188439 A JPH06188439 A JP H06188439A JP 5208018 A JP5208018 A JP 5208018A JP 20801893 A JP20801893 A JP 20801893A JP H06188439 A JPH06188439 A JP H06188439A
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- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/10—Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
- G02B1/11—Anti-reflection coatings
- G02B1/113—Anti-reflection coatings using inorganic layer materials only
- G02B1/115—Multilayers
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- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】約0.4ないし5.5ミクロンの連続波長範囲
に渡って可視および赤外を検出することを可能とする広
帯域反射防止コーティングを備えたInSb光検出装置
を提供する。 【構成】受光面(22)に反射防止コーティング(3
0)を備えたInSb光検出装置である。反射防止コー
ティング(30)は、それぞれ所定の参照波長のほぼ1
/4の光学厚さを有する透明な4つの層を含む。その第
1の層(30a)は受光面(22)上に形成され、約
3.2ないし3.3の屈折率を有し、第2の層(30
b)は第1の層(30a)上に形成され、約2.6ない
し2.7の屈折率を有する。第3の層(30c)は第2
の層(30b)上に形成され、約1.9ないし2.0の
屈折率を有し、第4の層(30d)は第3の層(30
c)上に形成され、約1.4ないし1.5の屈折率を有
する。
に渡って可視および赤外を検出することを可能とする広
帯域反射防止コーティングを備えたInSb光検出装置
を提供する。 【構成】受光面(22)に反射防止コーティング(3
0)を備えたInSb光検出装置である。反射防止コー
ティング(30)は、それぞれ所定の参照波長のほぼ1
/4の光学厚さを有する透明な4つの層を含む。その第
1の層(30a)は受光面(22)上に形成され、約
3.2ないし3.3の屈折率を有し、第2の層(30
b)は第1の層(30a)上に形成され、約2.6ない
し2.7の屈折率を有する。第3の層(30c)は第2
の層(30b)上に形成され、約1.9ないし2.0の
屈折率を有し、第4の層(30d)は第3の層(30
c)上に形成され、約1.4ないし1.5の屈折率を有
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に光検出装置の
分野に係わり、より具体的には、広帯域反射防止コーテ
ィングを備えた可視および赤外波長の光を検出するアン
チモン化インジウム(InSb)光検出装置に関する。
分野に係わり、より具体的には、広帯域反射防止コーテ
ィングを備えた可視および赤外波長の光を検出するアン
チモン化インジウム(InSb)光検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】裏面照射型InSb光検出装置例えばホ
トダイオードアレーは、波長ほぼ1ないし5.5ミクロ
ンの赤外放射を検出するために広く使用されている。I
nSbは、4.0のオーダーの屈折率を有するので、反
射防止コーティングを施さないと、受光面での反射によ
り入射光のほぼ36%が失われる。赤外波長で光検出装
置の実用を可能とするレベルまで表面反射を低減させる
反射防止コーティングは入手できる。従来の反射防止コ
ーティングについての詳細な論文は、H.マクレオド
(Macleod)による「薄膜光学フィルター」(T
HIN−FILMOPTICAL FILTERS)と
題する教科書(アダム・リルガー社、ロンドン、196
9)の37〜72頁に見られる。
トダイオードアレーは、波長ほぼ1ないし5.5ミクロ
ンの赤外放射を検出するために広く使用されている。I
nSbは、4.0のオーダーの屈折率を有するので、反
射防止コーティングを施さないと、受光面での反射によ
り入射光のほぼ36%が失われる。赤外波長で光検出装
置の実用を可能とするレベルまで表面反射を低減させる
反射防止コーティングは入手できる。従来の反射防止コ
ーティングについての詳細な論文は、H.マクレオド
(Macleod)による「薄膜光学フィルター」(T
HIN−FILMOPTICAL FILTERS)と
題する教科書(アダム・リルガー社、ロンドン、196
9)の37〜72頁に見られる。
【0003】InSb装置は、約0.4ミクロンという
短波長の可視光および赤外放射に対して感受性である。
しかしながら、0.4ミクロンから5.5ミクロンまで
の非常に広い波長帯域に渡って有効な反射防止コーティ
ングはなく、これが、InSb光検出装置を可視および
赤外領域の双方の用途に使用することを制限している。
短波長の可視光および赤外放射に対して感受性である。
しかしながら、0.4ミクロンから5.5ミクロンまで
の非常に広い波長帯域に渡って有効な反射防止コーティ
ングはなく、これが、InSb光検出装置を可視および
赤外領域の双方の用途に使用することを制限している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アンチモン
化インジウム(InSb)光検出装置の受光面上に広帯
域反射防止コーティングを形成する方法、並びにこの方
法により作製され、約0.4ないし5.5ミクロンの連
続波長範囲に渡って可視及び赤外放射の有効な検出を可
能とする光検出装置およびコーティングを提供すること
を課題とする。
化インジウム(InSb)光検出装置の受光面上に広帯
域反射防止コーティングを形成する方法、並びにこの方
法により作製され、約0.4ないし5.5ミクロンの連
続波長範囲に渡って可視及び赤外放射の有効な検出を可
能とする光検出装置およびコーティングを提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコーティング
は、1.6ミクロンの参照波長のほぼ1/4波長の光学
厚さを有する4つの層を含む。これら第1ないし第4の
層は、好ましくは、ケイ素(Si)、亜酸化ケイ素(S
iO0<x<1 )、一酸化ケイ素(SiO)、および二酸化
ケイ素(SiO2 )により形成され、その屈折率は、約
3.2/2.6/1.9/1.45と受光面から段階的
に減少する。
は、1.6ミクロンの参照波長のほぼ1/4波長の光学
厚さを有する4つの層を含む。これら第1ないし第4の
層は、好ましくは、ケイ素(Si)、亜酸化ケイ素(S
iO0<x<1 )、一酸化ケイ素(SiO)、および二酸化
ケイ素(SiO2 )により形成され、その屈折率は、約
3.2/2.6/1.9/1.45と受光面から段階的
に減少する。
【0006】亜酸化ケイ素層は、ケイ素の屈折率と一酸
化ケイ素の屈折率の間の屈折率を得るように、酸素充填
(backfill)下でケイ素を電子ビームで被着することに
より形成される。この亜酸化ケイ素層の形成方法は、他
の反射防止コーティングにも適用できる。
化ケイ素の屈折率の間の屈折率を得るように、酸素充填
(backfill)下でケイ素を電子ビームで被着することに
より形成される。この亜酸化ケイ素層の形成方法は、他
の反射防止コーティングにも適用できる。
【0007】紫外(UV)および/または可視光へ暴露
された後の赤外波長でのフラッシング効果(flashing e
ffect )を抑制するために、好ましくはゲルマニウムま
たは窒化ケイ素からなる薄いパッシベーション層が、受
光面上で反射防止コーティングの下側に形成される。
された後の赤外波長でのフラッシング効果(flashing e
ffect )を抑制するために、好ましくはゲルマニウムま
たは窒化ケイ素からなる薄いパッシベーション層が、受
光面上で反射防止コーティングの下側に形成される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に見られるように、本発明の一実施例である
アンチモン化インジウム(InSb)光検出装置は、全
体的に符号10で示されており、前面14を有するIn
Sbウエハもしくは基板12を含み、前面14内には、
少なくとも1つの感光性半導体接合が形成されている。
基板12は、典型的には、N形ドーパント例えばテルル
により低濃度ドープされている。前面14内には、高濃
度にドープされたP+形領域16がベリリウムのイオン
注入により形成されている。ホトダイオードを構成する
感光性半導体接合18は、P+領域16とN形基板12
との界面に形成されている。P+領域16上には、オー
ミックコンタクト20が形成されている。ホトダイオー
ドのための完全な回路が、図中基板12を接地させる記
号により示される手段により提供される。
する。図1に見られるように、本発明の一実施例である
アンチモン化インジウム(InSb)光検出装置は、全
体的に符号10で示されており、前面14を有するIn
Sbウエハもしくは基板12を含み、前面14内には、
少なくとも1つの感光性半導体接合が形成されている。
基板12は、典型的には、N形ドーパント例えばテルル
により低濃度ドープされている。前面14内には、高濃
度にドープされたP+形領域16がベリリウムのイオン
注入により形成されている。ホトダイオードを構成する
感光性半導体接合18は、P+領域16とN形基板12
との界面に形成されている。P+領域16上には、オー
ミックコンタクト20が形成されている。ホトダイオー
ドのための完全な回路が、図中基板12を接地させる記
号により示される手段により提供される。
【0009】基板12は、装置10による検出のために
入射光24を受けるように設計された裏面すなわち受光
面22を有する。しかしながら、受光面22は、装置1
0の前面14であってもよい。基板12は、光発生キャ
リヤーが受光面22の下から接合18に至るまで拡散
し、接合18でキャリヤーの集合を生じさせるように充
分に薄いものである。
入射光24を受けるように設計された裏面すなわち受光
面22を有する。しかしながら、受光面22は、装置1
0の前面14であってもよい。基板12は、光発生キャ
リヤーが受光面22の下から接合18に至るまで拡散
し、接合18でキャリヤーの集合を生じさせるように充
分に薄いものである。
【0010】装置の作製過程で、表面22を充分に清浄
化し、またUVおよび/または可視光に暴露された後の
赤外波長でのフラッシング効果を防止するために、パッ
シベーション層26好ましくはゲルマニウム(Ge)ま
たは窒化ケイ素(Si3 N4)からなるパッシベーショ
ン層を裏面22上に形成する。層26は、典型的に、5
0A(オングストローム)ないし150Aの厚さであ
り、好ましくは75Aの厚さである。ゲルマニウムの屈
折率はほぼ4.0であり、窒化ケイ素の屈折率はほぼ
2.05である。
化し、またUVおよび/または可視光に暴露された後の
赤外波長でのフラッシング効果を防止するために、パッ
シベーション層26好ましくはゲルマニウム(Ge)ま
たは窒化ケイ素(Si3 N4)からなるパッシベーショ
ン層を裏面22上に形成する。層26は、典型的に、5
0A(オングストローム)ないし150Aの厚さであ
り、好ましくは75Aの厚さである。ゲルマニウムの屈
折率はほぼ4.0であり、窒化ケイ素の屈折率はほぼ
2.05である。
【0011】パッシベーション層26の他の材料として
は、ケイ素(Si)、一酸化ケイ素(SiO)、二酸化
ケイ素(SiO2 )、亜酸化ケイ素(SiO0<x<1 )、
テルル化カドミウム(CdTe)およびヒ化ガリウム
(GaAs)を挙げることができる。パッシベーション
層26は、これら材料を所望により組み合わせた分層か
らなる多層構造であってもよい。
は、ケイ素(Si)、一酸化ケイ素(SiO)、二酸化
ケイ素(SiO2 )、亜酸化ケイ素(SiO0<x<1 )、
テルル化カドミウム(CdTe)およびヒ化ガリウム
(GaAs)を挙げることができる。パッシベーション
層26は、これら材料を所望により組み合わせた分層か
らなる多層構造であってもよい。
【0012】本発明に従い、パッシベーション層26上
には、第1ないし第4の実質的に透明な層30a、30
b、30cおよび30dを含む広帯域反射防止コーティ
ング30が形成されている。層30a、30b、30c
および30dの屈折率は、受光面22から漸減もしくは
段階的に減少している。
には、第1ないし第4の実質的に透明な層30a、30
b、30cおよび30dを含む広帯域反射防止コーティ
ング30が形成されている。層30a、30b、30c
および30dの屈折率は、受光面22から漸減もしくは
段階的に減少している。
【0013】コーティング30は、上記のように広い波
長帯域をカバーするために比較的厚いものでなければな
らないので、半波点(すなわち、装置10の反射率が、
コートされていない表面22の反射率と同一となる波
長)を設計に組み込まなければならない。この半波点
は、0.8ミクロンと選定した。これは、可視光と赤外
スペクトル領域との間の大気透過ギャップ(atmospheri
c transmission gap)に存在する。しかしながら、半波
点は、本発明の範囲内で約0.78から1.0ミクロン
まで変化し得る。
長帯域をカバーするために比較的厚いものでなければな
らないので、半波点(すなわち、装置10の反射率が、
コートされていない表面22の反射率と同一となる波
長)を設計に組み込まなければならない。この半波点
は、0.8ミクロンと選定した。これは、可視光と赤外
スペクトル領域との間の大気透過ギャップ(atmospheri
c transmission gap)に存在する。しかしながら、半波
点は、本発明の範囲内で約0.78から1.0ミクロン
まで変化し得る。
【0014】コーティング30の設計もしくは参照波長
λ0 は、半波波長の2倍、すなわち1.6ミクロンであ
る。各層30a、30b、30cおよび30dの光学厚
さは、ほぼλ0 /4であり、各層の物理的厚さをその屈
折率の値で乗じたものに等しい。λ0 =1.6ミクロン
の場合、各層30a、30b、30cおよび30dの設
計光学厚さは4,000Aである。コーティング30
は、それぞれ1、1.33、2および4ミクロンの波長
に対応する5λ0 /8、5λ0 /6、5λ0 /4および
5λ0 /2に4つのゼロ点すなわち反射率がゼロになる
波長を有する。
λ0 は、半波波長の2倍、すなわち1.6ミクロンであ
る。各層30a、30b、30cおよび30dの光学厚
さは、ほぼλ0 /4であり、各層の物理的厚さをその屈
折率の値で乗じたものに等しい。λ0 =1.6ミクロン
の場合、各層30a、30b、30cおよび30dの設
計光学厚さは4,000Aである。コーティング30
は、それぞれ1、1.33、2および4ミクロンの波長
に対応する5λ0 /8、5λ0 /6、5λ0 /4および
5λ0 /2に4つのゼロ点すなわち反射率がゼロになる
波長を有する。
【0015】第1の層30aは、好ましくはケイ素で形
成され、屈折率3.2を有する。層30aの好ましい物
理的厚さは、1,170Aであり、これは光学厚さ1,
170A×3.2=3,744Aに相当する。しかしな
がら、層30aは、亜酸化ゲルマニウム(Ge
O0<x<1 )(これはGeOx (ここで、0<x<1)と
書くこともできる)で形成することもでき、および/ま
たは約3.2ないし3.3の屈折率を持ち得る。
成され、屈折率3.2を有する。層30aの好ましい物
理的厚さは、1,170Aであり、これは光学厚さ1,
170A×3.2=3,744Aに相当する。しかしな
がら、層30aは、亜酸化ゲルマニウム(Ge
O0<x<1 )(これはGeOx (ここで、0<x<1)と
書くこともできる)で形成することもでき、および/ま
たは約3.2ないし3.3の屈折率を持ち得る。
【0016】第2の層30bは、好ましくは亜酸化ケイ
素で形成され、屈折率2.6を有する。層30bの好ま
しい物理的厚さは、1,300Aであり、これは光学厚
さ1,300A×2.6=3,380Aに相当する。し
かしながら、層30bは、テルル化カドミウム、炭化ケ
イ素(SiC)または窒化ケイ素で形成することもで
き、および/または約2.6ないし2.7の屈折率を持
ち得る。
素で形成され、屈折率2.6を有する。層30bの好ま
しい物理的厚さは、1,300Aであり、これは光学厚
さ1,300A×2.6=3,380Aに相当する。し
かしながら、層30bは、テルル化カドミウム、炭化ケ
イ素(SiC)または窒化ケイ素で形成することもで
き、および/または約2.6ないし2.7の屈折率を持
ち得る。
【0017】第3の層30cは、好ましくは一酸化ケイ
素で形成され、屈折率1.9を有する。層30cの好ま
しい物理的厚さは、2,000Aであり、これは光学厚
さ2,000A×1.9=3,800Aに相当する。し
かしながら、層30cは、酸化ハフニウム(Hf
O2 )、酸化ビスマス(Bi2 O3 )、酸化ジルコニウ
ム(ZrO2 )、酸化イットリウム(Y2 O3 )または
酸化テルル化カドミウム(CdTeO3 )で形成するこ
ともでき、および/または約1.9ないし2.0の屈折
率を持ち得る。
素で形成され、屈折率1.9を有する。層30cの好ま
しい物理的厚さは、2,000Aであり、これは光学厚
さ2,000A×1.9=3,800Aに相当する。し
かしながら、層30cは、酸化ハフニウム(Hf
O2 )、酸化ビスマス(Bi2 O3 )、酸化ジルコニウ
ム(ZrO2 )、酸化イットリウム(Y2 O3 )または
酸化テルル化カドミウム(CdTeO3 )で形成するこ
ともでき、および/または約1.9ないし2.0の屈折
率を持ち得る。
【0018】第4の層30dは、好ましくは二酸化ケイ
素で形成され、屈折率1.45を有する。層30dの好
ましい物理的厚さは、2,400Aであり、これは光学
厚さ2,400A×1.45=3,480Aに相当す
る。しかしながら、層30dは、フッ化マグネシウム
(MgF2 )またはフッ化カルシウム(CaF2 )で形
成することもでき、および/または約1.4ないし1.
5の屈折率を持ち得る。
素で形成され、屈折率1.45を有する。層30dの好
ましい物理的厚さは、2,400Aであり、これは光学
厚さ2,400A×1.45=3,480Aに相当す
る。しかしながら、層30dは、フッ化マグネシウム
(MgF2 )またはフッ化カルシウム(CaF2 )で形
成することもでき、および/または約1.4ないし1.
5の屈折率を持ち得る。
【0019】層30a、30b、30cおよび30dの
上記の好ましい光学厚さは、理論設計値4,000Aよ
りも幾分少なく、第2の層30bの光学厚さ(3,38
0A)は、設計値から最大の15.5%も変動している
ことに気付くであろう。これは、上記の好ましい値は、
理論的計算と実験の組合せを用い、多くの実用上の要因
と制限を考慮に入れ、互いにバランスさせた上で決定し
たものであるからである。層30a、30b、30cお
よび30dの厚さと屈折率は、設計値からその20%ま
で変動してもよく、それでもコーティング30は満足で
きる広帯域反射防止効果を示すことが実験的に確認され
ている。すなわち、本明細書で使用している「ほぼλ0
/4」とは、λ0 /4の正確な値に対して約20%まで
の変動を含むのである。
上記の好ましい光学厚さは、理論設計値4,000Aよ
りも幾分少なく、第2の層30bの光学厚さ(3,38
0A)は、設計値から最大の15.5%も変動している
ことに気付くであろう。これは、上記の好ましい値は、
理論的計算と実験の組合せを用い、多くの実用上の要因
と制限を考慮に入れ、互いにバランスさせた上で決定し
たものであるからである。層30a、30b、30cお
よび30dの厚さと屈折率は、設計値からその20%ま
で変動してもよく、それでもコーティング30は満足で
きる広帯域反射防止効果を示すことが実験的に確認され
ている。すなわち、本明細書で使用している「ほぼλ0
/4」とは、λ0 /4の正確な値に対して約20%まで
の変動を含むのである。
【0020】本発明の方法に従って、L.マイゼル(M
aissel)らによる「薄膜技術ハンドブック」(H
ANDBOOK OF THIN−FILM TECH
NOLOGY)(マグローヒル、1970)の1−50
〜1−54頁に記載されているような電子ビーム薄膜被
着もしくは蒸着法によりコーティング30が層26上に
形成される。コーティング30を形成するための被着装
置は普通のものであるので、図示も詳細な説明もしな
い。
aissel)らによる「薄膜技術ハンドブック」(H
ANDBOOK OF THIN−FILM TECH
NOLOGY)(マグローヒル、1970)の1−50
〜1−54頁に記載されているような電子ビーム薄膜被
着もしくは蒸着法によりコーティング30が層26上に
形成される。コーティング30を形成するための被着装
置は普通のものであるので、図示も詳細な説明もしな
い。
【0021】コーティング30は、基板12を排気され
たチャンバー中に置くことによって形成される。第1の
層30a(ケイ素)は、ケイ素塊すなわちケイ素源を電
子ビームで衝撃させることによって形成される。この衝
撃によりケイ素源が加熱され、ケイ素蒸気を生じ、これ
を所望の厚さの層30aを形成するに充分な時間基板1
2と接触させる。
たチャンバー中に置くことによって形成される。第1の
層30a(ケイ素)は、ケイ素塊すなわちケイ素源を電
子ビームで衝撃させることによって形成される。この衝
撃によりケイ素源が加熱され、ケイ素蒸気を生じ、これ
を所望の厚さの層30aを形成するに充分な時間基板1
2と接触させる。
【0022】第2の層30b(亜酸化ケイ素)は、第1
の層30aと同様の方法でケイ素源の電子衝撃により形
成される。但し、チャンバーは、約10-4Torrの圧
力の酸素で充填(backfill)しておく。これにより第2
の層30bは、組成SiOx(ここで、0<x<1)を
持つこととなる。第2の層30bの屈折率(2.6〜
2.7)は、バルクケイ素の屈折率(3.4)と一酸化
ケイ素の屈折率(1.9)の間にある。
の層30aと同様の方法でケイ素源の電子衝撃により形
成される。但し、チャンバーは、約10-4Torrの圧
力の酸素で充填(backfill)しておく。これにより第2
の層30bは、組成SiOx(ここで、0<x<1)を
持つこととなる。第2の層30bの屈折率(2.6〜
2.7)は、バルクケイ素の屈折率(3.4)と一酸化
ケイ素の屈折率(1.9)の間にある。
【0023】第3の層30c(一酸化ケイ素)は、電気
抵抗加熱器を用い、一酸化ケイ素源を真空中で加熱する
ことによって一酸化ケイ素蒸気を生じさせることにより
形成される。第4の層30dは、二酸化ケイ素蒸気を生
じさせるために酸素充填(backfill)とプラズマを装備
させる以外は第3の層30cと同様の方法により形成さ
れる。
抵抗加熱器を用い、一酸化ケイ素源を真空中で加熱する
ことによって一酸化ケイ素蒸気を生じさせることにより
形成される。第4の層30dは、二酸化ケイ素蒸気を生
じさせるために酸素充填(backfill)とプラズマを装備
させる以外は第3の層30cと同様の方法により形成さ
れる。
【0024】第1、第3および第4の層30a、30c
および30dは、それぞれ通常の被着および蒸着技術に
より形成される。しかしながら、第2の層30b(亜酸
化ケイ素)は独特の本発明の方法により形成され、本発
明の広帯域反射防止コーティング以外の反射防止コーテ
ィングの設計にも使用することができる。
および30dは、それぞれ通常の被着および蒸着技術に
より形成される。しかしながら、第2の層30b(亜酸
化ケイ素)は独特の本発明の方法により形成され、本発
明の広帯域反射防止コーティング以外の反射防止コーテ
ィングの設計にも使用することができる。
【0025】例 本発明の方法を用い、上に述べた好ましい仕様で、図1
に示す光検出装置10を作製し、これを下記表1にまと
めた。
に示す光検出装置10を作製し、これを下記表1にまと
めた。
【0026】
【表1】 図2は、78Kの温度で動作させたときの本光検出装置
10の性能を示すグラフである。本光検出装置10が、
0.4ないし5.5ミクロンの波長範囲内の入射放射の
光子当り使用可能な相対応答を示すことがわかる。
10の性能を示すグラフである。本光検出装置10が、
0.4ないし5.5ミクロンの波長範囲内の入射放射の
光子当り使用可能な相対応答を示すことがわかる。
【0027】以上、本発明のいくつかの例示的態様によ
り説明したが、本発明は、これら態様に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲を逸脱することなく多くの変
形、変更が可能である。
り説明したが、本発明は、これら態様に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲を逸脱することなく多くの変
形、変更が可能である。
【図1】本発明の一実施例による反射防止コーティング
を備えたアンチモン化インジウム光検出装置の簡略化し
た断面図。
を備えたアンチモン化インジウム光検出装置の簡略化し
た断面図。
【図2】本発明の反射防止コーティングの性能を示すグ
ラフ図。
ラフ図。
12…InSb基板、22…受光面、26…パッシベー
ション層、30…反射防止コーティング、30a…第1
の層、30b…第2の層、30c…第3の層、30d…
第4の層。
ション層、30…反射防止コーティング、30a…第1
の層、30b…第2の層、30c…第3の層、30d…
第4の層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/0264 (72)発明者 ハーバート・エル・ヒッチ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 93117、ゴレタ、エバーグリーン・ドライ ブ 7522 (72)発明者 ステファン・エル・ローレンス アメリカ合衆国、カリフォルニア州 93101、サンタ・バーバラ、デ・ラ・ビ ナ・ストリート 1534 (72)発明者 ジェームス・イー・ランドルフ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 93401、サン・ルイス・オビスポ、ラス・ プラデラス・ドライブ 80
Claims (10)
- 【請求項1】 受光面を有するアンチモン化インジウム
(InSb)光検出素子と、 該受光面上に形成された反射防止コーティングであっ
て、 該受光面上に形成され、ほぼλ0 /4(ここで、λ0 は
所定の参照波長)の光学厚さおよび約3.2ないし3.
3の屈折率を有する第1の実質的に透明な層、 該第1の層上に形成され、ほぼλ0 /4の光学厚さおよ
び約2.6ないし2.7の屈折率を有する第2の実質的
に透明な層、 該第2の層上に形成され、ほぼλ0 /4の光学厚さおよ
び約1.9ないし2.0の屈折率を有する第3の実質的
に透明な層、および該第3の層上に形成され、ほぼλ0
/4の光学厚さおよび約1.4ないし1.5の屈折率を
有する第4の実質的に透明な層を含む反射防止コーティ
ングとを備えた光検出装置。 - 【請求項2】 第1の層が、ケイ素(Si)およびゲル
マニウム(Ge)からなる群の中から選ばれる物質を包
含する請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 第1の層が、ケイ素(Si)を包含し、
約1,170Aの物理的厚さを有する請求項1記載の装
置。 - 【請求項4】 第2の層が、亜酸化ケイ素(SiO
0<x<1 )、テルル化カドミウム(CdTe)、炭化ケイ
素(SiC)および窒化ケイ素(Si3 N4 )からなる
群の中から選ばれる物質を包含する請求項1記載の装
置。 - 【請求項5】 第2の層が、亜酸化ケイ素(SiO
0<x<1 )包含し、約1,300Aの物理的厚さを有する
請求項1記載の装置。 - 【請求項6】 第3の層が、一酸化ケイ素(SiO)、
酸化ハフニウム(HfO2 )、酸化ビスマス(Bi2 O
3 )、酸化ジルコニウム(ZrO2 )、酸化イットリウ
ム(Y2 O3 )および酸化テルル化カドミウム(CdT
eO3 )からなる群の中から選ばれる物質を包含する請
求項1記載の装置。 - 【請求項7】 第3の層が、一酸化ケイ素(SiO)を
包含し、約2,000Aの物理的厚さを有する請求項1
記載の装置。 - 【請求項8】 第4の層が、二酸化ケイ素(Si
O2 )、フッ化マグネシウム(MgF2 )およびフッ化
カルシウム(CaF2 )からなる群の中から選ばれる物
質を包含する請求項1記載の装置。 - 【請求項9】 第4の層が、二酸化ケイ素(SiO2 )
を包含し、約2,400Aの物理的厚さを有する請求項
1記載の装置。 - 【請求項10】 受光面上で第1の層の下に形成された
パッシベーション層をさらに備え、該パッシベーション
層は、ケイ素(Si)、一酸化ケイ素(SiO)、二酸
化ケイ素(SiO2 )、亜酸化ケイ素(Si
O0<x<1 )、窒化ケイ素(Si3 N4 )、ゲルマニウム
(Ge)、テルル化カドミウム(CdTe)およびヒ化
ガリウム(GaAs)からなる群の中から選ばれる物質
を包含する請求項1記載の装置。
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US934136 | 1992-08-21 | ||
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