JPH06188121A - ソレノイド駆動回路 - Google Patents

ソレノイド駆動回路

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Publication number
JPH06188121A
JPH06188121A JP33612692A JP33612692A JPH06188121A JP H06188121 A JPH06188121 A JP H06188121A JP 33612692 A JP33612692 A JP 33612692A JP 33612692 A JP33612692 A JP 33612692A JP H06188121 A JPH06188121 A JP H06188121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid
resistor
current
operational amplifier
solenoid coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP33612692A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Komiyama
誠 小宮山
Hitoshi Wada
等 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化に起因するソレノイドの特性変化を
安定化するとともに、比較的低温状態における消費電力
を少なくできるソレノイド駆動回路を実現することにあ
る。 【構成】 ソレノイドコイルに直列接続された定電流源
と、この定電流源の出力電流の大きさをソレノイドの起
動時は大きくし保持状態は小さくするように切り換える
電流設定回路とで構成されたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソレノイド駆動回路に関
するものであり、詳しくは、温度変化に対する動作の安
定化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばプロッタやレコーダで記録ペンを
アップ・ダウンさせるのにあたって、一般に電磁ソレノ
イドが用いられている。ところで、電磁ソレノイドは、
起動時には大きな駆動力が必要であるが、駆動された後
の状態を保持する力は起動時に比べて小さくてよい。
【0003】そこで、従来から、例えば図3に示すよう
な回路構成で、ソレノイドの起動時と保持時とで駆動電
流の大きさを切り換えることが行われている。図3にお
いて、SCはソレノイドコイルである。このソレノイド
コイルSCの一端は電源V+に接続され、他端はFET
を用いたスイッチ素子S1を介して共通電位点に接続さ
れるとともに、抵抗RとFETを用いたスイッチ素子S
2との直列回路を介して共通電位点に接続されている。
【0004】図4は図3の回路の駆動状態を説明するタ
イミングチャートである。図4に示すように、ソレノイ
ドコイルSCの起動時にはスイッチ素子S1とS2を同時
にオンにし、一定時間経過後の保持状態ではスイッチ素
子S1はオフにしてS2はオン状態を持続させる。スイッ
チ素子S1とS2が同時にオンになっている状態ではソレ
ノイドコイルSCにはスイッチ素子S1の経路を通って
比較的大きな駆動電流が流れて比較的大きな駆動力が発
生するが、スイッチ素子S1がオフでS2がオンの状態で
はソレノイドSCには抵抗Rで制限された比較的小さな
電流が流れることになる。
【0005】これにより、起動時には比較的大きな駆動
力を得ることができて保持時における駆動力を起動時よ
りも小さくでき、ソレノイドコイルSCの保持状態にお
ける消費電流と発熱を低減できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ソレノイド
コイルSCの抵抗値は、抵抗の温度係数によって例えば
図5に示すように0℃では14Ωであるが50℃では1
7Ω程度と比較的大きく変化する。この結果、ソレノイ
ドの周囲温度が比較的低温の時にはソレノイドコイルS
Cの抵抗値が小さくなることから駆動電流が増大し、消
費電力が増大することになる。これに対し、周囲温度が
比較的高温の時にはソレノイドコイルSCの抵抗値が大
きくなることから駆動電流が減少し、駆動力が低下して
しまう。
【0007】また、ソレノイドコイルSCに駆動電流を
流すとソレノイドコイルSC自体の温度が上昇してソレ
ノイドコイルSCの抵抗値は大きくなり、結果的には駆
動電流が減少して保持力が低下することになる。すなわ
ち、図3の回路構成では、温度変化に応じてソレノイド
の特性も変化するという問題がある。
【0008】また、駆動回路の設計にあたっては、この
ような温度変化に伴う駆動電流変化を見込んで各定数を
設定しておかなければならず、設計作業が煩雑になると
いう問題もある。本発明はこれらの問題点を解決するも
のであり、その目的は、温度変化に起因するソレノイド
の特性変化を安定化するとともに、比較的低温状態にお
ける消費電力を少なくできるソレノイド駆動回路を実現
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題点を解決するために、ソレノイドコイルに直列接続さ
れた定電流源と、この定電流源の出力電流の大きさをソ
レノイドの起動時は大きくし保持状態は小さくするよう
に切り換える電流設定回路、とで構成されたことを特徴
とする。
【0010】
【作用】ソレノイドコイルには、ソレノイドコイルの抵
抗値の変化にかかわらず、電流設定回路で設定される所
定の大きさの定電流が駆動電流として加えられる。これ
により、温度変化に伴うソレノイドの特性変化を改善で
き、比較的低温状態における消費電力を従来よりも少な
くできる。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例の回路図である。図におい
て、Trは電流制御素子として用いるトランジスタ、O
Pは誤差増幅器として用いる演算増幅器である。トラン
ジスタTrのエミッタは電流検出用の抵抗Rsを介して
電源V+に接続されるとともに演算増幅器OPの反転入
力端子に接続され、ベースは抵抗Rbを介して演算増幅
器OPの出力端子に接続され、コレクタはソレノイドコ
イルSCを介して共通電位点に接続されている。演算増
幅器OPの非反転入力端子は抵抗R1とR2とR3の接続
点に接続されている。抵抗R1の他端はスイッチS1を介
して共通電位点に接続され、抵抗R2の他端はスイッチ
2を介して共通電位点に接続され、抵抗R3の他端は電
源V+に接続されている。
【0012】このような回路の動作を図2のタイミング
チャートを用いて説明する。図2の回路は、ソレノイド
コイルSCの電流経路に直列接続されている電流検出抵
抗Rsに駆動電流ILが流れることにより両端に発生す
る電圧Vsと抵抗R3の両端に発生する電圧V3が等しく
なるように演算増幅器OPがトランジスタTrを駆動す
る定電流発生回路として動作する。
【0013】ソレノイドの起動時はスイッチS1とS2
同時にオンになってスイッチS1は短時間だけオン状態
が保持され、ソレノイドの保持時にはスイッチS2のみ
がオンに保持される。ソレノイドの保持時における演算
増幅器OPの基準電圧V3は抵抗R2とR3の分圧比で決
まり、それと等しい電圧Vsが発生するように駆動電流
Lは調整される。一方、ソレノイドの起動時は抵抗R1
とR2が並列に接続されるので演算増幅器OPの基準電
圧V3はソレノイドの保持時における値よりも大きくな
り、駆動電流ILの値も大きくなる。
【0014】このように、ソレノイドコイルSCの駆動
電流ILは電流検出抵抗Rsと基準電圧V3によって決定
される。従って、温度変化によってソレノイドコイルS
Cの抵抗値が変化してもソレノイドコイルSCの駆動電
流ILが従来のように変化することはなく、ソレノイド
の特性の安定化が図れる。また、ソレノイドコイルSC
の駆動電流ILが安定化されることから、従来のような
ソレノイドコイルSCの抵抗値の変化を見込んだ電流の
マージン分を省くことができ、回路の消費電力を低下さ
せることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
温度変化に起因するソレノイドの特性変化を安定化する
とともに、比較的低温状態における消費電力を少なくで
きるソレノイド駆動回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】図1の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図3】従来のソレノイド駆動回路の一例を示す回路図
である。
【図4】図3の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図5】ソレノイドコイルの抵抗温度特性例図である。
【符号の説明】
SC ソレノイドコイル OP 演算増幅器(誤差増幅器) Tr トランジスタ(電流制御素子) Rs 電流検出抵抗 R1〜R3,Rb 抵抗 S1,S2 スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソレノイドコイルに直列接続された定電流
    源と、 この定電流源の出力電流の大きさをソレノイドの起動時
    は大きくし保持状態は小さくするように切り換える電流
    設定回路、 とで構成されたことを特徴とするソレノイド駆動回路。
JP33612692A 1992-12-16 1992-12-16 ソレノイド駆動回路 Pending JPH06188121A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33612692A JPH06188121A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 ソレノイド駆動回路

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JPH06188121A true JPH06188121A (ja) 1994-07-08

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