JPH06187571A - 商品登録装置 - Google Patents

商品登録装置

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JPH06187571A
JPH06187571A JP4326830A JP32683092A JPH06187571A JP H06187571 A JPH06187571 A JP H06187571A JP 4326830 A JP4326830 A JP 4326830A JP 32683092 A JP32683092 A JP 32683092A JP H06187571 A JPH06187571 A JP H06187571A
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JP
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reading
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read
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Application number
JP4326830A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Miichi
訓宏 見市
Shigeo Shin
重男 新
Yasutoshi Ozoe
泰稔 尾副
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】商品に表記された商品コードを自動的に且つ確
実に読み取ることによりオペレータの作業負担を軽減
し、省力化に貢献する。 【構成】ベルトコンベア11上を矢印A方向に移動する
商品2がセンサPを通過した後、スキャナS1〜S3に
より1回または複数回ずつ順次読取処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商品に表記されたバ
ーコードなどの商品データを読み取り、取引処理に係る
商品の登録処理を行う商品登録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】店舗のチェックアウトカウンタでは、取
引処理時の商品登録作業を簡略化するため、商品に商品
データを表すバーコードを表記し、このバーコードを読
み取るスキャナを設け、商品コードの手動入力を不要に
している。このスキャナにはオペレータが把持して操作
するハンディタイプのスキャナと、カウンタの上面に読
取部を露出して固定した据え置き式のスキャナとがあ
る。ところが、いずれの形式のスキャナであってもオペ
レータが商品を手に取ってスキャナの読取部にバーコー
ドを対向させる必要があり、オペレータに長時間に亘っ
て単純な作業を強いることとなり、人件費削減の要請に
反する。そこで、従来より商品を運搬するコンベア装置
を備え、このコンベアの側面に設置されたスキャナによ
り商品に表記されたバーコードを読み取るようにした装
置が提案されている。この場合においてスキャナはコン
ベアの側面に設置されたガイドに沿って移動させるかま
たは、コンベアに回転テーブルを設け、商品を回転させ
るようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンベアを用いた商品登録装置では、単一のスキャナ装
置しか設けられていなかったため、バーコードの表記位
置が異なる多数種の商品について、個別に商品コードを
読み取ることができない問題があった。このため、商品
コードの表記面がスキャナ装置に対向するようにコンベ
アに対して商品を所定の載置状態にするように要求しな
ければならない問題があった。
【0004】この発明の目的は、コンベアなどの搬送装
置により搬送される商品に表記された商品コードを複数
の商品データ読取手段により読み取ることにより、商品
の略全ての方向から商品データを読み取ることができる
ようにし、搬送手段に対する商品の載置位置を限定的に
要求する必要がなく、店舗における設置に適した商品登
録装置を提供することにある。
【0005】また、複数の商品データ読取手段により読
取処理を行う場合に、互いに光学的干渉を生じることの
ない商品登録装置を提供することにある。
【0006】さらに、各商品データ読取手段の読取結果
を用いて商品データの順次読取に用いる商品データ読取
手段を選択することにより、効率的な商品データの読取
処理を実行できる商品登録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
に係る商品登録装置は、商品データが表記された商品を
搬送面に載置して搬送する搬送手段と、搬送手段の上方
の異なる位置に読取面を搬送面の上面に対向させて設置
した複数の商品データ読取手段と、複数の商品データ読
取手段のいずれかが読み取った商品データに基づいて登
録処理を実行する登録処理手段と、を設けたことを特徴
とする。
【0008】請求項2に記載した発明に係る商品登録装
置は、前記搬送手段が、その搬送面の少なくとも一部に
おいて透明素材により構成された透明部を備え、前記複
数の商品データ読取手段に前記搬送面に下方から対向す
る商品データ読取手段を追加したことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載した発明に係る商品登録装
置は、前記複数の商品データ読取手段のそれぞれによる
商品データの読取処理を単一の商品について巡順次一回
または複数回ずつ実行し、単一の商品についての読取結
果のうち出現回数の最も多い読取結果を真の商品データ
として選択する商品データ選択手段を設けたことを特徴
とする。
【0010】請求項4に記載した発明に係る商品登録装
置は、前記複数の商品データ読取手段のそれぞれによる
商品データの読取処理を単一の商品について一定時間間
隔で順次複数回ずつ実行し、単一の商品毎に商品データ
の読取結果を記憶する読取結果記憶手段と、読取結果記
憶手段に記憶されている前回以前の読取結果に基づいて
今回読取処理を実行すべき商品データ読取手段を選択す
る選択手段を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5に記載した発明に係る商品登録装
置は、前記読取結果記憶手段が、同一の商品データ毎に
読取回数を計数するカウンタ手段を備えたことを特徴と
する。
【0012】
【作用】請求項1に記載した発明においては、搬送手段
の搬送面に載置して搬送される商品にそれぞれ異なる位
置から商品データ読取手段の読取面が対向し、搬送手段
上を移動する商品に対して多方向から商品データの読取
処理が行われる。従って、搬送手段の搬送面に商品デー
タの表記部を下向きにして載置された商品を除いて常に
商品に表記された商品データを正確に読み取ることがで
きる。
【0013】請求項2に記載した発明においては、搬送
手段の搬送面の少なくとも一部が透明部にされている。
従って、搬送手段の搬送面に商品データを下向きにして
商品が載置された場合であっても、搬送面に下方から対
向する商品データ読取手段によりその商品に表記された
商品データを確実に読み取ることができる。
【0014】請求項3に記載した発明においては、複数
の商品データ読取手段のそれぞれによる商品データの読
取処理が一定時間間隔で順次実行される。また、各商品
データ読取手段による読取処理は一回または複数回ずつ
実行される。従って、同時に複数の商品データ読取手段
により商品データの読取処理が行われることがなく、商
品データ読取手段の相互間における干渉を防止して、商
品データの読取処理を正確に行うことができる。また、
複数の読取結果について出現回数の最も多い読取結果が
真の商品データとして選択されるため、商品データの読
取精度を更に向上することができる。
【0015】請求項4に記載した発明においては、複数
の商品データ読取手段のそれぞれによる商品データの読
取処理が、単一の商品に対して一定時間間隔で複数回ず
つ順次実行される。各商品データ読取手段による読取結
果は読取結果記憶手段に記憶され、この記憶内容に基づ
いて選択手段により次回の読取処理において有効にすべ
き商品データ読取手段が選択される。したがって、前回
までの読取処理において商品データを読み取れなかった
商品データ読取手段は次回の読取処理において無効にさ
れ、搬送中の商品からの商品データの読取が可能な商品
データ読取手段のみにより効率的に読取処理が実行され
る。
【0016】請求項5に記載した発明においては、商品
データ読取手段の読取結果を記憶するに際して、同一の
商品データ毎に読取回数をカウンタにより計数する。し
たがって、記憶手段は重複する商品データについてはカ
ウント値を更新するのみの処理であり、大量の記憶容量
を必要としない。
【0017】
【実施例】図1は、請求項1に記載した発明の実施例に
係る商品登録装置の平面図および側面図である。この発
明の搬送手段であるベルトコンベア1の上面に商品2が
載置され、矢印A方向に搬送される。ベルトコンベア1
の上方にはこの発明の商品データ読取手段であるスキャ
ナS1,S2が、その読取面をベルトコンベア1の上面
に斜め方向から対向するようにして設置されている。ス
キャナS1およびスキャナS2は、ベルトコンベア1の
それぞれの側面に配置され、且つ互いに異なる搬送位置
で商品2に対向する。
【0018】以上の構成により、ベルトコンベア1上を
商品2が矢印A方向に移動する間に、スキャナS1,S
2により読取処理を行うことにより、商品2に表記され
たバーコードをそれぞれ異なる方向から複数回読み取る
ことができ、商品データの読取確率を向上することがで
きる。尚、設置するスキャナの数は2個に限るものでは
なく、3個以上のスキャナを設置してもよい。この場合
に、ベルトコンベア1の上面からそれぞれのスキャナま
での高さ方向の距離を変えることにより、更に多数の方
向から商品データの読取処理を行うことができる。
【0019】図2は、請求項2に記載した発明の実施例
に係る商品登録装置の平面図および側面図である。図2
において搬送手段を構成するベルトコンベア11はその
中央部において透明素材により透明部が形成されてい
る。ベルトコンベア11の上方にはこのベルトコンベア
11の両側のそれぞれにスキャナS1,S2が設置され
ているとともに、ベルトコンベア11の中央部の下方に
はスキャナS3が設置されている。このスキャナS3は
その読取面がベルトコンベア11の搬送面に下方から対
向するようにされている。
【0020】以上のように、商品2の搬送面を透明に構
成するとともに、複数のスキャナのうちの少なくとも1
つをこの搬送面に下方から対向するように設置すること
により、ベルトコンベア11に商品2がその商品データ
が表記された面を下向きにして載置された場合であって
も、その商品の商品データを確実に読み取ることができ
る。
【0021】図3は、請求項3に記載した発明の実施例
に係る商品登録装置の制御部のブロック図である。RO
M22およびRAM23を備えたCPU21にはインタ
フェースを介してスキャナS1〜S3およびセンサPが
接続されている。このセンサPは、図2に示すように、
ベルトコンベア11上に載置された商品2が商品データ
の読取位置に達したことを検出する。CPU21はRO
M22に予め記憶されているプログラムに従ってスキャ
ナS1〜S3によるバーコードの読取処理を行う。CP
U21はスキャナS1〜S3から出力されるバーコード
の読取データをRAM23の所定のメモリエリアに一時
格納するとともに、このRAM23における記憶内容に
基づく真のバーコードデータをインタフェース24を介
してECR25などの出力装置に出力する。
【0022】図4は、上記制御部の処理手順を示すフロ
ーチャートである。CPU21はセンサPが商品2を検
出してONすると(n1)、RAM23の所定のメモリ
エリアに割り当てられているカウンタCの内容をクリア
し(n2)、スキャナS1〜S3のそれぞれから読取デ
ータを取り込む(n3〜n5)。スキャナS1〜S3の
それぞれの読取データはRAM23に一時格納される。
次いで、カウンタCの内容をインクリメントし(n
6)、カウンタCの内容が4になるまで上記n3〜n6
の処理を繰り返し行う(n7)。カウンタCの内容が4
の場合にはRAM23に格納した読取データのうち最も
出現回数の多いコードデータを検索し(n8)、これを
インタフェース回路24を介してECR25に出力する
(n9)。
【0023】以上のようにしてCPU21は、図5に示
すようにセンサPのオン信号をトリガとして、スキャナ
S1〜S3を順次4回ずつ動作させてバーコードの読取
処理を行う。従って、複数のスキャナによるバーコード
の読取処理が同時に行われることがないため、他のスキ
ャナによる干渉を未然に防止することができる。また、
このようにして得られたスキャナS1〜S3の多数の読
取データのうち、出現回数の最も多いデータを真の商品
コードとして選択するため、常に正確なバーコードの読
取を行うことができる。
【0024】図6は、この発明の別の実施例に係る商品
登録装置の外観図であり、搬送路を使用した商品登録装
置を示している。透明平板により構成された搬送路31
の中間部分に対向するスキャナS11〜S16が備えら
れている。この中間部分に対する商品32の進入を検出
する入口センサ33及び中間部分からの退出を検出する
出口センサ34が設けられている。これらスキャナS1
1〜S16およびセンサ33,34は制御部35により
制御される。
【0025】図7は、上記図6に示した商品登録装置の
制御部のブロック図である。制御部35は、ROM42
及びRAM43を備えたCPU41に、センサ信号入力
部44、スキャナ駆動制御部45、統計処理部46およ
びデータ処理部47を接続して構成されている。ROM
42にはCPU41の処理プログラムが書き込まれてい
る。RAM43には各入出力データの記憶エリアが設け
られている。CPU41はROM42の処理プログラム
にしたがって各入出力機器を制御し、この間に入出力さ
れるデータをRAM43の所定のメモリエリアに格納す
る。
【0026】また、センサ信号入力部44には前述の入
口センサ33および出口センサ34が接続されており、
これらセンサ33,34の検出信号がセンサ信号入力部
44を介してCPU41に入力される。スキャナ駆動制
御部45には2次元走査型スキャナS11〜S16が接
続されており、CPU41から出力された駆動データに
基づいてスキャナS11〜S16を駆動するとともに、
スキャナS11〜S16が読み取った2値化データをC
PU41に入力する。統計処理部46はCPU41に入
力された2値化データを統計処理する。また、データ処
理部47は図外のファイルに基づいて2値化データをデ
コードして該当する商品名を決定する。
【0027】図8および図9は、上記図7に示した制御
部の処理手順を示すフローチャートである。制御部35
のCPU41は入口センサ33が商品を検出するのを待
機しており(n11)、搬送路31において商品が中間
部分に搬入されるとスキャナS11〜S16によるバー
コードの読取処理を実行する(n12)。この読取処理
は図9に示すように、RAM43のメモリエリアをクリ
アし(n21)、カウンタMの内容を1にする(n2
2)。このカウンタMはRAM43の所定のメモリエリ
アに割り当てられており、一つのスキャナを特定するた
めのスキャナ番号を記憶する。次いで、スキャナS11
〜S16のうちカウンタMの内容によって特定されるス
キャナS(M)によりバーコードの読取を行い(n2
3)、バーコードが読み取れた場合には読取結果をRA
M43に記憶する(n24,n25)。このn23〜n
25の処理を全てのスキャナS11〜S16について実
行する(n26,n27)。
【0028】上記の読取処理は、出口センサ34が商品
32を検出するまで継続して実行される(n13)。商
品31が出口センサ34に達すると、図外のファイルの
内容に基づいて、読み取られた2値化データのデコード
を実行する(n14)。このデコード処理において2値
化データに一致する商品が存在する場合には次の商品の
搬送を待機し(n15)、一致する商品が存在しない場
合には搬送路31を反転して商品32を再度搬送路31
の中間部分に搬入させて、スキャナS11〜S16によ
り再度読取処理を実行する(n16)。
【0029】なお、図10に示すように上記の構成の商
品登録装置を複数並列して設置し、図11のフローチャ
ートに示すn31〜n36の処理により各搬送路31a
〜31cのうち、商品からバーコードの読取を行ってい
ない空き状態の搬送路を検出し、回転分岐テーブル36
の動作により空き状態の搬送路に次の商品を搬送するよ
うにしてもよい。
【0030】図12は、請求項4および5に記載した発
明の実施例に係る商品登録装置の外観図である。この商
品登録装置では手動により商品52をスキャナS21〜
S26が対向する位置に搬入する。スキャナS21〜S
26は制御部51において制御される。
【0031】図13は、図12に示した商品登録装置の
制御部のブロック図である。同図に示すように、制御部
51はROM62およびRAM63を備えたCPU61
に、スキャナ駆動制御部64、統計処理部65およびデ
ータ処理部66を接続して構成されている。これらの構
成および機能はセンサ33,34を除いて上記図7の構
成と同一である。
【0032】但し、RAM63には図14に示すよう
に、スキャナS21〜S26が読み取ったバーコードの
2値化データ及びその読取回数を記憶するメモリエリア
MA1および各スキャナの読取状態を記憶するフラグF
1〜F6が割り当てられたメモリエリアMA2が設けら
れている。さらにRAM63の所定のメモリエリアに
は、後述するカウンタC及びMも割り当てられている。
カウンタCはスキャナS21〜S26によるバーコード
の読取回数を計数し、カウンタMはスキャナを特定する
スキャナ番号を記憶する。
【0033】図15及び16は、上記図13に示した制
御部の処理手順を示すフローチャートである。商品52
がスキャナS21〜S26の読取位置に搬入されると
(n41)、読取処理を実行する(n42)。この読取
処理では図16に示すように、RAM63のメモリエリ
アをクリアし(n51)、次いでメモリエリアMA2に
割り当てられているフラグF1〜F6をセットする(n
52)。さらに、所定のメモリエリアに割り当てられて
いるカウンタC及びMの内容を1にする(n53,n5
4)。この後、フラグF1〜F6のうち、カウンタMの
内容で特定されるフラグF(M)の状態をチェックし
(n55)、このフラグF(M)がセット状態であれ
ば、カウンタMの内容で特定されるスキャナS(M)に
よりバーコードの読取を行う(n56)。
【0034】このスキャナS(M)がバーコードを読み
取った場合には、その読取データと同一のバーコードを
をRAM63のメモリエリアMA1において検索し(n
57,n58)、読み取れなかった場合にはフラグF
(M)をリセットする(n59)。このようにフラグF
1〜F6は、スキャナS21〜S26のそれぞれがバー
コードを読み取れたか否かの状態を記憶するものであ
り、n55においてフラグF(M)がリセット状態であ
る場合にはカウンタMの内容をインクリメントする(n
64)。RAM63のメモリエリアMA1において同一
のデータが存在する場合には、メモリエリアMA1にお
いて該当するデータのカウント値をインクリメントし
(n60,n61)、同一のデータがない場合には新デ
ータとして記憶する(n62)。
【0035】上記n55〜n62の処理をスキャナS2
1〜S26の全てについて実行し(n63,n64)、
さらにn54〜n64の処理を4回連続して実行する
(n65,n66)。このようにして、スキャナS21
〜S26により単一の商品についてバーコードの読取を
時分割して順次複数回実行し、得られた読取データを読
取回数とともにRAM63のメモリエリアMA1に記憶
する。スキャナS21〜S26による所定回数(ここで
は4回である。)の読取が終了すると、メモリエリアM
A1において、読取回数が最多のデータを商品52のバ
ーコードデータであるとして読み出す(n67)。
【0036】以上のようにしてこの実施例によれば、前
回の読取時にバーコードを読み取れなかったスキャナは
今回以降は駆動されず、商品52に表記されたバーコー
ドに対向していないスキャナによる読取処理を実行しな
いようにして読取時間を短縮することができる。また、
スキャナが読み取ったデータが既に読み取られたデータ
と同一である場合には、そのデータに対応するカウント
数をインクリメントするようにしているため、このカウ
ント数の内容に基づいて最も信憑性の高いデータを商品
のバーコードデータとして容易に検索できる。
【0037】以上の読取処理により決定されたバーコー
ドを用いて図外のファイルから該当する商品名を検索す
るデコードをおこない(n43)、このデコードが正常
に行われた場合にはこの結果をECR等に対して出力し
(n45)、商品の搬入の待機状態に戻る。デコード処
理において該当する商品名がない場合は再度読取処理を
実行する。
【0038】なお、上記いずれの実施例においてもスキ
ャナにより読み取る商品データはバーコードであるとし
たが、スキャナにより読み取ることができる他の体系の
データを用いてもよく、また、スキャナは1次元走査型
または2次元走査型のいずれであっても良い。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、搬送
手段により商品を搬送する間に、商品に表記された商品
データを多数の方向から読み取ることができ、読取確率
を高くして商品データを確実に読み取ることができる利
点がある。
【0040】請求項2に記載した発明によれば、商品デ
ータの表記面を下方にして搬送手段に載置された商品に
ついても、商品データを確実に読み取ることができる。
【0041】請求項3に記載した発明によれば、搬送手
段により移動中の商品に対して複数の商品データ読取手
段のそれぞれにより、一定時間間隔で一回または複数回
ずつ商品データの読取を行うことができ、同時に複数の
商品データ読取手段による読取が行われることがなく、
他の商品データ読取手段に対して光学的干渉を生じな
い。また、複数の商品データ読取手段により単一の商品
から読み取られた多数の商品データのうち最も出現回数
の多い商品データを真の商品データとするため、正確な
登録処理を行うことができる利点がある。
【0042】請求項4に記載した発明によれば、搬送手
段により搬送中の商品に対して複数の商品データ読取手
段のそれぞれにより、一定時間間隔で複数回ずつ商品デ
ータの読取を行うことができ、商品データの読取を更に
多数の方向から読み取ることができるため、読取確率を
更に高くして商品データを確実に読み取ることができる
とともに、前回以前の読取結果から今回の読取処理を実
行すべきスキャナを選択することにより、商品における
商品データの表記面に対向しないスキャナによる読取処
理を排除して読取処理に要する時間を短縮できる利点が
ある。
【0043】請求項5に記載した発明によれば、商品デ
ータの記憶にあたって、同一の商品データについてはカ
ウント値を更新するのみでよく、記憶手段の記憶容量を
少なくでき、このカンウト値を用いて信憑性の高い商品
データの選択を容易に行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明の実施例に係る商品登
録装置の平面図および側面図である。
【図2】請求項2に記載した発明の実施例に係る商品登
録装置の平面図および側面図である。
【図3】請求項3に記載した発明の実施例に係る商品登
録装置の制御部のブロック図である。
【図4】同制御部の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】同商品登録装置におけるスキャナの読取タイミ
ングを示す図である。
【図6】この発明の別の実施例に係る商品登録装置の外
観図である。
【図7】同商品登録装置の制御部のブロック図である。
【図8】同制御部の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】同フローチャートである。
【図10】この発明のさらに別の実施例に係る商品登録
装置の外観図である。
【図11】同商品登録装置における処理手順の一部を示
すフローチャートである。
【図12】請求項4及び5に記載した発明の実施例に係
る商品登録装置の外観図である。
【図13】同商品登録装置の制御部のブロック図であ
る。
【図14】同制御部を構成するRAMの要部のメモリマ
ップである。
【図15】同制御部の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図16】同フローチャートである。
【符号の説明】
1−ベルトコンベア(搬送手段) 2,32,52−商品 S1〜S3,S11〜S16,S21〜S26−スキャ
ナ(商品データ読取手段) P−センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品データが表記された商品を搬送面に載
    置して搬送する搬送手段と、搬送手段の上方の異なる位
    置に読取面を搬送面の上面に対向させて設置した複数の
    商品データ読取手段と、複数の商品データ読取手段のい
    ずれかが読み取った商品データに基づいて登録処理を実
    行する登録処理手段と、を設けたことを特徴とする商品
    登録装置。
  2. 【請求項2】前記搬送手段が、その搬送面の少なくとも
    一部において透明素材により構成された透明部を備え、
    前記複数の商品データ読取手段に前記搬送面に下方から
    対向する商品データ読取手段を追加した請求項1に記載
    の商品登録装置。
  3. 【請求項3】前記複数の商品データ読取手段のそれぞれ
    による商品データの読取処理を単一の商品について一定
    時間間隔で順次一回または複数回ずつ実行し、単一の商
    品についての読取結果のうち出現回数の最も多い読取結
    果を真の商品データとして選択する商品データ選択手段
    を設けた請求項1または2に記載の商品登録装置。
  4. 【請求項4】前記複数の商品データ読取手段のそれぞれ
    による商品データの読取処理を単一の商品について一定
    時間間隔で順次複数回ずつ実行し、商品データの読取結
    果を記憶する読取結果記憶手段と、読取結果記憶手段に
    記憶されている前回以前の読取結果に基づいて今回読取
    処理を実行すべき商品データ読取手段を選択する選択手
    段を設けた請求項1または2に記載の商品登録装置。
  5. 【請求項5】前記読取結果記憶手段が、同一の商品デー
    タ毎に読取回数を計数するカウンタ手段を備えた請求項
    4に記載の商品登録装置。
JP4326830A 1992-10-21 1992-12-07 商品登録装置 Pending JPH06187571A (ja)

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