JPH06187309A - プロセッサ割付制御方式 - Google Patents

プロセッサ割付制御方式

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JPH06187309A
JPH06187309A JP4339982A JP33998292A JPH06187309A JP H06187309 A JPH06187309 A JP H06187309A JP 4339982 A JP4339982 A JP 4339982A JP 33998292 A JP33998292 A JP 33998292A JP H06187309 A JPH06187309 A JP H06187309A
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job
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JP4339982A
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English (en)
Inventor
Satoshi Yoshizawa
聡 吉沢
Masahiko Yamauchi
雅彦 山内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】動画像データ等の連続的なデータを処理対象と
するジョブの全体的な実行性能を向上する。 【構成】複数の並列処理タスクを組み合わせ、ジョブを
実行するネットワーク計算機システムに於いて、タスク
負荷情報管理テーブルを保持するタスク負荷情報管理手
段と、上記管理テーブルに格納された処理負荷情報,通
信負荷情報と、ジョブに対する入力のデータ量、及び操
作者が指定したパラメータ値を基に、各並列処理タスク
の負荷を算出するタスク負荷算出手段とを設け、上記算
出結果を基に各並列処理タスクに割り付けるプロセッサ
の個数を制御する。 【効果】各並列処理タスク間の実行時間差を減少でき、
プロセッサの利用率、およびジョブ全体の実行性能が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネットワークで結合され
た複数の計算機で構成されるネットワーク計算機システ
ムのプロセッサ割付方式に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連する技術としては、特開平
3−12770号公報を挙げることができる。本従来例では、
複数の計算機を一括して制御し、また計算機間で分散格
納されたデータの管理も容易に行える様にして、計算機
システム全体の総合的な処理能力を使用することによっ
て効率良くユーザのタスクを遂行することが行われてい
る。
【0003】一方、複数のタスクを組み合わせて一つの
ジョブとして実行する方法は、UNIX;石田晴彦著(共立
出版)第1章にある様に、シェエル・コマンド・インタ
プリタ上で、「|」を区切り記号としてコマンドを組み
合わせて入力することによって、複数の処理を組み合わ
せて実行することのできるパイプライン機構が挙げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークで結合さ
れた複数の計算機で構成されるネットワーク計算機シス
テムに於いて、複数の並列処理タスクをパイプライン状
に組み合わせて構成したジョブを実行する場合、ジョブ
の全体的な実行性能は、組み合わせた並列処理タスクの
中で最も処理時間の長いタスクに制限される。
【0005】そのため、複数の並列処理タスクを、例え
ば、それぞれを同一個数のプロセッサ上に割り付けて、
パイプライン状に組み合わせて処理を実行した場合、処
理時間の短い並列処理タスクが割り付けられたプロセッ
サに於いて、待ち時間が発生し、全体的な処理効率が低
下する。
【0006】更に、組み合わせた並列処理タスクの中で
最も処理時間の長いタスクに対する入力データが未処理
のまま、そのタスクが割り付けられたプロセッサの計算
機内に蓄積されることになる。各計算機への入力はシス
テム内のネットワークを通じた通信で行われるが、この
蓄積量が一定値(ネットワーク受信用バッファの容量)を
越えるとネットワークからの通信データを計算機内に取
り込めなくなる場合が生じ、結果として通信のリトライ
が発生することになる。そのためネットワーク・トラフ
ィックが増加することになり、並列処理タスクの中で行
っている通信処理の性能も劣化する。従って、最も処理
時間の長いタスクに要する処理時間が更に延長されるこ
ととなり、更にネットワーク・トラフィックが増加する
結果、システムが、ポジティブ・フィードバック状態に
陥る可能性すら存在する。また並列処理タスクの終了が
遅延されるということは、タスクの出力を入力とする並
列処理タスクに対するデータの供給が遅延されることを
意味し、プロセッサ待ち時間が増加する。
【0007】以上の様に、複数の並列処理タスクをパイ
プライン状に組み合わせて構成したジョブを実行する場
合、並列処理タスク間での実行時間の差異が顕著である
と、システムの全体性能が極端に劣化する可能性があ
る。
【0008】本発明の目的は、ネットワークで結合され
た複数の計算機で構成されるネットワーク計算機システ
ムに於いて、複数の並列処理タスクがパイプライン状に
組み合わせられて構成されたジョブを実行する場合の、
ジョブの全体的な実行性能を向上することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では以下のタスク負荷情報管理手段,タスク
負荷算出手段,プロセッサ制御割付制御手段を設ける。
【0010】タスク負荷情報管理手段は、各並列処理タ
スクの処理負荷情報、また通信負荷情報を管理する。タ
スク負荷算出手段は、タスク負荷情報管理手段の管理す
る各並列処理タスクの処理負荷情報,通信負荷情報や、
タスク起動時に操作者によって入力されたパラメータ等
を基に、各タスクの負荷を算出する。プロセッサ割付制
御手段は、タスク負荷算出手段が算出した各タスクの負
荷情報を基にして、各並列処理タスクの実行時間が同等
となる様に、各タスクに対するプロセッサの割付個数を
制御する。更に、プロセッサ割付指定手段を設けること
によって、操作者が特定の並列処理タスクに対して割り
付けるプロセッサの個数を指定することができる。この
場合、プロセッサ割付制御手段は、タスク負荷算出手段
の算出結果と共に、プロセッサ割付指定手段を通じて指
定された値を用いて、他の並列処理タスクに対するプロ
セッサの割付個数を決定する。
【0011】また、プロセッサ総数管理手段を設けるこ
とによって、ジョブが使用するプロセッサ個数の総数を
制限できる様にする。この場合、プロセッサ割付制御手
段は、タスク負荷算出手段の算出結果と共に、プロセッ
サ総数管理手段によって指定された値を用いて、他の並
列処理タスクに対するプロセッサの割付個数を決定す
る。
【0012】
【作用】本発明によれば、ネットワークで結合された複
数の計算機で構成されたネットワーク計算機システムに
於いて、複数の並列処理タスクをパイプライン状に組み
合わせて構成したジョブを実行する場合に、ジョブを構
成する各並列処理タスクの実行時間が同等となるため、
特定のプロセッサに於いて生じる待ち時間が減少し、ま
たネットワークに対する負荷が極端に増加する可能性も
減少する。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す、ネットワー
ク計算機システム100のブロック図である。ネットワ
ーク計算機システム100は、複数の計算機101をネ
ットワーク102で結合した構成を持つ。
【0014】計算機101に於いて、103は各構成ブ
ロック間の命令及びデータの伝送路であるシステムバ
ス、104は後述する処理を行うプロセッサ、105は
この処理を記述したプログラム等を格納する磁気ディス
ク装置等の補助記憶装置、106は処理実行中にそのプロ
グラムやデータを格納するメインメモリ、107はネッ
トワーク102との入出力を制御するネットワーク・ア
ダプタである。
【0015】また108はネットワーク計算機システム
100と外部の計算機を接続するための外部ネットワー
クであり、ネットワーク計算機システム100内の一つ
以上の計算機101が接続されている。外部ネットワー
ク108を通じてネットワーク計算機システム100
と、端末装置,大容量ディスク装置(ファイル・サーバ)
等が接続される。
【0016】尚、図1では省略しているが、計算機10
1では、表示装置,キーボードやマウス等の入出力装置
がシステムバス103に接続されていても良い。
【0017】また、ネットワーク計算機システム100
内の全ての計算機101に於いて、補助記憶装置105
が接続されている必要はない。この場合、プログラム等
のメインメモリ106への格納は、補助記憶装置を有す
る他の計算機から、ネットワーク102,ネットワーク
・アダプタ107,システムバス103を通じて行う。
【0018】図2は、ネットワーク計算機システム10
0に於ける、複数の並列処理タスクを組み合わせたジョ
ブの実行状態を示すブロック図である。
【0019】図2に於いて、201はジョブを、202
は並列処理タスクを、203はジョブへの入力を、20
4は並列処理タスク間でのデータの流れを、また205
はジョブの出力を示す。本図に於いて、例えば、並列処
理タスク202(1)は、計算機101(1),101
(2),…,101(i)の各プロセッサ104(1),…,
104(i)によって実行されることを示す。また各並列
タスク202では、並列処理実行中にプロセッサ104
間で通信処理をネットワーク102を通じて行う。
【0020】尚、図2ではジョブ201はネットワーク
計算機システム100内の全ての計算機101を使用し
ているが、一部分の計算機101を使用して実行する場
合もある。
【0021】図2では、ジョブ201内の全ての並列処
理タスク202(1),…,202(j)が同数の計算機10
1、即ち、同数のプロセッサ104によって実行されて
いる。そのためジョブ201の実行性能は、並列処理タ
スク202の中で最も実行時間の長くかかる並列処理タ
スクによって制限される。
【0022】図3は、図2で示したブロック図に対し
て、以下に実施例を説明する本発明によるプロセッサ割
付制御方式を適用した場合を示すブロック図である。
【0023】図3に於いて、例えば並列処理タスク20
2(2)の処理負荷は、202(1)の約二倍であるとす
る。この場合、202(1)と(2)の処理時間を同等と
するには、(2)に対するプロセッサ104の割り当て
を、図示した様に(1)の二倍にする必要がある。図3
に示した様に各並列処理タスク202に対するプロセッ
サ104の割り当てを制御することにより、プロセッサ
104に於ける待ち時間(アイドル時間)を減少するこ
とができ、ジョブ201の実行性能を向上することがで
きる。
【0024】以下、本発明のプロセッサ割付制御方式の
実施例を、さらに詳細に説明する。
【0025】図4は、本発明のタスク負荷情報管理手段
の保持するタスク負荷情報管理テーブルの一実施例を示
す説明図である。300のタスク負荷情報管理テーブル
に於いて、301にはネットワーク計算機システム10
0に於いて実行することの可能な全ての並列処理タスク
202の名称が記述されており、以下302には処理負
荷情報、また303には通信負荷情報が、それぞれの並
列処理タスク202について記述されている。
【0026】302(a)には、並列処理タスクを実行す
る際に発生する処理負荷のうち、各プロセッサ104に
割り当てられたデータ量に依存する部分が記述されてい
る。図4に示した304のエントリ例では、一データ単
位当りに対して実行する必要のある演算ステップ数がF
LOP数(FLoating OPeration:浮動小数点演算数)で
記述されている。従って、この数値に各プロセッサ10
4に割り当てられるデータ量を乗じることによって、処
理負荷値を求めることができる。304では、処理負荷
値が割り当てデータ量に比例する場合を示したが、例え
ば、データ量の二乗に比例する場合や、平方根に比例す
る場合には、その様に記述する。更に、データ量がある
特定の値よりも小さければ処理負荷はデータ量に比例す
るが、その値を越えると処理負荷が極端に増加する場合
がある。これは、例えば、仮想記憶を有するシステムに
於いて、メインメモリ6の容量を超過するデータ量に対
する処理を行う場合、メインメモリ6上に格納しきれな
いデータを一時的に補助記憶装置105に退避する「ペ
ージング処理」が発生する場合に生じる。この場合30
2(a)には、データ量のしきい値と共に、データ量がし
きい値以下及び以上の場合についての処理負荷情報を記
述しておけば良い。更に302(a)に、データ量と処理
負荷の関係を記述した数値表を入れておいても良い。
【0027】302(b)には、並列処理タスク202の
起動時に与えられたパラメータに依存する処理負荷に関
する情報が記述されている。304の例では、タスクの
処理負荷は要求される計算精度に比例すると記述されて
いる。ここでも302(a)の場合と同様に、パラメータ
値と処理負荷の関係を記述した数値表を入れておいても
良い。
【0028】303(b)には、並列処理タスクを実行す
る際に発生する通信負荷のうち、各プロセッサ104に
割り当てられたデータ量に依存する部分が記述されてい
る。図4に示した304のエントリ例では、通信負荷は
割り当てられたデータ量の平方根に比例すると記述され
ている。ここでも302(a)の場合と同様に、しきい値
を含めた複合的な条件を記述したり、またデータ量と通
信負荷の関係を記述した数値表を入れておいても良い。
【0029】303(b)には、並列処理タスク202の
起動時に与えられたパラメータに依存する通信負荷に関
する情報が記述されている。304の例では、タスクの
通信負荷は与えられたパラメータに非依存であると記述
されているが、302(b)と同様の記述ができる。
【0030】図5は、本発明によるプロセッサ割付制御
手段の一実施例を示す、フローチャートである。
【0031】ステップ401に於いて、システム操作者
はネットワーク計算機システム100に対してジョブ20
1の起動を指示する。本ステップに於いて、ジョブ20
1を構成する複数の並列処理タスク202、及びジョブ
201に対する入出力データ203及び205が指定さ
れる。また各並列処理タスク202に対するパラメータ
の指定も、本ステップに於いて操作者によって行われ
る。尚、ステップ401の具体的な実施例は、図6を用
いて後で説明する。
【0032】ステップ402では、ステップ401で起
動が指示された全ての並列処理タスク202について、
処理負荷情報302、及び通信負荷情報303をタスク
負荷情報管理テーブル300から読み出す。
【0033】ステップ403では、ステップ402で読
み出した負荷情報302及び303を基に、各並列処理
タスク202について、それぞれを予め定められたプロ
セッサ数に割り当てた場合の処理負荷を算出する。
【0034】ステップ404では、ステップ403で算
出した各並列処理タスク202の処理負荷を比較し、並
列処理タスク202間の処理負荷の格差が減少する様
に、各タスクへのプロセッサ割り当て数を調整する。即
ち、処理負荷の低いタスクに対しては割り当てるプロセ
ッサ数を減じ、逆に処理負荷の高いタスクに対しては割
り当てるプロセッサ数を増やす。この処理を、並列処理
タスク202間の処理負荷の格差が予め定められた値よ
りも小さくなるまで繰り返し実行する。
【0035】ステップ405では、ステップ404で求
めた各並列処理タスク202に対する割り当てプロセッ
サ数を基に、全タスクをネットワーク計算機システム1
00上で起動する。これにより、ステップ401でシス
テム操作者によって起動の指示されたジョブ201が、
図3で示した形式で実行される。
【0036】尚、ステップ403では、最初に各並列処
理タスク202について、それぞれを予め定められたプ
ロセッサ数に割り当てて処理負荷の算出を行った。ここ
で予めプロセッサ数を定めておくのではなく、ジョブ2
01に対する入力データ203の単位時間当りの入力デー
タ量に応じて、最初に割り当てるプロセッサ数を決めて
も良い。
【0037】即ち、ステップ403では、各並列処理タ
スク202に割り当てるプロセッサ数を、ジョブ201
の中で最初に処理を行う並列処理タスク202(1)の単
位時間当りの処理データ量が、ジョブ201への入力デ
ータ203の単位時間当りの入力データ量と同等のなる
様に求める。その上でここで求めたプロセッサ数を、各
並列処理タスク202に割り当てた場合の処理負荷を算
出する。以下、ステップ404と405については、上
で説明したのと同様に実行する。
【0038】また、タスク負荷情報管理テーブル300
に、並列処理タスク202毎に初期割り当てプロセッサ
数の情報も蓄積しておき、ステップ403ではこの情報
を基にそれぞれのタスクに対してプロセッサ割り当てを
行っても良い。この時に、初期割り当て情報に対して一
括して予め定められた数を乗じて用いても良い。
【0039】更に、並列処理タスク202(1)の単位時
間当りの処理データ量が、ジョブ201への入力データ
203の単位時間当りの入力データ量と同等のなる様に
求めた処理で、先ず並列処理タスク202(1)に対して
算出した割り当てプロセッサ数と、タスク負荷情報管理
テーブル300から読み出した202(1)に対する初期
割り当て情報の比を取り、202(1)以外の各並列処理
タスク202に関してそれぞれの初期割り当て情報を乗
じて、各タスクに対して最初に割り当てるプロセッサ数
を決めても良い。尚、この場合にも、ステップ404と
405については、説明したのと同様に実行するが、ス
テップ404に移る以前に既に求めようとする解に近い
割り当てが行われているため、ステップ404に於ける
プロセッサ割付制御の高速化を図ることができる。
【0040】図6は、本発明に於ける複数の並列処理タ
スク202を組み合わせたジョブ201を、ネットワー
ク計算機システム100の操作者が起動する手段の一実
施例を示すブロック図である。
【0041】図6に於いて、501は端末装置、502
はマウス等の入力装置である。尚、端末装置501はネ
ットワーク計算機システム100内の計算機101の中
の一台のシステムバス103に直接接続されていても良
いし、またネットワーク計算機システム100の外部ネ
ットワーク108を通じて100と接続されていても良
い。
【0042】操作者はマウス502によって端末装置5
01上に表示されたマウス・カーソル503を操作し、
また、キーボード等の入力装置も併用して、表示オブジ
ェクト504〜506に対する操作を行う。
【0043】表示オブジェクト504は、ジョブ201
に対する入力203を表す。図6では、磁気テープを想
定しているが、これは506の様な磁気ディスク装置や
ビデオテープ等であっても良い。更に、テレビ・カメラ
を直接接続することも考えられる。
【0044】ここで、入力203の単位時間当りのデー
タ量及び一処理当りのデータ量(図7に示して後述する
動画像データ600の場合にはフレーム・データ601
に相当する)は、表示オブジェクト504の属性として
保持されている。但し、入力装置が磁気ディスク装置等
の場合には、前者の単位時間当りのデータ量は使用され
ないが、入力装置がビデオ・カメラ等の場合には、ジョ
ブ201の実行速度を入力の速度に合わせる必要がある
ので、プロセッサ割付手段によって使用される。
【0045】表示オブジェクト505は、並列処理タス
ク202を表す。また表示オブジェクト505間の矢印
は、入出力204を表す。本例で、表示オブジェクト5
05(1)の出力は、表示オブジェクト505(2)及び
(3)で表される二つの並列処理タスクに対して送出さ
れる。また表示オブジェクト505(4)は二つのデータ
を入力として受けるタスクを表している。
【0046】また表示オブジェクト506は、ジョブ2
01の出力205を表す。図6では、磁気ディスク装置
を想定しているが、ここでも504と同様に種々の装置
を接続することが考えられる。また、ビデオ・モニタ等
を、直接、接続することも考えられる。
【0047】操作者はマウス502等を用いて、これら
の表示オブジェクトに対して移動等操作を行い、所望の
組み合わせを構成して、ジョブ201を指定する。この
際、各表示オブジェクト505には、パラメータ入力領
域を用意しておき、操作者がそれらの領域にキーボード
等を使って数値データ等を入力することによって、パラ
メータの入力ができる様にしておく。
【0048】図7は、本発明のジョブ201の処理対象
となるデータの一実施例を、動画像データを例に示す説
明図である。動画像データ600は、複数のフレーム・
データ601によって構成される。図7に於いて、奥行
き方向、即ち、フレーム・データ601の重なり方向に
時間軸が取られている。
【0049】動画像データ600に対する処理は、各フ
レーム・データ601の単位で実行される。フレーム・
データ601を並列処理タスク202に於いて処理する
場合、タスクの処理を担当する各プロセッサには、例え
ば、四つのプロセッサが割り当てられている場合には6
02に相当する領域が、また十六のプロセッサが割り当
てられている場合には603に相当する領域が入力とし
て与えられる。
【0050】この様な方法でフレーム・データを分割
し、複数プロセッサ上に分配するが、各演算担当領域の
処理に他プロセッサに分配されたデータを使用する場合
がある。特にこれは隣接するデータ領域の境界データに
対する場合が多く、604で示した部分でプロセッサ間
でのデータの交換が必要となる。このデータ交換は、ネ
ットワーク102を経由してプロセッサ101間で行わ
れる。また、その通信量や、通信頻度は、並列処理タス
ク202毎に異なる。図4のタスク負荷情報管理テーブ
ル302の通信負荷情報303は、以上に起因した項目
である。
【0051】また組み合わされた全ての並列処理タスク
202に於いて、処理の対象とするフレーム・データ6
01の大きさが同一である必要はない。これは、例え
ば、タスクの一つが縮小・拡大処理等の場合に発生する
が、図5のタスク負荷算出ステップ403に於いて、各
タスクへの入力データ容量を基にタスク負荷を算出し、
プロセッサ割付制御ステップ404で処理する。
【0052】図8は、プロセッサ割付制御手段の他の一
実施例を示す、フローチャートである。本図に於いて、
処理ステップ401〜405は、図5に示したフローチ
ャートと同様の処理を行うステップである。尚、以下で
説明するステップ406及び407は独立に、或いは同
時に実施することができる。
【0053】ステップ406では、操作者が特定の並列
処理タスク202に対して割り付けるプロセッサ数を任
意に指定できる様にする。尚、本ステップは図6で示し
た様な手段に於いて、操作者によって入力されるもので
ある。以下ステップ404では、操作者によって指定さ
れたタスクに割り当てられたプロセッサ数を固定し、他
のタスクに対するプロセッサ割り当てを算出する。
【0054】ステップ407では、ジョブ202を実行
するためにネットワーク計算機システム100内で割り
当てることのできるプロセッサ101の総数の上限値を
取得する。以下、ステップ404では、この上限値を越
えない範囲でプロセッサ割付制御を行う。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ネットワークで結合さ
れた複数の計算機で構成されるネットワーク計算機シス
テムに於いて、複数の並列処理タスクをパイプライン状
に組み合わせて構成したジョブを実行する場合に、ジョ
ブを構成する各並列処理タスクの実行時間が均一となる
ため、特定のプロセッサに於いて生じる待ち時間が減少
し、またネットワークに対する負荷が極端に増加する可
能性も減少するので、プロセッサの利用率が向上し、ま
た特定のタスクによるパイプライン状の処理に対する停
滞が生じ難くなるため、ジョブ全体の実行性能が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のネットワーク計算機システ
ムのブロック図。
【図2】本発明の複数並列処理タスクを組み合わせたジ
ョブの実行を示すブロック図。
【図3】本発明の複数並列処理タスクを組み合わせたジ
ョブの実行の一実施例を示すブロック図。
【図4】本発明のタスク負荷情報管理手段の保持するタ
スク負荷情報管理テーブルの説明図。
【図5】本発明のプロセッサ割付制御手段の一実施例を
示すフローチャート。
【図6】本発明の複数並列処理タスクを組み合わせたジ
ョブを操作者が起動する手段の一実施例を示すブロック
図。
【図7】本発明の複数並列処理タスクを組み合わせたジ
ョブの処理対象となるデータの一実施例を示す説明図。
【図8】本発明のプロセッサ割付制御手段の一実施例を
示すフローチャート。
【符号の説明】
100…ネットワーク計算機システム、101…計算
機、102…ネットワーク、201…ジョブ、202…
並列処理タスク、203〜205…入出力データ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の計算機をネットワークで結合したネ
    ットワーク計算機システムに於いて、複数の計算機を用
    いた並列処理タスクを複数組み合わせて一つのジョブを
    実行する際に、前記各並列処理タスクに対して予め登録
    された処理負荷情報を基に、前記複数の並列処理タスク
    の実行時間が同等となる様に、前記各並列処理タスクに
    対して割り付けるプロセッサの個数を決定することを特
    徴とするプロセッサ割付制御方式。
  2. 【請求項2】請求項1に於いて、処理負荷情報、及び各
    並列処理タスクに対して操作者が指定したパラメータに
    応じて、前記各並列処理タスクの処理負荷を算出し、複
    数の並列処理タスクの実行時間が同等となる様に、各並
    列処理タスクに対して割り付けるプロセッサの個数を決
    定するプロセッサ割付制御方式。
  3. 【請求項3】請求項1に於いて、処理負荷情報に加えて
    各並列処理タスクに対して予め登録された通信負荷情報
    を基に、前記複数の並列処理タスクの実行時間が同等と
    なる様に、各並列処理タスクに対して割り付けるプロセ
    ッサの個数を決定するプロセッサ割付制御方式。
  4. 【請求項4】請求項3に於いて、通信負荷情報、及び各
    並列処理タスクに対して操作者が指定したパラメータに
    応じて、前記各並列処理タスクの処理負荷を算出し、前
    記複数の並列処理タスクの実行時間が同等となる様に、
    各並列処理タスクに対して割り付けるプロセッサの個数
    を決定するプロセッサ割付制御方式。
  5. 【請求項5】請求項1に於いて、操作者が前記複数の並
    列処理タスクのうち少なくとも一つの並列処理タスクに
    対して割り付けるプロセッサの個数を指定すると、前記
    複数の並列処理タスクの実行時間が同等となる様に、前
    記ユーザがプロセッサの割り付け個数を指定した以外の
    各並列処理タスクに対して割り付けるプロセッサの個数
    を決定するプロセッサ割付制御方式。
  6. 【請求項6】請求項1に於いて、前記複数の並列処理タ
    スクに対して割り付けることの可能なプロセッサの合計
    個数が予め定められている場合に、前記複数の並列処理
    タスクの実行時間が同等、かつ割り付けられるプロセッ
    サの合計個数が最大となる様に、各並列処理タスクに対
    して割り付けるプロセッサの個数を決定するプロセッサ
    割付制御方式。
  7. 【請求項7】請求項1に於いて、前記複数の並列処理タ
    スクに対して連続的に入力されるデータの入力速度に応
    じて、前記複数の並列処理タスクの実行時間が同等、か
    つ入力データの入力速度と前記複数の並列処理タスク間
    の入出力速度が同等となる様に、各並列処理タスクに対
    して割り付けるプロセッサの個数を決定するプロセッサ
    割付制御方式。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1015785A (ja) * 1996-06-28 1998-01-20 Hitachi Ltd 生産計画方法及び生産計画システム
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