JPH0512228A - 分散処理システム - Google Patents

分散処理システム

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JPH0512228A
JPH0512228A JP3148958A JP14895891A JPH0512228A JP H0512228 A JPH0512228 A JP H0512228A JP 3148958 A JP3148958 A JP 3148958A JP 14895891 A JP14895891 A JP 14895891A JP H0512228 A JPH0512228 A JP H0512228A
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processing
information
load
information processing
operation amount
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JP3148958A
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English (en)
Inventor
Hideki Kuwamoto
英樹 桑本
Takao Iwatani
隆雄 岩谷
Tomoya Ozaki
友哉 尾崎
Masaki Fujiwara
正樹 藤原
Hitoshi Tamura
等 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】複数の情報処理装置からなる分散処理システム
において、利用者の入力が多い処理を実行中の情報処理
装置の負荷の増大を防止する。 【構成】分散処理システムにおいて、処理を要求された
場合に、要求された処理を依頼可能な情報処理装置の加
重負荷値を問い合わせ、該処理を振り替えて実行する情
報処理装置を選択する依頼WS選択部500、および、
選択された情報処理装置に対して、処理プログラムの実
行を依頼する処理依頼部700を有する処理プログラム
実行部400と、自情報処理装置の加重負荷値を計算す
る加重負荷値計算部100と、加重負荷値の問い合わせ
を受信した場合に、自情報処理装置の加重負荷値を返送
する負荷回答部600と、処理プログラムの実行を依頼
された場合に、これを実行し、結果を返送する依頼実行
部800とを、各情報処理装置に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意の情報処理装置に
依頼された処理を他の情報処理装置に振り替えて実行す
る分散処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の情報処理装置をLAN(Lo
cal Area Networks)等の通信回線で互いに接続するシ
ステムが多く見られるようになった。そして、ある情報
処理装置が要求された処理を他の情報処理装置に振り替
えて実行するようなことが可能になった。
【0003】このようなシステムの一例としては、特開
昭62−135951号公報に記載されているようなも
のがある。つまり、処理を要求された情報処理装置が、
LANに接続されている情報処理装置の中から、最も負
荷の軽い情報処理装置を選択し、要求された処理を、選
択された情報処理装置に振り替えて実行する。これによ
り、LANに接続されている各情報処理装置間における
負荷の不均衡を少なくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、負荷の低い情報処理装置を選択するためのデータと
して、実行中の処理プロセスの数やハードウェア(例え
ば、中央処理ユニット(CPU)やディスク装置等)の
稼働率を用いていた。
【0005】一方、CAD(Computer Aided Design)
やワードプロセッサ等の処理プログラムを実行中の情報
処理装置は、利用者の操作入力を待つ入力待ちの状態、
つまり、CPUやディスク装置が動作していない時間が
多く、実行中の処理プロセスの数やハードウェアの稼働
率で表される情報処理装置の負荷は低い値で示される。
よって、そのような情報処理装置は、負荷の低い情報処
理装置とみなされ、処理の振り替え先として選択され
る。そして、他の情報処理装置から処理が振り替えら
れ、該情報処理装置のCPUやディスク装置の負荷が増
大する。
【0006】CAD,ワードプロサッセ等の操作入力が
多い処理プログラムは、入力待ちの状態では、情報処理
装置の負荷を増大させないが、入力が行われた時点で
は、該情報処理装置に大きな負荷となる場合が多い。こ
のように、振り替えられた他の処理による負荷の増大に
より、CAD,ワードプロセッサ等の処理プログラムの
処理性能が低下し、利用者の操作入力に対する応答時間
が長くなって使い勝手が悪くなるという問題点があっ
た。
【0007】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決し、分散処理システムにおいて、要求された処理の振
り替え先となる情報処理装置を選択するときに、利用者
の操作入力が多い処理プログラムを実行中の情報処理装
置は、例えば、選択の対象から除外したり、選択の優先
順位を低くすることで、該情報処理装置に処理が振り替
えられる機会を低減して、負荷の増大を防止し、利用者
の操作入力に対する応答時間を短いまま保ち、使い勝手
を良好に保つことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の情報処理装置が互いに接続され、
ある情報処理装置に要求された処理を負荷の少ない他の
情報処理装置に振り替えることが可能な分散処理システ
ムにおいて、操作入力の多い処理を実行中の情報処理装
置が処理の振り替え先として選択される優先順位を低く
するようにしたり、操作入力の多い処理を実行中には、
他の情報処理装置からの処理要求の受付けを禁止するよ
うにしたり、操作入力の多い処理を実行中の情報処理装
置へ処理を振り替えることを禁止したりするようにす
る。
【0009】そして、操作入力の多い処理を実行中の情
報処理装置が処理の振り替え先として選択される優先順
位を低くするために、操作入力の多い処理を実行中の情
報処理装置の負荷を実際より高い値とするようにする。
【0010】具体的には、本発明は、複数の情報処理装
置が互いに接続され、ある情報処理装置に要求された処
理を他の情報処理装置に振り替えることが可能な分散処
理システムにおいて、各情報処理装置に、以下に述べる
手段を設けるようにしている。
【0011】(1)各処理の処理プロセスごとに、該処
理プロセスが利用者の操作入力が多いか否かまたはその
程度を表わす操作量情報を記憶している操作量記憶手段
と。
【0012】(2)自情報処理装置で実行中の処理プロ
セスに対応する操作量情報を上記操作量記憶手段から取
得する操作量情報取得手段。
【0013】(3)自情報処理装置におけるハードウェ
アの稼働率により自情報処理装置の負荷を検出する負荷
検出手段。
【0014】(4)処理の振り替え先として選択できる
情報処理装置を記憶している選択可能装置記憶手段。
【0015】(5)上記選択可能装置記憶手段に記憶さ
れている情報処理装置に、該情報処理装置で実行中の処
理プロセスに対応する操作量情報を問い合わせる操作量
情報問い合わせ手段。
【0016】(6)上記選択可能装置記憶手段に記憶さ
れている情報処理装置に、該情報処理装置の負荷を問い
合わせる負荷問い合わせ手段。
【0017】(7)上記負荷問い合わせ手段により問い
合わせた負荷および上記操作量情報問い合わせ手段によ
り問い合わせた操作量情報に基づいて、上記選択可能装
置記憶手段に記憶されている情報処理装置の中から処理
の振り替え先の情報処理装置を選択する振り替え先装置
選択手段。
【0018】(8)上記振り替え先装置選択手段により
選択された情報処理装置に、要求された処理を依頼する
処理依頼手段。
【0019】(9)上記処理依頼手段により依頼された
処理の結果を取得する処理結果取得手段。
【0020】また、(3)の負荷検出手段の代わりに、
各処理の処理プロセスごとに、該処理プロセスが情報処
理装置に与える負荷の程度を表す負荷情報を記憶してい
る負荷記憶手段、および、自情報処理装置で実行中の処
理プロセスに対応する負荷情報を上記負荷記憶手段から
取得する負荷情報取得手段を設けてもよい。このとき、
(6)の負荷問い合わせ手段は、上記選択可能装置記憶
手段に記憶されている情報処理装置に、該情報処理装置
で実行中の処理プロセスに対応する負荷情報を問い合わ
せる負荷情報問い合わせ手段となる。
【0021】さらに、上記操作量情報取得手段が取得し
た操作量情報に基づいて、上記負荷情報取得手段が取得
した負荷情報を補正し、加重負荷情報を算出する加重負
荷情報算出手段を設け、(5)の操作量問い合わせ手段
および(6)の負荷問い合わせ手段の代わりに、上記選
択可能装置記憶手段に記憶されている情報処理装置に、
該情報処理装置の加重負荷情報を問い合わせる加重負荷
情報問い合わせ手段を設けてもよい。上記加重負荷情報
算出手段は、例えば、操作量が多い場合に、負荷を見か
け上多くするよう補正し、加重負荷情報を算出する。こ
のとき、(7)の振り替え先装置選択手段は、上記加重
負荷情報問い合わせ手段により問い合わせた加重負荷情
報に基づいて、上記選択可能装置記憶手段に記憶されて
いる情報処理装置の中から処理の振り替え先の情報処理
装置を選択することとなる。
【0022】なお、(7)の振り替え先装置選択手段
は、問いあわせた負荷/負荷情報および操作量情報に基
づいて、処理の振り替え先の情報処理装置を選択する場
合は、負荷が少なく、かつ、操作量が少ない情報処理装
置を優先的に、処理の振り替え先の情報処理装置として
選択する。また、操作量が多い情報処理装置を処理の振
り替え先の情報処理装置として選択することを禁止する
ようにしてもよい。
【0023】また、(7)の振り替え先装置選択手段
は、問いあわせた負荷加重情報に基づいて、処理の振り
替え先の情報処理装置を選択する場合は、加重負荷情報
の値が小さい情報処理装置を優先的に、処理の振り替え
先の情報処理装置として選択する。また、加重負荷情報
の値が大きい情報処理装置を処理の振り替え先の情報処
理装置として選択することを禁止するようにしてもよ
い。
【0024】さらに、上記加重負荷情報算出手段により
算出された加重負荷情報が所定の値を超えた場合に、要
求された処理を依頼されることを拒絶するか、または、
要求された処理を依頼される数を制限する処理制限手段
を設けてもよい。
【0025】
【作用】情報処理装置においては、処理を要求される
と、まず、上記負荷問い合わせ手段および上記操作量情
報問い合わせ手段が起動される。
【0026】上記負荷問い合わせ手段は、上記選択可能
装置記憶手段に記憶されている情報処理装置(処理を要
求された情報処理装置を含む。)に、該情報処理装置の
負荷を問い合わせる。上記操作量情報問い合わせ手段
は、上記選択可能装置記憶手段に記憶されている情報処
理装置(処理を要求された情報処理装置を含む。)に、
該情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応する操作
量情報を問い合わせる。
【0027】これらの問い合わせを受けた情報処理装置
においては、上記負荷検出手段および上記操作量情報取
得手段が起動される。
【0028】上記負荷検出手段は、自情報処理装置の負
荷を検出する。上記操作量情報取得手段は、上記操作量
記憶手段に記憶されている操作量情報の中から、自情報
処理装置で実行中のプロセスに対応する操作量情報を取
得する。そして、問い合わせ結果として、問い合わせ元
の情報処理装置に通知する。
【0029】処理を要求された情報処理装置において
は、問い合わせ結果を通知されると、上記振り替え先装
置選択手段,上記処理依頼手段,上記処理結果取得手段
が、順に起動される。
【0030】上記振り替え先装置選択手段は、問い合わ
せ結果に基づいて、負荷が少なく、かつ、操作量が少な
い情報処理装置を優先的に、処理の振り替え先の情報処
理装置として選択する。上記処理依頼手段は、要求され
た処理を、選択された情報処理装置に依頼する。上記処
理結果取得手段は、依頼した処理の結果を、該情報処理
装置から取得する。
【0031】また、上記振り替え先装置選択手段は、上
記加重負荷情報算出手段および上記加重負荷情報問い合
わせ手段を設けた場合は、問い合わせ元の情報処理装置
に通知する問い合わせ結果は、加重負荷情報となる。そ
こで、上記振り替え先装置選択手段は、加重負荷情報の
値が小さい情報処理装置を優先的に、処理の振り替え先
の情報処理装置として選択する。
【0032】なお、上記振り替え先装置選択手段は、操
作量が多い情報処理装置や加重負荷情報の値が大きい情
報処理装置を処理の振り替え先の情報処理装置として選
択することを禁止するようにしてもよい。
【0033】また、上記処理受付制限手段を設けた場合
は、上記処理受付制限手段は、上記加重負荷情報算出手
段により算出された加重負荷情報が所定の値を超えた場
合に、問い合わせ結果として、要求された処理を依頼さ
れることを拒絶する旨を通知したり、また、要求された
処理を依頼される数を制限するようにし、その数を超え
ると、問い合わせ結果として、要求された処理を依頼さ
れることを拒絶する旨を通知したりする。
【0034】このように、複数の情報処理装置が互いに
接続された分散処理システムにおいて、処理を要求され
た情報処理装置が、要求された処理の振り替え先の情報
処理装置を選択するときに、利用者の操作入力が多い処
理プロセスを実行中の情報処理装置の選択の優先順位を
低くしたり、利用者の操作入力が多い処理プロセスを実
行中の情報処理装置が処理の振り替えを拒絶したりする
ことで、そのような情報処理装置に処理が振り替えられ
る機会を低減することにより、該情報処理装置における
負荷の増大を防止して、利用者の操作入力に対する応答
時間を短いまま保ち、使い勝手を良好に保つことができ
る。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0036】まず、LANにより互いに接続された複数
のワークステーションからなるシステムに本発明を適用
した実施例について説明する。
【0037】図2は本実施例におけるワークステーショ
ンの接続関係を示す図である。
【0038】図2において、201a〜201dはワー
クステーション(WS)であり、LAN202によって
互いに接続されている。ワークステーション201a〜
201dは、文書を作成するワードプロセッサ,図面を
作成するCAD,ディジタル回路の論理シュミレーショ
ン等の各種処理プログラムを実行する。
【0039】図3(a)はワークステーション201a
〜201dのハードウェア構成を示す図である。
【0040】図3(a)において、10は中央処理ユニ
ット(CPU)であり、各種処理プログラムの実行およ
び周辺機器の制御を行う。11は主メモリ(MM)であ
り、各種処理プログラムおよびそれらの処理プログラム
に係るデータを格納する。12はビデオメモリ(VRA
M)であり、その内容をディスプレイ装置(CRT)1
5に表示する。13はキーボード(KB)であり、各種
処理プログラムにおける操作のための入力を行う。15
はCRTであり、各種処理プログラムの処理結果を表示
する。16は固定ディスク装置(HDD)であり、各種
処理プログラムやデータの読出しや書き込みを行う。1
7はプリンタ(PRT)であり、各種処理プログラムの
処理結果を印字する。18は通信制御ユニット(CDR
V)であり、LAN202を介して他のワークステーシ
ョン201との通信を行う。19はこれらの周辺機器1
1〜18とCPU10との間のデータ転送を行うための
バスである。
【0041】図3(b)はワークステーション201a
〜201dの分散処理に係るソフトウェア構成を示す図
である。
【0042】図3(b)において、100は加重負荷値
計算部、400は処理プログラム実行部、500は依頼
ワークステーション(WS)選択部、600は負荷回答
部、700は処理依頼部、800は依頼実行部であり、
これらは、実際には、プログラムとして、図3のMM1
1やHDD16に格納されており、CPU10がこれら
のプログラムを実行することにより、本実施例の分散処
理が実現される。
【0043】次に、本実施例で用いる各種テーブルにつ
いて説明する。
【0044】図9はプログラム属性テーブルの構成を示
す図である。
【0045】プログラム属性テーブル900は、各ワー
クステーション201で実行される各種処理プログラム
に関する情報を記述したものであり、プログラム名称9
10とプログラムタイプ920とから構成されている。
【0046】プログラムタイプ920は、対応する処理
プログラムが、CAD,ワードプロセッサ等の操作入力
が多い処理プログラムであるか、一般の処理プログラム
であるかの区別が記述されている。なお、ここでは、処
理プログラムを識別するためにプログラム名称910を
用いたが、プログラム番号等の、処理プログラムを唯一
に識別できるものであればよい。
【0047】また、プログラムタイプ920として、操
作入力が多い処理プログラムであるか、一般の処理プロ
グラムであるかの区別を記述したが、処理プログラムに
おける操作入力の多さの程度を示す値を記述してもよ
い。操作入力の多さの程度を示す値としては、例えば、
操作入力の多さを0〜1の数値で表した操作量係数が挙
げられる。なお、0は操作入力がないことを示し、1は
処理の大部分が操作入力であることを示す。CAD,ワ
ードプロセッサ等の操作入力が多い処理プログラムは、
操作量係数が1に近く、プログラミング言語のコンパイ
ラやディジタル回路の論理シミュレーション等の操作入
力が少ない処理プログラムは、操作量係数が0に近くな
る。
【0048】また、プログラムタイプ920として、処
理プログラムがワークステーション201に与える負荷
の程度を示す値を記述し、操作入力が多い処理プログラ
ムの場合は、負荷の程度を割増した値としてもよい。
【0049】さらに、プログラムタイプ920として、
処理プログラムがワークステーション201に与える負
荷の程度を示す値と、操作入力の多さの程度を示す値と
の両方を記述してもよい。
【0050】図10は選択可能ワークステーション(W
S)テーブルの構成を示す図である。
【0051】選択可能WSテーブル1000は、処理プ
ログラムを他のワークステーション201に振り替えて
実行する場合に、振り替え先として選択できるワークス
テーション201に関する情報を記述したテーブルであ
り、ワークステーション(WS)名称1010から構成
されている。なお、ここでは、ワークステーション20
1を識別するためにWS名称1010を用いたが、LA
N202上のアドレス等の、ワークステーション201
を唯一に識別できるものであればよい。
【0052】また、選択可能WSテーブル1000は、
図12に示すような構成とすることもできる。つまり、
LAN202で接続されている全てのワークステーショ
ン201のWS名称1010を記述し、選択可能フラグ
1020で、各ワークステーション201が、処理プロ
グラムの振り替え先として選択できるか否かを記述す
る。
【0053】また、選択可能WSテーブル1000は、
図16に示すような構成とすることもできる。つまり、
処理プログラムのプログラム名称1030を記述し、各
処理プログラムごとに、該処理プログラムを振り替え先
として選択できるワークステーション201のWS名称
1010を記述する。この方法は、ワークステーション
201ごとの処理性能が著しく異なる場合や、ベクトル
プロセッサを搭載したワークステーション201が存在
する場合など、処理プログラムごとに、その処理プログ
ラムの実行に適したワークステーション201が存在す
る場合に有効である。
【0054】また、選択可能WSテーブル1000を設
けずに、処理プログラムの振り替え元となるワークステ
ーション201が、各ワークステーション201に、処
理の振り替えが可能であるかを問い合わせるようにして
もよい。
【0055】図11はワークステーション(WS)負荷
テーブルの構成を示す図である。
【0056】WS負荷テーブル1100は、各ワークス
テーション201における負荷の大小を記述するテーブ
ルであり、WS名称1110と各ワークステーション2
01における負荷の大小を示す加重負荷値1120とか
ら構成されている。図11においては、加重負荷値11
20として、実行中のプロセスの数を記述している。な
お、ここでは、ワークステーション201を識別するた
めに、WS名称1110を用いたが、LAN202上の
アドレス等の、ワークステーション201を唯一に識別
できるものであればよい。
【0057】また、ここでは、加重負荷値1120とし
て、実行中のプロセスの数を記述したが、CPU10ま
たはCDRV18の動作率や、バス19のトラフィック
を記述してもよい。
【0058】以上説明した各テーブルは、図3(a)の
MM11に格納されており、分散処理時に参照される。
【0059】次に、本実施例の分散処理における処理の
振り替え手順の例を、図1および図4〜図8を用いて説
明する。
【0060】図4は本実施例の分散処理の概要を示す図
である。
【0061】ワークステーション201においては、利
用者のコマンド入力等によって処理プログラムの実行が
指示されると、該処理プログラムを実行するための処理
プログラム実行部400が起動される。
【0062】処理プログラム実行部400では、まず、
依頼WS選択部500が起動される。依頼WS選択部5
00は、依頼可能なワークステーション201(自ワー
クステーション201も含める。)に対し、該ワークス
テーション201の負荷状態を問い合わせる負荷問い合
わせ要求を送信する。
【0063】負荷問い合わせ要求を受信したワークステ
ーション201においては、負荷回答部600が起動さ
れる。負荷回答部600は、自ワークステーション20
1の負荷状態を、問い合わせ元のワークステーション2
01に返送する。
【0064】なお、返送する負荷状態は、加重負荷値計
算部100によって計算され、加重負荷値テーブル15
0に格納された加重負荷値を用いて示す。加重負荷値計
算部100は、自ワークステーション201において各
処理プログラムが起動される度に実行され、その時の自
ワークステーション201の負荷状態を示す加重負荷値
を計算し、加重負荷値テーブル150に格納する。
【0065】問い合わせ元のワークステーション201
においては、依頼WS選択部500は、受信した各ワー
クステーション201の加重負荷値から、負荷の最も小
さいワークステーション201を、該処理プログラムを
実行するワークステーション201として決定し、続い
て、処理依頼部700が起動される。処理依頼部700
は、依頼WS選択部500が決定したワークステーショ
ン201に対し、該処理プログラムの実行を依頼する。
【0066】該処理プログラムの実行を依頼されたワー
クステーション201においては、依頼実行部800が
起動される。依頼実行部800は、依頼された処理プロ
グラムを実行した後、その結果を依頼元のワークステー
ション201に返送する。
【0067】依頼先のワークステーション201から実
行結果を返送されたワークステーション201において
は、その実行結果を表示することにより、利用者に通知
する。
【0068】このようにして、処理プログラムの実行は
負荷の最も小さいワークステーション201において行
われ、各ワークステーション201a〜201dの負荷
を平均化することができる。そして、LAN202によ
って互いに接続されたワークステーション201a〜2
01dからなる分散処理システムの稼働効率を向上する
ことができる。
【0069】なお、各ワークステーション201におい
ては、処理プログラム実行部400(依頼WS選択部5
00および処理依頼部700),負荷回答部600,加
重負荷値計算部100,依頼実行部800、および、各
種処理プログラムが、マルチタスク・オペレーティング
・システム・プログラムによって制御され、マルチタス
クの環境下で実行される。
【0070】次に、依頼WS選択部500,負荷回答部
600,加重負荷値計算部100,処理依頼部700,
依頼実行部800の処理について詳細に説明する。
【0071】図5に依頼WS選択部500の処理の流れ
を示す。
【0072】依頼WS選択部500は、まず、自ワーク
ステーション201が処理プログラムを依頼することが
できるワークステーション201のWS名称1010が
記述されている依頼可能WSテーブル1000を読み出
す(ステップ501)。そして、依頼可能WSテーブル
1000に記述されている依頼可能なワークステーショ
ン201について、その負荷状態を問い合わせる負荷問
い合わせ要求を送信する(ステップ502)。
【0073】問い合わせ先のワークステーション201
から負荷状態を示す加重負荷値を受信すると(ステップ
503)、該ワークステーション201に対応する加重
負荷値1120として、WS負荷テーブル1100に格
納する(ステップ504)。ステップ502〜ステップ
503の処理を、依頼可能WSテーブル1000に記述
されている全てのワークステーション201について行
う(ステップ505)。
【0074】次に、WS負荷テーブル1100の加重負
荷値1120を参照し、最も小さい値の加重負荷値11
20を有するワークステーション201を検出し、該処
理プログラムを実行するワークステーション201とし
て決定する(ステップ506)。
【0075】ここでは、受信した加重負荷値をWS負荷
テーブル1100に一旦格納し(ステップ504)、後
で最も加重負荷値の小さいワークステーション201を
検出したが(ステップ506)、WS負荷テーブル11
00を用いずに、加重負荷値を受信する度に(ステップ
503)、同一ループ(ステップ502〜ステップ50
5)において前に受信した加重負荷値と比較して小さい
値であった時に、そのワークステーション201を記憶
することによって、加重負荷値が最小であるワークステ
ーション201を求めるようにしてもよい。
【0076】図6に負荷回答部600の処理の流れを示
す。
【0077】負荷回答部600は、まず、加重負荷値テ
ーブル150に記憶されている自ワークステーション2
01の加重負荷値を読み出し(ステップ601)、問い
合わせ元のワークステーション201に送信する(ステ
ップ602)。
【0078】図1に加重負荷値計算部100の処理の流
れを示す。
【0079】加重負荷値計算部100は、図4で説明し
たように、全ての処理プログラムの起動時に実行され、
その時の自ワークステーション201の負荷を計算する
処理である。
【0080】加重負荷値計算部100は、まず、プログ
ラム属性テーブル900を読み出す(ステップ10
1)。そして、起動する処理プログラムのプログラム名
称910に対応するプログラムタイプ920を参照し、
プログラムタイプ920に対応した処理を行う(ステッ
プ102)。
【0081】すなわち、操作入力の多い処理プログラム
であるときは、その時点において自ワークステーション
201で実行中のプロセスの数を、例えば、1.5倍
(1倍より大きな値)したものを、自ワークステーショ
ン201の負荷状態を表す加重負荷値とする(ステップ
104)。その他の場合は、その時点において自ワーク
ステーション201で実行中のプロセスの数を、そのま
ま加重負荷値とする(ステップ105)。そして、計算
された加重負荷値を加重負荷値テーブル150に格納す
る(ステップ106)。
【0082】図7に処理依頼部700の処理の流れを示
す。
【0083】処理依頼部700は、依頼WS選択部50
0が決定したワークステーション201に処理を依頼す
る処理である。
【0084】処理依頼部700は、まず、依頼WS選択
部500が決定したワークステーション201に処理を
依頼する(ステップ701)。
【0085】依頼先のワークステーション201から実
行結果を受信すると(ステップ702)、該実行結果
が、正常終了であることを示しているならば(ステップ
703)、処理を終了する。
【0086】一方、該実行結果が、依頼した処理の処理
プログラムが無いことを原因とする異常終了を示してい
るならば(ステップ703)、該処理の処理プログラム
を依頼先のワークステーション201へ転送する(ステ
ップ704)。そして、ステップ701およびステップ
702と同様にして、再び処理を依頼し(ステップ70
5)、実行結果を受信する(ステップ706)。そし
て、転送した処理プログラムの消去を依頼先のワークス
テーション201に指示し(ステップ707)、処理を
終了する。
【0087】図8に依頼実行部800の処理の流れを示
す。
【0088】依頼実行部800は、依頼元のワークステ
ーション201から処理を依頼されると、まず、図8
(b)に示す処理が行われる。すなわち、依頼された処
理の内容を指示するコマンドおよびコマンドパラメータ
等を受信し(ステップ821)、それらの内容に従った
処理プログラム実行する(ステップ822)。そして、
該実行結果を依頼元のワークステーション201に通知
する(ステップ823)。このとき、受信したコマンド
およびコマンドパラメータ等の内容に従った処理プログ
ラムが無い場合には、実行結果として、異常終了を送信
する。
【0089】そして、依頼元のワークステーション20
1から処理プログラムを転送されると、図8(a)に示
す処理が行われ、処理プログラムを受信する。そして、
図8(b)に示す処理が行われる。
【0090】また、依頼元のワークステーション201
から転送した処理プログラムの消去が指示されると、図
8(c)に示す処理が行われ、依頼された処理プログラ
ムの消去を行う。
【0091】以上説明したように、本実施例によれば、
複数のワークステーション201からなる分散処理シス
テムにおいて、CAD,ワードプロセッサ等の利用者に
よる操作入力が多い処理プログラムを実行中のワークス
テーション201では、加重負荷値を実際より重く求め
ているので、処理プログラムの振り替え先として負荷の
小さいワークステーション201を選択する際には、操
作入力が多い処理プログラムを実行中のワークステーシ
ョン201に処理が振り替えられる優先順位が低くな
る。従って、操作入力が多い処理プログラムを実行中の
ワークステーション201における負荷の増大を軽減
し、利用者の操作に対する応答時間を短いまま保って、
使い勝手を良好に保つことができる。
【0092】なお、以上の実施例では、各ワークステー
ション201は、処理プログラムが実行される度に加重
負荷値150を計算したが、負荷回答部600が起動さ
れる度に計算するようにしてもよい。つまり、加重負荷
値計算部100を設けず、負荷回答部600において加
重負荷値150を計算する。
【0093】すなわち、負荷回答部600は、プログラ
ム属性テーブル900を参照し、実行中の処理プログラ
ムの数と該処理プログラムの属性を調べ、操作入力の多
い処理プログラムを実行中の場合には、実行中のプロセ
ス数を1.5倍(1より大きな値であればよい。)した
ものを、加重負荷値とする。
【0094】なお、ここでは、プロセス数を単純に1.
5倍したが、プログラム属性テーブル900に操作入力
の多さの程度を示す値を記述した場合は、その値に応じ
て、プロセス数に掛ける係数を決定してもよい。例え
ば、操作入力が少ない場合は1.2倍、操作入力が多い
場合は1.6倍としてもよい。
【0095】また、上述の実施例では、プログラム属性
テーブル900に各処理プログラムのプログラムタイプ
920を記述したが、プログラムタイプ920の代わり
に、図17に示すように、該処理プログラムのワークス
テーション201における推定負荷値930を記述する
ようにしてもよい。
【0096】推定負荷値930は、該ワークステーショ
ン201の処理性能(例えば、MIPS(Million Inst
ruction Per Second)値)のうち、該処理プログラムに
費やされる割合を推定した値である(0から1の間の値
をとる。)。
【0097】このとき、加重負荷値計算部100の処理
は、図13に示すようになる。
【0098】つまり、加重負荷値計算部100は、ま
ず、プログラム属性テーブル900を参照し、起動する
処理プログラムの推定負荷値930を取得する(ステッ
プ1301)。次に、加重負荷値テーブル150に記憶
されている加重負荷値を読み出し(ステップ130
2)、該加重負荷値にステップ1301で求めた推定負
荷値を加算し(ステップ1303)、加重負荷値テーブ
ル150に格納する(ステップ1304)。
【0099】従って、加重負荷値テーブル150は、そ
の時点で実行中の処理プログラムの推定負荷値の合計を
示すことになる。
【0100】また、加重負荷値計算部100の処理は、
図14に示すような処理としてもよい。
【0101】つまり、加重負荷値計算部100は、ま
ず、プログラム属性テーブル900を参照し、実行を終
了した処理プログラムの推定負荷値930を求める(ス
テップ1401)。次に、加重負荷値テーブル150に
記憶されている加重負荷値を読み出し(ステップ140
2)、該加重負荷値からステップ1401で求めた推定
負荷値を差し引き(ステップ1403)、加重負荷値テ
ーブル150に格納する(1304)。
【0102】なお、プログラム属性テーブル900に記
述しておく推定負荷値930は、該処理プログラムがC
AD,ワードプロセッサ等に操作入力の多い処理プログ
ラムである場合は、実際に負荷となる値より大きな値を
設定しておく。
【0103】また、上述の実施例では、加重負荷値テー
ブル150に、そのワークステーション201の負荷を
示す値を1つのみ記述していたが、操作入力の多さの程
度を示す値(実行中の各処理プログラムに関する総計)
と、操作入力の多さを考慮していない純粋な負荷の値
(実行中のプロセス数,該ワークステーション201の
処理性能のうち、処理プログラムの実行に費やされてい
る割合等)とを、別々に両方記述してもよい。
【0104】この場合、他のワークステーション201
から負荷の程度の問い合わせを受けたときに、両方の値
を通知し、問い合わせ元のワークステーション201で
は、負荷が少なく、かつ、操作入力が少ない処理プログ
ラムを実行しているワークステーション201を、処理
の振り替え先として選択する。また、他のワークステー
ション201から負荷の問い合わせを受けたときに、上
記2つの値から、上述の実施例と同様な、操作入力の多
さを考慮した加重負荷値を計算し、通知するようにして
もよい。
【0105】また、上述した各実施例における処理プロ
グラムとは、ワードプロセッサ等のワークステーション
201上で動作するアプリケーションプログラムのこと
を示し、プログラム名称910やプログラムタイプ92
0は、それらのアプリケーションプログラム単位で管理
していていたが、そのような大きい単位ではなく、マル
チタスク環境下で動作するタスク、または、オペレーテ
ィングシステムプログラムの命令のように小さな処理の
単位で管理(プロセス数を計算したり、推定負荷値を求
める。)してもよい。
【0106】なお、ワークステーション201の負荷を
求める方法は、上述の実施例の方法に限られることはな
く、操作入力の多い処理プログラムを実行中のワークス
テーション201の負荷が、実際より大きくなるように
すればよい。
【0107】また、上述の実施例では、操作入力の多い
処理プログラムを実行中のワークステーション201の
負荷を過大に見せて、そのようなワークステーション2
01に処理が振り替えられる機会を低減したが、単に、
操作入力の多い処理プログラムを実行中のワークステー
ション201への処理の振り替えを禁止する実施例も考
えられる。
【0108】これは、負荷回答部600において、加重
負荷値の代わりに、操作入力の多い処理を実行中か否か
を示す情報を返送するようにする。そして、操作入力の
多い処理プログラムを実行中のワークステーション20
1に対する依頼を行わないようにすればよい。
【0109】なお、全てのワークステーション201が
操作入力の多い処理プログラムを実行中の場合も考えら
れるので、負荷回答部600において、加重負荷値に加
えて、操作入力の多い処理プログラムを実行中か否かを
示す情報を返送するようにする。そして、操作入力の多
い処理プログラムを実行中のワークステーション201
に対する依頼を行わないようにし、全てのワークステー
ション201が操作入力の多い処理プログラムを実行中
の場合には、最も小さい値の加重負荷値を有するワーク
ステーション201に対して依頼するようにすればよ
い。
【0110】また、上述の実施例では、処理の振り替え
元のワークステーション201が各ワークステーション
201に対して負荷の問い合わせを行い、負荷の最も少
ないワークステーション201へ処理を振り替えたが、
一方、ワークステーション201の負荷がある値を超え
たときに、他のワークステーション201から振り替え
られる処理の受付を拒絶する実施例も考えられる。
【0111】つまり、加重負荷値テーブル150の値が
ある値を超えたときは、負荷値の問い合わせや処理の振
り替え依頼を受けたときに、処理の受付が不可能である
ことを通知したり、依頼された処理を異常終了させる。
【0112】また、処理の受付が不可能であることを通
知したり、処理を異常終了させる代わりに、CDRV1
8を介して行われる通信において、新たに確立できる通
信コネクションの数を制限する実施例も考えられる。
【0113】以下、この実施例について、図18を参照
して説明する。
【0114】図18に示すように、本実施例は、プリン
タを接続しているワークステーションAと、ワークステ
ーションB1〜B2とが、LANを介して接続されてい
るシステムにおいて、ワークステーションB1〜B2
が、ワークステーションAに対して、印刷データの印刷
処理を依頼するとき、ワークステーションAが操作入力
の多い処理プログラムを実行中には、印刷処理の依頼を
拒絶したり、ワークステーションAが同時に受信できる
文書データの数(同時に使用できる回線数,コネクショ
ン数)を通常より低い値に制限して、ワークステーショ
ンAにおける負荷の増大を軽減し、利用者の操作に対す
る応答時間を短いまま保って、使い勝手を良好に保つこ
とができる。
【0115】なお、この実施例は、プリンタを用いた印
刷データの印刷処理に限らず、ファイルのアクセス等の
共通資源を用いる処理に適用することができる。
【0116】この実施例では、処理を依頼されるワーク
ステーションはワークステーションAのみであるので、
選択可能WSテーブル1200および依頼WS選択部5
00は不要となり、また、処理を依頼されるワークステ
ーションAが依頼された処理を拒絶したり制限したりす
るので、WS負荷テーブル1000および負荷回答部6
00は不要となる。
【0117】また、上述の実施例において、図15
(a)に示すように、操作の多い処理プログラムの起動
時または実行中のワークステーション201のCRT1
5の画面上に、該ワークステーション201が処理の振
り替え先として選択される優先順位が低下している旨を
表示することも考えられる。
【0118】また、上述した最後の実施例において、図
15(b)に示すように、処理の振り替えが拒絶された
り制限されたワークステーションB1〜B2のCRT1
5の画面上に、処理の依頼が拒絶されたり制限されてい
る旨を表示することも考えられる。
【0119】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数の情報処理装置が互いに接続された分散処理システム
において、処理を要求された情報処理装置が、要求され
た処理の振り替え先の情報処理装置を選択するときに、
利用者の操作入力が多い処理を実行中の情報処理装置の
選択の順位を低くしたり、または、利用者の操作入力が
多い処理を実行中の情報処理装置が処理の振り替えを拒
絶したりすることで、そのような情報処理装置に処理が
振り替えられる機会を低減して、負荷の増大を防止する
ことができるので、利用者の操作入力に対する応答時間
を短いまま保ち、使い勝手を良好に保つことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】加重負荷値計算部の処理の流れを示すフローチ
ャート。
【図2】ワークステーションの接続関係を示す説明図。
【図3】ワークステーションのハードウェア構成および
ソフトウェア構成を示すブロック図。
【図4】分散処理の概要の説明図。
【図5】依頼ワークステーション選択部の処理の流れを
示すフローチャート。
【図6】負荷回答部の処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図7】処理依頼部の処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図8】依頼実行部の処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図9】プログラム属性テーブルの構成図。
【図10】依頼可能ワークステーションテーブルの構成
図。
【図11】ワークステーション負荷テーブルの構成図。
【図12】選択可能ワークステーションテーブルの構成
図。
【図13】加重負荷値計算部の処理の流れを示すフロー
チャート。
【図14】加重負荷値計算部の処理の流れを示すフロー
チャート。
【図15】本実施例に係る表示画面の一例を示す説明
図。
【図16】選択可能ワークステーションテーブルの構成
図。
【図17】プログラム属性テーブルの構成図。
【図18】ワークステーションの接続関係を示す説明
図。
【符号の説明】
201a〜201d…ワークステーション(WS)、2
02…LAN、10…中央処理ユニット(CPU)、1
1…主メモリ(MM)、12…ビデオメモリ(VRA
M)、13…キーボード(KB)、15…ディスプレイ
装置(CRT)、16…固定ディスク装置(HDD)、
17…プリンタ(PRT)、18…通信制御ユニット
(CDRV)、19…バス、100…加重負荷値計算
部、400…処理プログラム実行部、500…依頼ワー
クステーション(WS)選択部、600…負荷回答部、
700…処理依頼部、800…依頼実行部、900…プ
ログラム属性テーブル、1000…選択可能ワークステ
ーション(WS)テーブル、1100…ワークステーシ
ョン(WS)負荷テーブル、150…加重負荷値テーブ
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 友哉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 藤原 正樹 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所多賀工場内 (72)発明者 田村 等 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所多賀工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の情報処理装置が互いに接続され、あ
    る情報処理装置に要求された処理を負荷の少ない他の情
    報処理装置に振り替えることが可能な分散処理システム
    において、 特定の処理を実行中の情報処理装置が処理の振り替え先
    として選択される優先順位を低くする機能を有すること
    を特徴とする分散処理システム。
  2. 【請求項2】複数の情報処理装置が互いに接続され、あ
    る情報処理装置に要求された処理を負荷の少ない他の情
    報処理装置に振り替えることが可能な分散処理システム
    において、 特定の処理を実行中には、他の情報処理装置から処理を
    振り替えられることを拒絶する機能を有することを特徴
    とする分散処理システム。
  3. 【請求項3】複数の情報処理装置が互いに接続され、あ
    る情報処理装置に要求された処理を負荷の少ない他の情
    報処理装置に振り替えることが可能な分散処理システム
    において、 特定の処理を実行中の情報処理装置へ処理を振り替える
    ことを禁止する機能を有することを特徴とする分散処理
    システム。
  4. 【請求項4】複数の情報処理装置が互いに接続され、あ
    る情報処理装置に要求された処理を負荷の少ない他の情
    報処理装置に振り替えることが可能な分散処理システム
    において、 特定の処理を実行中の情報処理装置の負荷を実際より高
    い値とする機能を有することを特徴とする分散処理シス
    テム。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4記載の分散処理
    システムにおいて、 上記特定の処理は、利用者による操作入力の多い処理で
    あることを特徴とする分散処理システム。
  6. 【請求項6】複数の情報処理装置が互いに接続され、あ
    る情報処理装置に要求された処理を他の情報処理装置に
    振り替えることが可能な分散処理システムにおいて、 上記情報処理装置に、 各処理の処理プロセスごとに、該処理プロセスが利用者
    の操作入力が多いか否かまたはその程度を表わす操作量
    情報を記憶している操作量記憶手段と、 自情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応する操作
    量情報を上記操作量記憶手段から取得する操作量情報取
    得手段と、 自情報処理装置におけるハードウェアの稼働率により自
    情報処理装置の負荷を検出する負荷検出手段と、 処理の振り替え先として選択できる情報処理装置を記憶
    している選択可能装置記憶手段と、 上記選択可能装置記憶手段に記憶されている情報処理装
    置に、該情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応す
    る操作量情報を問い合わせる操作量情報問い合わせ手段
    と、 上記選択可能装置記憶手段に記憶されている情報処理装
    置に、該情報処理装置の負荷を問い合わせる負荷問い合
    わせ手段と、 上記負荷問い合わせ手段により問い合わせた負荷および
    上記操作量情報問い合わせ手段により問い合わせた操作
    量情報に基づいて、上記選択可能装置記憶手段に記憶さ
    れている情報処理装置の中から処理の振り替え先の情報
    処理装置を選択する振り替え先装置選択手段と、 上記振り替え先装置選択手段により選択された情報処理
    装置に、要求された処理を依頼する処理依頼手段と、 上記処理依頼手段により依頼された処理の結果を取得す
    る処理結果取得手段とを設けたことを特徴とする分散処
    理システム。
  7. 【請求項7】複数の情報処理装置が互いに接続され、あ
    る情報処理装置に要求された処理を他の情報処理装置に
    振り替えることが可能な分散処理システムにおいて、 上記情報処理装置に、 各処理の処理プロセスごとに、該処理プロセスが利用者
    の操作入力が多いか否かまたはその程度を表わす操作量
    情報を記憶している操作量記憶手段と、 自情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応する操作
    量情報を上記操作量記憶手段から取得する操作量情報取
    得手段と、 各処理の処理プロセスごとに、該処理プロセスが情報処
    理装置に与える負荷の程度を表す負荷情報を記憶してい
    る負荷情報記憶手段と、 自情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応する負荷
    情報を上記負荷情報記憶手段から取得する負荷情報取得
    手段と、 処理の振り替え先として選択できる情報処理装置を記憶
    している選択可能装置記憶手段と、 上記選択可能装置記憶手段に記憶されている情報処理装
    置に、該情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応す
    る操作量情報を問い合わせる操作量情報問い合わせ手段
    と、 上記選択可能装置記憶手段に記憶されている情報処理装
    置に、該情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応す
    る負荷情報を問い合わせる負荷情報問い合わせ手段と、 上記負荷情報問い合わせ手段により問い合わせた負荷情
    報および上記操作量情報問い合わせ手段により問い合わ
    せた操作量情報に基づいて、上記選択可能装置記憶手段
    に記憶されている情報処理装置の中から処理の振り替え
    先の情報処理装置を選択する振り替え先装置選択手段
    と、 上記振り替え先装置選択手段により選択された情報処理
    装置に、要求された処理を依頼する処理依頼手段と、 上記処理依頼手段により依頼された処理の結果を取得す
    る処理結果取得手段とを設けたことを特徴とする分散処
    理システム。
  8. 【請求項8】複数の情報処理装置が互いに接続され、あ
    る情報処理装置に要求された処理を他の情報処理装置に
    振り替えることが可能な分散処理システムにおいて、 上記情報処理装置に、 各処理の処理プロセスごとに、該処理プロセスが利用者
    の操作入力が多いか否かまたはその程度を表わす操作量
    情報を記憶している操作量記憶手段と、 自情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応する操作
    量情報を上記操作量記憶手段から取得する操作量情報取
    得手段と、 各処理の処理プロセスごとに、該処理プロセスが情報処
    理装置に与える負荷の程度を表す負荷情報を記憶してい
    る負荷情報記憶手段と、 自情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応する負荷
    情報を上記負荷情報記憶手段から取得する負荷情報取得
    手段と、 上記操作量情報取得手段が取得した操作量情報に基づい
    て、上記負荷情報取得手段が取得した負荷情報を補正
    し、加重負荷情報を算出する加重負荷情報算出手段と、 処理の振り替え先として選択できる情報処理装置を記憶
    している選択可能装置記憶手段と、 上記選択可能装置記憶手段に記憶されている情報処理装
    置に、該情報処理装置の加重負荷情報を問い合わせる加
    重負荷情報問い合わせ手段と、 上記加重負荷情報問い合わせ手段により問い合わせた加
    重負荷情報に基づいて、上記選択可能装置記憶手段に記
    憶されている情報処理装置の中から処理の振り替え先の
    情報処理装置を選択する振り替え先装置選択手段と、 上記振り替え先装置選択手段により選択された情報処理
    装置に、要求された処理を依頼する処理依頼手段と、 上記処理依頼手段により依頼された処理の結果を取得す
    る処理結果取得手段とを設けたことを特徴とする分散処
    理システム。
  9. 【請求項9】請求項8記載の分散処理システムにおい
    て、 上記加重負荷情報算出手段は、操作量が多い場合に、負
    荷を見かけ上多くするよう補正し、加重負荷情報を算出
    することを特徴とする分散処理システム。
  10. 【請求項10】請求項6または7記載の分散処理システ
    ムにおいて、 上記振り替え先装置選択手段は、負荷が少なく、かつ、
    操作量が少ない情報処理装置を優先的に、処理の振り替
    え先の情報処理装置として選択することを特徴とする分
    散処理システム。
  11. 【請求項11】請求項6または7記載の分散処理システ
    ムにおいて、 上記振り替え先装置選択手段は、操作量が多い情報処理
    装置を処理の振り替え先の情報処理装置として選択する
    ことを禁止することを特徴とする分散処理システム。
  12. 【請求項12】請求項8または9記載の分散処理システ
    ムにおいて、 上記振り替え先装置選択手段は、加重負荷情報の値が小
    さい情報処理装置を優先的に、処理の振り替え先の情報
    処理装置として選択することを特徴とする分散処理シス
    テム。
  13. 【請求項13】請求項8または9記載の分散処理システ
    ムにおいて、 上記振り替え先装置選択手段は、加重負荷情報の値が大
    きい情報処理装置を処理の振り替え先の情報処理装置と
    して選択することを禁止することを特徴とする分散処理
    システム。
  14. 【請求項14】請求項8,9または11記載の分散処理
    システムにおいて、 上記加重負荷情報算出手段により算出された加重負荷情
    報が所定の値を超えた場合に、要求された処理を依頼さ
    れることを拒絶するか、または、要求された処理を依頼
    される数を制限する処理制限手段を設けたことを特徴と
    する分散処理システム。
  15. 【請求項15】複数の情報処理装置が互いに接続され、
    上記複数の情報処理装置のうちの1つが、全情報処理装
    置に共通の資源にアクセスし、該共通資源にアクセスす
    る情報処理装置以外の情報処理装置は、上記共通資源に
    アクセスする情報処理装置を介して、該共通資源にアク
    セスすることが可能な情報処理システムにおいて、 上記共通資源にアクセスする情報処理装置以外の情報処
    理装置に、 上記共通資源にアクセスする情報処理装置に、上記共通
    資源にアクセスする処理を依頼する処理依頼手段と、 上記処理依頼手段により依頼された処理の結果を取得す
    る処理結果取得手段とを設け、 上記共通資源にアクセスする情報処理装置に、 各処理の処理プロセスごとに、該処理プロセスが利用者
    の操作入力が多いか否かまたはその程度を表わす操作量
    情報を記憶している操作量記憶手段と、 自情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応する操作
    量情報を上記操作量記憶手段から取得する操作量情報取
    得手段と、 各処理の処理プロセスごとに、該処理プロセスが情報処
    理装置に与える負荷の程度を表す負荷情報を記憶してい
    る負荷情報記憶手段と、 自情報処理装置で実行中の処理プロセスに対応する負荷
    情報を上記負荷情報記憶手段から取得する負荷情報取得
    手段と、 上記操作量情報取得手段が取得した操作量情報に基づい
    て、上記負荷情報取得手段が取得した負荷情報を補正
    し、加重負荷情報を算出する加重負荷情報算出手段と、 上記加重負荷情報算出手段により算出された加重負荷情
    報が所定の値を超えた場合に、要求された処理を依頼さ
    れることを拒絶するか、または、要求された処理を依頼
    される数を制限する処理制限手段とを設けたことを特徴
    とする情報処理システム。
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