JPH06186719A - 自動現像機の処理液補充装置 - Google Patents

自動現像機の処理液補充装置

Info

Publication number
JPH06186719A
JPH06186719A JP34012792A JP34012792A JPH06186719A JP H06186719 A JPH06186719 A JP H06186719A JP 34012792 A JP34012792 A JP 34012792A JP 34012792 A JP34012792 A JP 34012792A JP H06186719 A JPH06186719 A JP H06186719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
processing
liquid
processing solution
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34012792A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Sasai
正秀 笹井
Kenichi Sakaino
健一 境野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP34012792A priority Critical patent/JPH06186719A/ja
Publication of JPH06186719A publication Critical patent/JPH06186719A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チキンフィーダー方式において、特別なポン
プを使用しなくても、簡単な構造で自然に処理液を補充
することができる自動現像機の処理液補充装置を得る。 【構成】 現像槽22に収容された現像液が水車154
によって波立たされ、疲労した現像液がオーバーフロー
口Mからオーバーフローする。これによって、現像槽2
2の液面が下がるが、この現像槽22はパイプ108で
液溜槽96と連通しているので、現像槽22と液溜槽9
6との液面が同一レベルとなるまで、液溜槽96から現
像槽22へ新鮮な処理液が流入する。また、このとき液
溜槽96の液面が下がろうとするので、その分、補充タ
ンク116から現像液が流下し、液溜槽96の液面を一
定のレベルに維持する。このように、現像槽22側の液
面のレベルを下げることによって、強制的ではなく自然
に補充タンク116から新鮮な現像液が流下し、現像槽
22に現像液が補充される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動現像機の処理槽内
へ処理液を補充する処理液補充装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動現像機では、蒸発による処理液の減
量、感光材料による処理液の持出し、あるいは処理液の
劣化等による処理液の処理能力の低下を補うため、感光
材料を処理する度に、所定量の処理液が補充タンクから
処理槽内へ供給されるようになっている。
【0003】この処理液の補充方法として、種々のもの
が提案されているが、小型の自動現像機においては、チ
キンフィーダーとエアポンプとの組み合わせで処理液補
充装置を構成したものがある。
【0004】このチキンフィーダー方式では、処理槽の
底部とこれに隣接して配設された液溜槽の底部がパイプ
で連通され、処理槽と液溜槽の液面が同一レベルとなる
ように設定されている。この処理槽には、一定の液面を
維持するために、オーバーフロー口が設けられており、
劣化した処理液がオーバーフローしながら、新鮮な処理
液と入れ換えられるようになっている。
【0005】また、液溜槽には、処理液が収容された補
充タンクが吐口を下に向けてセットされている。この補
充タンク内へエアポンプによって適量の空気が送られる
ことにより、空気圧によって処理液が、供給された空気
量に応じて吐口から強制的に液溜槽内へ押し出され、液
溜槽の液面レベルを上昇させる。このため、液溜槽内の
新鮮な処理液がパイプを通じて、処理槽と液溜槽の液面
とが同一レベルとなるまで流入する。これによって、新
しい処理液が処理槽に補充されるようになっている。
【0006】しかし、このようなチキンフィーダー方式
において、エアポンプを使用することは、他の補充方式
よりコスト面で安価であるものの、依然としてエアポン
プを使用する必要がある。
【0007】また、処理液の中には腐蝕性の強い成分が
含まれているので、エアポンプに錆が発生するという不
都合も生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、チキンフィーダー方式において、特別なポンプを
使用しなくても、簡単な構造で自然に処理液を補充する
ことができる自動現像機の処理液補充装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る自動現像
機の処理液補充装置では、感光材料を現像、定着、及び
水洗の各処理を行う処理液が収容された処理槽へ処理液
を補充する自動現像機の処理液補充装置において、処理
槽と連通し液面が同一レベルとされる液溜槽と、処理液
が収容され吐口が前記液溜槽の液面下へ取付けられた補
充タンクと、前記処理槽に収容された処理液を波立たせ
る波立手段と、前記波立手段により発生した波により処
理槽外へ処理液を排出する処理液排出手段と、を有する
ことを特徴としている。
【0010】請求項2に係る自動現像機の処理液補充装
置では、感光材料を現像、定着、及び水洗の各処理を行
う処理液が収容された処理槽へ処理液を補充する自動現
像機の処理液補充装置において、処理槽と連通し液面が
同一レベルとされる液溜槽と、処理液が収容され吐口が
前記液溜槽の液面下へ取付けられた補充タンクと、前記
処理槽に収容された処理液を汲み出して処理液を処理槽
外へ排出する処理液汲出し手段と、を有することを特徴
としている。
【0011】
【作用】請求項1に係る自動現像機の処理液補充装置で
は、処理槽に収容された処理液を波立たせる波立手段が
設けられている。この波立手段によって処理液が波立た
されると、液面付近の疲労した処理液が処理液排出手段
として設けられたオーバーフロー口からオーバーフロー
する。
【0012】これによって、処理槽の液面が下がるが、
この処理槽は液溜槽と連通しているので、処理槽と液溜
槽との液面が同一レベルとなるまで、液溜槽から処理槽
へ新鮮な処理液が流入する。また、このとき液溜槽の液
面が下がろうとするので、その分、補充タンクから処理
液が流下し、液溜槽の液面を一定のレベルに維持する。
【0013】このように、処理槽側の液面のレベルを下
げることによって、強制的ではなく自然に補充タンクか
ら新鮮な処理液が流下し、処理槽に処理液が補充され
る。
【0014】なお、波立手段としては、水車で直接液面
を波立たせたり、あるいは感光材料を搬送する搬送ロー
ラに駆動力を伝達する駆動ギアを大型化して波立作用を
持たせてもよく、また、この駆動ギアを多段ギア状とし
て水車を形成して処理液を波立たせてもよく、さらに、
循環ポンプの流量を多めにして液面を波立たせてもよ
い。
【0015】また、請求項2に係る自動現像機の処理液
補充装置では、処理槽に収容された処理液を汲み出して
処理槽外へ排出する処理液汲出し手段が設けられてい
る。この処理液汲出し手段により処理液が汲み出される
と、処理槽の液面が下がるが、この処理槽は液溜槽と連
通しているので、処理槽と液溜槽との液面が同一レベル
となるまで、液溜槽から処理槽へ新鮮な処理液が流入す
る。また、このとき液溜槽の液面が下がろうとするの
で、その分、補充タンクから処理液が流下し、液溜槽の
液面を一定のレベルに維持する。
【0016】このように、処理槽側の液面のレベルを下
げることによって、強制的ではなく自然に補充タンクか
ら新鮮な処理液が流下し、処理槽に処理液が補充され
る。
【0017】なお、処理液汲出し手段としては、水車で
直接処理液をオーバーフロー口から汲み出したり、ある
いは、感光材料を搬送する搬送ローラーに駆動力を伝達
する駆動ギアの噛み合わせ面を拡幅化して汲み出し作用
を持たせてもよい。
【0018】また、波立手段として処理液汲出し手段を
利用することは、新鮮な処理液を補充するという点では
好ましい。
【0019】
【実施例】図4には、本実施例に係る処理液補充装置に
適した自動現像機10が示されている。自動現像機10
は、処理部本体18と、この処理部本体18の上面から
突出された乾燥部本体46と、で構成されている。
【0020】処理部本体18の外装カバー12には、自
動現像機10内へ感光材料20を挿入する挿入口14が
設けられ、この挿入口14に隣接して挿入テーブル16
が突設されている。挿入テーブル16に載置して感光材
料20をこの挿入口14から外装カバー12内へ挿入す
るようになっている。なお、感光材料20は、図示しな
いオートフィーダ等によって挿入口14から挿入するこ
とも可能である。
【0021】図5に示されるように、自動現像機10の
処理部本体18には、比較的浅型で略同一深さの現像槽
22、定着槽24及び水洗槽26が設けられ、各々現像
液、定着液、水洗水が収容されるようになっている。こ
れら処理槽は、合成樹脂によって上方が開放された箱状
に一体成形されている。
【0022】現像槽22の上流側には、一対の挿入ロー
ラ28が図示しないラック側板に回転可能に支持されて
いる。この挿入ローラ28は、図示しな駆動手段の駆動
力によって回転して、挿入口14から挿入された感光材
料20を外装カバー12内に引き入れるようになってい
る。
【0023】現像槽22、定着槽24及び水洗槽26の
各槽内の上流部及び下流部には、各々搬送ローラ対3
0、32が配設されている。これらの搬送ローラ対3
0、32は、図示しないラック側板に回転可能に支持さ
れ、図示しない駆動手段の駆動力によって回転して、感
光材料20を挟持搬送するようになっている。
【0024】現像槽22、定着槽24及び水洗槽26の
各々には、中央部が凹状に湾曲したガイド板34が配設
されており、搬送ローラ対30によって各処理槽内に送
り込まれた感光材料20を各処理槽内に案内した後、搬
送ローラ対32へ向けて上方へ案内するようになってい
る。また、現像槽22、定着槽24及び水洗槽26の上
方にはそれぞれプレート100、102、104が配設
され、これらのプレート100、102、104におけ
る搬送ローラ30、32の間は、浮蓋部36、38、4
0としての役目を有している。この浮蓋部36、38、
40は前記搬送ローラ対30、32の上側ローラ周面に
沿って屈曲され、さらに延長されて現像槽22、定着槽
24及び水洗槽26の上下流側ではガイド部42として
の役目を有している。各々の浮蓋部36、38、40
は、下面が各処理槽内の処理液に浸漬され、処理槽中の
処理液が空気と接触して劣化するのを防止している。
【0025】このため、挿入ローラ28によって外装カ
バー12内に引き入れられた感光材料20は、ガイド部
42によって現像槽22へ案内されて、搬送ローラ対3
0に挟持搬送され、浮蓋部36、ガイド板34によって
現像槽22内を案内される。これによって、感光材料2
0は現像液に浸漬された後、搬送ローラ対32によって
引き出される。この後、感光材料20は、ガイド部42
によって定着槽24へ案内され、搬送ローラ対30によ
って挟持搬送されながら浮蓋部38とガイド板34によ
って定着槽24内を案内されて定着液に浸漬される。
【0026】搬送ローラ対32によって定着槽24から
引き出された感光材料20は、ガイド部42によって水
洗槽26へ向けられ、搬送ローラ対30によって挟持搬
送されながら浮蓋部40とガイド板34によって水洗槽
26内を案内され、水洗水に浸漬された後、搬送ローラ
対32によって水洗槽26から引き出される。
【0027】自動現像機10は、感光材料20をこのよ
うに搬送して現像、定着、水洗の各処理液処理を行って
いる。この処理液処理が終了した感光材料20は、水洗
槽26の上方の外装カバー12の設けられた排出口44
から乾燥部本体46へと搬送される構成となっている。
【0028】この排出口44が設けられた周辺の外装カ
バー12には、凹陥部48が形成され、乾燥部本体46
の一部が収容可能となっている。この乾燥部本体46
は、前記処理部本体の外装カバー12とは別体とされた
外装カバー50によって被覆されている。
【0029】また、外装カバー50の下方には感光材料
20の挿入口52が設けられている。この挿入口52が
設けられた周辺の外装カバー12には連結手段の一部を
構成する嵌合凸部54が形成されている。
【0030】この嵌合凸部54を凹陥部48へ装着固定
することによって前記排出口44と挿入口52とが連通
し、かくして乾燥部本体46を処理部本体18へ簡単に
取り付けることができる。
【0031】図6に示すように、外装カバー50には、
上下から下方にかけて延設された互いに平行な一対の支
持板72A、72Bが設けられている。これらの支持板
72A、72Bは搬送ローラ56の軸方向両端部に対応
して形成されており、それぞれ感光材料20の搬送路を
境して進入補助ローラ58、千鳥状の搬送ローラ56及
び排出補助ローラ62が軸受74を介して軸支されてい
る。
【0032】また、進入補助ローラ58及び排出補助ロ
ーラ62の一方及び千鳥状の搬送ローラ56の軸線方向
一端部には、それぞれギヤ76が取付けられている。こ
れらのギヤ76は、前記一方の支持板72Aと外装カバ
ー50との間に設けられた空間に配設されている。ギヤ
76は互いに噛み合っており、最下方のギヤ76、すな
わち進入補助ローラ58に取付けられたギヤ76が駆動
伝達ギヤ78と噛み合っている。
【0033】図5及び図6に示すように、駆動伝達ギヤ
78は、その一部が前記嵌合凸部54における挿入口5
2の近傍から凹陥部48方向へ突出されており、乾燥部
本体46の嵌合凸部54を処理部本体18の凹陥部48
へ装着することによって、処理部本体18側の駆動ギヤ
80と噛み合うように構成されている。
【0034】駆動ギヤ80は、複数のギヤで構成される
伝達系82を介してモータ84の駆動力を受けて回転す
るようになっており、これにより、モータ84の駆動力
によって進入補助ローラ58、千鳥状の搬送ローラ56
及び排出補助ローラ62が回転される。
【0035】これによって、水洗槽26の搬送ローラ対
32によって搬送されガイド60に案内され排出口44
及び挿入口52を通過した感光材料20は、この進入補
助ローラ58に挟持され、前記千鳥状の搬送ローラ56
方向へ搬送され、さらに、乾燥部本体46の上部に設け
られた一対の排出補助ローラ62に挟持されて排出口6
6から排出される。
【0036】千鳥状の各搬送ローラ56間には、搬送ロ
ーラ56と平行に導入ダクト96が支持体72A、72
Bに掛け渡されている。この導入ダクト96は、一端が
閉塞され他端に開口部98が成形された筒体で、その長
手方向に沿って吹出スリット106が搬送路側に形成さ
れている。この吹出スリット106は、開口部98から
離れるに従って幅狭とされている。
【0037】図6に示すように、この導入ダクト96の
開口部98へは、搬送ローラ56の軸線方向一端部側に
設けられた乾燥風室70から乾燥風が導入されるように
なっている。これによって、開口部98から導入された
乾燥風は、吹出スリット106を通じて、乾燥部本体4
6内の搬送路を通過する感光材料20へ均等に吹き付け
られるようになっている。
【0038】一方、処理部本体18側には、ファン90
が設けられ、このファン90の排出口と凹陥部48との
間は温風案内路92によって連結されている。温風案内
路92内には、ヒータ94及びサーモスタット97が設
けられている。これによって、一定温度の乾燥風を温風
案内路92を通じて、乾燥風室70へ供給するようにな
っている。
【0039】また、図5及び図6に示すように、この温
風案内路92の開口先端は凹陥部48とされており、嵌
合凸部54と凹陥部48との装着時に貫通孔88と対向
されるようになっている。なお、嵌合凸部54と凹陥部
48との両者にマジックファスナー或いはマグネット等
を設けることにより嵌合をより強くすることができる。
【0040】ここで、処理液補充装置について説明す
る。図1に示されるように、処理部本体18には、現像
槽22、定着槽24及び水洗槽26と隣接して、液溜槽
96、98、99が形成され、図2に示されるように、
底部同士はパイプ108で連通されている。これによっ
て、現像槽22と液溜槽96、定着槽24と液溜槽9
8、及び水洗槽26と液溜槽99との液面が同一レベル
となるようになっている。
【0041】また、図1に示すように、現像槽22、定
着槽24及び水洗槽26と隣接して、オーバーフロー槽
110、112、114が形成されており、オーバーフ
ロー口Mから越流した処理液が排水パイプ115を通じ
て、自動現像機10の外部へ排出されるようになってい
る。これによって、補充された新鮮な処理液と劣化した
処理液とが入れ換えられる。
【0042】一方、液溜槽96、98、99には、それ
ぞれ現像液、定着液、及び水が収容された補充タンク1
16、118、120が、脱着可能に装着されている。
【0043】以下、チキンフィーダー方式を構成する補
充タンク116、118、120と波立装置122によ
る処理液補充構造は、各処理槽において同一であるの
で、現像槽22の処理液補充装置を例にとって説明す
る。
【0044】図2に示すように、補充タンク116は、
その吐口116Aが液溜槽96の液面下となるようにセ
ットされ、現像槽22の液面下降によって現像液が流下
するようになっている。
【0045】一方、現像槽22のオーバーフロー口M付
近には、底板124と、この底板124の両側から互い
に直角に屈曲され平行された一対の脚板126とで構成
された支持ブラケット130が、現像槽22の槽壁に固
定されている。図1に示すように、この脚板126に
は、駆動シャフト132が軸支されており、この駆動シ
ャフト132は駆動装置134から駆動力を伝達される
ようになっている。なお、この駆動装置134には、タ
イマー136が接続され、挿入口14(図4参照)に配
設された感光材料検出センサー138からの通過信号に
よって、所定時間駆動され停止するようになっている。
【0046】図3に示すように、脚板126の間に位置
する駆動シャフト132には、カラー部142及びボス
部144が一体とされた駆動ギア140が挿通され、止
めねじ146でボス部144が駆動シャフト132に固
定されている。この駆動ギア140は、脚板126に軸
支されたシャフト148に固定された回転ギア150と
噛み合っている。また、シャフト148は、その軸線は
液面上に位置するように配設されており、シャフト14
8の半径方向へ複数の板状の羽根152が張り出す水車
154が取付けられている。
【0047】これによって、駆動シャフト132から伝
達される駆動力によって水車154が回転して現像槽2
2の液面を波立てるようになっている。
【0048】この水車154の位置とオーバーフロー口
Mの位置を近づけると、水車154によって、現像液が
直接汲み上げられてオーバーフロー口Mへ落ち、現像液
が現像槽22の外へ汲み出される。
【0049】次に本実施例の作用を説明する。図5及び
図6に示すように、画像が焼付けられた感光材料20
は、自動現像機10の挿入口14から挿入されると、挿
入ローラ28に挟持されて外装カバー12内へ引き入れ
られる。自動現像機10では、この感光材料20はガイ
ド部42によって現像槽22へ案内され、さらに浮蓋部
36及びガイド板34によって案内されつつ、搬送ロー
ラ対30、32によって現像槽22内の現像液に浸漬さ
れながら現像処理が行われ、現像槽22と定着槽24の
間のガイド部42によって定着槽24へ案内される。以
下同様にして定着槽24では、感光材料20は定着液に
浸漬されて定着処理される。
【0050】定着処理の終了した感光材料20は、ガイ
ド部44によって水洗槽26へ案内され、搬送ローラ対
30、32によって水洗槽26内の水洗水に浸漬されな
がら搬送されて水洗処理される。水洗処理が終了した感
光材料20は、進入補助ローラ58によって挟持搬送さ
れ、ガイド60に案内されて上方の乾燥部本体46へ送
られる。
【0051】乾燥部本体46では、感光材料20が千鳥
状の搬送ローラ56によって搬送されながら、導入ダク
ト96の吹出スリット106から吹出される乾燥風によ
って加熱乾燥されたのち、排出補助ローラ62によって
排出口66へ送られる。排出口66から排出された感光
材料20は、処理液処理部18の上方に配置したトレイ
64へ案内され、順次処理した感光材料20をトレイ6
4上に載置して積層する。
【0052】次に、処理液補充装置の作用を説明する。
図4に示すように、感光材料20が自動現像機10の挿
入口14から挿入されると、図1に示すように、挿入口
に配設された感光材料検出センサー138からの通過信
号によって、タイマー136が所定時間作動し、駆動装
置134に電流が印加される。これによって、駆動シャ
フト132が回転し、駆動ギア140及び回転ギア15
0を介して水車154が回転する。
【0053】この水車154の回転によって、図2に示
すように、現像槽22の液面が波立ち、オーバーフロー
口Mから疲労した現像液が排出される。また、水車15
4の位置とオーバーフロー口Mとの位置を適当に調整す
ると、水車154により直接汲み上げされた現像液が、
オーバーフロー口Mから落ちて、疲労した現像液が排出
される。
【0054】このとき、現像槽22の液面が下がるに伴
って現像槽22と液溜槽96との液面が同一レベルとな
るまで、液溜槽96から現像槽22へ新鮮な処理液がパ
イプ108を介して流入して補充され、新鮮な現像液と
入れ替わる。なお、このとき液溜槽96の液面が下がる
ので、補充タンク116から現像液が流下し、液溜槽9
6の液面を一定のレベルに維持する。換言すれば、オー
バーフロー口Mから排出される疲労した現像液の液量に
応じて、補充タンク116から現像液が補充されること
になる。
【0055】このように、現像槽22側の液面のレベル
を下げることによって、強制的ではなく自然に補充タン
ク116から新鮮な現像液が流下し、現像槽22に現像
液が補充されるので、エアポンプのような特別な装置を
必要とせず、製造コストの低減が図れる。まお、この水
車154で液面を波立たせ、また現像液を汲み上げるこ
とによって、現像液を攪拌する効果も発揮できる。
【0056】なお、本実施例では、水車154で直接液
面を波立たせ、あるいは現像液を汲み上げるようにした
が、液面を波立たせる手段としては、これに限定される
ものではなく、感光材料を搬送する搬送ローラに駆動力
を伝達する駆動ギアを大型化して感光材料20が搬送さ
れると同時に、波立作用を持たせてもよく、また、処理
液を所定の温度に保持しながら処理液を循環させる循環
ポンプの流量を多めにして経時的に液面を波立たせても
よい。
【0057】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、チキンフ
ィーダー方式において、特別なポンプを使用しなくて
も、簡単な構造で自然に処理液を補充することができ、
また処理液の攪拌効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る処理液補充装置の概略を示した
斜視図である。
【図2】本実施例に係る処理液補充装置の概略を示した
断面図である。
【図3】本実施例に係る処理液補充装置の水車を示した
拡大斜視図である。
【図4】本実施例が適用された自動現像機の外観図であ
る。
【図5】本実施例が適用された自動現像機の概略構成図
である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【符号の説明】
10 自動現像機 96 液溜槽 98 液溜槽 99 液溜槽 116 補充タンク 118 補充タンク 120 補充タンク 122 波立装置(波立手段) 154 水車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を現像、定着、及び水洗の各処
    理を行う処理液が収容された処理槽へ処理液を補充する
    自動現像機の処理液補充装置において、 処理槽と連通し液面が同一レベルとされる液溜槽と、処
    理液が収容され吐口が前記液溜槽の液面下へ取付けられ
    た補充タンクと、前記処理槽に収容された処理液を波立
    たせる波立手段と、前記波立手段により発生した波によ
    り処理槽外へ処理液を排出する処理液排出手段と、を有
    することを特徴とする自動現像機の処理液補充装置。
  2. 【請求項2】 感光材料を現像、定着、及び水洗の各処
    理を行う処理液が収容された処理槽へ処理液を補充する
    自動現像機の処理液補充装置において、 処理槽と連通し液面が同一レベルとされる液溜槽と、処
    理液が収容され吐口が前記液溜槽の液面下へ取付けられ
    た補充タンクと、前記処理槽に収容された処理液を汲み
    出して処理液を処理槽外へ排出する処理液汲出し手段
    と、を有することを特徴とする自動現像機の処理液補充
    装置。
JP34012792A 1992-12-21 1992-12-21 自動現像機の処理液補充装置 Pending JPH06186719A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34012792A JPH06186719A (ja) 1992-12-21 1992-12-21 自動現像機の処理液補充装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34012792A JPH06186719A (ja) 1992-12-21 1992-12-21 自動現像機の処理液補充装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06186719A true JPH06186719A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18333985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34012792A Pending JPH06186719A (ja) 1992-12-21 1992-12-21 自動現像機の処理液補充装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06186719A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0347496B2 (ja)
US4994840A (en) Apparatus for processing photosensitive material
US4383751A (en) Developing apparatus with a rotatable brush having a protective hood
US5721999A (en) Method and apparatus for processing photosensitive material
JPH06186719A (ja) 自動現像機の処理液補充装置
JP2942663B2 (ja) 感光材料処理装置
JPH0480376B2 (ja)
US5140356A (en) Light-sensitive material processing apparatus
JP2700472B2 (ja) 写真感光材料の処理機
US2621572A (en) Film processing machine
JP2931488B2 (ja) 自動現像機の処理液補充装置及び処理液補充用エアポンプ
JP2543201B2 (ja) 感光材料処理装置
US5280318A (en) Apparatus for processing photosensitive material
JP2942668B2 (ja) 感光材料処理装置
JP2931486B2 (ja) 自動現像機の処理液ろ過機構
JPH09281683A (ja) 写真感光材料用自動現像機
JPH04147255A (ja) 感光材料処理装置
JPH0667392A (ja) 感光材料の処理方法及び感光材料処理装置
JP2928028B2 (ja) 感光材料処理装置
EP1293827A1 (en) Rotating processor for photographic material
JPH0695333A (ja) 感光材料処理装置
JPH05165224A (ja) 感光性平版印刷版自動現像機
JPH03242647A (ja) フィルム現像処理装置
JPH06130616A (ja) 感光材料処理装置
JPH04276747A (ja) 感光材料処理装置