JPH0618649Y2 - 曲げ加工装置 - Google Patents

曲げ加工装置

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JPH0618649Y2
JPH0618649Y2 JP11060189U JP11060189U JPH0618649Y2 JP H0618649 Y2 JPH0618649 Y2 JP H0618649Y2 JP 11060189 U JP11060189 U JP 11060189U JP 11060189 U JP11060189 U JP 11060189U JP H0618649 Y2 JPH0618649 Y2 JP H0618649Y2
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JP
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bending
clamp
bending die
linear clamp
workpiece
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JP11060189U
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JPH0351916U (ja
Inventor
茂 木下
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) 本考案は、例えばアルミニウム合金押し出し形材などの
被加工物を曲げ加工するのに利用される曲げ加工装置に
係わり、さらに詳しくは前記形材の一端を当該曲げ加工
装置の曲げ型にクランプ保持するためのクランプ構造に
関するものである。 (従来の技術) 曲げ加工装置のひとつとして、回動可能な円板状の曲げ
型に形材の一端をクランプ保持し、当該曲げ型を回動さ
せることによって、前記形材を曲げ型に巻き付けるよう
にして曲げ加工するドローベンダ(引き曲げ加工機)が
広く使用されている。 このような曲げ加工において、前記形材(被加工物)の
一端を曲げ型にクランプ保持するクランプ装置として
は、従来第5図および第6図に示す構造のものが使用さ
れていた。 すなわち、第5図(a)(b)に示す曲げ加工装置の曲
げ型101は、曲げ加工時に被加工物102をガイドす
るフランジ部101a,101aを両側に備えた円板状
のもので、当該曲げ型101には、その一部を切削除去
して、円形断面を有する曲げ加工曲面101bの接線方
向に直線クランプ103が固定してあると共に、前記直
線クランプ103に対向する第5図(a)中の上方側に
は、直線クランプに接近・離間する前後方向に移動可能
な可動クランプ104が設置されている。そして、前記
可動クランプ104は、図中に仮想線で示す被加工物1
02を直線クランプ103側に押圧して、前記直線クラ
ンプ103との間で被加工物102を挾持する構造にな
っており、この状態で、曲げ型101,直線クランプ1
03および可動クランプ104を一体として軸101c
を中心にして図中時計方向に回動させることによって、
被加工物102を曲げ型101の曲げ加工曲面101b
に沿って曲げ加工するようになっている。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような曲げ加工装置のクランプ構
造においては、直線クランプ103が、第6図に示すよ
うに、曲げ型101の一部を切削除去して当該曲げ型1
01に取り付けられる構造となっているため、切欠部の
加工が困難でコスト高になると共に、曲げ型101の仕
上加工における切削精度を高くすることが難しいため、
直線クランプ103の曲げ型101への取付部に目違い
が発生して曲げ加工面101bの接線方向に対して位置
ずれを生じやすく、クランプ時およびその後の曲げ加工
時に被加工物102の表面に疵が発生するという問題が
あり、この疵発生の防止がこの種曲げ加工における課題
となっていた。 (考案の目的) 本考案は、従来の曲げ加工装置におけるクランプ構造の
前記課題を解決するためになされたものであって、直線
クランプの曲げ型への取り付けが容易であって、しかも
曲げ加工曲面の接線方向に取り付ける際の位置精度を高
いものにして、クランプや曲げ加工によって被加工物に
疵を発生させることのないクランプ構造を備えた曲げ加
工装置を提供することを目的としている。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) 本考案に係わる曲げ加工装置は、回動可能な曲げ型と、
該曲げ型に取り付けた直線クランプと、前記直線クラン
プとの間で被加工物を挾持する可動クランプを備えた曲
げ加工装置において、前記曲げ型に設けた前記曲げ型の
軸と平行な軸によって、前記直線クランプを曲げ型の曲
げ加工曲面上の1点を通る接線と直線クランプの被加工
物当接面とが一直線上に並ぶように回動可能に枢着して
なる構成としたものであって、曲げ加工装置の上記構成
を前述した従来の課題を解決するための手段としたこと
を特徴としている。 (作用) 本考案に係わる曲げ加工装置において、直線クランプ
は、曲げ型に固定されることなく、前記曲げ型に設けた
前記曲げ型の軸に平行な軸によって枢着されており、若
干の範囲で回動可能な構造となっている。 したがって、直線クランプの取り付けに際して複雑で困
難な切削加工を必要とせず、曲げ型に枢着軸を設け、直
線クランプを枢着するだけでよい。 また、前記直線クランプは、前述のように、曲げ型に対
して若干の範囲で回動可能な構造となっており、被加工
物を挾持するに際して曲げ型の加工曲面上の1点を通る
接線と直線クランプの被加工物当接面とが一直線上に並
ぶように回動し、被加工物に対して前記直線クランプが
常に面接触するようになっているため、前記被加工物の
表面を疵つけることはない。 (実施例) 以下に、実施例により本考案をさらに具体的に説明す
る。 すなわち、第1図ないし第3図は、本考案に係わる曲げ
加工装置の一実施例を説明するもので、第1図(a)
(b)に示す曲げ加工装置の曲げ型1は、曲げ加工時に
被加工物2をガイドするフランジ部1a,1aを両側に
備えると共に両フランジ部1a,1aの間に曲げ加工曲
面1bを備えたものであり、前記フランジ部1a,1a
には、両フランジ部1a,1aを貫通する枢着軸3が当
該曲げ型1の軸1cと平行に設けてある。また、前記両
フランジ部1a,1aの間には、直線クランプ4が前記
枢着軸3に枢着されており、当該直線クランプ4は、第
2図にも示すように曲げ型1の曲げ加工曲面1bに接す
る側をテーパ状とし、このテーパ面が前記曲げ加工曲面
1bに当接するまでの範囲で回動可能となっている。さ
らに図中上方には、図示しないシリンダによって、直線
クランプ4に対して接近・離間する前後方向に駆動され
る駆動クランプ5が前記直線クランプ4に対向して設置
されており、曲げ加工時に、被加工物2を直線クランプ
4側に押圧して、直線クランプ4との間で前記被加工物
2を挾持するようになっている。 このような構造を有する曲げ型1を備えた曲げ加工装置
を用いて被加工物2を曲げ加工するには、第3図に示す
ように、まず、被加工物2を曲げ型1の両フランジ部1
a,1aの間に挿入すると共に、一端側を直線クランプ
4と可動クランプ5との間に位置させる。次いで、可動
クランプ5を押出駆動させることによって被加工物2を
押圧し、前記直線クランプ4との間で被加工物2を挾持
する。そして、被加工物2を挾持した状態の直線クラン
プ4および可動クランプ5を当該曲げ型1と一体にし
て、軸1cを中心に、例えば仮想線で示す位置まで矢印
方向に回動させることによって、被加工物2を曲げ型1
の曲げ加工曲面1bに沿った形状に曲げ加工する。 このとき、直線クランプ4は、第2図に示すように、フ
ランジ部1aに設けた曲げ型1の軸1cと平行な枢着軸
3に枢着され、曲げ型1の曲げ加工曲面1b上の1点を
通る接線と直線クランプの被加工物当接面4aとが一直
線上に並ぶように回動可能となっているため、可動クラ
ンプ5の押圧力によって、前記直線クランプ4の当接面
4aが前記被加工物2に対して常に面接触するように回
動することができる。したがって、被加工物2は、前記
直線クランプ4の被加工物当接面4aと曲げ型1の曲げ
加工曲面1bとによって支持されることになり、被加工
物2を曲げ型1にクランプ保持するための押圧力が分散
されるようになるため、被加工物2の表面疵を防止する
ことができる。 なお、この実施例では、直線クランプ4を枢着する枢着
軸3を曲げ型1のフランジ部1a,1aに直接設けた例
を示したが、フランジ部1の径方向における幅が狭い場
合など、曲げ型1に枢着軸3を直接設けることが困難な
場合は、第4図に示すように、曲げ型1のフランジ部1
aに設けたブラケット6に曲げ型1の軸1cに平行な枢
着軸3を設けて、直線クランプ4を枢着することも可能
である。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係わる曲げ加工装置は、
回動可能な曲げ型と、該曲げ型に取り付けた直線クラン
プと、前記直線クランプとの間で被加工物を挾持する可
動クランプを備えた曲げ加工装置において、前記曲げ型
に設けた前記曲げ型の軸と平行な軸によって、前記直線
クランプを曲げ型の曲げ加工曲面上の1点を通る接線と
直線クランプの被加工物当接面とが一直線上に並ぶよう
に回動可能に枢着してなる構成としたものであるから、
直線クランプの曲げ型への取り付け加工が容易であるば
かりでなく、被加工物にクランプ疵が発生しないという
極めて優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は本考案に係わる曲げ加工装
置の一実施例を示すそれぞれ平面図、および側面図、第
2図は第1図(b)中のA−A線断面図、第3図は第1
図に示した曲げ加工装置による曲げ加工方法を説明する
概略図、第4図は本考案に係わる曲げ加工装置の他の例
を示す平面図、第5図(a)および(b)は従来の曲げ
加工装置におけるクランプ構造を示すそれぞれ平面図お
よび側面図、第6図は第5図(b)中のB−B線断面図
である。 1……曲げ型、 1b……曲げ加工曲面、 2……被加工物、 4……直線クランプ、 4a……被加工物当接面、 5……可動クランプ、 6……ブラケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動可能な曲げ型と、該曲げ型に取り付け
    た直線クランプと、前記直線クランプとの間で被加工物
    を挾持する可動クランプを備えた曲げ加工装置におい
    て、前記曲げ型に設けた前記曲げ型の軸と平行な軸によ
    って、前記直線クランプを曲げ型の曲げ加工曲面上の1
    点を通る接線と直線クランプの被加工物当接面とが一直
    線上に並ぶように回動可能に枢着してなることを特徴と
    する曲げ加工装置。
JP11060189U 1989-09-21 1989-09-21 曲げ加工装置 Expired - Lifetime JPH0618649Y2 (ja)

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JP11060189U JPH0618649Y2 (ja) 1989-09-21 1989-09-21 曲げ加工装置

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JP11060189U JPH0618649Y2 (ja) 1989-09-21 1989-09-21 曲げ加工装置

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Publication Number Publication Date
JPH0351916U JPH0351916U (ja) 1991-05-21
JPH0618649Y2 true JPH0618649Y2 (ja) 1994-05-18

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