JPH06186386A - チャンネルファスナー締付用トルク管理治具 - Google Patents
チャンネルファスナー締付用トルク管理治具Info
- Publication number
- JPH06186386A JPH06186386A JP4355838A JP35583892A JPH06186386A JP H06186386 A JPH06186386 A JP H06186386A JP 4355838 A JP4355838 A JP 4355838A JP 35583892 A JP35583892 A JP 35583892A JP H06186386 A JPH06186386 A JP H06186386A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- connecting shaft
- shaft
- tightening
- channel fastener
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＢＷＲ燃料集合体のチャンネルファスナー固
定用のキャップスクリューボルトを締着するに際し、こ
れを適正に締着せしめて、共に固定されるチャンネルボ
ックスを仕様通り正確に取付けると共に、上記締付作業
に際しても、ボルトの損傷を防止し、かつ作業者のトル
ク確認も容易に行えるようにする。 【構成】 ソケット１の上部軸芯から軸方向直線状に連
結軸２を延設すると共に、この軸２の上部から該軸に交
差せしめて両手把持用のハンドル３を設け、かつこのハ
ンドル３近傍の上記軸端に、表示部４を上方に向けトル
クメーター５を設け、さらに、トルクリミッター６を付
設せしめて、上記連結軸２を着脱自在な分割体２ａ，２
ｂにて構成したことを特徴としている。
定用のキャップスクリューボルトを締着するに際し、こ
れを適正に締着せしめて、共に固定されるチャンネルボ
ックスを仕様通り正確に取付けると共に、上記締付作業
に際しても、ボルトの損傷を防止し、かつ作業者のトル
ク確認も容易に行えるようにする。 【構成】 ソケット１の上部軸芯から軸方向直線状に連
結軸２を延設すると共に、この軸２の上部から該軸に交
差せしめて両手把持用のハンドル３を設け、かつこのハ
ンドル３近傍の上記軸端に、表示部４を上方に向けトル
クメーター５を設け、さらに、トルクリミッター６を付
設せしめて、上記連結軸２を着脱自在な分割体２ａ，２
ｂにて構成したことを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、沸騰水型原子炉（ＢＷ
Ｒ）に使用される燃料集合体の組立治具に係り、詳しく
は、この燃料集合体の上部タイプレートとチャンネルボ
ックス、ならびにチャンネルファスナーをキャップスク
リューボルトにて締着するためのチャンネルファスナー
締付用トルク管理治具に関するものである。
Ｒ）に使用される燃料集合体の組立治具に係り、詳しく
は、この燃料集合体の上部タイプレートとチャンネルボ
ックス、ならびにチャンネルファスナーをキャップスク
リューボルトにて締着するためのチャンネルファスナー
締付用トルク管理治具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】沸騰水型原子炉に使用されている燃料集
合体Ｎは、図９に示すように、多数本の燃料棒２１及び
１本〜数本のウォーターロッドと、これらを各棒の間隔
を所定に保持して束ねるスペーサ２２と、上記燃料棒２
１やウォーターロッドを上下で夫々支持する上部タイプ
レート２３及び下部タイプレート２４等により束状に形
成されている。
合体Ｎは、図９に示すように、多数本の燃料棒２１及び
１本〜数本のウォーターロッドと、これらを各棒の間隔
を所定に保持して束ねるスペーサ２２と、上記燃料棒２
１やウォーターロッドを上下で夫々支持する上部タイプ
レート２３及び下部タイプレート２４等により束状に形
成されている。
【０００３】そして、この燃料束の外周は、燃料束を冷
却するための流路と制御棒や計装管等を冷却するための
流路とを分けると共に、制御棒のガイドを兼ね、かつ燃
料束を保護する角筒状のチャンネルボックス１４によっ
て覆われている。
却するための流路と制御棒や計装管等を冷却するための
流路とを分けると共に、制御棒のガイドを兼ね、かつ燃
料束を保護する角筒状のチャンネルボックス１４によっ
て覆われている。
【０００４】上部タイプレート２３には、多数のボスが
設けられており、燃料棒２１はその上部端栓がスプリン
グを介して上記ボスに挿入されることにより、燃焼時の
照射による伸長が許容されるようになっている。
設けられており、燃料棒２１はその上部端栓がスプリン
グを介して上記ボスに挿入されることにより、燃焼時の
照射による伸長が許容されるようになっている。
【０００５】一方、図６，図７にも示すように、上部タ
イプレート２３の４つのコーナーには、チャンネルボッ
クス１４の上部と係合するためのコーナーポスト２０が
タイプレートと一体に設けられており、このコーナーポ
スト２０には上記チャンネルボックス１４が、その４つ
の角に設けられた三角板２５を介してボルトにて取付け
られる。
イプレート２３の４つのコーナーには、チャンネルボッ
クス１４の上部と係合するためのコーナーポスト２０が
タイプレートと一体に設けられており、このコーナーポ
スト２０には上記チャンネルボックス１４が、その４つ
の角に設けられた三角板２５を介してボルトにて取付け
られる。
【０００６】また、上記コーナーポストの内の１本に
は、図６，図７に示すように、隣接する他の燃料集合体
との間隔を保つためのチャンネルファスナー１８が、チ
ャンネルボックス１４と共に、キャップスクリューボル
ト１９によって上部タイプレート２３に取付けられてい
る。
は、図６，図７に示すように、隣接する他の燃料集合体
との間隔を保つためのチャンネルファスナー１８が、チ
ャンネルボックス１４と共に、キャップスクリューボル
ト１９によって上部タイプレート２３に取付けられてい
る。
【０００７】このチャンネルファスナーの上記キャップ
スクリューボルトによる取付は、この部材がばね弾性を
有すること等から、一緒に取着されるチャンネルボック
スの固定を厳密に行う上で、特に慎重に行わねばならな
い。即ち、上記キャップスクリューボルトを締込む際に
は、上記チャンネルボックスが、燃料集合体として設計
仕様通りに取付けられている事を確認するために、上記
ボルトの締付トルクを精度よく管理する必要がある。
スクリューボルトによる取付は、この部材がばね弾性を
有すること等から、一緒に取着されるチャンネルボック
スの固定を厳密に行う上で、特に慎重に行わねばならな
い。即ち、上記キャップスクリューボルトを締込む際に
は、上記チャンネルボックスが、燃料集合体として設計
仕様通りに取付けられている事を確認するために、上記
ボルトの締付トルクを精度よく管理する必要がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来は、上記
チャンネルファスナーの締付トルク値の管理は、一般に
図８に示すような片持式トルクレンチ２６を用いて行わ
れており、このトルクレンチ２６は、トルクメーターが
あるのみで、過大トルクの防止機能が具備されていない
ため、使用する上で細心の注意が必要とされていた。さ
らに、上記従来のトルクレンチは片持式であるためキャ
ップスクリューボルトへの偏芯荷重が過大になり、ボル
ト折損等の重大なトラブル発生の原因となる可能性もあ
る。
チャンネルファスナーの締付トルク値の管理は、一般に
図８に示すような片持式トルクレンチ２６を用いて行わ
れており、このトルクレンチ２６は、トルクメーターが
あるのみで、過大トルクの防止機能が具備されていない
ため、使用する上で細心の注意が必要とされていた。さ
らに、上記従来のトルクレンチは片持式であるためキャ
ップスクリューボルトへの偏芯荷重が過大になり、ボル
ト折損等の重大なトラブル発生の原因となる可能性もあ
る。
【０００９】また、上記トルクレンチの使用時には、図
８に示す様な方法で締付トルクの指示針を読み取りを行
うため、作業者は読み取りを行うまで一定の力で保持し
ていなければならず、そのため、読み取り違いや過大ト
ルクを加える原因となるなどの問題を有し、さらには、
放射性のない製作時の新燃料に対しては上記の如く締付
作業が接近して行えるとしても、使用済燃料の次サイク
ル使用時におけるプール水の中での締付けには使用し得
ないとの問題も有している。
８に示す様な方法で締付トルクの指示針を読み取りを行
うため、作業者は読み取りを行うまで一定の力で保持し
ていなければならず、そのため、読み取り違いや過大ト
ルクを加える原因となるなどの問題を有し、さらには、
放射性のない製作時の新燃料に対しては上記の如く締付
作業が接近して行えるとしても、使用済燃料の次サイク
ル使用時におけるプール水の中での締付けには使用し得
ないとの問題も有している。
【００１０】本発明は叙上の如き実状に対処し、チャン
ネルファスナーのキャップスクリューボルトを締付ける
トルク管理治具に新規な構成を見出すことにより、上記
キャップスクリューボルトを適正に締着せしめて、チャ
ンネルボックスを仕様通り正確に取付けると共に、上記
締付作業に際しても、ボルトの損傷を防止し、かつ作業
者のトルク確認も容易に行えるようにすることを目的と
するものである。
ネルファスナーのキャップスクリューボルトを締付ける
トルク管理治具に新規な構成を見出すことにより、上記
キャップスクリューボルトを適正に締着せしめて、チャ
ンネルボックスを仕様通り正確に取付けると共に、上記
締付作業に際しても、ボルトの損傷を防止し、かつ作業
者のトルク確認も容易に行えるようにすることを目的と
するものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明のチャンネルファスナー締付用トルク管理治具
の特徴は、ボルト頭部に嵌着されるソケットと、該ソケ
ットの上部軸芯から軸方向に直線状に延設される連結軸
と、該連結軸の上部からこの連結軸と略直交し、かつ軸
周囲を略等分するよう延設された少なくとも一対のハン
ドルと、該ハンドルに近接して上記連結軸の上端に、上
面に表示部を具備して設けられたトルクメーターとを備
えてなり、上記連結軸を、着脱自在の分割体にて構成す
ると共に、該連結軸の一部に、過大トルクを滑動により
回避するトルクリミッターを同軸状に付設せしめたとこ
ろにある。
る本発明のチャンネルファスナー締付用トルク管理治具
の特徴は、ボルト頭部に嵌着されるソケットと、該ソケ
ットの上部軸芯から軸方向に直線状に延設される連結軸
と、該連結軸の上部からこの連結軸と略直交し、かつ軸
周囲を略等分するよう延設された少なくとも一対のハン
ドルと、該ハンドルに近接して上記連結軸の上端に、上
面に表示部を具備して設けられたトルクメーターとを備
えてなり、上記連結軸を、着脱自在の分割体にて構成す
ると共に、該連結軸の一部に、過大トルクを滑動により
回避するトルクリミッターを同軸状に付設せしめたとこ
ろにある。
【００１２】
【作用】上記構成の本発明トルク管理治具においては、
回軸トルクを伝達する部材が全て同軸上に形成されるこ
とから、キャップスクリューボルト締付作業において、
キャップスクリューボルトに対し片持ち的に偏心した不
安定な力を加えることがなく、また締付け操作中も両手
操作で、しかも管理トルク値を上まわり締付力が生じた
場合は、連結軸の一部に設けたトルクリミッターが空回
りし、キャップスクリューボルトへの過大なトルクが回
避され、ボルトへの曲がり折損等の重大な問題を確実に
防止することが可能である。
回軸トルクを伝達する部材が全て同軸上に形成されるこ
とから、キャップスクリューボルト締付作業において、
キャップスクリューボルトに対し片持ち的に偏心した不
安定な力を加えることがなく、また締付け操作中も両手
操作で、しかも管理トルク値を上まわり締付力が生じた
場合は、連結軸の一部に設けたトルクリミッターが空回
りし、キャップスクリューボルトへの過大なトルクが回
避され、ボルトへの曲がり折損等の重大な問題を確実に
防止することが可能である。
【００１３】また、本発明では、上記の如く両手操作が
行える上に、トルクメーターの表示においても、作業者
の操作部中央に上向に指針が表示されることから、指示
値が見やすく、上記トルクリミッターの作用と相俟っ
て、チャンネルファスナーとチャンネルボックスとを固
定するキャップスクリューボルトのトルク管理を極めて
適正に行うことが可能である。
行える上に、トルクメーターの表示においても、作業者
の操作部中央に上向に指針が表示されることから、指示
値が見やすく、上記トルクリミッターの作用と相俟っ
て、チャンネルファスナーとチャンネルボックスとを固
定するキャップスクリューボルトのトルク管理を極めて
適正に行うことが可能である。
【００１４】そして、連結軸を構成する分割体を長尺な
ものと差し換えるか、あるいは上記分割体を多数設けて
連結軸を延長することにより、上記ボルト締着作業を水
中でも行うことが可能となる。
ものと差し換えるか、あるいは上記分割体を多数設けて
連結軸を延長することにより、上記ボルト締着作業を水
中でも行うことが可能となる。
【００１５】
【実施例】以下、さらに添付図面を参照して、本発明の
実施例を説明する。図１は本発明実施例のチャンネルフ
ァスナー締付用トルク管理治具を示す正面図、図２は同
平面図、図３は同拡大底面図であり、この実施例の治具
は、図６，図７に示すキャップスクリューボルト１９の
ボルト頭部に嵌着されるソケット１と、該ソケット１の
上部軸芯から軸方向に直線状に延設される連結軸２と、
該連結軸２の上部からこの連結軸２と略直交し、かつ略
対称に延設された一対の（３本以上でもよい）ハンドル
３と、該ハンドル３に近接して上記連結軸２の上端に、
上面に表示部４を具備して設けられたトルクメーター５
とを備えている。
実施例を説明する。図１は本発明実施例のチャンネルフ
ァスナー締付用トルク管理治具を示す正面図、図２は同
平面図、図３は同拡大底面図であり、この実施例の治具
は、図６，図７に示すキャップスクリューボルト１９の
ボルト頭部に嵌着されるソケット１と、該ソケット１の
上部軸芯から軸方向に直線状に延設される連結軸２と、
該連結軸２の上部からこの連結軸２と略直交し、かつ略
対称に延設された一対の（３本以上でもよい）ハンドル
３と、該ハンドル３に近接して上記連結軸２の上端に、
上面に表示部４を具備して設けられたトルクメーター５
とを備えている。
【００１６】上記連結軸２は、後述するトルクリミッタ
ー６を介して分かたれた着脱自在の２個の分割体２ａ〜
２ｂにて構成される共に、該連結軸２の上記分割体２
ａ，２ｂの間には、過大トルクを滑動により回避するト
ルクリミッター６が同軸状に付設されている。上記分割
体２ａ〜２ｂの寸法は、実施例において新燃料を対象に
したものでは、共に約５０ｍｍであり、また、燃料集合
体検査等により再装荷される燃料体の場合は、水中作業
となることから、分割体２ｂは、トルクリミッター６が
水没しないように、2.5 〜３ｍ程度に長くする。
ー６を介して分かたれた着脱自在の２個の分割体２ａ〜
２ｂにて構成される共に、該連結軸２の上記分割体２
ａ，２ｂの間には、過大トルクを滑動により回避するト
ルクリミッター６が同軸状に付設されている。上記分割
体２ａ〜２ｂの寸法は、実施例において新燃料を対象に
したものでは、共に約５０ｍｍであり、また、燃料集合
体検査等により再装荷される燃料体の場合は、水中作業
となることから、分割体２ｂは、トルクリミッター６が
水没しないように、2.5 〜３ｍ程度に長くする。
【００１７】上記トルクリミッター６は、この実施例で
は図４及び図５に示す皿ばね７を使用した簡便かつコン
パクトなものを用いている。即ち、このトルクリミッタ
ー６は、ハウジング８の内側に固着した４枚のドーナツ
状ディスク１０と、上記ハウジング８と対となる中空軸
９外周部に固着した３枚のドーナツ状ディスク１１とを
交互に差し嵌めるようにし、これらのディスク１０，１
１をハウジングの上下に配した２枚の皿ばね７で挟圧す
る構造を有している。なお、上記ディスク１０，１１の
複層体には、石綿などからなるドーナツ状の摩擦板が介
装されている。
は図４及び図５に示す皿ばね７を使用した簡便かつコン
パクトなものを用いている。即ち、このトルクリミッタ
ー６は、ハウジング８の内側に固着した４枚のドーナツ
状ディスク１０と、上記ハウジング８と対となる中空軸
９外周部に固着した３枚のドーナツ状ディスク１１とを
交互に差し嵌めるようにし、これらのディスク１０，１
１をハウジングの上下に配した２枚の皿ばね７で挟圧す
る構造を有している。なお、上記ディスク１０，１１の
複層体には、石綿などからなるドーナツ状の摩擦板が介
装されている。
【００１８】また、このトルクリミッター６は、アジャ
スター穴１３からアジャスターキャップ１２を上下させ
ることにより、上記皿ばね７の圧縮力を変え、伝達限界
トルク値を可変しうるよう設定されている。この例で
は、アジャスターを上方から調整できるように、ハウジ
ング８を下側に組み込むようにしている。また、前記連
結棒２の分割体２ａ，２ｂは、このトルクリミッター６
を介し接続されるものであり、夫々が孔２７に挿入され
て、固定ボルト２８で固定される。
スター穴１３からアジャスターキャップ１２を上下させ
ることにより、上記皿ばね７の圧縮力を変え、伝達限界
トルク値を可変しうるよう設定されている。この例で
は、アジャスターを上方から調整できるように、ハウジ
ング８を下側に組み込むようにしている。また、前記連
結棒２の分割体２ａ，２ｂは、このトルクリミッター６
を介し接続されるものであり、夫々が孔２７に挿入され
て、固定ボルト２８で固定される。
【００１９】次にチャンネルファスナーの取付方法を説
明する。先ず、図６示すように、直立した燃料集合体Ｎ
へチャンネルボックス１４を被せ、さらに、ワッシャ１
５、リーフスプリング１６、ガード１７から構成される
チャンネルファスナー１８を、夫々の貫通孔にキャップ
スクリューボルト１９を通して、該ボルト１９を上部タ
イプレートコーナーポスト２０のボルト孔に軽く締め込
む。
明する。先ず、図６示すように、直立した燃料集合体Ｎ
へチャンネルボックス１４を被せ、さらに、ワッシャ１
５、リーフスプリング１６、ガード１７から構成される
チャンネルファスナー１８を、夫々の貫通孔にキャップ
スクリューボルト１９を通して、該ボルト１９を上部タ
イプレートコーナーポスト２０のボルト孔に軽く締め込
む。
【００２０】そして、その後に、上記本発明実施例の治
具を用いて、規定管理トルク値になるよう本締めを行
う。即ち、この本締めに際し、上記本発明実施例におい
ては、ボルトを締着する回転トルクを、図７に示す如き
キャップスクリューボルト１９に対し片持ち的に偏心し
た不安定な力を加えることがなく、また締付け操作中も
両手操作で、しかも管理トルク値を上まわり締付力が生
じた場合は、連結軸２の一部に設けたトルクリミッター
６が空回りし、キャップスクリューボルト１９への過大
なトルクが回避され、ボルト１９への曲がり折損等を確
実に防止することが可能である。
具を用いて、規定管理トルク値になるよう本締めを行
う。即ち、この本締めに際し、上記本発明実施例におい
ては、ボルトを締着する回転トルクを、図７に示す如き
キャップスクリューボルト１９に対し片持ち的に偏心し
た不安定な力を加えることがなく、また締付け操作中も
両手操作で、しかも管理トルク値を上まわり締付力が生
じた場合は、連結軸２の一部に設けたトルクリミッター
６が空回りし、キャップスクリューボルト１９への過大
なトルクが回避され、ボルト１９への曲がり折損等を確
実に防止することが可能である。
【００２１】また、本発明では、上記の如く両手操作が
行える上に、トルクメーター５の表示においても、作業
者の操作部中央に上向に指針が表示されることから、指
示値が見やすく、上記トルクリミッター６の作用と相俟
って、チャンネルファスナー１８とチャンネルボックス
１４とを固定するキャップスクリューボルト１９のトル
ク管理を極めて適正に行うことが可能である。
行える上に、トルクメーター５の表示においても、作業
者の操作部中央に上向に指針が表示されることから、指
示値が見やすく、上記トルクリミッター６の作用と相俟
って、チャンネルファスナー１８とチャンネルボックス
１４とを固定するキャップスクリューボルト１９のトル
ク管理を極めて適正に行うことが可能である。
【００２２】そして、連結軸２を構成する分割体２ａ，
２ｂを長尺なものと差し換えるか、あるいは上記分割体
を多数設けて連結軸を延長することにより、上記ボルト
締着作業を水中でも行うことが可能である。
２ｂを長尺なものと差し換えるか、あるいは上記分割体
を多数設けて連結軸を延長することにより、上記ボルト
締着作業を水中でも行うことが可能である。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチャンネ
ルファスナー締付用トルク管理治具は、ソケットの上部
軸芯から軸方向直線状に連結軸を延設すると共に、この
軸の上部から該軸に交差せしめて両手把持用のハンドル
を設け、かつ、このハンドル近傍の上記軸端に、表示部
を上方に向けトルクメーターを設け、さらに、トルクリ
ミッターを付設せしめて、上記連結軸を着脱自在な分割
体にて構成したものであり、回軸トルクを伝達する部材
が全て同軸上に形成されることから、チャンネルファス
ナーを固定するキャップスクリューボルトに対し片持ち
的に偏心した不安定な力を加えることがなく、また締付
け操作中も両手操作で、しかも管理トルク値を上まわり
締付力が生じた場合は、連結軸の一部に設けたトルクリ
ミッターが空回りし、上記ボルトへの過大なトルクが回
避され、ボルトへの曲がり折損等を確実に防止すること
が可能であり、またトルクメーターの表示においても、
作業者の操作部中央に上向に指針が表示されることか
ら、指示値が見やすく、上記トルクリミッターの作用と
相俟って、チャンネルファスナーとチャンネルボックス
とを固定するキャップスクリューボルトのトルク管理を
極めて適正に行わしめるとの顕著な効果を奏するもので
ある。
ルファスナー締付用トルク管理治具は、ソケットの上部
軸芯から軸方向直線状に連結軸を延設すると共に、この
軸の上部から該軸に交差せしめて両手把持用のハンドル
を設け、かつ、このハンドル近傍の上記軸端に、表示部
を上方に向けトルクメーターを設け、さらに、トルクリ
ミッターを付設せしめて、上記連結軸を着脱自在な分割
体にて構成したものであり、回軸トルクを伝達する部材
が全て同軸上に形成されることから、チャンネルファス
ナーを固定するキャップスクリューボルトに対し片持ち
的に偏心した不安定な力を加えることがなく、また締付
け操作中も両手操作で、しかも管理トルク値を上まわり
締付力が生じた場合は、連結軸の一部に設けたトルクリ
ミッターが空回りし、上記ボルトへの過大なトルクが回
避され、ボルトへの曲がり折損等を確実に防止すること
が可能であり、またトルクメーターの表示においても、
作業者の操作部中央に上向に指針が表示されることか
ら、指示値が見やすく、上記トルクリミッターの作用と
相俟って、チャンネルファスナーとチャンネルボックス
とを固定するキャップスクリューボルトのトルク管理を
極めて適正に行わしめるとの顕著な効果を奏するもので
ある。
【００２４】そして、連結軸を構成する分割体を長尺な
ものと差し換えるか、あるいは上記分割体を多数設けて
連結軸を延長することにより、上記ボルト締着作業を水
中でも行うことが可能であるとの実用性に優れた効果も
有するものである。
ものと差し換えるか、あるいは上記分割体を多数設けて
連結軸を延長することにより、上記ボルト締着作業を水
中でも行うことが可能であるとの実用性に優れた効果も
有するものである。
【図１】本発明実施例のチャンネルファスナー締付用ト
ルク管理治具を示す正面図である。
ルク管理治具を示す正面図である。
【図２】同平面図である。
【図３】同底面図である。
【図４】同実施例のトルクリミッターを示す一部断面正
面図である。
面図である。
【図５】同平面図である。
【図６】チャンネルファスナーの取付状態を示す説明図
である。
である。
【図７】チャンネルファスナーの取付状態を示す説明図
である。
である。
【図８】従来の締付方法を示す斜視図である。
【図９】ＢＷＲ燃料集合体を示す説明図である。
１ ソケット ２ 連結軸 ２ａ 連結軸分割体 ２ｂ 連結軸分割体 ３ ハンドル ４ 表示部 ５ トルクメーター ６ トルクリミッター ７ 皿ばね ８ ハウジング ９ 中空軸 １０ ディスク １１ ディスク １２ アジャスターキャップ １３ アジャスター穴 １８ チャンネルファスナー １９ キャップスクリューボルト
Claims (1)
- 【請求項１】 ボルト頭部に嵌着されるソケットと、該
ソケットの上部軸芯から軸方向に直線状に延設される連
結軸と、該連結軸の上部からこの連結軸と略直交し、か
つ軸周囲を略等分するよう延設された少なくとも一対の
ハンドルと、該ハンドルに近接して上記連結軸の上端
に、上面に表示部を具備して設けられたトルクメーター
とを備えてなり、上記連結軸を、着脱自在の分割体にて
構成すると共に、該連結軸の一部に、過大トルクを滑動
により回避するトルクリミッターを同軸状に付設せしめ
たことを特徴とするチャンネルファスナー締付用トルク
管理治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4355838A JPH06186386A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | チャンネルファスナー締付用トルク管理治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4355838A JPH06186386A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | チャンネルファスナー締付用トルク管理治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06186386A true JPH06186386A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18445997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4355838A Withdrawn JPH06186386A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | チャンネルファスナー締付用トルク管理治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06186386A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013129032A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水中ボルト・ナット締緩装置及び該装置を用いた水中リラッキング工法 |
| CN108723760A (zh) * | 2018-08-04 | 2018-11-02 | 浙江昌亨机械有限公司 | 一种扭力限制器装配机 |
-
1992
- 1992-12-17 JP JP4355838A patent/JPH06186386A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013129032A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水中ボルト・ナット締緩装置及び該装置を用いた水中リラッキング工法 |
| CN108723760A (zh) * | 2018-08-04 | 2018-11-02 | 浙江昌亨机械有限公司 | 一种扭力限制器装配机 |
| CN108723760B (zh) * | 2018-08-04 | 2023-08-25 | 浙江昌亨机械集团股份有限公司 | 一种扭力限制器装配机 |
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