JPH0618604B2 - 垂直な貫流管のガス流から液滴を分離する装置 - Google Patents

垂直な貫流管のガス流から液滴を分離する装置

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JPH0618604B2
JPH0618604B2 JP60504216A JP50421685A JPH0618604B2 JP H0618604 B2 JPH0618604 B2 JP H0618604B2 JP 60504216 A JP60504216 A JP 60504216A JP 50421685 A JP50421685 A JP 50421685A JP H0618604 B2 JPH0618604 B2 JP H0618604B2
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    • B01D45/00—Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces
    • B01D45/04—Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by utilising inertia
    • B01D45/08—Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by utilising inertia by impingement against baffle separators
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、１つのフレームで２枚の支持板間に平行にか
つ互いに間隔を置いて傾斜して貫流管内に配置されてい
る構成群としてまとめられた分離板からなり、各構成群
が多数平列して配置されかつ洗浄管を備えている形式
の、垂直な貫流管、特に排ガス脱硫装置のガス洗浄器の
ガス流から液滴を分離する装置に関する。
貫流ガスから液滴を分離するためには、貫流方向との関
連において異なって構成されている、貫流管内に組込ま
れた分離板が使用される。貫流管が水平に配置されてい
る場合には、貫流管内に網目板又は同様のものを介して
互いに間隔を置いて配置されかつ多数の湾曲した流路を
有し、液滴の分離を改善するために、分離された液滴を
下方に流す捕集突起、捕集溝又は同様のものを装備して
いてもよい波形を付けられた分離板を使用する（西ドイ
ツ国特許第２５７３６８号、同第３１０３５２４号明細
書）、分離板を適当に構成することにより、この実施態
様を広範な液滴スペクトルに対して適用することができ
る。これに対し垂直方向のガス流から液滴を分離するた
めには角形に構成された分離板を使用する。しかしこれ
は液膜を容易に引き裂く傾向を有しまた比較的狭い液滴
スペクトルに対して適しているにすぎない（西ドイツ国
特許第２２４６４７５号明細書）。
更に「パワー」(Power)１９８４年３月、第３５頁〜第
３７頁から、排ガス脱硫装置のガス洗浄器に組込むため
の平坦な分離板が公知であり、これは水平面に対して傾
斜して配置され、その際それぞれ２つの隣接する列は両
切り妻屋根状に構成されている。この実施態様では捕実
できる液滴スペクトルは特に狭く、分離器の高価な多層
配列によっても本質的に改良することはできない。他の
欠点は脱硫装置を貫流する排ガスが多量の塵を含み、常
に分離板又は分離膜に付着し、短時間後に貫流断面を著
しく狭くしまた分離効率に悪影響を及ぼすことである。
従って運転中に洗浄水で分離板をしばしば洗浄する必要
がある。しかしこの周期的に噴霧される洗浄水は洗浄過
程中液滴の分離を著しく低下させる。
これに対し本発明は先に記載した形式の装置において、
分離効率を改良し、洗浄過程でも維持し得るように構成
することを根本課題とする。
この課題は本発明によれば波形を付された分離板の下端
に沿ってそれぞれ１個の僅かに傾斜して配置された集合
溝を設けることによって解決される。
波形を付された分離板を使用することによってまず、水
平に貫流する管又は同様のものの中に相応して波形を付
されまた捕集突起及び捕集溝を備えた分離板を有する場
合と同様に、垂直なガス流でも広い液滴スペクトルを処
理し得るという利点が得られる。分離板のそばに存在す
る集合溝は洗浄過程で一緒に流れる洗浄水液滴を捕集す
るのに利用され、分離板から上方に向けて弛やかに傾斜
して飛散し、重力によってまたガス流に対して弧状に集
合溝に落ちる。約２〜５°であってよい傾斜角によっ
て、集結された水は集合溝から排出される。
特に良好な結果は、分離板が約４０°〜５０°傾斜しか
つすべての集合溝の幅が構成群の幅の約1/2〜1/3に相当
する場合に得ることができる。この手段によって特に良
好な分離を普通の運転で達成することができ、集合溝の
幅との関連においてそれぞれ隣接する集合溝への液滴の
飛散路が定められる。
貫流路は１つ以上の横断面内に分離器を有していてよ
く、その際各分離器は分離板を備えた多数の構成群から
なる。分離器素子の傾斜方向は集合溝の構造及び配置に
左右される。有利には１つの構成群面のすべての分離板
を同じ方向に傾斜させる。この場合集合溝は隣接する構
成群列の分離板の支持板によって限定することができ、
これにより特に簡単でかつ場所的に節約できる構造が得
られる。構成群を簡単に組立てるため各構成群は有利に
は結合管及び相互に結合可能の洗浄管を備えている。こ
の場合貫流管内で水平面に対して僅かに傾斜した隔壁は
構成群を装入するための切欠部を有していてもよい。こ
の実施形式は分離器を簡単に組立てることを可能とし、
これは貫流管に僅かに傾斜して組込むだけで十分であ
る。撰択的にそれぞれ隣接する二列の分離板を両切り妻
屋根の形で配置することもできる。
本発明を図面に示したいくつかの実施例にもとづき詳述
する： 第１図：エリミネータを備えたガス洗浄器の縦断面図、 第２図：第１図に含まれるエリミネータを拡大して示し
た断面図、 第３図：第１図のエリミネータの拡大平面図、 第４図から第６図まで：分離板の種々異なる横断面図、 第７図：エリミネータの２つの構成群の側面図、 第８図：第７図に示した構成群の正面図、 第９図：両切り妻屋根状に配置された分離板を有する他
の実施例を示す図。
第１図に示した実施例ではガス洗浄器１は垂直な貫流管
を形成し、この場合ガス例えば発電所の排ガス脱硫装置
の塵を含む排ガスは、噴霧装置３を備えた洗浄域２をま
たその後は下から上に向って２つの上下に配置されたエ
リミネータ４並びにガスの予熱に使用する熱交換器１９
を貫流する。各エリミネータ４は構成群にまとめられた
分離板６からなる。第２図及び第３図は、各構成群５が
多数の分離板６からなることを示し、これは互いに間隔
を置いてまた同じ傾斜でその両端部を２つの支持板８，
９に固定されている。傾斜角αは例えば４５°であり、
支持板８，９は分離板６の上端部近くまで突出してお
り、従って低い支持板８及び高い支持板９は分離板６を
包含する。支持板８，９には横断面が正方形の連結管１
２を付設し、これは構成群５をエリミネータ４にまとめ
たものを支持骨格又は隔壁１０と結合させる。この隔壁
１０は、構成群５を装入することのできる切欠部を有
し、この場合各構成群５は側方の連結管１２で切欠部の
側縁に載る。各切欠部間に存在するステージは所属の支
持板８，９と一緒に集合溝１１を形成する。排出を可能
とするため、隔壁１０を集合溝１１の長手方向で約２〜
３傾斜させる。必要な場合には排出口１３をその床部に
設けることができる。組立てた状態で各エリミネータ４
は数列の分離板６からなり、これはそれぞれ同じ方向に
傾斜している。更に各列は分離板６の上及び下にそれぞ
れ１個の洗浄管７を備えている。
分離板６は作用する液滴スペクトル及び流動速度との関
連において波形に構成することができる。第４図は単純
な波形を有する実施態様を示すものである。第５図によ
る実施例ではより強く湾曲された中央波形部１４のそば
に逆方向に湾曲した２つの小さな波形１５が設けられて
いる。第６図に示した実施例では波形部に下方を向く捕
集突起１６が形成されている。構成部を結合するため各
構成群に短い連結管１２を配置することができ、これは
次の構成群５の連結管１２と結合することができる。同
様に第７図及び第８図に示すように、短い洗浄管７を支
持柄１７又は支持板９に固定することができ、これらは
同様に互いに結合可能である。
標準運転過程でガス流から一緒に流れる液滴は波形を付
けられた分離板６で分離される。分離された液体は分離
板６上を傾斜して下方に流れ、そこで低い支持板８で下
方に向けて洗浄域２に滴下する。分離板６上で除去され
た粉塵、例えば先に接続された排ガス脱硫装置の石灰塵
を除去するために、適当な時間間隔で周期的に洗浄管７
を介して洗浄水を分離板６に噴霧する。しかしこの場合
標準的なガス流は維持される。その際洗浄液は一緒に流
れ、とばされるが、分離板６が傾斜していることにより
所属の集合溝１１の方向に傾斜して流れ、ここに液滴が
落ちる（第２図中の矢印参照）。大きな支持板９は隣り
の列に液滴が移行するのを阻止する。
第９図に示した実施例ではそれぞれ２つの隣接する列の
分離板６は両切り妻屋根形に構成された構成群５からな
り、この場合各分離板６は棟部で支持板１８に固定され
ている。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】１つのフレームで２枚の支持板（８，９）
    間に平行にかつ互いに間隔を置いて傾斜して貫流管内に
    配置されている、構成群としてまとめられた分離板
    （６）からなりかつ各構成群（５）が多数並列して配置
    されておりまた洗浄管（７）を備えている形式の、垂直
    な貫流管、特に灰ガス脱硫装置のガス洗浄器（１）のガ
    ス流から液滴を分離する装置において、波形に構成され
    た分離板（６）の下端に沿ってそれぞれ１個の僅かに傾
    斜した集合溝（１１）を有することを特徴とする、垂直
    な貫流管のガス流から液滴を分離する装置。
  2. 【請求項２】分離板（６）が約４０〜５０°傾斜し、各
    集合溝（１１）の幅が構成群（５）の幅の約1/2〜1/3に
    相当する、請求の範囲第１項記載の装置。
  3. 【請求項３】１つの構成群面のすべての分離板（６）が
    同じ方向に傾斜している、請求の範囲第１項又は第２項
    記載の装置。
  4. 【請求項４】集合溝（１１）が隣接する各列の分離板
    （６）の支持板（８，９）により限定されている、請求
    の範囲第３項記載の装置。
  5. 【請求項５】各構成群（５）が連結管（２２）及び互い
    に連結可能の洗浄管（７）を有する、請求の範囲第１項
    から第４項までのいずれか１項に記載の装置。
  6. 【請求項６】貫流管内に水平面に対して僅かに傾斜しか
    つ構成群（５）を装入するための切欠部を有する隔壁
    （１０）を設ける、請求の範囲第１項から第５項までの
    いずれか１項に記載の装置。
  7. 【請求項７】分離板（６）がそれぞれ２つの隣接する列
    によって両切り妻屋根状に配列されている、請求の範囲
    第１項又は第２項記載の装置。
  8. 【請求項８】分離板（６）が捕集突起（１６）又は捕集
    溝を有する、請求の範囲第１項から第７項までのいずれ
    か１項に記載の装置。
JP60504216A 1984-09-18 1985-09-06 垂直な貫流管のガス流から液滴を分離する装置 Expired - Lifetime JPH0618604B2 (ja)

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PCT/EP1985/000451 WO1986001739A1 (en) 1984-09-18 1985-09-06 System for separating liquid droplets from the gas flow inside a vertical pipe

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JPS62500224A JPS62500224A (ja) 1987-01-29
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WO (1) WO1986001739A1 (ja)

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