JPH0618584Y2 - 筒状タンクの整流装置 - Google Patents
筒状タンクの整流装置Info
- Publication number
- JPH0618584Y2 JPH0618584Y2 JP4294488U JP4294488U JPH0618584Y2 JP H0618584 Y2 JPH0618584 Y2 JP H0618584Y2 JP 4294488 U JP4294488 U JP 4294488U JP 4294488 U JP4294488 U JP 4294488U JP H0618584 Y2 JPH0618584 Y2 JP H0618584Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- perforated plate
- inlet
- flow
- tubular tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は肥料プラント、ガス分離プラントの反応塔又は
吸着塔などの充填剤を内蔵した筒状タンクの整流装置に
関する。
吸着塔などの充填剤を内蔵した筒状タンクの整流装置に
関する。
第３図に従来の吸着塔の概念図を示す。吸着剤02を詰め
た吸着タンク01は、ガス07が入るタンク入口06から流路
を急拡大して円筒胴となり、再び流路を縮小してタンク
出口09となる。
た吸着タンク01は、ガス07が入るタンク入口06から流路
を急拡大して円筒胴となり、再び流路を縮小してタンク
出口09となる。
タンク入口06から流入したガス07が円筒胴内一ぱいに充
填された吸着剤02の入口端面全面に拡がるよう拡大部に
案内板05や整流効果が大きい多孔板04を取付け、更に吸
着剤02の端面を仕切る金網03との間に空間08を設けて前
記端面にガス07が一様に流入するよう配慮している。
填された吸着剤02の入口端面全面に拡がるよう拡大部に
案内板05や整流効果が大きい多孔板04を取付け、更に吸
着剤02の端面を仕切る金網03との間に空間08を設けて前
記端面にガス07が一様に流入するよう配慮している。
所定成分を吸着されたガスはタンク出口09から排出され
る。
る。
第３図に示すような従来技術では小口径のタンク入口06
からのガス07の流れを断面積で数十〜数百倍大きい円筒
胴断面の全面に均等に拡大させることは難しい。
からのガス07の流れを断面積で数十〜数百倍大きい円筒
胴断面の全面に均等に拡大させることは難しい。
即ち第４図に示すように案内板05を通るガスは、案内板
05との間の摩擦によって符号Ａに示すような流速分布と
なって凹凸が残る。多孔板04でこの凹凸を解消するため
には、開口の大きい板を数枚組合せるとか、開口率を中
央と外周部で適当に変えるとかの工夫が必要である。ま
た更に、タンク入口06から多孔板04までの距離及び多孔
板04から吸着剤02までの間隔を大きくとらねばならな
い。
05との間の摩擦によって符号Ａに示すような流速分布と
なって凹凸が残る。多孔板04でこの凹凸を解消するため
には、開口の大きい板を数枚組合せるとか、開口率を中
央と外周部で適当に変えるとかの工夫が必要である。ま
た更に、タンク入口06から多孔板04までの距離及び多孔
板04から吸着剤02までの間隔を大きくとらねばならな
い。
このように、上記従来技術では、筒状タンクに均一な流
速分布をもつ流体流を供給するためには、種々の問題点
があった。
速分布をもつ流体流を供給するためには、種々の問題点
があった。
本考案は簡単な装置によって筒除タンクにおける上記問
題点を解決しようとするものである。
題点を解決しようとするものである。
本考案は、充填体を内蔵する筒状タンクの入口部に設け
る整流装置において、流体が供給される底部が開放され
た多孔板で形成される円錐体の頂部を、筒状タンクの全
断面にわたって取付けられた平面多孔板に接するよう取
付けた。
る整流装置において、流体が供給される底部が開放され
た多孔板で形成される円錐体の頂部を、筒状タンクの全
断面にわたって取付けられた平面多孔板に接するよう取
付けた。
本考案では、底部から円錐体内に入る流体は、円錐体を
形成する多孔板を通過するときにその動圧が静圧へ徐々
に変化して、タンクの径方向に均一な流れとなる。
形成する多孔板を通過するときにその動圧が静圧へ徐々
に変化して、タンクの径方向に均一な流れとなる。
このように流れを多孔板で形成される円錐体で径方向の
流れを均一とした上で、平面多孔板によってタンク軸方
向に均一な流れとして充填体を通過させる。
流れを均一とした上で、平面多孔板によってタンク軸方
向に均一な流れとして充填体を通過させる。
以上のように、本考案では、多孔板で形成される円錐体
の底面の小さい入口から流入する流体は、同円錐体と平
面多孔板によってタンク内の全断面にわたって均一な流
れとなって、充填体に供給される。しかも、この均一流
は円錐体とそれが取付けられた平面多孔板によって得ら
れるために、これに要するスペースは極めて小さく、小
スペースで流れを均一とすることができる。
の底面の小さい入口から流入する流体は、同円錐体と平
面多孔板によってタンク内の全断面にわたって均一な流
れとなって、充填体に供給される。しかも、この均一流
は円錐体とそれが取付けられた平面多孔板によって得ら
れるために、これに要するスペースは極めて小さく、小
スペースで流れを均一とすることができる。
本考案の一実施例を第１図及び第２図によって説明す
る。１は充填剤としての吸着剤２が内蔵された筒状の吸
着タンクで、同タンク１の入口側には入口６が形成され
ている。タンク１内には流体入口６に接続する底面11を
有し多数の貫通孔10′が設けられた多孔板で形成された
円錐体10が配設され、同円錐体の頂部12はタンク１の全
断面にわたって取付けられ吸着剤の入口端面を形成する
多数の貫通孔４′が設けられた平面多孔板４に取付けら
れている。
る。１は充填剤としての吸着剤２が内蔵された筒状の吸
着タンクで、同タンク１の入口側には入口６が形成され
ている。タンク１内には流体入口６に接続する底面11を
有し多数の貫通孔10′が設けられた多孔板で形成された
円錐体10が配設され、同円錐体の頂部12はタンク１の全
断面にわたって取付けられ吸着剤の入口端面を形成する
多数の貫通孔４′が設けられた平面多孔板４に取付けら
れている。
本考案では流体入口６から入るガス等の流体７は、円錐
体10の多孔板を通る際に、その動圧が徐徐に静圧に変化
して、半径方向に均一な流れとなって円錐体10とタンク
１内壁の間の急速に拡大される空間13に流入する。この
流れは更に平面多孔板４によってタンクの軸方向に均一
な流れとなって同平面多孔板４を通って吸着剤２の充填
されたタンクの部分内に流入する。
体10の多孔板を通る際に、その動圧が徐徐に静圧に変化
して、半径方向に均一な流れとなって円錐体10とタンク
１内壁の間の急速に拡大される空間13に流入する。この
流れは更に平面多孔板４によってタンクの軸方向に均一
な流れとなって同平面多孔板４を通って吸着剤２の充填
されたタンクの部分内に流入する。
このように、本実施例によれば、入口６から急速に拡大
するタンク１の全断面にわたって均一な流れの流体の流
れが形成されて吸着剤による吸着が効果的に行なわれる
ことになる。
するタンク１の全断面にわたって均一な流れの流体の流
れが形成されて吸着剤による吸着が効果的に行なわれる
ことになる。
また、本実施例は、多孔板で形成される円錐体10とそれ
が取付けられた平面多孔板10で構成されているために、
所要のスペースは小さく、従来の整流装置に比して著し
く吸着タンクの長さを減小させることができる。
が取付けられた平面多孔板10で構成されているために、
所要のスペースは小さく、従来の整流装置に比して著し
く吸着タンクの長さを減小させることができる。
以上説明したように、本考案は多孔板で形成された円錐
体とその頂部が取付けられた平面多孔板とによって、タ
ンク入口から急拡大する流路において、タンク全断面に
おいて均一の流れが実現され、充填剤の吸着・反応効率
を向上させることができる。
体とその頂部が取付けられた平面多孔板とによって、タ
ンク入口から急拡大する流路において、タンク全断面に
おいて均一の流れが実現され、充填剤の吸着・反応効率
を向上させることができる。
また、所要のスペースを小さくすることができ、タンク
の長さを短縮することができる。
の長さを短縮することができる。
第１図は本考案の一実施例の１部を破断して示す正面
図、第２図は上記実施例の円錐体と平面多孔板の説明
図、第３図は従来のタンクの整流装置の説明図、第４図
は上記従来のタンクの整流装置における案内板を通る流
れの説明図である。 １……筒状タンク，２……吸着剤，４……平面多孔板，
６……流体入口，10……円錐体，11……円錐体の底面，
12……円錐体の頂部。
図、第２図は上記実施例の円錐体と平面多孔板の説明
図、第３図は従来のタンクの整流装置の説明図、第４図
は上記従来のタンクの整流装置における案内板を通る流
れの説明図である。 １……筒状タンク，２……吸着剤，４……平面多孔板，
６……流体入口，10……円錐体，11……円錐体の底面，
12……円錐体の頂部。
Claims (1)
- 【請求項１】充填体を内蔵する筒状タンクの入口部に設
ける整流装置において、流体が供給される底部が開放さ
れた多孔板で形成される円錐体の頂部を、筒状タンクの
全断面にわたって取付けられた平面多孔板に接するよう
取付けたことを特徴とする整流装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4294488U JPH0618584Y2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 筒状タンクの整流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4294488U JPH0618584Y2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 筒状タンクの整流装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01148735U JPH01148735U (ja) | 1989-10-16 |
| JPH0618584Y2 true JPH0618584Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31269346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4294488U Expired - Lifetime JPH0618584Y2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 筒状タンクの整流装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0618584Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-01 JP JP4294488U patent/JPH0618584Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01148735U (ja) | 1989-10-16 |
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