JPH06185801A - 風呂湯張り装置 - Google Patents

風呂湯張り装置

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JPH06185801A
JPH06185801A JP4337580A JP33758092A JPH06185801A JP H06185801 A JPH06185801 A JP H06185801A JP 4337580 A JP4337580 A JP 4337580A JP 33758092 A JP33758092 A JP 33758092A JP H06185801 A JPH06185801 A JP H06185801A
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bath
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給湯装置による湯張り動作の全自動運転中に
EEPROMに記憶された湯張り必要データがクリアさ
れることにより湯張り必要データが最大値となることに
伴う浴槽から湯が溢れることを防止する。 【構成】 給湯装置3の全自動運転中に、水位設定スイ
ッチ、給湯温度設定スイッチ、ふろ温度設定スイッチを
同時に3秒間以上押し続けてEEPROM5に記憶され
た湯張り必要データのクリアが指示されても、給湯装置
3の全自動運転中は制御装置4により湯張り必要データ
のクリアを禁止するようにしている。これによって、全
自動運転中に湯張り必要データがクリアされて、最大値
に変更されたデータを基に不足湯量の演算をし、その演
算結果に基づいた湯張りを行うことによる浴槽2からの
湯の溢れを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内への湯張りを自
動コントロールする風呂湯張り装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭に設置した浴槽内に初め
て湯張りを行う初回湯張り動作時に、浴槽の形状や大き
さに関する湯張り必要データを求めて記憶回路に記憶
し、次回からの湯張り動作時に記憶回路に記憶された湯
張り必要データに基づいて給湯装置を全自動運転するよ
うにした風呂湯張り装置(以下従来の技術と呼ぶ)が提
案されている。この従来の技術は、初回湯張り動作時
に、一回当り例えば10リットルの給湯を繰り返して給
湯装置の循環回路と浴槽とを接続する接続金具の上方ま
で湯張りを行って、接続金具の上方まで初めて湯が溜ま
った水位を第1基準水位H0 として読み込み、さらに例
えば20リットルの湯張りを行った後に検出した水位を
第2基準水位H20として読み込んで、第1基準水位H0
と第2基準水位H20とから単位高さ当りの基準水量WH
を求め、さらに設定水位Hset と第2基準水位H20と単
位高さ当りの基準水量WHとから不足湯量を求めて設定
水位Hset までの湯張りを行っていた。また、記憶回路
に記憶された第1基準水位H0 、第2基準水位H20、単
位高さ当りの基準水量WH等の湯張り必要データは、使
用者が浴槽を取り替えた場合や、製造時に検査した後に
出荷する場合などクリアする必要がある。このため、従
来よりクリアスイッチがコントローラに取り付けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
においては、次回からの湯張り動作時の全自動運転中
に、誤って記憶回路に記憶された第1基準水位H0 、第
2基準水位H20、単位高さ当りの基準水量WH等の湯張
り必要データを消去してしまうと、記憶回路に記憶され
ている第1基準水位H0 および第2基準水位H20が最大
値に設定されてしまったり、逆に第1基準水位H0 およ
び第2基準水位H20が最小値に設定されてしまったりす
る。このため、これらの値を用いて演算を行って全自動
運転により湯張り動作を行うと、第1基準水位H0 およ
び第2基準水位H20が最大値に設定されるものは浴槽か
ら湯が溢れてしまうという問題点があった。逆に、第1
基準水位H0 および第2基準水位H20が最小値に設定さ
れるものは、設定水位Hset と第2基準水位H20との差
が大きくなるので、不足湯量が大きな値となるので、こ
の誤った不足湯量を基に湯張りを行うと、浴槽から湯が
溢れてしまうという問題点があった。
【0004】本発明は、給湯手段による次回からの湯張
り動作中に記憶手段に記憶された湯張り必要データが消
去されることによりデータの変更に伴う浴槽からの湯の
溢れを防止することが可能な風呂湯張り装置の提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、浴槽
内へ湯張りを行う給湯手段と、この給湯手段による初回
湯張り動作時に浴槽の形状や大きさなどの湯張り必要デ
ータを求める演算手段と、この演算手段で求められた湯
張り必要データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に
記憶された湯張り必要データに基づいて前記給湯手段を
制御して次回からの湯張り動作を行わせる制御手段とを
備えた風呂湯張り装置において、前記制御手段は、前記
記憶手段に記憶した湯張り必要データを消去するように
指示する指示手段を有し、前記給湯手段による次回から
の湯張り動作中は、前記指示手段により湯張り必要デー
タの消去が指示されても湯張り必要データの消去を禁止
することを特徴とする技術手段を採用した。請求項2の
発明は、請求項1に記載の風呂湯張り装置において、前
記記憶手段は、電気的に書込み消去可能な不揮発性メモ
リとしてのEEPROMであることを特徴とする技術手
段を採用した。
【0006】
【作用】本発明によれば、給湯手段による次回からの湯
張り動作中は、指示手段により湯張り必要データの消去
が指示されても湯張り必要データの消去を禁止するよう
にしているので、初回湯張り動作時に求められた湯張り
必要データを基に最後まで湯張りが行われるため、デー
タの変更に伴う浴槽からの湯の溢れを防げる。
【0007】
【実施例】
〔実施例の構成〕本発明の風呂湯張り装置を図1ないし
図3に示す一実施例に基づき説明する。図1は風呂湯張
り装置を示した図である。風呂湯張り装置1は、浴槽2
内へ給湯を行う給湯装置3、この給湯装置3を自動コン
トロールする制御装置4、および電気的に書込み消去可
能な不揮発性メモリとしてのEEPROM5等から構成
されている。浴槽2は、家庭の浴室内に設置され、底よ
り上に行く程幅が漸増するように台形形状をしている。
この浴槽2の上方には、浴槽2内に水を足すためのカラ
ン2aが設置されている。なお、浴槽2には、底より上
まで同じ幅の略方形形状のものを用いても良い。
【0008】給湯装置3は、本発明の給湯手段であっ
て、給湯管路6および循環回路7を備えている。給湯管
路6は、浴槽2内へ湯張りを行う管路である。この給湯
管路6には、上流側より水量センサ8、給湯用熱交換器
9、給湯用湯温センサ10、湯張り弁11、逆流防止装
置12が順に取り付けられている。水量センサ8は、浴
槽2内へ給湯される水量を検出するもので、検出した水
量を電気信号に変換して制御装置4へ送る。給湯用熱交
換器9は、内部を流れる水と給湯用バーナ13の燃焼に
よる燃焼熱とを熱交換させて水を加熱するものである。
給湯用バーナ13への燃料の供給および停止は、制御装
置4により通電制御される給湯用電磁弁14により行わ
れる。
【0009】給湯用湯温センサ10は、例えばサーミス
タが用いられ、給湯用熱交換器9の出口における湯温を
検出するもので、検出した湯温を電気信号に変換して制
御装置4へ送る。湯張り弁11は、制御装置4の通電制
御により給湯管路6の開閉を行う電磁弁であって、開弁
すると浴槽2内へ湯張りが行われ、閉弁すると浴槽2内
への湯張りが止められる。逆流防止装置12は、循環回
路7から給湯用熱交換器9の上流側への逆流を防止する
もので、本例では逆止弁が使用されている。
【0010】循環回路7は、給湯管路6の出口で三方弁
15を介して接続され、風呂ポンプ16の作動によって
浴槽2内の湯を風呂用熱交換器17へ循環させる回路で
ある。この循環回路7には、水流スイッチ18、風呂用
湯温センサ19、水位センサ20等も取り付けられてい
る。また、浴槽2内の湯を循環させる時の浴槽2より湯
を取り入れる取入部と湯を浴槽2内に戻す戻し部には、
浴槽金具21、22がそれぞれ取り付けられている。
【0011】三方弁15は、浴槽2と給湯管路6とを循
環回路7を介して接続する給湯側と循環回路7のみ浴槽
2と接続する循環側とを切り替えるもので、制御装置4
により制御される。風呂ポンプ16は、制御装置4によ
り通電制御され、通電されると循環回路7内に循環流を
発生させるものである。風呂用熱交換器17は、内部を
流れる湯と風呂用バーナ23の燃焼による燃焼熱とを熱
交換させて湯をさらに加熱するものである。風呂用バー
ナ23への燃料の供給および停止は、制御装置4により
通電制御される風呂用電磁弁24により行われる。
【0012】水流スイッチ18は、循環回路7内に水流
があるか否かを判断するもので、循環回路7内に水流が
ある場合、電気信号を制御装置4へ送る。風呂用湯温セ
ンサ19は、例えばサーミスタが用いられ、浴槽2内の
湯温を検出するもので、検出した湯温を電気信号に変換
して制御装置4へ送る。水位センサ20は、浴槽金具2
1より上側の浴槽2内の水位を検出するもので、検出し
た水位を電気信号に変換して制御装置4へ送る。
【0013】制御装置4は、本発明の演算手段、制御手
段であって、給湯装置3を所定の制御プログラムに基づ
く湯張り制御パターンで制御しながら湯張りを行う初回
湯張り動作時に第1基準水位HO (mm) 、第2基準水位
H20(mm) 、浴槽金具下水量WH0 (リットル)、単位
高さ当りの基準水量WH1 (リットル/mm)および水位
増加率ΔWH(リットル/mm2 )等を演算して湯張り必
要データを求めて、EEPROM5へ記憶させる。そし
て、制御装置4は、EEPROM5へ記憶された湯張り
必要データと制御プログラムとに基づいて、給湯装置3
を制御することによって給湯装置3に次回からの湯張り
動作、沸き上げ動作を行わせる。
【0014】なお、制御装置4には、浴室の壁面等に取
り付けられたリモートコントローラ(以下リモコンと略
す)25が電気的に接続されている。そのリモコン25
には、図2に示したように、給湯装置3の全自動運転、
運転停止を指示する運転スイッチ26、浴槽2内の水位
を所望の水位(設定水位Hset )に設定する水位設定手
段としての水位設定スイッチ27、湯張りの湯温を所望
の温度(設定湯温)に設定する給湯温度設定スイッチ2
8、浴槽2内の湯温を所望の温度(設定湯温)に設定す
るふろ温度設定スイッチ29等を設置している。
【0015】さらに、リモコン25には、図2に示した
ように、通常の湯張り動作よりも所定湯量(例えば20
リットル)余分に湯張りするように指示するたっぷりス
イッチ31、通常の湯張り動作よりも水を所定水量(例
えば10リットル)余分に足すように指示するぬる湯ス
イッチ32、湯張り条件や湯張りの進行状態を表示する
液晶表示部33等も設置されている。なお、この実施例
では、水位設定スイッチ27、給湯温度設定スイッチ2
8の上昇側、ふろ温度設定スイッチ29の上昇側を同時
に例えば2秒以上押し続けることによって、EEPRO
M5に記憶した湯張り必要データがクリアされる。すな
わち、水位設定スイッチ27、給湯温度設定スイッチ2
8の上昇側、ふろ温度設定スイッチ29の上昇側によっ
てクリアスイッチ(指示手段)が構成される。また、液
晶表示部33は、水位設定目盛り33a、設定水位レベ
ル33b、ふろ設定湯温33c、給湯設定湯温33d、
時計33e等の表示部よりなり、水位設定目盛り33a
の最下段は第2基準水位H20(mm)より100mm上の水
位を表す。
【0016】EEPROM5は、本発明の記憶手段であ
って、第1基準水位HO (mm) 、第2基準水位H20(m
m) 、浴槽金具下水量WH0 (リットル)、単位高さ当
りの基準水量WH1 (リットル/mm)および水位増加率
ΔWH(リットル/mm2 )等により求められる浴槽2の
形状や大きさに関する湯張り必要データを記憶する。そ
して、EEPROM5は、停電時等のように電力の供給
が停止している時でも初回湯張り動作で求めた湯張り必
要データ、湯張り動作の制御プログラム、沸き上げ動作
の制御プログラムの記憶を保持している。
【0017】〔実施例の作用〕この実施例で用いた風呂
湯張り装置1の作動を図3および図4に基づき説明す
る。図3は制御装置4の初回湯張り動作の制御プログラ
ムの一例を示したフローチャートである。このフローチ
ャートは、使用者が設定水位Hset を設定して運転スイ
ッチ26を押して全自動運転が指示された時に開始され
る。初めに、三方弁15を循環側より給湯側に切り替え
て湯張り弁11を開弁すると共に、給湯用電磁弁14を
開弁して給湯用バーナ13を燃焼させて10リットルの
湯張りを行った後に湯張り弁11を閉弁する(ステップ
S1)。
【0018】そして、浴槽2内に湯が有るか否かを判断
する。すなわち、三方弁15を給湯側より循環側に切り
替えて風呂ポンプ16をオンして、水流スイッチ18が
オンしているか否かを判断する(ステップS2)。この
ステップS2の判断結果がNoの場合には、すなわち、
浴槽2内への湯張りによって浴槽金具21より水位が未
だ上昇していない場合には、ステップS1の制御を行
う。また、ステップS2の判断結果がYesの場合に
は、すなわち、浴槽2内への湯張りによって浴槽金具2
1より水位が上昇した場合には、10リットル湯張りの
積算量の合計を浴槽金具下水量WH0 として記憶し(ス
テップS3)、さらに水位センサ20により浴槽2内の
水位を検出する。そして、この検出された水位を第1基
準水位H0 として記憶する(ステップS4)。
【0019】続いて、三方弁15を循環側から給湯側に
切り替えて湯張り弁11を開弁すると共に、風呂ポンプ
16をオフして、20リットルの湯張りを行った後に湯
張り弁11を閉弁する(ステップS5)。そして、水位
センサ20により浴槽2内の水位を検出して、この検出
された水位を第2基準水位H20として記憶する(ステッ
プS6)。続いて、第1基準水位H0 と第2基準水位H
20と所定水量(例えば20リットル)より単位高さ当り
の基準水量(浴槽面積)WH1 を演算し記憶する(ステ
ップS7)。さらに、設定水位Hset と第2基準水量H
20と単位高さ当りの基準水量WH1 とから水位増加率Δ
WH(浴槽の傾き:リットル/mm2 )を演算し記憶する
(ステップS8)。そして、設定水位Hset と第2基準
水量H20と単位高さ当りの基準水量WH1 と水位増加率
ΔWHとから不足湯量(リットル)を算出する(ステッ
プS9)。
【0020】そして、三方弁15を循環側から給湯側に
切り替えて湯張り弁11を開弁すると共に、不足湯量の
湯張りを行った後に湯張り弁11を閉弁すると共に、給
湯用電磁弁14を閉弁して給湯用バーナ13を消火させ
て初回湯張り動作を終了する(ステップS10)。そし
て、第1基準水位HO (mm) 、第2基準水位H20(mm)
、浴槽金具下水量WH0 (リットル)、単位高さ当り
の基準水量WH1 (リットル/mm)および水位増加率Δ
WH(リットル/mm2 )等の湯張り必要データをEEP
ROM5に記憶させる(ステップS11)。そして、初
回湯張り動作より、ふろ温度設定スイッチ29で設定さ
れた設定温度に浴槽2内の湯温を近づける自動沸き上げ
動作に移行し(ステップS12)た後に給湯装置3の全
自動運転を終了する。
【0021】図4は制御装置4の次回からの湯張り動
作、すなわち全自動運転の制御プログラムの一例を示し
たフローチャートである。このフローチャートは、使用
者が設定水位Hset 等を設定して運転スイッチ26を押
して全自動運転が指示された時に開始される。初めに、
湯張り必要データがEEPROM5に記憶されているか
否かを判断する(ステップS21)。このステップS2
1の判断結果がNoの場合には、図示しない制御プログ
ラムに基づいて湯張りを行い(ステップS22)、ふろ
温度設定スイッチ29で設定された設定温度に浴槽2内
の湯温を近づける自動沸き上げ動作に移行し(ステップ
S23)た後に給湯装置2の全自動運転を終了する。
【0022】ステップS21の判断結果がYesの場合
には、浴槽2内に湯が有るか否かを判断する。すなわ
ち、三方弁15を給湯側より循環側に切り替えて風呂ポ
ンプ16をオンして、水流スイッチ18がオンしている
か否かを判断する(ステップS24)。このステップS
24の判断結果がNoの場合には、すなわち、浴槽2内
への湯張りによって浴槽金具21より水位が未だ上昇し
ていない場合には、水位増加率ΔWHと単位当りの基準
水量WH1 と水槽金具下水量WH0 とから湯張り量を演
算し(ステップS25)、三方弁15を循環側より給湯
側に切り替えて湯張り弁11を開弁すると共に、給湯用
電磁弁14を開弁して給湯用バーナ13を燃焼させて、
風呂ポンプ16をオフして、求めた湯張り量の湯張りを
行った後に湯張り弁11を閉弁する(ステップS2
6)。その後にステップS27の制御を行う。
【0023】また、ステップS24の判断結果がYes
の場合には、水位センサ20により浴槽2内の水位を検
出する。そして、この検出された水位を現在の水位Hw
として記憶し(ステップS27)、現在の水位Hw と水
位増加率ΔWHとから単位高さ当りの基準水量G(リッ
トル/mm2 )を演算する(ステップS28)。そして、
設定水位Hset と現在の水位Hw と単位当りの基準水量
WH1 と単位高さ当りの基準水量Gとから不足湯量を演
算し(ステップS29)、三方弁15を循環側より給湯
側に切り替えて湯張り弁11を開弁すると共に、給湯用
電磁弁14を開弁して給湯用バーナ13を燃焼させて、
風呂ポンプ16をオフして、求めた不足湯量の湯張りを
行った後に湯張り弁11を閉弁する(ステップS3
0)。その後にステップS23の制御を行う。
【0024】図5はEEPROM5のクリア禁止の制御
プログラムの一例を示したフローチャートである。この
フローチャートは、常に実行される。初めに、水位設定
スイッチ27、給湯温度設定スイッチ28の上昇側、ふ
ろ温度設定スイッチ29の上昇側を同時に押しているか
否かを判断する。すなわち、EEPROM5に記憶され
た第1基準水位HO (mm) 、第2基準水位H20(mm)、
浴槽金具下水量WH0 (リットル)、単位高さ当りの基
準水量WH1 (リットル/mm)および水位増加率ΔWH
(リットル/mm2 )等の湯張り必要データのクリアを指
示するクリア信号が出力されているか否かを判断する
(ステップS41)。
【0025】このステップS41の判断結果がNoの場
合には、リターンする。また、ステップS41の判断結
果がYesの場合には、水位設定スイッチ27、給湯温
度設定スイッチ28の上昇側、ふろ温度設定スイッチ2
9の上昇側を同時に例えば2秒以上押し続けているか否
かを判断する(ステップS42)。このステップS42
の判断結果がNoの場合には、リターンする。また、ス
テップS42の判断結果がYesの場合には、EEPR
OM5に記憶された湯張り必要データをクリアする指示
(クリア信号)を受ける。すなわち、クリア信号を入力
する(ステップS43)。
【0026】そして、図4のフローチャート等に示した
制御プログラムに基づいて給湯装置3による次回からの
湯張り動作が行われているか否かを判断する。すなわ
ち、給湯装置3が全自動運転されているか否かを判断す
る(ステップS44)。このステップS44の判断結果
がYesの場合には、EEPROM5に記憶された湯張
り必要データをクリアする指示をキャンセルする。すな
わち、クリア信号を消す(ステップS45)。その後に
リターンする。また、ステップS44の判断結果がNo
の場合には、図3のフローチャートのステップS11の
制御中か否かを判断する。すなわち、湯張り必要データ
をEEPROM5に記憶させる制御を実行中か否かを判
断する(ステップS46)。
【0027】このステップS46の判断結果がYesの
場合には、ステップS45の制御を行う。また、ステッ
プS46の判断結果がNoの場合には、EEPROM5
に記憶された湯張り必要データをクリアする(ステップ
S47)。その後にリターンする。なお、ステップS4
7の制御を行った後に、新たに図3のフローチャートに
示した制御プログラムに基づいてEEPROM5に湯張
り必要データを記憶するまで図5のフローチャートによ
る制御を回避するようにしても良い。また、この実施例
では、S47の制御を実行している間、制御装置4によ
りリモコン25の液晶表示部33の全ての水位設定目盛
り33aを点滅させるようにしている。例えば全ての水
位設定目盛り33aを0.5秒間点灯、0.5秒間消灯
を2回繰り返すようにしてEEPROM5に記憶された
湯張り必要データをクリアしていることを使用者に知ら
せるようにしている。
【0028】〔実施例の効果〕以上のように、図4のフ
ローチャート等に示した制御プログラムに基づいて給湯
装置3による次回からの湯張り動作中、すなわち、給湯
装置3の全自動運転中、およびEEPROM5に湯張り
必要データを記憶させる制御中は、仮に水位設定スイッ
チ27、給湯温度設定スイッチ28の上昇側、ふろ温度
設定スイッチ29の上昇側を同時に例えば2秒間以上押
し続けてEEPROM5に記憶されている湯張り必要デ
ータのクリアが指示された場合でも、湯張り必要データ
のクリアを禁止するようにしている。したがって、初回
湯張り動作時に求められた湯張り必要データに基づいて
最後まで給湯装置3の全自動運転を行うことができるた
め、全自動運転中に湯張りデータがクリアされることに
よってデータが最大値等になって浴槽2から湯が溢れる
ことを防止することができる。
【0029】〔変形例〕本実施例では、制御装置4の制
御プログラムに基づいて給湯手段による次回からの湯張
り動作中の湯張り必要データの消去を禁止したが、給湯
手段による次回からの湯張り動作中は、機械的にクリア
スイッチが押せないようにすることによって湯張り必要
データの消去を禁止するようにしても良い。本実施例で
は、水位設定スイッチ27、給湯温度設定スイッチ28
の上昇側、ふろ温度設定スイッチ29の上昇側によって
クリアスイッチを構成したが、専用のクリアスイッチを
設けても良い。なお、クリアスイッチ等の指示手段は、
使用頻度の大きな指示スイッチより離れた場所に設置し
てあると誤って湯張り必要データを消去してしまうこと
がなくなる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、給湯手段による次回からの湯
張り動作中に、記憶手段に記憶されている湯張り必要デ
ータの消去が指示されても湯張り必要データの消去を禁
止することができるので、湯張り必要データのデータ変
更に伴う浴槽からの湯の溢れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した風呂湯張り装置を
示した概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例を適用した風呂湯張り装置の
リモコンの主要部を示した平面図である。
【図3】初回湯張り動作の制御プログラムの一例を示し
たフローチャートである。
【図4】次回からの湯張り動作の制御プログラムの一例
を示したフローチャートである。
【図5】EEPROMのクリア禁止の制御プログラムの
一例を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 風呂湯張り装置 2 浴槽 3 給湯装置(給湯手段) 4 制御装置(制御手段、演算手段) 5 EEPROM(記憶手段) 25 リモートコントローラ(リモコン) 27 水位設定スイッチ(指示手段) 28 給湯温度設定スイッチ(指示手段) 29 ふろ温度設定スイッチ(指示手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内へ湯張りを行う給湯手段と、この
    給湯手段による初回湯張り動作時に浴槽の形状や大きさ
    などの湯張り必要データを求める演算手段と、この演算
    手段で求められた湯張り必要データを記憶する記憶手段
    と、この記憶手段に記憶された湯張り必要データに基づ
    いて前記給湯手段を制御して次回からの湯張り動作を行
    わせる制御手段とを備えた風呂湯張り装置において、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶した湯張り必要デ
    ータを消去するように指示する指示手段を有し、前記給
    湯手段による次回からの湯張り動作中は、前記指示手段
    により湯張り必要データの消去が指示されても湯張り必
    要データの消去を禁止することを特徴とする風呂湯張り
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の風呂湯張り装置におい
    て、 前記記憶手段は、電気的に書込み消去可能な不揮発性メ
    モリとしてのEEPROMであることを特徴とする風呂
    湯張り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016205727A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 パーパス株式会社 風呂情報表示装置、風呂情報表示プログラム、熱源機およびリモコン装置
JP2017106663A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 株式会社パロマ 風呂給湯システム
JP2018179350A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 三菱電機株式会社 給湯装置

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