JPH06185588A - 平ベルト式無段変速機 - Google Patents
平ベルト式無段変速機Info
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- JPH06185588A JPH06185588A JP4355093A JP35509392A JPH06185588A JP H06185588 A JPH06185588 A JP H06185588A JP 4355093 A JP4355093 A JP 4355093A JP 35509392 A JP35509392 A JP 35509392A JP H06185588 A JPH06185588 A JP H06185588A
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- belt
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きなトルクの高効率の伝達を可能にし、金
属ベルトの使用を可能にして、寿命を長くすること。 【構成】 台形状の薄板部材10で構成されるベルト駆
動要素としての支持板1と、入力軸I上に配設されプー
リ面の間隔を変え得る可動機構25を有するとともに、
両プーリ面に支持板の端部が介挿される幅の狭い半径方
向の溝を最小間隔で放射状に形成した小径の入力Vプー
リ2と、出力軸O上に配設されプーリ面の間隔を変え得
る可動機構35(図示せず)を有するとともに、両プー
リ面に支持板の端部が介挿される幅の狭い半径方向の溝
を最小間隔で放射状に形成した大径の出力Vプーリ3
と、入力Vプーリ2および出力Vプーリ3の各半径方向
の溝21、31に介挿された支持板1の外壁13に当接
させて巻掛けられた積層した無端薄帯で構成したスチー
ル平ベルト4とから成る平ベルト式無段変速機。
属ベルトの使用を可能にして、寿命を長くすること。 【構成】 台形状の薄板部材10で構成されるベルト駆
動要素としての支持板1と、入力軸I上に配設されプー
リ面の間隔を変え得る可動機構25を有するとともに、
両プーリ面に支持板の端部が介挿される幅の狭い半径方
向の溝を最小間隔で放射状に形成した小径の入力Vプー
リ2と、出力軸O上に配設されプーリ面の間隔を変え得
る可動機構35(図示せず)を有するとともに、両プー
リ面に支持板の端部が介挿される幅の狭い半径方向の溝
を最小間隔で放射状に形成した大径の出力Vプーリ3
と、入力Vプーリ2および出力Vプーリ3の各半径方向
の溝21、31に介挿された支持板1の外壁13に当接
させて巻掛けられた積層した無端薄帯で構成したスチー
ル平ベルト4とから成る平ベルト式無段変速機。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力軸および出力軸上
のVプーリの傾斜面に半径方向の溝を放射状に形成し、
かかる溝に介挿したベルト駆動要素にベルトを巻装した
平ベルト式無段変速機に関する。
のVプーリの傾斜面に半径方向の溝を放射状に形成し、
かかる溝に介挿したベルト駆動要素にベルトを巻装した
平ベルト式無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の平ベルト式無段変速機(USP4
295836)は、図8および図9に示すようにプーリ
の半径方向上右駆動半径における接線力(ベルトBとベ
ルト駆動要素Dの摩擦力)に直角になるような曲線に沿
って溝Gを充分な間隔を於いて形成し、かかる溝Gにベ
ルトBと接触して駆動力を伝えるために比較的大きなベ
ルト駆動要素Dが介挿されていた。
295836)は、図8および図9に示すようにプーリ
の半径方向上右駆動半径における接線力(ベルトBとベ
ルト駆動要素Dの摩擦力)に直角になるような曲線に沿
って溝Gを充分な間隔を於いて形成し、かかる溝Gにベ
ルトBと接触して駆動力を伝えるために比較的大きなベ
ルト駆動要素Dが介挿されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の平ベルト式
無段変速機は、上記曲線に沿って充分な間隔を於いて形
成された溝に比較的大きなベルト駆動要素が介挿されて
いるため、ベルト駆動要素がプーリ径最大の最外周にあ
るとき、各ベルト駆動要素の間隔が大きくなり、金属ベ
ルトが使用出来ないという問題が有るとともに、大きい
力を伝達するとベルト駆動要素に接するベルトに局部的
に大きな応力が作用し、各部材の損傷が早く寿命が短い
という問題が有った。
無段変速機は、上記曲線に沿って充分な間隔を於いて形
成された溝に比較的大きなベルト駆動要素が介挿されて
いるため、ベルト駆動要素がプーリ径最大の最外周にあ
るとき、各ベルト駆動要素の間隔が大きくなり、金属ベ
ルトが使用出来ないという問題が有るとともに、大きい
力を伝達するとベルト駆動要素に接するベルトに局部的
に大きな応力が作用し、各部材の損傷が早く寿命が短い
という問題が有った。
【0004】そこで本発明者らは、ベルト駆動要素を介
挿するプーリの半径方向の溝を狭い間隔で放射状に形成
するという本発明の技術的思想に着眼し、またベルト駆
動要素を必要最小限の厚さの薄型にするとともにプーリ
の半径方向の溝の幅および間隔を必要最小限にする技術
的思想に着眼し、更に出力Vプーリを入力Vプーリより
大径にするという技術的思想に着眼して、研究開発を重
ねた結果、各ベルト駆動要素の間隔を狭くして、大きな
トルクを効率良く伝達し、局部的に大きな応力が作用す
ることを防止して、各部材の寿命を長くするとともに、
金属ベルトの使用を可能にするという目的を達成する本
発明に到達した。
挿するプーリの半径方向の溝を狭い間隔で放射状に形成
するという本発明の技術的思想に着眼し、またベルト駆
動要素を必要最小限の厚さの薄型にするとともにプーリ
の半径方向の溝の幅および間隔を必要最小限にする技術
的思想に着眼し、更に出力Vプーリを入力Vプーリより
大径にするという技術的思想に着眼して、研究開発を重
ねた結果、各ベルト駆動要素の間隔を狭くして、大きな
トルクを効率良く伝達し、局部的に大きな応力が作用す
ることを防止して、各部材の寿命を長くするとともに、
金属ベルトの使用を可能にするという目的を達成する本
発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の平ベルト式無段変速機は、駆動力に耐え
得る厚さを有する板部材で構成されるベルト駆動要素
と、傾斜面にベルト駆動要素の端部が介挿される半径方
向の溝を狭い間隔て放射状に形成した固定プーリと可動
プーリとを入力軸および出力軸上に対向して配設した入
力Vプーリおよび出力Vプーリと、入力Vプーリおよび
出力Vプーリに形成した各半径溝に両端が介挿されたベ
ルト駆動要素に巻装されるベルトとから成るものであ
る。
の第1発明)の平ベルト式無段変速機は、駆動力に耐え
得る厚さを有する板部材で構成されるベルト駆動要素
と、傾斜面にベルト駆動要素の端部が介挿される半径方
向の溝を狭い間隔て放射状に形成した固定プーリと可動
プーリとを入力軸および出力軸上に対向して配設した入
力Vプーリおよび出力Vプーリと、入力Vプーリおよび
出力Vプーリに形成した各半径溝に両端が介挿されたベ
ルト駆動要素に巻装されるベルトとから成るものであ
る。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)の平
ベルト式無段変速機は、駆動力に耐え得る必要最小限の
厚さを有する薄板部材で構成されるベルト駆動要素と、
傾斜面にベルト駆動要素の端部が介挿される幅の狭い半
径方向の溝を最小径より小さい径において溝と溝との隙
間が無くなる間隔で放射状に形成した固定プーリと可動
プーリとを入力軸上および出力軸上に対向配設して配設
した入力Vプーリおよび出力Vプーリと、入力Vプーリ
および出力Vプーリに形成した各半径溝に両端が介挿さ
れたベルト駆動要素に巻装される平ベルトとから成るも
のである。
ベルト式無段変速機は、駆動力に耐え得る必要最小限の
厚さを有する薄板部材で構成されるベルト駆動要素と、
傾斜面にベルト駆動要素の端部が介挿される幅の狭い半
径方向の溝を最小径より小さい径において溝と溝との隙
間が無くなる間隔で放射状に形成した固定プーリと可動
プーリとを入力軸上および出力軸上に対向配設して配設
した入力Vプーリおよび出力Vプーリと、入力Vプーリ
および出力Vプーリに形成した各半径溝に両端が介挿さ
れたベルト駆動要素に巻装される平ベルトとから成るも
のである。
【0007】
【作用】上記構成より成る第1発明の平ベルト式無段変
速機は、入力軸のトルクが、入力Vプーリの狭い間隔で
放射状に形成された半径方向の溝に介挿されたベルト駆
動要素により、ベルトを介して、狭い間隔で放射状に形
成された半径方向の溝に介挿されたかかるベルトに当接
するベルト駆動要素から、出力Vプーリにトルクが伝達
される。
速機は、入力軸のトルクが、入力Vプーリの狭い間隔で
放射状に形成された半径方向の溝に介挿されたベルト駆
動要素により、ベルトを介して、狭い間隔で放射状に形
成された半径方向の溝に介挿されたかかるベルトに当接
するベルト駆動要素から、出力Vプーリにトルクが伝達
される。
【0008】上記構成より成る第2発明の平ベルト式無
段変速機は、入力軸のトルクが入力Vプーリの最も狭い
幅および間隔で放射状に形成された半径方向の溝に介挿
された薄型のベルト駆動要素により、ベルトを介して、
最も狭い幅および間隔で放射状に形成された半径方向の
溝に介挿されたかかるベルトに当接する薄型のベルト駆
動要素から、出力Vプーリにトルクが伝達される。
段変速機は、入力軸のトルクが入力Vプーリの最も狭い
幅および間隔で放射状に形成された半径方向の溝に介挿
された薄型のベルト駆動要素により、ベルトを介して、
最も狭い幅および間隔で放射状に形成された半径方向の
溝に介挿されたかかるベルトに当接する薄型のベルト駆
動要素から、出力Vプーリにトルクが伝達される。
【0009】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明の平ベルト式
無段変速機は、入力Vプーリおよび出力Vプーリの半径
方向の溝の間隔を狭くしたので、ベルト駆動要素の間隔
が狭くなり、大きなトルクの効果の良い伝達を可能にす
るとともに、局部的に大きな応力が作用することを防止
するので、各部材の寿命を長くするという効果を奏す
る。
無段変速機は、入力Vプーリおよび出力Vプーリの半径
方向の溝の間隔を狭くしたので、ベルト駆動要素の間隔
が狭くなり、大きなトルクの効果の良い伝達を可能にす
るとともに、局部的に大きな応力が作用することを防止
するので、各部材の寿命を長くするという効果を奏す
る。
【0010】上記作用を奏する第2発明の平ベルト式無
段変速機は、ベルト駆動要素を薄型にして、入力Vプー
リおよび出力Vプーリの半径方向の溝幅を狭くして溝の
間隔も一層狭くしたので、ベルト駆動要素の間隔が一層
狭くなり、大きなトルクの効率の良い伝達を可能にする
とともに、局部的に大きな応力が作用することを防止す
るので、各部材の寿命を長くして、金属ベルトの使用を
可能にするという効果を奏する。
段変速機は、ベルト駆動要素を薄型にして、入力Vプー
リおよび出力Vプーリの半径方向の溝幅を狭くして溝の
間隔も一層狭くしたので、ベルト駆動要素の間隔が一層
狭くなり、大きなトルクの効率の良い伝達を可能にする
とともに、局部的に大きな応力が作用することを防止す
るので、各部材の寿命を長くして、金属ベルトの使用を
可能にするという効果を奏する。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について、図面を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0012】(第1実施例)第1実施例の平ベルト式無
段変速機は、第1ないし第3の発明の実施例で図1ない
し図4に示すように、台形状の薄板部材10で構成され
るベルト駆動要素としての支持板1と、入力軸I上に配
設されプーリ面の間隔を変え得る可動機構25を有する
とともに、両プーリ面に支持板の端部が介挿される幅の
狭い半径方向の溝を最小間隔で放射状に形成した小径の
入力Vプーリ2と、出力軸O上に配設されプーリ面の間
隔を変え得る可動機構35(図示せず)を有するととも
に、両プーリ面に支持板の端部が介挿される幅の狭い半
径方向の溝を最小間隔で放射状に形成した大径の出力V
プーリ3と、入力Vプーリ2および出力Vプーリ3の各
半径方向の溝21、31に介挿された支持板1の外壁1
3に当接させて巻掛された積層した無端薄帯で構成した
スチール平ベルト4とから成る。
段変速機は、第1ないし第3の発明の実施例で図1ない
し図4に示すように、台形状の薄板部材10で構成され
るベルト駆動要素としての支持板1と、入力軸I上に配
設されプーリ面の間隔を変え得る可動機構25を有する
とともに、両プーリ面に支持板の端部が介挿される幅の
狭い半径方向の溝を最小間隔で放射状に形成した小径の
入力Vプーリ2と、出力軸O上に配設されプーリ面の間
隔を変え得る可動機構35(図示せず)を有するととも
に、両プーリ面に支持板の端部が介挿される幅の狭い半
径方向の溝を最小間隔で放射状に形成した大径の出力V
プーリ3と、入力Vプーリ2および出力Vプーリ3の各
半径方向の溝21、31に介挿された支持板1の外壁1
3に当接させて巻掛された積層した無端薄帯で構成した
スチール平ベルト4とから成る。
【0013】支持板1は、図3に示すように材質SUJ
2の幅50mm、高さ6mm、厚さ3mmの台形状の薄板部材
10で構成され、両側壁の傾斜端面11、12のプーリ
の溝との接触角を11°とし、グリッドブラスト加工を
施して小さい凹凸を形成し、スチール平ベルト4に接す
る外壁13にはRが600mmないし700mmのクラウニ
ング加工を施し、横断面の角部には面取り加工を施し
た。
2の幅50mm、高さ6mm、厚さ3mmの台形状の薄板部材
10で構成され、両側壁の傾斜端面11、12のプーリ
の溝との接触角を11°とし、グリッドブラスト加工を
施して小さい凹凸を形成し、スチール平ベルト4に接す
る外壁13にはRが600mmないし700mmのクラウニ
ング加工を施し、横断面の角部には面取り加工を施し
た。
【0014】支持板1の傾斜端面11、12およびクラ
ウニング部13は、精密剪断で作製し、表面硬さがロッ
クウェルC60ないし63になるように熱処理をした。
熱処理は、できるだけ支持板が変形しない手段で行い、
熱処理後に平研磨加工により支持板の厚さを調整する。
この厚さは、後述するプーリの溝寸法に対し、10ない
し50μmの隙間が形成されるようにすることにより、
溝内を支持板1がスムーズに動けるようにした。
ウニング部13は、精密剪断で作製し、表面硬さがロッ
クウェルC60ないし63になるように熱処理をした。
熱処理は、できるだけ支持板が変形しない手段で行い、
熱処理後に平研磨加工により支持板の厚さを調整する。
この厚さは、後述するプーリの溝寸法に対し、10ない
し50μmの隙間が形成されるようにすることにより、
溝内を支持板1がスムーズに動けるようにした。
【0015】入力Vプーリ2は、材質SNCM420H
を用い、焼入・焼戻処理を行い、ネジ部以外の表面硬さ
がロックウェルC45ないし48とし、プーリ径が19
4mmで、溝部21の最小径が76mmに設定されている。
を用い、焼入・焼戻処理を行い、ネジ部以外の表面硬さ
がロックウェルC45ないし48とし、プーリ径が19
4mmで、溝部21の最小径が76mmに設定されている。
【0016】入力Vプーリ2には、約11度の傾斜角で
対向するプーリ面20には幅3mmの直線状の溝21が7
9本半径方向に放射状に形成され、支持板1を介挿し得
る構成より成る。入力Vプーリ2の最外周部の溝間隔は
7.554mmである。
対向するプーリ面20には幅3mmの直線状の溝21が7
9本半径方向に放射状に形成され、支持板1を介挿し得
る構成より成る。入力Vプーリ2の最外周部の溝間隔は
7.554mmである。
【0017】出力Vプーリ3は、入力Vプーリ2と同様
の材質・処理を施したプーリ径が224mmで、溝部31
の最小径が120mmに設定され、約11度の傾斜角で対
向するプーリ面30には、幅3mmの直線状の溝31が1
25本半径方向に放射状に形成され、支持板1を介挿し
得る構成より成る。出力Vプーリ3の最外周部の溝間隔
は、5.529mmで入力Vプーリ2のそれよりも狭くし
てある。
の材質・処理を施したプーリ径が224mmで、溝部31
の最小径が120mmに設定され、約11度の傾斜角で対
向するプーリ面30には、幅3mmの直線状の溝31が1
25本半径方向に放射状に形成され、支持板1を介挿し
得る構成より成る。出力Vプーリ3の最外周部の溝間隔
は、5.529mmで入力Vプーリ2のそれよりも狭くし
てある。
【0018】プーリ2および3の傾斜角α1 (図2)
は、最高回転数や支持板1の重量によって5度ないし1
5度の範囲内で設定するもので、最高回転数が大きいと
きにはα2 (図5)のように小さくする。傾斜角を小さ
くすると、可動プーリの移動距離は図2中の2d1 より
図5中の2d2 と小さくなる。
は、最高回転数や支持板1の重量によって5度ないし1
5度の範囲内で設定するもので、最高回転数が大きいと
きにはα2 (図5)のように小さくする。傾斜角を小さ
くすると、可動プーリの移動距離は図2中の2d1 より
図5中の2d2 と小さくなる。
【0019】スチール平ベルト4は、図4に示すように
厚さ0.25mm、幅40mmのマルエージング鋼のフープ
40を8枚重ねたもので構成されている。各フープ40
は、内面に深さ1ないし3μmで□0.1mmないし□
0.5mmのへこみを0.05〜0.1mm間隔に整列ある
いはランダムに無数作り、直径10mmのロールで曲げ作
用を与えながら8枚重ね合わせるように目的の内周長に
し、さらに窒化処理を行うことにより、表面硬さをビッ
カース硬さ800〜1000に設定するとともに、表面
残留応力を−100ないし−150kgf/mm2 に設定
した。
厚さ0.25mm、幅40mmのマルエージング鋼のフープ
40を8枚重ねたもので構成されている。各フープ40
は、内面に深さ1ないし3μmで□0.1mmないし□
0.5mmのへこみを0.05〜0.1mm間隔に整列ある
いはランダムに無数作り、直径10mmのロールで曲げ作
用を与えながら8枚重ね合わせるように目的の内周長に
し、さらに窒化処理を行うことにより、表面硬さをビッ
カース硬さ800〜1000に設定するとともに、表面
残留応力を−100ないし−150kgf/mm2 に設定
した。
【0020】本第1実施例において入力Vプーリ2と出
力Vプーリ3との軸間距離は、210mmに設定した。
力Vプーリ3との軸間距離は、210mmに設定した。
【0021】図2に示すように、可動側プーリMPを可
動機構25によって軸方向に動かすことにより、各プー
リ2および3の巻付ピッチを変え、変速比eを変えるこ
とができる。本第1実施例においては、変速比e(出力
軸O回転数/入力軸I回転数)を、0.374から1.
5の範囲で変えられるようにしてあり、変速比幅は約4
(≒1.5/0.374)である。
動機構25によって軸方向に動かすことにより、各プー
リ2および3の巻付ピッチを変え、変速比eを変えるこ
とができる。本第1実施例においては、変速比e(出力
軸O回転数/入力軸I回転数)を、0.374から1.
5の範囲で変えられるようにしてあり、変速比幅は約4
(≒1.5/0.374)である。
【0022】支持板1を押さえるプーリ2または3のプ
ーリ圧は、油圧回路に作動圧油を入れ、支持板1の遠心
力によりプーリ外径方向に向かう力と駆動に必要なプー
リ圧を加えたものであり、プーリの回転数および伝達ト
ルクによって最小値および最大値が定まる。本第1実施
例装置は、従来の装置のようにV形ベルトの無段変速機
のように所定の変速比になるように常にプーリ圧を抑制
することは必要無く、所定の変速比に到達すれば、少し
高いプーリ圧にして支持板1が半径方向上動かない状態
にするものである。したがって、変速する時のみ大径側
プーリの圧力を指定の上昇速度で大きくして、所定の変
速比に到達したら、両プーリ2および3のプーリ圧を指
定圧より少し大きめに維持すれば良い。
ーリ圧は、油圧回路に作動圧油を入れ、支持板1の遠心
力によりプーリ外径方向に向かう力と駆動に必要なプー
リ圧を加えたものであり、プーリの回転数および伝達ト
ルクによって最小値および最大値が定まる。本第1実施
例装置は、従来の装置のようにV形ベルトの無段変速機
のように所定の変速比になるように常にプーリ圧を抑制
することは必要無く、所定の変速比に到達すれば、少し
高いプーリ圧にして支持板1が半径方向上動かない状態
にするものである。したがって、変速する時のみ大径側
プーリの圧力を指定の上昇速度で大きくして、所定の変
速比に到達したら、両プーリ2および3のプーリ圧を指
定圧より少し大きめに維持すれば良い。
【0023】上記構成より成る第1実施例の平ベルト式
無段変速機は、入力軸Iのトルクが、入力Vプーリ2の
半径方向の溝21内に係止された支持板1に巻掛けられ
8枚のフープ40を積層したベルト4を介し、かかるベ
ルト4が巻掛けされた大径の出力Vプーリ3の半径方向
の溝31内に係止された支持板1を介して大径の出力V
プーリ3にトルクが伝達される。
無段変速機は、入力軸Iのトルクが、入力Vプーリ2の
半径方向の溝21内に係止された支持板1に巻掛けられ
8枚のフープ40を積層したベルト4を介し、かかるベ
ルト4が巻掛けされた大径の出力Vプーリ3の半径方向
の溝31内に係止された支持板1を介して大径の出力V
プーリ3にトルクが伝達される。
【0024】上記構成より成る第1実施例の平ベルト式
無段変速機は、入力Vプーリ2および出力Vプーリ3の
各可動機構25、35により設定された固定プーリFP
と可動プーリMPとのプーリ面20間の距離に応じて半
径方向の溝21および31内の支持板1の位置に応じ
て、変速比0.374ないし1.5の範囲内の所定の変
速比が実現され、上述したように所定の変速比に到達し
たら、少し高めのプーリ圧にセットされ、支持板1が半
径方向の溝21、31内を動かないようにして、かかる
変速比に保たれる。
無段変速機は、入力Vプーリ2および出力Vプーリ3の
各可動機構25、35により設定された固定プーリFP
と可動プーリMPとのプーリ面20間の距離に応じて半
径方向の溝21および31内の支持板1の位置に応じ
て、変速比0.374ないし1.5の範囲内の所定の変
速比が実現され、上述したように所定の変速比に到達し
たら、少し高めのプーリ圧にセットされ、支持板1が半
径方向の溝21、31内を動かないようにして、かかる
変速比に保たれる。
【0025】上記作用を奏する第1実施例の平ベルト式
無段変速機は、支持板1を薄型にして入力Vプーリ2お
よび出力Vプーリ3の半径方向の溝21、31の間隔を
最小にしたので、支持板1の間隔を狭くして、20kg
f・mの大きな伝達トルクを伝達効率93%以上で効率
良く伝達することを可能にするという効果を奏する。
無段変速機は、支持板1を薄型にして入力Vプーリ2お
よび出力Vプーリ3の半径方向の溝21、31の間隔を
最小にしたので、支持板1の間隔を狭くして、20kg
f・mの大きな伝達トルクを伝達効率93%以上で効率
良く伝達することを可能にするという効果を奏する。
【0026】また、第1実施例の平ベルト式無段変速機
は、支持板1とベルト4との接触点数が多く、各部材へ
の局部負担力が小さくなり、寿命を向上するという効果
を奏する。
は、支持板1とベルト4との接触点数が多く、各部材へ
の局部負担力が小さくなり、寿命を向上するという効果
を奏する。
【0027】さらに第1実施例の平ベルト式無段変速機
は、支持板1が薄く、各Vプーリ2、3の半径方向の溝
の間隔が最小のため、支持板1の数が従来に比べ格段に
多いので、Vプーリ2および3の最外周においても円弧
形状に近い形状になるので、金属ベルトの使用を可能に
するという効果を奏する。
は、支持板1が薄く、各Vプーリ2、3の半径方向の溝
の間隔が最小のため、支持板1の数が従来に比べ格段に
多いので、Vプーリ2および3の最外周においても円弧
形状に近い形状になるので、金属ベルトの使用を可能に
するという効果を奏する。
【0028】また第1実施例の平ベルト式無段変速機
は、出力Vプーリ3を入力Vプーリ2に比べ大径にした
ので、変速幅が同じ値の場合、負荷の大きい出力軸O側
の支持板1の数を増やすことが出来るので、プーリ3の
最外周における支持板1の間隔を小さく出来るため、高
負荷時においてもベルト4の負担を小さく抑制して各部
材への局部負担力を小さくすることにより、寿命を向上
するという効果を奏する。しかもプーリ3の軸径や可動
プーリMPのガイド径も大きく出来るので、大負荷時に
もスムーズな移動および回転を可能にするという効果を
奏する。
は、出力Vプーリ3を入力Vプーリ2に比べ大径にした
ので、変速幅が同じ値の場合、負荷の大きい出力軸O側
の支持板1の数を増やすことが出来るので、プーリ3の
最外周における支持板1の間隔を小さく出来るため、高
負荷時においてもベルト4の負担を小さく抑制して各部
材への局部負担力を小さくすることにより、寿命を向上
するという効果を奏する。しかもプーリ3の軸径や可動
プーリMPのガイド径も大きく出来るので、大負荷時に
もスムーズな移動および回転を可能にするという効果を
奏する。
【0029】さらに第1実施例の平ベルト式無段変速機
は、プーリ圧を常に制御する必要が無く、指定した圧力
を両Vプーリ2および3に加えることにより変速できる
ので、プーリ圧の制御を簡単にすることができるという
効果を奏する。
は、プーリ圧を常に制御する必要が無く、指定した圧力
を両Vプーリ2および3に加えることにより変速できる
ので、プーリ圧の制御を簡単にすることができるという
効果を奏する。
【0030】また第1実施例の平ベルト式無段変速機
は、支持板1が介挿されるプーリ2および3の半径方向
の溝21を、直線溝として放射状に形成したので、製作
および装置構造が簡単になるという効果を奏する。
は、支持板1が介挿されるプーリ2および3の半径方向
の溝21を、直線溝として放射状に形成したので、製作
および装置構造が簡単になるという効果を奏する。
【0031】また第1実施例の平ベルト式無段変速機
は、従来のVベルト式若しくはチェーン式の無段変速機
に比べ、構造が簡単であり、プーリ2、3および支持板
1の加工も容易で安価であり、しかも軸間に連絡し、駆
動回転するのは平ベルトのみであり、ベルト重量が非常
に軽く、高速運転にも適しているという効果を奏する。
は、従来のVベルト式若しくはチェーン式の無段変速機
に比べ、構造が簡単であり、プーリ2、3および支持板
1の加工も容易で安価であり、しかも軸間に連絡し、駆
動回転するのは平ベルトのみであり、ベルト重量が非常
に軽く、高速運転にも適しているという効果を奏する。
【0032】(第2実施例)第2実施例の平ベルト式無
段変速機は、上述した第1実施例が出力Vプーリを大径
としたためプーリの最外周における溝の間隔が入力Vプ
ーリの方が大きいので、入力Vプーリ2の支持板1の厚
さを2.2mmとして、半径方向の溝21の数を108本
にしたもので、入力Vプーリ2の最外周部の溝間の間隔
を5.526mmとし、ベルト4が支持板1に接触しない
間隔を3.226mmとして出力Vプーリのそれに近づけ
るもので、それに伴いベルト4の各フープ40の厚さは
0.2mm、幅40mmとし10枚を重ねたものの使用が可
能であり、第1実施例と同様の作用効果を奏することが
できる。
段変速機は、上述した第1実施例が出力Vプーリを大径
としたためプーリの最外周における溝の間隔が入力Vプ
ーリの方が大きいので、入力Vプーリ2の支持板1の厚
さを2.2mmとして、半径方向の溝21の数を108本
にしたもので、入力Vプーリ2の最外周部の溝間の間隔
を5.526mmとし、ベルト4が支持板1に接触しない
間隔を3.226mmとして出力Vプーリのそれに近づけ
るもので、それに伴いベルト4の各フープ40の厚さは
0.2mm、幅40mmとし10枚を重ねたものの使用が可
能であり、第1実施例と同様の作用効果を奏することが
できる。
【0033】(第3実施例)第3実施例の平ベルト式無
段変速機は、図5および図6に示すように、大きなトル
クの伝達を可能にしてその際支持板1のたわみを少なく
するために、幅30mmのベルト41、42を2本並設
し、その間の幅80mm、高さ6mmの支持板1の中央に図
6に示されるように係合させて、軸にはスプライン係合
(図示せず)しており、回転方向には動かず、軸方向に
動き得る中間リング14を設置し、プーリ2および3の
プーリ面の傾斜角が10°に形成されており、2本のベ
ルト41、42を支持する支持板1のクラウニングR1
およびR2を500ないし600mmにしたもので、高負
荷が作用する用途においても支持板1を中間リング14
が補強するため、支持板1を厚くする必要が無いととも
に、伝達トルク30kgf・m、伝達効率93%以上を
実現する他、上述の第1実施例と同様の作用効果を奏す
る。
段変速機は、図5および図6に示すように、大きなトル
クの伝達を可能にしてその際支持板1のたわみを少なく
するために、幅30mmのベルト41、42を2本並設
し、その間の幅80mm、高さ6mmの支持板1の中央に図
6に示されるように係合させて、軸にはスプライン係合
(図示せず)しており、回転方向には動かず、軸方向に
動き得る中間リング14を設置し、プーリ2および3の
プーリ面の傾斜角が10°に形成されており、2本のベ
ルト41、42を支持する支持板1のクラウニングR1
およびR2を500ないし600mmにしたもので、高負
荷が作用する用途においても支持板1を中間リング14
が補強するため、支持板1を厚くする必要が無いととも
に、伝達トルク30kgf・m、伝達効率93%以上を
実現する他、上述の第1実施例と同様の作用効果を奏す
る。
【0034】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0035】上述の実施例は、いずれも油潤滑を前提に
した装置であるためスチールベルトの側について述べた
が、本発明としてはそれに限るものでは無く、無潤滑の
場合はゴム若しくはプラスチック更には繊維強化したベ
ルトも利用可能であり、その場合は支持板のクラウニン
グを10倍ぐらい大きくするとともに、冷却の手当が必
要である。
した装置であるためスチールベルトの側について述べた
が、本発明としてはそれに限るものでは無く、無潤滑の
場合はゴム若しくはプラスチック更には繊維強化したベ
ルトも利用可能であり、その場合は支持板のクラウニン
グを10倍ぐらい大きくするとともに、冷却の手当が必
要である。
【0036】支持板は常に対向するプーリ面内に介挿さ
れているため、プーリからの抜け防止は必ずしも必要な
いが、組付を簡便にする観点から図7に示すように支持
板1の端部にテーパ部1Tを形成するとともに、Vプー
リ2の溝の断面形状を底部付近に同様にテーパ部2Tを
形成して、プーリ圧が抜けたとき、固定プーリFPから
支持板が抜け落ちるのを防止して復元を簡単にすること
も出来る。
れているため、プーリからの抜け防止は必ずしも必要な
いが、組付を簡便にする観点から図7に示すように支持
板1の端部にテーパ部1Tを形成するとともに、Vプー
リ2の溝の断面形状を底部付近に同様にテーパ部2Tを
形成して、プーリ圧が抜けたとき、固定プーリFPから
支持板が抜け落ちるのを防止して復元を簡単にすること
も出来る。
【0037】Vプーリ2および3の傾斜面の角度は、上
述の実施例で述べた11度、10度に限らず、5度から
15度の範囲で設定することが出来る。最高回転数が高
いときは傾斜角を小さくすると、可動プーリMPの移動
距離およびプーリ圧を小さくすることが出来、装置の小
型化および油圧圧力を低減することが出来る。
述の実施例で述べた11度、10度に限らず、5度から
15度の範囲で設定することが出来る。最高回転数が高
いときは傾斜角を小さくすると、可動プーリMPの移動
距離およびプーリ圧を小さくすることが出来、装置の小
型化および油圧圧力を低減することが出来る。
【図1】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図2】第1実施例の入力Vプーリを示す一部欠截側面
図である。
図である。
【図3】第1実施例の支持板を示す斜視図である。
【図4】第1実施例のベルトを示す一部欠截斜視図であ
る。
る。
【図5】本発明の第2実施例の入力Vプーリを示す一部
欠截側面図である。
欠截側面図である。
【図6】第2実施例の支持板と中間リングの関係を示す
部分平面図である。
部分平面図である。
【図7】支持板と半径方向の溝の変形例を示す部分断面
図である。
図である。
【図8】従来装置を示す一部欠截斜視図である。
【図9】従来装置のトルク伝達要素を示す斜視図であ
る。
る。
1 支持板 2 入力Vプーリ 3 出力Vプーリ 4 スチール平ベルト 11、12 傾斜端面 13 外壁 14 中間リング 20 30 プーリ面 21、31 溝部 25 可動機構 40 フープ FP 固定側プーリ MP 可動側プーリ 41、42 ベルト
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動力に耐え得る厚さを有する板部材で
構成されるベルト駆動要素と、 傾斜面にベルト駆動要素の端部が介挿される半径方向の
溝を狭い間隔て放射状に形成した固定プーリと可動プー
リとを入力軸および出力軸上に対向して配設した入力V
プーリおよび出力Vプーリと、 入力Vプーリおよび出力Vプーリに形成した各半径溝に
両端が介挿されたベルト駆動要素に巻装されるベルトと
から成ることを特徴とする平ベルト式無段変速機。 - 【請求項2】 駆動力に耐え得る必要最小限の厚さを有
する薄板部材で構成されるベルト駆動要素と、 傾斜面にベルト駆動要素の端部が介挿される幅の狭い半
径方向の溝を最小径より小さい径において溝と溝との隙
間が無くなる間隔で放射状に形成した固定プーリと可動
プーリとを入力軸上および出力軸上に対向配設して配設
した入力Vプーリおよび出力Vプーリと、 入力Vプーリおよび出力Vプーリに形成した各半径溝に
両端が介挿されたベルト駆動要素に巻装される平ベルト
とから成ることを特徴とする平ベルト式無段変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355093A JPH06185588A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 平ベルト式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355093A JPH06185588A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 平ベルト式無段変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185588A true JPH06185588A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18441898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4355093A Pending JPH06185588A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 平ベルト式無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06185588A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003512269A (ja) * | 1999-04-01 | 2003-04-02 | オーチス エレベータ カンパニー | 改良された綱車設計 |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP4355093A patent/JPH06185588A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003512269A (ja) * | 1999-04-01 | 2003-04-02 | オーチス エレベータ カンパニー | 改良された綱車設計 |
JP4975212B2 (ja) * | 1999-04-01 | 2012-07-11 | オーチス エレベータ カンパニー | 改良された綱車設計 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080421 |
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