JPH06185539A - クラッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディスク - Google Patents

クラッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディスク

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JPH06185539A
JPH06185539A JP5175599A JP17559993A JPH06185539A JP H06185539 A JPH06185539 A JP H06185539A JP 5175599 A JP5175599 A JP 5175599A JP 17559993 A JP17559993 A JP 17559993A JP H06185539 A JPH06185539 A JP H06185539A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
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    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae
    • F16D2013/642Clutch-plates; Clutch-lamellae with resilient attachment of frictions rings or linings to their supporting discs or plates for allowing limited axial displacement of these rings or linings

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造費が安く、高速回転に耐えられ、激振や
埋没現象が少なく、クラッチの圧力板が円錐形に変形す
るのに容易に順応でき、平均的に摩耗し、しかも寿命が
長い、特に自動車のクラッチ用ライナー支持ディスクを
提供する。 【構成】 中央部16と、ブレード17を設けた外周部
を備え、摩擦ライナー31、32は、ライナー支持ディ
スクの両側で、ブレード17に固着されている。ブレー
ド17は、三脚型で、中央支持面23B、21Aと、2
つの外周支持面21B、23Aを有している。中央支持
面は、接続層80、81を介して、ライナー支持ディス
クの中央部16に接続され、また斜面層22A、22B
を介して、ブレードの外周支持面21B、23Aに接続
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に自動車のクラッチ
摩擦ホイール用ライナー支持ディスクに関する。このラ
イナー支持ディスクは、摩擦ライナーを固着する、径方
向のブレードに分離された中央部と外周部を備える形式
のもので、前記各ブレードは、脚部を介して、ライナー
支持ディスクの前記中央部に接続されており、少なくと
も1つの前記摩擦ライナーと接触するため、かつ摩擦ラ
イナーに固着されるように、前記中央部の面とおおむね
平行な少なくとも1つの支持面を有している。クラッチ
摩擦ホイールでは、摩擦ライナーは、ライナー支持ディ
スクの外周部の両側に設けられる。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、クラッチ摩擦
ホイール、すなわちクラッチ板と、それに取り付けられ
た各種部品は、時々激振と呼ばれる激しい振動にさらさ
れる。この激振は、駐車操作中の低トルクで、また走行
中のギアチェンジや、登坂時発進の高トルクで起こりが
ちである。
【0003】ライナー支持ディスクの支持面は、往々に
して、所要以上に大きな支持面を有し、そのため、時々
埋没と呼ばれる困った現象が生じる。これは、ライナー
支持ディスクの1つのブレードの2つの支持面の間にあ
る孔に摩擦ライナーが落ち込むことである。最大負荷で
の激振に一部帰因するものであるが、これにより、可撓
性が減少する。この可撓性の減少は、全く突然生じる。
【0004】この欠点を克服するため、フランス国公開
特許第FR 2 094 693A号の明細書は、各ブ
レードの支持面の数をできるだけ増やし、またブレード
自身の数も増やすことを提案している。その図面による
と、ブレードは、非対称形で、カット部分を備えてい
る。そのため、ブレードは、思った程、遠心力に大きな
抵抗を示さない。
【0005】また、特に、クラッチの圧力板との接触の
問題がある。ちなみに、クラッチでは、クラッチの各係
合操作で、摩擦ライナーは、クラッチの圧力板と反応板
の間で、徐々に把持される。この操作中、かなりの摩擦
が生じ、熱が発生する。米国特許第2 902 130
号の明細書で述べているように、この発生熱で、圧力板
が徐々に円錐形に変形するのは避けられない。反応板で
も同じ影響があるが、それほど顕著ではない。
【0006】その結果、摩擦ライナーが、クラッチ板と
の間で圧力を受けるゾーンは、徐々に径方向の内側に、
つまり組立体の軸の方に移動する。これにより、摩擦ラ
イナーは不均等に摩耗して、効率が低下し、伝動される
トルクが減少する。それはまた、激振を引き起こす。
【0007】一般に、また特に標準化のために、ライナ
ー支持ディスクは、有機型の摩擦ライナーに対してのみ
ならず、他の型のものにも、よく適合しうるものである
ことが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡単
な手段で、経済的に、上記の欠点を解消し、かつ高速で
回転でき、埋没や激振を低減し、円錐形に容易に適合で
きる、新型のライナー支持ディスクを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明のライナー支持ディスクは、中央部と、摩擦
ライナーを収容する径方向のブレードに分れた周辺部を
備え、少なくとも1つの前記摩擦ライナーに接触するた
め、かつそれに固着されるために、前記各ブレードは、
脚部を介して、ライナー支持ディスクの前記中央部に結
合され、前記中央部の面におおむね平行な、少なくとも
1つの支持面を有する、特に自動車の、クラッチ摩擦ホ
イール用ライナー支持ディスクにおいて、前記ブレード
の少なくとも幾つかは、三脚型で、中央支持面と、前記
中央支持面の両側に置かれる2つの外周支持面を有し、
かつ前記中央支持面が、前記外周支持面に対し、またラ
イナー支持ディスクの前記中央部に対して軸方向にずれ
ており、前記ブレードの径方向の対称軸に直交する接続
層を介して、ライナー支持ディスクの中央部にまず接続
されており、次に前記ブレードの径方向の対称軸に対
し、斜めの斜面層を介して、前記外周支持面に接続され
ていることを特徴とする。
【0010】本発明により、ライナー支持ディスクのブ
レードの支持面の表面積、及びブレードの数を増すこと
ができる。各ブレードの中央支持面は、円周方向に非常
に大きな幅があるので、ブレードの脚部も非常に大きな
幅をなり、非常に丈夫である。
【0011】従って、摩擦ライナーが連続したものであ
る時は、摩擦ライナーの全表面積の25%より大きな接
触面積をもつことができ、2つの連続する中央支持面間
の距離は減る。本発明は、三脚型のブレードを提供す
る。本発明の構成によると、前記フランス国公開特許第
FR 2 094 693A号の明細書で用いた有機型
の摩擦ライナーを使用した時には、特に、埋没が減少す
る。また、ブレードは、高速で回転でき、従来より遠心
力に対する抵抗が増す。激振もまた減少する。ライナー
支持ディスクは、非常に長い寿命を有し、摩擦ライナー
の摩耗は減る。また、ブレードの中央支持面に何もカッ
ト部分を設ける必要がないので、ブレードの製造は簡単
になる。
【0012】また、ブレードの形態により、ブレード
は、圧力板が円錐形に徐々に変形するのに適合でき、操
作中の圧力は、万遍なく分布される。
【0013】各三脚ブレードの外周支持面は、中央支持
面の両耳のところにあり、接続層は、ブレードの脚部の
一部である。中央支持面は、外周に向けて狭くなり、中
央支持面の表面積は、外周支持面の表面積よりは大き
い。
【0014】軸方向のずれを提供する接続層によって、
ブレードは安定し、摩擦ライナーと、例えば圧力板は、
うまく協動する。これで、クラッチをかけた時、軸方向
に徐々にうまく動くようになる。また、各種接続層の幅
や長さを適当に調節して、ブレードの可撓性を変えるこ
とができる。
【0015】接続層を円周方向に幅を大きくとると、ブ
レードは非常に丈夫になる。例えば、これらのブレード
を2群とし、1群のブレードと、他群のものとを交互に
配列し、接続層の長さを適当に選び、1群と他群のブレ
ードの可撓性を異なるようにすることができる。
【0016】摩擦ライナーを介して、圧力板と接触しよ
うとするブレードの接続層は、摩擦ライナーを介して、
反応板と接触しようとするブレードの接続層より長い。
これは、圧力板の円錐形への変形傾向が、反応板のそれ
より多いという事実による。
【0017】ブレードの外周に伸びる斜面層は、クラッ
チをかける時、所要分、徐々に軸方向に動かすことがで
きる。ちなみに、斜面層の長さ、すなわち支持面間の距
離を増すと、外周支持面の可撓性を増すこととなる。
【0018】本発明のライナー支持ディスクの変形例で
は、反応板と連係する1群のブレードを、径方向の舌ブ
レードからなるものとし、それを、ライナー支持ディス
クの中央部16と同じ面にあるようにしてもよい。この
構成とすると、三脚ブレードの円周方向の長さを増すこ
とができ、従って、ブレードの支持面の表面積を増し
て、連続している摩擦ライナーの全表面積の30%以上
の接触面を得ることができる。
【0019】前述の径方向の舌ブレードの奥行を減らす
ことにより、外周支持面を増すことができる。従って、
本発明は、非常に適合性が高く、ブレードの剛性をよく
調節できる。有機型の摩擦ライナーや、パッドからなる
摩擦ライナーを使用できる。
【0020】三脚ブレードと舌ブレードとを、前記のよ
うに円周方向に交互に並べる場合、摩擦ライナーが、ク
ラッチの圧力板と反応板の間で、徐々に弾力的に把持さ
れると、(ライナーがセパレート型の)圧力板と連係す
る摩擦ライナーは、外周支持面を介して、別の摩擦ライ
ナーで反応を知ることができるので、好都合である。
【0021】別の摩擦ライナー、すなわち舌ブレードに
よるものでは、同じことは云えない。この摩擦ライナー
は、別々の摩擦部分に分かれている。この場合、舌ブレ
ードと対面関係にある摩擦ライナーは、不均等摩耗の場
合より、摩耗は少ない。
【0022】本発明の好ましい特徴によれば、少なくと
も幾つかの舌ブレードの各々に、接続層により、その自
由端に補足支持面を設けてあり、かつそれは、三脚ブレ
ードの中央支持面の方に、軸方向にずれている。
【0023】この構成であると、摩擦ライナーが弾力的
に押圧されている間、舌ブレードと連係している摩擦ラ
イナーは、他の摩擦ライナーを押圧するようになってい
るこの新しい補足支持面によって、反応面を知ることが
できる。舌ブレードによって、摩擦ライナーの摩耗は、
平均化するので、埋没現象は減少する。
【0024】また、舌ブレードの支持面が、補足支持面
となるので、三脚ブレードと連係する摩擦ライナーの摩
耗は、減少する。従って、他の摩擦ライナーの摩耗は、
より規則的になる。
【0025】本発明の別の好ましい特徴によれば、各舌
ブレードが、円周方向に狭い自由端を有している。これ
は、舌ブレードの支持面を、非常に可撓性に富むものと
することができ、かつ三脚ブレードの外周支持面の円周
方向の幅を広げることができる。
【0026】本発明の別の好ましい特徴によれば、前記
舌ブレードが、外周に向かって細く、各舌ブレードをラ
イナー支持ディスクの中央部に結合する根元部分が、幅
広くなっている。これは、ライナー支持ディスクを丈夫
にし、舌ブレードの支持面の剛性を減らすことができ
る。
【0027】大型(例えば大きな直径)のクラッチ摩擦
ホイールや、薄い摩擦ライナーの場合、ライナー支持デ
ィスクにリベットで固着された薄い金属板に、接着剤で
固着されるので、少なくとも1群の三脚ブレードを使用
するという原理は変らない。しかし、この場合、少なく
とも複数列のリベットで、異なる直径のピッチ円に取り
付けることが必要である。これは、三脚ブレードの中央
支持面に、より多くの留め具を留める孔をどうするかと
云う問題が生じる。摩擦ライナーを適切に固着するため
に、リベット孔間の間隔は、かなり径方向に大きくする
必要があるからである。
【0028】三脚ブレードの中央支持面は、三脚ブレー
ドの径方向の対称軸と直交する接続層で、少なくとも1
つの傾斜ブレードを含む脚部を介して、ライナー支持デ
ィスクの中央部に接続されている。
【0029】本発明の別の好ましい特徴によれば、各三
脚ブレードの中央支持面に、留め具を留める少なくとも
1つの孔があるライナー支持ディスクにおいて、少なく
とも幾つかの三脚ブレードの中央支持面が、径方向内側
に突き出ており、前記長手方向の接続層に設けられた溝
によって形成された中央伸長部を有し、かつ各中央伸長
部に、別の留め具を留める別の孔がある。
【0030】これにより、三脚ブレードの中央支持面
に、径方向に離れて同一面に、少なくとも2つの留め具
用の孔を設けることができる。
【0031】従って、互いに径方向に離れた、少なくと
も2組のリベットか他の適当な留め具で、三脚ブレード
の中央支持面に摩擦ライナー(摩擦パッドに分れている
か否かを問わない)を固着することができる。かくて、
摩擦ライナーを確実に留めることができる。この摩擦ラ
イナーは非常に高速で回転できる。
【0032】この場合、ライナー支持ディスクの製造機
械に重大な変更を加えないので、安上がりである。ちな
みに、簡単な機械を用いて、溝を入れ、2列の留め具の
孔を作るだけで十分である。また、第2の留め具の孔を
設けるため、ブレードの中央支持面を広くすると、摩擦
ライナーと連係する中央支持面の表面積が増すので、長
手方向の接続層に機械的強度を与えなくても済む。
【0033】本発明の別の好ましい特徴によれば、連係
する摩擦ライナーの接触表面積を最大にし、支持面間の
距離を最小にするため、ブレードの数を増やしてある。
その結果、ブレードの円周方向の幅は減る。ライナー支
持ディスクの中央部と同じ面にある中央支持面を有する
三脚ブレードの形で、ライナー支持ディスクの中央部と
同じ面にある前記舌ブレードを、中央支持面の両側の2
つの外周支持面に適合させることができる。
【0034】クラッチを入れて、摩擦ライナーを弾性的
に押圧している間、舌ブレードと連係している摩擦ライ
ナーは、他の摩擦ライナーのストッパーとなる新しい外
周支持面の反応を知ることができる。
【0035】ライナー支持ディスクと連係している摩擦
ライナーの埋没も減り、摩耗は平均化する。また、舌ブ
レードの外周支持面は、補足支持面となるので、第1群
のブレードと連係する摩擦ライナーの摩耗は減る。他の
摩擦ライナーより平均的に摩耗する。勿論、上記の舌ブ
レードを、第2群の三脚ブレードと取り替えることがで
きる。
【0036】本発明の別の好ましい特徴によれば、上記
の溝を有する各ブレードで、前記伸長部の破損を減らす
ために、三脚ブレードの中央支持面に溝が一部伸びてい
る。
【0037】本発明のさらに別の特徴と効果を理解しう
るよう、単なる例示にすぎない好ましい実施例を、添付
図面に基づき詳述する。
【0038】
【実施例】図面は、全般に2つの環状摩擦ライナーを備
えるライナー支持ディスクを示す。このディスクは、自
動車用クラッチ摩擦ホイールの一部に適用される。
【0039】クラッチ摩擦ホイール自身は、円周方向に
作用する弾性手段5、6と、軸方向に作用する摩擦手段
20(図1、図22、図24、図34参照)の作用に逆
らって、一方が他方に対して相対的に動くようになって
いる2つの同軸部分を備えている。2つの同軸部分の1
つは、ライナー支持ディスクと共に2つのガイドリング
を有するのが普通で、他の同軸部分は、おおむね径方向
のハブ板、すなわちダンパー板と、ハブ板が一体になっ
ているハブ、すなわちハブと共に回転するように、別部
品のハブ板が連結または固着されているハブを備えてい
る。ここで述べるクラッチ摩擦ホイールのガイドリング
1、2は、同一である。ライナー支持ディスクについて
は、後で詳述する。3はハブ、4はダンパー板である
(図1、図2、図34、図35参照)。ダンパー板4
は、ロールジョイント(図示せず)に固着されている
か、図4に示すように、ルーズな連結手段60に連結さ
れている。
【0040】図4に示すように、緩い連結手段60は、
ハブ3の外周に設けられた台形の歯と、ダンパー板4の
内周に設けられた台形の歯とを備えている。これら2組
の歯は、両者間に円周方向に隙間ができるようになって
いる。弱い剛性のばね9が、ハブ3と、ダンパー板4の
間に設けられている。各ばね9の端は、ハブ3と、ダン
パー板4に設けられた溝内の挿入カップ90に結合され
て、ハブ3と、ダンパー板4を弾性的に連結している。
この構成を逆にすることは、勿論可能である。ライナー
支持ディスクを、ダンパー板4に固着して、ハブ3に対
して動くようにし、ガイドリング1、2は、ハブ3に対
して固着されている。同様に、ライナー支持ディスク
を、ハブ3に固着されているダンパー板4に固着しても
よい。その場合、図28に示すように、クラッチ摩擦ホ
イールは、剛体である。
【0041】ライナー支持ディスクは、リベット(図示
せず)か、図2、図22、図24、図34に示すような
スペーサーバー8によって固着されているガイドリング
1を押圧している。これらスペーサーバー8は、公知の
方法で、ダンパー板4に設けられた孔7を貫通して、ガ
イドリング1、2を連結し、ガイドリング2をダンパー
板4の(軸方向の)片側に支持する。
【0042】前記の円周方向に作用する弾性手段は、図
1では対であり、図34では単独であるコイルばね5、
6からなる。変形例では、コイルばねの少なくとも1つ
を、エラストマーブロックか、クッションパッドに置き
換えてもよい。一般に、ばね5、6は、ガイドリング
1、2に設けた、長さの異なる窓10、11に隙間なく
取り付けられている。ばね5は、ダンパー板4に設けた
窓12に、隙間なく取り付けられており、ばね6は、ダ
ンパー板4に設けた窓13に、この場合は、隙間を開け
て取り付けられている。窓12、13は、窓10、11
とそれぞれ対面関係にある。
【0043】図3に示すように、前記の軸方向に作用す
る摩擦手段20は、第1にダンパー板4と、ガイドリン
グ1に近接するライナー支持ディスクの間に摩擦リング
57を備え、第2に、ダンパー板4とガイドリング2の
間に、軸方向に作用するばね56とスラストリング55
を備えている。この実施例では、ばね56は、波形リン
グからなっている。変形例では、ベルビルリングとして
もよい。ばね56は、ガイドリング2を押圧し、摩擦リ
ング57が把持されるように、スラストリング55をダ
ンパー板4に押し付けて接触させている。摩擦リング5
7は、スペーサーバー8によって、中央に置くことがで
きる。あるいは、摩擦リング57の外周にピン59を設
け、それをガイドリング1に設けた孔54に貫通させて
もよい。
【0044】図3に示すように、スラストリング55
は、スラストリング55とガイドリング2を連結して共
に回転するように、孔54に嵌合する1組の軸方向の突
起58をもっていてもよい。しかし、変形例として、ス
ラストリング55は、スペーサーバー8と係合する孔の
開いた径方向の突起を備えていてもよい。
【0045】図3に示すように、L型の減摩用ベアリン
グ51、52が、ハブ3とガイドリング1、2の間に挿
入されている。中間リング53と弾性リング61も設け
られている。
【0046】図5に示すように、ライナー支持ディスク
は、平らな環状の中央部16を備えている。この中央部
16は、この実施例では、ばね5、6、突起58、ピン
59、スペーサーバー8を収容する各種スロットや通路
を有している。図5は、その各種スロットや通路を詳し
く示す。
【0047】ライナー支持ディスクは、中央部16のほ
かに、周辺部を有し、そこに、例えば図1、図5に示す
ブレード17(後述)が円周方向に配列されている。図
1〜図20、図35〜図38では、ライナー支持ディス
クは、2つの環状摩擦ライナー31、32を背中合わせ
で支持している。
【0048】クラッチでは、摩擦ライナーは、通常クラ
ッチ(図示せず)の圧力板と反応板の間に把持されてい
る。クラッチは、自動車の内燃機関のクランクシャフト
と共に回転するように連結されている。駆動トルクは、
圧力板と反応板からハブ3に伝動される。ハブ3は、連
結用のスプラインのついた孔を有し、自動車のギアボッ
クスの入力軸と共に回転する。クラッチの作動中、第1
段階で、ばね5は圧縮され、その後ばね6は、差動的に
作用する。この構成では、摩擦手段20は、摩擦手段2
0の摩擦リング57とスラストリング55と接触してい
るダンパー板4の摩擦で、コンスタントに作用する。し
かし、勿論、この弾性は、単に第1段階のみとしてもよ
い。
【0049】クラッチが外れると、摩擦ライナー31、
32は、クラッチの圧力板や反応板と接触しなくなる。
図1〜図10では、各摩擦ライナー31、32は、環状
摩擦パッド41、42に分れる。この環状摩擦パッド4
1、42は、燒結材、カーボンファイバー、またはセラ
ミック材とすることができる。図9に示すように、各環
状摩擦パッド41、42は、それぞれ2つの連続してい
る環状支持体40の1つに固着されている。図9は、こ
の環状支持体40を明示する。
【0050】図9に示すように、各環状支持体40は、
共通の径方向の面に摩擦パッド41、42が固着されて
いる第1部33と、円周方向に第1部33と交互に連な
る第2部34を備え、第2部34は、2つの隣接する第
1部33と連結している。円周方向に伸びる孔43が、
第2部34の中央にあり、目方を減らしている。この構
成であると、それぞれ環状支持体40と摩擦パッド41
か42を有する各摩擦ライナー31か32は、高度の可
撓性と低度の慣性を得ることができる。
【0051】環状支持体40は、勿論第2部34に、1
つ以上の孔を開けて、単に目方を減らすのみならず、環
状支持体40の慣性を低下させ、弾力性を増すようにす
るのが好ましい。環状支持体40の第1部33、すなわ
ちパッド支持部には、第2部34の内周より径方向内側
に突き出た舌部46がある。この実施例では、環状支持
体40は、8つの第1部33を有し、それぞれに、8対
の摩擦パッド41、42が固着されている。
【0052】図9、図10に示すように、各摩擦パッド
41、42の中央と、環状支持体40の第1部33の中
央に貫通孔がある。第1部33は、貫通孔45を有し、
各摩擦パッド41、42は、対応する孔45より大きい
定着孔44を有している。この実施例では、孔44、4
5は、一直線に並び、留め具47(本実施例ではリベッ
ト)の頭を孔44に、胴を孔45に貫通させて留める。
【0053】図1に示すように、摩擦ライナー31の摩
擦パッド41は、摩擦ライナー32の摩擦パッド42か
ら、隣接するパッド間の円周方向のピッチの半分ずれて
いる。ライナー支持ディスクの交互のブレード17が、
各摩擦ライナーと連係するように、各パッドは、各ブレ
ード17と整合している。図5に示すように、各ブレー
ド17は、貫通孔19を有し、それは、連係する摩擦ラ
イナー31か32のリベット孔44、45と整合してい
る。従って、どの摩擦パッドに関しても整合しているリ
ベット孔19、44、45はまた、他の摩擦ライナーの
環状支持体40の各孔43とも整合している。これによ
り、摩擦ライナーのリベット留めが容易になり、ブレー
ドの孔19には、孔43を介して全て接近できる。
【0054】上記で分かるように、摩擦ライナー31、
32のリベット留めは容易である。要するに、環状支持
体40は、剛性ではなく、摩擦パッドで生じる摩擦によ
る熱の影響下では、クラッチの圧力板に生じる変形にぴ
ったりと順応することができる。摩擦ライナーの環状支
持体40の孔43は、慣性を低減するのみならず、摩擦
ライナーのパッドの取り付けを容易にし、風通しを良く
する。
【0055】一般に、環状支持体40は、構成部品の数
を減らすことができる。またライナー支持ディスクのブ
レードを、より剛性にすることができるので、ライナー
支持ディスクを、ブレードを破損することなく、非常に
高速で回転させることができる。摩擦ライナーのライナ
ー支持ディスクへの取り付けは、環状支持体40の可撓
性により、より容易になる。
【0056】しかし、ライナー支持ディスクを、遠心力
に対して完全無欠になるようにするため、環状支持体4
0は、連係するブレード17や、ライナー支持ディスク
の中央部16より厚くなり、同時に容認できる慣性を持
つことができる。環状支持体40によりブレードの厚さ
を薄くできるので、摩損と慣性の影響を減少できる。ま
たライナー支持ディスクのブレードは、環状支持体40
自身によって結合されるので、ライナー支持ディスクの
材料を節約できる。
【0057】摩擦パッド41と42は、第1部33に接
着剤か蝋付けで固着される。またそれらは、ブレード1
7によくフィットする。ブレード17は、軸方向に弾性
的で、三脚型であり、以下に詳述する。
【0058】図9に示すように、ライナー支持ディスク
の中央部16より厚い各ライナー支持ディスクでは、第
2部34の孔43は、閉口型の台形である。孔43の台
形の長辺は、環状支持体40の内周寄りにあり、孔の隅
は、丸くなっている。従って、孔43は、外側に向かっ
て狭くなっており、環状支持体40の内周は、連続して
いる。前記の孔44、45、19への接近は、孔43に
より容易である。この実施例では、第2部34は、第1
部33やパッド41、42と同じ外周上に伸びている。
【0059】各摩擦パッド41、42は、おおむね三角
形で、その径方向内側の頂部が丸くなっており、斜めの
力で生ずる激振を低減できる。また、前記の舌部46
は、環状支持体40の第1部33の内周部にある。舌部
46は、連係するパッド41、42の丸くなった頂部を
保持するため、丸くなっている。同様に、第1部33の
外周には凹み48があり、それは、1つの直線と2つの
斜線からなっている。各パッド41、42には、相補的
凹み49があり、それも、対応する凹み48と整合する
1つの直線と2つの斜線からなっている。凹み48と、
凹み49は、慣性を減らし、風通しを良くする。ブレー
ド17が三脚型であるので、凹み48と凹み49は、摩
擦パッドと環状支持体40を機械的に保持できる。
【0060】要するに、摩擦パッド41、42は、外側
の丸い2つの耳と、内側の丸い頂部を有する三角形であ
る。
【0061】台形の孔43は、環状支持体40の第1部
33の円周方向の幅を増すことができる。それは、孔4
3の端が、摩擦パッド41、42の側面に相補的な形を
しているからである。パッドの円周方向の長さは、外周
が大きく、内周は狭くなっている。摩擦パッド41、4
2は、従って、図1に示すように、外周で一部重なり合
っている。これで、摩擦ライナーの並列関係がよくな
る。
【0062】この構成と孔43のお陰で、摩擦パッド4
1、42は、クラッチの圧力板が徐々に円錐形に変形す
るのに、うまく適合できる。反応板が熱の影響で、同様
に少し円錐形に変形するのにも、うまく適合できる。ま
た、摩擦ライナー31、32が、クラッチの圧力板と反
応板に接触して、斜めの力が加わる時、激振の影響は、
最小になる。また、この構成であると、摩擦ライナー3
1、32は、圧力板と反応板に徐々にスムースに把持さ
れ、軸方向の把持力は、スムースに増す。
【0063】これらの効果を生み出すのは、軸方向の弾
力性を与えるライナー支持ディスクのブレード17の形
である。図1〜図10で、ブレード17は、一体化して
いるライナー支持ディスクの中央部16の外周から径方
向に突き出ている。後述する図14〜図33に示す構成
でも、同じことが云える。中央部16とブレード17を
含む、図1〜図10のライナー支持ディスクは、金属製
である。図5、図6に示すように、ブレード17は、2
つの交互のグループ71、グループ72(本例では8グ
ループ)に分れており、どのグループのブレードも、他
のグループの隣接するブレードに対して、45 円周方
向に離れている。2つの連続するブレードの間の角度
は、22 30’である。図6はまた、21A、21
B、及び23A、23Bの3つの平らな支持面(斜線部
分)からなるブレードの三脚構造を示す。
【0064】従来技術の構成とは対称的に、ブレードの
数は増すが、摩擦ライナーの環状支持体40より薄く、
同時に、各ブレードの脚部は、円周方向に幅広く、従っ
て頑丈である。
【0065】図6は、グループ71の三脚ブレード17
と、グループ72の隣接する三脚ブレード17を示す。
例えばグループ72の三脚ブレード17は、対称形で、
連係する環状支持体40と接触するため、またそれに固
着されるように、大きい平らな中央支持面21Aを有し
ている。この目的のため、前記リベット47を留める孔
19が中央支持面21Aに設けられ、このブレード17
に環状支持体40を固着される。
【0066】中央支持面21Aは、図に示すように、ラ
イナー支持ディスクの外周に向かって収斂している。そ
れは、外周では、おおむね三角形であるが、この実施例
では、三角形の先端を切った形をしている。グループ7
1の三脚ブレード17の中央部の内周は、収斂する外周
部に比べ、円周方向に広がっている。
【0067】グループ72の三脚ブレード17(以下ブ
レード72と云う)は、また2つの平らな外周支持面2
1Bを有し、それは、同一平面上にあり、他の摩擦ライ
ナーの環状支持体40と協動するようになっている。外
周支持面21Bは、ブレードの外周に伸び、1対の耳を
なしている。外周支持面21Bは、中央支持面21Aの
両側に設けられ、三角形をしており、ブレードの径方向
の対称軸に対して対称的な斜面層22Aを介して、中央
支持面21Aに連結されている。従って、図7、図8に
示すように、外周支持面21Bと中央支持面21Aは、
互いに中心から軸方向にずれており、互いに平行であ
る。図6に示すように、中央支持面21Aと斜面層22
Aの接合部に、大きな湾曲部がある。
【0068】中央支持面21Aは、長手方向の接続層8
0を介して、ライナー支持ディスクの中央部16に連結
されている。接続層80は、この実施例では、ブレード
の径方向の対称軸に対して直交している。従って、中央
支持面21Aは、図7、図8に示すように、中央部16
から軸方向にずれている。接続層80と、中央部16や
中央支持面21Aとが接続されるように、接続層80の
円周方向の両端は、丸くなっている。接続層80は首で
ある。また各ブレードは、その外周中央に、図9の前記
凹み48.49とおおむね相補的な形をしている凹み5
0を有している。
【0069】ブレード72の外観は、猫の頭のようであ
る。隣のブレード71の中央支持面23Bは、ブレード
72の中央支持面21Aに対してずれていることを除け
ば、隣のブレード71の対称形は、ブレード72のそれ
と同じである。中央支持面23Bは、ブレード72の外
周支持面21Bと同じ平面にある。同様に、ブレード7
1の2つの平らな外周支持面23Aは、中央支持面23
Bに対して軸方向にずれており、ブレード72の中央支
持面21Aと同じ平面にある。
【0070】2つの外周支持面23Aは、斜面層22B
を介して、中央支持面23Bに接続されている。中央支
持面23Bは、接続層81を介して、ライナー支持ディ
スクの中央部16に接続されている。ブレードの脚部を
構成している長手方向の接続層80、81の円周方向の
幅は、この実施例では、同じである。各ブレードの中央
部16と中央支持面間の距離は、ここではその長さで示
す。
【0071】要するに、図1〜図10に示した前記金属
ブレードは、2つの摩擦ライナーの1方と接触するため
の中央支持面と、他方の摩擦ライナーと接触するための
2つの外周支持面を有し、前記中央支持面は、外周支持
面に対して軸方向にずれており(ライナー支持ディスク
の中央部16に対してもずれている)、ブレードの中央
支持面と外周支持面は、ライナー支持ディスクの中央部
の中間面と平行な面に伸びている。外周支持面は、摩擦
パッド41、42の耳を一部支持しており、そのため、
図6に示すように、鏡像として三角形をしている。
【0072】前記外周支持面は、ブレードの中央支持面
の両側に伸びている。中央支持面は、接続層を介して、
ライナー支持ディスクの中央部にまず接続され、次に斜
面層を介して、前記外周支持面に接続されている。
【0073】斜面層22A、22Bは、頂部の辺りで切
られたV字形をしている。図6に示すように、ブレード
71は、径方向の溝24で、隣のブレード72と分離さ
れている。溝24は、底部で広がる盲孔26で終わり、
斜面層22A、22Bの辺りに第2の開口部25があ
る。従って摩擦ライナーの環状支持体40は、ライナー
支持ディスクの中央部16と同じ面になく、軸方向にず
れている。
【0074】接続層80、81からなるブレードの脚部
は、互いに接近しており、広いので、非常に丈夫であ
る。その結果、ブレード71、72は、ブレードの脚部
に遠心力の曲がる力がかかるのを除けるように、径方向
に対称的であるので、従来のものより早く回転できる。
ブレードの外周支持面21B、23Aは、摩擦パッド4
1、42の外周、詳しく云うと、その耳と接触するよう
になっており、そのためブレードは、三脚型をしてい
る。
【0075】各ブレードの外周中央に平らな底と2つの
斜面を有する凹み50と、摩擦パッドや環状支持体40
の対応する凹みは、外周支持面21Bと23Aの間にあ
る。
【0076】前述のごとく、図1に示すように、摩擦パ
ッド41は、外周部で摩擦パッド42と一部重なり合
う。例えば、ブレード71の中央支持面23Bは、それ
に固着されている摩擦パッド41を有し、外周支持面2
3Aは、摩擦パッド42の耳を支持する。
【0077】この構造により、環状支持体40を横断面
に対して突き出すことができ、またクラッチの圧力板と
反応板が円錐形に変形する傾向にうまく順応することが
できる。環状支持体40のこの変形順応性は、主に、環
状支持体40の内周が、ライナー支持ディスクの中央部
16から離れていることによる。ライナー支持ディスク
の中央部16に対して、外周支持面21B、23Aも、
21Aと21Bもずれているので、クラッチの係合操作
がうまくいく。
【0078】ブレード71、72は、双方向性で、2つ
の摩擦ライナー31と32の距離の半分は、ブレード7
2により定まり、他の半分は、ブレード71により定ま
る。これは、ブレードと、特に孔19とリベット47を
節約できる。ブレードは、摩擦パッド41、42の形に
合わされ、また軸方向に弾力的である。
【0079】図9に破線で示すように、孔43の外縁の
一部か全部を除去して、環状支持体40の第2部34の
材料を減量することは、勿論可能である。
【0080】図11、図12は、本発明による摩擦ライ
ナーの環状支持体の別の形態を示す。図11、図12で
の符号は、環状支持体140、摩擦パッド141、14
2、環状支持体の第2部134である。環状支持体14
0の第1部33は、前述のものと同じ形をしているが、
この実施例では、第2部134の孔143は、外側中央
部が開口している。この構成は、熱の影響で生じるスト
レスを低減するので、特に好ましい。第2部134の内
周は、第1部に対して、破損の危険なしに変形できる。
【0081】この実施例では、摩擦パッド141、14
2の三角形の斜線部は、面取りされており、2つの面取
り部250を有する三角形の底辺には、凹み49があ
る。面取り部250は、摩擦パッド141、142と環
状支持体140の間に生じる接着不良などを減らす。ち
なみに、環状支持体140は、熱の影響で、摩擦パッド
とは異なる膨張と収縮をする。特に、摩擦パッドが燒結
材でできていたり、銅の粒子を含む場合は尚更である。
面取り部250は、摩擦パッドの破損などを防止する。
【0082】本発明は、勿論前記実施例に限定されな
い。例えば、図14に示すように、ライナー支持ディス
クのブレードを変形し、中央支持面123B、121A
の外周部に舌部151を設けてもよい。舌部151で風
通しが良くなり、また舌部151を、摩擦パッドの凹み
48、49(図9)より外側に突き出せる。従って、ブ
レードの中央支持面の頂部が変る。図14では、三脚ブ
レード170は、2セットのブレード171、172に
分れる。この構成であると、面の耐圧力は増す。接続層
180、181を、異なる幅として、ブレードの剛性を
異なるものにすることができる。本発明は、ブレードの
脚部の幅を通常より大きくできるので、これは可能であ
る。
【0083】図14では、ブレード172の接続層18
0は、ブレード171の接続層181より幅が広い。従
って、ブレード172は、ブレード171より丈夫であ
る。事実、ブレード171は、クラッチの圧力板と係合
する摩擦ライナーに固着されている。
【0084】中央支持面121Aの、ライナー支持ディ
スクの中央部16からの軸方向のずれは、中央支持面1
23Bと中央部16との軸方向のずれとは異なる。ブレ
ードをより剛性にするには、軸方向のずれを小さくする
(例えば、反応板側のブレード)。こうすると、クラッ
チを徐々に係合する性能が向上する。
【0085】反応板と連係するブレード172は、従っ
て、上記の実施例より剛性は高いが、反応板は、円錐形
に変形する例は少ないので、このことは重要ではない。
同じ効果は、接続層180、181を同じ幅で異なる長
さ(例えばブレードの中央部16と中央支持面123B
か121Aの距離を変える)にした時得られる。
【0086】図14では、2つの連続するブレード間の
溝24を変形し、開口部125と盲孔126を非対称形
にする。また、外周支持面121B、123Aを異形と
し、121Bをおおむね三角形、123Aを円周方向に
引き伸ばした四辺形とする。また、斜面層122Aと、
他のブレードの斜面層122Bの寸法を変え、122A
を122Bより長くすると、よりフレキシブルになる。
従って、中央支持面の両側に伸びる外周支持面の剛性
は、ブレードの斜面層の長さと幅にバリエーションをつ
けることによって変えることができる。
【0087】図15は、2つの連続するブレード27
1、272、幅を広げた斜面層222Aを示す。また2
つの連続するブレード271、272の間の径方向の凹
み124は、径方向の長さにわたり、幅は一定であり、
より狭い。
【0088】また図15では、中央支持面223B、2
21Aは、三角形であり、外周にはその頂点、内周には
1対の径方向内側に伸びる突起226があり、その間
に、幅の狭い接続層280、281がある。
【0089】図16〜図18に示すように、この実施例
では、その外周は、図14にどこか似ており、内周は、
図15に似ている、一連の三脚型ブレードのみである。
他の一連のブレードは、ライナー支持ディスクの中央部
16と同じ面にある径方向の舌の形をした単純な径方向
のブレード371に変る。この場合、ライナー支持ディ
スクのブレード371は、たった1つの支持面を有し、
他のブレードは、図14か図15のものに比べ、円周方
向に幅広である。従って、この場合、三脚ブレード37
2は、舌ブレード371と交互に配置される。しかし、
三脚ブレード372は、30゜の円周方向の長さがあ
り、舌ブレード371は、15゜しかない。ブレード3
72とブレード371の軸間の円周方向の長さ、または
ピッチは、図17に示すように、22゜30’、約23
゜である。
【0090】舌ブレード371は、反応板が円錐形にな
る傾向の弾力性を十分有していることが分かると思う。
ブレード372の接続層380と322Aの幅は広げら
れ、ライナー支持ディスクの中央部16と、ブレード3
72の中央支持面321Aとの間の軸方向のずれは増し
ている。ブレード372の可撓性は増している。
【0091】図19は、別の変形例で、ブレード472
の外周支持面422Bが相当大きくなっている。この場
合、図16〜図18の径方向の舌ブレード371は、ブ
レード472によって一部包囲されている径方向の舌ブ
レード471に置き換えられている。舌ブレード471
は、ライナー支持ディスクの中央部16と同じ面にあ
り、舌ブレード471の外側先端は丸くなっており、隣
接するブレード472の外周支持面422Bによって、
一部包囲されている。外周支持面422Bは、おおむね
鳥の翼の形をしている。従って、外周支持面422Bの
少なくとも1つは、径方向の舌ブレード471の一部を
包囲している。この実施例では、舌ブレード471を包
囲しているのは、2つの連続するブレード472の、2
つの近接する外周支持面422Bであり、舌ブレード4
71は、これら外周支持面422Bの径方向の内側にあ
るので、図17のブレード371より短くなっている。
換言すれば、1つの舌ブレード471は、2つの連続す
るブレード472によって包囲されている。
【0092】勿論、幅、例えば斜面層の自由端間の距離
を、三脚ブレードに、図15のブレード271、272
のそれと同じ形を与えることによって、増すことが可能
である。図20は、そのような構成を示す。図20で
は、図19の三脚ブレード472は、三脚ブレード57
2に置き換えられ、その斜面層222Aは、図19の斜
面層322Aより幅広くなっている。この場合、舌ブレ
ード471と三脚ブレード572との間には、僅かな間
隙がある。
【0093】図14〜図20で、摩擦ライナーは、容易
に傾斜できる。図15〜図20の二分されたブレード
は、クラッチの圧力板と係合する摩擦ライナー31を支
持する最大の表面積を有している。
【0094】しかし、勿論、これまで述べた種々の実施
例の色々な特徴を組み合わせることができる。従って、
摩擦ライナーの支持リングの第2部の孔は、必ずしも全
部同じでなくてもよい。例えば、そのうちの幾つかは開
き、他は閉じていてもよい。同様に、第2部の幾つかは
楕円形の孔で、その他は台形の孔としてもよい。摩擦ラ
イナー31、32の1つか2つは、四角形の摩擦パッド
を、その他は、三角形の摩擦パッドを備えるようにして
もよい。摩擦パッドの耳が、平らな円周方向の端部を有
するようにしてもよい。
【0095】本発明は、勿論広く適用できる。図21、
図22、図24、図28は、摩擦ライナー131、13
2を有する本発明のクラッチ摩擦ホイールを示す。それ
は、フランス国公開特許第FR 2 094 693A
号の明細書に記載されたような有機型としてもよい。す
なわち、円周方向に連続しているかエンドレスなライナ
ーや、例えば、ガラスファイバー、ケブラー(KEVE
LAR)(登録商標)、またはその他の適当な材料で強
化されたライナーである。この場合、摩擦ライナーも、
環状支持体も、摩擦パッドも有しない。しかし、変形例
で、摩擦ライナーは、例えば2つの摩擦パッドを備える
複数の部分からなるようにしてもよい。前記部分は、1
つの摩擦ライナーと他との間に置かれる。
【0096】ライナー支持ディスクの1つは、例えば図
14のブレード172を有し、他は、同図のブレード1
71を有するごとく、互いに接触する2つのライナー支
持ディスクを有するようにしてもよい。この場合、ライ
ナー支持ディスクの厚さは、薄くなる。
【0097】全ての場合、ブレードは、外周面より円周
方向に幅広い、大きな表面積の中央支持面を有してお
り、外周面は、中心軸から離れると狭くなる。これは、
摩擦ライナーが、適当な平行面にあるので、埋没や激振
を低減できる。従って、ライナー支持ディスクは、高速
で回転することができ、かつ圧力板が円錐形に変形する
のに順応できる。
【0098】ブレードは、非対称形にすることができ
る。特に、外周支持面の辺りで、1つのブレードを他と
異なる長さにしてもよい。
【0099】接続層と斜面層は、三脚ブレードに良い安
定性を与え、摩擦ライナー、特にクラッチの圧力板とう
まく接触でき、ライナーの摩耗を低減できる。
【0100】ブレードの脚部は、単に接続層からなるば
かりではない。接続層は、脚部を介して、ライナー支持
ディスクの中央部と接続されてもよい。
【0101】図24〜図33に示すように、ブレード
を、少なくとも1つの支持面を有する舌ブレードの形に
してもよい。
【0102】図24〜図27に示すように、ライナー支
持ディスクは、中央部16、及びそれと一体になってい
る舌ブレード671と、三脚ブレード672に、円周方
向に交互に分れている外周面を有している。舌ブレード
671は、ライナー支持ディスクの中央部16と同じ面
にある。ここでは、三脚ブレード672と舌ブレード6
71は、一定の間隔で円周方向に置かれている。
【0103】三脚ブレード672は、脚部480を介し
て、ライナー支持ディスクの中央部に接続されており、
中央支持面423と、2つの外周支持面422を有して
いる。中央支持面423は、摩擦ライナー132を三脚
ブレード672に固着するためであり、他の摩擦ライナ
ー131は、舌ブレード671に固着されている。この
目的のため、舌ブレード671と、三脚ブレード672
の中央支持面423は、摩擦ライナー131、132を
ライナー支持ディスクに固着するため、この実施例で
は、共通のピッチ円で離れている孔19を有し、図24
に示すように、リベット47で留められる。
【0104】詳しく云うと、摩擦ライナー131、13
2を有するライナー支持ディスクは、円周方向に作用す
る弾性手段5と、前記実施例同様、軸方向に作用する摩
擦手段20の働きに逆らって、互いに対して動くように
なっている2つの同軸部分を備えるクラッチ摩擦ディス
クの一部である。図1〜図4に示すように、ダンパー板
4は、前述の緩い連結手段60の働きで、ハブ3と共に
回転する。
【0105】摩擦手段は、ダンパー板4とガイドリング
1の間に軸方向に挟まれた摩擦リング、及びガイドリン
グ2の孔に結合されている軸方向の突起によって回転す
るように、ガイドリング2に設けられたスラストリング
を備えている。ばねは、ガイドリングを押圧し、スラス
トリングを押して、ダンパー板4と接触させる。ライナ
ー支持ディスクは、ライナー支持ディスクの中央部16
の両側に背中合わせに、2つの環状摩擦ライナー13
1、132を備えている。ライナー支持ディスクは、金
属製である。
【0106】環状摩擦ライナー131、132は、通
常、自動車の内燃機関のクランクシャフトによって回転
するクラッチの圧力板と反応板(図示せず)の間に把持
されている。ハブ3は、内部にキー溝をつけた孔によ
り、自動車のギアボックスの入力軸と共に回転するよう
に連結されている。クラッチを切っている間、環状摩擦
ライナー131、132は、圧力板と反応板に接触して
いないので解放される。再びクラッチがかかると、環状
摩擦ライナー131、132は、圧力板と反応板の間に
徐々に弾力的に把持される。この漸増把持作用は、主に
三脚ブレード672による。詳しく云うと、外周支持面
422による。
【0107】三脚ブレード672は、3つの平らな支持
面422、423によって定まる。平らな中央支持面4
23は、圧力板と連係する摩擦ライナー132と接触
し、かつ摩擦ライナー132を固着する役をする。中央
支持面423は、図に示すように、ライナー支持ディス
クの外周に向かって収斂している。外周支持面422
は、中央支持面423の両側に円周方向に伸びている。
それは、おおむね三角形をしており、三脚ブレード67
2の径方向の対称軸に対して対称的な斜面層421を介
して、中央支持面423に接続されている。外周支持面
422と中央支持面423は、軸方向にずれており、互
いに平行である。詳しく云うと、外周支持面422は、
クラッチの反応板と連係する摩擦ライナー131と接触
するようになっている。この実施例では、それらは、ラ
イナー支持ディスクの中央部16と同じ面に伸びてい
る。
【0108】中央支持面423は、ブレードの径方向の
対称軸と直交し、対称形な接続層480を介して、ライ
ナー支持ディスクの中央部16に接続されている。軸方
向に斜めな接続層480は、ブレードの脚部を構成し、
中央部16に対して、中央支持面423と軸方向にずれ
ている。
【0109】従って、摩擦ライナー131、132が押
圧されると、外周支持面422は軸方向に変形する。接
続層480は、幅があるので丈夫であり、中央支持面4
23の2つの脚は、接続層480の両側にある。ブレー
ド672は、屈曲した溝24によって、舌ブレード67
1と分離している。溝は、ライナー支持ディスクの外周
で開口しており、溝24の内端は、C型で閉口してお
り、接続層480に接続されている。
【0110】ブレード672は、円周方向にかなりの幅
伸び、この実施例では、ブレード間のピッチは、45
、従って、ブレード672と、隣接する舌ブレード6
71の各対称軸間の角度は、22 30’である。2つ
の連続する孔19間の角度も同じである。三脚ブレード
672は、円周方向に一定間隔を置いた孔19を有する
2つの舌ブレード671に挟まれている。
【0111】舌ブレード671の幾つかは、舌の外側先
端に、補足支持面622を備えている。補足支持面62
2は、接続層621を介して、舌本体に接続されてい
る。接続層621によって、補足支持面622は、隣接
する三脚ブレードの中央支持面423の方の軸方向にず
れている。従って、摩擦ライナー131、132を押圧
している間、補足支持面622は、反応面を提供するよ
うに、摩擦ライナー132と接触するようになってい
る。従って、補足支持面622は、この実施例では、接
続層621によって、隣接する三脚ブレード672の中
央支持面423と同じ面に伸びる安定ゾーンを構成して
いる。変形例では、補足支持面622は、中央支持面4
23に対して、少し引っ込めてもよい。この構成では、
摩擦ライナー131は、平らである。
【0112】この実施例では、舌ブレード671は、非
常に細く、その根元(ライナー支持ディスクの中央部1
6に接続されている)は、補足支持面622のある外周
より幅広くなっている。補足支持面622のある外周
は、三脚ブレード672の外周と同一半径上にある。各
舌ブレード671は、孔19で摩擦ライナー131を支
持し、固着する主部623、接続層621、及び補足支
持面622を備えている。接続層621の奥行は、補足
支持面622のそれより大きい。従って、舌ブレード6
71は、可撓である。細身なので、接続層621と補足
支持面622の組み合わせにより、かなりの可撓性が得
られる。
【0113】舌ブレード671の自由端622、621
は、幅が狭いので、補足支持面622により可撓性を与
える。補足支持面622は、ライナー支持ディスクの外
周で、2つの外周支持面422の間に円周方向に伸びて
いる。
【0114】この構成では、摩擦ライナー131、13
2が適切に平行な面にあるので、外周で大きな支持面積
を有するライナー支持ディスクは、埋没と激振を低減で
きる。ライナー支持ディスクと、クラッチ摩擦ホィール
自身は、従って、高速回転でき、かつ圧力板や反応板が
円錐形に変形しようとするのに適合できる。別の効果
は、摩擦ライナーが平均的に摩耗することである。
【0115】接続層480、621は、クラッチ摩擦デ
ィスクに安定を与え、摩擦ライナーが、圧力板や反応板
とうまく接触することができ、摩擦ライナーの摩損を軽
減できる。
【0116】この実施例では、各舌ブレードの補足支持
面622の径方向の奥行は、三脚ブレードの外周支持面
422のそれより小さい。接続層621と補足支持面6
22の幅は、三脚ブレード672の斜めの外周支持面4
22の幅とおおむね同じである。ちなみに、ここで求め
ているものは、可撓性のある追加の支持物である。
【0117】変形例では、接続層621の長さを単に加
減して、補足支持面622の剛性を変えることができ
る。舌ブレードの外周を、三脚ブレード672の外周の
円周方向の長さの直径より短いか長い直径を有する円周
にまで伸ばしてもよい。
【0118】クラッチ摩擦ホィールの安定性や、摩擦ラ
イナーの平坦性は、特に、舌ブレード671と三脚ブレ
ード672の対称軸におけるそれらの位置と、定着孔1
9の規則的間隔による。
【0119】構成部品の製造の簡単さも理解しうると思
う。裁断器で、異なる奥行の三脚ブレードや舌ブレード
を有するディスクを作ることができる。
【0120】この実施例では、クラッチが係合(摩擦ラ
イナー131、132を把持)する位置に、三脚ブレー
ド672が完全に平らに押圧されないように、2つの摩
擦ライナー131と132の間に間隙がある。従って、
摩擦ライナーは、圧力板と反応板の形に適合できる。
【0121】図24に破線で示すように、接続層621
と補足支持面622は、必ずしも対称形ではなく、また
舌ブレードを交互に非対称形にしてもよい。
【0122】ある場合には、前記リベット47のような
留め具の数を増やすことが望ましい。図28〜図33
は、そのような構成で、ライナー支持ディスクは、中央
部16と、ライナー支持ディスクの中央部16と同じ面
にある一連の径方向の舌ブレード772と、規則的な間
隔で、交互に円周方向に並ぶ、径方向のブレード771
に分れる外周部を有する。図28〜図33では、ブレー
ド771と舌ブレード772は、中央部16と一体であ
る。
【0123】各ブレード771は、脚部724を介し
て、中央部16に接続されており、中央支持面722
と、2つの外周支持面723を有している。中央支持面
722は、摩擦ライナー132を固着する役をし、舌ブ
レード772は、他の摩擦ライナー131を固着する役
をする。この目的のため、舌ブレード772とブレード
771の中央支持面722は、この実施例では、摩擦ラ
イナー131、132をライナー支持ディスクに固着す
るため孔19を有し、図28に示すように、リベット4
7で留める。
【0124】詳しく云うと、摩擦ライナー131、13
2を有するライナー支持ディスクは、ダンパー板4にリ
ベットで固着されているライナー支持ディスクを含む、
クラッチ摩擦ホイールの一部である(図28)。ダンパ
ー板4は、ハブ3に固着されているので、クラッチ摩擦
ホイールは、剛体である。環状摩擦ライナー131、1
32は、図24〜図27に示すように、ライナー支持デ
ィスクの中央部16の両側に、背中合わせに設けられて
いる。従って、クラッチを再びかけると、摩擦ライナー
131、132は、クラッチの圧力板と反応板の間に徐
々に、弾力的に把持される。この漸増把持作用は、この
実施例では、主に、三脚ブレード771、特に、外周支
持面723、及び脚部724による。ブレード771の
形は、3つの平らな支持面723、722によって定ま
る。
【0125】中央支持面722は、圧力板と連係してい
る摩擦ライナー132と接触し、ライナー支持ディスク
の外周の方に収斂している。外周支持面723は、中央
支持面722の両側の外周に設けられている。その形
は、おおむね三角形で、ブレード771の径方向の対称
軸に対称的である斜面層721を介して、中央支持面7
22に接続されている。斜面層721は、径方向に斜め
で、軸方向に傾いている。外周支持面723と中央支持
面722は、軸方向にずれているが、互いに平行であ
る。詳しく云うと、外周支持面723は、クラッチと反
応板に連係している摩擦ライナー131と接触するよう
になっている。この実施例では、ライナー支持ディスク
の中央部16と同じ面にある。
【0126】中央支持面722は、この実施例では、ブ
レードの径方向対称軸と直交している接続層724を介
して、ライナー支持ディスクの中央部16に接続されて
いる。接続層724は、ブレードの脚部を構成し、中央
部16に対し、中央支持面722の軸方向のずれを形成
する。
【0127】従って、摩擦ライナー131、132が押
圧されている間、外周支持面723は、軸方向に変形す
る。接続層724は、幅があり、非常に丈夫である。垂
直の溝224は、三脚ブレード771と舌ブレード77
2を分離している。溝224は、ライナー支持ディスク
の外周部で開口している。各溝の閉口した内端は、丸く
なっており、接続層724と中央部16に接続されてい
る。三脚ブレード771は、前図より短い円周を有し、
舌ブレード772のは長く、両者は、殆ど同じである。
従って、摩擦ライナーの支持面は、接近している。その
目的は、摩擦ライナー131、132の支持面積を最大
に確保し、係合ゾーンの距離を最小にすることである。
従って、ブレードの数は増す。クラッチ摩擦ホイール
は、この実施例では大きいので、摩擦ライナー131、
132を固着するのに、前記リベット、ねじ、ボルトの
ような留め具47が少なくとも2列要る。そこで、ブレ
ード771は、留め具を通す孔19を少なくとも2つ要
る。従って、ライナー支持ディスクは、三脚ブレード7
71の中央支持面722が、長手方向の接続層724に
作られた溝726により、径方向内側に中央伸長部72
5を有し、中央伸長部725には、リベット47を留め
る孔19がある。これにより、摩擦ライナー132の支
持面全体は、大きくなる。
【0128】図29に示すように、中央支持面722の
外周とブレード772の外周にも、別の孔19が設けら
れる。孔19は、径方向に一定距離を置いて離れ、同一
面にある。この実施例では、ブレード771の対称軸の
径方向にある。
【0129】舌ブレード772は、ブレード771と同
じ外観をしている。この実施例では、舌ブレード772
は、ライナー支持ディスクの中央部16と同じ面にある
中央支持面823、及びその両側にある2つの外周支持
面822を有している。径方向に斜めで軸方向に傾いて
いる斜面層821は、中央支持面823を外周支持面8
22に接続している。外周支持面822は、舌ブレード
772の中央支持面823の方に軸方向にずれている。
【0130】共通の面にある2つの孔19が、中央支持
面823にある。孔19は、舌ブレード772の対称軸
に径方向に、ブレード771の孔19と同じピッチ円で
並んでいる。図28、図29に示すように、ハブ3のフ
ランジにリベット留めされているダンパー板4に、中央
部16を、リベットによって固着するための定着孔11
9と、舌ブレード772の孔19は、径方向に並んでい
る。
【0131】図29に破線で示すように、変形例とし
て、舌ブレード772を、ライナー支持ディスクの中央
部16に中央支持面を接続する長手方向の接続層と、溝
726と同じ溝を有する、ブレード771と同形の三脚
ブレードに置き換えてもよい。
【0132】この実施例では、溝726は、図29に示
すように、U字形をしており、その尖端は、クラッチ摩
擦ホイール(すなわちライナー支持ディスクの中央部1
6)の軸方向に向いている。従って、中央伸長部725
もU字形である。溝726は、接続層724を越えて、
中央支持面722とライナー支持ディスクの中央部16
に、少々はみ出している。従って、前記漸増把持力を増
す接続層724は、2分されている。接続層724は、
溝726があるのに拘わらず、機械的に丈夫である。
【0133】中央伸長部725は、分岐状態の根元で中
央支持面722に接続されている。これは、破断のおそ
れを減らす。溝726の径方向の対称軸は、ブレード7
71の対称軸と一致している。
【0134】図30は、ライナー支持ディスクの変形例
で、三脚ブレード971と、舌ブレード972を交互に
配置したものである。図30では、舌ブレード972の
少なくとも幾つかは、接続層931を介して、舌ブレー
ドに接続されている自由端に、補足支持面932を備え
ている。補足支持面932は、三脚ブレード971の中
央支持面922に向かい軸方向にずれている。舌ブレー
ド972の自由端の円周の幅は小さい。舌ブレード97
2は、外周で狭く、内側で広くなっている。舌ブレード
972は、中央部16に向かい、主部のある面で収斂し
ている。舌ブレード972と三脚ブレード971を分け
ている溝324は、曲がった形をしており、内部で垂直
で、傾斜部分に接続され、ブレード971の外周で開口
している。三脚ブレード971の外周支持面923は、
斜面層921を介して、中央支持面922に接続されて
おり、ブレードは、おおむねT字形をしている。溝92
6は、図29同様、接続層924を跨がっている。
【0135】この実施例では、溝926はU字形で、U
の両端は、丸くなっており、中央支持面922にある。
従って、中央伸長部925もU型で、その狭い根元を介
して、中央支持面922に接続されている。中央伸長部
925のUの底辺は、中央部16の軸方向を向いてい
る。
【0136】図31は、ライナー支持ディスクの別の変
形例を示す。図31では、三脚ブレード1071と、舌
ブレード1072を交互に配置したものである。三脚ブ
レード1071は、斜面層1021と、長手方向の接続
層1024を有し、舌ブレード1072と規則的に円周
方向に交互に配置されている。舌ブレード1072は、
前記三脚ブレード1071と外観が似ており、外周支持
面1122と斜面層1121を有している。この場合、
舌ブレード1072の外周は、円周方向に広がってお
り、三脚ブレード1071の外周は、両者を分けている
溝424に沿って、曲がりくねっている。
【0137】図29〜図31では、舌ブレードは、安定
のため、少なくとも1つの追加の支持面を提供する。従
って、摩擦ライナー131、132が押圧されると、各
支持面932、822、または1122は、摩擦ライナ
ーに反応面を提供するように、摩擦ライナー132と接
触するようになっている。この部分は、安定ゾーンで、
層931、821、1121によって、中央支持面72
2と同じ面に伸びている。
【0138】変形例として、このゾーンは、中央支持面
に対して僅かに引っ込めても良い。従って、摩擦ライナ
ー131は、まっ平らなままである。このようにして、
ライナー支持ディスクは、その外周で大きな支持面積を
得られ、摩擦ライナー131、132が、真に平行な面
のままである、埋没や激振を減らすことができる。ライ
ナー支持ディスク、従って、クラッチ摩擦ホイールは、
高速回転でき、かつ圧力板と反応板が円錐形に徐々に変
形するのに順応できる。また、摩擦ライナーがより平均
的に摩耗するようになる。
【0139】層724、924、1024、931、9
21、821、1121、1021は、ライナー支持デ
ィスクを安定させ、摩擦ライナーと圧力板や反応板とう
まく接触できるようにする。これでライナーの摩耗も減
る。
【0140】クラッチ摩擦ホイールの安定性と、摩擦ラ
イナーの平坦性は、特に定着孔19の規則的間隔と、舌
ブレードと三脚ブレードの対称軸の位置に因る。
【0141】ここでは、クラッチが係合され、摩擦ライ
ナー131、132が把持されると、三脚ブレード77
1、971または1071が、全く平らにならないよう
に、2つの摩擦ライナー131、132の間に間隔が置
かれている。前記実施例のように、これは、摩擦ライナ
ーを圧力板と反応板の形に適合させる。長手方向の接続
層724、924、1024は、勿論、それ自身では、
ブレードの脚部を構成する必要はない。その代り、前述
のごとく、各層は、脚部を介して、ライナー支持ディス
クの中央支持面に接続されている。
【0142】摩擦ライナーをよく固着するため、1つの
孔19から次の孔へ、径方向に適当な粘着帯を貼っても
よい。
【0143】ブレードの径方向の寸法に余裕があれば、
少なくとも1つ別の留め具をとめる孔19を追加しても
よい。
【0144】三脚ブレード及び/又は舌の幾つかは、追
加の孔19や、中央伸長部725、925、1025、
を有しなくてもよい。
【0145】前記実施例の特徴を色々組み合わせてもよ
い。例えば、図29の舌ブレード772には、舌ブレー
ドの中央に1つの孔19のみ設ける。
【0146】図32は、別の変形例を示す。図32で
は、ライナー支持ディスクの中央部16は、帯部116
に分離している。各帯部116は、図29のと同じ三脚
ブレード771と舌ブレード772を備えている。各三
脚ブレード771は、環状の一部である帯部116と一
体になっている。帯部116は、1つの三脚ブレード7
71と1つの舌ブレード772を結合し、帯部116を
ダンパー板4にリベットで固着するための孔229が2
つある。
【0147】図33は、さらに別の変形例で、中央部1
6は、帯部216に分離しており、帯部の周端には耳が
ついている。この耳には、孔229があり、舌ブレード
1072から隣の三脚ブレード1071に重なり合って
いる。この帯部216は、孔229を介して、リベット
でダンパー板4に固着されている。
【0148】図32、図33では、帯部116か216
に結合しているのは、ダンパー板4である。従って、ラ
イナー支持ディスクの中央部は、帯部116か216
と、ダンパー板4の2つの部分を備えている。
【0149】図15〜図20では、接続層280、28
1の両脇の突起226に、追加の孔を設けてもよい。そ
の場合、三脚ブレード271、272のために、三角形
の各頂点に3つの孔19を設けることになる。摩擦ライ
ナーはよりよく固着される。
【0150】図12の面取りされた摩擦パッド141、
142は、図9の環状支持体40に、図34〜図38の
ように固着されてもよい。このブレードは、図1〜図3
2の実施例とは対称的に、駆動トルクを伝えるようにな
っていない。従って、図34〜図38では、ブレードの
唯一の機能は、圧力板と反応板の間の摩擦ライナーを軸
方向に徐々に把持することである。しかし、これらのブ
レードは、前図の構成のものと同じ効果を有し、特に、
接触面が増え、摩擦ライナーの埋没、激振、摩耗を減ら
す。
【0151】図34〜図38では、ライナー支持ディス
クは、中央部16(図35参照)と同じ面に、1セット
の支持舌ブレードか径方向の支持ブレード260が、外
周で、一体になっている中央部16を有している。これ
らの支持舌ブレード260は、外周で、図35に示すよ
うに、摩擦ライナー32の方に傾いている部分を有して
いる。クラッチの反応板と協動するのは摩擦ライナーで
あるので、支持舌ブレード260は、摩擦ライナー31
の環状支持体40に当接している。
【0152】孔43を有する環状支持体40は、リベッ
ト147で支持舌ブレード260に固着されている。リ
ベット147の軸は、段付きである。リベットの軸に
は、摩擦ライナー32の環状支持体40を設けるため、
直径の大きな部分がある。この直径の大きな軸部は、肩
部で、摩擦ライナー32の環状支持体40のストッパー
の役をし、リベット147の軸の変形脚部は、摩擦ライ
ナー31の他の環状支持体40のストッパーの役をす
る。
【0153】図12のと同じ摩擦パッド241、24
2、及び摩擦ライナー31、32は、環状支持体40に
取り付けられている。前の実施例同様、可撓性があり、
孔43により、慣性も減少している。
【0154】孔144、45、145、345(この実
施例では、中央にある)は、リベット用である。詳しく
云うと、摩擦ライナー32に設けられた孔245は、他
の環状支持体40、すなわち摩擦ライナー31の孔45
より直径が大きい。
【0155】図36に示すように、双子ブレード127
0は、図35に示すように、舌ブレード260と摩擦ラ
イナー32の間に、軸方向に挟まれている。双子ブレー
ド1270の厚さは、舌ブレード260のより薄くて、
可撓性がある。各双子ブレード1270は、2つのブレ
ード1271、1272を備え、それは、円周方向に連
結帯1223によって連結されており、ブレード127
1、1272の回転を防止している。これらのブレード
は、図14のブレード171、172と殆ど同じであ
る。
【0156】ブレード1271、1272は、三脚ブレ
ードで、猫の頭の形をしており、各部は、大きな表面積
の中央支持面273と、2つの外周支持面275を備え
ている。外周支持面275は、対応する中央支持面27
3から軸方向にずれている。各ブレードの中央支持面2
73は、舌ブレード260と、中央部16の外周の方に
狭くなっており、中央支持面273は、ブレードの対称
軸に対して斜めの斜面層1222を介して、耳の形をし
た外周支持面275に接続されている。外周支持面27
5は、ライナー支持ディスクのブレード260と接触す
るようになっている。中央支持面273は、ブレードの
対称軸の両側にある接続層244を介して、2つの脚部
225と接続されている。脚部225は、図35に示す
ように、ライナー支持ディスクの中央部16のストッパ
ーになっている。
【0157】リベット147は、摩擦パッド241、2
42に設けられた中央の孔144を介して、摩擦パッド
を貫通している。リベットは、孔145を介して、中央
支持面273の中央を貫通し、また、孔345を介し
て、舌ブレード260を貫通している。リベットの頭
は、摩擦ライナー32の環状支持体40を押圧してい
る。摩擦パッド241、242に設けられた孔144
は、図9と図12のそれより、勿論大きい。
【0158】孔144、45、145、245、345
は、軸方向に整合している。孔345と孔45、及び孔
245と孔145は、同じ直径である。従って、各リベ
ット147の脚部は、関連する環状支持体40をブレー
ド260に固着する。他の環状支持体40と双子ブレー
ド1270は、より大きな直径のリベットにより、軸方
向にスライドしうる。それは、ブレード260と、中央
部16に、リベットを介して、接続されている。
【0159】従って、舌ブレード260は、摩擦ライナ
ー31、32を備え、リベット147を介して、双子ブ
レード1270を有し、摩擦ライナー31は、リベット
147に対して軸方向に固着されている。他の摩擦ライ
ナー32と双子ブレード1270は、リベット147に
沿って軸方向に自由に設けられている。このように、摩
擦ライナー32は駆動トルクを伝え、双子ブレードは軸
方向に弾性的に機能する。この実施例では、双子ブレー
ド1270は、金属製である。
【0160】摩擦ライナー32が、前記同様、圧力板の
変形に即応して変形できるように、孔245、345と
リベット147の頭との間に、径方向の間隙を設けてあ
る。
【0161】2つの環状支持体40間の軸方向の最大の
間隔は、リベット147、すなわち各リベットの脚部と
頭部との距離により定まる。
【0162】従って、ライナー支持ディスクの中央部1
6は、舌ブレード260を介して、三脚ブレード127
1、1272を備え、三脚ブレード1271、1272
は、ブレードの脚部を介して、中央部16に接続されて
いる。各脚部は、接続層224と脚部225からなって
いる。脚部225は、中央部16と接触し、それに固着
されるようになっている。各脚部224、225は、お
おむね三角形の舌の形をして、径方向内側に伸びてい
る。ブレード1272、1271は、図36に示すよう
に、径方向を向いている。摩擦パッド241、242
は、勿論、同形である。
【0163】双子ブレード1270によって、摩擦ライ
ナー32は、容易に圧力板の変形に順応できる。また、
ブレード1272、1271は、相互に連結している連
結帯1223によって、回転を阻止されている。連結帯
1223は可撓性があり、径方向を向き、2つの中央支
持面273に接続されている。図36に示すように、連
結帯1223の両端は、斜面層1222の径方向内側
と、孔145のピッチ円の径方向内側に接続されてい
る。
【0164】双子ブレード1270は、トルクを伝えな
いので、所要の弾性に応じて、厚さを選ぶことができ
る。従って、ライナー支持ディスクは、破損せずに、非
常な高速で回転できる。
【0165】図19の外周支持面422Bの端に、追加
の接続層を設けることは可能である。図19に破線で示
すように、追加の接続層を設けてある。これは、外周支
持面422Bに対して、中央支持面321Aの方に、軸
方向にずれている。
【0166】これまでの説明と図面で、各三脚ブレード
は、ブレードの強度をもたせるため、対称形の中央支持
面を持つのが好ましいことが分かると思う。摩擦ライナ
ーが押圧されている時、斜面層の採用によって、外周支
持面は、ブレードの中央支持面に接近しようとし、中央
支持面と連係する摩擦ライナーと接触しようとする。そ
のため、クラッチが使用している間、自然に漸増的な作
用が得られる。最後に、ブレードは、対称形であるのが
好ましい。
【0167】
【発明の効果】本発明のライナー支持ディスクは、製造
費が安く、高速回転に耐えられ、激振や埋没現象が少な
く、クラッチの圧力板が円錐形に変形するのに容易に順
応でき、平均的に摩耗し、寿命が長い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるライナー支持ディスクを有するク
ラッチ摩擦ホイールの正面図である。
【図2】図1の切断線2−2の断面図である。
【図3】図2の下半分の拡大断面図である。
【図4】本発明のルーズな連結手段の概略平面図であ
る。
【図5】図1〜図4に示す本発明の実施例のライナー支
持ディスクの正面図である。
【図6】図5のボックス6内の拡大正面図である。
【図7】図6の切断線7−7の断面図である。
【図8】図6の切断線8−8の断面図である。
【図9】本発明の摩擦ライナーを示す正面図である。
【図10】図9の切断線10−10の断面図である。
【図11】本発明の他の実施例の環状支持体を示す半分
の正面図である。
【図12】図11の環状支持体を有する摩擦ライナーを
示す半分の正面図である。
【図13】図12の切断線13−13の断面図である。
【図14】本発明の他の実施例を示す、図6と同じ部分
の拡大正面図である。
【図15】本発明の他の実施例のライナー支持ディスク
の一部を示す正面図である。
【図16】本発明の他の実施例のライナー支持ディスク
の一部を示す正面図である。
【図17】図16の部分拡大正面図である。
【図18】図17の切断線18−18の断面図である。
【図19】本発明の他の実施例のライナー支持ディスク
の部分拡大正面図である。
【図20】本発明の他の実施例のライナー支持ディスク
の部分拡大正面図である。
【図21】図1と同じ正面図であるが、連続的摩擦ライ
ナーを有する実施例を示す。
【図22】図21の切断線22−22の断面図である。
【図23】最大負荷状態の摩擦ライナーを有する従来の
ブレードの断面図である。
【図24】本発明の他の実施例を示す、図22に似たク
ラッチ摩擦ホイールの断面図である。
【図25】図24のライナー支持ディスクの部分拡大正
面図で、支持面を斜線で示す。
【図26】図25の切断線26−26の拡大断面図であ
る。
【図27】図25の切断線27−27の拡大断面図であ
る。
【図28】本発明の他の実施例のライナー支持ディスク
を備えるクラッチ摩擦ホイールの軸方向の部分断面図で
ある。
【図29】図28の部分拡大正面図で、支持面を斜線で
示す。
【図30】図29のライナー支持ディスクの第1変形例
を示す。
【図31】図29のライナー支持ディスクの第2変形例
を示す。
【図32】図29のライナー支持ディスクの第3変形例
を示す。
【図33】図29のライナー支持ディスクの第4変形例
を示す。
【図34】本発明の他の実施例を示す、図1と同様の正
面図である。
【図35】図34の切断線35−35の断面図である。
【図36】図34の構成の一部である双子ブレードの断
面図である。
【図37】本発明の2つの摩擦ライナーの一方の右半分
の正面図である。
【図38】本発明の2つの摩擦ライナーの他方の右半分
の正面図である。
【符号の説明】
1、2 ガイドリング 3 ハブ 4 ダンパー板 5、6 ばね 8 スペーサーバー 9 ばね 10〜13 窓 16 中央部 17 ブレード 19 孔 20 摩擦手段 21A、23B 中
央支持面 21B、23A 外周支持面 22B 斜面層 24 溝 25 開口部 26 盲孔 31、32 摩擦
ライナー 33、第1部 34、134 第
2部 40 環状支持体 41、42、摩擦
パッド 43 孔 44 定着孔 45 貫通孔 46 舌部 47 留め具 48、49、50
凹み 51、52 減摩用ベアリング 53 中間リン
グ 54 孔 55 スラスト
リング 56 ばね 57 摩擦リン
グ 58 突起 59 ピン 60 ルーズな連結手段 71、72 グル
ープ 80、81、180、181、224、280、281、380、480、621、72
4、924、931、1024 接続層 121A、123B、221A、223B、223、321A、423、722、823、
922、1022、1023 中央支持面 121B、123A、221A、223A、275、321B、422B、723、82
2、923、1122 外周支持面 122A、122B、222A、421、721、821、921、1021、1121、
1222 斜面層 124、224、324、424、726、926、1026 溝 125 開口部 126 盲孔 131、132、231、232 摩擦ライナー 140 環状支持体 151 舌部 141、142、241、242 摩擦パッド 119、143、144、145、245、345 孔 170、171、172、272、372、472、572、672、771、971、
1071、1271、1272 三脚ブレード 225 脚部 371、471、671、772、972、1072 舌ブレード 725、925、1025 中央伸長部 932 補足支
持面 1223 連結帯 1270 双子ブ
レード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジノ ヴィラッタ イタリア国 14021 ブッティグリエラ ダスティヴィア モルロンド 32 (72)発明者 ミシェル ブラール フランス国 92130 イッシィ レ ムリ ノ パッサージュ ドゥ ランドュストリ 1

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部(16)、(160)と、摩擦ライナー(3
    1)、(32)、(131)、(132)を収容する径方向のブレード(1
    7)、(170)、(270)、(370)、(470)に分れた周辺部を備
    え、少なくとも1つの前記摩擦ライナーに接触するた
    め、かつそれに固着されるために、前記各ブレードは、
    脚部(80)、(81)、(180)、(181)、(280)、(380)を介し
    て、ライナー支持ディスクの前記中央部に結合され前記
    中央部の面とおおむね平行な、少なくとも1つの支持面
    (21A)、(21B)、(121A)、(121B)、(123A)、(123B)を有す
    る、特に自動車用のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支
    持ディスクにおいて、 前記ブレード(17)、(170)、(270)、(370)の少なくとも
    幾つかは、三脚型で、中央支持面(21A)、(23B)、(121
    A)、(123B)、(222A)、(223B)、(321A)と、前記中央支持
    面の両側に位置する2つの外周支持面(21B)、(23A)、(1
    21B)、(123A)、(222B)、(223A)を有し、かつ前記中央支
    持面が、前記外周支持面に対し、またライナー支持ディ
    スクの前記中央部に対して軸方向にずれており、前記ブ
    レードの径方向の対称軸と直交する接続層(80)、(81)、
    (180)、(181)、(280)、(380)を介して、ライナー支持デ
    ィスクの中央部(16)に接続されており、かつ前記ブレー
    ドの径方向の対称軸に対し、斜めの斜面層(22A)、(22
    B)、(122A)、(122B)を介して、前記外周支持面に接続さ
    れていることを特徴とするライナー支持ディスク。
  2. 【請求項2】 各三脚ブレードの前記中央支持面が、内
    周部と、前記内周部より円周方向に狭い外周部とを備え
    ていることを特徴とする請求項1記載のクラッチ摩擦ホ
    イール用ライナー支持ディスク。
  3. 【請求項3】 各三脚ブレードの外周部中央に、凹み(5
    0)を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のクラ
    ッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディスク。
  4. 【請求項4】 各三脚ブレードの前記中央支持面(121
    A)、(123B)の外周部に、舌部(151)を設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のクラッチ摩擦ホイール用ラ
    イナー支持ディスク。
  5. 【請求項5】 各三脚ブレードの中央支持面(223B)、(2
    21A)が、尖端を有していることを特徴とする請求項1又
    は2記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディス
    ク。
  6. 【請求項6】 各三脚ブレードの中央支持面(221A)、(2
    23B)、(321A)の内周部の接続層(280)、(281)の両脇に、
    2つの突起(226)を有していることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載のクラッチ摩擦ホイール用ライ
    ナー支持ディスク。
  7. 【請求項7】 三脚ブレード(17)、(170)、(270)は、2
    組のブレードに分れており、1組のブレードの外周支持
    面は、他の組の中央支持面と同じ面にあり、その逆もま
    た同じであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディス
    ク。
  8. 【請求項8】 各組のブレード(172)、(171)の接続層(1
    80)、(181)が、異なる長さのものであることを特徴とす
    る請求項7記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支持
    ディスク。
  9. 【請求項9】 前記1組のブレードの斜面層(122B)、(1
    22A)が、他の組のブレードの斜面層と異なる寸法のもの
    であることを特徴とする請求項7又は8記載のクラッチ
    摩擦ホイール用ライナー支持ディスク。
  10. 【請求項10】 前記三脚ブレードが、ライナー支持デ
    ィスクの中央部と同じ面にある径方向の舌ブレード(37
    1)、(471)、(671)と円周方向に交互に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のクラッ
    チ摩擦ホイール用ライナー支持ディスク。
  11. 【請求項11】 各三脚ブレードの少なくとも1つの外
    周支持面(422B)が、径方向の舌ブレード(471)を一部包
    囲していることを特徴とする請求項10記載のクラッチ
    摩擦ホイール用ライナー支持ディスク。
  12. 【請求項12】 各径方向の舌ブレードが、丸い自由端
    を有していることを特徴とする請求項11記載のクラッ
    チ摩擦ホイール用ライナー支持ディスク。
  13. 【請求項13】 少なくとも幾つかの舌ブレード(671)
    が、接続層(621)により、その自由端に補足支持面(622)
    を有し、かつそれは、三脚ブレード(672)の中央支持面
    の方に、軸方向にずれていることを特徴とする請求項1
    0〜12のいずれかに記載のクラッチ摩擦ホイール用ラ
    イナー支持ディスク。
  14. 【請求項14】 各舌ブレード(671)が、円周方向に狭
    い自由端(622)、(621)を有していることを特徴とする請
    求項13記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支持デ
    ィスク。
  15. 【請求項15】 舌ブレードが、外周に向かって細く、
    かつ各舌ブレードをライナー支持ディスクの中央部(16)
    に結合する根元部分は、幅広くなっていることを特徴と
    する請求項13又は14記載のクラッチ摩擦ホイール用
    ライナー支持ディスク。
  16. 【請求項16】 径方向の舌ブレード(671)は、屈曲し
    た溝(24)によって、三脚ブレード(672)から分離してい
    ることを特徴とする請求項15記載のクラッチ摩擦ホイ
    ール用ライナー支持ディスク。
  17. 【請求項17】 補足支持面(622)の奥行が、外周支持
    面(422)の奥行より狭く、舌ブレードの接続層(621)の奥
    行より狭いことを特徴とする請求項13〜16のいずれ
    かに記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディス
    ク。
  18. 【請求項18】 各三脚ブレードの中央支持面に、留め
    具(47)を留める少なくとも1つの孔(19)があるライナー
    支持ディスクにおいて、少なくとも幾つかの三脚ブレー
    ド(771)、(971)、(1071)の中央支持面(722)、(922)、(1
    022)が、径方向内側に突き出ており、前記長手方向の接
    続層(724)、(924)、(1024)に設けられた溝(726)、(92
    6)、(1026)からなる、中央伸長部(725)、(925)、(1025)
    を有し、かつ各中央伸長部(725)、(925)、(1025)に、別
    の留め具(47)を留める別の孔(19)があることを特徴とす
    る請求項1〜17のいずれかに記載のクラッチ摩擦ホイ
    ール用ライナー支持ディスク。
  19. 【請求項19】 各中央伸長部(725)、(925)、(1025)
    が、おおむね径方向に伸びる突起の形をしていることを
    特徴とする請求項18記載のクラッチ摩擦ホイール用ラ
    イナー支持ディスク。
  20. 【請求項20】 各溝(726)、(926)、(1026)の一部が、
    対応するブレードの中央支持面(722)、(922)、(1022)に
    伸びていることを特徴とする請求項18又は19記載の
    クラッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディスク。
  21. 【請求項21】 各溝(726)が、まるい底部を有するV
    字形をしており、Vの尖端が、ライナー支持ディスクの
    中央部(16)の軸方向を向いていることを特徴とする請求
    項20記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディ
    スク。
  22. 【請求項22】 各溝(926)、(1026)が、おおむねU字
    形をしており、Uの底部が、ライナー支持ディスクの中
    央部(16)の軸方向を向いていることを特徴とする請求項
    21記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディス
    ク。
  23. 【請求項23】 中央伸長部(925)が、U字形をしてお
    り、幅が小さくなった根元部分によって、対応するブレ
    ードの中央支持面に接続されていることを特徴とする請
    求項22記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支持デ
    ィスク。
  24. 【請求項24】 各溝(726)、(926)、(1026)の径方向の
    対称軸が、三脚ブレード(771)、(971)、(1071)の径方向
    の対称軸と一致していることを特徴とする請求項18〜
    23のいずれかに記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナ
    ー支持ディスク。
  25. 【請求項25】 三脚ブレード(771)、(1071)が、それ
    とおおむね同じ外観の舌ブレード(772)、(1072)と、円
    周方向に交互に配列され、各舌ブレードは、ライナー支
    持ディスクの中央部(16)と同じ面にある、中央支持面(8
    23)、(1023)、及び前記中央支持面の両側に置かれる2
    つの外周支持面(822)、(1122)を有していることを特徴
    とする請求項18〜24のいずれかに記載のクラッチ摩
    擦ホイール用ライナー支持ディスク。
  26. 【請求項26】 三脚ブレード(971)が、舌ブレード(97
    2)と円周方向に交互に配列され、各舌ブレード(972)
    は、その自由端に補足支持面(923)を有し、かつそれ
    は、隣接する三脚ブレード(971)の中央支持面(922)の方
    に軸方向にずれていることを特徴とする請求項18〜2
    5のいずれかに記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー
    支持ディスク。
  27. 【請求項27】 双子ブレード(1270)が、回転を防止す
    る連結帯(1223)によって連結されている、対をなす三脚
    ブレード(1271)、(1272)を備えていることを特徴とする
    請求項1〜9のいずれかに記載のクラッチ摩擦ホイール
    用ライナー支持ディスク。
  28. 【請求項28】 双子ブレード(1270)は、ライナー支持
    ディスクの中央部(16)に対して固着されている径方向の
    支持舌ブレード(260)によって設けられたリベット(147)
    で、スライドしうるように取り付けられていることを特
    徴とする請求項27記載のクラッチ摩擦ホイール用ライ
    ナー支持ディスク。
  29. 【請求項29】 対をなす各三脚ブレード(1271)、(127
    2)の中央支持面(273)には、径方向に間隔を置いて、前
    記リベットで、双子ブレードを取り付けるための孔(14
    5)があることを特徴とする請求項28記載のクラッチ摩
    擦ホイール用ライナー支持ディスク。
  30. 【請求項30】 外周部の両側に伸びる2つの摩擦ライ
    ナー(31)、(32)を有するライナー支持ディスクにおい
    て、前記各摩擦ライナーが、摩擦パッドを固着するため
    の、複数の第1部(33)と、孔の開いた第2部(34)を交互
    に有する、連続している環状支持体(40)を備えているこ
    とを特徴とする請求項1〜29のいずれかに記載のクラ
    ッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディスク。
  31. 【請求項31】 双子ブレード(1270)が、ライナー支持
    ディスクの中央部(16)の前記径方向の支持舌ブレード(2
    60)と、対応する摩擦ライナー(32)の環状支持体(40)と
    の間に軸方向に挿入されていることを特徴とする請求項
    29又は30記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支
    持ディスク。
  32. 【請求項32】 摩擦パッドが、三角形で、その頂点が
    径方向内側を向いていることを特徴とする請求項30又
    は31記載のクラッチ摩擦ホイール用ライナー支持ディ
    スク。
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