JPH06185222A - 仮設テント用足場の固定方法 - Google Patents

仮設テント用足場の固定方法

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JPH06185222A
JPH06185222A JP35561692A JP35561692A JPH06185222A JP H06185222 A JPH06185222 A JP H06185222A JP 35561692 A JP35561692 A JP 35561692A JP 35561692 A JP35561692 A JP 35561692A JP H06185222 A JPH06185222 A JP H06185222A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 工事用仮設テントを高所に設置するには、そ
を据え付ける外部足場を控えワイヤーで固定しなけれ
ばならない。テントの設置位置が高所になるほどワイヤ
ーの接地位置が足場から離れるため、余分なスペースが
必要となるが、敷地に余裕がなくとも仮設テントを高所
に適用し得るようにすることを目的とする。 【構成】 建物の壁面から横方向に張り出せたステー杆
30を介して外部に向う控えワイヤーW、W′の張設方
向を変曲させるようにしたので、敷地に余裕がなくとも
仮設テントを高所に適用し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルなどの構築現場で
使用される工事用仮設テントの架構方法に関し、特に前
記テントを据え付けるための外部足場の固定方法に係
る。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり土木工事、建設工事は、そ
の大部分が屋外で行われるので、降雨・降雪・風雨など
の自然条件の影響を受け、そのような場合には工事の稼
働率が極端に下がり、その結果、作業工程の遅延あるい
は稼働率の低下に伴ない工事費も増大するという問題が
あった。また、上記のように自然条件の影響を受け易い
屋外作業は、作業員の健康を損ねるばかりでなく、作業
環境の悪化によりスリップ、転落等人身事故が起こりや
すく、一方、コンクリートや鉄骨溶接の品質低下を招く
原因ともなっている。
【0003】昨今、上述のような作業環境の改善を目的
として、建設工事の敷地全体または一部分をすっぽりと
取り囲むことのできる構造の仮設テントあるいはドーム
形式の仮設屋根装置等が開発され、その一部はすでに実
用に供されている。すなわち降雨時においても現場作業
を可能とし、重機を用いた通常の建設作業までをも屋根
の下で進めることができるようにする目的の下に、建設
工事現場の外部足場を利用してその上に移動式の仮設テ
ントを搭載して建設現場を風雨または降雪から遮断する
ようにした試みが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする技術的課題】本発明は、前記
と同様な仮設テントの架構方法に係るものであるが、特
に、敷地に余裕のない工事現場にあって、しかも仮設テ
ントを高所においても安定して設置することができるよ
うにした方法を提案するものである。すなわち、最近に
おいては、用地の入手難から敷地一杯に建造物を構築す
ることが多く、そのため建造物の周りに設置する作業用
外部足場を安定に固定するための控えワイヤ−の張設が
思うように行えないという問題が生じている。
【0005】すなわち、前記した仮設テントは、テント
内においてクレ−ン等の重機を使用し得るようにするた
めにも、これをできるだけ高所に設置することが望まし
い。また、工事が進捗するにつれて構築物の高さも順次
高くなってゆくと、それにつれて仮設テントを据え付け
るための足場も高くしてゆかなければならない関係に
る。かゝる場合、当該足場を高い安全性を保って固定す
るには、従来から行われているように当該足場4の両側
面において、足場と直交する方向に控えワイヤ−w,w
´を懸張する必要がある。この控えワイヤ−の懸張状況
は、図2に示すとおりで、できるだけ横に張り出した状
態で張設するのが望ましく、理想的には図2におけるワ
イヤ−の張設角度Θを45度に保たせるのがよい。しか
し、昨今のように、狭い敷地面積一杯に建造物を構築し
ようとした場合、換言すれば、建造物または構築物Bの
周りに余裕の敷地がないときは、前記した控えワイヤ−
wを充分な張設角度を保って地上面に固定することがで
きない。たとえ止着できたとしても、ワイヤ−の張設角
度Θを30度以上に設定することが難しいので、それだけ
安全率がおちる結果となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】ここにおいて本発明は、
構築しようとする予定構造物の外側に、左右一対の枠組
足場を順次、積重ねながら設置し、かつその足場の上面
に仮設テントを取外し自在に組み付ける方法において、
垂直方向に積み重ねられた前記複数基の枠組足場のうち
の上層に位置する足場の両側面から左右方向に控えワイ
ヤ−を懸張させさらにその控えワイヤ−のうち、少なく
とも構造物の外側に向って延びる控えワイヤ−を構造物
の外壁面から水平に張り出させたステ−杆を介して変曲
させた上で垂直方向に懸張するようになして、敷地に余
裕がなくとも安全に前記足場を固定することができるよ
うにしたものである。
【0007】
【実施例】図10は、本方法を実施した場合の工事現場
全体の正面図であって、作業用の外部足場4を左右から
支持する控えワイヤ−w,w´のうち、外部に向って延
びるワイヤ−wの張設状態を直線状とせずに、同図に符
号30で示すステ−杆を介して張設状態を変曲させて同
杆30の先端部に至るまでの区間におけるワイヤ−に対し
ては所望の角度Θ、すなわちΘ=30〜45度に保持さ
せることができるようになし、同杆を経由した後のワイ
ヤ−は、これを建物の壁面と平行に垂下させて敷地に余
裕がない場合でも、前記の外部足場4を安定に固定でき
るようにしたものである。
【0008】図11〜12は、前記固定方法の詳細を示
すもので、一例として枠組足場4の上面にC型クランプ
4aを介して根太31を固定すると共に、この根太の上
に仮設テントの台車を走行させるガイドレ−ル20を前
記と同じくC型クランプを介して取り外し自在に固定す
る。前記ガイドレ−ル20は、これを図示のようにH型
鋼で構成させ、かつその下面側に前記した控えワイヤ−
wまたはw´の取付ブラケット32をボルト締めにより
付設させ、このブラケットに対してシャックル33を介
して図示のごとく外部に延びるワイヤ−wと、建造物の
内部に延びるワイヤ−w´をそれぞれ固定する。そして
前記2本のワイヤ−のうち、内部に向って延びるワイヤ
−w´は、これをほぼ45度の角度を保って建物のコン
クリ−ト床面に埋め込んだアンカ−(図示略)に固定す
る。
【0009】一方、建物の外部に向って延びる控えワイ
ヤ−wは、これを図12に詳細を示すステ−杆30の先
端に導いた上で、垂下させる。すなわち、建造物Bの壁
面から水平に突出させ、かつ一例としてH型鋼で構成さ
せたステ−杆30の先端部には、前記控えワイヤ−wの
導通を円滑ならしめるための円弧状の案内片30aを溶
接すると共に、この案内片の外側において、前記ワイヤ
−wが引通し得るだけの隙間を保って外れ止めのピン3
0bを形成させた後、該隙間を介してワイヤ−wを引通
した上で、これを垂直に懸張してグランド面に埋め込ん
だア−スアンカ−34を介して接地させるのである。こ
のようにすれば、建造物の外側に懸張する必要のある控
えワイヤ−wを建造物から遠く離れて接地する必要な
く、それと同等の止着効果を狭い敷地内でも発揮させる
ことができる。
【0010】なお、建造物が構築されてゆくにしたが
い、外部足場4も高く積み上げてゆくことになるが、当
該足場は建造物の壁面に植設した壁つなぎ杆35により
固定されるので、その後においては前記した控えワイヤ
−wまたはw´を取り外しても差し支えない。
【0011】以下、本発明における仮設テントの構造並
びに架設方法の概要について説明しておく。図1に示す
ように、本発明の仮設テントは、予め地上で組み立てら
れた一対の垂木とその下部両端に固定される支柱とから
形成した山形のサブフレームを2本使用して、2つのサ
ブフレーム間を母屋やブレスからなるサポート部材で連
結して小屋ユニット(以下単にユニットという)を組み
立てる。各サブフレームには、地組の際に、後記のよう
に吊り足場を取り付けておくのがよい。
【0012】すなわち、図において符号1、1は山形に
組立てた一対の垂木、2、2はその垂木1の下部両端に
固定される支柱である。一対の垂木相互間及び垂木と支
柱相互間は、図5に示されるように、いずれもそれらの
端部に設けたインサート連結金具12または14を用い
て連結されボルト止め15されている。これらの部材に
よって山形をしたサブフレーム3を形成する。そして相
対するように並設したサブフレーム3、3間に母屋とブ
レス(これらを単にサポート材8ということがある)と
を渡して小屋組みされたユニット9aを組み立てる。次
に、このユニットを後記する吊り金具33を使用してク
レーンにより、構築しようとする構造物Bの外側に設置
された相対する外部足場4、4の上に揚重し、外部足場
に取り付けた移動台車5の所定位置に支柱2の下部とを
固定するのである。前記移動台車5の上にはサブフレー
ム3を固定するために、予めベースプレート6が所定間
隔で設けられている。これらベースプレート6上に山形
のサブフレーム3をピンジョイント7を使用して順次架
設していき、ユニット9aを組み立て自立させる。
【0013】同様に、もう一つのユニット9bを組み立
て外部足場4、4の上に揚重する。こうして2つのユニ
ット9a、9bを1組として前記移動台車5の上に並設
されるように設置して、ピンジョイント7を使用して固
定する。そして、並設されたユニット9aと9bに地組
の際に取り付けた吊り足場を利用して、隣あうユニット
間に母屋を渡し、4フレーム3スパンを1ブロックとし
て一体化されるようにテント用上屋を組み立てる。組立
後、2つのユニットの屋根の上面に膜材10を張設す
る。また、前記ユニット相互間の屋根にも図2に示すよ
うに膜材10を張設して、前記した1ブロックの仮設テ
ントの組み立てが完了する。
【0014】ここで本発明で使用するサブフレーム3の
垂木1および支柱2の構造について説明しておく。これ
らは何れも高強度の軽量構造材より形成され、具体的は
図4のごときアルミ合金製の断面ほぼ長方形または正方
形の中空長尺型材11から形成されている。また図4に
も示すように、前記中空長尺型材11における相対向す
る2側壁11a、11aの上下端部に、外向きに開口す
る欠円状の凹溝13、13が形成されている。この凹溝
13は図4にも示したように膜材10の取り付け溝とし
て使用できるようになっている。すなわち、既に触れた
ようにテント上屋を構成するサブフレーム間に膜材10
を張設する。この膜材はその両端部10aが前記の凹溝
13に差し込まれていて、その上に押さえビード16を
押入して、該膜材がサブフレームから脱落しないよう
に、またフレームに沿って凹溝13内を摺動させて膜が
開閉できるように構成されている。
【0015】なお膜材10は、一例としてポリエステル
繊維混紡のキャンバス製であって、表面に防水処理が施
され、また必要に応じて表面には防炎処理が施されたも
のが使用されるが、本実施例のものに限られるものでは
ない。またこの膜材の下部にはウインチ巻き取り用ロー
プ取付金具10bを設けることを可とする。
【0016】次に移動台車5の詳細について説明する。
この移動台車は既に説明したように、構築しようとする
構造物Bの外側に設置される外部足場4の上に取り付け
られ、かつまたテントの架設位置を盛り替える際に、構
造物の工事進行状態に合わせて組み上げた外部足場の上
に設置して使用される。本実施例の移動台車を図6〜8
を参照して具体的に説明する。図8にも示すように移動
台車は、外向きに開口するように対向配置された一対の
チャンネル型主材16、16と、前記両主材のウエブ間
に所定の間隔を置いて回転可能に軸支された駆動車輪1
7及び従動車輪18と、対向配置した主材を相互に連結
するにように固定された連結材19と、台車の上面に固
定したベースプレート5から構成されている。ベースプ
レート5は既に説明したように山形をしたサブフレーム
3の支柱2を等間隔に架設するためのものであって、前
記の台車主材に跨るようにその上面に所定の間隔をおい
て4枚のベースプレート5が水平に固定され、この4枚
のベースプレートの上に全部で4本のサブフレーム3が
ピンジョイント7を介して等間隔に架設されるようにな
っている。そしてこの構成により前述した4本のサブフ
レームが一体化されて、これをワンブロックとして後記
するように外部足場4の上に設けたガイドレール20の
上を走行する。
【0017】図6〜7において符号20で示すものは、
前記の駆動車輪17及び従動車輪18を載置するガイド
レールである。このガイドレールはH型鋼またはI型鋼
によって構成されていて、車輪が走行するフランジ面が
水平となるように足場4の上に敷設されている。なお符
号21で示したものは駆動ハンドルであって、チェーン
とスプロケット群とからなる減速巻き掛け機構22を介
して駆動車輪17を手動で動かすことができるように構
成されている。ちなみに駆動車輪17は手動に限らず電
動機構を利用して走行させることも可能であるが図示を
省略している。また、図8に示すように前記ガイドレー
ル20のフランジ面に喰いつくように、複数個の振れ止
めローラ23と、同じく複数個の風による吹き上げ防止
金具24とが台車主材16に取り付けられ、これにより
本台車をサイドと下側から保持している。ちなみに符号
25は台車固定金具を示している。
【0018】なお、図9に示すように、この移動台車に
対しては、地上で組み立てる際に、手すりつき台車足場
26を予め取り付けておくことができるものである。ま
た本発明で使用する垂木1には、吊り足場を予め取り付
けておくことを可とし、その例を図9に示す。先に説明
したように本発明で用いる垂木1は、断面ほぼ長方形ま
たは正方形の中空長尺型材11から形成され、その中空
長尺型材における相対向する2側壁11a、11aの上
下端部に、外向きに開口する欠円状の凹溝13、13が
形成されているので、下側の一対の凹溝13、13を吊
り足場取り付けクランプ装置27の取り付け溝として使
用するものである。
【0019】
【発明の効果】以上に詳しく述べたように、本発明が対
象とする仮設テントは、外部足場を含め全体がピン構造
ないしは嵌め込み構造もしくは取り外し自在の簡易型構
造となっているため、特にテント本体を据え付ける外部
足場を堅固に固定するについては、当該足場の両側面か
ら建造物の内外に向って控えワイヤ−を張設する必要が
ある。そして通常は仮設テントの取付位置が高所になれ
ばなるほど、前記ワイヤ−の接地位置が足場から離れる
ため、余分なスペ−スが必要となる。しかるに本発明に
よれば、建物の壁面から横方向に張り出せたステ−杆を
介して外部に向う控えワイヤ−の張設方向を変曲させる
ようにしたので、敷地に余裕がなくとも仮設テントを高
所に適用し得る点で、有用性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における仮設テントの概要を示す斜視
図。
【図2】同上横断正面図にして、建造物と外部足場の相
対的関係を示す。
【図3】仮設テントを構成する小屋ユニットの屋根部分
をシ−ト材で被覆した状態を示す説明図。
【図4】前記小屋ユニットを構成する単位のフレ−ム部
材の詳細図。
【図5】前記小屋ユニットの組立状態を説明するための
拡大図。
【図6】仮設テントを搭載する台車の側面図。
【図7】同上平面図。
【図8】台車とガイドレールとの取付関係を示す一部の
拡大正面図。
【図9】外部足場の上に搭載した台車と、その上に取付
けた仮設テントならびに台車用足場の関係を示す一部の
拡大正面図。
【図10】本方法にしたがって外部足場を固定した場合
の一例を示す横断正面図。
【図11】外部足場である枠組足場の上に設置した根太
と控えワイヤーとの取付関係を示す一部の拡大正面図。
【図12】外部足場を建造物の外側において固定する控
えワイヤーの止着状態を示す説明図である。
【符号の説明】
W、W‘ 控えワイヤー 4 外部足場 30 ステー杆 31 根太 32 控えワイヤーの取付ブラケット 33 シャックル 34 埋込み金具 35 壁つなぎ杆
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】すなわち、前記した仮設テントは、テント
内においてクレーン等の重機を使用し得るようにするた
めにも、これをできるだけ高所に設置することが望まし
い。また、工事が進捗するにつれて構築物の高さも順次
高くなってゆくと、それにつれて仮設テントを据え付け
るための足場も高くしてゆかなければならない関係に
る。かゝる場合、当該足場を高い安全性を保って固定す
るには、従来から行われているように当該足場4の両側
面において、足場と直交する方向に控えワイヤーw,
w′を懸張する必要がある。この控えワイヤーの懸張状
況は、図2に示すとおりで、できるだけ横に張り出した
状態で張設するのが望ましく、理想的には図2における
ワイヤーの張設角度θを45度に保たせるのがよい。し
かし、昨今のように、狭い敷地面積一杯に建造物を構築
しようとした場合、換言すれば、建造物または構築物B
の周りに余裕の敷地がないときは、前記した控えワイヤ
ーwを充分な張設角度を保って地上面に固定することが
できない。たとえ止着できたとしても、ワイヤーの張設
角度θを30度以上に設定することが難しいので、それ
だけ安全率がおちる結果となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【実施例】図10は、本方法を実施した場合の工事現場
全体の正面図であって、作業用の外部足場4を左右から
支持する控えワイヤーw,w′のうち、外部に向って延
びるワイヤーwの張設状態を直線状とせずに、同図に符
号30で示すステー杆を介して張設状態を変曲させて同
杆30の先端部に至るまでの区間におけるワイヤーに対
しては所望の角度θ、すなわちθ=30〜45度に保持
させることができるようになし、同杆を経由した後のワ
イヤーは、これを建物の壁面と平行に垂下させて敷地に
余裕がない場合でも、前記の外部足場4を安定に固定で
きるようにしたものである
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】次に移動台車5の詳細について説明する。
この移動台車は既に説明したように、構築しようとする
構造物Bの外側に設置される外部足場4の上に取り付け
られ、かつまたテントの架設位置を盛り替える際に、構
造物の工事進行状態に合わせて組み上げた外部足場の上
に設置して使用される。本実施例の移動台車を図6〜8
を参照して具体的に説明する。図8にも示すように移動
台車は、外向きに開口するように対向配置された一対の
チャンネル型主材16、16と、前記両主材のウエブ間
に所定の間隔を置いて回転可能に軸支された駆動車輪1
7及び従動車輪18と、対向配置した主材を相互に連結
するにように固定された連結材19と、台車の上面に固
定したベースプレートから構成されている。ベースプ
レートは既に説明したように山形をしたサブフレーム
3の支柱2を等間隔に架設するためのものであって、前
記の台車主材に跨るようにその上面に所定の間隔をおい
て4枚のベースプレートが水平に固定され、この4枚
のベースプレートの上に全部で4本のサブフレーム3が
ビンジョイント7を介して等間隔に架設されるようにな
っている。そしてこの構成により前述した4本のサブフ
レームが一体化されて、これをワンブロックとして後記
するように外部足場4の上に設けたガイドレール20の
上を走行する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図8】
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図12】
【図9】
【図10】
【図11】
フロントページの続き (72)発明者 村井 忠成 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島建 設株式会社東京支店内 (72)発明者 赤堀 忠 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島建 設株式会社東京支店内 (72)発明者 林 美紀雄 東京都中央区日本橋本町1丁目6番5号 丸藤シートパイル株式会社内 (72)発明者 小西 聡一郎 東京都中央区日本橋本町1丁目6番5号 丸藤シートパイル株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築しようとする予定構造物の外側に、
    左右一対の枠組足場を順次、積重ねながら設置し、かつ
    その足場の上面に分解可能な仮設テントを取外し自在に
    組み付ける方法において、 垂直方向に積み重ねられた前記複数基の枠組足場のうち
    の上層に位置する足場の両側面から左右方向に控えワイ
    ヤ−を懸張させ、 さらにその控えワイヤ−のうち、少なくとも構造物の外
    側に向って延びる控えワイヤ−を構造物の外壁面から水
    平に張り出させたステ−杆を介して変曲させた上で垂直
    方向に懸張するようにしたことを特徴とする仮設テント
    用足場の固定方法。
  2. 【請求項2】 建造物の壁面から水平に突出させ、かつ
    H型鋼で構成させたステ−杆の先端部に、控えワイヤ−
    の導通を円滑ならしめるための円弧状の案内片を溶接す
    ると共に、この案内片の外側において、前記ワイヤ−が
    引通し得るだけの隙間を保って外れ止めのピンを形成さ
    せてなるステ−杆を用いて建物の外部に延びる控えワイ
    ヤ−を変曲させて張設するようにした請求項1記載の仮
    設テント用足場の固定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1113149A2 (en) 1999-12-27 2001-07-04 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Valve operating system in internal combustion engine
JP2009150082A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 San E Protent Co Ltd テントフレーム
JP2015222001A (ja) * 2014-11-05 2015-12-10 大成建設株式会社 防塵建屋の係留構造およびその係留方法

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EP1113149A2 (en) 1999-12-27 2001-07-04 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Valve operating system in internal combustion engine
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