JPH0618484A - 渦電流検査装置 - Google Patents

渦電流検査装置

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JPH0618484A
JPH0618484A JP4173428A JP17342892A JPH0618484A JP H0618484 A JPH0618484 A JP H0618484A JP 4173428 A JP4173428 A JP 4173428A JP 17342892 A JP17342892 A JP 17342892A JP H0618484 A JPH0618484 A JP H0618484A
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signal
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time
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JP4173428A
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English (en)
Inventor
Yukiyoshi Okazaki
幸由 岡崎
Masashi Yoshimoto
昌史 吉本
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】渦電流から得られる探傷信号の位相差の変化を
判定基準の一つに組み入れることにより、より幅広い視
点から割れや傷の判定を行うことのできる渦電流検査装
置を提供する。 【構成】同期検波回路によって得られたリサージュ図形
等の探傷信号のX軸信号とY軸信号との位相差が小さい
場合、即ち対応する各成分の時間的変化が小さく、探傷
信号が幅狭化している場合、Y軸信号が設定レベルY1
以上である時間(t1〜T6)のX軸信号を抽出し(g)、
この抽出されたX軸信号が任意の判定時間(t6〜t7)間
で、前記設定レベルY1 におけるX軸信号の位相差の変
化量が基準値ΔXより小さく且つ前記Y軸信号が最大振
幅レベルY0 より大きい場合にのみ(k)、NG信号が
ONされる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被検査体の非破壊探傷検
査や表層部の組織性状検査等に使用される渦電流検査装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように導電物質からなる被検
査体に、励磁コイルと検出コイルとが併設された検出体
(プローブ)を近接させ、例えばこのプローブを被検査
体の表面部に沿って移動させるなどして両者間の相対移
動を得ると共に、前記励磁コイルに交番電流等,所定の
周波数の励磁電圧を供給すると、被検査体の表面部及び
表層部に渦電流が生じることが知られている。
【0003】ここで、前記励磁電圧をA=a・sin ωt
とすると、前記検出コイルの電圧は,被検査物が均質で
ない場合,振幅・位相とも時間的に変化し、この検出電
圧はB=b(t)・ sin(ωt+θ(t))のように表
すことができる。前記検出電圧を励磁電圧と同じ位相及
びそれと90°位相のずれた信号で同期検波し、それぞ
れの出力信号を二次元直交座標系で図示すると、例えば
図5のようになる。
【0004】さて、所定の周波数を有する励磁電圧を用
いて被検査体の物性,特に割れや傷等を検査するものと
しては、例えば実開昭54−2484号公報や特開昭5
2−47791号公報に記載されるものがある。このう
ち、前者は環状被検査体の周方向に発生させた渦電流の
磁束から誘導電流を発生させるものであり、環状被検査
体が非連続の場合はこの誘導電流が発生しないことか
ら、該被検査体が非連続となるような割れや傷を検査す
るものである。また後者は主に環状被検査体の渦電流か
ら検出された探傷信号と予め求められている支持板信号
との差分から真の欠陥信号を求め、主にこの欠陥信号の
位相差から割れや傷等の欠陥の大きさを判定しようとす
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記実開昭54−24
84号公報に記載される欠陥検査装置では、あくまでも
環状の被検査体が非連続となるような割れや傷が発生し
たことしか判定することができず、その用途も限定され
ている。一方、前記特開昭52−47791号公報に記
載される非破壊探傷方法では、欠陥信号の位相差を用い
るため、適宜に展開すれば環状被検査体以外の被検査体
についても適用可能である。
【0006】ここで、このように位相差の明確な探傷信
号で割れや傷等の欠陥判定を行う場合、前記割れや傷に
伴う探傷信号の振幅の変動を用いることが検討されてい
る。これは、例えば主に誘導電流信号側に最大振幅レベ
ルを設定し、このレベルを探傷信号が越えた場合には不
良欠陥があると判定する方法である。しかしながら、前
記割れや傷に伴う探傷信号の変化には位相差の変化も含
まれており、例えば図6に示すように探傷信号はいずれ
も最大振幅レベルY0 を越えているような場合でも,位
相差の時間的変化の大小によってはこれを良品と判断し
たい場合もある。同図ではaが不良であり、bは良品で
あると判断したい。つまり、位相差の変化の大きさは割
れや傷を検出するための一つの判断基準として必要なも
のであると言える。ところが、従来の判定方法や判定装
置にはこのような位相差の変化の大小を判定する術がな
く、良品でも不良であると判断されてしまうことがあっ
た。
【0007】本発明はこれらの諸問題に鑑みて開発され
たものであり、前記探傷信号の位相差の変化を判定基準
の一つに組み入れることにより、より幅広い視点から割
れや傷の判定を行うことのできる渦電流検査装置を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記探傷信号における位
相差の変化の大小を比較判定するためには少なくとも前
記最大振幅レベルよりも小さい設定値で位相差の変化を
得る必要があり、この設定値を探傷信号を形成する二成
分のうち,最大振幅レベルを設定したものと同じ成分側
に設定し、更にこの設定値に到達する他方の成分の大き
さの差から位相差の変化を得ることができ、この位相差
の変化を予め設定した比較判定基準値と比較するなどす
ればその大小を判定できることに着目し、本発明を開発
した。
【0009】即ち本発明の渦電流検査装置は、励磁コイ
ルと検出コイルとが併設された検出体と、導電物質から
なる被検査体とを、互いに近接させて相対移動させるこ
とによって該被検査体の表面部を走査すると共に、前記
励磁コイルに所定の周波数の励磁電圧を供給することに
よって被検査体の表面部及び表層部に渦電流を生じさ
せ、前記渦電流の変動に伴って前記検出コイルに発生す
る検出信号の変化に基づいて前記被検査体の表面部や表
層部の性状を検査する渦電流検査装置において、前記検
出信号から,前記励磁電圧の周波数と同一周波数で且つ
該励磁電圧に対して予め設定された所定位相差を有する
第一成分と,該第一成分に対して位相の異なる第二成分
とからなる探傷信号を得るための同期検波手段と、前記
二つの成分のうち少なくとも何れか一方の成分を,当該
成分に対して予め設定されている最大振幅レベルと比較
してその大小を判定する振幅判定手段と、前記励磁電圧
の位相に対する検出信号の位相の差の変化の大小を判定
する位相差判定手段と、前記振幅判定手段の判定結果と
位相差判定手段の判定結果との組み合わせに基づいて前
記被検査体の表面部又は表層部の性状を判断するための
性状判定手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の渦電流検査装置では、同期検波手段に
よって従来と同様に、プローブ等の検出体の検出信号か
ら,前記励磁電圧の周波数と同一周波数で且つ該励磁電
圧に対して予め設定された所定位相差を有する第一成分
と,該第一成分に対して位相の異なる第二成分とからな
る探傷信号(リサージュ図形)を得、この探傷信号に対
して前記振幅判定手段は従来と同様に,前記二つの成分
のうち少なくとも何れか一方の成分を,当該成分に対し
て予め設定されている最大振幅レベルと比較してその大
小を判定する。
【0011】一方、前記位相差判定手段は、前記一方の
成分に対して最大振幅レベルよりも小さい値に設定され
た設定レベルを、他方の成分が通過する二点間の位相差
の変動をもとに判定を行うものである。具体的には、前
記リサージュ図形の一方の成分の特定の設定レベルを通
過する時刻に対応する他方の成分の二つの値を得、その
結果をもとに位相差の変化を得て、予め設定された基準
値と比較してその大小を判定する。
【0012】そして前記性状判定手段は、前記振幅判定
手段の判定結果と位相差判定手段の判定結果との組み合
わせに基づいて、例えば前記探傷信号が最大振幅レベル
を越えていて、尚且つ探傷信号の位相差の変化が前記基
準比較値よりも小さい場合にのみ被検査体の表面部又は
表層部の性状不良の判定を行うことができる。この性状
判定の基準となる、前記振幅判定手段の判定結果と位相
差判定手段の判定結果との組み合わせは自在に設定する
ことができる。また、前記設定レベルを最大振幅レベル
よりも小さい値に設定することを除いて,最大振幅レベ
ルも設定レベルも,或いは前記基準値も自在に設定可能
であるから、前記二つの判定結果のうち何れに重きをお
くか、或いは両者を対等に扱うか、或いは被検査体によ
っては何れかをネグレクトするかも、検査の状況に応じ
て自在に設定することが可能である。
【0013】
【実施例】図1は本発明の渦電流検査装置の一実施例を
示すものであり、特にベアリングの表面部又は表層部の
性状判定に使用される渦電流検査装置において、振幅判
定手段と位相差判定手段と性状判定手段とをハードウエ
アによって具現化したものである。
【0014】同図に示すプローブ1には従来既存のもの
と同様のものを使用することができ、具体的には図4に
示すように鉄心(コア)に励磁コイルと検出コイルとが
併設されたものを使用する。そしてこのプローブの励磁
コイルに所定の周波数の励磁電圧を供給し、導電物質か
らなる被検査体の表面部又は表層部に渦電流を生じせし
め、該渦電流の変動を検出するものである。この誘導電
流は、前記被検査体が完全に均質であれば前述と同様に
前記励磁電圧の周波数と同一の周波数で且つ該励磁電圧
に対して所定の位相差を有する正弦波状となるはずであ
るが、実際に測定検出されたものには振幅変動と位相差
の変化が共存するものとなる。本実施例では、公知の手
段により,このうち完全に均質な良品の場合の正弦波を
差し引いた,振幅及び位相差の変動分のみが後段に送ら
れる。
【0015】また、同期検波回路2には従来既存のもの
と同様のものを使用することができ、前記プローブ1に
よって検出された誘導電流に対して、前記励磁電圧の周
波数と同一の周波数で且つ該励磁電圧に対して所定の位
相差を有する基準周波数信号を発生し、この基準周波数
信号からなる同期信号に対して実際の誘導電流の振幅と
位相差を探傷信号として得るものである。本実施例で
は、前記励磁電圧と同じ位相,及び該励磁電圧と90°
位相のずれた信号で同期検波し、夫々の出力信号をX軸
信号,Y軸信号として得る。
【0016】このX軸及びY軸信号は必要に応じてオシ
ロスコープによって波形監視されると共に、本発明の振
幅判定手段と位相差判定手段とに出力される。なお、本
実施例では交番電流信号として得られる前記X軸信号及
びY軸信号を正側に全波 整流して出力する。ここで、
本実施例は図6に示すように前記Y軸信号に基づいて探
傷信号の判定を行う。
【0017】まず振幅判定手段について述べる。前記Y
軸信号はまず振幅比較器4に入力される。この比較器4
は常時Hiレベルの出力信号を出力しており、Y軸信号
が最大振幅レベルY0 を越える場合にのみLoレベルの
出力信号を出力する。この比較器4からの出力信号は振
幅用S−Rフリップフロップ回路5のセット側Sに入力
される。このフリップフロップ回路5は常時Loレベル
の出力信号をその出力側Qから出力しており、前記セッ
ト側Sに入力される比較器4からの出力信号がLo側に
立ち下がるとHiレベルの出力信号に切り替わる。この
フリップフロップ回路5からの出力信号はNAND回路
17に入力される。
【0018】次に位相差判定手段について述べる。本実
施例では、位相差の変動の目安として,Y軸信号の前記
最大振幅レベルY0 より小さな特定レベルを通過するX
成分の二点間の差分(例えばレベルY1 については図6
a,bのX2 −X1 )を用いており、これをレベルY1,
Y2 の2レベルについて判定を行うようにしている。前
記Y軸信号は、図1に示すようにレベルY1 における幅
判定回路及びレベルY2 における幅判定回路にも入力さ
れる。ここで、レベルY2 における幅判定回路はレベル
Y1 における幅判定回路に対してハードウエア的には後
述する各比較器の処理機能と最終的なAND回路を有す
るか否かが異なる以外、全く同一のものであるためにこ
こでは構成上の詳細図を割愛する。
【0019】各幅判定回路に向けて出力されたY軸信号
はまず各設定レベル比較器6に入力される。この比較器
6は常時Hiレベルの出力信号を出力しており、Y軸信
号が設定レベルY1 ,Y2 を越える場合にのみLoレベ
ルの出力信号を出力する。この設定レベルY1 ,Y2 は
予め図6に示すように前記最大振幅レベルY0 よりも小
さい値に設定されたものであり、全波整流されたY軸信
号においては第一設定レベルY1 は最大振幅レベルY0
よりも小さい値であり、第二設定レベルY2 は第一設定
レベルY1 よりも小さい値に設定されている。
【0020】さて、前記比較器6からの出力信号は二つ
のS−Rフリップフロップ回路7,8に入力されるが、
このうち一方のフリップフロップ回路7にはその出力レ
ベルのまま入力され、他方のフリップフロップ回路8に
は反転器9によって出力レベルが反転されて入力され
る。これらのフリップフロップ回路7,8は常時Loレ
ベルの出力信号がその出力側Qから出力されており、前
記セット側Sに入力される信号がLo側に立ち下がると
該出力信号はHiレベルの出力信号に切り替わる。この
実施例では、前記反転器9によって設定レベル比較器6
の出力信号が反転されているから、一方のフリップフロ
ップ回路7では前記Y軸信号が前記設定レベルY1 ,Y
2 よりも小さい値である状態から該設定レベルY1 ,Y
2 を越えるときに出力信号がHi側に切り替わり、他方
のフリップフロップ回路8では前記Y軸信号が前記設定
レベルY1 ,Y2 よりも大きい値である状態から該設定
レベルY1 ,Y2 を越えるときに出力信号がHi側に切
り替わることになる。
【0021】ところで、前記他方のフリップフロップ回
路8の反転出力側Q’からは、前記出力側Qから出力さ
れる出力信号を反転した反転出力信号が出力される。こ
の反転出力信号は遅延回路12によって予め設定された
時間分だけ遅延されて、前記各フリップフロップ回路
5,7,8のリセット側Rに入力される。この実施例の
反転出力信号は、前記出力信号の反転されたものである
から、前記Y軸信号が前記設定レベルY1 ,Y2 よりも
大きい値である状態から該設定レベルY1 ,Y2を越え
るときに出力信号がHiレベルからLo側に切り替わる
ことになり、これを所定時間だけ遅延回路12で遅延さ
せて各フリップフロップ回路5,7,8のリセット側R
に入力すると、前記セット側Sへの入力によりセットさ
れた出力信号は初期定常状態,即ちこの場合はLo側に
復帰する。従って、前記遅延回路12による遅延時間
は、所望する出力信号の保持時間に応じて適宜選定すれ
ばよいことになる。
【0022】前記フリップフロップ回路7,8からの出
力信号は夫々、個別のサンプルホールド回路10,11
の制御入力となる。これらのサンプルホールド回路1
0,11には、その入力信号として前記X軸信号が入力
されている。そして、前記制御入力,即ちフリップフロ
ップ回路7,8の出力信号がHiレベルである場合にの
み、前記入力信号,即ちX軸信号を前記制御入力がHi
側に立ち上がった時点の入力信号の値を保持して出力す
るものである。従って、この実施例では、前記一方のフ
リップフロップ回路7の出力信号で制御される第一のサ
ンプルホールド回路10では、前記Y軸信号が前記設定
レベルY1 ,Y2 よりも小さい値である状態から前記設
定レベルY1 ,Y2 を越えるときのX軸信号レベルが、
前記遅延回路12からの出力信号によって該フリップフ
ロップ回路7がリセットされるまでホールドされ、前記
他方のフリップフロップ回路8の出力信号で制御される
第二のサンプルホールド回路11では、前記Y軸信号が
前記設定レベルY1 ,Y2 よりも大きい値である状態か
ら該設定レベルY1 ,Y2 を越えるときのX軸信号レベ
ルが、前記遅延回路12からの出力信号によって該フリ
ップフロップ回路8がリセットされるまでホールドされ
ることになる。なお、これらのサンプルホールド回路1
0,11では、入力信号がサンプルホールドされていな
いときには該入力信号をそのまま出力するようにしてあ
る。
【0023】前記各サンプルホールド回路10,11か
らの出力信号は減算器13に入力される。この減算器1
3は入力側に入力された信号のレベル差を算出するもの
であり、具体的には反転入力制御されるオペアンプ等に
よって構成され、前記第二のサンプルホールド回路11
の出力信号から第一のサンプルホールド回路10の出力
信号を減じたレベルの出力信号を出力することになる。
従って、本実施例では前記Y軸信号が前記設定レベルY
1 ,Y2 よりも小さい値から各設定レベルY1,Y2 を
越えたときより、Y軸信号が前記設定レベルY1 ,Y2
よりも大きい値から前記設定レベルY1 ,Y2 を越える
ときまで、つまりY軸信号が前記設定レベルY1 ,Y2
よりも大きいときのX軸信号だけが抽出されることにな
る。
【0024】この減算器13からの出力信号は位相差比
較器14に入力される。この比較器14は常時Hiレベ
ルの出力信号を出力しており、入力信号が基準値ΔXよ
りも大きいか又は−ΔXよりも小さい場合にのみLoレ
ベルの出力信号を出力する。従って、前記減算器13の
出力信号,即ちY軸信号が前記設定レベルY1 ,Y2よ
りも大きいときのX軸信号が基準値ΔXより小さく且つ
−ΔXより大きい場合には常時Hi側の出力信号を出力
することになる。
【0025】前記基準値比較器14からの出力信号は第
一のAND回路15に入力されるが、このAND回路1
5には前記他方のフリップフロップ回路8の出力信号も
入力される。そしてAND回路15であるから、当然,
前記基準値比較器14からの出力信号とフリップフロッ
プ回路8からの出力信号が共にHiレベルである場合に
のみ、Hiレベルの出力信号を出力し、そうでない場合
には常時Loレベルの出力信号を出力する。
【0026】この第一のAND回路15の出力信号は第
二のAND回路16に入力されるが、この第二のAND
回路は前記レベルY2 における幅判定回路にはなく、該
レベルY2 における幅判定回路の第一のAND回路15
からの出力信号が、レベルY1 における幅判定回路にだ
け設けられたこの第二のAND回路16に入力されるの
である。勿論、この第二のAND回路16でも入力され
る二つの信号が同時にHiレベルである場合にのみHi
レベルの出力信号が出力される。
【0027】そして、この第二のAND回路16からの
出力信号が前記NAND回路17の他方の入力側に入力
される。従って、前記フリップフロップ回路5の出力信
号がHiレベルで,且つこの第二のAND回路16から
の出力信号がHiレベルである場合にのみ、Loレベル
の出力信号が出力される。このNAND回路17からの
出力信号はNG信号用フリップフロップ回路18に入力
される。従って、前述のようにしてNAND回路17か
らの出力信号がHiレベルからLo側に切り替わると出
力信号はHi側にフリップフロップされ、この出力信号
がNG信号として出力されるため、例えば識別灯を点灯
・点滅したり、或いは警報器を鳴らしたりすることによ
ってオペレータはそれを認識することができる。
【0028】従って、前記比較器4及び5が本発明の振
幅判定手段に相当し、各幅判定回路が位相差判定手段に
相当し、前記NAND回路17及びフリップフロップ回
路18が性状判定手段に相当する。次に本実施例の作用
について図2,図3を用いて説明する。これらの図はい
ずれも振幅の変動が基準を上回るものであるが、図2は
図6aのように位相差の変動が基準より小さい場合を示
し、図3は図6bのように基準より大きな場合を示して
いる。ここでは前記設定レベルがY1 だけの作用につい
て説明するが、設定レベルにY2 を並設する場合も具体
的な数値設定だけの問題であるから、後段に詳述するこ
ととする。
【0029】まず、図2は前述のように位相差の変化が
小さく、割れ,傷のような不良欠陥があるという判定を
すべき場合の一例である。まず、Y軸信号が前記最大振
幅レベルY0 よりも小さい値から該振幅レベルY0 を越
える時刻t2 において、前記振幅比較器4からの出力信
号aはHiレベルからLoレベルに立ち下がり、Y軸信
号が該振幅レベルY0 よりも大きい値から該振幅レベル
Y0 を越える時刻t5 において、前記比較器4からの出
力信号aはLoレベルからHiレベルに立ち上がる。従
って、Y軸信号が前記最大振幅レベルY0 を越えている
時間だけ振幅比較器4からの出力信号aはLoレベルに
保持される。従って、前記振幅用フリップフロップ回路
5からの出力信号bは、前記振幅比較器4からの出力信
号aがLoレベルに立ち下がる時刻t2 においてLoレ
ベルからHiレベルに立ち上がる。
【0030】一方、前記レベル比較器6からの出力信号
c1 は、前記Y軸信号が前記設定レベルY1 よりも小さ
い値から該設定レベルY1 を越える時刻t1 でHiレベ
ルからLoレベルに立ち下がり、Y軸信号が該設定レベ
ルY1 よりも大きい値から該設定レベルY1 を越える時
刻t6でLoレベルからHiレベルに立ち上がる。従っ
て、Y軸信号が前記設定レベルY1 を越えている時間だ
け位相差比較器6からの出力信号c1 はLoレベルに保
持され、反転器9からの出力信号c2 はその時間だけH
iレベルに保持される。
【0031】この位相比較器6からの出力信号c1 によ
り、前記一方のフリップフロップ回路7はその出力信号
d1 を前記時刻t1 でHiレベルにフリップフロップ
し、前記反転器9からの出力信号c2 により、前記他方
のフリップフロップ回路8はその出力信号d2 を前記時
刻t6 でHiレベルにフリップフロップする。ここで、
前記他方のフリップフロップ回路8の反転出力信号は遅
延回路12によって遅延化されるため、該遅延回路12
からの出力信号eは前記他方のフリップフロップ回路8
からの出力信号d2 がLoレベルからHiレベルに立ち
上がる時刻より所定の時間だけ遅れた時刻t7 でHiレ
ベルからLoレベルに立ち下がる。従って、前記各フリ
ップフロップ回路5,7,8は前記所定遅延化時刻t7
でリセットされるため、それらの出力信号b,d1 ,d
2 も夫々同時刻t7 でLoレベルに立ち下がる。そして
前記出力信号d2 が立ち下がることによりこの遅延回路
12からの出力信号eは前記時刻t7 から所定遅延時間
(t7 −t6 )後の時刻t8 で再びHiレベルに立ち上
がる。
【0032】前記一方のフリップフロップ回路7からの
出力信号c1 を制御信号として入力した第一のサンプル
ホールド回路10では、該出力信号c1 がHiレベルに
フリップフロップした時刻t1 のX軸信号の値を前記所
定遅延化時刻t7 までサンプルホールドした出力信号f
1 が出力される。また、他方のフリップフロップ回路8
からの出力信号c2 を制御信号として入力した第二のサ
ンプルホールド回路11では、該出力信号c2 がHiレ
ベルにフリップフロップした時刻t6 のX軸信号の値を
前記所定遅延化時刻t7 までサンプルホールドした出力
信号f2 が出力される。
【0033】これらのサンプルホールド回路10,11
からの出力信号f1 ,f2 を得た減算器13では、両者
の減算を行って(f2 −f1 )を出力信号gとして出力
する。この減算器13からの出力信号gを入力した比較
器14では、この出力信号gが前記基準値−ΔX以上Δ
X以下であるか否かを比較し、そうである場合にはHi
レベルの出力信号を、そうでない場合にはLoレベルの
出力信号を出力する。この場合、前記出力信号gが時刻
t3 でΔX以上となり、時刻t4 でΔX以下となったの
で、この時間だけ出力信号hをLoレベルに保持する。
【0034】この比較器14からの出力信号hと前記他
方の出力信号d2 を入力した第一のAND回路15で
は、両出力信号がHiレベルである時刻t6 から時刻t
7 の時間だけその出力信号jをHiレベルに保持する。
ここで、第二のAND回路16にはレベルY1 における
幅判定回路の第一のAND回路15からの出力信号j
と、図示されていないレベルY2 における幅判定回路の
第一のAND回路15からの出力信号とが入力される
が、このとき、両出力信号が共にHiレベルである時間
だけHiレベルの出力信号を出力する。ここでは説明を
簡単にするために、前記時刻t6 から時刻t7 の時間だ
けその出力信号がHiレベルに保持されているものとす
る。
【0035】そして前記NAND回路17には前記フリ
ップフロップ回路5からの出力信号bと前記第二のAN
D回路16からの出力信号とが入力されるが、このとき
両出力信号は前記時刻t6 から時刻t7 の時間だけ同時
にHiレベルであるため、該NAND回路17の出力信
号kは前記時刻t6 で立ち下がり、該時間だけLoレベ
ルに保持される。
【0036】従って、このNAND回路17の出力信号
kを入力したNG信号用フリップフロップ回路18は前
記時刻t6 で出力信号をHiレベルに立ち上げ、これに
よりNG信号がONとなって、例えば前記識別灯や警報
器が作動する。次に、図3は図6bのように位相差の変
化が大きく、良品の判定をすべき場合の一例である。
【0037】まず、Y軸信号が小さい値から前記振幅レ
ベルY0 を越える時刻t2'において、前記振幅比較器4
からの出力信号aはLoレベルに立ち下がり、Y軸信号
が大きい値から該振幅レベルY0 を越える時刻t5'にお
いて、前記振幅比較器4からの出力信号aはHiレベル
に立ち上がる。従って、前記と同様にY軸信号が前記最
大振幅レベルY0 を越えている時間だけ振幅比較器4か
らの出力信号aはLoレベルに保持される。これによ
り、前記振幅用フリップフロップ回路5からの出力信号
bは、前記振幅比較器4からの出力信号aがLoレベル
に立ち下がる時刻t2'においてHiレベルに立ち上が
る。
【0038】一方、前記レベル比較器6からの出力信号
c1 は、前記Y軸信号が小さい値から前記設定レベルY
1 を越える時刻t1'でLoレベルに立ち下がり、Y軸信
号が大きい値から該設定レベルY1 を越える時刻t6'で
Hiレベルに立ち上がる。従って、Y軸信号が前記設定
レベルY1 を越えている時間だけレベル比較器6からの
出力信号c1 はLoレベルに保持され、反転器9からの
出力信号c2 はその時間だけHiレベルに保持される。
【0039】前記位相比較器6からの出力信号c1 によ
り、前記一方のフリップフロップ回路7はその出力信号
d1 を前記時刻t1'でHiレベルにフリップフロップ
し、前記反転器9からの出力信号c2 により、前記他方
のフリップフロップ回路8はその出力信号d2 を前記時
刻t6'でHiレベルにフリップフロップする。また前記
と同様に、遅延回路12からの出力信号eは所定遅延化
時刻t7'でHiレベルからLoレベルに立ち下がり、時
刻t8'で再びHiレベルに立ち上がるので、前記各フリ
ップフロップ回路5,7,8は前記所定遅延化時刻t7'
でリセットされ、それらの出力信号b,d1 ,d2 も夫
々同時刻t7'でLoレベルに立ち下がる。
【0040】前記一方のフリップフロップ回路7からの
出力信号d1 を制御信号として入力した第一のサンプル
ホールド回路10では、該出力信号d1 がHiレベルに
フリップフロップした時刻t1'のX軸信号の値を前記所
定遅延化時刻t7'までサンプルホールドした出力信号f
1 が出力される。また、他方のフリップフロップ回路8
からの出力信号d2 を制御信号として入力した第二のサ
ンプルホールド回路11では、該出力信号d2 がHiレ
ベルにフリップフロップした時刻t6'のX軸信号の値を
前記所定遅延化時刻t7'までサンプルホールドした出力
信号f2 が出力される。
【0041】これらのサンプルホールド回路10,11
からの出力信号f1 ,f2 を得た減算器13は(f2 −
f1 )を求め、結果を出力信号gとして出力する。この
とき、前記Y軸信号とX軸信号との位相差が比較的大き
いため、上に大きな凸の正の減算信号となり、前記時刻
t6'から時刻t7'までの時間では、サンプルホールドさ
れたレベルの差分だけ大きな正の値となった。
【0042】この減算器13からの出力信号gを入力し
た比較器14では、この出力信号gが−ΔX以上ΔX以
下であるか否かを比較し、前記出力信号gがΔX以上と
なる時刻t3'から該ΔX以下となる時刻t7'までの時間
だけ出力信号hをLoレベルに保持する。この比較器1
4からの出力信号hと前記他方の出力信号d2 を入力し
た第一のAND回路15では、両出力信号が同時にHi
レベルである時間が存在しないため、その出力信号jを
常時Loレベルに保持される。
【0043】ここで、前記レベルY2 における幅判定回
路の第一のAND回路15からの出力信号のLo−Hi
レベルに関わらず、第二のAND回路16の出力信号は
常時Loレベルとなる。従って、前記NAND回路17
からの出力信号は常時Hiレベルとなるため、NG信号
用フリップフロップ回路18の出力信号をLoレベルに
保持され、NG信号はOFFの状態を保つ。
【0044】次に、前記Y軸信号が前記設定レベルY1
を越えるが、最大振幅レベルY0 は越えない場合につい
て考察すると、例えばこれによって前記第一のAND回
路15及び第二のAND回路16の出力信号がHiレベ
ルであっても、振幅用フリップフロップ回路5の出力信
号は常時Loレベルに保持され、従ってNAND回路1
7の出力信号は常時Hiレベルに保持され、従ってNG
信号用フリップフロップ回路18からのNG信号もOF
F状態に保持される。
【0045】次に、前記Y軸信号が最大振幅レベルY0
も設定レベルY1 も越えない場合には、前記a〜kの各
出力信号は一切変化せず、従って前記NG信号もOFF
状態に保持される。以上のように、本実施例によればY
軸信号が最大振幅レベルY0 を越え且つY軸信号の各設
定レベルY1,Y2 に達するX軸信号の位相差の変化が基
準値ΔXよりも小さい場合、即ち探傷信号が振幅の変動
が基準より大きく且つ位相差の変動は基準より小さな,
割れや傷のような不良欠陥と判断される場合にのみNG
信号(欠陥信号)をONとすることができた。また、前
記最大振幅レベルY0 や各設定レベルY1,Y2 、及び基
準値ΔXは、任意に設定変更可能であるから、不良欠陥
判定レベルも所望するレベルに設定変更可能である。
【0046】なお、本実施例ではハードウエアの一例に
よって前記探傷信号の判定を行うものについてのみ詳述
したが、ハードウエアによる判定手段においてもこの一
例に限定されるものではなく、例えば前述のX軸信号や
Y軸信号等のアナログ信号をA/D変換してコンピュー
タ等に取込み,前述のような判定をソフトウエアによっ
て判定することも当然にして可能である。
【0047】また、本実施例では前記二成分信号,X軸
信号,Y軸信号を共に全波整流した場合について詳述し
たが、これをわざわざ整流する必要はなく、正負にわた
って夫々単独で最大値,基準値との比較を行うようにし
ても差し支えない。更に、前記各設定レベルは一つとか
二つに限定されるものではなく、必要に応じて幾つ設定
してもよい。また本実施例ではX成分は励磁電圧と同位
相に,Y成分はこれと90°ずれた位相に設定したが、
これに限定されるものではない。
【0048】更にまた、本実施例では特に被検査体の表
面部に於ける傷や割れ等を探傷する場合について説明し
たが、本発明の渦電流検査装置は被検査体の表層部の組
織性状を検査することもでき、例えば不純物の分布状態
を判定する場合や、焼入状態を判定する場合にもほぼ同
様に展開することが可能である。なお更に、前記実施例
では設定レベルに到達するX軸成分の差分から位相差の
変化を評価したが、例えば各設定レベルとX軸成分との
比の差分を得ることとすれば、直接,位相差の変化を得
ることができる。或いは単にX成分とY成分との比の変
化をみてもよい。本発明ではこのような位相差の要素を
直接的或いは間接的に位相差の時間的変化に置換するこ
とは特に限定しない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の渦電流検査
装置によれば、同期検波手段によって探傷信号を得、こ
の探傷信号に対して振幅判定手段が最大振幅レベルとの
大小を判定すると共に、位相差判定手段が、最大振幅レ
ベルよりも小さい値に設定された設定レベルにおける位
相差の変化を算出し、その大小を判定し、性状判定手段
が、前記振幅判定手段の判定結果と位相差判定手段の判
定結果との組み合わせに基づいて表面部又は表層部の性
状不良の判定を行うこととしたために、より幅広い視点
から割れや傷の判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の渦電流検査装置の一実施例を示すもの
であり、特にハードウエアによる振幅判定手段,位相差
判定手段,性状判定手段のブロック図である。
【図2】図1の渦電流検査装置において不良欠陥を有す
る被検査体を検査した場合の各出力信号の説明図であ
る。
【図3】図1の渦電流検査装置において良品の被検査体
を検査した場合の各出力信号の説明図である。
【図4】渦電流検査装置の原理説明図である
【図5】図4の各コイルの電流における位相差の説明図
である。
【図6】渦電流検査装置によるリサージュ波形等の探傷
信号を示すものであり、(a)は不良欠陥の探傷信号の
説明図、(b)は良品の探傷信号の説明図である。
【符号の説明】
1はプローブ 2は同期検波回路 4は振幅比較器 5は振幅用フリップフロップ回路 6はレベル比較器 7,8はフリップフロップ回路 9は反転器 10,11はサンプルホールド回路 12は遅延回路 13は減算器 14は位相差比較器 15,16はAND回路 17はNAND回路 18はNG信号用フリップフロップ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルと検出コイルとが併設された
    検出体と、導電物質からなる被検査体とを、互いに近接
    させて相対移動させることによって該被検査体の表面部
    を走査すると共に、前記励磁コイルに所定の周波数の励
    磁電圧を供給することによって被検査体の表面部及び表
    層部に渦電流を生じさせ、前記渦電流の変動に伴って前
    記検出コイルに発生する検出信号の変化に基づいて前記
    被検査体の表面部や表層部の性状を検査する渦電流検査
    装置において、前記検出信号から,前記励磁電圧の周波
    数と同一周波数で且つ該励磁電圧に対して予め設定され
    た所定位相差を有する第一成分と,該第一成分に対して
    位相の異なる第二成分とからなる探傷信号を得るための
    同期検波手段と、前記二つの成分のうち少なくとも何れ
    か一方の成分を,当該成分に対して予め設定されている
    最大振幅レベルと比較してその大小を判定する振幅判定
    手段と、前記励磁電圧の位相に対する検出信号の位相の
    差の変化の大小を判定する位相差判定手段と、前記振幅
    判定手段の判定結果と位相差判定手段の判定結果との組
    み合わせに基づいて前記被検査体の表面部又は表層部の
    性状を判断するための性状判定手段とを備えたことを特
    徴とする渦電流検査装置。
JP4173428A 1992-06-30 1992-06-30 渦電流検査装置 Pending JPH0618484A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004507735A (ja) * 2000-08-24 2004-03-11 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 導電材料中のクラックの検出

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004507735A (ja) * 2000-08-24 2004-03-11 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 導電材料中のクラックの検出

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