JPH0618477Y2 - 微生物検査用濾過袋 - Google Patents

微生物検査用濾過袋

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JPH0618477Y2
JPH0618477Y2 JP7380488U JP7380488U JPH0618477Y2 JP H0618477 Y2 JPH0618477 Y2 JP H0618477Y2 JP 7380488 U JP7380488 U JP 7380488U JP 7380488 U JP7380488 U JP 7380488U JP H0618477 Y2 JPH0618477 Y2 JP H0618477Y2
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JP
Japan
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bag
opening
plastic films
filtration sheet
adhered
Prior art date
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Application number
JP7380488U
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English (en)
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JPH01175599U (ja
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康晴 長友
雄一 松島
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Toppan Inc
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Toppan Inc
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、パン等、固形物または固形物を含む検体に付
着した微生物を検査するに際して、試料の調整に使用す
る袋に関するものである。
<従来の技術> 固形物または固形物を含む検体に食塩水などを混合し、
袋内部で濾過して検水のみを取り出す袋としては、実開
昭60−33898号公報、実開昭60−33899号
公報などが知られている。これらは、袋内部をシール線
とシール線の一部に設けられた濾材で原液室と検水室に
区画したものであるが、濾過は上記濾材の断面を通して
行われるため、濾過速度が遅く、検水室に濾過した検水
が常に一定になると限らず、実用化が困難である。
これに対し、実願昭61−187582号、実願昭61
−187583号の袋は、袋開口部から底部接着部に至
るまで、袋を構成する2枚のプラスチックフィルムに、
濾過用シートの幅方向の相対する端縁をそれぞれ接着し
て、原液室と検水室に区画したものであって、濾過速度
が速く、従って十分に攪拌して、検水室と原液室が均一
なものとなるから、簡便でしかも正確な検査が可能であ
る。
<考案が解決しようとする問題点> しかるに、検水室側の側縁接着部がヒートシールにより
形成されているとき、この検水を別の器に移そうとする
と、検水室には多量の検水が存在するから、検水はその
角にたまった検水が側縁接着部に沿って落下し、液だれ
が生じることになる。
<課題を解決するための手段> この課題を達成するため、本考案は上記検水室側の側縁
接着部の、開口部側上縁角部が切除されている微生物検
査用濾過袋を提供する。
<実施例> 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図面
の第1図は本考案の濾過袋の一実施例の正面図、第2図
は第1図の横断面図、第3図(a)および(b)は第1
図Eの部分の拡大図を示す。また第4図は別の実施例の
正面図、第5図は第4図の横断面図である。
第1図および第2図において、本考案の袋は、長方形
の、2枚の柔軟なプラスチックフィルム1,2と、長方
形の、柔軟な濾過用シート3とからなっている。
2枚のプラスチックフィルム1,2は、その三方の周縁
で、すなわちA1,A2,A3で互いにヒートシールに
より接着されている。ただし後述するように底部接着部
A3では、その一部A4において2枚のプラスチックフ
ィルム1,2の間に濾過用シート3が挟まれて接着され
るために、その位置では2枚のプラスチックフィルム
1,2は直接には接触していない。残る一方、すなわち
底部接着部A3に対向する端縁は開口部である。
第2図に示すように、濾過用シート3の幅方向の相対す
る端縁は、それぞれプラスチックフィルム1,2に接着
している。濾過用シート3がプラスチックフィルム1に
接着している部分をB、プラスチックフィルム2に接着
している部分をCの記号で示す。第2図から分かるよう
に、プラスチックフィルム1に接着している濾過用シー
ト3の部分Bと、プラスチックフィルム2に接着してい
る部分Cとは、幅方向の相対する端縁であるとともに、
互いに異なる面でもある。第2図は袋を開いた状態なの
で、濾過用シート3は折れ曲がって見えるが、閉じた状
態では折れ曲がっておらず、平坦な形状である。
濾過用シート3は、袋の開口部から底部接着部A3に至
るまで、2枚のプラスチックフィルム1,2に接着され
る。このため、濾過用シート3と底部接着部A3が交差
する部分A4においては、2枚のプラスチックフィルム
1,2の樹脂が濾過用シート3の内部まで浸透し、2枚
のプラスチックフィルム1,2および濾過用シート3が
液密に一体化している。そして、袋はこの濾過用シート
3により、原液室Xと検水室Yに分割されている。
Dはヒートシールによる隔壁である。隔壁Dは濾過用シ
ート3の存在する部分D1と存在しない部分D2に分け
られ、D1においては濾過用シート3とプラスチックフ
ィルム1がシールされているが、濾過用シート3とプラ
スチックフィルム2はシールされていない(すなわち、
隔壁Dは原液室Xのみに設けられている)。D2におい
ては、2枚のプラスチックフィルム1,2同士が直接シ
ールされている。隔壁Dと前記接着部Cとの交差部分で
は、容易に分かるように、プラスチックフィルム1、濾
過用シート3、プラスチックフィルム2がこの順に接着
一体化しているが、液密である必要はない。この隔壁D
は、検水室Yから他の器に検水を流出分配する際、原液
室Xから固形分か流出するのを防ぐためのもので、原液
室X内部に、底部接着部A3方向に斜めに形成されてい
るのが好ましい。
検水室Y側の側縁接着部A1は、上述のようにヒートシ
ールにより形成されているが、この側縁接着部A1の、
開口部側上縁角部Eは切除されている。なお、角部E
は、第3図(a)に示すように直接状に切除されていて
もよいし、第3図(b)に示すように円弧状に切除され
ていてもよい。
第4図および第5図に示す袋は、濾過用シート3の同一
面の幅方向の相対する端縁が、2枚のプラスチックフィ
ルム1,2にそれぞれ接着している点を除いて第1図の
袋と同一である。
プラスチックフィルム1,2の材質としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステルなどのプラスチッ
クフィルム、またはこれらの積層体、あるいはこれらの
フィルムの内面にヒートシール剤を塗工したフィルムな
どが使用できる。濾過用シート3としては、両面がヒー
トシール性のある微多孔質(液体は透過できるが固形分
は透過しない)のシートが使用でき、例えば合成樹脂製
の不織布が使用できる。なお、第4図および第5図の袋
を作る場合には、濾過用シート3としては片面のみヒー
トシール性の不織布であってもよい。
本考案の袋は、例えば十枚程度を重ねて他の大きな袋に
収容し、γ線等の放射線で滅菌して出荷される。使用時
には本考案の袋を取り出し、2枚のプラスチックフィル
ム1,2を開くが、このとき、濾過用シート3の存在す
る部分では2枚のプラスチックフィルム1,2の密着が
生じていないので、この部分をスライドさせることによ
り簡単に開くことができる。袋の原液室Xにはパンなど
の検体と滅菌された生理食塩水とが入れられるが、あま
り大量に入れると袋が扱いにくいので、袋の三分の一く
らいの深さまで入れるようにするのが好ましい。この
後、袋の開口部をクランプして液密にし、袋を振盪して
十分に攪拌し、検水室Yから他の器に流出分配する。ク
ランプ及び振盪はストマッカーでできる。
<効果> 以上のように、本考案によれば、濾過速度が速く、十分
均一な攪拌が可能であると共に、他の器に流出分配する
際に液だれが生じることがなく、また検水の流出配分方
向を容易にコントロールすることができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】 図面の第1図は本考案の濾過袋の一実施例の正面図、第
2図は第1図の横断面図、第3図(a)及び(b)は第
1図Eの部分の拡大図を示す。また第4図は別の実施例
の正面図、第5図は第4図の横断面図である。 1,2…プラスチックフィルム 3…濾過用シート A1,A2,A3…接着部 E…角部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形をした柔軟なプラスチックフィルム
    2枚を重ね、該2枚のプラスチックフィルムの重なりあ
    う四方の側縁のうち三方を接着し、残る一方を接着せず
    に開口部とすると共に、この開口部から、該開口部に対
    向する底部接着部に至るまで、液体を透過して固体を透
    過させない、前記開口部から底部接着部に至る長さとほ
    ぼ同一の長さの、長方形をした柔軟な濾過用シートの幅
    方向の相対する端縁を、前記2枚のプラスチックフィル
    ムのそれぞれに接着するとともに、該濾過用シートを前
    記底部接着部において2枚のプラスチックフィルムの間
    に挟んで接着して、袋内を原液室と検水室とに分割した
    袋であって、前記検水室側の側縁接着部の、開口部側上
    縁角部が切除されていることを特徴とする、微生物検査
    用濾過袋。
JP7380488U 1988-06-02 1988-06-02 微生物検査用濾過袋 Expired - Lifetime JPH0618477Y2 (ja)

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JP7380488U JPH0618477Y2 (ja) 1988-06-02 1988-06-02 微生物検査用濾過袋

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JPH01175599U JPH01175599U (ja) 1989-12-14
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JP7380488U Expired - Lifetime JPH0618477Y2 (ja) 1988-06-02 1988-06-02 微生物検査用濾過袋

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FR2938449B1 (fr) * 2008-11-19 2010-12-31 Interlab Sachet,notamment sachet filtrant,comprenant un dispositif y facilitant le prelevement d'un filtrat.

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JPH01175599U (ja) 1989-12-14

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