JP2000342246A - 微生物検査用濾過容器 - Google Patents
微生物検査用濾過容器Info
- Publication number
- JP2000342246A JP2000342246A JP11161219A JP16121999A JP2000342246A JP 2000342246 A JP2000342246 A JP 2000342246A JP 11161219 A JP11161219 A JP 11161219A JP 16121999 A JP16121999 A JP 16121999A JP 2000342246 A JP2000342246 A JP 2000342246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- filtration
- container
- sample liquid
- microorganism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
- C12M23/02—Form or structure of the vessel
- C12M23/14—Bags
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M33/00—Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
- C12M33/14—Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus with filters, sieves or membranes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/30—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration
- C12M41/36—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration of biomass, e.g. colony counters or by turbidity measurements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M47/00—Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
- C12M47/02—Separating microorganisms from the culture medium; Concentration of biomass
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Clinical Laboratory Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 試料液室を手などで拡げなくても自然に試料
液を試料液室に濾取することができ、また、培地の充填
や微生物の採取等の操作の容易な微生物検査用濾過容器
の提供。 【解決手段】 微生物検査用濾過容器は、フロントフィ
ルム、リアフィルム、およびこれら二枚のフィルムに挟
まれた濾過用フィルムと二つ折りにし折れ目を内側にし
たボトムフィルムから構成されている。濾過容器は側部
および底部９にそれぞれ縦シール部５、６および凹状の
シール部７を有しており、立設するときに底部９を平面
状に拡げることができるようになっている。
液を試料液室に濾取することができ、また、培地の充填
や微生物の採取等の操作の容易な微生物検査用濾過容器
の提供。 【解決手段】 微生物検査用濾過容器は、フロントフィ
ルム、リアフィルム、およびこれら二枚のフィルムに挟
まれた濾過用フィルムと二つ折りにし折れ目を内側にし
たボトムフィルムから構成されている。濾過容器は側部
および底部９にそれぞれ縦シール部５、６および凹状の
シール部７を有しており、立設するときに底部９を平面
状に拡げることができるようになっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品中の微生物を
検査する際に、検体試料を作製するために使用する微生
物検査用濾過容器に関する。
検査する際に、検体試料を作製するために使用する微生
物検査用濾過容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、食品中に含まれる例えばサルモネ
ラ菌や大腸菌等の微生物を検査するための検体試料の作
製は、検体、例えばカニやエビ、卵などの食品を滅菌し
たプラスチックの袋に入れ、これに生理食塩水を加えて
袋を密封し、ストマッカー等の機械にかけて検体を揉む
ようにして懸濁液を作製し、その上澄液をピペット等で
採取することにより行われていた。また、袋の内部の一
部を濾過材でシールして検体収容室と試料液室に区画し
たり、濾過用フィルムを袋を構成するフィルムの一側面
に接着して検体収容室と試料液室に区分した濾過袋を使
用して行われていた。
ラ菌や大腸菌等の微生物を検査するための検体試料の作
製は、検体、例えばカニやエビ、卵などの食品を滅菌し
たプラスチックの袋に入れ、これに生理食塩水を加えて
袋を密封し、ストマッカー等の機械にかけて検体を揉む
ようにして懸濁液を作製し、その上澄液をピペット等で
採取することにより行われていた。また、袋の内部の一
部を濾過材でシールして検体収容室と試料液室に区画し
たり、濾過用フィルムを袋を構成するフィルムの一側面
に接着して検体収容室と試料液室に区分した濾過袋を使
用して行われていた。
【０００３】前記滅菌袋は、検体収容室に検体と生理食
塩水を入れて袋を密封し、これをストマッカー等の機械
にかけて懸濁液を作製するもので、ストマッカー等の機
械にかけている間に試料液が試料液室側に濾過されて移
行するので、検体を一定時間攪拌後、直ちに試料をピペ
ット等で採取して微生物の検査をすることができるの
で、比較的精度の高い検査をすることができる。しかし
ながら、これら従来の濾過袋は、検体収容室と試料液室
の開口部が同じであるため、試料液を他の容器に移そう
とする場合、検体収容室の液がこぼれないように配慮す
る必要があった。
塩水を入れて袋を密封し、これをストマッカー等の機械
にかけて懸濁液を作製するもので、ストマッカー等の機
械にかけている間に試料液が試料液室側に濾過されて移
行するので、検体を一定時間攪拌後、直ちに試料をピペ
ット等で採取して微生物の検査をすることができるの
で、比較的精度の高い検査をすることができる。しかし
ながら、これら従来の濾過袋は、検体収容室と試料液室
の開口部が同じであるため、試料液を他の容器に移そう
とする場合、検体収容室の液がこぼれないように配慮す
る必要があった。
【０００４】そこで、上記のような欠点を解消するもの
として、微多孔質の濾過用フィルムをプラスチックフィ
ルムの中間に挟み、三方をシールして袋形態となし、袋
を構成する少なくとも一方の面をフィルムを引き裂いて
開封できるようにした濾過袋が提案されている（特開平
６−２６９２７６号公報）。しかしながら、このもの
は、検体収容室に検体と生理食塩水を入れてストマッカ
ー等にかけた場合、濾過用フィルムが試料液室側に移動
して試料液室が潰れてしまうので、ストマッカー等の機
械にかけている間に試料液が試料液室側に濾過されて移
行することがなく、そのため、試料液を他の容器に移そ
うとする場合、わざわざ試料液室を手などで拡げて試料
液室に試料液を濾取する必要があり、面倒であった。
として、微多孔質の濾過用フィルムをプラスチックフィ
ルムの中間に挟み、三方をシールして袋形態となし、袋
を構成する少なくとも一方の面をフィルムを引き裂いて
開封できるようにした濾過袋が提案されている（特開平
６−２６９２７６号公報）。しかしながら、このもの
は、検体収容室に検体と生理食塩水を入れてストマッカ
ー等にかけた場合、濾過用フィルムが試料液室側に移動
して試料液室が潰れてしまうので、ストマッカー等の機
械にかけている間に試料液が試料液室側に濾過されて移
行することがなく、そのため、試料液を他の容器に移そ
うとする場合、わざわざ試料液室を手などで拡げて試料
液室に試料液を濾取する必要があり、面倒であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、試料液室を手などで拡げなくて
も自然に試料液を試料液室に濾取することができ、ま
た、培地の充填や微生物の採取等の操作の容易な微生物
検査用濾過容器を提供することを目的とする。
鑑みてなされたもので、試料液室を手などで拡げなくて
も自然に試料液を試料液室に濾取することができ、ま
た、培地の充填や微生物の採取等の操作の容易な微生物
検査用濾過容器を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するために鋭意検討の結果、ボトムフィルムを
設けて袋体の底部を平面状に形成することにより、濾過
フィルムをフロントフィルムまたはリアフィルムの一方
の側に偏らせることができ、また、容器を立設可能にす
ることができることに想到し本発明を完成した。すなわ
ち、本発明は、底部と両側部にシール部を有するプラス
チック製容器であって、フロントフィルムとリアフィル
ムの間に、底部側の端が一致するように濾過用フィルム
と二つ折りにされ折れ目が内側にされたボトムフィルム
が挟まれ、該ボトムフィルムの両端を含む側部がシール
されるとともに、該ボトムフィルムを含む底部が凹状の
シール面になるようかつ二つ折りのボトムフィルム同士
が溶着しないようにシールされて袋形態にされてなる、
微生物検査用濾過容器である。ここで濾過用フィルムの
上端と濾過容器の開口端の間にファスナーを設けて、濾
過容器の開口部を開閉自在にしてもよい。
題を解決するために鋭意検討の結果、ボトムフィルムを
設けて袋体の底部を平面状に形成することにより、濾過
フィルムをフロントフィルムまたはリアフィルムの一方
の側に偏らせることができ、また、容器を立設可能にす
ることができることに想到し本発明を完成した。すなわ
ち、本発明は、底部と両側部にシール部を有するプラス
チック製容器であって、フロントフィルムとリアフィル
ムの間に、底部側の端が一致するように濾過用フィルム
と二つ折りにされ折れ目が内側にされたボトムフィルム
が挟まれ、該ボトムフィルムの両端を含む側部がシール
されるとともに、該ボトムフィルムを含む底部が凹状の
シール面になるようかつ二つ折りのボトムフィルム同士
が溶着しないようにシールされて袋形態にされてなる、
微生物検査用濾過容器である。ここで濾過用フィルムの
上端と濾過容器の開口端の間にファスナーを設けて、濾
過容器の開口部を開閉自在にしてもよい。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図１は本発明の微生物検査用濾過
容器の正面図であり、図２は本発明の他の実施例を示す
正面図である。また、図３は図１に示す濾過容器を立設
した時の底面の状態を示す図（厚みを誇張している）、
図４は図１のＸ−Ｘ線断面図（厚みを誇張している）で
あり、図５は本発明の濾過容器の製造工程の説明図であ
る。本発明の微生物検査用濾過容器は、図１〜図４に示
すように、フロントフィルム１、リアフィルム２、およ
びこれら二枚のフィルム１、２に挟まれた濾過用フィル
ム３と二つ折りにし折れ目４１を内側にしたボトムフィ
ルム４から構成されている。濾過容器は側部および底部
９にそれぞれ縦シール部５、６および凹状のシール部
７、８を有しており、図３に示すように、立設するとき
に底部９を平面状に拡げることができるようになってい
る。
に基づいて説明する。図１は本発明の微生物検査用濾過
容器の正面図であり、図２は本発明の他の実施例を示す
正面図である。また、図３は図１に示す濾過容器を立設
した時の底面の状態を示す図（厚みを誇張している）、
図４は図１のＸ−Ｘ線断面図（厚みを誇張している）で
あり、図５は本発明の濾過容器の製造工程の説明図であ
る。本発明の微生物検査用濾過容器は、図１〜図４に示
すように、フロントフィルム１、リアフィルム２、およ
びこれら二枚のフィルム１、２に挟まれた濾過用フィル
ム３と二つ折りにし折れ目４１を内側にしたボトムフィ
ルム４から構成されている。濾過容器は側部および底部
９にそれぞれ縦シール部５、６および凹状のシール部
７、８を有しており、図３に示すように、立設するとき
に底部９を平面状に拡げることができるようになってい
る。
【０００８】フロントフィルム１およびリアフィルム２
としては、直鎖状低密度ポリエチレン（Ｌ−ＬＤＰＥ）
やポリプロピレン（ＰＰ）のフィルム、ポリアミド（Ｐ
Ａ）／Ｌ−ＬＤＰＥやＰＡ／低密度ポリエチレン（ＬＤ
ＰＥ）／Ｌ−ＬＤＰＥ、ポリエチレンテレフタレート
（ＰＥＴ）／ＬＤＰＥ、ＰＥＴ／Ｌ−ＬＤＰＥ等のラミ
ネートフィルムが使用可能である。これらのフィルムか
ら容器を形成する場合には、一般的には同じフィルムを
使用して中間に濾過用フィルム３およびボトムフィルム
４を挟んで製袋するが、相溶性の良いフィルム同士であ
れば両面に異なるフィルムを使用して製袋してもよい。
濾過用フィルム３としては、ＬＤＰＥ、Ｌ−ＬＤＰＥ、
ＰＰ、エチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）製の微
多孔質フィルムが使用可能であり、また、ボトムフィル
ム４としてはフロントフィルム１やリアフィルム２と同
様のフィルムが使用可能である。ここで、濾過用フィル
ム３は、通常フロントフィルム１やリアフィルム２より
短寸のものが採用されるが、このような濾過用フィルム
３が採用された場合、濾過用フィルム３の上端１１と濾
過容器の開口端１０の間には、図２に示すようにファス
ナー１２を設けて、濾過容器の開口部を開閉自在にする
のがよい。尚、本発明におけるフィルムはシートを含
む。
としては、直鎖状低密度ポリエチレン（Ｌ−ＬＤＰＥ）
やポリプロピレン（ＰＰ）のフィルム、ポリアミド（Ｐ
Ａ）／Ｌ−ＬＤＰＥやＰＡ／低密度ポリエチレン（ＬＤ
ＰＥ）／Ｌ−ＬＤＰＥ、ポリエチレンテレフタレート
（ＰＥＴ）／ＬＤＰＥ、ＰＥＴ／Ｌ−ＬＤＰＥ等のラミ
ネートフィルムが使用可能である。これらのフィルムか
ら容器を形成する場合には、一般的には同じフィルムを
使用して中間に濾過用フィルム３およびボトムフィルム
４を挟んで製袋するが、相溶性の良いフィルム同士であ
れば両面に異なるフィルムを使用して製袋してもよい。
濾過用フィルム３としては、ＬＤＰＥ、Ｌ−ＬＤＰＥ、
ＰＰ、エチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）製の微
多孔質フィルムが使用可能であり、また、ボトムフィル
ム４としてはフロントフィルム１やリアフィルム２と同
様のフィルムが使用可能である。ここで、濾過用フィル
ム３は、通常フロントフィルム１やリアフィルム２より
短寸のものが採用されるが、このような濾過用フィルム
３が採用された場合、濾過用フィルム３の上端１１と濾
過容器の開口端１０の間には、図２に示すようにファス
ナー１２を設けて、濾過容器の開口部を開閉自在にする
のがよい。尚、本発明におけるフィルムはシートを含
む。
【０００９】本発明の濾過容器は、図５のＡ〜Ｄに示す
ような工程で製造することができる。先ず図５−Ａに示
すように、フロントフィルム１とリアフィルム２の間
に、底部９側の端が一致するように濾過用フィルム３と
二つ折りにされたボトムフィルム４を挟んで金型（図示
していない）に載せる。この時、濾過用フィルム３はフ
ロントフィルム１やリアフィルム２より上下方向の寸法
を短くするのが良く、ボトムフィルム５は折り目４１が
内側すなわち口部側を向くように配置される。尚、濾過
用フィルム３はボトムフィルム４に関してフロントフィ
ルム１側に在ってもリアフィルム２側に在っても構わな
い。次に、ボトムフィルム４の両端を含む側部を熱溶着
して縦シール部５、６を形成し、余分な部分を切断して
容器の幅にする（図５−Ｂ参照）。次いで、二つ折りの
ボトムフィルム４の間にボトムフィルム４同士が溶着し
ないように例えばポリテトラフルオロエチレンのシート
（図示していない）を挟んで、ボトムフィルム４を含む
底部９を、側部側が幅広の金型（図示していない）を用
いて熱溶着する。この工程で底部９には開口端１０側が
凹状のシール部７、８が形成される（図５−Ｃ参照）。
最後に上部と下部の余分な部分を点線ａ、ｂで切断する
と濾過容器が完成する（図５−Ｄ参照）。図５ではリア
フィルム２側に検体収容室（以下ＡＲという）が形成さ
れ、フロントフィルム１側に試料液室（以下ＳＲとい
う）が形成される。
ような工程で製造することができる。先ず図５−Ａに示
すように、フロントフィルム１とリアフィルム２の間
に、底部９側の端が一致するように濾過用フィルム３と
二つ折りにされたボトムフィルム４を挟んで金型（図示
していない）に載せる。この時、濾過用フィルム３はフ
ロントフィルム１やリアフィルム２より上下方向の寸法
を短くするのが良く、ボトムフィルム５は折り目４１が
内側すなわち口部側を向くように配置される。尚、濾過
用フィルム３はボトムフィルム４に関してフロントフィ
ルム１側に在ってもリアフィルム２側に在っても構わな
い。次に、ボトムフィルム４の両端を含む側部を熱溶着
して縦シール部５、６を形成し、余分な部分を切断して
容器の幅にする（図５−Ｂ参照）。次いで、二つ折りの
ボトムフィルム４の間にボトムフィルム４同士が溶着し
ないように例えばポリテトラフルオロエチレンのシート
（図示していない）を挟んで、ボトムフィルム４を含む
底部９を、側部側が幅広の金型（図示していない）を用
いて熱溶着する。この工程で底部９には開口端１０側が
凹状のシール部７、８が形成される（図５−Ｃ参照）。
最後に上部と下部の余分な部分を点線ａ、ｂで切断する
と濾過容器が完成する（図５−Ｄ参照）。図５ではリア
フィルム２側に検体収容室（以下ＡＲという）が形成さ
れ、フロントフィルム１側に試料液室（以下ＳＲとい
う）が形成される。
【００１０】次に、本発明の微生物検査用濾過容器の使
用について、リアフィルム２と濾過用フィルム３の間に
ＡＲが形成された濾過容器の場合について説明する。先
ず、検体を生理食塩水と一緒に濾過容器のＡＲに入れ
て、開口部をシールするか、クランプ（図示していな
い）で挟む等して密封する。次に、濾過容器をストマッ
カー等の機械にかけて数分間揉むようにすると、検体に
付着していた微生物は分離されて生理食塩水の中に混入
され懸濁液が作製される。次に、濾過容器の底部９を拡
げればフロントフィルム１側に大きなＳＲができるの
で、この状態で濾過容器を立設すれば、微生物の一部は
懸濁液とともに濾過用フィルム３を透過してＳＲ側に移
動する。数分してＡＲとＳＲの微生物濃度が平行に達す
るので、開口部を開いてＳＲより試料を採取すれば微生
物を検査することができる。尚、濾過容器には必要なら
ば予め液体培地を充填しておいてもよい。
用について、リアフィルム２と濾過用フィルム３の間に
ＡＲが形成された濾過容器の場合について説明する。先
ず、検体を生理食塩水と一緒に濾過容器のＡＲに入れ
て、開口部をシールするか、クランプ（図示していな
い）で挟む等して密封する。次に、濾過容器をストマッ
カー等の機械にかけて数分間揉むようにすると、検体に
付着していた微生物は分離されて生理食塩水の中に混入
され懸濁液が作製される。次に、濾過容器の底部９を拡
げればフロントフィルム１側に大きなＳＲができるの
で、この状態で濾過容器を立設すれば、微生物の一部は
懸濁液とともに濾過用フィルム３を透過してＳＲ側に移
動する。数分してＡＲとＳＲの微生物濃度が平行に達す
るので、開口部を開いてＳＲより試料を採取すれば微生
物を検査することができる。尚、濾過容器には必要なら
ば予め液体培地を充填しておいてもよい。
【００１１】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の微生物検査用濾過容器は濾過用フィルムが
表または裏の一方のフィルムに偏在され、かつ底部が平
面状に拡げることができるようにされているので、底部
を拡げることにより自立性を持たせることができ、また
自立させたときに開口部の開放した大きな試料液室を形
成することができる。従って微生物の検査において試料
の採取が容易であり、また、培地の充填等についても操
作が容易である。
に、本発明の微生物検査用濾過容器は濾過用フィルムが
表または裏の一方のフィルムに偏在され、かつ底部が平
面状に拡げることができるようにされているので、底部
を拡げることにより自立性を持たせることができ、また
自立させたときに開口部の開放した大きな試料液室を形
成することができる。従って微生物の検査において試料
の採取が容易であり、また、培地の充填等についても操
作が容易である。
【図１】 本発明の微生物検査用濾過容器の正面図であ
る。
る。
【図２】 本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図３】 図１に示す濾過容器を立設した時の底面の状
態を示す図（厚みを誇張している）。
態を示す図（厚みを誇張している）。
【図４】 図１のＸ−Ｘ線断面図（厚みを誇張してい
る）である。
る）である。
【図５】本発明の濾過容器の製造工程の説明図である。
１ フロントフィルム ２ リアフィルム ３ 濾過用フィルム ３１ 濾過用フィルムの上端 ４ ボトムフィルム ４１ 折り目 ５、６ 縦シール部 ７、８ 凹状シール部 ９ 底部 １０ 開口端 １１ 濾過容器の上端 １２ ファスナー
Claims (2)
- 【請求項１】 底部と側部にシール部を有するプラスチ
ック製袋状容器であって、フロントフィルムとリアフィ
ルムの間に、底部側の端が一致するように濾過用フィル
ムと二つ折りにされ折れ目が内側にされたボトムフィル
ムが挟まれ、該ボトムフィルムの両端を含む側部がシー
ルされるとともに、該ボトムフィルムを含む底部が凹状
のシール面になるようかつ二つ折りのボトムフィルム同
士が溶着しないようにシールされて袋形態にされてな
る、微生物検査用濾過容器。 - 【請求項２】 濾過用フィルムの上端が濾過容器の開口
端より低い位置にあり、濾過用フィルムの上端と濾過容
器の上端の間に、該濾過容器の開口部を閉鎖するファス
ナーが設けられてなる請求項１に記載の濾過容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11161219A JP2000342246A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 微生物検査用濾過容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11161219A JP2000342246A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 微生物検査用濾過容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000342246A true JP2000342246A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15730894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11161219A Pending JP2000342246A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 微生物検査用濾過容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000342246A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002068580A3 (en) * | 2001-02-28 | 2003-12-24 | Bio Merieux Inc | Integrated filtration and detection device |
| JP2014174038A (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-22 | Dainippon Printing Co Ltd | ホモジナイズ袋 |
| EP2905329A4 (en) * | 2012-10-04 | 2016-05-25 | Jnc Corp | MICROORGANISM CULTURE CONTAINER, MICROORGANISM ANALYSIS KIT, DIALYSAT ANALYSIS METHOD, MICROORGANISM CULTURE METHOD, MICROORGANISM ANALYSIS METHOD, AND METHOD PRODUCTION OF A CULTURE CONTAINER FOR MICROORGANISM |
| WO2016164383A1 (en) * | 2015-04-08 | 2016-10-13 | 3M Innovative Properties Company | Stand-up gusseted filter bag |
| CN108504577A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-09-07 | 郭庆 | 一种土壤细菌筛选方法 |
| CN108504550A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-09-07 | 郭庆 | 一种土壤细菌筛选设备 |
| CN108587910A (zh) * | 2018-04-24 | 2018-09-28 | 郭庆 | 一种分离菌液细菌的方法 |
| GB2598664A (en) * | 2020-07-28 | 2022-03-09 | Interscience | Improved sampling bag with filter |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP11161219A patent/JP2000342246A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002068580A3 (en) * | 2001-02-28 | 2003-12-24 | Bio Merieux Inc | Integrated filtration and detection device |
| EP2905329A4 (en) * | 2012-10-04 | 2016-05-25 | Jnc Corp | MICROORGANISM CULTURE CONTAINER, MICROORGANISM ANALYSIS KIT, DIALYSAT ANALYSIS METHOD, MICROORGANISM CULTURE METHOD, MICROORGANISM ANALYSIS METHOD, AND METHOD PRODUCTION OF A CULTURE CONTAINER FOR MICROORGANISM |
| US10030218B2 (en) | 2012-10-04 | 2018-07-24 | Jnc Corporation | Microorganism culture vessel, microorganism test kit, method for testing dialysate, method for culturing microorganism, method for testing microorganism and method for producing microorganism culture vessel |
| JP2014174038A (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-22 | Dainippon Printing Co Ltd | ホモジナイズ袋 |
| WO2016164383A1 (en) * | 2015-04-08 | 2016-10-13 | 3M Innovative Properties Company | Stand-up gusseted filter bag |
| CN107438662A (zh) * | 2015-04-08 | 2017-12-05 | 3M创新有限公司 | 直立的带角撑件的过滤袋 |
| CN108504577A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-09-07 | 郭庆 | 一种土壤细菌筛选方法 |
| CN108504550A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-09-07 | 郭庆 | 一种土壤细菌筛选设备 |
| CN108587910A (zh) * | 2018-04-24 | 2018-09-28 | 郭庆 | 一种分离菌液细菌的方法 |
| GB2598664A (en) * | 2020-07-28 | 2022-03-09 | Interscience | Improved sampling bag with filter |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4837849A (en) | Stand-up plastic bag and method of making same | |
| US4711359A (en) | Container such as a nursing container, having protection compartment for dispensing member | |
| US4176746A (en) | Gusset pouch with integral seal support and method of making same | |
| US5388699A (en) | Dual pocket specimen collection package | |
| US7204368B2 (en) | Resealable package | |
| US20060240458A1 (en) | Flexible culture medium bag containing nutrient concentrate | |
| JPH024671A (ja) | 内容物入り容器 | |
| JP5640218B2 (ja) | パウチ容器 | |
| JP2000342246A (ja) | 微生物検査用濾過容器 | |
| US4997416A (en) | Method of making a stand-up plastic bag | |
| JPH08509192A (ja) | コンタクトレンズ容器および使用方法 | |
| US4892832A (en) | Filter bag for microbiological examination | |
| US3847711A (en) | Heat-sealing system for plastic containers | |
| US20180072974A1 (en) | Stand-up gusseted filter bag | |
| US5288415A (en) | Apparatus and method for separation of biological agents | |
| JP2002101867A (ja) | 培養容器 | |
| JPH07303471A (ja) | 微生物検査用試料調製袋 | |
| JPH06269276A (ja) | 微生物検査用濾過袋 | |
| CN210419954U (zh) | 一种方便取样的均质袋 | |
| DE102018001675A1 (de) | Einweg-Zentrifugenbehälter zum Auftrennen biologischer Suspensionen sowie Verfahren zu deren Anwendung | |
| JPH0437440Y2 (ja) | ||
| JP2005231693A (ja) | チャックテープ付き自立袋、及びそれを使用した粉体と液体の混合方法 | |
| JPH0212577B2 (ja) | ||
| JPH064718Y2 (ja) | 微生物検査用濾過袋 | |
| JPH0433759Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040705 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040903 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041122 |