JPH06184748A - ロール状基体の真空処理装置 - Google Patents

ロール状基体の真空処理装置

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JPH06184748A
JPH06184748A JP34301992A JP34301992A JPH06184748A JP H06184748 A JPH06184748 A JP H06184748A JP 34301992 A JP34301992 A JP 34301992A JP 34301992 A JP34301992 A JP 34301992A JP H06184748 A JPH06184748 A JP H06184748A
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JP
Japan
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vacuum
roll
substrate
winding
bobbin
Prior art date
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Pending
Application number
JP34301992A
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English (en)
Inventor
Tsugiko Komata
亜子 小俣
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理能力の大幅向上、コストの低減および設
備のコンパクト化を図ることである。 【構成】 ロ−ル状に保持された基体14を連続して送
り出す送り出し用ボビン12と、送り出し用ボビンから
送り出された基体に真空中で処理を施す真空処理装置1
5A,15B,15Cと、真空処理装置で処理された基
体をロ−ル状に巻き取る巻き取りボビン13とを有し、
送り出しボビンと巻き取りボビンとは、共通の真空チャ
ンバ11に収容されてなるロ−ル状基体の真空処理装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロ−ル・ツ−・ロ−ル方
式の基体処理装置、例えば積層半導体薄膜素子の連続的
製造装置等の基体上に連続的な処理を行うロ−ル状基体
の真空処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、積層半導体薄膜素子等のロ−ル状
基体を連続的に処理する方法としては、ロ−ル状の基体
を保持した送り出し室から基体を連続的に送り出し、真
空処理室で連続的に処理してから巻き取り室内に巻き取
る方法が知られている。
【0003】図3は従来のロ−ル状基体の真空処理装置
を示すもので、真空に保持された送り出し室1内に送り
出し用ボビン2が収容される。この送り出し用ボビン2
には未処理の基体3がロ−ル状に保持されている。送り
出し室1から連続して送り出された基体3は複数の真空
処理室4A、4B、4Cを通過して、巻き取り室5に収
納される。真空処理室4A、4B、4Cでは基体3の表
面に積層膜を堆積する処理が行われる。巻き取り室5は
真空に保持され、内部に巻き取り用ボビン6が収容され
る。真空処理室4A、4B、4Cで連続して真空処理さ
れた基体3は巻き取り用ボビン6に連続して巻き取られ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロ−ル状基体の真空処理装置は送り出し用ボビン2と巻
き取り用ボビン6が別々のチャンバ1、5に収容されて
いる。そのため、ロ−ル状基体3の交換処理の際には、
送り出し室1および巻き取り室5のそれぞれについてリ
−ク、ボビンの交換、排気の操作が必要であった。した
がって、ロ−ル状基体3の交換作業に時間が係り、処理
能力が低かった。
【0005】また、送り出し室1および巻き取り室5の
それぞれにリ−ク用ガスが必要であるため、コストの増
大の原因となっていた。
【0006】さらに、送り出し室1および巻き取り室5
の双方を設ける必要があるため、設備の大型化の原因と
なっていた。
【0007】本発明は上記の事情を考慮して為されたも
ので、処理能力の向上、コストの低減および設備のコン
パクト化を図ることができるロ−ル状基体の真空処理装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本件第1番目の発明は、ロ−ル状に保持された基体
を連続して送り出す送り出し手段と、前記送り出し手段
から送り出された基体に真空中で処理を施す真空処理手
段と、前記真空処理手段で処理された基体をロ−ル状に
巻き取る巻き取り手段とを具備してなるロ−ル状基体の
真空処理装置において、前記送り出し手段と前記巻き取
り手段とが共通の真空チャンバに収容されてなることを
特徴とする。
【0009】また、本件第2番目の発明は、ロ−ル状に
保持された基体を連続して送り出す複数の送り出し手段
と、前記送り出し手段から送り出された基体に真空中で
処理を施す真空処理手段と、前記真空処理手段で処理さ
れた基体をロ−ル状に巻き取る複数の巻き取り手段とを
具備してなるロ−ル状基体の真空処理装置において、前
記複数の送り出し手段は第1の真空チャンバに収容さ
れ、前記複数の巻き取り手段は第2の真空チャンバに収
容されてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本件第1番目の発明においては、送り出し手段
と巻き取り手段とが共通のチャンバに収容されてなり、
本件第2番目の発明においては、複数の送り出し手段が
第1の真空チャンバに収容され、複数の巻き取り手段が
第2の真空チャンバに収容されてなるから、ロ−ル状基
体の交換の際のチャンバの操作が容易であり、リ−ク用
ガス等が少なくて済むためにコストダウンを図ることが
でき、さらに設備のコンパクト化を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るロ−ル状基体の真空処理
装置の一実施例について添付図面を参照して説明する。
【0012】ロ−ル状基体の真空処理装置は積層半導体
薄膜素子の連続的製造装置に好適に用いられ、図1に示
すように、真空チャンバ11内に送り出し手段としての
送り出し用ボビン12および巻き取り手段としての巻き
取り用ボビン13が収容される。送り出し用ボビン12
には未処理のロ−ル状の基体14が保持されている。巻
き取り用ボビン13には処理済みの基体14が巻き取ら
れている。基体14は送り出し用ボビン12から真空処
理装置15A、15B、15Cを通って巻き取り用13
へ連続して延びている。真空処理装置15A、15B、
15Cは基体14の表面に積層膜を堆積する処理が連続
して行われるようになっている。
【0013】上記のロ−ル状基体の真空処理装置を用い
て処理を行う際には、まず送り出し用ボビン12から基
体14を連続して送り出し、送り出された基体14は真
空処理装置15A、15B、15Cを順次通過して、再
び真空チャンバ11に戻ってくる。真空処理装置15
A、15B、15Cでは基体14の表面に積層膜を堆積
する処理が連続して行われる。真空チャンバ11に戻っ
た基体14は、巻き取り用ボビン12に連続して巻き取
られる。
【0014】連続するロ−ル状基体14の一巻きについ
て処理が終了すると、真空チャンバ11のリ−クが行わ
れた後、送り出し用ボビン12および巻き取り用ボビン
13の交換が行われる。その後、真空チャンバ11内の
ガスが排気され、再び基体14の処理が行われる。
【0015】上記実施例の装置を用いて実験を行った結
果、ロ−ル状基体の表面に積層膜を堆積するのに掛かっ
た時間は2時間半であった。また、ロ−ル状基体の交換
には、リ−ク、排気およびボビンの交換を含めて約40
分掛かった。
【0016】これに対して、従来の装置を用いて比較例
として実験を行った結果、ロ−ル状基体の表面に積層膜
を堆積するのに掛かった時間は3時間であった。また、
ロ−ル状基体の交換には、リ−ク、排気およびボビンの
交換を含めて2時間以上掛かった。
【0017】以下に、上記実施例と比較例との稼動率を
比較した表を示す。
【0018】
【表1】 このように、上記実施例によれば、送り出し用ボビン1
2と巻き取り用ボビン13とを同じ真空チャンバ11に
収容したから、ボビン12、13の交換の際には、一つ
の真空チャンバ11についてのみリ−クおよび排気を行
えば良い。したがって、ロ−ル状基体14の交換作業に
要する時間が短くなる。また、送り出し用ボビン12か
ら巻き取り用ボビン13に至るまでの距離を従来よりも
短くすることができるため、ロ−ル状基体14の処理に
要する時間を従来よりも短くすることができる。その結
果、従来よりも処理能力を大幅に向上させることができ
る。
【0019】また、真空チャンバ11は一つで良いた
め、リ−クに用いるガスも一つ分だけで良く、コストの
低減を図ることができる。
【0020】さらに、真空チャンバ11を一つとしたた
め、装置全体をコンパクトに構成することが可能とな
る。
【0021】図2は本発明の他の実施例を示す構成図で
ある。
【0022】一対の送り出し用ボビン12A、12Bが
一つの第1真空チャンバ16に収容され、一対の巻き取
り用ボビン13A、13Bが一つの第2真空チャンバ1
7に収容されている。一方の送り出し用チャンバ12A
から送り出された基体14は、真空処理装置15A、1
5B、15Cを通って処理された後、巻き取り用ボビン
13Aに巻き取られる。他方の送り出し用チャンバ12
Bから送り出された基体14は、真空処理装置15A、
15B、15Cを通って処理された後、巻き取り用ボビ
ン13Bに巻き取られる。
【0023】この実施例の装置を用いて実験を行った結
果、2本のロ−ル状基体の表面に積層膜を堆積するのに
係る時間は3時間であった。また、ロ−ル状基体の交換
には、真空チャンバ16、17のサイズが前記実施例よ
りも大きいためにリ−クおよび排気に多少時間が掛かる
ようになったことと、ロ−ル状基体の本数が増えたため
に20分程度余計に時間が掛かるようになったことから
3時間程度掛かったが、従来に比較して単位時間当たり
の処理量は約30%程度向上した。
【0024】このように、本実施例においては一つの第
1真空チャンバ16に複数の送り出し用ボビン12A、
12Bが収容されるとともに、一つの第2真空チャンバ
17に複数の巻き取り用ボビン13A、13Bが収容さ
れるため、前記実施例と同様に処理能力を大幅に向上さ
せることができるとともに、コストの低減およびコンパ
クト化を図ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、送り出
し手段と巻き取り手段とが共通の真空チャンバに収容さ
れてなるかまたは、複数の送り出し手段が第1の真空チ
ャンバに収容されるとともに複数の巻き取り手段が第2
の真空チャンバに収容されてなるから、処理能力の大幅
向上、コストの低減および設備のコンパクト化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロ−ル状基体の真空処理装置の一
実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図3】従来のロ−ル状基体の真空処理装置を示す構成
図である。
【符号の説明】
11 真空チャンバ 12、12A、12B 送り出し用ボビン 13、13A、13B 巻き取り用ボビン 14 基体 15A、15B、15C 真空処理装置 16 第1真空チャンバ 17 第2真空チャンバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロ−ル状に保持された基体を連続して送
    り出す送り出し手段と、前記送り出し手段から送り出さ
    れた基体に真空中で処理を施す真空処理手段と、前記真
    空処理手段で処理された基体をロ−ル状に巻き取る巻き
    取り手段とを具備してなるロ−ル状基体の真空処理装置
    において、前記送り出し手段と前記巻き取り手段とが共
    通の真空チャンバに収容されてなることを特徴とするロ
    −ル状基体の真空処理装置。
  2. 【請求項2】 ロ−ル状に保持された基体を連続して送
    り出す複数の送り出し手段と、前記送り出し手段から送
    り出された基体に真空中で処理を施す真空処理手段と、
    前記真空処理手段で処理された基体をロ−ル状に巻き取
    る複数の巻き取り手段とを具備してなるロ−ル状基体の
    真空処理装置において、前記複数の送り出し手段は第1
    の真空チャンバに収容され、前記複数の巻き取り手段は
    第2の真空チャンバに収容されてなることを特徴とする
    ロ−ル状基体の真空処理装置。
JP34301992A 1992-12-24 1992-12-24 ロール状基体の真空処理装置 Pending JPH06184748A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010519417A (ja) * 2007-02-26 2010-06-03 ライボルト オプティクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 帯材状の基板を真空処理するための処理装置
DE102014113036A1 (de) * 2014-09-10 2015-08-20 Von Ardenne Gmbh Anordnung und Verfahren zur Beschichtung eines bandförmigen Substrats

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