JPH06184565A - 石炭の急速熱分解チャーの利用方法 - Google Patents

石炭の急速熱分解チャーの利用方法

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JPH06184565A
JPH06184565A JP33921892A JP33921892A JPH06184565A JP H06184565 A JPH06184565 A JP H06184565A JP 33921892 A JP33921892 A JP 33921892A JP 33921892 A JP33921892 A JP 33921892A JP H06184565 A JPH06184565 A JP H06184565A
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coal
char
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rapid
pyrolysis
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Katsuhiko Shiraishi
勝彦 白石
Mitsuhiro Sakawa
光弘 坂輪
Yoshihisa Sakurai
義久 桜井
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 石炭の急速熱分解チャー自体が持っている水
素を取り出して、合理的に利用する技術としての石炭の
急速熱分解チャーの利用方法を提供する。 【構成】 石炭を雰囲気ガスの最高温度600〜100
0℃で急速熱分解して得られたチャーを、その後、80
0℃以上で熱処理し、水素富化ガスと多孔質炭材を得る
ことを特徴とする石炭の急速熱分解チャーの利用方法に
より達成される。 【効果】 水素富化ガスおよび多孔質炭材を生成するこ
とができ、当該水素富化ガスは、すでに確立されている
技術による水素ガスの高純度化処理用の水素製造用原料
に、当該多孔質炭材は、活性炭原料として有効かつクリ
ーンに利用できる点で優れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な石炭の急速熱分
解チャーの利用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、石炭からコークスを製造する技
術、液体および気体を主産物とする石炭の液化およびガ
ス化技術がある。例えば、米国のHygas(Institut
e of GasTechnology)では、1010℃で70気圧程度
での流動層でのガス化、日本のNEDOでの石炭複合発
電では、1300〜1600℃で20〜30気圧でのガ
ス化を行っている。しかしながらコークスを除いて、石
炭の液化およびガス化技術は、いずれも高温、高圧下で
行われている。
【0003】したがって、本発明者らは、上記石炭の液
化およびガス化技術において、石炭から有用な生成物を
効率よく生産する技術について鋭意研究した結果、石炭
を103 ℃/min以上の急速加熱することにより、1
0気圧以下でも200気圧程度の加圧下と同じ程度の有
用な気体および液体生成物が多量に得られることを見出
だし、このことにより、高圧下で行うことなく、石炭を
10気圧以下で103℃/min以上の急速加熱するこ
とにより高圧下と同程度多量の気体および液体生成物が
得られることを特徴とする石炭の急速熱分解方法を見出
だした。
【0004】上記方法により石炭を急速熱分解処理する
と、固体(主にチャー)、液体および気体が生成してく
る。これらのうち石炭の急速熱分解チャーにおいては、
コークス原料として有効利用が図られている。同様に、
従来の熱分解処理により発生したチャーにおいてもコー
クス原料として利用されるか、または当該チャーに水蒸
気を添加して水性ガスを生成することに用いられてい
た。
【0005】しかしながら、いずれにしても当該チャー
自体を水素源として有効に利用する考えなく、当該チャ
ー自体が持っている水素を取り出して、合理的に利用す
る技術については、何ら報告された例はなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、このような従来技術の現状に鑑み、新規な石炭
の急速熱分解チャーの利用方法を提供することにある。
【0007】また本発明は、石炭の急速熱分解チャー自
体が持っている水素を取り出して、合理的に利用する技
術としての石炭の急速熱分解チャーの利用方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために、石炭の急速熱分解チャーを合理的に
利用する技術について鋭意研究した結果、石炭を10気
圧以下で103 ℃/min以上の昇温速度で急速加熱す
ることにより、従来技術のように高圧下で行うことな
く、有用な気体および液体生成物を多量に得ることので
きる石炭の急速熱分解方法を見出したが、さらに当該石
炭の急速熱分解方法において石炭の熱分解を比較的低温
で行うことにより、当該急速熱分解方法で得られるガス
がメタンリッチな高カロリーガスになるとともに、急速
熱分解チャーの揮発分の水素濃度を高くすることができ
ることを見出だし、その後、当該急速熱分解チャーを再
度適当な条件で熱処理することにより、水素リッチガス
として取り出せると共に炭材を活性炭原料として利用で
きることを知り、この知見に基づき本発明を完成するに
至ったものである。
【0009】すなわち、本発明の目的は、(1)石炭を
雰囲気ガスの最高温度600〜1000℃で急速熱分解
して得られたチャーを、その後800℃以上で熱処理
し、水素富化ガスと多孔質炭材を得ることを特徴とする
石炭の急速熱分解チャーの利用方法により達成される。
【0010】また、本発明の目的は、(2)石炭の急速
熱分解工程における雰囲気ガスの最高温度が600〜8
00℃である上記(1)に示す石炭の急速熱分解チャー
の利用方法によっても達成される。
【0011】さらに、本発明の目的は、(3)石炭の急
速熱分解工程における石炭が、粒度500μm以下の粒
子である上記(1)または(2)に示す石炭の急速熱分
解チャーの利用方法によっても達成される。
【0012】さらにまた、本発明の目的は、(4)石炭
の急速熱分解工程における昇温速度が、103 ℃/mi
n以上である上記(1)ないし(3)のいずれか一つに
示す石炭の急速熱分解チャーの利用方法によっても達成
される。
【0013】さらに、本発明の目的は、(5)石炭の急
速熱分解チャーの熱処理温度が、800℃以上である上
記(1)ないし(4)のいずれか一つに示す石炭の急速
熱分解チャーの利用方法によっても達成される。
【0014】
【作用】以下、本発明を実施態様に基づき、より詳細に
説明する。
【0015】まず、本発明に係る石炭の急速熱分解チャ
ーの利用方法において、まず石炭の急速熱分解工程によ
りチャーを製造するための石炭の急速熱分解装置の一実
施態様の構成を模式的に表わす使用状態図を図1に示
す。
【0016】図1に示すように石炭急速熱分解装置1と
しては、まず熱分解反応器2があり、当該熱分解反応器
2上部には、フィーダー3を介して石炭ホッパー4が設
置されている。また当該熱分解反応器2の上部側面には
ガス供給口5が設けられ、当該ガス供給口5とガス予熱
管6のガス排気口7とが配管8により連結されている。
また、ガス予熱管6のガス供給口9はガスボンベ10に
配管11により連結されている。さらに、熱分解反応器
2およびガス予熱管6の側面外周部には一定間隔を開け
て全周に加熱器として反応器ヒータ12および予熱管ヒ
ータ13がそれぞれ設置されている。
【0017】また、熱分解反応器2の下部には石炭の生
成物取出口14が設けられ、当該生成物取出口14とチ
ャーベッセル15とが配管16で連結されている。同様
にチャーベッセル15から順にサイクロン17付きチャ
ーベッセル18、第1のタールポット19a、第2のタ
ールポット19b、第3のタールポット19c、タール
フィルター20およびガスメーター21を経てガス分析
器(図示せず)がそれぞれ配管22、23、24、2
5、26および27により連結されている。また該配管
16の外周部には熱交換用の配管28が設置され、当該
配管28の一端は上記配管11経路上に3ポート切換弁
29により連結されており、また当該配管28の経路上
にはブロアー30が設けられて、当該配管28の他端は
上記配管27と3ポート切換弁31により連結されてい
る。さらに配管23の外周部には水冷式冷却管32が配
置されている。
【0018】また、上記ブロアー30から3ポート切換
弁31までの配管28から分岐した配管33は、ガスメ
ーター21と3ポート切換弁31との間の配管27に接
続されており、当該配管33の経路上には開閉弁34が
設けられている。また、上記フィーダー3および石炭ホ
ッパー4には、ブロアー30の送風口側の配管28より
分岐した配管35が接続されている。
【0019】上記構成を有する石炭急速熱分解装置1を
使用して、石炭を急速熱分解してチャー等を得るには、
まず石炭ホッパー4に原料石炭を装入した後、当該石炭
ホッパー4で石炭を粉砕して一定の粒度以下に破砕され
た粉末状の石炭粒子を、フィーダー3を通して熱分解反
応器2に落下装入させる。なお上記フィーダー3および
石炭ホッパー4には、必要とする生成物の内容にあわせ
て配管35より一定量の石炭ガスを送風することで、当
該石炭のフィーダーからの切り出しを容易ならしめ、熱
分解反応器2への当該石炭粒子の落下装入速度の調整に
も利用することができる。
【0020】続いて、予め所定の温度にヒータ12によ
り加熱された熱分解反応器2内に落下装入された石炭粒
子は、上記当該ガス供給口5より供給されるガス予熱管
6により約500〜1100程度に予熱された雰囲気ガ
スと混合され、不活性または還元性雰囲気下で、10気
圧以下で103 ℃/min以上の昇温速度で、滞留時間
0.5〜10秒の範囲内で熱分解反応器2内を落下させ
ることにより熱分解処理される。
【0021】その後、配管16を通過する際に配管28
の石炭ガスとの熱交換により熱分解された石炭の生成物
は、約300〜700℃まで冷却され、上記チャーベッ
セル15で当該石炭生成物中の固体成分(主にチャー)
が捕集され、続いてサイクロン17に送られ石炭の生成
物としてのガス化成分に一部残留している当該石炭生成
物中の固体成分を完全にチャーベッセル18で捕集す
る。
【0022】続いて、固体成分の除かれた上記ガス化成
分を、配管23を通過させる際に水冷式冷却管32によ
り室温〜80℃まで冷却してタールポット19aに送
り、当該ガス化成分の一部をタール成分(液状生成物)
として捕集し、同様にして順次タールポット19b、1
9cで凝縮させて、ほぼ完全にタール成分を捕集した
後、タールフィルター20で完全にタール成分を捕集す
る。
【0023】その後、石炭の生成物の残りである低温の
ガス化成分は、ガスメーター21を経てガス分析器(図
示せず)に送りベンゼン、トルエン、キシレン(BT
X)および炭化水素ガス(HCG)として捕集するか、
あるいは当該低温のガス化成分を3ポート切換弁31を
調節することにより、ガス予熱管6を経て熱分解反応器
2に循環させて、石炭ガスとして石炭の急速熱分解反応
に利用することができるものである。
【0024】したがって、本発明の石炭の急速熱分解チ
ャーの利用方法における当該急速熱分解チャーの製造に
おいて使用される原料石炭としては、特に限定されるも
のでなく、無煙炭、半無煙炭、瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭
等の非微粘結炭が利用できる。好ましくは、揮発分の含
有率の多い瀝青炭、亜瀝青炭等である。
【0025】また石炭ホッパー4により破砕された原料
石炭粒子の粒度としては、通常500μm以下、好まし
くは100μm以下である。
【0026】次に、ガス予熱管6により予熱されるガス
としては、不活性または還元性ガスが用いられる。当該
不活性ガスとしては、例えば、窒素ガス等が用いられ、
また当該還元性ガスとしては水素、一酸化炭素等が使用
されるが、上記急速熱分解装置1の連続運転により生成
するベンゼン、トルエン、キシレン(BTX)および炭
化水素ガス(HCG)等のガス化成分を石炭ガスとして
循環させて再利用させても良い。また、当該ガス予熱管
により当該ガスは、通常500〜1100℃、好ましく
は700〜900℃まで予熱して用いられる。
【0027】さらに、本発明の石炭の急速熱分解チャー
の利用方法における当該急速熱分解チャーの製造につい
ての石炭の急速熱分解条件としては、石炭の急速熱分解
を比較的低温で行うことにより、当該急速熱分解方法で
得られるガスがメタンリッチな高カロリーガスになると
ともに、急速熱分解チャーの揮発分の水素濃度を高くす
ることができることから、熱分解反応器2を上記石炭粒
子が落下する際に、反応器内圧力が通常10気圧以下、
好ましくは1〜5気圧、石炭粒子の昇温速度が通常10
3 ℃/min以上、好ましくは103 〜107 ℃/mi
n、より好ましくは103 〜104 ℃/minであり、
さらに反応器2内の雰囲気ガスの最高温度(石炭粒子の
最終到達温度に相当)は通常600〜1000℃、好ま
しくは600〜800℃、また石炭粒子の反応器2内の
滞留時間は、通常0.5〜10秒、好ましくは1〜5
秒、より好ましくは2〜3秒の範囲内である。上記条件
下で石炭粒子を急速に熱分解することで、有用なチャー
成分を多量に得ることができるものである。なお、ここ
で石炭の急速熱分解における石炭粒子の昇温速度は、以
下に示す昇温速度計算式により算出したものである。
【0028】
【数1】
【0029】なお、上記昇温速度計算式においては、粒
子の部分的な温度変化はないものとし、また熱分解反応
による密度、比熱等の物性値の変化もないものとして規
定したものである。
【0030】次に、本発明の石炭の急速熱分解チャーの
利用方法において、上述の石炭の急速熱分解により得ら
れたチャーは、その後、熱処理装置において特定条件下
で熱処理されることで、水素富化ガスおよび多孔質な炭
材に改質されるものである。
【0031】上記熱処理条件としては、不活性あるいは
大気ガス雰囲気下で、通常800℃以上、好ましくは、
1000℃以上である。該熱処理装置としては、特に限
定されるものでなく、例えば、雰囲気炉等の公知の熱処
理炉等を利用することで、石炭の急速熱分解チャーを熱
処理し、当該急速熱分解チャーより水素濃度の高い揮発
分としての水素富化ガスを取り出し、当該水素富化ガス
を好適に捕集することができるものであればよく、好ま
しくは、当該捕集した水素富化ガスを、例えば、プレッ
シャースウィングアドソープション等の水素の高純度化
技術により連続して処理できる水素高純度化処理装置に
連結されてなるものである。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について述べる。
【0033】実施例1 まず初めに、図1に示す石炭の急速熱分解装置1を用い
て、石炭の急速熱分解を行いチャーを製造した。
【0034】本実施例1では、まず石炭ホッパー4に原
料石炭として、豪州の一般炭で揮発分(VM)48%の
石炭を石炭供給量5kg/hrとして装入した後、該石
炭ホッパー4で該石炭を粉砕して粒径100μm以下
(100%)に破砕された粉末状の石炭粒子を、フィー
ダー3を通して熱分解反応器2に落下装入した。続い
て、雰囲気ガスの最高温度が800℃となるように加熱
された熱分解反応器2内に落下装入された上記石炭粒子
は、上記該ガス供給口5より約200℃程度に予熱され
た熱分解反応により生成した石炭ガスを15リッター/
minとして循環使用(石炭ガス生成までは窒素ガスを
使用)することによる還元性(不活性)雰囲気下で、滞
留時間を2secとして、圧力を1気圧で、さらに昇温
速度を103℃/minとして急速熱分解処理を行っ
た。
【0035】上記急速熱分解装置1の操作によりチャー
ベッセル15および18で捕集されたチャー成分の揮発
分(VM)を測定した結果、VM=20%であった。さ
らに急速熱分解により得られた発生ガスのガス量および
成分を測定した。得られた結果を図2に示す。また、当
該急速熱分解処理により得られたチャー表面を観察し
た。
【0036】続いて、上記チャーベッセル15および1
8で捕集されたチャー成分をガス添加することなく、1
000℃で4時間、圧力を1気圧として、熱処理炉を用
いて熱処理を行った。
【0037】上記熱処理により得られた炭材成分(チャ
ー)の揮発分(VM)を測定した結果、VM=1%であ
った。さらに当該熱処理により得られた発生ガスのガス
量および成分を測定した。得られた結果を図2に示す。
また、当該熱処理により得られた炭材表面を観察した結
果、上記急速熱分解処理により得られたチャー表面に比
して多孔質な状態となっていることが電子顕微鏡による
観察で確認された。
【0038】以上の結果から、比較的低温で急速に熱処
理して得られたチャーを、その後、比較的高温で熱処理
することで、水素富化ガスおよび多孔質炭材を生成する
ことができることが確認できた。
【0039】
【発明の効果】本発明により、石炭を比較的低温で急速
に熱処理して得られたチャーを、その後、比較的高温で
熱処理することで、該急速熱処理チャーを有効かつクリ
ーンに利用できる。
【0040】より詳しくは、石炭を比較的低温で急速に
熱処理して得られたチャーを、その後、比較的高温で熱
処理することで、水素富化ガスおよび多孔質炭材を生成
することができるため、当該水素富化ガスは、プレッシ
ャースイングアドソープション等として開示されている
技術による水素ガスの高純度化処理用の水素製造用原料
として、当該多孔質炭材は、活性炭原料として有効かつ
クリーンに利用できる点で優れたものである。さらに従
来の熱処理方法によるチャーの利用方法であるコークス
原料としての用途に主に用いられていた該チャーの利用
範囲を拡大できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る石炭の急速熱分解チャー
の利用方法において、まず石炭の急速熱分解工程により
チャーを製造するための石炭の急速熱分解装置の一実施
態様の構成を模式的に表わす使用状態図。
【図2】図2は、本実施例による急速熱処理および該急
速熱処理後の熱処理により得られた発生ガスのガス量お
よび成分を示すグラフ。
【符号の説明】
1…石炭急速熱分解装置 2…熱分解反応器 3…フィーダー 4…石炭ホッパー 5、9…ガス供給口 6…ガス予熱管 7…ガス排気口 10…ガスボンベ 12…反応器ヒータ 13…予熱管ヒータ 14…生成物取出口 15、18…チャー
ベッセル 17…サイクロン 19a、19b、1
9c…タールポット 20…タールフィルター 21…ガスメーター 29、31…3ポート切換弁 30…ブロアー 32…水冷式冷却管 34…開閉弁 8、11、16、22、23、24、25、26、2
7、28、33、35…配管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭を雰囲気ガスの最高温度600〜1
    000℃で急速熱分解して得られたチャーを、その後、
    800℃以上で熱処理し、水素富化ガスと多孔質炭材を
    得ることを特徴とする石炭の急速熱分解チャーの利用方
    法。
  2. 【請求項2】 前記石炭の急速熱分解工程における雰囲
    気ガスの最高温度が600〜800℃である請求項1に
    記載の石炭の急速熱分解チャーの利用方法。
  3. 【請求項3】 前記石炭の急速熱分解工程における石炭
    が、500μm以下の粒度の粒子状である請求項1また
    は2に記載の石炭の急速熱分解チャーの利用方法。
  4. 【請求項4】 前記石炭の急速熱分解工程における昇温
    速度が、103 ℃/min以上である請求項1ないし3
    のいずれか一つに記載の石炭の急速熱分解チャーの利用
    方法。
  5. 【請求項5】 石炭の急速熱分解チャーの熱処理温度
    が、800℃以上である請求項1ないし4のいずれか一
    つに記載の石炭の急速熱分解チャーの利用方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6298651B1 (en) 1996-12-26 2001-10-09 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Power generation method and power generating apparatus
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