JPH06184528A - 粉立防止組成物 - Google Patents
粉立防止組成物Info
- Publication number
- JPH06184528A JPH06184528A JP4263874A JP26387492A JPH06184528A JP H06184528 A JPH06184528 A JP H06184528A JP 4263874 A JP4263874 A JP 4263874A JP 26387492 A JP26387492 A JP 26387492A JP H06184528 A JPH06184528 A JP H06184528A
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- JP
- Japan
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- powder
- acid
- composition
- dust
- water
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- Pending
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- Fertilizers (AREA)
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 易散性の粉体に脂肪酸及び／又はオキシ脂肪
酸の有効量を含有させてなる粉立防止組成物。 【効果】 本願の粉立防止組成物は粉塵飛散防止効果が
長時間維持でき、粉体の流動性が高く、また水になじみ
やすいという利点を有し工業製品として取扱い易い。
酸の有効量を含有させてなる粉立防止組成物。 【効果】 本願の粉立防止組成物は粉塵飛散防止効果が
長時間維持でき、粉体の流動性が高く、また水になじみ
やすいという利点を有し工業製品として取扱い易い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は肥料、農薬、顔料、染料
等の易散性粉体を粉立たないようにした組成物に関す
る。
等の易散性粉体を粉立たないようにした組成物に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】上記の様な粉体の粉立ちを防止するため
に、粉体に粉立防止剤を添加する方法として、例えば特
公昭５３−３３６１２、特公昭５２−３２８７７、特公
昭５４−１４５９７、特開昭５０−６２１８４、特開昭
５３−７６５５５、特開昭５２−１１５７８６、特開昭
５７−９８５７９、特開昭６３−２２８８９等に種々の
提案がなされているが、初期あるいは長期間貯蔵後の粉
立ち防止効果が不十分であったり、組成物の水溶性が不
十分であるため、水系における実用に際してオイル状物
質が浮遊する等の問題があり実用上十分なレベルにある
とはいえない。
に、粉体に粉立防止剤を添加する方法として、例えば特
公昭５３−３３６１２、特公昭５２−３２８７７、特公
昭５４−１４５９７、特開昭５０−６２１８４、特開昭
５３−７６５５５、特開昭５２−１１５７８６、特開昭
５７−９８５７９、特開昭６３−２２８８９等に種々の
提案がなされているが、初期あるいは長期間貯蔵後の粉
立ち防止効果が不十分であったり、組成物の水溶性が不
十分であるため、水系における実用に際してオイル状物
質が浮遊する等の問題があり実用上十分なレベルにある
とはいえない。
【０００３】また、粉立ちを防止するために、粉体を顆
粒にしたりあるいは粉体中の水分を１０％以上にしたり
する方法も提案されているが、顆粒を製造するためには
高額な設備投資を必要とするし、粉体中の水分を高めた
場合には付着等により粉体そのものの取扱いが難しくな
るといった問題がある。
粒にしたりあるいは粉体中の水分を１０％以上にしたり
する方法も提案されているが、顆粒を製造するためには
高額な設備投資を必要とするし、粉体中の水分を高めた
場合には付着等により粉体そのものの取扱いが難しくな
るといった問題がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は初期は
もとより長期間貯蔵した後でも粉塵飛散のない、水にな
じみやすく、かつ粉体としての流動性を維持し取扱い容
易な、水媒体中でも使用することのできる粉体組成物
を、工業的有利に、安定してかつ安価に提供することに
ある。
もとより長期間貯蔵した後でも粉塵飛散のない、水にな
じみやすく、かつ粉体としての流動性を維持し取扱い容
易な、水媒体中でも使用することのできる粉体組成物
を、工業的有利に、安定してかつ安価に提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の粉立防止組成物
は易散性の粉体に脂肪酸の有効量を含有させてなること
を特徴とする。本発明にいう易散性の粉体としては、上
記のように肥料、農薬、顔料、染料等が挙げられる。特
に酸性染料、直接性染料、反応型染料等の水溶性染料、
分散染料、あるいは顔料等の水不溶性色剤などに脂肪酸
を含有させると粉立防止の優れた組成物が得られる。こ
のような粉体に含有させる脂肪酸としては直鎖状、分岐
鎖状のいずれでもよく、又飽和、不飽和のいずれでもよ
く、炭素数は、６〜１８のものが挙げられる。具体的に
はカプロン酸、エナント酸、カプリル酸、２−エチルヘ
キサン酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、
ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、ソル
ビン酸、リノール酸、リノレン酸等があげられる。これ
らの脂肪酸の中では、カプロン酸、２−エチルヘキサン
酸が好ましい。
は易散性の粉体に脂肪酸の有効量を含有させてなること
を特徴とする。本発明にいう易散性の粉体としては、上
記のように肥料、農薬、顔料、染料等が挙げられる。特
に酸性染料、直接性染料、反応型染料等の水溶性染料、
分散染料、あるいは顔料等の水不溶性色剤などに脂肪酸
を含有させると粉立防止の優れた組成物が得られる。こ
のような粉体に含有させる脂肪酸としては直鎖状、分岐
鎖状のいずれでもよく、又飽和、不飽和のいずれでもよ
く、炭素数は、６〜１８のものが挙げられる。具体的に
はカプロン酸、エナント酸、カプリル酸、２−エチルヘ
キサン酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、
ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、ソル
ビン酸、リノール酸、リノレン酸等があげられる。これ
らの脂肪酸の中では、カプロン酸、２−エチルヘキサン
酸が好ましい。
【０００６】これらの脂肪酸類は市販されているものを
使用することもできる。脂肪酸類の使用量は粉体に対し
て０．１〜６重量％好ましくは０．３〜４重量％であ
る。０．１重量％未満では粉立ち防止効果は小さく、一
方、６重量％をこえると粉体の流動性が低下する。本発
明の組成物は上記の脂肪酸類を粉体に添加、混合するこ
とにより得られる。具体的には脂肪酸類をそのまま、あ
るいは必要に応じて水等の媒体でスラリー状とし、粉体
上に粉霧するか、あるいは粉体と脂肪酸類とを少量ずつ
まぜた後、ダイ、ドラム、あるいはリボン等公知のブレ
ンダーを用いて混合する。
使用することもできる。脂肪酸類の使用量は粉体に対し
て０．１〜６重量％好ましくは０．３〜４重量％であ
る。０．１重量％未満では粉立ち防止効果は小さく、一
方、６重量％をこえると粉体の流動性が低下する。本発
明の組成物は上記の脂肪酸類を粉体に添加、混合するこ
とにより得られる。具体的には脂肪酸類をそのまま、あ
るいは必要に応じて水等の媒体でスラリー状とし、粉体
上に粉霧するか、あるいは粉体と脂肪酸類とを少量ずつ
まぜた後、ダイ、ドラム、あるいはリボン等公知のブレ
ンダーを用いて混合する。
【０００７】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが本発明はその要旨を超えないかぎり、これらの実
施例に限定されるものではない。 実施例１ レマゾール（登録商標）ブリリアントブルーＲ−ＫＮ
（三菱化成ヘキスト（株）製品、Ｃ．Ｉ．−Ｒｅａｃｔ
ｉｖｅ Ｂｌｕｅ １９）のドライケーキ３００ｋｇ
を、サイコロ（ダイ）ブレンダーに、２−エチルヘキサ
ン酸６ｋｇを粉霧しながら仕込んだ後、１８時間攪拌し
て染料組成物を得た。得られた染料組成物１０ｇを、直
径１０ｃｍ、高さ１ｍの透明プラスチック製の円筒の上
部から投入し、粉立ちの様子を目視により確認した。こ
の様にして得られた染料組成物は、粉塵飛散防止性が製
品化直後はもとより、４０度で６週間保存した後でも良
好で、流動性が高く、水になじみ易いものであった。
するが本発明はその要旨を超えないかぎり、これらの実
施例に限定されるものではない。 実施例１ レマゾール（登録商標）ブリリアントブルーＲ−ＫＮ
（三菱化成ヘキスト（株）製品、Ｃ．Ｉ．−Ｒｅａｃｔ
ｉｖｅ Ｂｌｕｅ １９）のドライケーキ３００ｋｇ
を、サイコロ（ダイ）ブレンダーに、２−エチルヘキサ
ン酸６ｋｇを粉霧しながら仕込んだ後、１８時間攪拌し
て染料組成物を得た。得られた染料組成物１０ｇを、直
径１０ｃｍ、高さ１ｍの透明プラスチック製の円筒の上
部から投入し、粉立ちの様子を目視により確認した。こ
の様にして得られた染料組成物は、粉塵飛散防止性が製
品化直後はもとより、４０度で６週間保存した後でも良
好で、流動性が高く、水になじみ易いものであった。
【０００８】実施例２ レマゾール（登録商標）ブリリアントイエロー４ＧＬ
（三菱化成ヘキスト（株）製品、Ｃ．Ｉ．−Ｒｅａｃｔ
ｉｖｅ Ｙｅｌｌｏｗ １６０）のドライケーキ２５０
ｋｇをオレイン酸７．５ｇと共にリボンブレンダーに仕
込み１２時間攪拌して染料組成物を得た。この組成物も
実施例１のものと同様に粉塵飛散性、流動性等が良好で
あった。
（三菱化成ヘキスト（株）製品、Ｃ．Ｉ．−Ｒｅａｃｔ
ｉｖｅ Ｙｅｌｌｏｗ １６０）のドライケーキ２５０
ｋｇをオレイン酸７．５ｇと共にリボンブレンダーに仕
込み１２時間攪拌して染料組成物を得た。この組成物も
実施例１のものと同様に粉塵飛散性、流動性等が良好で
あった。
【０００９】実施例３〜８ 表−１に示す染料のドライケーキ１００ｋｇに、表−１
に示す種類および量の粉立防止剤を添加して染料組成物
を得た。実施例１と同様にして評価したところ、いずれ
の組成物も粉塵の飛散防止性が優れ、流動性も高く、水
になじみ易いものであった。
に示す種類および量の粉立防止剤を添加して染料組成物
を得た。実施例１と同様にして評価したところ、いずれ
の組成物も粉塵の飛散防止性が優れ、流動性も高く、水
になじみ易いものであった。
【００１０】
【表１】
【００１１】
【発明の効果】本発明の粉立防止組成物は、粉塵飛散防
止効果が長時間維持でき、粉体として流動性が高くま
た、水になじみやすいという利点を有する。また、本発
明の組成物は工業的に容易に、かつ安価に製造できる。
止効果が長時間維持でき、粉体として流動性が高くま
た、水になじみやすいという利点を有する。また、本発
明の組成物は工業的に容易に、かつ安価に製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０９Ｃ 3/08 ＰＢＵ 8218−4Ｊ
Claims (2)
- 【請求項１】 易散性の粉体に脂肪酸の有効量を含有さ
せてなることを特徴とする粉立防止組成物。 - 【請求項２】 脂肪酸の量が粉体に対して０．１〜６重
量％である請求項１の粉立防止組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4263874A JPH06184528A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 粉立防止組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4263874A JPH06184528A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 粉立防止組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06184528A true JPH06184528A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=17395445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4263874A Pending JPH06184528A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 粉立防止組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06184528A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020174594A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 太陽油脂株式会社 | 植物油けん化物組成物 |
-
1992
- 1992-10-01 JP JP4263874A patent/JPH06184528A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020174594A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 太陽油脂株式会社 | 植物油けん化物組成物 |
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