JPH0618444B2 - 自走搬送台車の非常停止装置 - Google Patents

自走搬送台車の非常停止装置

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JPH0618444B2
JPH0618444B2 JP63166969A JP16696988A JPH0618444B2 JP H0618444 B2 JPH0618444 B2 JP H0618444B2 JP 63166969 A JP63166969 A JP 63166969A JP 16696988 A JP16696988 A JP 16696988A JP H0618444 B2 JPH0618444 B2 JP H0618444B2
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幹 田中
隆文 永岡
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Kobe Steel Ltd
Shinko Electric Co Ltd
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Kobe Steel Ltd
Shinko Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リニアモータを駆動装置とする自走搬送台
車、特に、立体走行可能な自走搬送台車の非常停止状態
に関する。
〔従来の技術〕
この種の自走搬送台車は、走行レールに係合する走行車
輪を有するキヤリアに固定されたリニアモータLIMの
2次側(移動子)が、上記走行レールに沿い所定間隔を
隔てて配設されたLIMの1次側(固定子ユニツト)か
らの移動磁界を受けて、この時、該2次側に作用する走
行レール方向の電磁力(駆動力)によつて駆動されるも
ので、1つの固定子ユニツト上を通過して上記駆動力を
受けた自走搬送台車は次に通過する固定子ユニツト上に
到達するまでは、慣性により走行する。
〔発明が解決しようとする課題〕 この種の自走搬送台車は、自らは電源を持たないのが通
常であり、地上側との電気的やり取りは、待機ステーシ
ヨン等の限られた区間で行われるので、走行レールの水
平部から垂直部へ走行し、垂直走行している最中にLI
Mの固定子ユニツトに電力を給電する電力源に停電が発
生した場合等には、該自走搬送台車は無制御状態になつ
て、暴走し、先行もしくは後行の自走搬送台車と衝突し
て、自走搬送台車等を破損し、また、停車しても自走搬
送台車の位置が不明で、システムの再立上げに、人手
と、多くの時間を必要とする問題があり、これらを防止
するため、無停電電源装置を併設する場合があるが、該
装置は大きな設置スペースを必要とする上、そのメンテ
ナンスも大変であつた。
本発明は上記問題を解消するためになされたもので、停
電その他の異常事態の発生による自走搬送台車の実質上
の暴走を確実に防止して、従来に比し、安全性と信頼性
を高めることができる自走搬送台車の非常停止装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、自走搬送台車が走行
する走行レールの非水平部に平行に、常時は偏平状であ
る一端閉鎖の可撓性ホースをある間隔を隔てて付設し、
該可撓性ホースの他端を電磁弁を介して圧力流体貯留タ
ンクに連絡し、自走搬送台車にはシユー面が上記偏平状
態にある上記可撓性ホースと所定間隔を隔てて対向する
ブレーキシユーを取着し、該所定間隔は上記可撓性ホー
スの圧力流体流入時隆起高さより大きくない間隔とし、
上記電磁弁を上記自走搬送台車に対する制御能力が喪失
する異常時に開弁する構成としたものである。
〔作用〕
本発明では、垂直走行中の自走搬送台車が無制御状態と
なると、電磁弁が開弁して、圧力流体が可撓性ホースに
流入し、これにより可撓性ホースが拡径して自走搬送台
車のブレーキシユーに圧接し、自走搬送台車に制動力が
加わり、該自走搬送台車は確実に停止する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、1は走行レールであつて、地上水平部
1A、垂直部1B、天井水平部1Cが連続する立体レー
ルとなつている。2と3はステーシヨンNO.がそれぞれN
O.NとNO.N+1である待機ステーシヨンであつて、前
者は地上水平部1Aの垂直部1B側端近傍に、後者は天
井水平部1Cの垂直部1B側端近傍にある。4は自走搬
送台車であつて、第2図に示すように、ほぼコ字状をな
すキヤリア5に取着された少なくとも8個の車輪(例え
ば、前部車輪4個、後部車輪4個で、一方は図示せず)
6で走行レール1を抱持して該走行レール1に走行可能
に保持されており、キヤリア5の走行レール1側面にL
IMの2次側である移動子LIM2を取着している。ま
た、このキヤリア5からは走行レール1と直角に交差す
る方向に伸びる前部支持杆7Fと後部支持杆7Rが台車
両側に一対づつ設けられており、対をなす両支持杆7F
と7Rでブレーキシユー8を走行レール1に平行する向
きに支持している。複数個のLIM1はLIMの1次側
である固定子ユニツトであつて、走行レールに沿つて、
順次、所定間隔を隔てて配設されており、移動子LIM
2と対向した時、小間隙を隔てて対向するように、支持
フレーム9に支持されている。図示しないが、自走搬送
台車4には、速度センサの検出子と位置センサの検出子
が取着されており、両センサの本体は、走行レール1に
沿う位置の複数の適所に配設されている。
10は走行レール1の垂直部1Bに所定間隔を隔てて平
行する可撓性ホースであつて、固定垂直壁11の垂直部
1Bに対向する面11Aに取着されたホース収納枠(ホ
ースホルダ)12内に収納されている。このホース収納
枠12の垂直部1B側の枠壁には、その長手方向に伸び
るホース膨出用開口13が形成されている。可撓性ホー
ス10は、例えば、消防ホースの如く、常時は偏平で、
流体の圧入によつて円形に膨らむ、例えば、消防ホース
状のホースであつて、ブレーキシユー8のシユー面との
間に所定間隔Gを隔てて対向するようにしてある。この
可撓性ホース10の一端(図において、上端は閉鎖端で
あり、他端は電磁弁14を通して圧力流体貯留タンク
(この例では、圧縮気体貯留タンク)15に連絡されて
いる。16は流体排出用の手動弁、17は圧縮気体貯留
タンク15の気体供給口側に設けられた手動弁、18は
圧力計である。なお、電磁弁14にはLIM用電源の停
電を検出する停電検出器(図示しない)の停電検出信号
Xが導かれ、該停電検出信号Xの到来により開弁する構
成となつている。
次に、この装置の動作について説明する。
今、LIMの電源が正常であり、自走搬送台車4が走行
レール1の天井水平部1Cから垂直部1Bへ差しかかつ
たものとする。この時、可撓性ホース10は、第2図に
点線で示すように、偏平状であり、自走搬送台車4のブ
レーキシユー8は所定間隔Gを隔てて可撓性ホース10
と対向している。
LIMの電源に停電が発生すると、固定子ユニツトLI
M1と移動子LIM2の電磁結合が無くなるので、走行
レール1の垂直部1Bに入つていた自走搬送台車4はそ
の自重で加速(暴走)され始める。一方、上記停電と同
様に、図示しない停電検出器の停電検出信号Xが電磁弁
14に入力されるので、該電磁弁14が開弁して、圧縮
気体貯留タンク15から圧縮気体が可撓性ホース10内
に流入し、これにより、該可撓性ホース10が円形に拡
径して、一部が、第2図に実線で示す如く、ホース収納
枠12のホース膨出用開口13から膨出する。上記所定
間隔Gはこの拡径時の可撓性ホース10の膨出部分がブ
レーキシユー8のシユー面に強く圧接しうる間隔として
あるので、第3図に示す如く、ブレーキシユー8と可撓
性ホース10とが強く摩擦係合し、自走搬送台車4に、
摩擦制動が作用する。
従つて、自走搬送台車4は落下開始からただちに、減速
され、所定速度以下で下降走行して地上水平部1Aに入
る。制御装置等に生じた異常、その他システムの異常に
より作成される異常検出信号Yによつても、開弁するよ
うにしておけば、この種の異常発生時にも、垂直部1B
を走行している自走搬送台車4を確実に停止させること
ができる。
電源の復帰、故障原因の除去等を行つた後、システムを
復帰させる場合は、流体排出用手動弁16を開弁して、
可撓性ホース10内の圧縮気体を大気中に放出させ、自
走搬送台車4を待機ステーシヨン2まで移動させる。待
機ステーシヨン2には、通常、図示しないが、位置検出
器があり、この位置検出器により、自走搬送台車4が待
機ステーシヨン2にあることを確認することができる。
このため、自走搬送台車4を見失うことはなく,システ
ムの再立上げが簡単に行える。
なお、上記実施例では、可撓性ホース10を走行レール
1の垂直部1Bに配設しているが、垂直でなくても、自
走搬送台車4が暴走する恐れがあるレール傾斜部に配設
することもある。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明した通り、停電や異常が発生すると、
可撓性ホースが自動的に拡径して、暴走を開始した自走
搬送台車のブレーキシユーに摩擦係合し、暴走エネルギ
ーを摩擦熱に変換して消費させる構成としたので、暴走
による自走搬送台車同士の衝突破損、走行レールや該走
行レール近傍機器の破損を無くして、信頼性と安全性を
大幅に高めることができ、また、暴走した自走搬送台車
を、ほぼ所定の区間で停止させ、その位置を確実に把握
することが可能となるので、システムの再立上げも簡単
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す配置図、第2図は上記
実施例におけるLIMの構成図、第3図は上記実施例に
おける制動動作を説明するための図である。 1……走行レール、2、3……待機ステーシヨン、4…
…自走搬送台車、8……ブレーキシユー、10……可撓
性ホース、14……電磁弁、15……圧力流体貯留タン
ク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リニアモータを駆動装置とする自走搬送台
    車を備える搬送システムにおいて、上記自走搬送台車が
    走行する走行レールの非水平部に、ある間隔を隔てて平
    行して付設され、常時は該ある間隔方向に偏平状である
    一端閉鎖の可撓性ホース、該可撓性ホースの他端が電磁
    弁を介して連絡される圧力流体貯留タンクを設けるとと
    もに、上記自走搬送台車にはシユー面が上記偏平状態に
    ある上記可撓性ホースと所定間隔を隔てて対向するブレ
    ーキシユーを取着し、該所定間隔は上記可撓性ホースの
    圧力流体流入時隆起高さ分より大きくない間隔を有し、
    上記電磁弁は上記自走搬送台車に対する制御能力が喪失
    する異常時に開弁されることを特徴とする自走搬送台車
    の非常停止装置。
JP63166969A 1988-07-06 1988-07-06 自走搬送台車の非常停止装置 Expired - Fee Related JPH0618444B2 (ja)

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