JPH061842Y2 - 農用車輪 - Google Patents

農用車輪

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JPH061842Y2
JPH061842Y2 JP1982170643U JP17064382U JPH061842Y2 JP H061842 Y2 JPH061842 Y2 JP H061842Y2 JP 1982170643 U JP1982170643 U JP 1982170643U JP 17064382 U JP17064382 U JP 17064382U JP H061842 Y2 JPH061842 Y2 JP H061842Y2
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JP
Japan
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lug plate
plate
rim
wheel
outer peripheral
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1982170643U
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English (en)
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JPS5972102U (ja
Inventor
義和 戸越
隆行 大野
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、湿田等の軟弱地で作業する移動農機用の農用
車輪に関し、詳しくは、左右に間隔を隔てて並設された
一対のリムの周部に、矩形板状の前進ラグ板を、その板
面が前記リムに対する接線および法線の何れに対しても
傾斜する姿勢で取付けるとともに、前記前進ラグ板の板
面に交差する方向で、かつ、側面視で半径方向外方側に
突となる山形のラグを形成するように矩形板状の後進ラ
グ板を取付けた農用車輪に関する。
〔従来の技術〕
上記のように側面視で山形をなすよう前進ラグ板と後進
ラグ板とを連結して設けるのは、後進を頻繁に行うもの
において前進ラグ板しか設けていない場合に、その後進
時にラグが耕盤の土を堀り起して進行できなくなるのを
防ぐためである。
従来では、この種の農用車輪として、例えば、 [1]ラグ板をアングル形状とし、その凸側を車輪半径
方向の外方へ向け、かつ、リム外周よりも突出しないよ
うに設けたもの(例えば実公昭38−18912号公報
参照)。
[2]ラグの外端を車輪リムよりも半径方向外方へ突出
させて設け、かつ、そのラグの外端よりも少し内方側に
喰込み過ぎ防止用の小ラグを設けたもの(例えば実公昭
39−2901号公報参照)。
等が知られている。
ところで、上記[2]に示すような従来の農用車輪を備
えた移動農機においては、硬い路面を走行する際に、ラ
グの外方端がリムの外周側端よりも突出しているので振
動が生じ易いという欠点があり、そのため、前記[1]
に示すように、ラグがリムの外周側よりも突出しない状
態で、相対向するリムの対向部位に架設するようにして
いた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記[1],[2]のような従来の農用
車輪は、リムの対向部位に設けていたため、取付面積を
一定以上確保するのが困難で、ラグ巾の大なるものほど
そのラグ巾の割には取付強度が小となる欠点があった。
本考案は、上記実状を鑑みてなされたものであって、振
動の生じにくい状態で硬い路面を走行できるものであり
ながらも、ラグ板のリムに対する取付強度を高め、ひい
てはラグ板の推進反力に対する耐久性を高めた農用車輪
の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するために、左右に間隔を隔
てて並設された一対のリムの間に、矩形板状の前進ラグ
板を、その板面が前記リムに対する接線および法線の何
れに対しても傾斜する姿勢で、前記リムの周方向に間隔
を隔てて複数個取付けるとともに、前記前進ラグ板の板
面に交差する方法で、かつ、側面視で半径方向外方側に
頂部を向けた山形のラグを形成するように矩形板状の後
進ラグ板を前記前進ラグ板に取付けた農用車輪におい
て、前記前進ラグ板の車輪外周側端を、前記リムの外周
縁よりも半径方向内方側に位置させて配設すると共に、
前記後進ラグ板の車輪外周側端を、前記前進ラグ板の車
輪外周側端より車軸芯側に位置する箇所に溶接し、さら
に、前記リムから半径方向内方側に突出する前記前進ラ
グ板及び後進ラグ板の横側部を、前記リムに対して半径
方向内方側へ向けて延出固着されたラグ補強用連結板に
溶接してあることを特徴とする。
かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
()すなわち、前進用及び後進用の両ラグ板がリムより
車輪外周側に突出しないようにしたから、道路のような
比較的硬い地盤での走行時には、機体がリムにより常に
支持されることにより、ラグ板がリムから車輪外周側に
突出している場合のようにラグ板が接地する毎に機体が
持ち上げられることがない。
()しかも、後進ラグ板は、その車輪外周側端を車輪
外周よりも突出させていない前進ラグ板の車輪外周側端
より、さらに車軸芯側に位置する箇所に溶接したから、
軟質である作業地では、前進ラグ板が前進方向回転時に
圃場に確実に喰い込んで大なる推進力が確実に発揮され
るとともに、前進ラグ板の喰込みが生じ易い逆転での後
進時には、後進ラグ板が前進ラグ板外周側端の喰込み過
ぎを防止する機能も発揮する。
()そして、このように、前後進用の両ラグ板を車
輪外周縁から外方側へ突出しないように、且つ、後進ラ
グ板を前進ラグ板に対して車輪半径方向内方側に位置を
ズラせて溶接すると、リムに対する両ラグ板の取付面積
を、所要強度を得るに充分なほど確保し難くなるが、本
考案では、リムから半径方向内方側に突出する両ラグ板
の横側部を、リムの半径方向内方側に固着したラグ補強
用連結板に連結してあるから、前後進用の各ラグ板を、
リムに対して外周縁から突出しない状態で強固に取付け
ることができる。
〔考案の効果〕
(イ)上記(),()の作用から、本考案にかかる農用
車輪は、硬い路面における走行での振動が少なくなっ
て、機体に搭乗している作業者に対する乗り心地が向上
するものでありながら、一般に軟質でリムが沈下する圃
場においては、前進ラグ板が圃場に確実にくい込んで前
進作業時の推進力を大きく、かつ、後進時の喰込み過ぎ
による弊害を避けることができて、走行能力を高めるこ
とができた。
(ロ)しかも、前記()の作用から、ラグ板の取付強
度を大きくでき、耐久性の良い農用車輪を得られた。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、稲、麦等の植立茎稈に対する分草
引起し具(1)及び刈取装置(2)、引起し茎稈の株元側を刈
取装置(2)に掻込み供給する回転パッカー(3)、刈取茎稈
を立姿勢で機体横一側方に係止搬送して放出する一対の
無端回動チェーン(4),(4)、刈巾の横端位置を表示する
ロッド(5)等を有した4条刈り型刈取部を、駆動走行用
車輪(6)、操縦ハンドル(7)、エンジン(8)等を有した自
走機体の前部に連設し、もって、走行型刈取機を構成し
てある。
前記車輪(6)を構成するに、第1図ないし第5図に示す
ように、ボス(9)から延出された複数本のスポーク(10)
‥に、左右一対のリム(11),(11)を溶接し、そして、車
輪周方向に分散配置した複数枚の前進ラグ板(12)‥の夫
々を、車輪外周側端(12a)がリム(11)の外周縁と車軸芯
方向にラップする状態で左右リム(11),(11)の間に配置
すると共に、左右リム(11),(11)、及び、それらの内周
面に溶接してあるラグ補強用連結板(13)の夫々に溶接
し、又、車軸周方向に分散配置した複数板の後進ラグ板
(14)‥の夫々を、車輪外周側端を前進ラグ板(12)の車輪
外周側端(12a)より車軸芯側に位置する箇所に当て付け
た状態で左右リム(11),(11)の間に配置すると共に、前
進ラグ板(12)及び前記ラグ補強用連結板(13)の夫々に溶
接してある。ここで、前進ラグ板(12)‥と後進ラグ板(1
4)‥とは、夫々、矩形をなしている。そして、第3図に
示すように、前進ラグ板(12)‥は、側面視での車輪周方
向の前進方向に対し、その車輪内周側端が車輪外周端(1
2a)よりも前方側に位置する傾斜姿勢で設けてあり、後
進ラグ板(14)‥は、側面視での車輪周方向の前進方向に
対し、その車輪内周側端が前進ラグ(12)‥との連結端よ
りも後方側に位置する傾斜姿勢で設けてある。
尚、前進ラグ板(12)を取付けるに、車輪外周側端(12a)
がリム(11)の外周縁よりやや車軸芯側に入り込む状態に
配置してもよいのである。要するに、リム(11)より車輪
外周側に突出しないように、かつ、リム(11)が地盤に沈
下した際に地盤にくい込み易いように、車輪外周側端(1
2a)をリム(11)の外周部の近くでそれより内方に位置す
る箇所に配置すればよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用車輪の実施例を示し、第1図は
歩行型刈取機の全体側面図、第2図は車輪の断面図、第
3図はラグ板配設部の側面図、第4図は第3図のIV−IV
矢視図、第5図は第3図のV−V矢視図である。 (11)……リム、(12)……前進ラグ板、(12a)……前進ラ
グ板車輪外周側端、(13)……ラグ補強用連結板、(14)…
…後進ラグ板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に間隔を隔てて並設された一対のリム
    (11),(11)の間に、矩形板状の前進ラグ板(12)を、その
    板面が前記リム(11)に対する接線および法線の何れに対
    しても傾斜する姿勢で、前記リム(11)の周方向に間隔を
    隔てて複数個取付けるとともに、 前記前進ラグ板(12)の板面に交差する方法で、かつ、側
    面視で半径方向外方側に頂部を向けた山形のラグを形成
    するように矩形板状の後進ラグ板(14)を前記前進ラグ板
    (12)に取付けた農用車輪であって、 前記前進ラグ板(12)の車輪外周側端(12a)を、前記リム
    (11)の外周縁よりも半径方向内方側に位置させて配設す
    ると共に、 前記後進ラグ板(14)の車輪外周側端を、前記前進ラグ板
    (12)の車輪外周側端(12a)より車軸芯側に位置する箇所
    に溶接し、 さらに、前記リム(11)から半径方向内方側に突出する前
    記前進ラグ板(12)及び後進ラグ板(14)の横側部を、前記
    リム(11)に対して半径方向内方側へ向けて延出固着され
    たラグ補強用連結板(13)に溶接してあることを特徴とす
    る農用車輪。
JP1982170643U 1982-11-09 1982-11-09 農用車輪 Expired - Lifetime JPH061842Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5972102U JPS5972102U (ja) 1984-05-16
JPH061842Y2 true JPH061842Y2 (ja) 1994-01-19

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