JPH0618334B2 - 干渉補償回路 - Google Patents

干渉補償回路

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JPH0618334B2
JPH0618334B2 JP63047223A JP4722388A JPH0618334B2 JP H0618334 B2 JPH0618334 B2 JP H0618334B2 JP 63047223 A JP63047223 A JP 63047223A JP 4722388 A JP4722388 A JP 4722388A JP H0618334 B2 JPH0618334 B2 JP H0618334B2
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政彦 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、無線通信で使用する干渉補償回路に関するも
のである。
「従来の技術」 従来の干渉補償回路の構成例を第9図に示す。
主信号受信用の主アンテナ1で受信した信号は、必要に
応じてS/Nを良くするための帯域通過フィルタ2を通
した後、周波数変換器3により中間周波数帯に変換され
る。一方、干渉信号受信用の補助アンテナ4で受信した
干渉信号は、必要に応じてS/Nを良くするため帯域通
過フィルタ5を通した後、主信号と共通の局部発振器7
を用いて周波数変換器6により中間周波数帯に変換され
る。
中間周波数に変換された主信号は復調器200に入力さ
れる。復調器200内では、主信号から再生された基準
搬送波14を直交位相検波器8,9に入力し、これによ
って直交位相検波を行う。この検波出力は、高調波除去
フィルタ15,16に通され、同相および直交のベース
バンド信号として取り出される。
一方、中間周波数帯に変換された干渉信号は、直交位相
検波器10,11に入力され、主信号から再生された基
準搬送波14を用いて直交位相検波され、高調波除去フ
ィルタ17,18を通した後、同相および直交のベース
バンド信号として取り出される。
主信号及び干渉信号の同相及び直交ベースバンド信号
は、十分な量子化精度を有するA/D変換器19,20,
21,22によりディジタル化される。ここでは、ディ
ジタル処理を行う場合を示しているため、A/D変換器
を使用している。
主信号が16QAM信号の場合、各A/D変換器19〜
22の出力は4値信号となる。このため、誤差信号出力
をディジタル信号で出力するためには、3ビット以上の
出力を有するA/D変換器でサンプリングする。これに
より、第10図に示すように、上位2ビットが識別結果
を表し、上位3ビット目が誤差の方向を表わす2値信号
が得られる。なお、A/D変換器19〜22のサンプリ
ング信号としては、主信号から再生したクロック信号2
3を用いる。
ディジタル化された干渉信号の同相及び直交成分は、両
極性可変減衰器28,29,30及び31に入力され、加
算器26,27及び24,25により主信号成分に混在す
る干渉成分が除去される。この制御法としては、主信号
中に残留する誤差信号と干渉信号との間で相関検出し、
その影響が最小となるように、各両極性可変減衰器2
8,29,30及び31を制御する。
具体的には、干渉信号同相側の極性信号(これは、A/
D変換器の最上位ビットから得られる)と、主信号同相
側の誤差信号とを排他的論理和回路34により乗算した
後、ディジタル的に積分する積分器37を通し、その出
力により干渉信号同相側に接続した両極性可変減衰器2
9を制御し、干渉信号直交側の極性信号と主信号同相側
の誤差信号とを排他的論理和回路33により乗算した
後、ディジタル的に積分する積分器38を通し、その出
力により干渉信号直交側に接続した両極性可変減衰器2
8を制御し、干渉信号同相側の極性信号と主信号直交側
の誤差信号とを排他的論理和回路35により乗算した
後、ディジタル的に積分する積分器36を通し、その出
力により干渉信号同相側に接続した両極性可変減衰器3
1を制御し、干渉信号直交側の極性信号と主信号直交側
の誤差信号とを排他的論理和回路32により乗算した
後、ディジタル的に積分する積分器39を通し、その出
力により干渉信号直交側に接続した両極性可変減衰器3
0を制御する。
「発明が解決しようとする課題」 上述した従来の干渉補償回路では、主信号伝搬経路とは
異なった方向に補助アンテナ等を設置し、干渉補償する
ために必要な源となる干渉信号をそのアンテナから得て
いた。しかし、主信号と干渉信号の伝搬経路が同じであ
る場合のように、源となる干渉信号が得られない場合
は、干渉補償が不可能であるという問題を有していた。
本発明は、このような背景の下になされたもので、その
目的は、源となる干渉信号が得られない場合においても
干渉補償を可能とする干渉補償回路を提供することにあ
る。
「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するために、この発明は、 主信号受信用の主伝送路及び副伝送路と、該主伝送路及
び副伝送路の出力信号を合成する合成器と、 前記主信号から再生した基準搬送波によって、前記合成
器の出力を同相成分と直交成分に分解する第1の直交位
相検波器と、 前記第1の直交位相検波器と同じ基準搬送波によって、
前記主伝送路及び副伝送路の出力信号を同相成分及び直
交成分に分解する第2及び第3の直交位相検波器と、 主信号より再生したクロック信号により前記第1、第
2、及び第3の直交位相検波器の直交成分出力及び同相
成分出力をそれぞれサンプリングして量子化する第1、
第2、第3、第4、第5及び第6のA/D変換器と、 前記第5のA/D変換器の出力に接続された第5及び第
7の可変結合器と、 前記第6のA/D変換器の出力に接続された第6及び第
8の可変結合器と、 前記第5及び第7の可変結合器の出力と前記第4及び第
3のA/D変換器の出力とをそれぞれ加算する第5及び
第7の全加算器と、 前記第6及び第8の可変結合器の出力と前記第5及び第
7の全加算器の出力とをそれぞれ加算して主信号を消去
し、干渉信号を出力する第6及び第8の全加算器と、 該第8の全加算器の出力に接続された第1及び第3の可
変結合器と、 前記第6の全加算器の出力に接続された第2及び第4の
可変結合器と、 前記第1及び第3の可変結合器の出力と前記第2及び第
1のA/D変換器の出力とをそれぞれ加算する第1及び
第3の全加算器と、 前記第2及び第4の可変結合器の出力と前記第1及び第
3の全加算器の出力とをそれぞれ加算し主信号中に含ま
れる干渉成分を消去する第2及び第4の全加算器と、 前記第2及び第4の全加算器の出力から得られる誤差信
号と、前記第6及び第8の全加算器の出力信号との間で
相関検出する複数の乗算回路及び積分器により構成され
た第1の可変結合器制御回路と、 前記第6及び第8の全加算器の出力と前記第5及び第6
のA/D変換器の出力信号との間で相関検出する複数の
乗算回路及び積分器によって構成された第2の可変結合
器制御回路とを有し、 前記第1の可変結合器制御回路の出力によって前記第
1、第2、第3、及び第4の可変結合器をそれぞれ制御
し、前記第2の可変結合器制御回路の出力によって前記
第5、第6、第7、及び第8の可変結合器をそれぞれ制
御することを特徴とする。
また、主信号受信用の主伝送路及び副伝送路と、 該主伝送路及び副伝送路の出力信号を合成する合成器
と、 前記主信号から再生した基準搬送波によって、前記合成
器の出力を同相成分と直交成分に分解する第1の直交位
相検波器と、 前記第1の直交位相検波器と同じ基準搬送波によって、
前記主伝送路及び副伝送路の出力信号を同相成分及び直
交成分に分解する第2及び第3の直交位相検波器と、 該第3の直交位相検波器の直交成分の出力に接続された
第5及び第7の可変結合器と、 前記第3の直交位相検波器の同相成分の出力に接続され
た第6及び第8の可変結合器と、 前記第5及び第7の可変結合器の出力と前記第2の直交
位相検波器の同相成分出力及び直交成分出力とをそれぞ
れ加算する第5及び第7の加算器と、 前記第6及び第8の可変結合器の出力と前記第5及び第
7の加算器の出力とをそれぞれ加算して主信号を消去
し、干渉信号を出力する第6及び第8の加算器と、 該第8の加算器の出力に接続された第1及び第3の可変
結合器と、 前記第6の加算器の出力に接続された第2及び第4の可
変結合器と、 前記第1及び第3の可変結合器の出力と前記第1の直交
位相検波器の同相成分出力及び直交成分出力とをそれぞ
れ加算する第1及び第3の加算器と、 前記第2及び第4の可変結合器の出力と前記第1及び第
3の加算器の出力とをそれぞれ加算し主信号中に含まれ
る干渉成分を消去する第2及び第4の加算器と、 前記第2及び第4の加算器の出力を誤差信号発生回路に
入力し、該誤差信号発生回路の出力信号と前記第6及び
第8の加算器の出力信号の間で相関検出する複数の乗算
回路及び積分器によって構成された第1の可変結合器制
御回路と 前記第3の直交位相検波器の出力と前記第6及び第8の
加算器の出力信号の間で相関検出する複数の乗算回路及
び積分器によって構成された第2の可変結合器制御回路
とを有し、 前記第1の可変結合器制御回路の出力によって前記第
1、第2、第3、及び第4の可変結合器を制御し、前記
第2の可変結合器制御回路の出力によって前記第5、第
6、第7及び第8の可変結合器を制御することを特徴と
する。
なお、この明細書で主伝送路というのは、無線通信にお
ける主アンテナと有線通信における主伝送路とを指し、
副伝送路というのは、無線通信における副アンテナと有
線通信における副伝送路を指すものとする。以下の説明
は無線通信を例にとって説明するが、有線通信にも同様
に適用することができる。
「作用」 本発明は、複数の受信アンテナより受信した2系統の主
信号を、互いに逆位相・等振幅で加算する機能を有し、
その加算出力を従来の干渉補償回路の干渉信号とするこ
とを最も主要な特徴とする。この加算出力においては、
主信号が大幅に減衰され、主信号の干渉信号だけが残
る。よって、この加算出力信号をもとに干渉補償が可能
である。
従来では、干渉信号だけを受信するような補助アンテナ
を干渉方向に設ける必要があった。また、干渉信号の渡
来方向が、主信号と同一方向の場合には、純度の高い干
渉信号を得ることができず干渉補償が不可能であった。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
第1実施例 第1図は、本発明の第1実施例の構成を示すブロック図
である。
図において、主信号受信用の主アンテナ1、及び副アン
テナ40により受信した主信号は、必要に応じて帯域通
過フィルタ2,5を通した後、局部発振器7を用いて、
周波数変換器3,6により中間周波数帯に周波数変換さ
れる。なお、局部発振器7と周波数変換器3との間に挿
入された移相器41は、主アンテナ1及び副アンテナ4
0により受信された主信号の合成位相を可変するもの
で、一般に合成後の受信電力が最大となるように制御さ
れる。
主アンテナ1及び副アンテナ40の受信信号は、合成器
42により合成される。この合成信号は、第1の直交位
相検波器8,9に入力され、主信号から再生した基準搬
送波14により、同相及び直交成分に分解される。
また、主アンテナ受信信号は、第2の直交位相検波器1
0,11に入力され、上述した基準搬送波14により同
相及び直交成分に分解される。一方、副アンテナ40の
受信信号は、第3の直交位相検波器43,44に入力さ
れて、上記基準搬送波14により同相及び直交成分に分
解される。
こうして得られた同相、直交の各成分は、第1,第2,
第3の直交位相検波器8,9、10,11、43,44か
ら、高調波除去フィルタ15,16、17,18、46,
47を介して、十分な量子化精度を有するA/D変換器
19,20、21,22、48,49に供給されディジタ
ル化される。なお、これらのA/D変換器19〜22,
48,49のサンプリング信号としては、主信号から再
生したクロック信号23が共通に用いられる。
上記A/D変換器19〜22,48,49から出力され
た主信号の同相及び直交成分さら主信号成分を消して、
干渉信号を得る回路構成は以下の通りである。
第5のA/D変換器48の出力信号は、第5,7の可変
結合器62,64に入力され、これらの可変結合器62,
64の出力と第4,3のA/D変換器22,21の出力と
が第5,7の全加算器54,56でそれぞれ加算される。
同様に、第6のA/D変換器49の出力信号は、第6,
8の可変結合器63,65に入力され、これらの出力と
前記全加算器54,56の出力とが第6,8の全加算器5
5,57によって加算される。これらの全加算器55,5
7の出力から、同相及び直交成分の主信号成分が消さ
れ、干渉成分のみとなった信号aI,aQを得ることがで
きる。ただし、この干渉信号aI,aQは、干渉補償制御
が開始された時点での主信号成分が優勢であり、制御が
定常状態に入るにしたがって干渉成分が増加していく。
該干渉信号aI,aQをもとにして、主信号中にもれ込ん
だ干渉成分を消去する。
そのために、第8の全加算器57の出力信号、すなわち
直交成分の干渉信号aQは、第1,3の可変結合器58,
60に入力され、可変結合器58,60の出力と第2,1
のA/D変換器20,19の出力が第1,3の全加算器5
0,52で加算される。
一方、第6の全加算器55の出力信号、すなわち同相成
分の干渉信号aIは、第2,4の可変結合器59,61に
入力され、該可変結合器59,61の出力と上述した全
加算器50,52の出力とが第2,4の全加算器51,5
3により加算され、主信号系に混在する干渉成分と逆位
相・等振幅の補償信号が作り出され、この補償信号が主
信号系に混在する干渉成分と加えられることにより、こ
の干渉成分を消去することができる。
次に、第1,2,3,4,5,6,7、及び8の可変結合器5
8,59,60,61,62,63,64、及び65の制御法
について具体的に説明する。
主信号を消去し、干渉信号のみを得るためには、主アン
テナで受信した主信号と副アンテナで受信した主信号と
を逆位相・等振幅で加算する必要がある。
そのため、上述した各受信信号から得られた同相及び直
交成分のベースバンド信号を、可変結合器62,63,6
4,65を通し加算する。この場合、加算後の同相及び
直交成分出力、すなわち全加算器55,57の出力aI,
Qは、主信号成分が最小となるように制御されなけれ
ばならない。
そのためには、加算後の主信号と、加算前の副アンテナ
又は主アンテナの出力信号との間で相関検出を行い、そ
の相関量が最小となるように、第2の可変結合器制御回
路67により、可変結合器62,63,64,65をそれ
ぞれフィードバック制御している。なお、この図では、
干渉信号の極性信号aQ,aIと、副アンテナにより受信
された主信号の極性信号aQr,aIrのみを用いて、相関
検出を行っている例を示した。
上で得られた同相および直交成分の干渉信号をもとに、
主信号中にもれ込んだ干渉成分を消去するために、前述
したように可変結合器58,59,60,61を制御す
る。
この場合、第2,4の全加算器51,53の出力、すなわ
ち干渉補償後の主信号出力から得られる誤差信号eQ,e
I、および第6,8の全加算器55,57の出力、すなわ
ち干渉信号の同相及び直交成分を第1の可変結合器制御
回路66に入力し、両者の間で相関検出を行い、その量
が最小になるようにフィードバック制御する。
上記誤差信号eI,eQは、例えば、16QAM方式の場
合、第10図に示すように、上位3ビット目から誤差信
号を得ることができる。なお、ここでは、干渉信号の極
性信号aQ,aIのみを用いて相関検出している例を示し
た。
第2図は、可変結合器制御回路66と67の構成を示す
ものである。
図において、各誤差信号eQ,eI、及び極性信号aQ,
I,aQr,aIrは、各4個の排他的論理和回路68によ
り乗算された後、積分器69で積分され、制御信号C1
〜C4,Cr1〜Cr4として出力され、これらの制御信号に
より各可変結合器58〜65が制御される。
例えば、可変結合器62を制御する場合、副アンテナに
より受信された主信号直交成分の極性信号aQrと、干渉
信号同相成分の極性信号aIとの間で相関検出を行って
得られた制御信号Cr1によって制御する。その他の可変
結合器58〜61,63〜65についても、それぞれ対
応する相関検出結果C1〜C4,Cr2〜Cr4で制御する。
ここでは、可変結合器制御回路67に入力する信号とし
て、加算器55,57から出力された干渉信号の極性信
号aI,aQ、およびA/D変換器48,49から出力され
た主信号の極性信号aQr,aIrを用いた例を示したが、
必ずしも極性信号である必要はなく、多ビット入力でも
可変である。その場合、可変結合器制御回路内の排他的
論理和回路の代わりに多ビット乗算器を用いればよい。
第2実施例 第3図は本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
この実施例は、可変結合器70〜77が複数タップ付遅
延線(本例では3タップ構成)から構成されている点に特
徴がある。
可変結合器70〜77の構成例として、可変結合器70
の構成を第4図に示す。
可変結合器70は、タップ付き遅延線80と、これらの
各タップに接続された両極性可変減衰器81,82,83
と、両極性可変減衰器81〜83の出力を加算する加算
器84とから構成され、遅延線80へ入力された信号の
振幅が調整されて加算器84から出力されるようになっ
ている。
第5図、第6図は、可変結合器制御回路78,79の構
成を示すものである。
主信号の各誤差信号eQ,eI、及び干渉信号の各極性信
号aQ,aI、あるいは、副アンテナ40により受信され
た主信号の各極性信号aQr,aIr,aQ,aIを遅延線80
により時間合わせし、排他的論理和回路68により相関
をとり、相関出力を積分器69に入力して積分し、その
出力により可変結合器70,71,72,73,74,75,
76及び77を制御する。
このように、可変結合器70〜77に複数の重み付け回
路を用いることにより、主信号、干渉信号が周波数特性
を有する場合、第1図の第1実施例に比べて大きな補償
効果を有する。
なお、第3図に示す遅延調整線τ1は、直交位相検波器
8,9と直交位相検波器10,11とを通過する各信号
が、全加算器50,51,52,53において、同じ時間
で加算されるようにする時間調整用のものである。ま
た、遅延調整線τ2も同様に、直交位相検波器10,11
と直交位相検波器43,44とを通過する各信号が、全
加算器54,55,56,57において同じ時間で加算さ
れるようにするための時間調整用のものである。
第3実施例 上述した第1実施例、及び第2実施例では、ベースバン
ド信号をA/D変換し、干渉補償回路を全部ディジタル
回路で構成している。
これに対して、第7図に示す本実施例は、干渉補償回路
をアナログ回路により構成している。
第7図において、主信号受信用の主アンテタ1及び副ア
ンテナ40により受信した主信号と干渉信号は、必要に
応じて帯域通過フィルタ2,5に通された後、局部発振
器7を用いて、周波数変換器3,6により、中間周波数
帯に周波数変換される。なお、局部発振器7と周波数変
換器3との間に挿入された移相器41は、主アンテナ1
及び副アンテナ40の受信信号の合成位相を可変するも
のである。
主アンテナ1及び副アンテナ40の受信信号は、合成器
42により合成され、第1の直交位相検波器8,9に入
力される。この直交位相検波器8,9は、主信号から再
生した基準搬送波14により、上記合成波信号を同相成
分と直交成分とに分解する。
主アンテナ1からの受信信号は、また、第2の直交位相
検波器10,11に入力され、上記基準搬送波14によ
り、同相成分と直交成分とに分解される。さらに、副ア
ンテナ40の受信信号は、第3の直交位相検波器43,
44に入力され、上記基準搬送波14により、同相成分
と直交成分とに分解される。
上記第1,2,3の直交位相検波器8,9、10,11、4
3,44の各出力は、高調波除去フィルタ15,16、1
7,18、46,47にそれぞれ入力されて高調波が除去
される。そして、高調波除去フィルタ46の出力信号
は、第5、第7の可変結合器97,99に入力され、こ
れらの可変結合器97,99の出力と高調波除去フィル
タ18,17の出力とが第5,7の加算器89,91で加
算される。また、高調波除去フィルタ47の出力信号
は、第6,8の可変結合器98,100に入力され、その
出力と加算器89,91の出力とが第6,8の加算器9
0,92により加算され、主信号中に混在する干渉信号
が抽出される。
上記加算器92の出力信号は、第1、第3の可変結合器
93,95に入力され、これらの可変結合器93,95の
出力と高調波除去フィルタ16,15の出力とが第1,3
の加算器85,87により加算される。また、加算器9
0の出力信号は、第2,4の可変結合器94,96に入力
され、これらの可変結合器94,96の出力と加算器8
5,87の出力とが第2,4の加算器86,88により加
算されて、主信号に混在する干渉成分が消去される。
上記第1,2,3,4,5,6,7及び8可変結合器93,9
4,95,96,97,98,99,100の制御は以下のよ
うに行われる。
すなわち、加算器88,86の出力を誤差信号発生回路
101,102に入力するとともに、加算器92,90の
出力と高調波除去フィルタ46,47の出力を2値識別
回路103,104,105,106に各々入力し、誤差
信号eQ,eI、干渉信号の極性信号aQ,aI、主信号の極
性信号aQr,aIrを形成し、誤差信号eQ,eIと干渉信号
の極性信号aQ,aIを第1の可変結合制御回路66に入
力し、干渉信号の極性信号aQ,aIと主信号の極性信号
Qr,aIrを第2の可変結合器制御回路67に入力す
る。そして、該可変結合器制御回路66,67の出力に
よって、可変結合器93〜100の制御を行う。ここ
で、上記誤差信号発生回路101,102、および2値
識別回路103〜106は主信号から再生したクロック
信号23により動作する。
なお、可変結合器制御回路66,67に入力する信号と
して、加算器90,92、および高調波除去フィルタ4
6,47の出力信号を、識別回路103,104,105,
106に通して2値化する例を示したが、2値化は必ず
しも必要ではない。その場合は、可変結合器制御回路内
のディジタル乗算器(排他的論理和)の代わりにアナログ
乗算器を用いればよい。
第4実施例 第8図は、本発明の第4実施例の構成を示すブロック図
である。この実施例が第7図の第3実施例と異なる点
は、可変結合器107〜114に複数タップ付遅延線
(本例では3タップ構成)から構成されたものを使用して
いる点である。すなわち、本実施例では、可変結合器1
07,108,109,110,111,112,113,1
14として、第4図に示す構成の可変結合器を使用して
いる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明の干渉補償回路は、主信号
成分に混合した干渉成分を抽出して干渉信号とする構成
にしたため、外部からの干渉信号が確保できない場合に
おいても、自分自身で干渉信号を抽出し、それをもとに
干渉補償を行う機能を有している。
このため、干渉信号の伝搬経路が主信号と同じ場合で
も、大きな干渉補償効果を有する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の構成を示すブロック図、
第2図は可変結合器制御回路の構成を示すブロック図、
第3図は本発明の第2実施例の構成を示すブロック図、
第4図は可変結合器の構成を示すブロック図、第5,6
図は可変結合器制御回路の構成を示すブロック図、第7
図は本発明の第3実施例の構成を示すブロック図、第8
図は本発明の第4実施例の構成を示すブロック図、第9
図は従来の干渉補償回路の構成を示すブロック図、第1
0図は4値の識別回路(A/D変換器)のレベルダイヤ説
明図である。 1……主アンテナ、2,5……帯域通過フィルタ、 3,6……周波数変換器、4……補助アンテナ、 7……局部発振器、 8,9,10,11……直交位相検波器、 12,13……90度移相器、 14……基準搬送波、 15,16,17,18……高調波除去フィルタ、 19,20,21,22……A/D変換器、 23……クロック信号、 24,25,26,27……加算器、 28,29,30,31……両極性可変減衰器、 32,33,34,35……排他的論理和、 36,37,38,39……積分器、 40……副アンテナ、41……移相器、 42……合成器、43,44……直交位相検波器、 45……90度移相器、 46,47……高調波除去フィルタ、 48,49……A/D変換器、 50,51,52,53,54,55,56,57……全加算
器、 58,59,60,61,62,63,64,65……可変結
合器、 66,67……可変結合器制御回路、 68……排他的論理和、69……積分器、 70,71,72,73,74,75,76,77……可変結
合器、 78,79……可変結合器制御回路、 80……遅延線、 81,82,83……両極性可変減衰器、 84……加算器、 85,86,87,88,89,90,91,92……加算
器、 93,94,95,96,97,98,99,100……可変
結合器、 101,102……誤差信号発生回路、 103,104,105,106……2値識別回路、 107,108,109,110,111,112,113,
114……可変結合器、 200……復調器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主信号受信用の主伝送路及び副伝送路と、
    該主伝送路及び副伝送路の出力信号を合成する合成器
    と、 前記主信号から再生した基準搬送波によって、前記合成
    器の出力を同相成分と直交成分に分解する第1の直交位
    相検波器と、 前記第1の直交位相検波器と同じ基準搬送波によって、
    前記主伝送路及び副伝送路の出力信号を同相成分及び直
    交成分に分解する第2及び第3の直交位相検波器と、 主信号より再生したクロック信号により前記第1、第
    2、及び第3の直交位相検波器の直交成分出力及び同相
    成分出力をそれぞれサンプリングして量子化する第1、
    第2、第3、第4、第5及び第6のA/D変換器と、 前記第5のA/D変換器の出力に接続された第5及び第
    7の可変結合器と、 前記第6のA/D変換器の出力に接続された第6及び第
    8の可変結合器と、 前記第5及び第7の可変結合器の出力と前記第4及び第
    3のA/D変換器の出力とをそれぞれ加算する第5及び
    第7の全加算器と、 前記第6及び第8の可変結合器の出力と前記第5及び第
    7の全加算器の出力とをそれぞれ加算して主信号を消去
    し、干渉信号を出力する第6及び第8の全加算器と、 該第8の全加算器の出力に接続された第1及び第3の可
    変結合器と、 前記第6の全加算器の出力に接続された第2及び第4の
    可変結合器と、 前記第1及び第3の可変結合器の出力と前記第2及び第
    1のA/D変換器の出力とをそれぞれ加算する第1及び
    第3の全加算器と、 前記第2及び第4の可変結合器の出力と前記第1及び第
    3の全加算器の出力とをそれぞれ加算し主信号中に含ま
    れる干渉成分を消去する第2及び第4の全加算器と、 前記第2及び第4の全加算器の出力から得られる誤差信
    号と、前記第6及び第8の全加算器の出力信号との間で
    相関検出する複数の乗算回路及び積分器により構成され
    た第1の可変結合器制御回路と、 前記第6及び第8の全加算器の出力と前記第5及び第6
    のA/D変換器の出力信号との間で相関検出する複数の
    乗算回路及び積分器によって構成された第2の可変結合
    器制御回路とを有し、 前記第1の可変結合器制御回路の出力によって前記第
    1、第2、第3、及び第4の可変結合器をそれぞれ制御
    し、前記第2の可変結合器制御回路の出力によって前記
    第5、第6、第7、及び第8の可変結合器をそれぞれ制
    御することを特徴とする干渉補償回路。
  2. 【請求項2】主信号受信用の主伝送路及び副伝送路と、 該主伝送路及び副伝送路の出力信号を合成する合成器
    と、 前記主信号から再生した基準搬送波によって、前記合成
    器の出力を同相成分と直交成分に分解する第1の直交位
    相検波器と、 前記第1の直交位相検波器と同じ基準搬送波によって、
    前記主伝送路及び副伝送路の出力信号を同相成分及び直
    交成分に分解する第2及び第3の直交位相検波器と、 該第3の直交位相検波器の直交成分の出力に接続された
    第5及び第7の可変結合器と、 前記第3の直交位相検波器の同相成分の出力に接続され
    た第6及び第8の可変結合器と、 前記第5及び第7の可変結合器の出力と前記第2の直交
    位相検波器の同相成分出力及び直交成分出力とをそれぞ
    れ加算する第5及び第7の加算器と、 前記第6及び第8の可変結合器の出力と前記第5及び第
    7の加算器の出力とをそれぞれ加算して主信号を消去
    し、干渉信号を出力する第6及び第8の加算器と、 該第8の加算器の出力に接続された第1及び第3の可変
    結合器と、 前記第6の加算器の出力に接続された第2及び第4の可
    変結合器と、 前記第1及び第3の可変結合器の出力と前記第1の直交
    位相検波器の同相成分出力及び直交成分出力とをそれぞ
    れ加算する第1及び第3の加算器と、 前記第2及び第4の可変結合器の出力と前記第1及び第
    3の加算器の出力とをそれぞれ加算し主信号中に含まれ
    る干渉成分を消去する第2及び第4の加算器と、 前記第2及び第4の加算器の出力を誤差信号発生回路に
    入力し、該誤差信号発生回路の出力信号と前記第6及び
    第8の加算器の出力信号の間で相関検出する複数の乗算
    回路及び積分器によって構成された第1の可変結合器制
    御回路と 前記第3の直交位相検波器の出力と前記第6及び第8の
    加算器の出力信号の間で相関検出する複数の乗算回路及
    び積分器によって構成された第2の可変結合器制御回路
    とを有し、 前記第1の可変結合器制御回路の出力によって前記第
    1、第2、第3、及び第4の可変結合器を制御し、前記
    第2の可変結合器制御回路の出力によって前記第5、第
    6、第7及び第8の可変結合器を制御することを特徴と
    する干渉補償回路。
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