JPH06183332A - 2系統制動液圧制御弁 - Google Patents

2系統制動液圧制御弁

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Publication number
JPH06183332A
JPH06183332A JP34210692A JP34210692A JPH06183332A JP H06183332 A JPH06183332 A JP H06183332A JP 34210692 A JP34210692 A JP 34210692A JP 34210692 A JP34210692 A JP 34210692A JP H06183332 A JPH06183332 A JP H06183332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pistons
equalizer
cylinder
guide member
control valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP34210692A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Iwata
田 直 樹 岩
Eiji Miura
浦 英 司 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP34210692A priority Critical patent/JPH06183332A/ja
Publication of JPH06183332A publication Critical patent/JPH06183332A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液圧制御弁自体の小型化、および軽量化を図
ることを目的とする。 【構成】 2系統の制動液圧制御弁装置において、常
時、イコライザーとばね部材との間に介在しカバー部材
内を所要な隙間にて摺動可能に保持し且つ一対のピスト
ンを均等な力にて支持するようなガイド部材を備えたこ
とである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2系統の制動液圧回路
を有し、その系統の制動液圧を制御するための制動用液
圧制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に2系統制動液圧制御弁とし
ては、例えば特開昭54−52582号公報および実開
昭53−134175号公報に記載されたものがある。
両者ともに複数の流入出口を形成し且つ各々の流入出
口の連通を制御する弁を収容させる段付内孔を有したシ
リンダにおいて、その段付内孔に互いに平行な一対のピ
ストンが配設されている。また、一対のピストンと係合
するように放射方向に延出され且つその一対のピストン
の荷重中心点に位置する箇所に介在したガイド部材が配
設されている。一対のピストンのガイド部材を設け、そ
のガイド部材によりガイドされたイコライザーを介して
一対のピストンを弁の開方向に付勢する付勢部材が設け
られている。この構成より、液圧制御弁および両液圧回
路ともにが正常なときには、ガイド部材により一対のピ
ストンに作用する液圧を均等にさせ制御液圧を等しく
し、液圧制御弁および両液圧回路の何方か一方が故障し
たときには、ガイド部材により全部の力を他方のピスト
ンに作用する液圧に対抗させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
2系統制動液圧制御弁によると、シリンダに於ける一対
のピストンの荷重中心点に位置する箇所にガイド部材を
設けているためにシリンダにガイド部材を設けている
分、巾を必要となり液圧制御弁自体が大型化になってし
まい、重量自体も重くなるという問題を生じた。
【0004】そこで、本発明は、上記問題を解決するこ
と、つまり、シリンダ内にガイド部材を設けることを無
くして液圧制御弁自体の小型化、及び軽量化を図ること
をその技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため講じた技術的手段は、複数の流入出口を形成
し且つ各々の流入出口に連通をするよう互いに平行に形
成された内孔を有したシリンダと、シリンダの内孔内に
軸方向へ摺動可能に挿嵌されたシリンダから液密的に延
出するピストンと、一対のピストンの一側端面に係合さ
れるイコライザーを介して一対のピストンを圧縮方向に
付勢するばね部材と、シリンダと気密的に保持しイコラ
イザーおよび前記ばね部材を収納するカバー部材とを備
え、イコライザーとばね部材との間に介在しカバー部材
内を所要な隙間にて摺動可能に保持し且つ一対のピスト
ンを均等な力にて支持するようなガイド部材を備えたこ
とである。
【0006】
【作用】上記した技術的手段を講じたことによって、次
のように作用する。
【0007】イコライザーとばね部材との間に介在しカ
バー部材内を所要な隙間にて摺動可能に保持しすること
で、シリンダ内にガイド部材を設けてなくて済むため、
シリンダ自体が小型化となり重量も軽量化が図れる。つ
まり、液圧制御弁の小型化、及び軽量化を図ることが可
能となる。更に、ガイド部材はカバー部材により支持さ
れているので、バネ部材からの力を双方のピストンに均
等に伝達させるとともに、何方か一方のピストンが作動
しなくなったとしても、従来と同様に、他方のピストン
にて正常に比べ高い液圧を供給し車両に十分なブレーキ
作用を与えることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付した図面に基
づいて詳細に説明する。
【0009】図1を参照すると、本発明の技術手段を適
用した液圧制御弁の断面図であり、1は、液圧制御弁を
示している。2はシリンダを示しており、そのシリンダ
2には、互いに並列に形成された一対の段付内孔3,1
3と、図示しないマスタシリンダとリヤのホィールシリ
ンダに接続する各々の配管が接続される流入出口4,1
4、4a,14aを有している。その段付内孔3,13
は、夫々が小径部3b,大径部3cに形成されいる。
【0010】また、夫々の大径部3cには、夫々の中心
部に貫通孔5a,15aを有したプラグ5,15が液密
的に組み付けられており、そのプラグ5,15の貫通孔
5a,15aには各段付内孔3,13内に挿嵌した各ピ
ストン7,17を液密的かつ軸方向へ摺動可能に支持し
ている。またプラグ5,15は、スプリング6、16に
より一端を支承している。
【0011】各ピストン7,17の小径部3b側には弁
機構8,18を備えており、弁機構8,18には、弁体
8a,18a,環状弁座8b,18bにより構成してい
る。
【0012】弁体8a,18aはピストンの一側端に取
り付けられており、それに対抗して環状弁座8b,18
bが各段付内孔3,13の小径部3bに気密的に取り付
けられている。また流入口4,14と流出口4a,14
aとは、バルブ機構3,13を介して連通可能に設けら
れており、常時、弁部3a,13aは開状態になってお
り、流入口4,4aと流出口14,14aとは連通して
いる。
【0013】各ピストン7,17はプラグ5,15を介
してシリンダ2から延出するようもうけられている。そ
の延出せた一側端面には、イコライザー10が配設され
ており、シリンダ2にネジ等にて気密的に組み付けられ
た固定部材たるカバー部材9内に設けられている。
【0014】カバー部材9は、図中左方向へ突出させた
収容孔9aが中央に形成しており、その収容孔9aの一
側端にはばね部材たる負荷スプリング20を支承してい
る。
【0015】また負荷スプリング20の他側端は、ガイ
ド部材21を支承しており、図中右方向に付勢してい
る。そのガイド部材21は円筒状に形成されており、収
容孔9a内を摺動可能に端面が支持されガタつかない
様、ある程度の遊びを持たせて嵌入してある。
【0016】ガイド部材21の一側端は突出端部21a
にてイコライザー10の略中央に形成された凹部10a
に当接させており、負荷スプリング20の付勢力により
各ピストン7,17を当接させている。
【0017】従って、ガイド部材21はカバー部材9に
より両側を支持させているので、常に各ピストン7,1
7の中心点に位置にせしめることができると共に、荷重
伝達点が中心軸からずれないようになっている。一系統
欠損時には、負荷スプリング20はガイド部材21を介
して正常な側のピストンに全付勢力が作用し、折れ点液
圧(負荷スプリング20の荷重力/各ピストン7,17
の断面積>液圧によって各ピストン7,17が負荷スプ
リング20方向に移動する力)を向上することができる
ため、制動力の不足を防止することができる。
【0018】また本発明は、液圧制御装置の作動等は、
従来と同様に作動するため、詳細な説明は省略する。
【0019】
【発明の効果】上述による本発明は、シリンダにガイド
部材を無くすことでシリンダ自体が小型化となり重量も
軽量化が図れる。更に、ガイド部材は固定部材により支
持されているので、第2付勢部材からの力を双方のピス
トンに均等に伝達させるとともに、何方か一方のピスト
ンが作動しなくなったとしても、従来と同様に、他方の
ピストンにて正常時に比べ高い液圧を供給し車両に十分
なブレーキ作用を与えることが可能となり所期とする目
的を達成することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる2系統の制動液圧制御
弁の断面図である。
【符号の説明】
1 液圧制御弁 2 シリンダ 3,13 段付内孔 4,14 流入口 4a,14a 流出口 5,15 プラグ 5a,15a 貫通孔 6,16 スプリング 7 17 ピストン 8 18 弁機構 9 カバー部材 10 イコライザー 20 負荷スプリング(ばね部材) 21 ガイド部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の流入出口を形成し且つ当該各々の
    流入出口に連通をするよう互いに平行に形成された内孔
    を有したシリンダと、該シリンダの内孔内に軸方向へ摺
    動可能に挿嵌された当該シリンダから液密的に延出する
    ピストンと、該一対のピストンの一側端面に係合される
    イコライザーを介して当該一対のピストンを圧縮方向に
    付勢するばね部材と、前記シリンダと気密的に保持され
    前記イコライザーおよび前記ばね部材を収納するカバー
    部材とを備え、 前記イコライザーと前記ばね部材との間に介在し前記カ
    バー部材内を所要な隙間にて摺動可能に保持し且つ前記
    一対のピストンを均等な力にて支持するようなガイド部
    材を備えたことを特徴とする2系統制動液圧制御弁。
JP34210692A 1992-12-22 1992-12-22 2系統制動液圧制御弁 Pending JPH06183332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34210692A JPH06183332A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 2系統制動液圧制御弁

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JP34210692A JPH06183332A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 2系統制動液圧制御弁

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JPH06183332A true JPH06183332A (ja) 1994-07-05

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ID=18351197

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JP34210692A Pending JPH06183332A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 2系統制動液圧制御弁

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JP (1) JPH06183332A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989004806A1 (en) * 1987-11-27 1989-06-01 Baltec Maschinenbau Ag Process and device for removing thread waste from yarn carriers on textile machines
DE4140049A1 (de) * 1991-12-05 1993-06-09 Zinser Textilmaschinen Gmbh, 7333 Ebersbach, De Spinnmaschine mit wanderreiniger und unterwinderestentferner

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989004806A1 (en) * 1987-11-27 1989-06-01 Baltec Maschinenbau Ag Process and device for removing thread waste from yarn carriers on textile machines
DE4140049A1 (de) * 1991-12-05 1993-06-09 Zinser Textilmaschinen Gmbh, 7333 Ebersbach, De Spinnmaschine mit wanderreiniger und unterwinderestentferner
DE4140049C2 (de) * 1991-12-05 2000-07-27 Zinser Textilmaschinen Gmbh Spinnmaschine mit Wanderreiniger und Unterwinderestentferner

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