JPH0618310B2 - 双方向増幅回路 - Google Patents
双方向増幅回路Info
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- JPH0618310B2 JPH0618310B2 JP9984585A JP9984585A JPH0618310B2 JP H0618310 B2 JPH0618310 B2 JP H0618310B2 JP 9984585 A JP9984585 A JP 9984585A JP 9984585 A JP9984585 A JP 9984585A JP H0618310 B2 JPH0618310 B2 JP H0618310B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は2線式アナログスイッチの構内交換機(以下P
BX)に有用な、平衡−不平衡ラインの中間に配置する
双方向増幅回路に関するもので、PBXの加入者回路及
び通話路に適用される。
BX)に有用な、平衡−不平衡ラインの中間に配置する
双方向増幅回路に関するもので、PBXの加入者回路及
び通話路に適用される。
従来の技術 近年、電子化の進歩に伴い、PBXも電子化がより一層
進み、小形化且つ高機能化されてきた。従来のPBXで
は、特に加入者インターフェース回路にコイル及びトラ
ンスを多数使用していたため、装置が大形化するという
欠点があった。以下図面を参照しながら従来のPBXの
加入者回路について説明すると、第3図はPBXの内線
電話機とのインターフェースを行う回路で、各内線電話
機毎に設けられる。51は通話路スイッチで、PBXに
収容される局線及び内線の切換を行う。しかし最近通話
路スイッチ51が従来のXS形クロスバスイッチ、ある
いはSMMスイッチに代わり、半導体式のスイッチ例え
ばC−MOSスイッチ、PNPNスイッチが使用される
ようになった。しかし半導体スイッチはSMMスイッチ
と比較し小形であるが、直流抵抗が大きく、スイッチン
グに伴う挿入損が発生するという欠点がある。60は双
方向増幅回路部で、前記挿入損の補償を行うためのもの
であり、61,62はハイブリッドトランス、63,6
4は増幅器、65,66は平衡回路(BNW)で、通話
路スイッチ51は2線式不平衡信号で切換えられている
ので、上り、下り方向に分離し、それぞれの方向に増幅
する。56は内線電話機、67,68はレターコイル、
69は通話供給電源、54はリング発生回路で、内線電
話機56に直流電流及びリング信号を供給する。70は
ループ監視回路、71はリングトリップ回路で、内線電
話機56を監視する。
進み、小形化且つ高機能化されてきた。従来のPBXで
は、特に加入者インターフェース回路にコイル及びトラ
ンスを多数使用していたため、装置が大形化するという
欠点があった。以下図面を参照しながら従来のPBXの
加入者回路について説明すると、第3図はPBXの内線
電話機とのインターフェースを行う回路で、各内線電話
機毎に設けられる。51は通話路スイッチで、PBXに
収容される局線及び内線の切換を行う。しかし最近通話
路スイッチ51が従来のXS形クロスバスイッチ、ある
いはSMMスイッチに代わり、半導体式のスイッチ例え
ばC−MOSスイッチ、PNPNスイッチが使用される
ようになった。しかし半導体スイッチはSMMスイッチ
と比較し小形であるが、直流抵抗が大きく、スイッチン
グに伴う挿入損が発生するという欠点がある。60は双
方向増幅回路部で、前記挿入損の補償を行うためのもの
であり、61,62はハイブリッドトランス、63,6
4は増幅器、65,66は平衡回路(BNW)で、通話
路スイッチ51は2線式不平衡信号で切換えられている
ので、上り、下り方向に分離し、それぞれの方向に増幅
する。56は内線電話機、67,68はレターコイル、
69は通話供給電源、54はリング発生回路で、内線電
話機56に直流電流及びリング信号を供給する。70は
ループ監視回路、71はリングトリップ回路で、内線電
話機56を監視する。
発明が解決しようとする問題点 しかしこのような回路構成では、ハイブリッドトラン
ス、レターコイルを使用するため大形化し、多数の内線
電話機毎に具備すると装置が大形となる欠点があった。
ス、レターコイルを使用するため大形化し、多数の内線
電話機毎に具備すると装置が大形となる欠点があった。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため差動増幅器と加算増
幅器と、反転増幅器、非反転増幅器を組み合せて構成し
たものである。
幅器と、反転増幅器、非反転増幅器を組み合せて構成し
たものである。
作 用 本発明は、上記の構成により通話路スイッチより入力さ
れた信号は電子回路によって信号が一方向化され、入力
側に戻らないように増幅を行なうとともに内線電話機か
らの入力信号は同様に一方向化されて増幅することがで
き、小形化を図ることができる。
れた信号は電子回路によって信号が一方向化され、入力
側に戻らないように増幅を行なうとともに内線電話機か
らの入力信号は同様に一方向化されて増幅することがで
き、小形化を図ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面にもとづき説明する。第
1図は本発明のブロック図である。12はTIP端子、
13はRING端子で、平衡ラインとして内線電話機5
5に接続される。TIP端子12とRING端子13は
抵抗1及び2を介し、差動増幅器5に接続される。6は
加算増幅器で、差動増幅器5の出力と、反転増幅器10
の出力信号が加算される。加算増幅器6、通話路スイッ
チ側の負荷インピーダンスと等価な抵抗9を介して不平
衡ライン端子14に出力される。一方不平衡ライン端子
14より入力した信号は、非反転増幅器8と反転増幅器
11で増幅されてTIP端子12,RING端子13に
出力される。
1図は本発明のブロック図である。12はTIP端子、
13はRING端子で、平衡ラインとして内線電話機5
5に接続される。TIP端子12とRING端子13は
抵抗1及び2を介し、差動増幅器5に接続される。6は
加算増幅器で、差動増幅器5の出力と、反転増幅器10
の出力信号が加算される。加算増幅器6、通話路スイッ
チ側の負荷インピーダンスと等価な抵抗9を介して不平
衡ライン端子14に出力される。一方不平衡ライン端子
14より入力した信号は、非反転増幅器8と反転増幅器
11で増幅されてTIP端子12,RING端子13に
出力される。
次に動作を説明すると、内線電話機が接続された平衡ラ
インからの音声入力信号はTIP端子12とRING端子
13の差分信号として差動増幅器5に入力される。ここ
でTIP端子12、RING端子13間に屋内電源配線
より誘導を受けると、同相成分の雑音に対して打ち消す
ように動作すると同時に音声信号は増幅され、不平衡信
号として出力される。前記不平衡信号は、加算増幅器6
と抵抗9を介して不平衡ライン端子14に出力される
が、この戻り信号は、反転増幅器7の出力と非反転増幅
器8の出力との合流点で内消され、TIP端子12−R
ING端子13の方に戻ることを防止する。次に不平衡
ライン14から入力した信号は、非反転増幅器8で同相
に、続いて反転増幅器11で反転位相としてTIP端子
12−RING端子13に出力されるが、同時に抵抗4
を介して通話電流が重畳され、電話機55に供給され
る。ここで不平衡ライン14より入力した信号がTIP
端子12−RING端子13で位相が反転しているた
め、ここでの戻り信号は差動増幅器5で再び反転されて
同相となり、加算増幅器6の反転入力端子に接続され
る。一方不平衡入力信号が非反転増幅器8を通り、反転
増幅器10で反転され、加算増幅器6の反転入力端子に
加えられる。この時、前記反転入力端子と、前記非反転
入力端子の入力信号の電圧が等しくなるように、反転増
幅器8の増幅度を選んでおけば、TIP端子12−RI
NG端子13からの戻り信号は打消され、一方向化がで
きる。
インからの音声入力信号はTIP端子12とRING端子
13の差分信号として差動増幅器5に入力される。ここ
でTIP端子12、RING端子13間に屋内電源配線
より誘導を受けると、同相成分の雑音に対して打ち消す
ように動作すると同時に音声信号は増幅され、不平衡信
号として出力される。前記不平衡信号は、加算増幅器6
と抵抗9を介して不平衡ライン端子14に出力される
が、この戻り信号は、反転増幅器7の出力と非反転増幅
器8の出力との合流点で内消され、TIP端子12−R
ING端子13の方に戻ることを防止する。次に不平衡
ライン14から入力した信号は、非反転増幅器8で同相
に、続いて反転増幅器11で反転位相としてTIP端子
12−RING端子13に出力されるが、同時に抵抗4
を介して通話電流が重畳され、電話機55に供給され
る。ここで不平衡ライン14より入力した信号がTIP
端子12−RING端子13で位相が反転しているた
め、ここでの戻り信号は差動増幅器5で再び反転されて
同相となり、加算増幅器6の反転入力端子に接続され
る。一方不平衡入力信号が非反転増幅器8を通り、反転
増幅器10で反転され、加算増幅器6の反転入力端子に
加えられる。この時、前記反転入力端子と、前記非反転
入力端子の入力信号の電圧が等しくなるように、反転増
幅器8の増幅度を選んでおけば、TIP端子12−RI
NG端子13からの戻り信号は打消され、一方向化がで
きる。
以下本発明の具体的応用例について、図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第2図は本発明の実施例における双方向増幅回路とこれ
を含む自局内通話回路と機能を有する加入者回路を示す
ものである。
を含む自局内通話回路と機能を有する加入者回路を示す
ものである。
第2図において、12はTIP端子、13はRING端
子で電話機を接続する。1,2,17,18は抵抗して
オペアンプ5とで差動演算増幅器を形成している。19
はツェナーダイオードで呼出信号の過大電圧を制限して
いる。20,21,22,23,25は抵抗でコンデン
サ24,29とオペアンプ6で加算増幅器を形成してい
る。
子で電話機を接続する。1,2,17,18は抵抗して
オペアンプ5とで差動演算増幅器を形成している。19
はツェナーダイオードで呼出信号の過大電圧を制限して
いる。20,21,22,23,25は抵抗でコンデン
サ24,29とオペアンプ6で加算増幅器を形成してい
る。
30,31,32は抵抗でオペアンプ7とで第1の反転
増幅器を形成している。34,35,36は抵抗でオペ
アンプ8とで非反転増幅器を形成している。
増幅器を形成している。34,35,36は抵抗でオペ
アンプ8とで非反転増幅器を形成している。
33と37は抵抗である。
38,39,40は抵抗でオペアンプ11とで第2の反
転増幅回路を形成している。26,27,28は抵抗で
オペアンプ10とで第3の反転増幅回路を形成してい
る。
転増幅回路を形成している。26,27,28は抵抗で
オペアンプ10とで第3の反転増幅回路を形成してい
る。
15はトランジスタでエミッタホロアになっており通話
電流を抵抗3→電話機TEL→抵抗4→マイナス電源のル
ープで供給する。16は呼出信号のバイパス用抵抗、4
1はオペアンプで、抵抗42,43,44とトランジス
タ45で設定される非反転入力の基準レベルと反転入力
に印加される差動増幅器の出力レベルとの比較を行ない
加入者のオンフック,オフフックを識別する。46はラ
ンプドライブ用の保護抵抗、47はオンフック,オフフ
ック情報送出用の保護抵抗である。49,50は抵抗で
トランジスタ48とでミュート回路を形成する。52は
呼出信号用の接点で呼出信号送出のときSとMが接続さ
れる。53は抵抗、54は呼出信号源である。14は非平
衡ライン側の端子でアナログスイッチと接続されてい
る。
電流を抵抗3→電話機TEL→抵抗4→マイナス電源のル
ープで供給する。16は呼出信号のバイパス用抵抗、4
1はオペアンプで、抵抗42,43,44とトランジス
タ45で設定される非反転入力の基準レベルと反転入力
に印加される差動増幅器の出力レベルとの比較を行ない
加入者のオンフック,オフフックを識別する。46はラ
ンプドライブ用の保護抵抗、47はオンフック,オフフ
ック情報送出用の保護抵抗である。49,50は抵抗で
トランジスタ48とでミュート回路を形成する。52は
呼出信号用の接点で呼出信号送出のときSとMが接続さ
れる。53は抵抗、54は呼出信号源である。14は非平
衡ライン側の端子でアナログスイッチと接続されてい
る。
以上のように構成された加入者回路の動作について以下
に説明する。
に説明する。
平衡ライン(電話機側)からの音声信号(ei)は差分信
号として差動増幅器5に入力され、その出力は1/10eiに
なる。この信号は次の加算増幅器6の入力端子に印加さ
れるが、一方の入力は低インピーダンスを介してアース
されているものとみなされるので信号は6倍に増幅され
て(6/10eiとなる)出力される。この信号は抵抗9を介し
て非平衡ラインへ出力されるが、非平衡ラインの出力は
交差点マトリックス51を介して同様の構造を有する加
入者回路の端子14に接続されるので抵抗9と負荷イン
ピーダンスは等しく、端子14の出力信号は加算増幅器
の出力 になる。
号として差動増幅器5に入力され、その出力は1/10eiに
なる。この信号は次の加算増幅器6の入力端子に印加さ
れるが、一方の入力は低インピーダンスを介してアース
されているものとみなされるので信号は6倍に増幅され
て(6/10eiとなる)出力される。この信号は抵抗9を介し
て非平衡ラインへ出力されるが、非平衡ラインの出力は
交差点マトリックス51を介して同様の構造を有する加
入者回路の端子14に接続されるので抵抗9と負荷イン
ピーダンスは等しく、端子14の出力信号は加算増幅器
の出力 になる。
次に、平衡ラインからの信号の戻り信号を打消す方法に
ついて説明する。打消し回路は反転増幅回路7と非反転
増幅回路8で構成されている。平衡ラインからの入力は
加算増幅器の出力で前述のとうり になっているが、便宜上Eとすると、反転増幅器7の出
力は−Eとなる。一方、端子14の電圧すなわち非反転増
幅器8(増幅度2)の入力は前述の理由で1/2Eになる
ので非反転増幅器8の出力は+Eとなる。
ついて説明する。打消し回路は反転増幅回路7と非反転
増幅回路8で構成されている。平衡ラインからの入力は
加算増幅器の出力で前述のとうり になっているが、便宜上Eとすると、反転増幅器7の出
力は−Eとなる。一方、端子14の電圧すなわち非反転増
幅器8(増幅度2)の入力は前述の理由で1/2Eになる
ので非反転増幅器8の出力は+Eとなる。
このため平衡ライン側への戻り信号分は増幅器7と8の
出力の接続点で打ち消される。
出力の接続点で打ち消される。
次に非平衡ライン側から平衡ライン側への音声信号
(eo)は非反転増幅器8で2倍に増幅されるが抵抗33
の一方は反転増幅器7の出力に接続されて等価的にアー
スと接続されていることになるので、抵抗33と37で
等分される。したがって反転増幅器11の反転入力はe
oとなる。反転増幅器11の増幅度を4とするとその出
力は−4eoとなる。増幅された信号は増幅度1のトラン
ジスタ15を介して−4eoの信号を平衡ライン側へ出力
する。電話機のインピーダンスが600Ωのとき抵抗3
と4の合成抵抗が600Ωであるから信号は2分されて
−2eo(+6dB)が電話機へ出力される。又同時に戻り信号
−2eoは差動演算増幅回路5で1/10になり+0.2eoと
なり加算増幅器6の入力端子に印加される。一方抵抗3
3と37の接続点の信号電圧は前述したように+eoであ
るがこれは反転増幅器10の反転入力に印加されるので
反転増幅器10の増幅度を1/5にして出力を−0.2eoとし
加算増幅器6の入力端子へ印加すると、前述の戻り信号
+0.2eoは打ち消される。
(eo)は非反転増幅器8で2倍に増幅されるが抵抗33
の一方は反転増幅器7の出力に接続されて等価的にアー
スと接続されていることになるので、抵抗33と37で
等分される。したがって反転増幅器11の反転入力はe
oとなる。反転増幅器11の増幅度を4とするとその出
力は−4eoとなる。増幅された信号は増幅度1のトラン
ジスタ15を介して−4eoの信号を平衡ライン側へ出力
する。電話機のインピーダンスが600Ωのとき抵抗3
と4の合成抵抗が600Ωであるから信号は2分されて
−2eo(+6dB)が電話機へ出力される。又同時に戻り信号
−2eoは差動演算増幅回路5で1/10になり+0.2eoと
なり加算増幅器6の入力端子に印加される。一方抵抗3
3と37の接続点の信号電圧は前述したように+eoであ
るがこれは反転増幅器10の反転入力に印加されるので
反転増幅器10の増幅度を1/5にして出力を−0.2eoとし
加算増幅器6の入力端子へ印加すると、前述の戻り信号
+0.2eoは打ち消される。
以上のように戻り信号をキャンセルして正帰還や過剰な
側音を防止する平衡/不平衡ラインにおける双方向性の
増幅回路として動作する。
側音を防止する平衡/不平衡ラインにおける双方向性の
増幅回路として動作する。
次にオフフックとオンフックの検出とダイヤルパルス受
信の動作について述べる。
信の動作について述べる。
オンフックの時、トランジスタ15はOFFとなっており
端子12と13間には−24Vが印加されている。この
電圧は差動演算増幅器5で1/10になり−2.4Vで出力
されてオペアンプ41の反転入力に印加される。オンフ
ックの時はトランジスタ15はONとなり、通話電流を
供給するのでチップリング間に電位差を生じる。例えば
電話機の抵抗が100Ωであれば抵抗3と4の合成抵抗
は電話機のオフフックインピーダンスと等しい600Ω
であるから が端子12と13間に印加されるので差動演算増幅器で
1/10の−0.3Vが出力されてオペアンプ41の反転入力
に印加される。
端子12と13間には−24Vが印加されている。この
電圧は差動演算増幅器5で1/10になり−2.4Vで出力
されてオペアンプ41の反転入力に印加される。オンフ
ックの時はトランジスタ15はONとなり、通話電流を
供給するのでチップリング間に電位差を生じる。例えば
電話機の抵抗が100Ωであれば抵抗3と4の合成抵抗
は電話機のオフフックインピーダンスと等しい600Ω
であるから が端子12と13間に印加されるので差動演算増幅器で
1/10の−0.3Vが出力されてオペアンプ41の反転入力
に印加される。
一方、オペアンプ41の非反転入力は抵抗42,43,
44とトランジスタ45で基準電圧として−1.5Vに
なるよう設定してある。この時トランジスタ45はON
の状態にある。従ってオンフックの時は非反転力が反転
入力より高電位になるのでオペアンプ41の出力は+V
となり、オフフックの時は反転入力が非反転力よりも高
くなるのでオペアンプ41の出力は−Vとなる。この情
報で、通話監視とダイヤルパルス受信の機能を提供でき
る。
44とトランジスタ45で基準電圧として−1.5Vに
なるよう設定してある。この時トランジスタ45はON
の状態にある。従ってオンフックの時は非反転力が反転
入力より高電位になるのでオペアンプ41の出力は+V
となり、オフフックの時は反転入力が非反転力よりも高
くなるのでオペアンプ41の出力は−Vとなる。この情
報で、通話監視とダイヤルパルス受信の機能を提供でき
る。
次にリングトリップについて説明する。呼出信号の送出
は図示しないリングリレーをONにするとリングリレー
の接点52がメークして接点M−Sが接続し、呼出信号
は端子12,13の間に接続された電話機に印加され
る。チップ・リング間(端子12,13間)に印加され
た呼出信号電圧は差動増幅器5で1/10になりオペアンプ
41の反転入力に印加されるのでオペアンプ41の出力
は信号周波数に同期した+V1−Vのパルス情報を送出す
る。加入者が応答すると電話機のオフフックのインピー
ダンスはオンフックのインピーダンスより小さいので端
子12,13間の信号電圧が小さくなるのでオペアンプ
41の反転入力も小さくなる。しかし呼出信号電圧が大
きい為オペアンプ41の反転入力の信号は非反転入力の基
準電圧をクロスするためオペアンプ41の出力は着信と
同じパルス情報になりオフフック検知ができない。この
対策として呼出信号を送出すると同時にトランジスタ4
5をオフしてオペアンプ41の非反転入力の基準電圧
を、着信応答中の反転入力信号電圧より十分低く設定す
る。以上の制御を行なうとオンフックで送出中は高い呼
出信号電圧がかかるので基準電圧を低くしていても呼出
信号に同期したパルス情報が得られ、オフフックのとき
は基準電位をクロスオーバしない信号電圧であるためオ
フフック情報と同じ−Vの出力が得られるのでリングト
リップができる。
は図示しないリングリレーをONにするとリングリレー
の接点52がメークして接点M−Sが接続し、呼出信号
は端子12,13の間に接続された電話機に印加され
る。チップ・リング間(端子12,13間)に印加され
た呼出信号電圧は差動増幅器5で1/10になりオペアンプ
41の反転入力に印加されるのでオペアンプ41の出力
は信号周波数に同期した+V1−Vのパルス情報を送出す
る。加入者が応答すると電話機のオフフックのインピー
ダンスはオンフックのインピーダンスより小さいので端
子12,13間の信号電圧が小さくなるのでオペアンプ
41の反転入力も小さくなる。しかし呼出信号電圧が大
きい為オペアンプ41の反転入力の信号は非反転入力の基
準電圧をクロスするためオペアンプ41の出力は着信と
同じパルス情報になりオフフック検知ができない。この
対策として呼出信号を送出すると同時にトランジスタ4
5をオフしてオペアンプ41の非反転入力の基準電圧
を、着信応答中の反転入力信号電圧より十分低く設定す
る。以上の制御を行なうとオンフックで送出中は高い呼
出信号電圧がかかるので基準電圧を低くしていても呼出
信号に同期したパルス情報が得られ、オフフックのとき
は基準電位をクロスオーバしない信号電圧であるためオ
フフック情報と同じ−Vの出力が得られるのでリングト
リップができる。
抵抗49と50及びトランジスタ48は平衡ラインから
非平衡ラインへ送出する信号をミュートする回路で、平
衡ライン側のダイヤルパルスの信号をミュートする場合
などに使用する。
非平衡ラインへ送出する信号をミュートする回路で、平
衡ライン側のダイヤルパルスの信号をミュートする場合
などに使用する。
以上のように本実施例によれば平衡・非平衡ラインの双
方向性増幅回路に通話監視回路を付加することにより通
話電流回路、通話監視、呼出信号送出およびリングトリ
ップ等の機能を有する加入者回路の電子化、集積化が可
能になる。
方向性増幅回路に通話監視回路を付加することにより通
話電流回路、通話監視、呼出信号送出およびリングトリ
ップ等の機能を有する加入者回路の電子化、集積化が可
能になる。
なお、本実施例では非平衡ラインからの信号の戻り信号
をキャンセルする場合において、抵抗3を介して差動増
幅器の反転入力に印加したが、これを非反転入力に接続
し抵抗4を反転入力に接続して差動増幅器の出力を反転
させないで加算増幅器の一方の入力端子に印加し、加算
増幅器の他方の入力端子に正の信号で入力して打消すこ
ともできる。
をキャンセルする場合において、抵抗3を介して差動増
幅器の反転入力に印加したが、これを非反転入力に接続
し抵抗4を反転入力に接続して差動増幅器の出力を反転
させないで加算増幅器の一方の入力端子に印加し、加算
増幅器の他方の入力端子に正の信号で入力して打消すこ
ともできる。
発明の効果 以上のように本発明は平衡ラインからの信号を非平衡ラ
インの信号に変換・増幅して送出し、かつ非平衡ライン
の信号を増幅・変換して平衡ラインへ送出しかつ戻りを
キャンセルする双方向性の音声増幅機能を有し、電子化
かつ集積化することが容易になり、その工業的効果は大
なるものがある。
インの信号に変換・増幅して送出し、かつ非平衡ライン
の信号を増幅・変換して平衡ラインへ送出しかつ戻りを
キャンセルする双方向性の音声増幅機能を有し、電子化
かつ集積化することが容易になり、その工業的効果は大
なるものがある。
第1図は本発明の一実施例における双方向増幅回路を示
すブロック図、第2図は本発明の具体的実施例の電気結
線図、第3図は従来の加入者回路のブロック図である。 5……差動増幅器、7……第1反転増幅器、8……非反
転増幅器、10……第3反転増幅器、11……第2非反転
増幅器、15……トランジスタ、19……ツェナーダイ
オード、38,39,40……第2非反転増幅器。
すブロック図、第2図は本発明の具体的実施例の電気結
線図、第3図は従来の加入者回路のブロック図である。 5……差動増幅器、7……第1反転増幅器、8……非反
転増幅器、10……第3反転増幅器、11……第2非反転
増幅器、15……トランジスタ、19……ツェナーダイ
オード、38,39,40……第2非反転増幅器。
Claims (1)
- 【請求項1】第1信号源の入力TIP端子と、RING
端子にそれぞれ反転入力および非反転力が接続された差
動増幅器と、前記差動増幅器の出力と接続される反転入
力を有する加算増幅器と、前記加算増幅器の出力と接続
される反転入力を有する第1反転増幅器と、第2信号源
に接続される非反転入力を有する非反転増幅器と、前記
第1反転増幅器の入力と前記非反転増幅器の入力とに接
続された抵抗手段と、前記第1反転増幅器の出力と接続
される反転入力を有し、前記第1信号源のTIP端子に
その出力が接続された第2反転増幅器と、前記非反転増
幅器の出力と前記第1反転増幅器の出力との接続点に接
続される反転入力を有し、前記加算増幅器の反転入力に
接続される第3反転増幅器と、前記第1信号源のRIN
G端子に接続される負電源とを有することを特徴とする
双方向増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9984585A JPH0618310B2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 双方向増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9984585A JPH0618310B2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 双方向増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61257003A JPS61257003A (ja) | 1986-11-14 |
JPH0618310B2 true JPH0618310B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=14258139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9984585A Expired - Lifetime JPH0618310B2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 双方向増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618310B2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-10 JP JP9984585A patent/JPH0618310B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61257003A (ja) | 1986-11-14 |
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