JPH06183032A - カラーインクジェット記録装置 - Google Patents

カラーインクジェット記録装置

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Publication number
JPH06183032A
JPH06183032A JP33750092A JP33750092A JPH06183032A JP H06183032 A JPH06183032 A JP H06183032A JP 33750092 A JP33750092 A JP 33750092A JP 33750092 A JP33750092 A JP 33750092A JP H06183032 A JPH06183032 A JP H06183032A
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JP
Japan
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ink
recording
black
color
yellow
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JP33750092A
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Takao Kobayashi
隆男 小林
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いずれかのインクが終了しても、記録データ
だけは出力できるカラーインクジェット記録装置を提供
する。 【構成】 イエロー、マゼンタ、シアンインクのうち、
少なくとも1種のインクがインク残量検出手段により検
知されたとき、前記インクを指定した記録データを、ブ
ラックインク指定に変換し、ブラックインクが前記イン
ク残量検出手段により検知されたとき、前記ブラックイ
ンクを指定した記録データを、イエロー、マゼンタ、シ
アンインク指定に変換する変換手段あるいは他のブラッ
クインク指定に変換する変換手段を備えたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノズルよりインク滴を
吐出して記録媒体に文字等の記録を、複数種のインクに
より行なうカラーインクジェット記録装置に係わり、特
にインク残量検出及びインク残量検出後の記録データ処
理に関する。
【0002】
【従来の技術】ノズルよりインク滴を吐出して記録媒体
に文字等の記録を行なうインクジェット記録装置では、
インク容器内のインクが消費し尽くされ供給が断たれる
と、ノズルに至る流路内に気泡が入り込んで、噴射イン
ク滴の粒子径や飛行速度に影響を及ぼし、記録品位が落
ちたり、最悪の場合には、インク滴を噴射できず、記録
書き込みが不可能になった。そのためカラーインクジェ
ット記録装置においては、1色でもインクが消費し尽く
されると、記録品位を著しく劣化させていた。この対応
として、特開平2−286350号公報においてインク
ジェット記録装置が開示されている。このインクジェッ
ト記録装置は図15、図16に示すように、1つの色ヘ
ッドあるいはインクが無いと検知されたとき、記録すべ
き画像データから明るさ情報を抽出する抽出手段とそれ
によって抽出された明るさ情報に従って単色により記録
する手段を有し、プリンタのヘッド、インクの設定が完
全でなくとも、抽出されたデータ各色の明るさ成分より
算出した色の濃淡に従った記録を行なうことによって、
ユーザはおおよそのプリントイメージを把握するように
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、カラーインクジェット記録装置におい
て、比較的使用頻度の高いブラック色のヘッドあるいは
インクの場合でも、他の単色で記録されるため、色相、
色調面で記録品位を落としていた。また記録すべき画像
データから明るさ情報を抽出する抽出手段とそれによっ
て抽出された明るさ情報に従って単色により記録する手
段が、プログラム処理あるいはハードウェア処理あるい
はメモリを必要とするルックアップテーブルであるた
め、処理スピードが遅い、回路が複雑、メモリ等の部品
が高価であった。また、各ヘッド、インクには、それぞ
れ単独にヘッド搭載の有無を検知する検知手段、インク
の残存の有無を検知する検知手段が必要である等の問題
点があった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、比較的使用
頻度の高いブラックインクが消費し尽くされた場合、イ
エロー、マゼンタ、シアンの重ね記録によるブラック色
記録あるいは他のブラック色記録にして、色相、色調面
を含めた記録品位を極力落とさないことと、インク残量
検出を他色と共通に検出し回路構成を簡単化し、低コス
ト化させ、またインク残量検出後は、残された他のイン
クで記録することにより、手元に交換インクがなくて
も、記録データだけは記録することができるカラーイン
クジェット記録装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンイ
ンクまたは、カラー記録用ブラック、イエロー、マゼン
タ、シアンインク、モノクロ記録用ブラックインクと、
該インクをノズルより吐出する記録ヘッドと、前記イン
クの残量を検出するインク残量検出手段とを有し、各イ
ンク種毎指定の記録データに基づき記録を行なうカラー
インクジェット記録装置において、前記イエロー、マゼ
ンタ、シアンインクのうち、少なくとも1種のインクが
前記インク残量検出手段により検知されたとき、前記イ
エロー、マゼンタ、シアンインクを指定した記録データ
を、ブラックインク指定に変換し、前記ブラックインク
が前記インク残量検出手段により検知されたとき、前記
ブラックインクを指定した記録データを、イエロー、マ
ゼンタ、シアンインク指定に変換する変換手段あるいは
他のブラックインク指定に変換する変換手段を備えるよ
うにした。
【0006】
【作用】以上の構成によれば、インクが消費し尽くされ
た場合、手元に交換インクがなくても、ブラックインク
の場合、同じ色相、色調で記録でき、またイエロー、マ
ゼンタ、シアンインクの場合も指定されたインクとは異
なるものの、記録データだけは記録することができる。
また少なくともイエロー、マゼンタ、シアンインクのイ
ンク残量検出は個別に行なう必要がなく、他色と共通に
検出して回路構成を簡単化にすることができる。
【0007】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。
【0008】図2は、本発明の一実施例を示すものであ
って、インクジェット記録機構と制御装置から構成され
る。インクジェット記録機構は、矢視方向に搬送される
記録紙1と、記録紙1を搬送する搬送手段2及び3と、
ガイド軸4にガイドされ、記録紙1の搬送方向に対し直
角方向に、ベルト5より駆動力を伝達されて走査するキ
ャリッジ6と、キャリッジ6に搭載され、ノズルよりイ
ンク滴を吐出して記録紙1に記録するヘッド7と、ヘッ
ド7の上方向には、内部に発砲ポリウレタン樹脂等の多
孔質材よりなるフォーム8を充填し、上部に大気連通孔
9を有するインク容器10と、インク容器10とヘッド
7と連通させる供給針11と、インク容器10に挿入さ
れ、水溶性のインク12と接触している金属の端子13
及び14と、キャリッジ6に固定され、端子13及び1
4と圧接するインク残量検出板15及び16から構成さ
れている。また制御装置は、インク残量検出板15及び
16からの信号を受けて記録データを制御する回路を、
組み込んだ回路基板17が収容されている。
【0009】図3は、図2の右方向より見たヘッドとイ
ンク容器中心の概略部分断面図である。ヘッド7には、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのインク12
Y、12M、12C,12Bkを吐出するノズル18
Y、18M、18C,18Bkを有している。ヘッド7
の上方向には、インク容器10Y、10M、10C,1
0Bkが配置され、それぞれにインク12Y、12M、
12C,12Bkを含浸させるフォーム8Y、8M、8
C,8Bkとインク残量検出を行なうための端子13
Y、13M、13C,13Bk及び14Y、14M、1
4C,14Bkが挿入されている。またインク容器10
Y、10M、10C,10Bkとヘッド7とは、供給針
11Y、11M、11C,11Bkで連通されている。
【0010】図4は、前述の制御回路の一実施例を示す
ものであって、図中符号19は、制御装置の中心部を構
成するマイクロコンピュータで、CPU20、制御用プ
ログラムや後述するデータ処理用プログラム、更には変
換特性を格納したROM21、及びデータ処理用のバッ
ファやラインまたはフレームメモリを構成するRAM2
2から構成され、インターフェイス23、24を介して
パーソナルコンピュータ等の外部装置、及びヘッド駆動
回路25、モータ駆動回路26、28に接続されてい
る。
【0011】ヘッド駆動回路25は、インターフェイス
24から出力されたデータに一致して、ヘッド7に電気
エネルギを供給するように構成されている。
【0012】またモータ駆動回路26は、キャリッジ6
に駆動力を伝達するベルト5に接続されているモータ2
7を駆動するものであって、インターフェイス24から
出力された指令に対応した回転方向、及び回転速度とな
るように駆動パルスを出力するように構成されている。
【0013】さらにモータ駆動回路28は、搬送手段
2、3に接続されているモータ29を駆動するものであ
って、インターフェイス24から出力された指令に対応
した回転方向、及び回転速度となるように駆動パルスを
出力するように構成されている。
【0014】図1は前述した基本的な記録機能を生かし
てカラー記録を行うために必要となる前述のマイクロコ
ンピュータ19が果す機能を表す実施例である。図中符
号30は、インク残量検出手段で、イエローインク12
Y、マゼンタインク12M、シアンインク12C、ブラ
ックインク12Bkのそれぞれに挿入され、インクの残
量によって抵抗値を検出するための端子13Y、13
M、13C,13Bk及び14Y、14M、14C,1
4Bkと、また端子13Yと13Bkはグランド端子で
あり、14Yと13M、14Mと13Cが接続され、1
4C、14Bkがインク残量判別手段31に入力される
よう構成されている。図中符号32は、外部装置から出
力された記録データを格納する記録データメモリで、外
部装置から出力される色毎の記録データを一定量、例え
ば1ライン分格納するようになっている。図中符号33
は、前記インク残量検出手段30からのデータにより、
記録データメモリ32に格納されている各色の記録デー
タの指定色を変換するための変換手段である。指定色を
変換された記録データは、記録データ出力手段34にい
ったん格納された後、図4に示すインターフェイス24
を介してヘッド駆動回路25に出力される。前記インク
残量検出手段30のデータにより、インク残量が充分あ
る場合は、記録データメモリ32に格納されている各色
の記録データはそのまま記録データ出力手段34にいっ
たん格納された後、図4に示すインターフェイス24を
介してヘッド駆動回路25に出力される。
【0015】次にインク残量検出手段30の詳細な検出
について説明する。例えば、ブラックインクの場合、端
子13Bkがインク容器10Bkの下部にフォーム8B
kと接触して配置され、端子14Bkが供給針11先端
付近に配置されている。両端子間は、約10mmであ
り、フォーム8Bkに充填されているインク12Bkの
抵抗をはかり、インク残量判別手段31によってインク
残量を判別する。図5にインク量と端子間抵抗値の関係
を示す。Aは、インク残量判別手段31が、予め設定し
ている端子間抵抗値であり、端子13Bkと14Bk間
のインク12Bkが少なくなり、端子間抵抗値がAの値
以上となったとき、インク残量判別手段31がインク残
量が少ないと判断し、変換手段33に信号を送る。
【0016】一方イエロー、マゼンタ、シアンインクの
場合、ブラックインク同様に端子13、14が配置され
ている。しかしインク容器10の外部において、14Y
と13M、14Mと13Cが接続され、各端子13Yと
14C間に存在するインク12の総抵抗値をはかる。イ
ンク量と端子間抵抗値の関係は、前述したブラックイン
クの特性(図5)とほぼ同等になるよう外部抵抗で調整
されている。イエローインク12Y、マゼンタインク1
2M、シアンインク12Cの少なくとも1つのインク残
量が少なくなり、端子間抵抗値がAの値以上となったと
き、インク残量判別手段31がインク残量が少ないと判
断し、変換手段33に信号を送る。
【0017】次に変換手段33の具体的変換について図
6、図7を用いて説明する。図6は、変換手段33の変
換の第1の実施例である。イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各インクを指定した記録データDY、D
M、DC、DBkは、イエローインク12Y、マゼンタイン
ク12M、シアンインク12Cの少なくとも1つのイン
ク残量が少なくなったと検知されたとき、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの各インクを指定した記録データDY、
DM、DCは、全てブラックインク指定に変換され、さら
に記録データをDY、DM、DC、DBkを加算する。2値
データの場合、データは0か1であり、ある位置のD
Y、DM、DC、DBkのデータの少なくとも1つが1であ
れば加算後のデータは1となる。次にブラックインク1
2Bkのインク残量が少なくなったと検知されたとき、
ブラックインクを指定した記録データDBkは、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの各インクを指定し、イエロー、
マゼンタ、シアンの各インクの記録データDY、DM、D
CにDBkを加算する。例えばイエローインク指定におい
て、ある位置のDY、DBkのデータの少なくとも1つが
1であれば加算後のデータは1となる。
【0018】図7は、変換手段33の変換の第2の実施
例である。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各
インクを指定した記録データDY、DM、DC、DBkは、
イエローインク12Y、マゼンタインク12M、シアン
インク12Cの少なくとも1つのインク残量が少なくな
ったと検知されたとき、イエロー、マゼンタ、シアンの
各インクを指定した記録データDY、DM、DCは、全て
ブラックインク指定に変換される。ここでブラックイン
ク指定の記録データは、4種類になるため、ブラックイ
ンク記録用ヘッド7に4回データを送り、ヘッド7は4
回同一箇所を走査してブラックインクでの記録を行な
う。次にブラックインク12Bkのインク残量が少なく
なったと検知されたときは、ブラックインクを指定した
記録データDBkは、イエロー、マゼンタ、シアンの各イ
ンクを指定し、イエロー、マゼンタ、シアンの各インク
の記録データDY、DM、DCとDBkを記録する。例えば
イエローインク指定においては、イエローインク記録用
ヘッド7に記録データDYとDBkを送り、ヘッド7は2
回同一箇所を走査してイエローインクでの記録を行な
う。
【0019】この方法によれば、ヘッドが通常1回走査
するところ、イエロー、マゼンタ、シアンそれぞれ2回
走査し、記録スピードが落ちるものの、演算処理等が不
要となる。
【0020】次に、カラー記録用インクとしてのイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックインクと、モノクロ記
録用インクとしてのブラックインクを用いた他の実施例
を説明する。
【0021】図8は、図2の右方向より見たヘッドとイ
ンク容器中心の概略部分断面図である。キャリッジ6
(図2に示す)の一方には、前述の実施例と同様なカラ
ー記録用としてのヘッド7やイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックのインク12Y、12M、12C,12B
k等が配置され、他方には、モノクロ記録用としてのヘ
ッド35やブラックインク36MBkが配置されてい
る。ヘッド35は、ブラックインク36MBkを吐出す
るノズル37MBkを有している。ヘッド35の上方向
には、カラー記録用インクの各インク容器より大きいイ
ンク容器38MBkが配置され、インク36MBkを含
浸させるフォーム39MBkとインク残量検出を行なう
ための端子40MBk及び41MBkが挿入されてい
る。またインク容器38MBkとヘッド35とは、供給
針42MBkで連通されている。
【0022】図9は図4で述べた基本的な記録機能を生
かしてカラー記録、モノクロ記録を行うために必要とな
る前述のマイクロコンピュータ19(図4に示す)が果
す機能でもって表した実施例を示すものである。図中符
号43は、インク残量検出手段で、カラー記録用として
のイエローインク12Y,マゼンタインク12M、シア
ンインク12C、ブラックインク12Bkとモノクロ記
録用としてのブラックインク36MBkのそれぞれに挿
入され、インクの残量によって抵抗値を検出するための
端子13Y、13M、13C,13Bk、40MBk及
び14Y、14M、14C,14Bk、41MBkと、
また端子13Yと40MBkはグランド端子であり、1
4Yと13M、14Mと13C、14Cと13Bkが接
続され、14Bk、41MBkがインク残量判別手段4
4に入力されるよう構成されている。図中符号45は、
外部装置から出力された記録データを格納する記録デー
タメモリで、外部装置から出力される色毎の記録データ
を一定量、例えば1ライン分格納するようになってい
る。図中符号46は、前記インク残量検出手段43から
のデータにより、記録データメモリ45に格納されてい
る各色の記録データの指定色を変換するための変換手段
である。指定色を変換された記録データは、記録データ
出力手段47にいったん格納された後、図4に示すイン
ターフェイス24を介してヘッド駆動回路25に出力さ
れる。前記インク残量検出手段43のデータにより、イ
ンク残量が充分ある場合は、記録データメモリ45に格
納されている各色の記録データはそのまま記録データ出
力手段47にいったん格納された後、図4に示すインタ
ーフェイス24を介してヘッド駆動回路25に出力され
る。
【0023】次にインク残量検出手段43の詳細な検出
について説明する。カラー記録用インクの場合、端子の
配置は、前実施例と同様であるが、インク容器10の外
部において、14Yと13M、14Mと13C、14C
と13Bkが接続され、端子13Yと14Bk間に存在
する4種類のインク12の総抵抗値をはかる。インク量
と端子間抵抗値の関係は、前実施例のブラックインクの
特性(図5)とほぼ同等になるよう外部抵抗で調整され
ている。イエローインク12Y、マゼンタインク12
M、シアンインク12C、ブラックインク12Bkの少
なくとも1つのインク残量が少なくなり、端子間抵抗値
がAの値以上となったとき、インク残量が少ないと判断
し、変換手段46に信号を送る。
【0024】一方モノクロ記録用ブラックインク場合
は、前実施例と同様に端子40MBk、41MBkが配
置され、両端子間に存在するインク36MBkの抵抗値
をはかる。モノクロ記録用ブラックインクは、カラー記
録用インクと若干特性が異なるが、インク量と端子間抵
抗値の関係は、前述したブラックインクの特性(図5)
とほぼ同等になるよう外部抵抗で調整されている。イン
ク残量が少なくなり、端子間抵抗値がAの値以上となっ
たとき、インク残量判別手段44はインク残量が少ない
と判断し、変換手段46に信号を送る。
【0025】次に変換手段46の具体的変換について図
10、図11を用いて説明する。図10は、変換手段4
6の変換の第3の実施例である。カラー記録用インクの
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各インクを指
定した記録データDY、DM、DC、DBkは、イエローイ
ンク12Y、マゼンタインク12M、シアンインク12
C、ブラックインク12Bkの少なくとも1つのインク
残量が少なくなったと検知されたとき、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの各インクを指定した記録デー
タDY、DM、DC、DBkは、全てモノクロ記録用ブラッ
クインク指定に変換され、さらに記録データをDY、D
M、DC、DBkを加算する。2値データの場合、データは
0か1であり、ある位置のDY、DM、DC、DBkのデー
タの少なくとも1つが1であれば加算後のデータは1と
なる。次にモノクロ記録用ブラックインク36MBkの
インク残量が少なくなったと検知されたとき、モノクロ
記録用ブラックインクを指定した記録データDMBkは、
カラー記録用ブラックインク指定に変換される。
【0026】図11は、変換手段46の変換の第4の実
施例である。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
各インクを指定した記録データDY、DM、DC、DBk
は、イエローインク12Y、マゼンタインク12M、シ
アンインク12C、ブラックインク12Bkの少なくと
も1つのインク残量が少なくなったと検知されたとき、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各インクを指
定した記録データDY、DM、DC、DBkは、全てモノク
ロ記録用ブラックインク指定に変換される。ここでモノ
クロ記録用ブラックインク指定の記録データは、4種類
になるため、ブラックインク記録用ヘッド35に4回デ
ータを送り、ヘッド35は4回同一箇所を走査してモノ
クロ記録用ブラックインク36MBkでの記録を行な
う。次にモノクロ記録用ブラックインク36MBkのイ
ンク残量が少なくなったと検知されたときは、モノクロ
記録用ブラックインクを指定した記録データDMBkは、
カラー記録用ブラックインク指定に変換される。
【0027】さらに他の実施例を、図12を用いて説明
する。図中符号48は、インク残量検出手段で、カラー
記録用としてのイエローインク12Y,マゼンタインク
12M、シアンインク12C、ブラックインク12Bk
とモノクロ記録用としてのブラックインク36MBkの
それぞれに挿入され、インクの残量によって抵抗値を検
出するための端子13Y、13M、13C,13Bk、
40MBk及び14Y、14M、14C,14Bk、4
1MBkと、また端子13Y、13Bk、40MBkは
グランド端子であり、14Yと13M、14Mと13C
が接続され、14C、14Bk、41MBkがインク残
量判別手段49に入力されるよう構成されている。他は
図9の構成と同じである。
【0028】次にインク残量検出手段48の詳細な検出
について説明する。カラー記録用インクの場合、図1の
前実施例と同様であり、イエローインク12Y、マゼン
タインク12M、シアンインク12Cの少なくとも1つ
あるいはブラックインク12Bkのインク残量が少なく
なり、端子間抵抗値がAの値以上となったとき、インク
残量判別手段44はインク残量が少ないと判断し、変換
手段46に信号を送る。
【0029】一方モノクロ記録用ブラックインク場合
は、前実施例と同様に、インク残量が少なくなり、端子
間抵抗値がAの値以上となったとき、インク残量判別手
段44はインク残量が少ないと判断し、変換手段46に
信号を送る。
【0030】次に変換手段49の具体的変換について図
13、図14を用いて説明する。図13は、変換手段4
9の変換の第5の実施例である。カラー記録用インクの
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各インクを指
定した記録データDY、DM、DC、DBkは、イエローイ
ンク12Y、マゼンタインク12M、シアンインク12
Cの少なくとも1つあるいはブラックインク12Bkの
インク残量が少なくなったと検知されたとき、前述図6
の第1の実施例とまったく同じ変換をする。またモノク
ロ記録用ブラックインク36MBkのインク残量が少な
くなったと検知されたとき、モノクロ記録用ブラックイ
ンクを指定した記録データDMBkは、カラー記録用ブラ
ックインク指定に変換される。
【0031】図11は、変換手段46の変換の第6の実
施例である。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
各インクを指定した記録データDY、DM、DC、DBk
は、イエローインク12Y、マゼンタインク12M、シ
アンインク12Cの少なくとも1つあるいはブラックイ
ンク12Bkのインク残量が少なくなったと検知された
とき、前述図6の第2の実施例とまったく同じ変換をす
る。またモノクロ記録用ブラックインク36MBkのイ
ンク残量が少なくなったと検知されたときは、モノクロ
記録用ブラックインクを指定した記録データDMBkは、
カラー記録用ブラックインク指定に変換される。
【0032】この方法によれば、カラー記録用ブラック
インクの検知時に、カラー記録を維持することができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、比較的使用頻度の高いブラックインクが消費し尽く
された場合、イエロー、マゼンタ、シアンの重ね記録に
よるブラック色記録あるいは他のブラック色記録にし
て、記録品位を極力落とさないことと、またインク残量
検出を他色と共通に検出し回路構成を簡単化し、低コス
ト化させ、またインク残量検出後は、残された他のイン
クで記録することにより、手元に交換インクがなくて
も、記録データだけは記録することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をマイクロコンピュータが奏
すべき機能でもって示したブロック図である。
【図2】本発明が適用されるカラーインクジェット記録
装置の一実施例を示す概略部分断面図である。
【図3】本発明に使用するヘッド、インク容器回りの図
2右方向からの概略部分断面図である。
【図4】図2に示したカラーインクジェット記録装置の
制御装置の一例を示すブロック図である。
【図5】本発明においてインク残量に用いられるインク
量と端子間抵抗との関係を示す線図である。
【図6】本発明に使用する変換手段の変換の第1の実施
例を示す説明図である。
【図7】本発明に使用する変換手段の変換の第2の実施
例を示す説明図である。
【図8】本発明に使用するヘッド、インク容器回りの他
の実施例を示す図2右方向からの概略部分断面図であ
る。
【図9】本発明の他の実施例をマイクロコンピュータが
奏すべき機能でもって示したブロック図である。
【図10】本発明に使用する変換手段の変換の第3の実
施例を示す説明図である。
【図11】本発明に使用する変換手段の変換の第4の実
施例を示す説明図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例をマイクロコンピ
ュータが奏すべき機能でもって示したブロック図であ
る。
【図13】本発明に使用する変換手段の変換の第5の実
施例を示す説明図である。
【図14】本発明に使用する変換手段の変換の第6の実
施例を示す説明図である。
【図15】従来の実施例を示すカラープリンタ装置のブ
ロック図である。
【図16】従来の実施例を示すカラープリンタ装置全体
のプリント動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
7 、35 ・・・ ヘッド 10、38 ・・・ インク容器 12、36 ・・・ インク 13、40 ・・・ 端子 14、41 ・・・ 端子 17 ・・・ 回路基板 19 ・・・ マイクロコンピュータ 30、43、48・・・ インク残量検出手段 33、46、49・・・ 変換手段 34 ・・・ 記録データ出力手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン
    インクと、該インクをノズルより吐出する記録ヘッド
    と、前記インクの残量を検出するインク残量検出手段と
    を有し、各インク種毎指定の記録データに基づき記録を
    行なうカラーインクジェット記録装置において、 前記イエロー、マゼンタ、シアンインクのうち、少なく
    とも1種のインクが前記インク残量検出手段により検知
    されたとき、前記イエロー、マゼンタ、シアンインクを
    指定した記録データを、ブラックインク指定に変換し、
    前記ブラックインクが前記インク残量検出手段により検
    知されたとき、前記ブラックインクを指定した記録デー
    タを、イエロー、マゼンタ、シアンインク指定に変換す
    る変換手段を備えてなることを特徴とするカラーインク
    ジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 カラー記録用としてのブラック、イエロ
    ー、マゼンタ、シアンインクと、モノクロ記録用として
    のブラックインクと、該インクをノズルより吐出する記
    録ヘッドと、前記インクの残量を検出するインク残量検
    出手段とを有し、各インク種毎指定の記録データに基づ
    き記録を行なうカラーインクジェット記録装置におい
    て、 前記カラー記録用としてのブラック、イエロー、マゼン
    タ、シアンインクのうち、少なくとも1種のインクが前
    記インク残量検出手段により検知されたとき、前記カラ
    ー記録用としてのブラック、イエロー、マゼンタ、シア
    ンインクを指定した記録データを、モノクロ記録用とし
    てのブラックインク指定に変換し、前記モノクロ記録用
    としてのブラックインクが前記インク残量検出手段によ
    り検知されたとき、前記モノクロ記録用としてのブラッ
    クインクを指定した記録データを、カラー記録用として
    のブラックインク指定に変換する変換手段を備えてなる
    ことを特徴とするカラーインクジェット記録装置。
JP33750092A 1992-12-17 1992-12-17 カラーインクジェット記録装置 Pending JPH06183032A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0725039A (ja) * 1993-07-15 1995-01-27 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2011062855A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法並びにプログラム
US8724126B2 (en) 2008-09-29 2014-05-13 Seiko Epson Corporation Printing apparatus, program, and printer driver
US10434806B2 (en) 2017-07-28 2019-10-08 Brother Kogyo Kabusiki Kaisha Inkjet printer

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