JP2803750B2 - 記録装置及びカートリッジ - Google Patents

記録装置及びカートリッジ

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JP2803750B2 JP1057909A JP5790989A JP2803750B2 JP 2803750 B2 JP2803750 B2 JP 2803750B2 JP 1057909 A JP1057909 A JP 1057909A JP 5790989 A JP5790989 A JP 5790989A JP 2803750 B2 JP2803750 B2 JP 2803750B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は記録装置及びカートリッジに関し、例えば、
インクジエツト方式を用いて記録材に画像を記録する記
録装置及びカートリツジに関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の装置においては、記録ヘツドに形成し
たインク吐出口から画像信号に基づいてインクを吐出
し、インク液滴を記録材上に付着させて記録している。
この記録方法は、例えば、プリンタやフアクシミリある
いは複写機などに使用されている。また構成としては、
例えば、記録用紙に沿つて移動するキヤリツジ上に印字
ヘツドを搭載し、その記録用紙の幅方向に操作するシリ
アルプリント方式と、記録ヘツドに1ライン分のインク
吐出口を配列したマルチヘツドを用いて記録用紙の送り
方向に走査するラインプリント方式とがある。特徴とし
ては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラツク等のイン
ク色の異なる記録ヘツドを複数個配置することでフルカ
ラー記録も可能である。インクを吐出させる方法には、
吐出口近傍に発熱体(電気から熱エネルギーへの変換
体)を設け、この発熱体に電気信号を印加することによ
りインクを局所に加熱して圧力変化を起こさせ、インク
を吐出口から吐出させる電気/熱エネルギー変換体を用
いる方法や、圧電素子などの電気/機械変換体を用いる
方法がある。
ここで、第11図はシリアルプリント方式のインクジエ
ツト方式を用いたカラー記録装置の様部構成が示されて
いる。イエロー(Y)の色インクを吐出する記録ヘツド
64a、マゼンタ(M)の色インクを吐出する記録ヘツド6
4b、シアン(C)の色インクを吐出する64c、そしてブ
ラツク(K)の色インクを吐出する記録ヘツド64dがそ
れぞれキヤリツジ65上に設置されている。キヤリツジ65
は、ガイドシヤフト66に沿つてエンコーダ67に従つて左
右に移動する。記録用紙69は、上下に設置した搬送ロー
ラ68により記録ヘツドにインク吐出口面に対して水平に
保たれる。イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラツ
クKの順に記録用紙69上にインク液滴が付着し、多色カ
ラー画像を形成する。
[発明が解決しようとしている課題] 従来、インクジエツト方式を用いたカラー記録装置に
おいては、記録用紙のインク需要特性が変化すると、適
正な画像を記録することができなかつた。例えば、イン
クジエツト専用のコート紙に適切な画像が得られるよう
にインク吐出量、インク濃度、記録画像データ画像処理
パラメータ等を設定し、その設定と同一条件で普通紙に
記録すると、インク吸収特性の違いから普通紙の方がコ
ート紙よりも記録ドツト径が小さくなり、従つてインク
による被覆面積率が低くなり画像濃度が低下してしまう
ことになる。また、上記の反射光で見る記録用紙69のほ
かに、OHP用トランスペアレンシーのような透過光で記
録画像を見る記録材の場合、紙の場合に比べ画像濃度が
半減することになる。インクジエツト専用コート紙に記
録して反射濃度が標準的な値である約1.5を示すインク
を用いても、普通紙の場合、反射濃度は約1.2に低下す
る。さらにトランスペアレンシーに同様なインクで記録
すると透過濃度は約0.7に低下する。OHPなどで投影する
目的で利用するには良好な画像を得るために透過濃度が
1.0〜1.5必要である。この濃度を実現するにはインクの
染料濃度を高くする必要がある。さらに専用コート紙、
普通紙、トランスペアレンシーなど記録材の特性により
インクのにじみや色再現性が異なるため、階調特性、カ
ラーバランスが崩れてしまうという欠点がある。
本発明は上述した従来例の欠点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、記録材の特性に適し
た記録を行うことで階調特性や画像濃度の良好な色再現
性に優れた記録画像が得られる記録装置及び該記録装置
とともに用いられるカートリツジを提供する点にある。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明
に係わる記録装置は、記録材の性質に応じた特性を有す
る着色材を用い、画像形成情報に基づいた画像を記録材
上に形成する記録装置であつて、前記着色材に関する情
報を入力する入力手段と、該入力手段で入力した情報に
基づいて入力画像形成情報を補正する補正手段と、該補
正手段で補正した画像形成情報に基づいて前記記録材上
に画像を形成する形成手段とを備えることを特徴とす
る。
又、本発明に係わるカートリッジは、記録材の性質に
応じた特性を有する着色材を用い、画像形成情報に基づ
いた画像を記録材上に形成する装置であって、前記着色
材に関する情報を入力する入力手段と、該入力手段で入
力した情報に基づいて入力画像形成情報を補正する補正
手段と、該補正手段で補正した画像形成情報に基づいて
前記記録材上に画像を形成する形成手段と、を備える記
録装置に用いられる前記着色材用のカートリッジであっ
て、前記補正手段により前記入力画像形成情報を補正す
るための条件として、前記記録装置に前記着色材に関す
る情報を出力するための出力手段を有することを特徴と
する。
[作用] 以上の構成によれば、本発明の記録装置において、入
力手段は記録材の性質に応じた特性を有する着色材に関
する情報を入力し、補正手段はこの入力手段で入力した
情報に基づいて入力画像形成情報を補正し、形成手段は
この補正手段で補正した画像形成情報に基づいて記録材
上に画像を形成するようにしている。
又、本発明のカートリッジにおいて、記録材の性質に
応じた特性を有する着色材を用い、画像形成情報に基づ
いた画像を記録材上に形成する記録装置に、入力画像形
成情報を補正するための条件として着色材に関する情報
を出力するようにしている。
[実施例] 以下に添付図面を参照して、本発明に係わる好適な実
施例を詳細に説明する。尚、本発明に係わる記録装置と
して、インクジエツト式の記録装置が用いられる。
<第1の実施例> まず、第1の実施例について説明する。
第1図は第1の実施例のインクジエツト式のカラー記
録装置(以下、「記録装置」と称す)の構成を示すブロ
ック図、第2図は第1の実施例による記録装置のインク
カートリツジとインクカートリツジ検知部との取付け位
置関係を説明する図である。第1図、第2図において、
1は第1の実施例の記録装置を示している。2は不図示
のCCDで原稿画像から画像データを光学的に読取り、そ
の画像データを光電交換して入力する画像入力部を示し
ている。この画像入力部2の処理を更に詳述すると、読
取つた画像データはR,G,Bに色分解され、シエーデイン
グ補正等の処理を経て、各種の補正が施され、色成分C,
M,Yを得る。3は記録装置1全体をROM中の各種プログラ
ムに基づいて制御するCPUを示している。このCPU3中に
おいて、4は制御プログラム,エラー処理プログラム,
そして第5図のフローチヤートに従つてCPU3を動作させ
るためのプログラム等を格納しているROMを示し、5はR
OM4中の各種プログラムのワークエリア及びエラー処理
時の一時退避エリアとして用いるRAMを示している。そ
して6は画像入力部2で得た色成分C,M,Yの信号処理を
行う画像信号処理部を示しており、この画像信号処理部
6の構成については後述する。また、7は印刷開始等の
オペレーシヨンを行うための操作部を示している。この
操作部7は、エラーメツセージ等の簡単な表示機能を有
している。8はセツト状態のインクカートリツジの種類
を識別するため、種類を示すマークを検知するインクカ
ートリツジ検知部を示し、9はY,M,C,BKの4色の各記録
ヘツドによつて記録材にインクを吐出し画像を形成する
記録部を示している。10は記録装置1内部のアドレス信
号,制御信号,データを伝送するバスラインを示してい
る。
第2図において、11は第1の実施例に用いるインクカ
ートリツジ(以下、「カートリツジ」と称す)を示して
いる。このカートリツジ11は、箱体状に形成され、前面
の開口部11aの上部にインク色の種類を示す凹部13を、
下部にチユーブ状のインク供給口14をそれぞれ配してい
る。またカートリツジ11の左側面前方にはカートリツジ
の種類を示すマーキング12が記されている。このマーキ
ング12は、3つのマークの塗り分けで最高6通りのカー
トリツジの種類を示すことができる。カートリツジ11が
記録装置1本体に取り付けられたときには、第2図の如
く、マーキング12を読取れるように光センサ15が取り付
けられている。ここで、光センサ15はインクカートリツ
ジ検知部8に含まれ、カートリツジの種類を識別するた
めに機能する。またインクカートリツジ検知部8には、
図示せぬが、インク色の検出及びカートリツジ11が取り
付けられているか否かも検知する。そしてカートリツジ
11の中には、記録用紙の特性に合つたインク濃度および
組成のインクが入つている。マーキング12は、記録用紙
に適合したインク特性に応じてマークする本数(最高3
本)が設定されている。このカートリツジ11を記録装置
1にセツトすると、マーキング12のマークの本数を記録
装置1本体に設置されているインクカートリツジ検知部
8の光センサ15が検知し、その検知信号からCPU3はイン
クカートリツジ1の種類を識別する。尚、凹部13は開口
部11aの上下両方に設けることができ、この上下の凹部
の組合わせにより、異なるインク色のインクカートリツ
ジが誤つて挿入されることを防止することができる。
第3図は画像信号処理部6の回路構成を示すブロツク
図である。図において、20は画像入力部2で得た色成分
Y,M,Cの画像濃度信号Y0,M0,C0に対してマスキング,UCR
(下色除去)・黒生成を施す色補正回路を示す、この色
補正回路20からの出力は画像濃度信号Y1,M1,C1,K1とな
る。21は色補正回路20から出力された画像濃度信号Y1,M
1,C1,K1を後述のガンマ(以下、「γ」と称す)補正テ
ーブルを用いてγ補正するγ補正回路を示し、このγ補
正回路21からの出力は画像濃度信号Y2,M2,C2,K2とな
る。22はγ補正回路21から出力された画像濃度信号Y2,M
2,C2,K2をデイザ法等を用いて2値化する2値化回路を
示し、この2値化回路22からの出力は画像濃度信号Y3,M
3,C3,K3となる。23a〜23cは2値化回路22から出力され
る画像濃度信号M3,C3,K3をそれぞれ一時的に格納するバ
ツフアを示している。このバツフア23a〜23cは画像濃度
信号Y3が後段の記録部9に出力された後に、続いて所定
のタイミングで画像濃度信号M3,C3,K3の順に記録部9に
出力する。24a〜24dは各画像濃度信号Y3,M3,C3,K3に従
つて各色のインクを吐出する記録用の記録ヘツドを示し
ている。以上の説明により、第1の実施例では、画像形
成条件として、γ補正テーブルを用いる様にしている。
ここで、動作を述べると、画像入力部2からの画像濃
度信号Y0,M0,C0はまず色補正部20に入力される。この色
補正部20において、画像濃度信号Y0,M0,C0はマスキン
グ,UCR・黒生成の色処理が施され、この後にイエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラツク
(K)の新たな画像濃度信号Y1,M1,C1,K1として出力さ
れる。この画像濃度信号Y1,M1,C1,K1は階調補正回路と
して機能するγ補正回路21において、γ補正される。こ
のようにしてγ補正の後の画像濃度信号Y2,M2,C2,K2
2値化回路22で2値化される。この2値化の後のイエロ
ー(Y)の画像濃度信号Y3はそのまま記録ヘツド24aに
送られる。またマゼンタ(M),シアン(C),ブラツ
ク(K)の各画像濃度信号M3,C3,K3はそれぞれバツフア
23a〜23cに一旦記憶された後、一定時間遅らせて記録ヘ
ツド27〜29に送られ、不図示の記録用紙上に多色のカラ
ー画像が形成される。ここで、第4図(a),(b)は
第1の実施例によるγ特性曲線及びγ補正曲線を説明す
る図である。第4図(b)において、200はインクジエ
ツト専用コート紙用のγ補正曲線、201は普通紙用のγ
補正曲線、そして202はトランスペアレンジ−用のγ補
正曲線をそれぞれ示している。これらのγ補正曲線200
〜202は、第4図(a)に示した入力画像濃度信号レベ
ルと出力画像濃度との関係を示すγ特性曲線100が線形
関係を示すように設定されている。例えば、インクジエ
ツト専用コート紙の場合、γ補正曲線200に示されるよ
うに入力画像濃度信号レベルが高くなるに従つて出力画
像濃度信号レベルを低く設定している。普通紙の場合、
画像濃度信号レベルの入出力がほぼ1:1の関係にある。
またトランスペアレンシーの場合、入力画像濃度信号レ
ベルに対して出力画像濃度信号レベルが高く設定されて
いる。以上の3つのγ補正曲線の違いとしては、インク
受容量にじみ率が低いほど、画像濃度信号の入力レベル
に対して出力レベルを高く設定している。ここでは、ト
ランスペアレンシーが一番受容量にじみ率が低いことに
なる。以上のγ補正曲線200〜202は、γ補正曲線回路21
においてそれぞれγ補正テーブルとして不図示のROMに
格納されている。
次に、第1の実施例による記録処理について説明す
る。
第5図はCPU3の記録動作を説明するフローチヤートで
ある。まず操作部7で記録開始のキーが押下されるとCP
U3はこの押下を検知し(ステツプS1)、次にインクカー
トリツジ検知部8からインク色毎の複数のカートリツジ
が正しく取り付けられているか否かの判断が行われる
(ステツプS2)。ここでは、正しいインク色以外のカー
トリツジの取付け或はカートリツジの未設定のときに否
の判定が下される。このステツプS2の判定で正しい取付
けを確認できなかつたときには、処理が終了する前に操
作部7の不図示の表示部にエラーメツセージが表示され
る(ステツプS3)。またCPU3は、ステツプS2の判定で正
しい取付けを確認すると、インクカートリツジ検知部8
の光センサ15を用いてカートリツジのマーキングの状態
を検知し(ステツプS4)、この検知信号からカートリツ
ジの種類を識別する(ステツプS5)。γ補正回路21で
は、この認識結果に基づいて適切なγ補正テーブルの選
択及び設定が行われる(ステツプS6)。例えば、カート
リツジ11が取り付けられ、これが検知したマーキング12
からインクジエツト専用コート紙用のカートリツジであ
ると識別された場合、以下の処理系では第4図(b)に
示されるγ補正曲線200のγ補正テーブルが選択され設
定されることになる。このようにして、記録装置1にお
いて、使用される記録用紙、即ち、インクジエツト専用
コート紙に対して最適な階調補正を施す処理系が確立さ
れる。
次に、1ライン分の原稿画像が画像入力部2で読取ら
れ、色成分の画像濃度信号Y0,C0,M0が作られる(ステツ
プS7)。この画像濃度信号Y0,C0,M0は、前述の画像信号
処理部6に出力され、色補正回路20で色補正(マシキン
グ,UCR・黒生成)が行われ、続くγ補正回路21で設定済
のγ補正テーブルによるγ補正が行われ、更に2値化回
路22で2値化処理が行われる(ステツプS8)。このよう
にして最終的な画像濃度信号Y3,M3,C3,K3が生成され、
これら信号が記録部9の各記録ヘツド24a〜24dに順次出
力される。記録ヘツド24a〜24dでは設定された階調を再
現する濃度で1ライン分の出力画像を不図示の記録用紙
に記録する(ステツプS9)。この記録処理が終ると以上
のステツプS7〜ステツプS9の処理が、画像入力部2で読
取つた一原稿画像分の記録をすべて終了するまで実施さ
れる(ステツプS10)。
以上説明したように第1の実施例によれば、記録用紙
の特性に適合する適正な階調補正を施した画像を記録す
ることで、階調再現性を向上させた出力画像を得ること
ができる。尚、ステツプS5で、カートリツジの種類の一
致を確認する処理を追加することで一層適正な階調で出
力画像を提供することができる。
<第2の実施例> 次に第2の実施例について説明する。
第6図は第2の実施例で用いられるカートリツジ27の
構成を示す外観斜視図である。このカートリツジ27は、
前述の第1の実施例と同様に箱体状に形成され、前面の
開口部27aの上部にインク色の種類を示す凹部28を、下
部にチユーブ状のインク供給口30をそれぞれ配してい
る。また開口部27aの左側面側にはカートリツジの種類
を示す三本の凹所からなる識別用鍵部29が設けられてい
る。この識別用鍵部29が、第1の実施例で説明したカー
トリツジの種類識別手段と異なる手段を示している。こ
こで、識別用鍵部29は、凹所の本数と配置との関係を第
1の実施例で用いたマーキングと同様に用いられる。ま
たカートリツジ27の中には、記録装置で使用する記録用
紙の特性に合つた濃度及び組成のインクが入つている。
カートリツジの種類を示す識別用鍵部29は、インクの特
性の応じて凹部の数を変えて設けるようにしている。
尚、凹部28は開口部27aの上下両方に設けても良く、こ
のようにしても異なるインク色のカートリツジを誤つて
挿入するのを防止することができる。
ここで第2に実施例によるカートリツジの種類毎の取
付け方法について説明する。
第7図(a),(b),(c)は第2に実施例による
カートリツジの種類毎の取付け状態を説明する図であ
る。第2の実施例の記録装置1′は、図示せぬが、第1
の実施例と同様に画像入力部2′、CPU3′、第8図のフ
ローチヤートに従つたプログラム等を格納しているROM
4′、RAM5′、画像信号処理部6′、操作部7′、イン
クカートリツジ検知部8′、記録部9′、そしてバスラ
イン10′から構成されている。インクカートリツジ検知
部8′においては、上記のカートリツジ27の形状に示さ
れるように、識別用鍵部29の凹所の数及び配置からカー
トリツジの種類を識別することになる。そこで、第7図
(a),(b),(c)において、31,41,51は第2の実
施例によるカートリツジ27と同様の方法で種類別に製造
されたカートリツジをそれぞれ示している。各カートリ
ツジには、凹部(32,42,52)、識別用鍵部(33,43,5
3)、そしてインク供給口(34,45,54)がそれぞれ設け
られている。カートリツジ31の場合、上部に一本の識別
用鍵部33が設けられ、カートリツジ41の場合、中部と下
部とにそれぞれ一本の識別用鍵部43が設けられ、カート
リツジ51の場合、下部に一本の識別用鍵部53が設けらて
れいる。記録装置1′に取り付けるカートリツジの取付
け部位には、第7図(a),(b),(c)に示す如
く、カートリツジの種類を検知する種類検知スイツチ36
〜38とカートリツジの有無を検知するスイツチ35とがそ
れぞれ配置されている。例えば、カートリツジを取付け
るときには、記録装置1′本体にインクを供給するため
の中空に設けられた針39をインク供給口に差し込んだ状
態にする。ここで、スイツチ36〜38は、押しボタンタイ
プであつて、1度押し込まれるとロツクされ、ONの状態
となる。またON状態のスイツチの中で、ロツクされてい
るスイツチ以外のスイツチが押し込まれると、ロツクは
解除されOFF状態に切り換わる。またカートリツジの有
無を検知するスイツチ35はロツク機構を有しておらず、
押下状態が解除されるとOFF状態となる。例えば、カー
トリツジ31には、カートリツジの種類を示す凹所は1つ
しか設けられていないので、種類検知スイツチ37,38は
押し込まれロツクされてON状態となり、スイツチ36はOF
F状態となる。またカートリツジ31が有の場合には、ス
イツチ35は押し込まれれON状態となつている。もしイン
クが空となりカートリツジ31を取り出した場合、スイツ
チ35はOFF状態となり、カートリツジ31が無と判断され
る。このとき、種類検知スイツチ37,38はロツクが維持
されているのでON状態のままである。そして交換するカ
ートリツジが前のカートリツジ31と同じ種類、即ち、識
別用鍵部33と同様の凹所を有する場合には、スイツチ36
〜38のON或はOFF状態は変化せず、スイツチ35のみがON
状態となる。また変換するカートリツジが前のカートリ
ツジ31と異なる種類、例えばカートリツジ41の場合に
は、カートリツジ41の取付けとともに、ロツクされてい
ない種類検知スイツチ36が押し込まれロツクされON状態
となる。この種類検知スイツチ36のON状態への切り換え
によつて、種類検知スイツチ37,38のロツクはそれぞれ
解除されOFF状態となる。またスイツチ35は取付け後にO
N状態となる。従つて、記録装置1′の電源がON状態の
場合には、カートリツジの交換を行つた際に、交換前後
でカートリツジの種類が同一なものか異なるものか判別
することができる。またカートリツジ41からカートリツ
ジ51への交換も同様に、カートリツジ41を取り外したと
きには、種類検知スイツチ36のみがON状態となり、新し
くカートリツジ51を取付けると、種類検知スイツチ37が
新にON状態となり、種類検知スイツチ36は一時ロツクが
解除されるが、再びON状態となる。
次に、第2の実施例による記録方法について説明す
る。
第8図は第2の実施例によるインクカートリツジ交換
時の供給動作を含む記録動作を説明するフローチヤート
である。まず第1の実施例で説明した第5図のフローチ
ヤートのステツプS1〜ステツプS6までを実施し、ここ
で、カートリツジが交換されたかを判別する(ステツプ
S101)。この判別でカートリツジの交換が要求されてい
る場合には、記録装置1′内部のカートリツジ情報はRA
M5′等のメモリから初期状態とする。この後にカートリ
ツジの有無のスイツチを検知すると、カートリツジの交
換終了としてその種類を識別し従前に取付けられていた
カートリツジと同一種類のか否かを判別する(ステツプ
S104,ステツプS105)。この判別で異なる種類のカート
リツジを確認した場合には、新しいカートリツジの種類
に応じたγ補正テーブルを不図示のγ補正回路に設定し
(ステツプS106)、この後にカートリツジ内部のインク
回復動作が行なわれる(ステツプS107)。ここでは、不
図示の記録ヘツドのホーム位置に記録ヘッドの吐出口と
対向してして設置したキヤツプ部材を利用して、インク
供給系にポンプ手段を設けてインクを加圧し、吐出口か
らインクを押し出したり、キヤツプ部材を介して記録ヘ
ッドの吐出口からインクを吸引したりしてインクを回復
し、インクカートリツジ交換によりインク供給系内に入
りこんだ気泡を取り除くようにする。またステツプS105
で交換前のカートリツジとは同一種類のカートリツジに
交換されたと判断した場合、ステツプS108でのインク回
復動作が行なわれる。ステツプS107は、ステツプS108の
インク回復動作のみとした場合、記録ヘツド内部、イン
ク供給系内部のインクを新しいインクに十分置換するこ
とができないためにインク回復動作数またはインク回復
動作時間を多くする目的で設けてある。このようにして
ステツプS101に戻り、再びカートリツジの交換かを調べ
る。このステツプS101で交換処理は行わずに第5図で説
明したステツプS7〜ステツプS10により画像記録処理を
行う場合には、ステツプS102に進むようにする。
以上説明したように第2の実施例によれば、カートリ
ツジを別の種類に交換してもインク供給系内部で交換前
のインクと混色すること防止することができる。
さて、上述の第8図のフローチヤートの説明では、カ
ートリツジの交換がなされた場合、インク回復動作を2
回行うようにしていたが、例えば、ステツプS104のカー
トリツジの識別を終えた後に、カートリツジが同一か否
かのそれぞれの判別結果によつて、インク回復動作を異
なるように設定しておいても良い。
<第3の実施例> 次に、第3の実施例について説明する。
前述の第1,第2の実施例においては、画像形成条件と
して、画像処理パラメータとなるγ補正曲線(γ補正テ
ーブル)を選択する手段を示したが、画像処理パラメー
タの色補正条件(マスキング,UCR・黒生成)を選択する
ようにしても良い。
第9図はインクジエツト専用コート紙と普通紙の色再
現範囲を(c)示すL*a*b*表色系色度図である。
第9図においては、インクジエツト専用コート紙及び普
通紙の色再現範囲が表されているが、各々の六角形で囲
まれた面積が広いほど色再現範囲が広くなる。インクジ
エツト専用コート紙と比較して、普通紙の場合にはイン
クの吸収深さ、にじみ、地色などの違により色再現範囲
が狭いことが示されている。従つてマスキング係数等は
記録用紙に応じて異なる値が用いられる。また記録用紙
としてトランスペアレンシーを用いた場合には透過画像
濃度を向上させるため、染料濃度が高いインクを用いて
いる。ここでは専用コート紙に記録して反射濃度が約2.
0の濃度の高いインクを用いたトランスペアレンシーに
記録して透過濃度約1.1を得るようにしている。
第10図はインクの染料濃度による色相の違いを示した
L*a*b*表色形色度図である。図において、各色と
も染料濃度を高くすると矢印に示した方向に色相がシフ
トする。このことからもマスキング係数は記録用紙やイ
ンク染料濃度に合わせたものを用いないとカラーバラン
スがくずれることが明らかとなる。また、インク需要量
が多いインクジエツト専用コート紙に比べ、普通紙はイ
ンク受容量が少なく、さらにインクジエツト用トランス
ペアレンシーはインク需要量が極端に少ない。従つてイ
ンクジエツト専用コート紙よりも普通紙やトランスペア
レンシーの場合には。UCR量を多くして、混色部におけ
るインク付着量を減少させる必要がある。第3の実施例
においてマスキング係数は、原稿画像の色度と記録画像
の色度との色差が最小となるように求め、使用インクと
記録用紙との関係から複数の係数を用意する。UCR量
は、例えば、インクジエツト専用コート紙は60%、普通
紙は80%、トランスペアレンシーは90%と成るように、
インク受容量が少ない記録用紙はUCR量が多くなるよう
にパラメータを設定する。
このように、第3の実施例によれば、複数のパラメー
タを具備したマスキング係数やUCR・黒生成量から、カ
ートリツジの種類に応じた検知内容に従つて記録用紙に
適合する適正なマスキング係数、UCR・黒生成量を自動
的に選択、設定することにより、色再現性の向上、イン
ク付着量の制限が可能となる。また画像形成条件として
の画像処理パラメータのうち、第1,第2の実施例による
γ補正テーブル或は第3の実施例によるマスキング及び
UCR・黒生成のパラメータうち少なくとも1つのパラメ
ータを適正化することにより画質は向上するが、上記の
画像処理パラメータすべてを記録用紙に適したものとす
ることで、さらに画質を向上させることができる。この
画像処理パラメータの選択をカートリツジの構成で行つ
ても良く、またユーザが手操作で行えるようにしても良
い。
<第4の実施例> 次に、第4の実施例について説明する。
第1〜第3の実施例によれば、記録用紙としてトラン
スペアレンシーを用いる場合、画像濃度を向上させるた
め、染料濃度が高いインクを用いる方法が挙げている。
ところが、インクの染料濃度を高くするとインクの粘度
が増加し、インクの吐出方法によつては吐出特性上あま
り染料濃度を高くできない場合がある。この第4の実施
例においては、カートリツジの種類の検知及び識別を行
つた結果、対応する記録用紙がトランスペアレンシーの
場合には、染料濃度を高くせず、付着インク量を多く設
定して画像濃度を増加させる。この場合、記録へツドの
操作を2度行うことで同一記録箇所に対してインクが2
度重ねされることになる。そこで、インクジエツト専用
コート紙に記録したべた画像の反射濃度が約1.7、トラ
ンスペアレンシーに記録した透過濃度が約0.8をそれぞ
れ示す染料濃度を用いて2度重ね記録を行うと、トラン
スペアレンシー上の記録画像の透過濃度を約1.5に増加
させることができる。
このように、第4の実施例によれば、高い画像濃度を
必要とする場合、染料濃度を高く設定しなくても透過濃
度を向上させることで記録用紙の特性に適合した記録が
可能となり、第1の実施例と同様に良好な出力画像を得
ることができる。また本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
あれば、重ね記録も2回までに限定せず、3回以上も可
能である。
<第5の実施例> 次に、第5の実施例について説明する。
この第5図の実施例では、バブル形のインクジエツト
記録装置を用いて説明する。この第5の実施例の記録装
置においては、前述の各実施例の記録装置に使用する記
録ヘツドにインク吐出口それぞれに対応して発熱抵抗体
などから成る電気・熱変換体を設け、記録画像信号に基
づいて、各電気/熱変換体を駆動することにより液状の
インク内にバブル(気泡)を成長させ、その押出し力に
よりインクを吐出させ、飛翔的インク滴を形成し、記録
用紙に記録ドツトを形成するバブルジエツト記録記録ヘ
ツドを使用する。この場合には、階調補正手段となる画
像濃度向上にγ補正テーブルを使用した手段以外にバイ
アス温度による階調補正を行うことができる。上記のバ
ブルジエツト記録記録ヘツドは安定した記録ドツト系を
得るために、記録記録ヘツドを所定の温度範囲に維持す
る必要がある。そこで、記録記録ヘツド或はその近傍に
ヒータ等の加熱手段及びフアン等の冷却手段等による温
度調節手段並びに温度センサを設ける。更に記録ヘツド
のバイアス温度を設定し、この設定温度に基づいて前記
加熱手段や冷却手段等の温度調節手段を制御する。例え
ば、記録ヘツド駆動電圧が一定の場合、記録ヘツドのバ
イアス温度が低いとバブルの成長が小さくなる。この場
合には、インク吐出量及び吐出スピードが小さくなり、
インク滴は小さくなり、小さい記録ドツト径を得る。ま
た記録ヘツドのバイアスが高いとバブルの成長が大きく
なる。この場合には、インク吐出量及び吐出スピードが
大きくなるため、インク滴は大きくなり、大きい記録ド
ツト径を得る。そこで、第5の実施例では、複数のバイ
アス温度値(例えば40゜C,45゜C,50゜Cの3通り等)を
予め不図示のROM等に記憶させ、インクカートリツジの
種類に応じた検知内容に従つて適切なバイアス温度を自
動的に選択、設定させる。
このように、第5の実施例によれば、バブル形の記録
装置においても前述の各実施例と同様に適正な階調補正
によつて画像濃度を向上させた再現性の高い出力画像を
得ることができる。
<第6の実施例> 次に、第6の実施例について説明する。
この第6の実施例では、圧電形のインクジエツト記録
装置を用いて説明する。この第6の実施例の記録装置に
おいては、前述の各実施例の記録装置に使用する記録ヘ
ツドに圧電素子の電気/機械変換作用を利用して収縮力
による瞬間的な圧力波の発生で吐出口からインクを噴射
する記録ヘッドを用いている。この場合には、圧電素子
への印加電圧を変化されることにより階調補正や画像濃
度の向上を行なうことができる。例えば、圧電素子への
印加電圧を低くした場合、圧力波は小さくなるため吐出
インク滴が小さくなる。また圧電素子の印加電圧を高く
すると圧力波は大きくなり、このため吐出されるインク
滴も大きくなる。第6の実施例では、圧電素子への複数
の印加電圧値を予め不図示のROM等に記憶させ、カート
リツジの種類に応じた検知内容に従つて適切な印加電圧
を自動的に選択、設定する。
このように、第6の実施例によれば、圧電形の記録装
置においても前述の各実施例と同様に適正な階調補正に
よつて画像濃度を向上させた再現性の高い出力画像を得
ることができる。
さて、上述した6つの実施例の記録方法を印刷の版下
校正用に使用する場合には、印刷のプロセスインクの特
性に合つたインクを用いなければならなず、また黒イン
クについても赤身がかつた黒、青味かかつた黒などを使
用用途によつて変わる。このような問題に対しても、イ
ンクカートリツジに識別手段を設け、この識別結果に基
づいて画像形成条件を変えることで常に良好な画像を得
ることができる。この画像形成条件として、階調補正,
カラーマスキング,UCRなどの画像処理パラメータの設
定、同一記録部位に対する重複記録や1回記録の設定、
またはインク吐出条件が挙げられる。
また、上述した第1〜第6の実施例においては、カー
トリツジに対してカートリツジの種類を識別するための
マーキング或は種類の識別用鍵部を設けることで着色材
の特性を検出し、記録用紙に適合する画像信号処理を施
していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、記録装置自身にハード的なスイツチを設け、記
録用紙に適する画像信号処理を施すためのスイツチをユ
ーザが選択するようにしても良い。この場合のスイツチ
の検知信号は、第5図及び第8図で説明したフローチヤ
ートのカートリツジの種類の識別のところで検知される
ようにすれば良い。またカートリツジの交換時には、ス
イツチの切り換えを行うようにすれば良い さらに、カートリツジの種類を識別する手段に替わ
り、記録用紙の供給カセツトを用紙の種類別に設け、記
録装置本体はセツトされた供給カセツトの検知信号から
供給カセツトの種類の識別を行えば良い。このようにす
れば、前述の第1〜第6の実施例で述べた記録用紙に適
した画像信号処理を供給カセツトの種類から選定して行
つても良い。このようにしても前述の第1〜第6の実施
例と同様の作用・効果を得ることができる。
また、記録用紙に適した画像信号処理をハード的なス
イツチによらず、ソフト的に処理しても良い。例えば、
ホストコンピユータからの指示を受けて記録動作を行う
インクジエツトプリンタ或はフアクシミリ装置等の場合
には、記録用紙の特性を教えてくれるコマンド等を決
め、このコマンドに従つて前述した階調補正等の画像形
成条件を設定し、記録用紙に適した記録を行えば良い。
このようにソフト的に処理を用いれば、コストの低減化
も実現できる。
さて、上述の各実施例では、着色材としてインクを用
いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、トナ
ーや他の着色材、染料を用いても良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、記録材の特性に
適した画像データ補正及び着色材による記録が可能とな
り、これにより色再現性に優れた良好な記録画像を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の記録装置の構成を示すブロツク
図、 第2図は第1の実施例による記録装置のインクカートリ
ツジとインクカートリツジ検知部との取付け位置関係を
説明する図、 第3図は画像信号処理部6の回路構成を示すブロツク
図、 第4図(a),(b)は第1の実施例によるγ特性曲線
及びγ補正曲線を説明する図、 第5図はCPU3の記録動作を説明するフローチヤート、 第6図は第2の実施例で用いられるカートリツジ27の構
成を示す外観斜視図、 第7図(a),(b),(c)は第2に実施例によるカ
ートリツジの種類毎の取付け状態を説明する図、 第8図は第2の実施例によるインクカートリツジ交換時
の供給動作を含む記録動作を説明するフローチヤート、 第9図はインクジエツト専用コート紙と普通紙の色再現
範囲を(c)示すL*a*b*表色系色度図、 第10図はインクの染料濃度による色相の違いを示したL
*a*b*表色系色度図、 第11図はシリアルプリント方式のインクジエツト方式を
用いた従来のカラー記録装置の要部構成を示す外観斜視
図である。 図中、1,1′……記録装置、2……画像入力部、3……C
PU、4……ROM、5……RAM、6……画像信号処理部、7
……操作部、8……インクカートリツジ検知部、9……
記録部、10……バスライン、11,27,31,41,51……カート
リツジ、11a,27a……開口部、12……マーキング、13,2
8,32,42,52……凹部、14,30,34,44,54……インク供給
口、15……光センサ、20……色補正回路、21……γ補正
回路、22……2値化回路、23a〜23c……バツフア、24a
〜24d……記録ヘツド、33,43,53……識別用鍵部、35…
…スイツチ、36〜38……種類検知スイツチ、39……針、
64a〜64d……記録記録ヘツド、65……キヤリツジ、66…
…ガイドシヤフト、67……エンコーダ、68……搬送ロー
ラ、69……記録用紙である。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録材の性質に応じた特性を有する着色材
    を用い、画像形成情報に基づいた画像を記録材上に形成
    する記録装置であって、 前記着色材に関する情報を入力する入力手段と、 該入力手段で入力した情報に基づいて入力画像形成情報
    を補正する補正手段と、 該補正手段で補正した画像形成情報に基づいて前記記録
    材上に画像を形成する形成手段と、 を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】記録材の性質に応じた特性を有する着色材
    を用い、画像形成情報に基づいた画像を記録材上に形成
    する装置であって、前記着色材に関する情報を入力する
    入力手段と、該入力手段で入力した情報に基づいて入力
    画像形成情報を補正する補正手段と、該補正手段で補正
    した画像形成情報に基づいて前記記録材上に画像を形成
    する形成手段と、を備える記録装置に用いられる前記着
    色材用のカートリッジであって、 前記補正手段により前記入力画像形成情報を補正するた
    めの条件として、前記記録装置に前記着色材に関する情
    報を出力するための出力手段を有することを特徴とする
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】前記入力手段は、前記着色材を供給する着
    色材カートリッジの種類を識別する識別手段を含み、前
    記識別手段の識別結果を前記着色材に関する情報とした
    ことを特徴とする請求項第1項記載の記録装置。
  4. 【請求項4】前記記録装置は、更に、前記着色材カート
    リッジの交換を検知する検知手段と、 該検知手段の検知の際に交換前後の着色材カートリッジ
    の種類を比較する比較手段と、 該比較手段での比較結果が異なる場合に前記着色材カー
    トリッジの供給回復動作を増加する供給回復動作手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項第3項記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】前記入力手段は、前記着色材に関する情報
    をスイッチから入力するスイッチ入力手段を含むことを
    特徴とする請求項第1項記載の記録装置。
  6. 【請求項6】前記入力手段は、前記着色材に関する情報
    を外部装置から入力する外部入力手段を含むことを特徴
    とする請求項第1項記載の記録装置。
  7. 【請求項7】前記補正手段は、少なくとも階調補正、マ
    スキング、下色除去のうち一つの補正テーブルを用いて
    補正を行なうことを特徴とする請求項第1項記載の記録
    装置。
  8. 【請求項8】前記補正手段は、前記入力情報に基づいて
    前記記録材の同一記録部位に対して複数記録と1回記録
    とのうち一方を選択する選択手段を含むことを特徴とす
    る請求項第1項記載の記録装置。
  9. 【請求項9】前記形成手段をバブルジェット記録方法に
    よる手段としたことを特徴とする請求項第1項記載の記
    録装置。
  10. 【請求項10】前記補正手段は、前記入力情報に基づい
    て前記インクの温度調整を行なう温度調整手段と、該温
    度調整手段で調整した温度に基づいて前記インクを吐出
    する吐出手段と、を含むことを特徴とする請求項第9項
    記載の記録装置。
  11. 【請求項11】前記温度調整をバイアス温度値のテーブ
    ルで行なうことを特徴とする請求項第10項記載の記録装
    置。
  12. 【請求項12】前記形成手段を圧電素子を用いた記録手
    段としたことを特徴とする請求項第1項記載の記録装
    置。
  13. 【請求項13】前記補正手段は、前記入力情報に基づい
    て前記着色材に対する圧力波調整を行なう圧力波調整手
    段と、該圧力波調整手段で調整した圧力波に基づいて前
    記着色材を吐出する吐出手段と、を含むことを特徴とす
    る請求項第12項記載の記録装置。
  14. 【請求項14】前記圧力波調整を印加電圧値のテーブル
    で行なうことを特徴とする請求項第13項記載の記録装
    置。
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