JPH06182888A - 発泡成形品の離型方法 - Google Patents
発泡成形品の離型方法Info
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- JPH06182888A JPH06182888A JP4356542A JP35654292A JPH06182888A JP H06182888 A JPH06182888 A JP H06182888A JP 4356542 A JP4356542 A JP 4356542A JP 35654292 A JP35654292 A JP 35654292A JP H06182888 A JPH06182888 A JP H06182888A
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Abstract
防止できる発泡成形品の離型方法を提供する。 【構成】 固定型1,2にはキャビティ5の一端に位置
する主チャンバ11aとキャビティ5の外周に位置する
外郭チャンバ12とが、可動型3にはキャビティ5の他
端に位置する主チャンバ13が形成された成形型を用い
て成形された成形品Aを離型する場合、成形品Aが成形
された後に固定型1,2と可動型3とを開く前に、開閉
弁39を開弁させて可動型3の主チャンバ13に真空ポ
ンプ40から負圧を導入するとともに、開閉弁98を開
弁させて固定型1の主チャンバ11のみにエア源Pから
高圧を導入し、可動型3の主チャンバ13の負圧で可動
型3に成形品Aを保持させ、この後に、固定型1,2か
ら可動型3を離隔させて型を開くように構成した。
Description
法、特に、函形の発泡成形品の離型を容易にした離型方
法に関する。
常、チャンバを有する固定型と可動型とを接合して画成
されるキャビティ内に樹脂粒子を充填し、この樹脂粒子
を各型のチャンバ内に蒸気を注入して加熱し、樹脂を発
泡融着させて成形されている。しかしながら、このよう
成形方法では、チャンバに蒸気を注入して加熱すること
が不可欠であるため、その生産性が蒸気圧力や蒸気温度
による制約を受け、高い生産性を達成できないという問
題があった。
が特開平1−271225号等で提案されている。この
成形方法では、可動型に主チャンバを、固定型には主チ
ャンバと外郭チャンバとを独立して形成し、型を閉じた
状態で固定型の主チャンバと可動型の主チャンバとをキ
ャビティの両端面に、固定型の外郭チャンバをキャビテ
ィの外周部に位置させ、これら各チャンバに供給する蒸
気を別個独立して制御し、高い生産性を得るようにして
いる。
開平1−271225号に記載される成形型において、
離型に際して可動型の主チャンバに負圧を、固定型の主
チャンバと外郭チャンバとに高圧を印加すると、外郭チ
ャンバに印加された高圧で成形品が固定型に締着され、
成形品を固定型から型離れさせることができなくなるこ
とがあった。
ので、外郭チャンバを有する成形型においても成形品を
確実に離型させることができる発泡成形品の離型方法を
提供することを目的とする。
め、この発明は、可動型には主チャンバが、固定型には
主チャンバと外郭チャンバとがそれぞれ独立して形成さ
れた発泡成形型を備え、前記各チャンバはそれぞれ独立
して蒸気および高圧空気源並びに負圧源に連結され、発
泡成形品の離型に際し、固定型の主チャンバには高圧空
気を導入し、可動型の主チャンバは負圧源に連結するよ
うにした。
は、前記発泡成形品を吸着保持可能な取出装置を移動可
能に備え、この取出装置を前記固定型と前記可動型とが
離間した時に前記固定型と前記可動型との間に移動さ
せ、前記吸着装置で前記発泡成形品を吸着して取り出す
ように構成することができる。
ば、固定形の主チャンバ内に高圧が、可動型の主チャン
バに負圧が印加され、成形品は固定型からは主チャンバ
の高圧で分離され、また、可動型にはチャンバ内の負圧
で吸着されるが、固定型の外郭チャンバには高圧が導入
されない。このため、固定型と可動形とを分離した場
合、すなわち、型を開いた場合でも、成形品は円滑に固
定型から離れて可動型に保持され、成形品の脱落等の不
都合も防止できる。
型に吸着された状態で取出装置により吸着して取り出す
ように構成することで、成形品を一定の状態で整列装置
等に受け渡すことができ、後の整列等を容易に行うこと
ができる。
明する。図1および図2はこの発明の一実施例を示し、
図1が離型のための流体経路構成を模式的に示す説明
図、図2が一部の構成を詳細に示す流体経路の説明図で
ある。
た金型1と外郭チャンバ12を形成した金型2とで固定
型を、主チャンバ13を形成した金型3で可動型を構成
し、これら固定型1,2と可動型3とを一対として成形
型が構成される。これら固定型と可動型とは両型の間に
キャビティ5が形成されるように接離自在に対向させて
枠体にそれぞれ取り付けられ、可動型は油圧シリンダ6
により駆動されて移動する。上述した各チャンバ11,
12,13はキャビティ5と通気孔5aのあるインナー
プレートで仕切られている。
1,12,13へ加熱蒸気源Sから加熱蒸気を独立して
供給するための蒸気供給管21,22,23が接続さ
れ、これら蒸気供給管21,22,23にエア源Pに連
絡する調圧部4のある開閉弁31,32,33が介在配
備されている。また、金型1,2,3には、ドレーン弁
の開閉弁34,35,36のあるドレーン排出管24,
25,26と、バキューム弁の開閉弁37,38,39
の開閉弁37,38,39のある真空ポンプ40に連な
る吸引管27,28,29とがそれぞれ設けられ、各開
閉弁を各型1,2,3個別に調圧しつつ供給される蒸気
並びに排出される流体を調整抽出するようにしてある。
なお、10は真空タンクであり、開閉弁8のある配管9
で真空ポンプ40にバイパス接続されている。
21,22,23に介在されたレギュレータ20によっ
て制御されるものから構成される。レギュレータ20
は、電空レギュレータを用い、コンピュータQよりの電
圧指令によりそれぞれ個別に操作される。なお、これら
開閉弁31,32,33は上述した公報に記載されるよ
うに各種のものを用いることができる。
1,2,3のチャンバ11,12,13に配管16で連
結され、また、レギュレータ20のある調圧エアの配管
17と、弁開閉用エアの供給用として電磁弁18と減圧
弁19のある配管15とを介してエア源Pに接続されて
いる。開閉弁31,32,33は調圧部4により調整さ
れ、加熱蒸気供給管21,22,23を通じて脈動蒸気
を各チャンバ11,12,13に供給する。
とエア源Pとを接続する配管99が接続され、この配管
99に開閉弁98が介設されている。開閉弁98は、コ
ンピュータQからの電圧指令等で作動し、後述するよう
に、離型時に開弁して主チャンバ11に高圧のエアを供
給する。
り、取出装置70は枠体に真空吸着パッド71を取出シ
リンダ72により移動可能に支持して構成される。図中
明示しないが、枠体は、駆動機構に連結され、型開き時
に固定型1,2と可動型2との間へ駆動される。真空吸
着パッド71は、図外の負圧源と電磁弁等を介して連絡
され、コンピュータQによる電磁弁の制御で負圧により
成形品Aを吸着保持する。取出シリンダ72は、電磁弁
等を介して高圧空気源に連絡され、ロッドに真空吸着パ
ッド71が設けられる。この取出シリンダ72も、コン
ピュータQによる電磁弁の制御で作動し、真空吸着パッ
ド71を成形品Aに対し接近離隔するように移動させ
る。
動型3とを油圧シリンダ6により接合、すなわち型締め
してキャビティ5を画成し、各型1,2,3のチャンバ
11,12,13に蒸気を供給し、発泡性熱可塑性樹脂
粒子を加熱、発泡させて成形品Aを成形する。すなわ
ち、特開平1−271225号に記載されるように、原
料充填後に所定のスチーム圧力で蒸気を各チャンバ1
1,12,13に供給し、続いて、水冷等で冷却し、成
形品Aを成形する。
された状態で、開閉弁39を開弁して可動型3のチャン
バ13に負圧を導入し、また、開閉弁98を開弁して固
定型1の主チャンバ11のみに高圧の加圧空気を導入
し、この後、可動型3を駆動して固定型1,2から離
間、すなわち型開きする。ここで、成形品Aは、主チャ
ンバ11に導入された加圧空気で固定型1,2から分離
され、また、可動型3に主チャンバ13の負圧で吸着さ
れる。このため、成形品Aを固定型1,2から確実に分
離することができ、また、型開きした際に成形品Aが脱
落することがない。
すると、取出装置70が固定型1,2と可動型3との間
に上昇し、取出装置70の取出シリンダ72が駆動され
て真空吸着パッド71が成形品Aに向かって移動し、真
空吸着パッド72が成形品Aの内底部を吸着して成形品
Aを吸着保持する。そして、成形品Aが真空吸着パッド
71に保持されると、開閉弁39が閉弁され、可動型3
のチャンバ13に大気圧あるいは高圧空気が導入され、
成形品Aが可動型3から分離される。したがって、成形
品Aを容易に離型することができる。
1に成形品Aを保持した状態で下降し、次の工程の整列
装置等に成形品Aを受け渡す。ここで、成形品Aは真空
吸着パッド71により所定の部分を吸着保持され、一定
の姿勢で整列装置に受け渡されるため、整列装置等にお
いて整列等が容易に行える。この後は、固定型1,2と
可動型3とが型締めされ、上述のようにして再び成形品
Aが発泡成形され、以下同様に繰り返される。
品Aを取出装置70で整列装置に受け渡すが、取出装置
70を用いることなくバラ落としするように構成するこ
とも可能である。そして、バラ落としする場合は、可動
型3のチャンバ13に大気圧あるいは加圧空気を供給す
るのみで自重により落下して離型されるため、離型が極
めて容易に行える。
お、この実施例では、上述した実施例と同一の部分には
同一の番号を付して説明を省略する。同図に示すよう
に、この実施例では、中実の成形品A´を成形するもの
で、上述した実施例に比較して固定型1,2は中央の突
出部分が省略されている。すなわち、固定型1,2は可
動型3側に底面が平坦な凹部1dを有し、この凹部1d
でキャビティ5を画成する。
1のキャビティ11aに高圧が、可動型3のキャビティ
13に負圧が導入される。このため、成形品A´を確実
に固定型1,2から型離れさせることができ、また、型
を開いたときに成形品A´を可動型3に保持させて脱落
を防止できる(同図参照)。
発泡成形品の離型方法によれば、固定型と可動型とを型
開きする前に、可動型の主チャンバに負圧を、固定型に
は主チャンバのみに高圧を導入して離型するようにした
ため、成形品を固定型から確実に型離れさせることがで
き、また、型を開いた場合でも成形品が脱落することを
防止できる。
方法は、上記可動型にチャンバの負圧で保持された成形
品を取出装置で吸着して後工程の整列装置等に受け渡す
ように構成したため、整列装置等に一定の姿勢で成形品
を受け渡すことができ、整列装置等において成形品の取
扱が容易である。
方法を実施する構成の模式図である。
型方法に用いられる成形型の模式断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 可動型には主チャンバが、固定型には主
チャンバと外郭チャンバとがそれぞれ独立して形成され
た発泡成形型を備え、前記各チャンバをそれぞれ独立し
て蒸気および高圧空気源並びに負圧源に連結され、発泡
成形品の離型に際し、固定型の主チャンバには高圧空気
を導入し、可動型の主チャンバは負圧源に連結するよう
にしたことを特徴とする発泡成形品の離型方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の発泡成形品の離型方法
であって、前記発泡成形品を吸着保持可能な取出装置を
移動可能に備え、この取出装置を前記固定型と前記可動
型とが離間した時に前記固定型と前記可動型との間に移
動させ、前記吸着装置で前記発泡成形品を吸着して取り
出すように構成したことを特徴とする発泡成形品の離型
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35654292A JP3318018B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 発泡成形品の離型方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH06182888A true JPH06182888A (ja) | 1994-07-05 |
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JP35654292A Expired - Fee Related JP3318018B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 発泡成形品の離型方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007099713A1 (ja) | 2006-03-02 | 2007-09-07 | Daisen Industry Co., Ltd. | 発泡樹脂成形機及びその運転方法 |
CN104943050A (zh) * | 2015-05-01 | 2015-09-30 | 长春富维—江森自控汽车饰件系统有限公司 | 高回弹聚氨酯泡沫真空发泡方法 |
CN110978356A (zh) * | 2019-11-07 | 2020-04-10 | 罗运宏 | 一种镜片生产模具 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP35654292A patent/JP3318018B2/ja not_active Expired - Fee Related
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