JPH06182594A - スクリーン渣脱水機における圧搾圧力の検出方法 - Google Patents
スクリーン渣脱水機における圧搾圧力の検出方法Info
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- JPH06182594A JPH06182594A JP4355729A JP35572992A JPH06182594A JP H06182594 A JPH06182594 A JP H06182594A JP 4355729 A JP4355729 A JP 4355729A JP 35572992 A JP35572992 A JP 35572992A JP H06182594 A JPH06182594 A JP H06182594A
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- screen
- screen residue
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリーン渣を投入する量が変動しても、自
動的に設定された適正圧で、効率的に安定して脱水す
る。 【構成】 筒形スクリーン２内に投入されたスクリーン
渣を、スクリーン内を往復動するプランジャ４と筒形ス
クリーン２に接続された搬送ダクト５内の背圧板６との
圧搾力にて脱水するスクリーン渣脱水機の、測定すべき
圧力を予想する。そしてその範囲を限定し、その領域内
における圧力変化率が設定値を下回ったレベルを圧搾圧
力と判断し、スクリーン渣の量・質等の変動に対しても
常に設定された適正圧にて脱水する。
動的に設定された適正圧で、効率的に安定して脱水す
る。 【構成】 筒形スクリーン２内に投入されたスクリーン
渣を、スクリーン内を往復動するプランジャ４と筒形ス
クリーン２に接続された搬送ダクト５内の背圧板６との
圧搾力にて脱水するスクリーン渣脱水機の、測定すべき
圧力を予想する。そしてその範囲を限定し、その領域内
における圧力変化率が設定値を下回ったレベルを圧搾圧
力と判断し、スクリーン渣の量・質等の変動に対しても
常に設定された適正圧にて脱水する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は下水処理場、ポンプ場等
より回収されたスクリーン渣を投入させる量が変動して
も、自動的に設定された適正圧で、効率的に安定して脱
水するスクリーン渣脱水機における圧搾圧力の検出方法
に関するものである。
より回収されたスクリーン渣を投入させる量が変動して
も、自動的に設定された適正圧で、効率的に安定して脱
水するスクリーン渣脱水機における圧搾圧力の検出方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】下水処理場等により、自動除塵機にて回
収されたスクリーン渣は極めて含水率が高く、回収した
状態で焼却あるいは埋め立て地等への投棄は行えない。
そこで、この回収されたスクリーン渣を適正な含水率ま
で低下させるように加圧脱水している。このスクリーン
渣脱水機としては筒形をしたスクリーン内に、回収した
スクリーン渣を投入し、筒形スクリーン内をプランジャ
を往復動させ、スクリーン渣を加圧脱水し、この筒形ス
クリーンに接続した搬送ダクト内に押し込み、搬送する
ものが実用化されている。
収されたスクリーン渣は極めて含水率が高く、回収した
状態で焼却あるいは埋め立て地等への投棄は行えない。
そこで、この回収されたスクリーン渣を適正な含水率ま
で低下させるように加圧脱水している。このスクリーン
渣脱水機としては筒形をしたスクリーン内に、回収した
スクリーン渣を投入し、筒形スクリーン内をプランジャ
を往復動させ、スクリーン渣を加圧脱水し、この筒形ス
クリーンに接続した搬送ダクト内に押し込み、搬送する
ものが実用化されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし下水処理場等か
ら回収されるスクリーン渣の量・質等は、常に一定では
ない。回収量は常に変動しているが、従来のプランジャ
式脱水機ではプランジャの突出位置との関係において圧
力を検出するようにしているため、スクリーン渣量が変
動する場合、該検出に生じやすい欠点がある。
ら回収されるスクリーン渣の量・質等は、常に一定では
ない。回収量は常に変動しているが、従来のプランジャ
式脱水機ではプランジャの突出位置との関係において圧
力を検出するようにしているため、スクリーン渣量が変
動する場合、該検出に生じやすい欠点がある。
【０００４】本発明は圧搾圧力をプランジャの加圧シリ
ンダの圧力として捕らえ、圧力を追跡し、パターンの変
化領域を求める圧搾圧力として判断し、計測計算し、ス
クリーン渣量の変動に対しても適正圧を検出し、効率的
にスクリーン渣を脱水することを目的とする。
ンダの圧力として捕らえ、圧力を追跡し、パターンの変
化領域を求める圧搾圧力として判断し、計測計算し、ス
クリーン渣量の変動に対しても適正圧を検出し、効率的
にスクリーン渣を脱水することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、筒形スクリーン内に投入され
たスクリーン渣を、該スクリーン内を往復動するプラン
ジャと筒形スクリーンに接続された搬送ダクト内の背圧
板との圧搾力にて脱水するスクリーン渣脱水機におい
て、測定すべき圧力を予想し、その範囲を限定し、該領
域内における圧力変化率が設定値を下回ったレベルを圧
搾圧力と判断し、スクリーン渣の量・質等の変動に対し
ても常に設定された適正圧にて脱水するようになしたこ
とを要旨とする。
するためになしたもので、筒形スクリーン内に投入され
たスクリーン渣を、該スクリーン内を往復動するプラン
ジャと筒形スクリーンに接続された搬送ダクト内の背圧
板との圧搾力にて脱水するスクリーン渣脱水機におい
て、測定すべき圧力を予想し、その範囲を限定し、該領
域内における圧力変化率が設定値を下回ったレベルを圧
搾圧力と判断し、スクリーン渣の量・質等の変動に対し
ても常に設定された適正圧にて脱水するようになしたこ
とを要旨とする。
【０００６】
【作用】背圧シリンダに変動する背圧板を備えた搬送ダ
クト内へ、筒形スクリーン内に投入されたスクリーン渣
を該スクリーン内にて往復動するプランジャにて加圧
（圧搾）して、脱水・移送する場合、スクリーン渣の脱
水圧力を一定に保ち、安定した脱水を行うために、背圧
板の加圧圧力を制御する。この背圧板の加圧力制御をプ
ランジャの移動にともなって圧力が変化するのを捕ら
え、圧力を追跡してパターンの変化領域を求める圧搾圧
力として判断して行う。これにより投入スクリーン渣の
量・質等が変動しても適正な圧力で脱水でき、脱水作業
が安定し、効率的に行えるものとなる。
クト内へ、筒形スクリーン内に投入されたスクリーン渣
を該スクリーン内にて往復動するプランジャにて加圧
（圧搾）して、脱水・移送する場合、スクリーン渣の脱
水圧力を一定に保ち、安定した脱水を行うために、背圧
板の加圧圧力を制御する。この背圧板の加圧力制御をプ
ランジャの移動にともなって圧力が変化するのを捕ら
え、圧力を追跡してパターンの変化領域を求める圧搾圧
力として判断して行う。これにより投入スクリーン渣の
量・質等が変動しても適正な圧力で脱水でき、脱水作業
が安定し、効率的に行えるものとなる。
【０００７】
【実施例】以下本発明スクリーン渣脱水機における圧搾
圧力の検出方法を図示の実施例に基づいて説明する。図
においてＡはスクリーン渣脱水機、Ｂはこのスクリーン
渣脱水機の加圧シリンダに供給する作動油の圧力を検出
し、背圧シリンダを制御する制御盤、Ｃはこの制御盤か
らの制御信号にて背圧シリンダに供給する作動油量、及
び圧力を調整するバルブモジュールで、制御盤Ｂと加圧
シリンダ、バルブモジュールＣは電気的に接続され、か
つ加圧シリンダ、背圧シリンダとバルブモジュールＣと
は油圧回路にて接続される。
圧力の検出方法を図示の実施例に基づいて説明する。図
においてＡはスクリーン渣脱水機、Ｂはこのスクリーン
渣脱水機の加圧シリンダに供給する作動油の圧力を検出
し、背圧シリンダを制御する制御盤、Ｃはこの制御盤か
らの制御信号にて背圧シリンダに供給する作動油量、及
び圧力を調整するバルブモジュールで、制御盤Ｂと加圧
シリンダ、バルブモジュールＣは電気的に接続され、か
つ加圧シリンダ、背圧シリンダとバルブモジュールＣと
は油圧回路にて接続される。
【０００８】スクリーン渣脱水機Ａは、下水処理場等よ
り回収されたスクリーン渣を連続的、もしくは間歇的に
供給、または投入されるホッパー１の下部に筒形のスク
リーン２を配設し、この筒形スクリーン２の一端側には
加圧シリンダ３にて筒形スクリーン２内を往復動するプ
ランジャ４を嵌挿し、また筒形スクリーン２の他端側に
は搬送ダクト５を接続すると共に、この搬送ダクト５内
に背圧板６を揺動自在に、すなわち搬送ダクト内の脱水
スクリーン渣の通過断面積を変えるようにして設け、こ
の背圧板６の加圧を背圧シリンダ７にて行うものであ
る。
り回収されたスクリーン渣を連続的、もしくは間歇的に
供給、または投入されるホッパー１の下部に筒形のスク
リーン２を配設し、この筒形スクリーン２の一端側には
加圧シリンダ３にて筒形スクリーン２内を往復動するプ
ランジャ４を嵌挿し、また筒形スクリーン２の他端側に
は搬送ダクト５を接続すると共に、この搬送ダクト５内
に背圧板６を揺動自在に、すなわち搬送ダクト内の脱水
スクリーン渣の通過断面積を変えるようにして設け、こ
の背圧板６の加圧を背圧シリンダ７にて行うものであ
る。
【０００９】加圧シリンダ３及び背圧シリンダ７にはポ
ンプＰにて配管Ｐ１、Ｐ２を介して作動油を供給すると
共に、加圧シリンダ３に至る配管Ｐ１の一部に圧力セン
サＳを設け、この圧力センサＳにて検出した圧力値を、
前記制御盤Ｂに伝えるように、電気的に接続される。そ
してこの制御盤Ｂにて圧力センサＳからの圧力信号を、
予め設定された設定圧力の範囲内か、設定圧力以下、あ
るいは設定圧力以上かを判断し、この加圧シリンダの検
出・圧力の変動を判断して背圧シリンダの圧力を変化さ
せるか、あるいは一段階高く、または低くするかの信号
をバルブモジュールＣに与えるようになす。
ンプＰにて配管Ｐ１、Ｐ２を介して作動油を供給すると
共に、加圧シリンダ３に至る配管Ｐ１の一部に圧力セン
サＳを設け、この圧力センサＳにて検出した圧力値を、
前記制御盤Ｂに伝えるように、電気的に接続される。そ
してこの制御盤Ｂにて圧力センサＳからの圧力信号を、
予め設定された設定圧力の範囲内か、設定圧力以下、あ
るいは設定圧力以上かを判断し、この加圧シリンダの検
出・圧力の変動を判断して背圧シリンダの圧力を変化さ
せるか、あるいは一段階高く、または低くするかの信号
をバルブモジュールＣに与えるようになす。
【００１０】バルブモジュールＣは配管Ｐ２に接続され
設定最高圧にて作動する圧力弁ＨＨ及び同圧力の設定値
を制御する電磁弁及びリリーフ弁よりなり、この圧力弁
ＨＨを経て、背圧シリンダ７へ接続される。圧力弁ＨＨ
に接続されるパイロット管Ｐ３に、最低設定圧にて切り
換える電磁弁ＳＯＬＬＬと、最低設定圧で作動する圧力
弁ＬＬとを直列的に接続し、また分岐した他方の管Ｐ４
には低設定圧、高設定圧に切り換える電磁弁ＳＯＬＬ，
ＳＯＬＨを接続し、この電磁弁ＳＯＬＬには低設定圧で
作動する圧力弁Ｌを、また電磁弁ＳＯＬＨには高設定圧
で作動する圧力弁Ｈを、それぞれ接続する。なお配管Ｐ
５はドレン回路、Ｐ７は背圧シリンダを伸長させ背圧板
を開くときの往回路である。
設定最高圧にて作動する圧力弁ＨＨ及び同圧力の設定値
を制御する電磁弁及びリリーフ弁よりなり、この圧力弁
ＨＨを経て、背圧シリンダ７へ接続される。圧力弁ＨＨ
に接続されるパイロット管Ｐ３に、最低設定圧にて切り
換える電磁弁ＳＯＬＬＬと、最低設定圧で作動する圧力
弁ＬＬとを直列的に接続し、また分岐した他方の管Ｐ４
には低設定圧、高設定圧に切り換える電磁弁ＳＯＬＬ，
ＳＯＬＨを接続し、この電磁弁ＳＯＬＬには低設定圧で
作動する圧力弁Ｌを、また電磁弁ＳＯＬＨには高設定圧
で作動する圧力弁Ｈを、それぞれ接続する。なお配管Ｐ
５はドレン回路、Ｐ７は背圧シリンダを伸長させ背圧板
を開くときの往回路である。
【００１１】回収されたスクリーン渣をホッパー１に投
入され、かつポンプＰの作動により加圧シリンダ３及び
背圧シリンダ７に作動油が供給されると、プランジャ４
が筒形スクリーン２内にて前進する。このプランジャの
前進により筒形スクリーン内のスクリーン渣は搬送ダク
トの背圧板側へ押し込められる。このプランジャ前進の
初期ａ点においてはプランジャ４の移動中の圧力は低い
ものであるが、投入されたスクリーン渣が、先に圧搾脱
水されたスクリーン渣に接し、なおプランジャが前進せ
んとする時のｂ点の圧力は上昇し始める。このプランジ
ャ前進による圧力の変化は、図３に示すように段階状の
パターン変化となって表れる。図３におけるｂ点が過ぎ
ると、急俊に圧力が上昇し、プランジャの最突出位置で
回路設定圧Ｃとなる。この圧力変化のパターンが大きく
変わる点、すなわちｂ点が検知すべき圧搾圧力とするも
のである。
入され、かつポンプＰの作動により加圧シリンダ３及び
背圧シリンダ７に作動油が供給されると、プランジャ４
が筒形スクリーン２内にて前進する。このプランジャの
前進により筒形スクリーン内のスクリーン渣は搬送ダク
トの背圧板側へ押し込められる。このプランジャ前進の
初期ａ点においてはプランジャ４の移動中の圧力は低い
ものであるが、投入されたスクリーン渣が、先に圧搾脱
水されたスクリーン渣に接し、なおプランジャが前進せ
んとする時のｂ点の圧力は上昇し始める。このプランジ
ャ前進による圧力の変化は、図３に示すように段階状の
パターン変化となって表れる。図３におけるｂ点が過ぎ
ると、急俊に圧力が上昇し、プランジャの最突出位置で
回路設定圧Ｃとなる。この圧力変化のパターンが大きく
変わる点、すなわちｂ点が検知すべき圧搾圧力とするも
のである。
【００１２】しかし投入スクリーン渣の量が変動した
り、スクリーン渣の性状や混入される夾雑物によって、
圧力パターンは図４に示す如く変化する。このパターン
変化に対しても適正な圧力上昇を検知せんとするもので
ある。
り、スクリーン渣の性状や混入される夾雑物によって、
圧力パターンは図４に示す如く変化する。このパターン
変化に対しても適正な圧力上昇を検知せんとするもので
ある。
【００１３】次に加圧シリンダ３の操作にてプランジャ
４が前進し、スクリーン渣と圧搾脱水する際の加圧シリ
ンダの圧力変化を経時的に表したものが図５である。図
５において（イ）はプランジャ４の前進でスクリーン渣
が背圧板側へ移動中であるが、圧力の上昇はほとんどな
い。しかし先の脱水スクリーン渣に移動してきたスクリ
ーン渣先端が当接され、なおかつプランジャの前進に
て、このスクリーン渣が圧搾され、同図（ロ）で示すよ
うに圧力は段階状に急俊に上昇する。そしてスクリーン
渣の圧搾工程が終了しプランジャがストロークエンドま
で前進すると加圧シリンダの圧力は最高圧となる。この
時は同図（ハ）にて示され、スクリーン渣は圧搾保持さ
れ、（ロ）から（ハ）にわたってスクリーン渣の圧搾脱
水が行われる。
４が前進し、スクリーン渣と圧搾脱水する際の加圧シリ
ンダの圧力変化を経時的に表したものが図５である。図
５において（イ）はプランジャ４の前進でスクリーン渣
が背圧板側へ移動中であるが、圧力の上昇はほとんどな
い。しかし先の脱水スクリーン渣に移動してきたスクリ
ーン渣先端が当接され、なおかつプランジャの前進に
て、このスクリーン渣が圧搾され、同図（ロ）で示すよ
うに圧力は段階状に急俊に上昇する。そしてスクリーン
渣の圧搾工程が終了しプランジャがストロークエンドま
で前進すると加圧シリンダの圧力は最高圧となる。この
時は同図（ハ）にて示され、スクリーン渣は圧搾保持さ
れ、（ロ）から（ハ）にわたってスクリーン渣の圧搾脱
水が行われる。
【００１４】その後、プランジャが最先端まで突出した
後、プランジャを後退させる。この動作時が同図（ニ）
にて示され、圧力は急俊に低下し、待機位置で停止させ
ると、同図（ホ）となる。このように加圧シリンダにて
プランジャが前進する際、スクリーン渣の圧搾状態によ
り圧力変化はパターン変化として表れる。同図（ニ）が
検出すべき圧力であるが、この検出は予め圧力（イ）を
上回る点ＰＣＣ、圧力（ハ）を下回る点ＰＨＨの２点間
の検出領域を設けておき、この領域内において圧力変化
が設定値を下回った時をＰｏと判別するものである。ま
たＰｏ以降ＰＬＬ間の複数点の圧力を平均するのも可能
である。さらにはＰｏの始端を圧力変化が設定を下回っ
たことで、Ｐｏの終端を圧力変化が設定を上回ったこと
で検知、その間の圧力を平均化してＰｏを求めることも
同様に可能である。そして所望する加圧シリンダの圧力
上限ＰＨと下限ＰＬとを予め設定しておき、始動時は背
圧シリンダ７の圧力、すなわち背圧板の押付圧力を任意
の圧力に選択して運転を始め、加圧シリンダ３の圧力セ
ンサＳにての検出圧力Ｐｏが設定圧力ＰＨとＰＬ内にあ
れば背圧シリンダに加える圧力はそのままにし、検出圧
力Ｐｏが設定圧力ＰＬより低ければ、押付圧力をより高
いＨＨ側に切り換えて作動させ、また反対に検出圧力Ｐ
ｏが設定圧力ＰＨより高ければ押付圧力をより低いＬＬ
側となるように切り換えて背圧板の押圧力を調整し、こ
れによりスクリーン渣の性状・量・夾雑物の有無に関係
なく、常に安定した圧搾圧力にて脱水するものである。
後、プランジャを後退させる。この動作時が同図（ニ）
にて示され、圧力は急俊に低下し、待機位置で停止させ
ると、同図（ホ）となる。このように加圧シリンダにて
プランジャが前進する際、スクリーン渣の圧搾状態によ
り圧力変化はパターン変化として表れる。同図（ニ）が
検出すべき圧力であるが、この検出は予め圧力（イ）を
上回る点ＰＣＣ、圧力（ハ）を下回る点ＰＨＨの２点間
の検出領域を設けておき、この領域内において圧力変化
が設定値を下回った時をＰｏと判別するものである。ま
たＰｏ以降ＰＬＬ間の複数点の圧力を平均するのも可能
である。さらにはＰｏの始端を圧力変化が設定を下回っ
たことで、Ｐｏの終端を圧力変化が設定を上回ったこと
で検知、その間の圧力を平均化してＰｏを求めることも
同様に可能である。そして所望する加圧シリンダの圧力
上限ＰＨと下限ＰＬとを予め設定しておき、始動時は背
圧シリンダ７の圧力、すなわち背圧板の押付圧力を任意
の圧力に選択して運転を始め、加圧シリンダ３の圧力セ
ンサＳにての検出圧力Ｐｏが設定圧力ＰＨとＰＬ内にあ
れば背圧シリンダに加える圧力はそのままにし、検出圧
力Ｐｏが設定圧力ＰＬより低ければ、押付圧力をより高
いＨＨ側に切り換えて作動させ、また反対に検出圧力Ｐ
ｏが設定圧力ＰＨより高ければ押付圧力をより低いＬＬ
側となるように切り換えて背圧板の押圧力を調整し、こ
れによりスクリーン渣の性状・量・夾雑物の有無に関係
なく、常に安定した圧搾圧力にて脱水するものである。
【００１５】なお上記作動においてプランジャ１の動作
毎に、背圧板の押付圧力の切り換えを行うと背圧板が過
度に動く恐れがあるので、検出圧力Ｐｏが続けて、予め
設定された回数、同じ状態となるときに押付圧力を切り
換えるようにする。
毎に、背圧板の押付圧力の切り換えを行うと背圧板が過
度に動く恐れがあるので、検出圧力Ｐｏが続けて、予め
設定された回数、同じ状態となるときに押付圧力を切り
換えるようにする。
【００１６】
【発明の効果】本発明スクリーン渣脱水機における圧搾
圧力の検出方法は、筒形スクリーン内に投入されたスク
リーン渣を、該スクリーン内を往復動するプランジャと
筒形スクリーンに接続された搬送ダクト内の背圧板との
圧搾力にて脱水するスクリーン渣脱水機において、測定
すべき圧力を予想し、その範囲を限定し、該領域内にお
ける圧力変化率が設定値を下回ったレベルを圧搾圧力と
判断し、スクリーン渣量の変動に対しても常に設定され
た適正圧にて脱水するようになしているため、スクリー
ン渣の性状や投入量が変化しても、常にプランジャに加
わる圧力を検出した背圧板の押付圧力を調整するように
なしているので、安定した脱水を効果的に行える。
圧力の検出方法は、筒形スクリーン内に投入されたスク
リーン渣を、該スクリーン内を往復動するプランジャと
筒形スクリーンに接続された搬送ダクト内の背圧板との
圧搾力にて脱水するスクリーン渣脱水機において、測定
すべき圧力を予想し、その範囲を限定し、該領域内にお
ける圧力変化率が設定値を下回ったレベルを圧搾圧力と
判断し、スクリーン渣量の変動に対しても常に設定され
た適正圧にて脱水するようになしているため、スクリー
ン渣の性状や投入量が変化しても、常にプランジャに加
わる圧力を検出した背圧板の押付圧力を調整するように
なしているので、安定した脱水を効果的に行える。
【図１】本発明スクリーン渣脱水機における圧搾圧力の
検出方法の一実施例を示す説明図である。
検出方法の一実施例を示す説明図である。
【図２】スクリーン渣の圧搾脱水工程を示す説明図であ
る。
る。
【図３】同加圧シリンダにかかる圧力変化の説明図であ
る。
る。
【図４】圧力パターンと検出手段の適否を示す説明図で
ある。
ある。
【図５】本発明による圧力検出の方法を示す説明図であ
る。
る。
【符号の説明】 Ａ スクリーン渣脱水機 Ｂ 制御盤 Ｃ バルブモジュール Ｐ１〜Ｐ６ 配管 Ｐ ポンプ Ｓ 圧力センサ ２ 筒形スクリーン ３ 加圧シリンダ ４ プランジャ ５ 搬送ダクト ６ 背圧板 ７ 背圧シリンダ
Claims (1)
- 【請求項１】 筒形スクリーン内に投入されたスクリー
ン渣を、該スクリーン内を往復動するプランジャと筒形
スクリーンに接続された搬送ダクト内の背圧板との圧搾
力にて脱水するスクリーン渣脱水機において、測定すべ
き圧力を予想し、その範囲を限定し、該領域内における
圧力変化率が設定値を下回ったレベルを圧搾圧力と判断
し、スクリーン渣の量・質等の変動に対しても常に設定
された適正圧にて脱水するようになしたことを特徴とす
るスクリーン渣脱水機における圧搾圧力の検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35572992A JP3342520B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | スクリーン渣脱水機によるスクリーン渣の圧搾方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35572992A JP3342520B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | スクリーン渣脱水機によるスクリーン渣の圧搾方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06182594A true JPH06182594A (ja) | 1994-07-05 |
| JP3342520B2 JP3342520B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=18445472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35572992A Expired - Fee Related JP3342520B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | スクリーン渣脱水機によるスクリーン渣の圧搾方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3342520B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009506247A (ja) * | 2005-08-23 | 2009-02-12 | プッツマイスター コンクレーテ プンプス ゲーエムベーハー | 濃厚物質材の搬送装置 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP35572992A patent/JP3342520B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009506247A (ja) * | 2005-08-23 | 2009-02-12 | プッツマイスター コンクレーテ プンプス ゲーエムベーハー | 濃厚物質材の搬送装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3342520B2 (ja) | 2002-11-11 |
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