JPS58101715A - フイルタ−プレスの脱水性能試験方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はフィルタープレスの脱水性能の試験方法に関
する。

フィールタープレスは、複数枚の濾板を移動自在に並列
配置し、各濾板間に濾布を二重に掛は渡し、二重の濾布
間に汚泥を圧入して脱水するように構成されており、大
型のものにおいては、濾板が１００枚以上に及ぶものも
ある。

ところで、排出される汚泥（廃液）には神々の性状があ
り、その性状の異なる各汚泥に対し、上記大型のフィル
タープレスの脱水性能を把握する際、フィルタープレス
自体を運転して試験を行なうと、作業が非常に大がかり
なものとなって極めて面倒である。

この発明は、以上の点を解消することを目的とし、脱水
性能の試験をしようとするフィルタープレスと同一構造
の二重の濾板を有し、その一方の濾板を固定するととも
に、他方の濾板を油圧シリンダにより一方の槽板に向っ
て移動可能とし、画一板間に−布を二重に介在した試験
機を備え、この試験機に上記フィルタープレスに注入さ
れる汚泥を注入して脱水し、その脱水結果でもって上記
フィルタープレスの脱水性能を推定するようにしたもの
である。

以下、ごの発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

まず、試験機は例えば第１図乃至第４図に示すように構
成する。

すなわち、同図に示すように台車１に２本の上下方向の
フレーム２．２′が一定距離隔てて設けられ、一方のフ
レーム２に一方の濾板３が固定されているとともに両フ
レーム２．２′の両側間に水平のガイド杆４が架設され
、このガイド４に他〃の濾板５が移動自在に設けである
。他方の濾板５には他方のフレーム２′に固定された油
圧シリンダ６のピストンを固定し、このシリンダ６の駆
動により他方の一板５が一方の濾板３に対し進退する。

両−濾板３．５の対向面はそれぞれ四部が形成され、一
方の濾板３の四部にダイヤフラム７が、他方のさ！板５
の四部にはパンチングプレート、樹脂網、金網等の多孔
体８が設けられている。試験するフィルタープレスが圧
搾機構を有しない場合はダイヤフラム７に代えて多孔体
が一方の濾板３にも設けられる。すなわち、−板３．５
の構造はフィルタープレス（実機）のものと同一構造と
する。

濾板３．５間には第４図に示すようにフィルタープレス
と同一種類（材質等が同一）の痩布９が二重に介在され
、この濾布９間にフレーム２に固定されたフィード金具
１０を介して汚泥が注入される。濾布９は予め濾板３．
５に固定しておいてもよいし、両濾板３．５を圧接する
前に張設してもよい。

さらに、台車１には必要に応じて汚泥タンク１１が塔載
され、このタンク１１にはフィルタープレスに注入する
汚泥が一定圧力（注入圧力）になるまで注入される。

試験機は以上のように構成されており、フィルタープレ
スＡの脱水性能を試験する際は例えばっぎのように成さ
れる。

すなわち、第５図に示すように、フィルタープレスＡの
汚泥配管２０及び圧搾水配管２１を分岐せしめて、試験
機Ｂにその分配管２２．２３を接続し、油圧シリンダ６
を作動させて両準板３．５を圧接した状鴨で汚泥ポンプ
２４により汚泥槽２５から試験ｆｉＢに汚泥を注入し、
さらに圧搾ポンプ２６により圧搾水槽２７から圧搾水を
送り込んで、汚泥槽２５内の汚泥の脱水性能を試験する
。

なお、同図に示すように試験機Ｂの汚泥槽１１に予め汚
泥を貯留し、圧力ポンプ等の圧力源２９により汚泥槽１
１の汚泥を圧入するとともにダイヤフラム７の膨張を行
なうようにしてもよい。図中２８は開閉弁である。

４−記の騨室数が１つの試験機Ｂにおいて得た脱水試験
からフィルタープレス（実機）の脱水性能を推定するに
は次式による。

・フィルタープレスの濾過速度（Ｋｆｄ−市ｒ）＝試験
機＠５のダ過速度ｘ　（０，９０−０，９５）・フィル
タープレスのケーキ含水率％ ＝試験機ｖ１１のケーキ含水率ｘ（ｌ頂ト１β５）・ケ
ーキの剥離性は同一と考えられる。

このようにして、フィルタープレスＡの脱水性能を精度
良く求めることができる。

以上のように、この発明の脱水性能試験方法によると、
脱水性能を試験するフィルタープレスと同一構造の二枚
の濾板を有し、その一方の一板を固定するとともに他方
の濾板を油圧シリンダにより一方の濾板に向って移動可
能とし、両濾板間に槽布を二重に介在した試験機を備え
、この試験機に上記フィルタープレスに注入される汚泥
を注入して脱水し１　その脱水結果でもって上記フィル
タープレスの脱水性能を推定するようにしたので、試験
機を試験しようとするフィルタープレスの近くまで運び
、その場で試験結果を得るだけでそのフィルタープレス
の性能を判断できる。

よって、この方法によると性状の異なる各汚泥に対する
フィルタープレスの脱水性能を容易に把握することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこ゛の発明の方法に使用する試験機の一実施例
の正面図、第２図は第１図の平面図、第３図は第１図の
右側面図、第４１図は第１図の要部切断左側面図、第５
図は配管図である。 １・・・′台車、３．５・・・濾板、６・・・油圧シリ
ンダ、９・・・濾布、Ａ・・・フィルタープレス、Ｂ・
・・試験機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数枚の槽板を移動自在に並列配置し、各濾板間に炉、
   布を二重に掛は渡して成るフィルタープレスの脱水性能
   を試験するに際し、上記フィルタープレスと同一構造の
   二枚の槽板を有し、その一方の一板を固定するとともに
   他方の濾板を油圧シリンダにより一方の濾仮に向って移
   動可能とし、画一板間に一布を二重に介在した試験機を
   備え、この試験機に上記フィルタープレスに注入される
   汚泥を注入して脱水し、その脱水結果でもって上記フィ
   ルタープレスの脱水性能を推定するようにした脱水性能
   試験方法。