JP2016515918A - 1つまたは複数の有毒製品を有する表面を除染する装置および方法 - Google Patents

1つまたは複数の有毒製品を有する表面を除染する装置および方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、表面を除染する装置に関し、前記表面は、床および天井のためのコーティング、壁装材(ペイント、絶縁材、その他)、道路舗装、ビチューメン接着剤、蒸気バリヤー、シール材料、処理設備の壁、給水塔の壁、原子力発電所の冷却塔、原子力発電所原子炉の格納容器などの多数の用途を有する多くの製品に存在する、アスベスト、鉛(Pb)、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、多環芳香族炭化水素(PAHs)、放射性製品などの1つ以上の有毒製品を有する建築の壁、床、天井などであり、前記装置は、高圧ユニット(2)によって供給されかつ真空供給元(3)に連結される少なくとも1つのハイドロブラストヘッド(1)と、フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)と、を有し、前記真空供給元(3)は、コンテナー(6)に取り付けられるサイクロンヘッド(5)に連結される低圧供給元(4)を有し、前記コンテナー(6)は、有毒製品および支持物残査を含んでいる水を集め、前記フィルタープレスの入力は、前記コンテナー(6)において集められる有毒製品を含んでいる水が供給され、前記フィルタープレスの出力は、バッファータンク(8)に供給し、前記第1ろ過からの水は、5μm以下の粒子を有することを特徴とする。本発明の別の目的は、表面を除染する方法に関する。

Description

技術分野
本発明は、作業者の安全を確実にし、作業者のわずらわしさを減じ、そして、直接的な環境、つまり作業現場の境界を定めている除染エリア、および、間接的な環境、つまり除染エリアの周囲の環境を保護するため、大気中に汚染された粒子をほとんど放出することなく、有毒製品、より詳しくはアスベストおよび鉛の除去を可能するハイドロブラストを実施することによって、表面を除染する装置に関する。
従来技術
アスベストは、2000年以上の間において既知であり、防音性、断熱性、耐熱性、耐火性、薬品に対する不活性、機械的強さ、および防食性ために、多くの材料および製品において長く使用されている。しかし、アスベストの物理化学的特性は、砕けて割れた微視的な線維となり、肺胞に到着し、胸膜に移動さえする能力と組み合わされ、有害となるアスベスト線維の重大な吸入を生ずる結果となる。法規によれば、作業者は、1時間にcm当たり0.1以上の線維を吸入してはならない。症状、主に肺ガンは、アスベスト線維に対する最初の暴露の後、50年以上の間に現れる可能性がある。したがって、人間の健康に対する有害な影響は、規制そして使用の段階的削減、労働法および消費者法の下で導入されたアスベストの禁止に関する1996年12月24日の法令番号96−1133によって、その後における1997年1月1日からの全面的な禁止に導かれた。
現在、作業者および環境の両方のための保安基準を満たす必要があるため、アスベスト除去作業は、複数の制限的な工程において実施される。作業者は、極めて有毒である可能性のある飛散したアスベストダストを吸入することを避けるため、オーバーオールおよび呼吸システムが提供される必要がある。作業者の仕事は、2つのシャワーエリアを含むいくつかのコンパートメントに分割され、かつエアロックを経由してアクセス可能な密閉エリアにおいて実施される必要がある。この密閉エリアは、漏れた場合、外気が密閉エリアに入ることはあっても逆はないように、外気より低い気圧を有する必要がある。この密閉エリアは、アスベスト除去を必要としない表面を保護する2枚のポリアネ(polyane)フィルムを使用して形成される。また、適当な換気システムを設ける必要がある。
しかし、例えば、作業者が1時間にcm当たり0.1以上の線維を呼吸し、致命的な疾患に自身を曝すような、オーバーオールの断裂あるいは呼吸システムの故障により、オーバーオールおよび/又は呼吸システムが、現場作業の間に動作不能となることはよく発生する。さらに、閉じ込めの間に実施される全ての予防措置にもかかわらず、前記閉じ込めは、セットアップのための長い時間と、アスベスト除去作業現場の費用を顕著に増加させる義務的なチェックと、を必要とするため、閉じ込めエリアからアスベスト線維が漏れて、それによって、知らずにアスベスト線維を呼吸する確率の高い作業現場の外側にいる人を、危険にさらす可能性がある。
したがって、支持物から除去されたアスベストは、不活性にする処理、つまり、人間に対して無毒となるように変化させる処理を受けることが可能である。アスベスト廃材が非常に高い温度に到達する特殊な炉に受け入れられる仏国特許発明第2853846号および第2690093号において説明されるように、この処理は、ガラス化から構成することが可能である。仏国特許発明第2746037号において説明されるように、廃材は、例えば、事前に袋に詰めることによって、予め包装することが可能である。
しかし、吸入リスクが最大となるのは、支持物からアスベストを除去する間である。これに関し、アスベストをその支持物から離すために、周囲空気に広がる可能性のある大量のアスベストダストを発生させるスクレーパおよび/又はサンダーを使用することが、一般的である。しかし、アスベスト除去の一般的な方法は、製品を解毒しないため、厳格な安全状態を必要とする。
ワンステップで廃材を除去し、かつ廃材を不活性にする多くの代替案が見いだされた。これは、特に、アスベストダストに浸透し、そして乾燥して不活性とするセルロースポリマーベースの組成物の塗布の後で、支持物からアスベストを取りはずす方法を記載する米国特許第4693755号のケースである。
しかし、作業者および環境のために作られた化学的リスクの観点から、この種の方法は、もはや使用されない。
また、低温条件を使用するアスベスト除去方法が記載されている仏国特許発明第2875720号は、公知である。液体窒素の噴射の後における−40℃〜−196℃の温度において、アスベストは、その支持物へ凍結し、そして、支障なく除去することが可能である。
液体窒素の高い費用の他に、この方法は、アスベスト線維を加工する追加の工程を必要とし、現場の費用を増加させる。
また、表面からアスベストを除去する装置が記載されている仏国特許発明第2815276号が知られており、当該装置は、処理される表面から約1メータの距離において1000〜2000バールの圧力を有する高圧液体ジェットの噴射のための装置と、地面に落下するコーティングの分解から生じる湿った残査を引き込むための別個のポンプ手段と、フィルタープレスから構成されるろ過システムと、状況に応じて、第2過システムと、を有する。
これらのプロセスを実施する全ての方法および装置は、高価であることに加えて、作業者および環境に対して非常に有意のリスクを引き起こす非常に大量のアスベストダストを生じる不利な点を有する。加えて、法令番号2012−639は、2015年7月1日から、8時間の仕事におけるアスベスト線維の平均濃度は、リットル当たり10個の線維を超えないことを要求する。したがって、これは、リットル当たり100個の線維までの制限を置いていた従前の認可された比率の1/10である。したがって、3つの分類カテゴリーが実施される。「第1のレベル」において、ダストカバー(empoussierement)は、職業上の暴露限界値(OELV:occupational exposure limit value)より低い。「第2のレベル」において、値は、OELV以上かつOELVの60倍未満である。最後に「第3のレベル」において、値は、OELVの60倍以上かつ250倍未満である。したがって、職業上の暴露限界値(OELV)のこの引き下げの直接の結果は、従来技術のアスベスト除去方法を使用しているアスベスト除去作業の費用の増加である。
さらに、建築物の内部には、健康災害の構成要素となる別の製品が存在し、特に解体作業の間に、作業者の健康を保護するため、支障なく除去する必要がある。これは、特に、鉛中毒を引き起こしかつ古いペイントなどの多数の表面コーティングで見いだされる鉛、伸縮継手やコーティングの一部において見いだされるダイオキシンに類似する化学物質であるPCB(ポリ塩化ビフェニル)、例えば、道路舗装、ビチューメン接着剤、蒸気バリヤー、シール材料、処理設備の壁、給水塔の壁などのビチューメンから形成される製品に存在する残留性有機汚染物質である多環芳香族炭化水素(PAHs)、そして、原子力発電所の冷却塔、原子炉の格納容器において見いだされる放射性製品のケースである。
したがって、作業者および環境にとって全面的に安全であり、前記製品の除去の助けとなる、1つ以上の有毒な製品を有する表面の処理のために使用することができる方法および装置が、必要される。
仏国特許発明第2853846号明細書 仏国特許発明第2690093号明細書 仏国特許発明第2746037号明細書 米国特許第4693755号明細書 仏国特許発明第2875720号明細書 仏国特許発明第2815276号明細書
発明の概要
したがって、本発明の目的の1つは、1つ以上の有毒製品を有する表面を除染する装置を提供することによって、これらの不利な点を克服することであり、前記装置は、単純かつ安価なデザインを有し、例えば、アスベストや鉛などの有毒製品を、大気中への略ゼロの微粒子排出で除去することを確実にし、有毒粒子の再処理を容易にし、作業者のためのわずらわしさを減じ、そして、効率を増加させる。
このために、本発明によれば、床および天井のためのコーティング、壁装材(ペイント、絶縁材、その他)、道路舗装、ビチューメン接着剤、蒸気バリヤー、シール材料、処理設備の壁、給水塔の壁、原子力発電所の冷却塔、原子力発電所原子炉の格納容器などの多数の用途を有する多くの製品に存在する、アスベスト、鉛(Pb)、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、多環芳香族炭化水素(PAHs)、放射性製品などの1つ以上の有毒製品を有する建築の壁、床、天井などの表面を除染する装置が提案され、当該装置は、高圧ユニットによって供給されかつ真空供給元に連結される少なくとも1つのハイドロブラストヘッドと、フィルタープレスから構成される第1ろ過システムと、を有し、前記真空供給元は、コンテナーに取り付けられるサイクロンヘッドに連結される低圧供給元を有し、前記コンテナーは、有毒製品および支持物残査を含んでいる水を集め、前記フィルタープレスの入力は、前記コンテナーにおいて集められる有毒製品を含んでいる水が供給され、前記フィルタープレスの出力は、バッファータンクに供給し、前記第1ろ過からの水は、5μm以下の粒子を有することを特徴とする。
好ましくは、前記装置はまた、少なくとも1つのフィルターが設けられているポンプから構成される第2ろ過システムを有しており、ろ過水が1μm未満の粒子を含むように、前記ポンプの入力は、前記バッファータンクからの水が供給される。
さらに、ハイドロブラストヘッドを供給する高圧ユニットは、4〜200L/分の水流を有しかつ300〜7000バールの圧力を供給する。
なお、ハイドロブラストヘッドは、フレームのクロスアームに沿って移動できる可動トロリーに取り付けられ、前記クロスアームは、前記フレームのサイドメンバーに沿って移動するように構成されている。
前記フレームは、壁あるいは天井などに固定するための手段を含んでいる。
実施の形態によれば、前記フレームは、車輪を有するシャーシに取り付けられる。
前記可動トロリーは、遠隔制御装置を使用して、支障なく遠隔制御することが可能である。
前記フィルタープレスは、運搬を容易にするために2つの車輪およびハンドルバーが設けられた少なくとも1つのシャーシと、前記シャーシに取り付けられたエアコンプレッサーと、前記エアコンプレッサーによって生産された圧縮空気によって駆動される循環ポンプと、ろ過および圧搾ユニットと、から構成される。
前記シャーシは、ブレーキを有する4つの多方向車輪を有する略U字形のトロリーに取り付けられる。
前記ろ過および圧搾ユニットは、ろ過プレートのセットを挟んで、少なくとも1つのコネクティングロッドによって連結されている上部プレートおよびエンドプレートと、前記ろ過プレートの間を延長している少なくとも1つのフィルター室と、前記フィルター室内に延長しているフィルタークロスと、前記ろ過プレートを動作位置に移動させ、また、前記ろ過プレートをオープン位置で開放するように構成されたクランプ装置と、を有し、前記動作位置においては、前記フィルター室は、互いに強固に押圧されており、前記オープン位置においては、前記フィルター室を開くことにより、有毒製品および支持物残査のベイルと、着脱可能なスペーサープレートと、押圧プレートと、前記エアコンプレッサーによって作動させられる空気クッションの形態のクランプ装置と、を、開放することが可能である。
さらに、前記空気クッションは、前記エアコンプレッサーにより圧縮される空気が、空気圧調節弁を有する第1空気圧回路を経由して供給され、前記エアコンプレッサーは、2つの圧縮空気出口を有し、第1の前記圧縮空気出口は、圧縮空気を、前記第1空気圧回路そして最終的に前記空気クッションに供給し、第2の前記圧縮空気出口は、圧縮空気を、駆動用に循環ポンプに供給する前記第2空気圧回路に供給し、前記空気圧調節弁は、前記第2空気圧回路の圧力によって制御される。
それに付随し、ハイドロブラストヘッドを供給する高圧ユニットは、運搬の容易さのために、移動シャーシに取り付けられる。
好ましくは、本発明に係る装置は、前記コンテナーに集められた有毒製品および支持物残査を含んでいる水を処理するための少なくとも1つのメンブランフィルターを有し、前記メンブランフィルターは、前記第1ろ過システムにより処理することが可能である材料によってより汚染された水のための第1の出口と、前記汚水システム(reseau des eaux usees)および/又は前記高圧ユニットに連結することが可能なろ過水のための第2の出口と、を備えている。
本発明の別の目的は、床および天井のためのコーティング、壁装材(ペイント、絶縁材、その他)、道路舗装、ビチューメン接着剤、蒸気バリヤー、シール材料、処理設備の壁、給水塔の壁、原子力発電所の冷却塔、原子力発電所原子炉の格納容器などの多数の用途を有する多くの製品に存在する、アスベスト、鉛(Pb)、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、多環芳香族炭化水素(PAHs)、放射性製品などの1つ以上の有毒製品を有する建築の壁、床、天井などの表面を除染する方法に関し、前記方法は、
a)所定の密閉空間において高圧のジェットを噴射する少なくとも1つのハイドロブラストヘッドによって、支持物上の有毒製品からなる層を除去する工程と、
b)前記ハイドロブラストヘッドの密閉空間の内部に、水と有毒製品と支持物残査との混合物を吸引し、そして、コンテナーに貯蔵する工程と、
c)前記コンテナーに貯蔵されている水と有毒製品と支持物残査との混合物を、フィルタープレスに移送し、有毒製品および支持物残査の湿ったベイルを形成し、かつ、5μm以下の有毒製品の粒子を含んでいる排水を、バッファータンクへ移送して貯蔵する工程と、を少なくとも有することを特徴とする。
有利には、本発明に係る方法は、ろ過水が1μm以下の粒子を含むように、前記バッファータンクからの水を、少なくとも1つのフィルターを通過させる工程を有する。
なお、本方法は、また、前記コンテナーに貯蔵されている水と有毒製品と支持物残査との混合物を、前記フィルタープレスに移送する前に、前記コンテナーにフィラーを添加する工程を有する。
前記フィラーは、水硬性バインダー、および/又は、無機フィラー(charge minerale)、および/又は、有機フィラー、および/又は、合成フィラー(charge chimique)フィラーからなる。
好ましくは、本方法は、水と有毒製品と支持物残査との混合物を、少なくとも1つのメンブランフィルターを通過させて、前処理する工程を有し、前記メンブランフィルターは、前記第1ろ過システムにより処理することが可能である材料によってより汚染された水のための第1の出口と、前記汚水システムおよび/又は前記高圧ユニットに連結することが可能なろ過水のための第2の出口と、を備えている。
本発明に係るアスベスト除去装置の概略側面図である。 本発明に係る除染装置の概略平面図である。 天井に取り付けられている、本発明に係る除染装置の概略側面図である。 地面にある本発明に係る除染装置のハイドロブラストヘッドの断面図である。 本発明に係る除染装置のフィルタープレスの斜視図である。 有毒製品および支持物残査のベイルを排出するための位置にある、本発明に係る除染装置のフィルタープレスの斜視図である。 本発明に係る除染装置のフィルタープレスの概略断面図である。 本発明に係る除染装置のフィルタープレスに供給するための空気圧回路の概略図である。 本発明に係る除染装置の壁において、ハイドロブラストヘッドを支持しているフレームの斜視図である。 本発明に係る除染装置の天井において、ハイドロブラストヘッドを支持しているフレームの別の実施の形態の斜視図である。 天井を処理するための除染装置のハイドロブラストヘッドを支持しているフレームの別の実施の形態の斜視図である。 床を処理するための除染装置のハイドロブラストヘッドを支持しているフレームの斜視図である。 本発明に係る除染装置の別の実施の形態の第1部位の概略斜視図である。 本発明に係る除染装置の別の実施の形態の第2部位の概略斜視図である。 除染装置が設置されているトラックのトレーラの切り欠き斜視図である。 除染装置が設置されているトラックのトレーラの別の実施の形態の切り欠き斜視図である。 本発明に係る除染装置の別の実施の形態の斜視図である。 本発明に係る除染装置のさらに別の実施の形態の斜視図である。 本発明に係る除染装置のさらに別の実施の形態の斜視図である。 本発明に係る除染装置の前の実施の形態の斜視図である。 除染装置の別の実施の形態の斜視図であり、ハイドロブラストヘッドが、産業表面の処理のために、支持トロリーに取り付けられている。 特に、ビチューメンコーティングの処理に適している、本発明に係る除染装置の別の実施の形態の斜視図である。 特に、ビチューメンコーティングの大形表面の処理に適している、本発明に係る除染装置のさらに別の実施の形態の斜視図である。
図面の簡単な説明
他の利点および特性は、添付される図面を参照し、本発明に係る除染装置および除染方法の限定的ではない一例として与えられるユニークな実施の形態の以下の説明から、明らかとなるだろう。添付される図面において、
図1は、本発明に係るアスベスト除去装置の概略側面図であり、
図2は、本発明に係る除染装置の概略平面図であり、
図3は、天井に取り付けられている、本発明に係る除染装置の概略側面図であり、
図4は、地面にある本発明に係る除染装置のハイドロブラストヘッドの断面図であり、
図5は、本発明に係る除染装置のフィルタープレスの斜視図であり、
図6は、有毒製品および支持物残査のベイルを排出するための位置にある、本発明に係る除染装置のフィルタープレスの斜視図であり、
図7は、本発明に係る除染装置のフィルタープレスの概略断面図であり、
図8は、本発明に係る除染装置のフィルタープレスに供給するための空気圧回路の概略図であり、
図9は、本発明に係る除染装置の壁において、ハイドロブラストヘッドを支持しているフレームの斜視図であり、
図10は、本発明に係る除染装置の天井において、ハイドロブラストヘッドを支持しているフレームの別の実施の形態の斜視図であり、
図11は、天井を処理するための除染装置のハイドロブラストヘッドを支持しているフレームの別の実施の形態の斜視図であり、
図12は、床を処理するための除染装置のハイドロブラストヘッドを支持しているフレームの斜視図であり、
図13は、本発明に係る除染装置の別の実施の形態の第1部位の概略斜視図であり、
図14は、本発明に係る除染装置の別の実施の形態の第2部位の概略斜視図であり、
図15は、除染装置が設置されているトラックのトレーラの切り欠き斜視図であり、
図16は、除染装置が設置されているトラックのトレーラの別の実施の形態の切り欠き斜視図であり、
図17は、本発明に係る除染装置の別の実施の形態の斜視図であり、
図18は、本発明に係る除染装置のさらに別の実施の形態の斜視図であり、
図19は、本発明に係る除染装置のさらに別の実施の形態の斜視図であり、
図20は、本発明に係る除染装置の前の実施の形態の斜視図であり、
図21は、除染装置の別の実施の形態の斜視図であり、ハイドロブラストヘッドが、産業表面の処理のために、支持トロリーに取り付けられており、
図22は、特に、ビチューメンコーティングの処理に適している、本発明に係る除染装置の別の実施の形態の斜視図であり、
図23は、特に、ビチューメンコーティングの大形表面の処理に適している、本発明に係る除染装置のさらに別の実施の形態の斜視図である。
本発明の詳細な説明
本発明に係る装置に関する以下の記載において、数的参照は、全てのケースにおいて関連した記載に対応する。断面図は、必ずしも一定の縮尺で記載されてはいない。さらに、本発明に係る装置は、特に、アスベスト除去を目的とする。しかし、本発明の装置が、本発明の範囲を逸脱することなく、有毒製品を含んでいる表面の処理において、多数の用途を見出すことができることは、明らかである。前記有毒製品は、床および天井のためのコーティング、壁装材(ペイント、絶縁材、その他)、道路舗装、ビチューメン接着剤、蒸気バリヤー、シール材料、処理設備の壁、給水塔の壁、原子力発電所の冷却塔、原子力発電所原子炉の格納容器などの多数の用途を有する多くの製品に存在する、鉛(Pb)、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、多環芳香族炭化水素(PAHs)、放射性製品である場合があるが、特に、これらに限定されない。
図1および2を参照し、本発明に係るアスベスト除去装置は、高圧ユニット(2)によって供給されかつ真空供給元(3)に連結される少なくとも1つのハイドロブラストヘッド(1)と、フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)と、を有し、真空供給元(3)は、吸引装置(4)と、バレル(6)に取り付けられるサイクロンヘッド(5)とを有し、バレル(6)は、アスベスト粒子を含んでいる水を集め、前記フィルタープレスの入力には、バレル(6)において集められるアスベスト粒子を含んでいる水が供給され、前記フィルタープレスの出力は、バッファータンク(8)に供給し、前記第1ろ過からの水は、5μm以下のアスベスト粒子を有し、そして、状況に応じて、フィルター(11)が設けられているポンプ(10)から構成される第2ろ過システム(9)を有しており、前記フィルターからの排出の際、ろ過水が1μm未満のアスベスト粒子を含むように、バッファータンク(8)からの水が、ポンプ(10)の入力に供給される。
この特定の実施の形態において、円筒状のバレル(6)が使用されていることが認められるだろう。しかし、本発明の範囲から逸脱することなく、バレル(6)を、任意の適切な固定式あるいは移動式容器によって置換することが可能であることは明らかである。
ハイドロブラストヘッド(1)に供給する高圧ユニット(2)は、4〜200L/分の水流を有しかつ300〜7000バールの圧力を供給する。前記高圧ユニットは、参照AQUAJETの下でRIVARD社によって市販されているユニット、あるいは、当業者にとって周知の任意の別の高圧ユニットとすることが可能である。
高圧ユニットを、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者にとって周知の任意の種類のものとすることが可能であることは明らかである。
図4を参照し、ハイドロブラストヘッド(1)は、穴(13)が設けられている回転ノズル(12)の延長部を受け入れる略円筒状のハウジング(11)を有し、前記ノズルには、フレキシブルパイプ(14)を経由して高圧水が供給され、穴(13)の出口で、ジェットを形成する。穴(13)のオリエンテーションが、回転ノズル(12)の回転を確実にする点に注意する。ハウジング(11)の下方端部は、処理される表面に対してハイドロブラストヘッド(1)が押圧される場合のシールを確実とするブラシ(15)を有する。また、ハイドロブラストヘッド(1)は、図1および2に示される真空供給元(3)に連結している吸込管(16)と、ハウジング(11)内への開口部と、を有する。ハイドロブラストヘッド(1)は、例えば、参照AQUABLAST−PLUSの下でHAMMELMANN社よって市販されているヘッドや、当業者にとって周知の別の任意のハイドロブラストヘッドとすることが可能である。
穴(13)の数およびそれらのオリエンテーションが、特に、高圧ユニット(2)により付与される圧力および処理される表面の性質に依存しており、熟練者にとって、穴の数およびそれらのオリエンテーションを決定することが、困難でないことは明らかである。さらに、ハイドロブラストヘッド(1)が、本発明の範囲を逸脱することなく、当業者にとって知られている任意のものとすることができることは明らかである。
有利には、図1および2を参照し、ハイドロブラストヘッド(1)は、フレーム(19)のクロスアーム(18)に沿って移動することができる可動トロリー(17)に取り付けられ、クロスアーム(17)は、前記フレームのサイドメンバー(20)に沿って移動するように、構成されている。好ましくは、フレーム(19)は、壁あるいは天井などに固定するための手段を含んでいる。
さらに、作業者の安全を向上させるため、ハイドロブラストヘッド(1)が取り付けられる移動トロリー(17)は、図に示されない遠隔制御装置によって、有利には遠隔制御される。
例えば、参照NALTAの下でCONJET社によって市販され、かつ国際特許出願WO2010140952に記載されているパーツとすることも可能である。フレーム(19)は、本発明の範囲を逸脱することなく、当業者にとって周知の任意の同等のシステムから構成することが可能であることは明らかである。
フレーム(19)を、床と天井の間で固定されるように、足場に取り付けることが可能であることに注意する。足場は、当然ブレーキを備えている車輪を有する。
図5に参照し、前記フィルタープレスは、第1ろ過手段(7)を構成しており、運搬を容易にするために2つの車輪およびハンドルバー(72)が設けられた少なくとも1つのシャーシ(70)と、シャーシ(72)に取り付けられたエアコンプレッサー(73)と、エアコンプレッサー(72)によって生産された圧縮空気によって駆動される循環ポンプ(74)と、ろ過および圧搾ユニット(75)と、から構成される。回収タンク(76)は、ろ過および圧搾ユニット(75)の下方に配置される。このタンクは、ろ過および圧搾ユニット(75)から流出する水が入っている。回収タンク(76)は、シャーシ(70)の下方サイドメンバーに載置される。シャーシ(70)は、ブレーキを有する4つの多方向車輪(78)を有する略U字形のトロリー(77)に、取り付けられる。図6を参照し、トロリー(77)のU字形は、回収タンク(76)を取り外した後に、プラスチック袋(80)が設けられたバレル(79)の位置決めを可能にし、プラスチック袋(80)は、後述するように、ろ過および圧搾ユニットからのアスベスト線維と支持物残査との圧搾ベイルを受け入れる。これらのアスベスト線維と支持物残査との圧搾ベイルは、湿っており、その結果、アスベスト線維が少しでも環境へ放出されることが、防止されることに注意する。
図5〜7を参照し、ろ過および圧搾ユニット(75)は、ろ過プレート(83a,83b,83c,83d,83e)のセット(83)を挟んで、図示されていない少なくとも1つのコネクティングロッドによって連結されている上部プレート(81)およびエンドプレート(82)と、ろ過プレート(83a,83b,83c,83d,83e)の間を延長している少なくとも1つのろ過室(84)と、ろ過室(84)内に延長しているフィルタークロス(85)と、を有する。前記ユニットは、ろ過プレート(83a,83b,83c,83d,83e)を動作位置に移動させ、また、ろ過プレート(83a,83b,83c,83d,83e)をオープン位置で開放するように構成されたクランプ装置を、さらに有し、前記動作位置においては、ろ過室(84)は、互いに強固に押圧されており、前記オープン位置においては、ろ過室(84)を開くことにより、有毒製品および支持物残査のベイル、着脱可能なスペーサープレート(86)、押圧プレート(87)およびエアコンプレッサー(73)によって作動させられる空気クッション(88)の形態のクランプ装置を、開放することが可能である。フィルタープレス(7)は、例えば、参照SFP 3LあるいはSFP 8Lの下でGOeLZ社によって市販されているプレス、あるいは、米国特許出願公開第2013/020244号に記載されているフィルタープレス、あるいは、別の任意の等価であるフィルタープレスとすることが可能である。
フィルタープレスは、本発明の範囲を逸脱することなく、例えば、欧州特許第2396098号に記載されているフィルタープレス等の当業者にとって周知の任意の別のものとすることが可能であることは、明らかである。
図8を参照し、空気クッション(88)は、空気圧調節弁(90)を有する第1空気圧回路(89)を経由して、エアコンプレッサー(73)によって圧縮された圧縮空気が供給される。エアコンプレッサー(73)は、2つの圧縮空気出口(73a)および(73b)を有する。
第1の空気出口(73a)は、圧縮空気を、第1空気圧回路(89)そして最終的に空気クッション(88)に供給する。第2の圧縮空気出口(73b)は、圧縮空気を、駆動用に循環ポンプ(74)に供給する第2空気圧回路(91)に供給する。空気圧調節弁(90)は、第2空気圧回路(91)の圧力によって制御される。このような組立部品は、循環ポンプ(74)に対するより大きなフローを提供し、空気クッション(88)の同時膨張を確実にするのに寄与する。
別の実施の形態によれば、図9を参照し、フレーム(19)は、ブレーキを有する車輪(101)などを有するシャーシ(100)に取り付けられる。さらに、サイドメンバー(20)は、その長さを変化させるため、上端部に、エンドレススクリューから構成されるメカニカルジャッキ(102)を有する。このように、壁に対してフレーム(19)を位置決めし、そして、予め車輪ブレーキ(101)をロックした状態で、ジャッキを操作し、フレーム(19)の上端部を押圧することによって、壁に沿ってフレーム(19)を固定することが可能である。
メカニカルジャッキ(102)は、本発明の範囲を逸脱することなく、空気ジャッキ、水圧ジャッキ、電気式ジャッキあるいは類似のジャッキなどの当業者にとって周知の別の任意のジャッキによって、置換することができることは明らかである。
別の実施の形態によれば、図10を参照し、フレーム(19b)は、ブレーキを備えた車(101b)などを有するシャーシ(100b)に取り付けられる。さらに、サイドメンバー(20b)は、長さを変化させるためのジャッキ(102b)を有する。このように、予め車輪ブレーキ(101)をロックした状態で、フレーム(19b)を天井に固定することが可能である。
本発明に係る装置の操作は、図1および2を参照し、これから説明される。
本装置のフレーム(19)は、アスベスト線維を含んでいる壁装材を有する壁と予め並んで位置決めされ、ハイドロブラストヘッド(1)には、起動された高圧ユニット(2)によって加圧された水が供給される。同時に、真空供給元(3)が起動され、ハイドロブラストヘッド(1)における圧力低下を確実にする。後者は、アスベスト線維を含んでいる壁装材を除去し、そして、水とアスベスト線維と壁支持物残査との混合物が、バレル(6)内に吸引される。
バレル(6)が満杯になると、サイクロンヘッド(5)が取り外され、そして、空のバレル(6)に配置される。水、アスベスト線維および壁支持物残査が満たされているバレル(6)は、その後、装置の第2部位に配置される。フィルタープレス(7)に供給するための導管(200)は、バレル(6)に位置決めされ、そして、水とアスベスト線維と壁支持物残査との混合物は、循環ポンプ(74)を使用して、フィルタープレス(7)に吸引される。フィルタープレス(7)は、まず、フィルター室によってアスベスト線維と壁支持物残査のベイルを、そして、次に、5μm以下のアスベスト粒子を含んでいる水を、提供する。フィルター室を開けて、図6を参照し、ろ過および圧搾ユニット(75)の下方に位置決めされているバレル(79)の中に延長しているプラスチック袋(80)に、ベイルを落下させることによって、アスベスト線維と壁支持物残査のベイルは、フィルタープレスのフィルター室から排出される。プラスチック袋(80)が満杯である場合、それは、シールされ、そして、アスベスト線維のための適切な処理センターに向かって後送させられる。そして、5μm以下のアスベスト粒子を含んでいる水は、バッファータンク(8)に配置され、その後、ろ過水が1μm未満のアスベスト粒子を含むように、1つ以上のフィルターを備えているポンプ(10)から構成される第2ろ過システムによって、処理される。その結果、この水は、家庭用水回路(le circuit d’eau domestique)に排出すること、あるいは、ハイドロブラストヘッドに供給するために高圧ユニット(2)に再導入することが可能である。フィルター(11)の構造および数は、主に、処理される支持物の性質およびその破砕性に依存することに注意する。
別の実施の形態によれば、フィラーは、装置の第2部位に配置される前に、水、アスベスト線維および壁支持物残査が満たされているバレル(6)に、添加される。このフィラーは、例えば、ポートランドセメント、石灰、あるいは、任意の別の水硬性バインダー、あるいは、当業者にとって周知の別の物であるバインダーが、100リットル当たり20〜200gの割合である水硬性バインダー、および/又は、例えば、砂および/又はチョークおよび/又はタルクおよび/又はカーボンブラックおよび/又は合成シリカ(チキソトロープ剤)および/又は雲母および/又はカオリンおよび/又は硫酸バリウムおよび/又はバリウムフェライトなどの無機フィラー(charge minerale)、および/又は、例えば、木粉または果皮および/又はセルロースパルプなどの有機フィラー、および/又は、合成フィラー(charge chimique)から構成することが可能である。このように、前記フィラーは、フィルタープレス(7)によって形成されたアスベスト線維と壁支持物残査のベイルに、バインダーを提供することで、長期にわたるベイルのより大きな安定性を確実にし、したがって、さらなる処理を容易にする。
なお、高圧ユニット(2)および/又は真空供給元(3)および/又はフィルタープレス(7)および/又はバッファータンク(8)は、運搬を容易にするために移動シャーシに取り付けることが可能である。
別の実施の形態によれば、図11を参照し、例えば、天井あるいは傾斜天井の除染を可能にするため、ハイドロブラストヘッド(1)を支持しているフレーム(19)は、サイドメンバー(20)およびクロスアーム(18)から構成されており、ハイドロブラストヘッド(1)は、クロスアーム(18)に沿って移動するように構成される移動トロリー(17)に、取り付けられる。フレーム(19)は、その上端部の近くでフレーム(1)に固定され、かつ、その下端部が、クロスバー(202)によって連結されている4本の垂直伸縮自在支柱(201)から構成されるシャーシ(200)に、取り付けられる。なお、垂直伸縮自在支柱(201)の下端部は、処理される表面に並んでいるフレーム(19)を迅速かつ容易に移動させることを可能にするため、車輪(203)が設けられ、また、状況に応じてブレーキが設けられる。
さらに、シャーシ(200)は、有利には、側壁(205)および底壁(206)を有する回収タンク(204)を含んでおり、回収タンク(204)の上端部を開けて、側壁の端部が、処理される天井によって支持されるようにすることが可能である。ハイドロブラストヘッド(1)を支持しているフレーム(19)は、回収タンク(204)の内部に延長しており、側壁(204)のうちの1つが、シール用途のリップシールが設けられた窓部(lumiere)を含んでおり、それを経由して、ハイドロブラストヘッドの吸込管(16)が延長している。この特定の実施の形態において、回収タンク(204)は、略平行六面体形状を有する。しかし、回収タンク(204)は、本発明の範囲を逸脱することなく、任意の形状を有することが可能であることは明らかである。さらに、回収タンクの底壁(206)は、第2吸込管(208)に連結されるドレン穴(207)を有しており、第2吸込管(208)は、例えば、吸引装置とバレルに取り付けられるサイクロンヘッドとを有する真空供給元に連結される。したがって、回収タンク(204)は、有毒製品および残査を含んでいる水のどんなしずくであっても回収すること、および/又は、上記方法によって、その後にそれらを処理するため、初期に制御されなかった有毒製品の放出性を制御し、モニタすることに、有用である。
有毒粒子の大気中への如何なる放出も避けるため、シャーシ(200)は、有利には、回収タンク(204)の外側かつ回収タンク(204)の周囲に沿って延長する噴霧管(209)を有し、噴霧管は、霧を生じさせるために加圧水供給元に連結されており、霧の液体粒子は、タンク(204)から逃げ出した、あるいは、フレームの端部によって処理される汚染された支持物から生成された有毒製品の如何なる粒子も、トラップすることが可能である。シャーシ(200)は、回収タンク(204)の内側かつ回収タンク(204)の周囲を延長し、かつ、加圧水供給元に連結されている、図に示されていない第2噴霧管を有することも可能であることに、注意する。前記加圧水供給元は、例えば、水道ネットワーク(d’eau courante)、あるいは、ろ過後の回収水から構成することが可能であることが認められるだろう。
別の実施の形態によれば、図12を参照し、床の処理のため、ハイドロブラストヘッド(1)を支持しているフレーム(19)は、サイドメンバー(20)およびクロスアーム(18)から構成されており、ハイドロブラストヘッド(1)は、クロスアーム(18)に沿って移動するように構成された移動トロリー(17)に取り付けられ、また、4つの脚部(300)は、クロスアーム(18)およびサイドメンバー(20)に取り付けられている。脚部(300)は、好ましくは、滑ることが許容されるように、クロスアーム(18)に、しっかりと留められ、あるいは締結される。
本発明に係る装置の別の実施の形態によれば、図13および14を参照し、後者は、上記と同様に、図13および14に示されていないハイドロブラストヘッドを有しており、ハイドロブラストヘッドは、高圧ユニット(2)によって供給され、また、吸引装置(4)およびサイクロンヘッド(5)を有する真空供給元(3)に連結されている。サイクロンヘッドは、アスベスト粒子を含んでいる水を集めるバレル(6)に取り付けられる。また、前記装置は、バッファータンク(8)と、フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)と、を有し、状況に応じて、フィルターからの排出の際にろ過水が1μm未満のアスベスト粒子を含むようになる第2ろ過システム(9)をさらに有する。
本装置は、前述のものと異なっており、水の前置ろ過を実施し、そして、大型の残査を除去するため、ハイドロブラストヘッドとサイクロンヘッド(5)との間に位置する液体サイクロンフィルター(400)を有する。前記液体サイクロンフィルターは、それ自体周知の方法で、円錐台のような略形状を有し、かつ、ハイドロブラストヘッドに連結されるインレット管(402)をその上端部に有する本体部(401)と、サイクロンヘッド(5)に連結される上方排出管(403)と、有毒製品および支持物残査を受け入れる排出タンク(405)に通じている下方排出管(404)と、を有する。アスベスト粒子を含んでいるサイクロンヘッドからの水は、その後、インレット管(402)を経由して、液体サイクロンフィルターに導入され、そして、強制的に(sous la pression)、下方一次渦を形成している渦巻きに変換される。円錐状本体部(401)の下部における直径の縮小、および、その結果としてスロットル効果は、下方一次渦と同じ方向に回転するが、円錐状本体部(401)のセンターにおいて上方へ移動する上方二次渦を形成する。遠心力の助けにより、より高い比重量を有する粒子は、円錐状本体部(401)の内部壁に対して押圧され、そして、少量の水によって下方排出管(404)に移送され、排出タンク(405)に落下する。
排出タンク(405)に落下するアスベスト線維および支持物残査は、わずかに湿っており、それにより、アスベスト線維が少しでも環境中に排出されることを防止することを注意する。排出タンク(405)内の前記アスベスト線維および支持物残査は、その後、任意の適切な手段を利用して、排出される。排出タンク(405)に含まれる前記アスベスト線維および支持物残査は、例えば、機械式プレス装置(500)において圧搾され、残査ベイルを形成し、当該残査ベイルは、その後、離され、適当な処理センターにおいて処理される。前記圧搾に由来する水は、バレル(6)に再導入することが可能である。さらに、若干の材料は、除去の際の水の作用にもかかわらず、水中に浮遊することができない。したがって、械式プレス装置(500)は、格子状フィルター作用および/又はテキスタイルメンブレンによって、前記材料の圧搾を可能にする。この圧搾に由来する水は、汚染されており、前記装置によって処理することが可能であり、機械式プレス装置(500)の底部において浮遊していない圧搾物は、関係する法規にしたがって、包装することが可能である。
前記装置は、また、機械式プレス装置(500)を使用するアスベスト線維および支持物残査の圧搾の後においてバレル(6)において回収された水をろ過するために、当業者にとって周知のメンブランフィルター(600)を有することが可能である。排出の際、一方では、処理チェーンに向かって回すことが可能である、より有毒の材料および支持物量(quantite de support)を含んでいる水が、得られ、他方では、ろ過品質に依存し、汚水システム(reseau des eaux usees)あるいは超高圧ユニット(2)に回すことが可能である完全にろ過された水が、得られる。
さらに、上記と同じ方法において、前記装置は、また、バッファータンク(8)と、フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)と、状況に応じて、例えば、垂直パネルに取り付けられた複数のフィルターから構成される第2ろ過システム(9)と、フィルターからの排出の際に、ろ過水が1μm未満のアスベスト粒子を含むようにされるポンプ(10) と、を有する。
図15を参照し、本発明に係る装置は、有利には、複数のコンパートメント(701,702,703,704)を有しているトラックトレーラ(700)に取り付けることが可能である。トレーラのフロント部からリヤ部に向かって、第1コンパートメント(701)は、例えば、高圧ユニット(2)を収容することが可能であり、第2コンパートメント(702)は、作業者のための更衣室として使うことが可能であり、第3コンパートメント(703)は、真空供給元(3)を収容することが可能であり、最後のコンパートメント(704)は、1つ以上がサイクロンヘッド(5)を有する複数のバレル(6)と、フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)と、例えば、垂直パネルに取り付けられた複数のフィルターから構成される第2ろ過システム(9)と、を収容することが可能である。トレーラ(700)のリヤ部端は、エアロックを形成するポリアネ(polyane)などから製造されるキャノピー(705)をまた有することが可能である。加えて、最後のコンパートメント(704)におけるアスベスト粒子の存在を避けるため、後者は、有利には、水供給元に連結されている散水管ネットワーク(706)を有し、そして、コンパートメント(704)の床は、図に示されない排出口を有する。作業者は、規則的に、コンパートメント(704)の全体に渡って水をスプレーして洗浄し、アスベスト粒子の放出率のいかなるリスクも予防することによって、より安全にすることが可能である。なお、トレーラ(700)は、滞留タンク(707)および回収水タンクを含むことが可能であり、前記滞留タンクは、トレーラ(700)のシャーシの下を延長しており、全ての洗浄水と、本発明に係るろ過の観点からのどのような漏れも、回収する。この回収水は、超高圧ユニット(2)に再導入したり、目的とするろ過品質に依存し、洗浄のために割り当てたりすることが可能である。
別の実施の形態によると、図16を参照し、前記トレーラは、フロント部からリヤ部に向かって、高圧ユニット(2)を収容するための第1コンパートメント(701)と、真空供給元(3)を収容するための第2コンパートメント(702)と、1つ以上がサイクロンヘッド(5)を有する複数のバレル(6)を収容するための第3コンパートメント(703)と、フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)と、例えば、垂直パネルに取り付けられた複数のフィルターから構成される第2ろ過システム(9)と、作業者によって更衣室として使用される最後のコンパートメントと、を有する。第3コンパートメント(703)におけるアスベスト粒子の存在を避けるため、後者は、有利には、水供給元に連結されている散水管ネットワーク(706)を有し、そして、コンパートメント(704)の床は、図に示されない排出口を有する。なお、トレーラ(700)は、滞留タンク(707)および回収水タンクを含むことが可能であり、前記滞留タンクは、トレーラ(700)のシャーシの下を延長しており、全ての洗浄水と、本発明に係るろ過の観点からのどのような漏れも、回収する。この回収水は、超高圧ユニット(2)に再導入したり、目的とするろ過品質に依存し、洗浄のために割り当てたりすることが可能である。
別の実施の形態によれば、図17を参照し、本発明に係る装置は、軽量のトレーラ(800)および小型のコンテナー(900)によって、搬送することが可能であり、前記トレーラは、高圧ユニット(2)を有し、前記コンテナーは、真空供給元(3)と、フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)と、例えば、垂直パネルに取り付けられる複数のフィルターから構成される第2のろ過システム(9)と、を有し、バレル(6)、サイクロンヘッド(5)およびバッファータンク(8)は、外側に配置される。
別の実施の形態によれば、図18を参照し、本発明に係る装置は、軽量のトレーラ(800)および大型のコンテナー(900’)によって、搬送することが可能であり、前記トレーラは、高圧ユニット(2)を有し、前記コンテナーは、2つのコンパートメント(901’,902’)を有し、第1コンパートメント(901’)は、真空供給元(3)を収容し、第2コンパートメント(902’)は、フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)と、例えば、垂直パネルに取り付けられる複数のフィルターから構成される第2のろ過システム(9)と、バレル(6)と、サイクロンヘッド(5)と、バッファータンク(8)と、を収容する。
別の実施の形態によれば、図19を参照し、本発明に係る装置は、2つのコンパートメント(901’,902’)を有する大型のコンテナー(900’)によって、搬送することが可能であり、第1コンパートメント(901’)は、高圧ユニット(2)を収容し、第2コンパートメント(902’)は、真空供給元(3)と、フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)と、例えば、垂直パネルに取り付けられる複数のフィルターから構成される第2のろ過システム(9)と、を収容し、バレル(6)、サイクロンヘッド(5)およびバッファータンク(8)は、コンテナー(900’)の外側に配置される。
特に、短期の作業現場つまり1〜2日の作業現場に適している別の実施の形態によれば、図20を参照し、本発明に係る装置は、軽量のトレーラ(800)によって、搬送することが可能であり、前記トレーラは、高圧ユニット(2)を収容し、また、2つのコンパートメントを有するバンに連結されており、第1のコンパートメントは、真空供給元(3)、バレル(6)およびサイクロンヘッド(5)を収容し、第2のコンパートメントは、フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)、および、例えば、垂直パネルに取り付けられる複数のフィルターから構成される第2のろ過システム(9)を収容する。
例えば、工業用床の大形表面を処理するために、図21を参照し、ハイドロブラストヘッド(1)は、有利には、電動式のトロリーのフロント部に取り付けることが可能であり、真空供給元(3)とサイクロンヘッド(5)が設けられたバレル(6)とは、電動式のトロリーのリヤ部に取り付けられる。バレル(6)が満杯である場合、その内容物を発明の方法によって処理するため、取り外される。電動式のトロリーは、本発明の範囲を逸脱することなく、複数のハイドロブラストヘッドを有することが可能である点に、注意する。
ビチューメン材料を取扱うために、図22を参照し、本発明に従う装置は、フロント部に、1つ以上のハイドロブラストヘッド(1)を有し、リヤ部に、真空供給元(3)、バレル(6)およびサイクロンヘッド(5)を有しており、かつ、前記車両は、超高圧ユニット(2)が配置されるトレーラ(800)を牽引している。
別の実施の形態によれば、図23を参照し、前記車両は、タンクローリーのタンクからなるコンテナー(6)と同様に、フロント部に、1つ以上のハイドロブラストヘッド(1)を有し、リヤ部に、真空供給元(3)および超高圧ユニット(2)を有する。
搬送のための多くの別の構成を、本発明の範囲を逸脱することなく、考案することができることは明らかである。
最後に、我々がちょうど今示した実施の形態は、単なる具体的な例証であり、本発明の範囲に関し、限定的な事例ではないことは、明らかである。

Claims (19)

  1. 床および天井のためのコーティング、壁装材(ペイント、絶縁材、その他)、道路舗装、ビチューメン接着剤、蒸気バリヤー、シール材料、処理設備の壁、給水塔の壁、原子力発電所の冷却塔、原子力発電所原子炉の格納容器などの多数の用途を有する多くの製品に存在する、アスベスト、鉛(Pb)、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、多環芳香族炭化水素(PAHs)、放射性製品などの1つ以上の有毒製品を有する建築の壁、床、天井などの表面を除染する装置であって、
    高圧ユニット(2)によって供給されかつ真空供給元(3)に連結される少なくとも1つのハイドロブラストヘッド(1)と、
    フィルタープレスから構成される第1ろ過システム(7)と、を有し、
    前記真空供給元(3)は、コンテナー(6)に取り付けられるサイクロンヘッド(5)に連結される低圧供給元(4)を有し、
    前記コンテナー(6)は、有毒製品および支持物残査を含んでいる水を集め、
    前記フィルタープレスの入力は、前記コンテナー(6)において集められる有毒製品を含んでいる水が供給され、
    前記フィルタープレスの出力は、バッファータンク(8)に供給し、
    前記第1ろ過からの水は、5μm以下の粒子を有する
    ことを特徴とする除染する装置。
  2. 少なくとも1つのフィルター(11)が設けられているポンプ(10)から構成される第2ろ過システム(9)を有しており、ろ過水が1μm未満の粒子を含むように、前記ポンプ(10)の入力は、前記バッファータンク(8)からの水が供給されることを特徴とする請求項1に記載の除染する装置。
  3. 前記ハイドロブラストヘッド(1)を供給する高圧ユニット(2)は、4〜200L/分の水流を有しかつ300〜7000バールの圧力を供給することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の除染する装置。
  4. 前記ハイドロブラストヘッド(1)は、フレーム(19)のクロスアーム(18)に沿って移動できる可動トロリー(17)に取り付けられ、前記クロスアーム(18)は、前記フレーム(19)のサイドメンバー(20)に沿って移動するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の除染する装置。
  5. 前記フレーム(19)は、壁あるいは天井などにそれを固定するための手段を含んでいることを特徴とする請求項4に記載の除染する装置。
  6. 前記フレーム(9)は、車輪(101)を有するシャーシ(100)に取り付けられることを特徴とする請求項5に記載の除染する装置。
  7. 前記可動トロリー(17)は、遠隔制御装置を使用して遠隔制御することが可能であることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の除染する装置。
  8. 前記フィルタープレス(7)は、運搬を容易にするために2つの車輪(71)およびハンドルバー(72)が設けられた少なくとも1つのシャーシ(70)と、前記シャーシ(72)に取り付けられたエアコンプレッサー(73)と、前記エアコンプレッサー(72)によって生産された圧縮空気によって駆動される循環ポンプ(74)と、ろ過および圧搾ユニット(75)と、から構成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の除染する装置。
  9. 前記シャーシ(70)は、ブレーキを有する4つの多方向車輪(78)を有する略U字形のトロリー(77)に取り付けられることを特徴とする請求項8に記載の除染する装置。
  10. 前記ろ過および圧搾ユニット(75)は、
    ろ過プレート(83a,83b,83c,83d,83e)のセット(83)を挟んで、少なくとも1つのコネクティングロッドによって連結されている上部プレート(81)およびエンドプレート(82)と、
    前記ろ過プレート(83a,83b,83c,83d,83e)の間を延長している少なくとも1つのフィルター室(84)と、
    前記フィルター室(84)内に延長しているフィルタークロス(85)と、
    前記ろ過プレート(83a,83b,83c,83d,83e)を動作位置に移動させ、また、前記ろ過プレート(83a,83b,83c,83d,83e)をオープン位置で開放するように構成されたクランプ装置と、を有し、
    前記動作位置においては、前記フィルター室(84)は、互いに強固に押圧されており、
    前記オープン位置においては、前記フィルター室(84)を開くことにより、有毒製品および支持物残査のベイルと、着脱可能なスペーサープレート(86)と、押圧プレート(87)と、前記エアコンプレッサー(73)によって作動させられる空気クッション(88)の形態のクランプ装置と、を、開放することが可能であることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の除染する装置。
  11. 前記空気クッション(88)は、前記エアコンプレッサー(73)により圧縮される空気が、空気圧調節弁(90)を有する第1空気圧回路(89)を経由して供給され、
    前記エアコンプレッサー(73)は、2つの圧縮空気出口(73a)および(73b)を有し、
    第1の前記圧縮空気出口(73a)は、圧縮空気を、前記第1空気圧回路(89)そして最終的に前記空気クッション(88)に供給し、
    第2の前記圧縮空気出口(73b)は、圧縮空気を、駆動用に循環ポンプ(74)に供給する第2空気圧回路(91)に供給し、
    前記空気圧調節弁(90)は、前記第2空気圧回路(91)の圧力によって制御される
    ことを特徴とする請求項10に記載の除染する装置。
  12. 前記ハイドロブラストヘッドを供給する前記高圧ユニット(2)は、運搬の容易さのために、移動シャーシに取り付けられることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の除染する装置。
  13. 前記コンテナー(6)に集められた有毒製品および支持物残査を含んでいる水を処理するための少なくとも1つのメンブランフィルター(600)を有し、
    前記メンブランフィルター(600)は、前記第1ろ過システム(7)により処理することが可能である材料によってより汚染された水のための第1の出口と、前記汚水システムおよび/又は前記高圧ユニット(2)に連結することが可能なろ過水のための第2の出口と、を備えていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の除染する装置。
  14. 床および天井のためのコーティング、壁装材(ペイント、絶縁材、その他)、道路舗装、ビチューメン接着剤、蒸気バリヤー、シール材料、処理設備の壁、給水塔の壁、原子力発電所の冷却塔、原子力発電所原子炉の格納容器などの多数の用途を有する多くの製品に存在する、アスベスト、鉛(Pb)、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、多環芳香族炭化水素(PAHs)、放射性製品などの1つ以上の有毒製品を有する建築の壁、床、天井などの表面を除染する方法であって、
    a)所定の密閉空間において高圧のジェットを噴射する少なくとも1つのハイドロブラストヘッド(1)によって、支持物上の有毒製品からなる層を除去する工程と、
    b)前記ハイドロブラストヘッド(1)の密閉空間の内部に、水と有毒製品と支持物残査との混合物を吸引し、そして、コンテナー(6)に貯蔵する工程と、
    c)前記コンテナー(6)に貯蔵されている水と有毒製品と支持物残査との混合物を、フィルタープレス(7)に移送し、有毒製品および支持物残査の湿ったベイルを形成し、かつ、5μm以下の有毒製品の粒子を含んでいる排水をバッファータンク(8)へ移送する工程と、
    を少なくとも有することを特徴とする表面を除染する方法。
  15. ろ過水が1μm以下の粒子を含むように、前記バッファータンクからの水を、少なくとも1つのフィルター(11)を通過させる工程を有することを特徴とする請求項14に記載の表面を除染する方法。
  16. 前記コンテナー(6)にフィラーを添加する工程を有することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の表面を除染する方法。
  17. 前記フィラーは、水硬性バインダーからなることを特徴とする請求項16に記載の表面を除染する方法。
  18. 前記フィラーは、無機フィラー、および/又は、有機フィラー、および/又は、合成フィラーからなることを特徴とする請求項16に記載の表面を除染する方法。
  19. 水と有毒製品と支持物残査との混合物を、少なくとも1つのメンブランフィルター(600)を通過させて、前処理する工程を有し、
    前記メンブランフィルター(600)は、前記第1ろ過システム(7)により処理することが可能である材料によってより汚染された水のための第1の出口と、前記汚水システムおよび/又は前記高圧ユニット(2)に連結することが可能なろ過水のための第2の出口と、を備えていることを特徴とする請求項14〜18のいずれか1項に記載の表面を除染する方法。
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